JP6785398B1 - フロントフォーク - Google Patents

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Abstract

フロントフォーク10は、第1の筒体13と第2の筒体15との間に設けられ、第1の筒体13と第2の筒体15とを離間する方向の力を付与しているばね21と、第1の筒体13の外周面に設けらればね21の第1端を受けているばね座部30と、を備えている。ばね座部30は、第1の筒体13に固定されている固定部31と、ばね21を受けている金属製のばね座本体50と、ばね座本体50の内周面と第1の筒体13の外周面との間に配置さればね座本体50が回転する際の摩擦力を低減する筒体である第3の筒体42と、を有する。

Description

本発明は、鞍乗り型車両の前部に設けられ、振動エネルギー等を減衰するフロントフォークに関する。
自動二輪車や自動三輪車等に代表される鞍乗り型車両の走行中に路面等から受ける振動等のエネルギーの一部は、前輪を支持しているフロントフォークによって減衰される。フロントフォークに関する従来技術として、特許文献1に開示される技術がある。
特許文献1に示されるような、油圧緩衝器は、内部にコイルばねが設けられている。コイルばねは、ばね受けに支持されている。
油圧緩衝器によれば、コイルばねの上端末がねじり回転することを、ばね受けの回転によって許容している。
特開2009−156419号公報
一般に、鞍乗り型車両の走行中において、フロントフォークは、前輪を経由して横荷重(フロントフォークの軸方向と交差する方向の力)を受ける。大きな横荷重を受けることによりフロントフォークが大きく撓むと、ばね受けが回転する際の摩擦力が大きくなる。その結果、ばねが回転する際の摩擦力を低減できなくなり、フロントフォークの作動性低下の一因になる虞がある。
本発明は、作動性を従来よりも向上させることができるフロントフォークの提供を課題とする。
本発明者は、例えばモトクロッサーに、特許文献1に開示されているような、金属製のばね受けとその内側に配置されている金属製のシリンダとが直接接触しているフロントフォークを用いると、ジャンプ後の着地時等に、フロントフォークの作動性が低下する場合があることを知見した。その原因について調査した結果、下記(1)〜(3)を特定した。(1)横荷重が加わると、他の部位と比較して、ばね受けとシリンダとの接触部位に大きな横荷重が加わる。(2)ばね受けとシリンダとの接触部位に大きな横荷重が加わると、ばね受けが回転する際の摩擦力が著しく上昇する。(3)ばね受けが回転する際の摩擦力が著しく上昇すると、ばねの回転が阻害され、その結果、フロントフォークの作動性が低下する。
上記調査結果から、本発明者は、大きな横荷重が付与される場合であってもフロントフォークの作動性低下を抑制する、すなわち、フロントフォークの作動性を従来よりも向上させるためには、ばね受けが回転する際の摩擦力を従来よりも低減することが有効と考え、摩擦力を低減させるための対策について検討した。その結果、ばね受けの内周面とシリンダの外周面との間の摩擦力を低減させるための対策を施すことが有効であることを知見し、本発明を完成させた。
以下、本開示について説明する。
本開示の一面によれば、筒状に形成されている第1の筒体と、前記第1の筒体の外周面を囲っている筒体であって、前記第1の筒体に対して軸線の方向に移動可能に設けられている第2の筒体と、前記第1の筒体の外周面と前記第2の筒体の内周面との間に設けられ、前記第1の筒体と前記第2の筒体とを離間する方向の力を付与しているばねと、前記第1の筒体の外周面に設けられ前記ばねの第1端を受けているばね座部と、を備え、前記ばね座部は、前記第1の筒体に固定されている固定部と、前記ばねを受けている金属製のばね座本体と、前記ばね座本体の内周面と前記第1の筒体の外周面との間に配置され、前記ばね座本体が前記軸線を中心に回転する際の摩擦力を低減する筒体である第3の筒体と、前記固定部と前記第3の筒体との間に設けられ前記ばね座本体を支持する支持部と、を有するフロントフォークが提供される。
