JP6783968B1 - 段差乗り越え装置 - Google Patents
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Abstract
Description
前輪および後輪を有する手押し車の前記前輪近傍に固定可能な固定部と、
ワイヤの上端が固定され、前記手押し車に固定可能な操作部と、を備え、
前記固定部には、上下方向に延在し、前記ワイヤの下端に連結され、上下方向に直線状に移動可能な第1のラックギヤと、前記固定部に固定された軸部材に回転可能に設けられ、前記第1のラックギヤと噛み合うピニオンギヤと、前記ピニオンギヤに関して前記第1のラックギヤと対向し、前記ピニオンギヤと噛み合い、上下方向に直線状に移動可能な第2のラックギヤと、前記第1のラックギヤを下方位置に付勢している弾性部材と、が設けられ、
前記第2のラックギヤの下端には補助輪が回転自在に設けてあり、通常時は前記第2のラックギヤは上昇位置にあって前記補助輪を地面と非接触位置におき、
前記操作部の操作により前記ワイヤが上方へ引き上げられると、前記第2のラックギヤは下方に移動して前記補助輪が地面に接触し、前記第2のラックギヤが前記補助輪を介して地面を押す力の反作用によって前記固定部が地面に対して上昇することにより、前記前輪を地面から上昇させることを特徴とする。
また、本発明に係る段差乗り越え装置は、
前輪および後輪を有する手押し車の前記前輪の近傍に固定可能な固定部と、
ワイヤの上端が固定され、前記手押し車に固定可能な操作部と、を備え、
前記固定部には、前後方向に延在し、前後方向の一方側端部近傍に車輪軸方向に回動中心を有し、前記回動中心よりも一方側に伸びる一方側部分と、前記回動中心よりも他方側に伸び前記一方側部分よりも長尺の他方側部分とを有し、前記一方側部分が前記ワイヤの下端に連結され、前記一方側部分と前記他方側部分と一体で前記他方側部分の端部が上下方向に移動するように回動可能な回動部材と、
前記一方側部分を下方位置に付勢している弾性部材と、
前記固定部を前記手押し車に取り付けると共に、前記ワイヤをガイドするためのガイド部を一体に形成した取り付け部と、が設けられ、
前記他方側部分の端部には補助輪が回転自在に設けてあり、通常時は前記他方側部分の端部は上昇位置にあって前記補助輪を地面と非接触位置におき、
前記操作部の操作により前記ワイヤが上方へ引き上げられると、前記回動部材は前記他方側部分の端部が下方に移動するように回動して前記補助輪が地面に接触し、前記他方側部分の端部が前記補助輪を介して地面を押す力の反作用によって前記固定部が地面に対して上昇することにより、前記前輪を地面から上昇させることを特徴とする。
以下に説明する第1および第2実施形態は、本発明を手押し車の一例であるベビーカーに適用した例である。本発明の段差乗り越え装置は、簡易且つ軽量な構造を有し、既存の様々なタイプの手押し車に取り付けて用いることができる。ここで本明細書における「手押し車」とは、前輪および後輪を有し、歩行者がハンドルを後ろから手で押して移動させることができるタイプの車を含む。したがって手押し車は、ベビーカー、手押し台車、車いす、シルバーカー、保育園等で園児の移動等に用いる所謂「お散歩カー」等を含む概念である。
図1は、第1実施形態に係る段差乗り越え装置1が取り付けられた手押し車の一例であるベビーカー2を模式的に示す外観図であり、図1(a)は前方から見た状態を示し、図1(b)は側方から見た状態を示している。また図1(a)、図1(b)は、ベビーカー2の使用状態を示している。
図3は、操作部22の構造を示す平面図である。
本実施形態に係る段差乗り越え装置1は、ベビーカー2の前輪15を持ち上げるためのリフト機構部20と、操作部22と、リフト機構部20と操作部22とを連結する可撓性のワイヤ24とを備えている。リフト機構部20は、ギヤボックス26と、ギヤボックス26に収容された後述するギヤ機構とからなる。ギヤボックス26は、ベビーカー2の前輪15の近傍、例えば図1(a)、図1(b)の18で示す部分のように、一対の前脚3の何れか一方の前輪15の近傍部に固定される。操作部22はハンドル7に固定される。ワイヤ24はガイドチューブ28に挿通され、操作部22とギヤボックス26との間の車体に沿って配置される。
図3に示すように、本実施形態に係る段差乗り越え装置1の操作部22は、一般的な自転車のブレーキレバーと同様の構成を有している。すなわち、ハンドル7に固定されたブラケット50と、ブラケット50に回動可能に支持され、ハンドル7と略並行に配置された棒状のレバー51とを備えている。ブラケット50は、ハンドル7を挟持する公知の挟持構造部55によりハンドル7に固定されている。レバー51は、ブラケット50のレバー支持軸52を中心に、図3の矢印で示すように、先端部がハンドル7から離れる方向とハンドル7に近づく方向とに所定角度範囲で回動可能に支持されている。すなわちレバー51は、操作者がハンドル7を握った状態で指でレバー51をハンドル7側に引き寄せずにレバー51がハンドル7から離れている位置(図3の実線で示す位置)と、この状態から指でレバー51をハンドル7側に引き寄せた位置(図3の破線で示す位置)との間で回動可能となっている。なお、ブラケット50には、レバー51がハンドル7から離れている位置(図3の実線で示す位置)においてレバー51の回動を規制するストッパ53が設けられている。このように、操作部22は一般的な自転車のブレーキレバーと同様の構成となっているので、市販の自転車用ブレーキレバーを用いて実施形態に係る段差乗り越え装置1の操作部22を構成することもできる。
図4は本実施形態の段差乗り越え装置1の状態を示す模式図であり、図4(a)は非作動状態を示し、図4(b)は作動状態を示している。
ベビーカーの通常の使用状態においては、操作者はレバー51は握らずにハンドル7のみを握ってベビーカー2を押す。このとき操作部のレバー51は、圧縮コイルばね42およびワイヤ24によってハンドル7から最も離れた位置に保持されており、段差乗り越え装置1の状態は、図4(a)に示す非作動状態である。この状態において補助輪47は接地しておらず、地面から少し離れた位置に保持されている。本実施形態の段差乗り越え装置1は、操作者が指でレバー51をハンドル7側に引き寄せることにより作動する。
