JP6785688B2 - 作業車 - Google Patents
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Description
これにより、クローラベルトの接地側を耕盤の起伏に沿わせることができ、耕盤の起伏にかかわらず、左右のクローラの接地面積が広くなって左右のクローラのグリップ力が高くなる。その結果、左右のクローラによる走破性が高くなる。
又、左右のトラックフレームを揺動可能に支持する専用の支軸を備えることから、例えば、左右の駆動軸を支軸に兼用する場合に比較して、左右の駆動軸にかかる負担を軽減することができる。これにより、左右の駆動軸の耐久性を向上させることができる。
本発明に係る作業車は、車体フレームの左右に配置された左右のクローラと、変速ユニットから左右に延出された左右の駆動軸と、前記車体フレームから左右に延出された左右の支軸と、左右の前記クローラのトレッドを変更するトレッド変更ユニットとを備え、
前記クローラは、前記駆動軸と一体回転する駆動スプロケットと、前記車体フレームに前記支軸を介して揺動可能に支持されたトラックフレームと、前記トラックフレームの前端部に支持された前側遊輪と、前記トラックフレームの後端部に支持された後側遊輪と、前記トラックフレームの前後中間部に支持された複数の転輪と、前記駆動スプロケットの回転により回動し、かつ、前後の前記遊輪及び前記転輪により回動案内されるクローラベルトとを備え、
前記トレッド変更ユニットは、前記支軸に対する前記トラックフレームの取り付け位置を左右方向に変更するフレーム位置変更機構を備え、
前記フレーム位置変更機構は、前記支軸におけるトラックフレーム側の端部に固定された第1連結部材と、前記第1連結部材に連結可能に前記トラックフレームから延出された第2連結部材と、前記第1連結部材と前記第2連結部材とを連結する複数の連結具とを備え、
前記第1連結部材と前記第2連結部材とのいずれか一方に載置面が形成され、かつ、前記第1連結部材と前記第2連結部材とのいずれか他方に前記載置面に載置される被載置面が形成され、
前記第1連結部材及び前記第2連結部材は、前記載置面に沿った前記第1連結部材に対する前記第2連結部材の左右方向へのスライド移動によって前記第1連結部材に対する前記第2連結部材の連結位置が選択され、かつ、選択された連結位置での前記連結具による前記第1連結部材と前記第2連結部材との連結を可能にする連結部を備えており、
前記第1連結部材の前記連結部は、前記第1連結部材において左右方向に一定間隔をあけて形成された複数の第1丸孔により構成され、
前記第1丸孔は、その全てが、前記第1連結部材が備える1つの部材における平板状の部位に形成されており、
前記第2連結部材の前記連結部は、前記第2連結部材において左右方向に一定間隔をあけて形成された複数の第2丸孔により構成され、
前記第2丸孔は、その全てが、前記第2連結部材が備える1つの部材における平板状の部位に形成されている。
その結果、左右のトラックフレームの間隔を、栽培する地域や作物の種類などに応じて異なる畝の左右幅に適した間隔に容易に変更することができる。
前記被載置面及び前記載置面は何れも連続した平面である。
前記第2連結部材に、上向きに突出すると共に前記第1連結部材に対する前記第2連結部材の前後方向への位置ズレを規制する規制部を備えている。
前記第1丸孔及び前記第2丸孔の配置間隔は、前記トレッドの変更長さに対して半分の長さに設定され、
前記第1丸孔と前記第2丸孔とのいずれか一方の数量が、前記連結具の数量と同じ数量であり、前記第1丸孔と前記第2丸孔とのいずれか他方の数量が、前記連結具の数量に前記トレッドの変更段数に応じた数量を加えた数量である。
前記第1連結部材に前記被載置面が形成され、かつ、前記第2連結部材に前記載置面が形成され、
前記トラックフレームは、前記第2連結部材の基端側を下方から支持する支持部材を備え、
前記第1連結部材に対する前記第2連結部材の連結位置の変更にかかわらず、前記被載置面におけるトラックフレーム側の端部が、前記載置面における前記支持部材の支持領域内に位置している。
尚、図1に記載された符号Fの矢印が指し示す方向がトラクタの前側であり、符号Uの矢印が指し示す方向がトラクタの上側である。
前部フレーム8は、原動部2に備えられたエンジン12の下部から前方に延出している。