本開示の別の面によれば、筒状に形成されている第1の筒体と、前記第1の筒体の外周面を囲っている筒体であって、前記第1の筒体に対して軸線の方向に移動可能に設けられている第2の筒体と、前記第1の筒体の外周面と前記第2の筒体の内周面との間に設けられ、前記第1の筒体と前記第2の筒体とを離間する方向の力を付与しているばねと、前記第1の筒体の外周面に設けられ前記ばねの第1端を受けているばね座部と、を備え、前記ばね座部は、前記第1の筒体に固定されている固定部と、前記ばねを受けている金属製のばね座本体と、前記ばね座本体の内周面と前記第1の筒体の外周面との間に配置され、前記ばね座本体が前記軸線を中心に回転する際の摩擦力を低減する筒体である第3の筒体と、前記固定部と前記第3の筒体との間に設けられ前記ばね座本体を支持する支持部と、を有し、前記第3の筒体と、前記支持部とは、一部材によって一体的に構成されているフロントフォークが提供される。
本開示によれば、作動性を向上させることができるフロントフォークを提供することができる。
実施例1によるフロントフォークの要部断面図である。 図1の要部を拡大して示す図である。 実施例2によるフロントフォークの要部を拡大して示す図である。 実施例3によるフロントフォークの要部を拡大して示す図である。 実施例4によるフロントフォークの要部を拡大して示す図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、説明中、左右とは車両の乗員を基準として左右、前後とは車両の進行方向を基準として前後を指す。また、図中Upは上、Dnは下を示している。添付図に示した形態は本発明の一例であり、本発明は当該形態に限定されない。
<実施例1>
図1を参照する。フロントフォーク10は、例えば、自動二輪車や自動三輪車等の鞍乗り型車両に設けられ、内部にオイルが充填されている倒立式の油圧緩衝器である。
フロントフォーク10は、車体に支持される筒状のアウタチューブ11と、このアウタチューブ11の上端を閉じている閉塞部材12と、この閉塞部材12に支持されアウタチューブ11の内部に延びる筒状のシリンダ部材13(第1の筒体13)と、下端に位置し前輪の車軸を支持するブラケット14と、を有する。フロントフォーク10は、さらに、ブラケット14から上方に延びている筒体であって先端15aがアウタチューブ11の内部に存在するインナチューブ15(第2の筒体15)と、このインナチューブ15の下端を閉じブラケット14の内部に固定されている閉塞部材16と、を有する。この閉塞部材16は、ボルト部材17を用いてブラケット14に螺合されている。ボルト部材17に支持された筒状の部材であるロッド18には、先端に図示しないピストンが設けられている。シリンダ部材13の外周面とインナチューブ15の内周面との間に設けられているばね21は、シリンダ部材13及びインナチューブ15に対し、互いに離間させる方向の力を付与している。ばね21の上端(第1端)を受けているばね座部30は、シリンダ部材13の外周面に設けられ、ばね21の下端(第2端)を受けているリング状の下部ばね座23は、閉塞部材16に支持されている。
フロントフォーク10は、例えば、前輪が段差に乗り上げた際に、ブラケット14と閉塞部材12とが近づくように圧縮される。圧縮される際に、内部に充填されたオイルが減衰力を発生させるように構成されている。フロントフォーク10は、所定の位置まで圧縮されると、ばね21の力によって元の位置に戻るよう伸長する。伸長する際にも、内部に充填されたオイルが減衰力を発生させるように構成されている。オイルが減衰力を発生することにより、段差を乗り上げた際等に受ける衝撃エネルギーを吸収する。フロントフォーク10について、以下により詳細に説明する。
図2を参照する。シリンダ部材13の素材には、例えば、アルミニウムやアルミニウム合金が採用される。シリンダ部材13は、軸線CLに向かって凹んでいる凹部13aを有している。凹部13aは、シリンダ部材13の周方向に連続して形成されている。シリンダ部材13は、その内部に、オイルが充填された油室を有している。