次に本発明の第2実施形態に係る段差乗り越え装置ついて説明する。
第2実施形態に係る段差乗り越え装置は、第1実施形態とはリフト機構部の構成が異なっている。他の構成すなわち操作部22およびワイヤ24は第1実施形態と同様である。第2実施形態は、第1実施形態における図1および図3を援用し、第1実施形態と同様の構成については第1実施形態と同一の符号を用いて、第1実施形態と異なる構成を中心に説明する。
図6は本実施形態の段差乗り越え装置101の状態を示す模式図であり、図6(a)は非作動状態を示し、図6(b)は作動状態を示している。
2 ベビーカー
3 前脚
5 後脚
7 ハンドル
15 前輪
17 後輪
20、120 リフト機構部
22 操作部
24 ワイヤ
26 ギヤボックス
30 ピニオンギヤ
32 第1ラックギヤ
34 第2ラックギヤ
36 軸部材
42 圧縮コイルばね
47、73 補助輪
51 レバー
61 固定部
63 回動部
65 突出部
69 軸部材
77 トーションばね
Claims (2)
- 前輪および後輪を有する手押し車の前記前輪近傍に固定可能な固定部と、
ワイヤの上端が固定され、前記手押し車に固定可能な操作部と、を備え、
前記固定部には、上下方向に延在し、前記ワイヤの下端に連結され、上下方向に直線状に移動可能な第1のラックギヤと、前記固定部に固定された軸部材に回転可能に設けられ、前記第1のラックギヤと噛み合うピニオンギヤと、前記ピニオンギヤに関して前記第1のラックギヤと対向し、前記ピニオンギヤと噛み合い、上下方向に直線状に移動可能な第2のラックギヤと、前記第1のラックギヤを下方位置に付勢している弾性部材と、が設けられ、
前記第2のラックギヤの下端には補助輪が回転自在に設けてあり、通常時は前記第2のラックギヤは上昇位置にあって前記補助輪を地面と非接触位置におき、
前記操作部の操作により前記ワイヤが上方へ引き上げられると、前記第2のラックギヤは下方に移動して前記補助輪が地面に接触し、前記第2のラックギヤが前記補助輪を介して地面を押す力の反作用によって前記固定部が地面に対して上昇することにより、前記前輪を地面から上昇させることを特徴とする段差乗り越え装置。 - 前輪および後輪を有する手押し車の前記前輪の近傍に固定可能な固定部と、
ワイヤの上端が固定され、前記手押し車に固定可能な操作部と、を備え、
前記固定部には、前後方向に延在し、前後方向の一方側端部近傍に車輪軸方向に回動中心を有し、前記回動中心よりも一方側に伸びる一方側部分と、前記回動中心よりも他方側に伸び前記一方側部分よりも長尺の他方側部分とを有し、前記一方側部分が前記ワイヤの下端に連結され、前記一方側部分と前記他方側部分と一体で前記他方側部分の端部が上下方向に移動するように回動可能な回動部材と、
前記一方側部分を下方位置に付勢している弾性部材と、
前記固定部を前記手押し車に取り付けると共に、前記ワイヤをガイドするためのガイド部を一体に形成した取り付け部と、が設けられ、
前記他方側部分の端部には補助輪が回転自在に設けてあり、通常時は前記他方側部分の端部は上昇位置にあって前記補助輪を地面と非接触位置におき、
前記操作部の操作により前記ワイヤが上方へ引き上げられると、前記回動部材は前記他方側部分の端部が下方に移動するように回動して前記補助輪が地面に接触し、前記他方側部分の端部が前記補助輪を介して地面を押す力の反作用によって前記固定部が地面に対して上昇することにより、前記前輪を地面から上昇させることを特徴とする段差乗り越え装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020116462A JP6783968B1 (ja) | 2020-07-06 | 2020-07-06 | 段差乗り越え装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020116462A JP6783968B1 (ja) | 2020-07-06 | 2020-07-06 | 段差乗り越え装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP6783968B1 true JP6783968B1 (ja) | 2020-11-11 |
JP2022014235A JP2022014235A (ja) | 2022-01-19 |
Family
ID=73043485
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2020116462A Active JP6783968B1 (ja) | 2020-07-06 | 2020-07-06 | 段差乗り越え装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP6783968B1 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPS59185159U (ja) * | 1983-05-30 | 1984-12-08 | トヨタ自動車株式会社 | 補助輪装置付手押し運搬台車 |
JPH0730200Y2 (ja) * | 1989-09-20 | 1995-07-12 | 住友重機械工業株式会社 | 連続鋳造設備における鋳片の軽圧下装置 |
-
2020
- 2020-07-06 JP JP2020116462A patent/JP6783968B1/ja active Active
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JP2022014235A (ja) | 2022-01-19 |
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