中間フレーム9は、エンジン12の後端下部に連結された主クラッチ13と、主クラッチ13の後方に配置された変速ユニット4とに架設されている。後部フレーム10には、変速ユニット4のトランスミッションケースが兼用されている。支持フレーム11は、支持フレーム11の左右両端部から左右の横外方に延出する左右の支軸14を支持している。
左右の支軸14は、支持フレーム11の左右両端部に固定された左右のボス部11Aに回転可能に支持されている。左右の支軸14は、支軸14の左右中間部に固定された位置決め板15、及び、支軸14の車体内側端部にボルト連結された抜け止め部材16、などによって、ボス部11Aに対する左右方向への移動が阻止されている。
これにより、クローラベルト37の接地側を耕盤の起伏に沿わせることができ、耕盤の起伏にかかわらず、左右のクローラ6の接地面積が広くなって左右のクローラ6のグリップ力が高くなる。その結果、左右のクローラ6による走破性が高くなる。
又、左右のトラックフレーム31を揺動可能に支持する専用の支軸14を備えることから、例えば、左右の駆動軸17を支軸14に兼用する場合に比較して、左右の駆動軸17にかかる負担を軽減することができる。これにより、左右の駆動軸17の耐久性を向上させることができる。
前側の補強板44Bは、トラックフレーム31の第2部材42から第2連結部材57に架設されている。後側の補強板44Bは、トラックフレーム31の第3部材43から第2連結部材57に架設されている。
本発明は、上記の実施形態に例示された構成に限定されるものではなく、以下、本発明に関する代表的な別実施形態を例示する。
例えば、作業車は、左右の前輪5を備えずに左右のクローラ6のみを備えるフルクローラ仕様に構成されていてもよい。
例えば、作業車は、エンジン12の代わりに電動モータを備える電動仕様に構成されていてもよい。
例えば、作業車は、エンジン12と電動モータとを備えるハイブリッド仕様に構成されていてもよい。
例えば、車体フレーム1は、車体の前後両端部にわたる左右のサイドメンバ、及び、左右のサイドメンバにわたる複数のクロスバー、などを備えていてもよい。
例えば、左右のクローラ6は、変速ユニット4から左右に延出された左右の駆動軸17に駆動スプロケット30が直結される構成であってもよい。
例えば、左右のクローラ6は、駆動スプロケット30の第1回転体38と第2回転体39とが一体形成されていてもよい。
例えば、左右のクローラ6は、駆動スプロケット30の第2回転体39が周方向に分割不能なリング形状に形成されていてもよい。
例えば、左右のクローラ6は、駆動スプロケット30の第2回転体39が周方向に3分割可能に構成されていてもよい。
例えば、左右のクローラ6は、クローラベルト37に複数の貫通孔37aを備えずに、クローラベルト37の各受動部37bが、クローラベルト37の内周面から突出する状態で、クローラベルト37の周方向に一定ピッチで形成されていてもよい。
例えば、左右のクローラ6は、トラックフレーム31が、車体フレーム1から左右に延出された前後の支軸14に揺動アームを介して支持されることにより、一定姿勢で上下揺動するように構成されていてもよい。
例えば、左右のクローラ6は、トラックフレーム31の支持部材(第4部材)44が、側面視略台形の支持板44Aのみを備えるように構成されていてもよい。この構成においては、支持板44Aの前後両端側が左右向きになる曲げ加工を支持板44Aに施すことにより、上記の実施形態に例示した前後の補強板44Bに相当する前後の補強部を、支持板44Aに一体形成することができる。
例えば、トレッド変更ユニット50は、作業車がフルクローラ仕様に構成されている場合は、左右のクローラ6のトレッドのみを変更するフルクローラ仕様に構成される。
例えば、トレッド変更ユニット50は、スプロケット位置変更機構54が、左右の延長軸20と左右の駆動スプロケット30との間に着脱される左右のスペーサによって構成されていてもよい。
例えば、トレッド変更ユニット50は、左右のクローラ6のトレッドを無段階で変更するように構成されていてもよい。
例えば、トレッド変更ユニット50は、左右のクローラ6のトレッドを3段階以上に変更可能に構成されていてもよい。
例えば、フレーム位置変更機構55は、第1連結部材56に載置面が形成され、かつ、第2連結部材57に被載置面が形成されていてもよい。
例えば、フレーム位置変更機構55は、第1連結部材56の連結部56bと第2連結部材57の連結部57bとのいずれか一方が、左右方向に長い長孔によって構成されていてもよい。
