JP6782906B2 - 油濾過機 - Google Patents

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Description

本発明は、フライヤで使用した油を濾過しながらフライヤへ戻すことで循環させる油濾過機に関するものである。
フライヤでは、様々な食材が天ぷらやフライに揚げられる。フライヤの油は加熱により酸化すると共に、天ぷらやフライが揚げられる際に、揚げカスが混じる。
このようなフライヤの油を濾過して揚げカスを除去しながら循環させる従来の油濾過機として、特許文献1に記載されたものが知られている。
特許文献1に記載のフライヤ用油濾過装置は、廃油タンク内に貯留された濾過後の油を、ポンプモータにてフライ槽まで循環させる際に、濾過部におけるフィルタカバーの底壁を油面の上方に位置してフィルタを油内に浸漬させず、また、フィルタカバーが各掛止部を介して廃油タンクに係止された状態で、廃油タンクの周囲内面とフィルタカバーの周囲外面との間には、その全周に渡って所定の隙間を形成するように構成したものである。
特開平9−75237号公報
しかし、特許文献1に記載のフライヤ用油濾過装置は、ポンプモータをオン・オフさせるための作動スイッチが、廃油タンクの前面側に配置された制御ボックスに設けられているので、ポンプモータをオン・オフさせるために、立って作業をしていた作業者は、しゃがんだ姿勢で作動スイッチを操作しなければならない。
従って、作業者は、高温の状態の油を循環させ、フライ槽を清掃したり、廃油タンクに貯留した油を廃棄したりする度に、立ったり座ったりしなければならず、作業者の体に負担が掛かる。
そこで本発明は、作業者の負担を軽減することができる油濾過機を提供することを目的とする。
本発明の油濾過機は、フライヤからの油を貯槽にて受け、前記貯槽の油から濾過部により夾雑物を除去し、前記濾過部からの油をポンプにて移送する機本体と、前記ポンプからの油を吐出するホース付きノズルと、前記機本体に接続され、前記ポンプの始動停止を指示するコード付きリモコンとを備え、前記コード付きリモコンには、取付用磁石が配置されたことを特徴とする。
本発明の油濾過機によれば、コード付きリモコンを、取付用磁石によりフライヤの金属製の筐体に貼り付けることができる。従って、高い位置にコード付きリモコンを貼り付ければ、ポンプの始動や停止の度に、作業者が立ったり、しゃがんだりする必要が無い。
前記機本体は、前記ポンプへの通電状態を示し、前記ポンプの始動停止が可能であることを示すランプを備えることができる。作業者が、電源の通電状態や電源設備の異常、機本体の異常などを認識することができる。
前記機本体の底面に移動用のキャスターが設けられ、前記貯槽から前記ポンプに接続された排油管が、前記機本体の筐体の外側であり、前記キャスターに支持された前記筐体と設置面との間に配管されることが望ましい。
キャスターにより設置面から持ち上がった筐体と床面との隙間に排油管が配管されているため、筐体内に排油管を配管するスペースを確保する必要が無いので、機本体を小型化することができる。
前記機本体は、収容容器に収容された油を吸引するための吸引管と連結する第1連結部に一端部が接続された油送管を備え、前記貯槽から前記ポンプに接続された排油管と前記ポンプとに接続された三方管を、前記油送管の他端部が接続したものとすることができる。
外部のノズルを連結部に接続すれば、油送管を介して、ポンプによりホース付きノズルへ油を圧送することができる。従って、収容容器に収容された油を吸引するための吸引管を収容容器に入れれば、新しい油を本発明の油濾過機を介してフライヤへ供給することができる。
前記ポンプに接続され、前記ホース付きノズルと連結する第2連結部を備え、前記第2連結部は、前記ホース付きノズルと非連結状態でバルブが閉じる構造を有するものとすることができる。
ホース付きノズルが第2連結部に接続されていないときに、誤ってポンプを始動しても、第2連結部のバルブが閉じた状態であるため、第2連結部から高温の油が吐出することが防止できる。
前記機本体の筐体の一壁面には、前記ポンプから突出した回転軸を外部から臨ませる開口が形成され、前記開口に、前記回転軸を回転させるための工具を案内する案内管を、前記回転軸へ向かって延びるように形成することができる。
工具を開口から挿入して、案内管の中を通すことで、まっすぐ、回転軸へ案内することができるので、回転軸の回転の必要が発生したときに、確実に、かつ迅速に工具を回転軸に取り付けることができる。