インナチューブ15は、ばね21よりも外側に位置し、アウタチューブ11の内周面に沿って配置されている。インナチューブ15は、アウタチューブ11に対して、上下方向に相対的に移動可能である。
閉塞部材16は、下部ばね座23を介してばね21の下端を受けている。閉塞部材16は、ばね21の内側を上方に延び、ばね21をガイドするガイド部16aを有している。
ロッド18は、先端がシリンダ部材13の内部に存在している。これにより、ロッド18の先端に設けられたピストンは、シリンダ部材13の内部に存在する油室内を軸線CLに沿って移動可能とされている。
ばね座部30は、シリンダ部材13の外周面に固定されている固定部31と、この固定部31に上端が当接している受け部材40と、この受け部材40によって軸線CLを中心に回転可能に支持されている略筒状の金属製であるばね座本体50と、を有している。ばね座部30は、さらに、ばね座本体50の外周面に沿って設けられインナチューブ15の内周面に当接可能な当接部材34と、ばね座本体50の下端に設けらればね21の上端が当接しているばね受け部35と、を有する。
固定部31は、凹部13aに固定された、周方向の一部に切り欠き部を有するリング状(C字状)の止め輪31aと、この止め輪31aに当接し上方への移動が規制されていると共に受け部材40を支持している移動規制部31bと、を有している。
受け部材40は、移動規制部31bに当接しているリング状の部位であってばね座本体50の末端が当接している支持部41と、この支持部41からシリンダ部材13の外周面に沿って延在するとともにばね座本体50の内周面が当接可能な筒状の第3の筒体42と、を有する。
第3の筒体42は、ばね座本体50よりも摩擦係数が小さい樹脂を用いて形成されている。このような樹脂としては、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等を例示することができる。支持部41(図2参照)も、第3の筒体42と同じ材料によって構成されている。フランジ形状の支持部41及び軸線CLに沿って筒状に延びる第3の筒体42を有する受け部材40は、例えば公知の樹脂成型法により、作製することができる。
図2を参照する。ばね座本体50の素材は、金属であれば特に限定されず、例えば、アルミニウムやアルミニウム合金を用いることができる。ばね座本体50は、受け部材40の外周面に当接し受け部材40によって軸線CLを中心に回転可能に支持されている末端部51と、この末端部51からインナチューブ15に向かって斜めに延びているテーパ部52と、テーパ部52の先端からインナチューブ15の内周面に沿って延びている先端部53と、を有している。テーパ部52は、オイルが通過可能な孔52aを複数有している。
なお、ばね座本体50を樹脂によって構成し、第3の筒体42の機能を兼ねることも考えられる。しかし、ばね座本体50は、ばね21を受けている部品であるため、例えば、ジャンプした鞍乗り型車両が着地した直後等の場面では、ばね21から大きな力を受けることが考えられる。このような状況下においてもばね座本体50の破損を抑制しやすい形態にする観点から、ばね座本体50には、靭性に富み寿命の長い金属を採用する。
当接部材34は、ばね座本体50の外周面とインナチューブ15の内周面との間に設けられる部材であり、ばね座本体50が軸線CLに沿って移動、又は、軸線CLを中心に回転する際の摩擦力を低減するための部材である。
ばね受け部35は、先端部53の下面及び外周面を覆い、ばね座部30の周方向に連続して設けられている。ばね受け部35は、シリンダ部材13に対して隙間を空けて設けられている。シリンダ部材13に対して隙間を空けてばね受け部35を設けることにより、この隙間をオイルが通過することができる。
下部ばね座23は、閉塞部材16の上面及び外周面を覆い、閉塞部材16の周方向に連続して設けられている。
以上に説明したフロントフォーク10について、以下に纏める。