例えば、フレーム位置変更機構55は、左右の第1連結部材56に、連結具58の数量と同じ数量の第1丸孔aが形成され、左右の第2連結部材57に、連結具58の数量に左右のクローラ6のトレッド変更段数に応じた数量を加えた数量の第2丸孔bが形成されていてもよい。尚、連結具58などの数量は、トラックフレーム31の重量などに応じて種々の変更が可能である。
例えば、フレーム位置変更機構55は、左右の第1連結部材56に、第1連結部材56に対する第2連結部材57の前後方向への位置ズレを規制する規制部57cが備えられていてもよい。
例えば、フレーム位置変更機構55は、各連結具58のナット59が、第1連結部材56の連結部形成箇所に溶接されていてもよい。
4 変速ユニット
6 クローラ
14 支軸
17 駆動軸
30 駆動スプロケット
31 トラックフレーム
33 前側遊輪
34 後側遊輪
35 転輪
37 クローラベルト
44 支持部材
50 トレッド変更ユニット
55 フレーム位置変更機構
56 第1連結部材
56a 被載置面
56b 連結部
57 第2連結部材
57a 載置面
57b 連結部
57c 規制部(起立部)
58 連結具
a 第1丸孔
b 第2丸孔
Claims (5)
- 車体フレームの左右に配置された左右のクローラと、変速ユニットから左右に延出された左右の駆動軸と、前記車体フレームから左右に延出された左右の支軸と、左右の前記クローラのトレッドを変更するトレッド変更ユニットとを備え、
前記クローラは、前記駆動軸と一体回転する駆動スプロケットと、前記車体フレームに前記支軸を介して揺動可能に支持されたトラックフレームと、前記トラックフレームの前端部に支持された前側遊輪と、前記トラックフレームの後端部に支持された後側遊輪と、前記トラックフレームの前後中間部に支持された複数の転輪と、前記駆動スプロケットの回転により回動し、かつ、前後の前記遊輪及び前記転輪により回動案内されるクローラベルトとを備え、
前記トレッド変更ユニットは、前記支軸に対する前記トラックフレームの取り付け位置を左右方向に変更するフレーム位置変更機構を備え、
前記フレーム位置変更機構は、前記支軸におけるトラックフレーム側の端部に固定された第1連結部材と、前記第1連結部材に連結可能に前記トラックフレームから延出された第2連結部材と、前記第1連結部材と前記第2連結部材とを連結する複数の連結具とを備え、
前記第1連結部材と前記第2連結部材とのいずれか一方に載置面が形成され、かつ、前記第1連結部材と前記第2連結部材とのいずれか他方に前記載置面に載置される被載置面が形成され、
前記第1連結部材及び前記第2連結部材は、前記載置面に沿った前記第1連結部材に対する前記第2連結部材の左右方向へのスライド移動によって前記第1連結部材に対する前記第2連結部材の連結位置が選択され、かつ、選択された連結位置での前記連結具による前記第1連結部材と前記第2連結部材との連結を可能にする連結部を備えており、
前記第1連結部材の前記連結部は、前記第1連結部材において左右方向に一定間隔をあけて形成された複数の第1丸孔により構成され、
前記第1丸孔は、その全てが、前記第1連結部材が備える1つの部材における平板状の部位に形成されており、
前記第2連結部材の前記連結部は、前記第2連結部材において左右方向に一定間隔をあけて形成された複数の第2丸孔により構成され、
前記第2丸孔は、その全てが、前記第2連結部材が備える1つの部材における平板状の部位に形成されている作業車。 - 前記被載置面及び前記載置面は何れも連続した平面である請求項1に記載の作業車。
- 前記第2連結部材に、上向きに突出すると共に前記第1連結部材に対する前記第2連結部材の前後方向への位置ズレを規制する規制部を備えている請求項1又は2に記載の作業車。
- 前記第1丸孔及び前記第2丸孔の配置間隔は、前記トレッドの変更長さに対して半分の長さに設定され、
前記第1丸孔と前記第2丸孔とのいずれか一方の数量が、前記連結具の数量と同じ数量であり、前記第1丸孔と前記第2丸孔とのいずれか他方の数量が、前記連結具の数量に前記トレッドの変更段数に応じた数量を加えた数量である請求項1から3の何れか1項に記載の作業車。 - 前記第1連結部材に前記被載置面が形成され、かつ、前記第2連結部材に前記載置面が形成され、
前記トラックフレームは、前記第2連結部材の基端側を下方から支持する支持部材を備え、
前記第1連結部材に対する前記第2連結部材の連結位置の変更にかかわらず、前記被載置面におけるトラックフレーム側の端部が、前記載置面における前記支持部材の支持領域内に位置している請求項1から4の何れか1項に記載の作業車。
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