本発明の油濾過機によれば、ポンプの始動や停止の度に、作業者が立ったり、しゃがんだりする必要が無いため、作業者の負担を軽減することができる。
本発明の実施の形態に係る油濾過機を示す斜視図である。 図1に示す油濾過機を示す図であり、(A)は右側面図、(B)は正面図である。 図2(A)に示す油濾過機の筐体を透過した状態の右側面図である。 図2に示す油濾過機の筐体を透過した状態の平面図である。 図2(B)に示す油濾過機の筐体を透過した状態の正面図である。 ホース付きノズルを示す図であり、(A)は全体を示す図、(B)はホースの断面図、(C)はホースの構成を模式的に示す図である。 (A)はホース付きノズルが連結するプラグを示す一部断面図、(B)にホース付きノズルの基端部に形成されたソケットを示す一部断面図である。 コード付きリモコンを示す図であり、(A)はリモコン部を正面から見た図、(B)はリモコン部のケースを透過した状態の側面から見た図である。
本発明の実施の形態に係る油濾過機を図面に基づいて説明する。
図1から図5に示す油濾過機10は、図示しないフライヤの下方に配置される。なお、本明細書では、油濾過機10がフライヤの下方から引き出される側を前、反対側を後ろと称す。
油濾過機10は、機本体20と、ホース付きノズル30(図6参照)と、コード付きリモコン40とを備えている。
機本体20は、筐体20aの底面のそれぞれの角部に、機本体20をフライヤから引き出す際にスムーズに移動させるためのキャスター20bが配置されている。筐体20aの上面の前側には、引き出しの際に使用者に把持されるハンドル20cが形成されている。
ステンレス製の筐体20aの内部には、上方が開口した貯槽21が形成されている。貯槽21の開口部には、蓋21aが配置される。貯槽21の底面は、頭頂部を下方に向けた四角錐状に形成されている。
貯槽21内には、濾過部22が形成されている。なお、図3においては、濾過部22は省略されている。
濾過部22は、貯槽21の開口部に配置され、フライヤからの油に含まれる揚げカスなどの大きなサイズのカスを除去するための油濾し網22aと、細かなサイズのカスを除去するためのフィルタ22bと、フィルタ22bと貯槽21の底部の排出口21b(図4参照)との間に隙間を設けるための金網22cと、フィルタ22bを固定するための枠部22dとを備えている。
フィルタ22bは、活性炭および活性白土をシート状の基材に担持させたものとすることができる。
貯槽21に隣接して、ポンプ23が配置されている。ポンプ23は、150度以上の高温の油も圧送することが可能なものである。ポンプ23には、油を圧送する羽根車を回転させるモーターの回転軸23aの端部が、ポンプ23から突出している。
図2(B)に示すように、筐体20aの前面には、ポンプ23(図4参照)の電源コード20dが接続されるコンセント20eが配置されている。また、コンセント20eの上方には、コード付きリモコン40が接続されるコンセント20fが配置されている。
コンセント20eとコンセント20fとは、蝶番により筐体20aに接続されたカバー20gにより開閉自在に覆われる。
コンセント20eとコンセント20fとの上方には、ポンプ23への通電状態を示し、ポンプ23の始動停止が可能であることを示すランプ20hが配置されている。
図1と図2(A)とに示すように、筐体20aの一壁面である右側面には、ポンプ23の回転軸23aを、外部から臨ませる矩形状の開口20jが形成されている。
この開口20jには、ポンプ23から突出した回転軸23aへ向かって延びて、回転軸23aを回転させるための工具であるTレンチを案内する案内管20kが設けられている。
図3および図4に示すように、貯槽21の底部の排出口21bに一端部が接続されたL字状の排油管24が、筐体20aから外部に配管され、排油管24の他端部がポンプ23の給油口に、三方管25を介して接続されている。
排油管24の途中には、排油管24の位置から筐体20aの外側へ向かって延び、折れ曲がった後、筐体20aの側面に沿って延びるL字状のレバー26aによって開閉が操作される二方コック26が接続されている。
特許文献1に記載のフライヤ用油濾過装置では、油を貯留する貯槽と、油を圧送するポンプと、貯槽とポンプとを繋ぐ排油管とが筐体内に配置され、筐体の底面をキャスターが支持している。そのため、排油管を配管するためのスペースを筐体内に確保する必要がある。