図2を参照する。フロントフォーク10は、筒状に形成されている第1の筒体であるシリンダ部材13と、このシリンダ部材13の外周面を囲っている筒体であって、シリンダ部材13に対して軸線CLの方向に移動可能に設けられている第2の筒体であるインナチューブ15と、を有している。フロントフォーク10は、さらに、シリンダ部材13の外周面とインナチューブ15の内周面との間に設けられ、シリンダ部材13とインナチューブ15とを離間させる方向の力を付与するばね21と、シリンダ部材13の外周面に設けらればね21の第1端を受けているばね座部30と、を備えている。ばね座部30は、シリンダ部材13に固定されている固定部31と、ばね21を受けている金属製のばね座本体50と、ばね座本体50の内周面とシリンダ部材13の外周面との間に配置され、ばね座本体50が軸線CLを中心に回転する際の摩擦力を低減する筒体である第3の筒体42と、を有する。
ばね座部30は、ばね21を受けている金属製のばね座本体50の内周面とシリンダ部材13の外周面との間に、ばね座本体50よりも摩擦係数が小さい樹脂等の材料によって形成された第3の筒体42を有している。鞍乗り型車両の走行中において、ばね21には、軸線CLを中心に回転する方向の力が加わるので、ばね21を受けているばね座本体50にも当該回転する方向の力が加わる。第3の筒体42を設けることにより、ばね座本体50が回転する際の、シリンダ部材13との間の摩擦力を低減できる。これにより、ばね21の回転が阻害され難くなるので、フロントフォークの作動性を、従来よりも向上させることができる。
また、フロントフォーク10は、固定部31と第3の筒体42との間に設けられ、ばね座本体50の末端を回転可能に支持している支持部41をさらに有する。軸線CLと平行な方向の荷重についても受けることにより、ばね21に加わる回転方向の力をより容易に逃がすことができる。
また、フロントフォーク10は、第3の筒体42と、支持部41とが、一部材によって一体的に構成されている。これにより、部品点数の削減を図ることができる。
<実施例2>
図3には、実施例2によるフロントフォーク10Aの要部が示されている。実施例2によるフロントフォーク10Aにおいては、実施例1によるフロントフォーク10(図2参照)に用いた受け部材40とは異なり、第3の筒体62と支持部61とを別部材によって構成している。その他の基本的な構成については、実施例1によるフロントフォーク10と共通する。実施例1と共通する部分については、符号を流用すると共に、詳細な説明を省略する。
支持部61は、ばね座本体50が軸線CLを中心に回転可能なように、ばね座本体50の末端を支持している。第3の筒体62は、ばね座本体50の内周面とシリンダ部材13の外周面との間に、ばね座本体50の内周面に沿って設けられ、ばね座本体50を軸線CLを中心に回転可能に支持している。
このように構成したフロントフォーク10Aも本発明所定の効果を奏する。
また、フロントフォーク10Aは、第3の筒体62と、支持部61とが、それぞれ別部材によって構成されている。別部材とすることにより、第3の筒体62及び支持部61のそれぞれに適切な素材を選択したり、それぞれの厚み等の寸法についても最適な数値を選択したりすることが容易になる。また、別部材によって構成することにより、第3の筒体62のみを新たに設計し、支持部61は従来のものを利用することも可能である。
<実施例3>
図4には、実施例3によるフロントフォーク10Bの要部が示されている。実施例3によるフロントフォーク10Bにおいては、実施例2によるフロントフォーク10A(図3参照)に用いた支持部61を廃し、第3の筒体62を設ける構成とした。その他の基本的な構成については、上記フロントフォーク10、10Aと共通する。上記フロントフォーク10、10Aと共通する部分については、符号を流用すると共に、詳細な説明を省略する。
このように構成したフロントフォーク10Bも本発明所定の効果を奏する。
<実施例4>
図5には、実施例4によるフロントフォーク10Cの要部が示されている。実施例4によるフロントフォーク10Cにおいては、実施例1によるフロントフォーク10(図2参照)に用いた下部ばね座23を廃した。その他の基本的な構成については、実施例1によるフロントフォーク10と共通する。実施例1と共通する部分については、符号を流用すると共に、詳細な説明を省略する。
このように構成したフロントフォーク10Cも本発明所定の効果を奏する。
また、フロントフォーク10Cは、ばね21の下端(他端)が、インナチューブ15の末端を閉じている閉塞部材16に当接している。換言すれば、ばね21の下端は、下部ばね座23(図2参照)を用いることなく、直接、閉塞部材16に当接している。第3の筒体42を用いることにより、ばね21の回転方向に加わる力を円滑に逃がすことができる。このため、下部ばね座23よりも摩擦係数の高い閉塞部材16によってばね21の下端を受けたとしても、上端において回転方向に加わる力を十分に逃がすことができる。
なお、上記説明では、第3の筒体42、62及び支持部41、61が樹脂製である形態を例示したが、本発明は当該形態に限定されない。ばね座本体の内周面と第1の筒体の外周面との間に配置され第3の筒体は、玉軸受やころ軸受等に代表される転がり軸受であっても良い。
また、上記各実施例は、適宜組み合わせることもできる。例えば、実施例2に示した支持部61と第3の筒体62とを別部材によって構成したフロントフォーク10Aから、下部ばね座23を廃することが可能である。
すなわち、本発明の作用及び効果を奏する限りにおいて、本発明は、実施例に限定されるものではない。
本発明のフロントフォークは、鞍乗り型車両に好適である。
10、10A、10B、10C…フロントフォーク
13…シリンダ部材(第1の筒体)
15…インナチューブ(第2の筒体)
16…閉塞部材
21…ばね
30…ばね座部
31…固定部
41、61…支持部
42、62…第3の筒体
50…ばね座本体
CL…軸線

Claims (5)

  1. 筒状に形成されている第1の筒体と、
    前記第1の筒体の外周面を囲っている筒体であって、前記第1の筒体に対して軸線の方向に移動可能に設けられている第2の筒体と、
    前記第1の筒体の外周面と前記第2の筒体の内周面との間に設けられ、前記第1の筒体と前記第2の筒体とを離間させる方向の力を付与しているばねと、
    前記第1の筒体の外周面に設けられ前記ばねの第1端を受けているばね座部と、を備え、
    前記ばね座部は、前記第1の筒体に固定されている固定部と、前記ばねを受けている金属製のばね座本体と、前記ばね座本体の内周面と前記第1の筒体の外周面との間に配置され、前記ばね座本体が前記軸線を中心に回転する際の摩擦力を低減する筒体である第3の筒体と、前記固定部と前記第3の筒体との間に設けられ前記ばね座本体を支持する支持部と、を有する、フロントフォーク。
  2. 前記第3の筒体と、前記支持部とは、一部材によって一体的に構成されている、請求項に記載のフロントフォーク。
  3. 前記第3の筒体と、前記支持部とは、それぞれ別部材によって構成されている、請求項に記載のフロントフォーク。
  4. 前記ばねの、前記第1端とは反対側の端である第2端は、前記第2の筒体の末端を閉じている閉塞部材に当接している、請求項〜請求項のいずれか1項に記載のフロントフォーク。
  5. 筒状に形成されている第1の筒体と、
    前記第1の筒体の外周面を囲っている筒体であって、前記第1の筒体に対して軸線の方向に移動可能に設けられている第2の筒体と、
    前記第1の筒体の外周面と前記第2の筒体の内周面との間に設けられ、前記第1の筒体と前記第2の筒体とを離間させる方向の力を付与しているばねと、
    前記第1の筒体の外周面に設けられ前記ばねの第1端を受けているばね座部と、を備え、
    前記ばね座部は、前記第1の筒体に固定されている固定部と、前記ばねを受けている金属製のばね座本体と、前記ばね座本体の内周面と前記第1の筒体の外周面との間に配置され、前記ばね座本体が前記軸線を中心に回転する際の摩擦力を低減する筒体である第3の筒体と、前記固定部と前記第3の筒体との間に設けられ前記ばね座本体を支持する支持部と、を有し、
    前記第3の筒体と、前記支持部とは、一部材によって一体的に構成されているフロントフォーク。
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