しかし、図2(A)および同図(B)に示すように、本実施の形態に係る油濾過機10では、筐体20aの底部にはキャスター20bが配置され、筐体20aを支持しているが、キャスター20bにより床面(設置面)から持ち上がった筐体20aと床面との隙間に排油管24が配管されている。そのため、筐体20a内に排油管24を配管するスペースを確保する必要が無いので、機本体20を小型化することができる。
この三方管25には、筐体20aの天面から突出した第1連結部であるプラグ27に一端部が接続された油送管28(図3参照)の他端部が接続されている。
プラグ27には、収容容器(例えば、一斗缶などのオイル缶。)に収容された油を吸引するための吸引管27aが連結されている。
プラグ27は、吸引管27aと非連結状態でバルブが閉じる構造を有している。このプラグ27の構造は、後述するプラグ29と同様である。
ポンプ23の吐出口には、天面向かって延び、天面から突出した第2連結部であるプラグ29が接続されている。
プラグ27,29は、機本体20の天面の貯槽21とは反対側の端部(前側)に配置されている。
図6(A)に示すホース付きノズル30は、フライヤの油槽に戻すためのものである。ホース付きノズル30は、ノズル31と、取っ手32と、ホース33と、ソケット34とを備えている。
ノズル31は、フライヤの油槽に吐出するステンレス製の吐出管である。ノズル31は、フライヤの油槽の縁部に引っ掛けるために湾曲したJ字状部31aと、J字状部31aから前方へ向かって延びる吐出部31bとから形成されている。
取っ手32は、ノズル31の根本に取り付けられ、ノズル31の吐出部31bを使用者の前方へ向けたときに、後方へ向かって延びる支持部32aと、支持部32aにより支持された把持部32bとから形成されている。
ホース33は、高温の油でも移送することができる耐熱性を有している。ホース33は、図5(B)に示すように、内層管33aがフッ素樹脂により形成されている。フッ素樹脂は、例えば、ポリテトラフルオロエチレンが使用できる。内層管33aの周囲面には、金属編組33bが覆っている。金属編組33bは、例えば、ステンレス線編組が使用できる。金属編組の周囲面には、スプリング33cが巻かれている。そして、スプリング33cには、樹脂製の外層管33dに覆われている。樹脂は、例えば、シリコーン樹脂が使用できる。
ソケット34は、図2(A)に示すプラグ29に連結される。
ここで、機本体20側のプラグ29と、ホース付きノズル30側のソケット34とについて、図面に基づいて説明する。
図7(A)に示すプラグ29は、ソケット34と非連結状態でバルブが閉じる構造を有するものである。プラグ29は、円筒状の本体部29a内部にスリーブ29bが配置され、固定されている。スリーブ29bには、バルブ体29cを押し出す方向へ付勢するスリーブスプリング29dが設けられている。スリーブスプリング29dにより押し出す方向に付勢されたバルブ体29cは、本体部29aの前端開口が縮径した前面壁がストッパ壁となって密着することで、油を遮断する。
図7(B)に示すソケット34は、プラグ29と非連結状態でバルブが閉じる構造を有するものである。ソケット34は、円筒状の本体部34a内部にスリーブ34bが配置され、固定されている。スリーブ34bには、バルブ体34cを押し出す方向へ付勢するスリーブスプリング34dが設けられている。
スリーブスプリング34dにより押し出す方向に付勢されたバルブ体34cは、本体部34aの中間壁の開口が縮径することで、中間壁がストッパ壁となって、密着することで、油を遮断する。
プラグ29が挿入される本体部34aの挿入口34eの内壁面には、プラグ29の本体部29aの外壁面に形成された凸部29eが嵌合する凹部34fが形成されている。
図8(A)および同図(B)に示すコード付きリモコン40は、2本の配線が外装部により被覆されたコード部41と、ポンプ23(図3参照)の始動、停止を指示するためのリモコン部42とを備えている。
リモコン部42は、ケース42aと、ケース42aに前面に配置され、コード部41の配線が接続されたスイッチ42bと、ケース42aの背面に配置された取付用磁石42cとを備えている。
ケース42aは、直方体状の箱体に形成されている。スイッチ42bは、シーソースイッチである。取付用磁石42cは、ケース42aの上部と下部の2箇所に設けられている。
以上のように構成された本発明の実施の形態に係る油濾過機10の動作および使用状態を図面に基づいて説明する。
フライヤを清掃するとき、またはフライヤの油を濾過して再利用するときには、まず、作業者は、図3および図4に示すレバー26aが、二方コック26が開いている位置にあることを確認し、貯槽21からの油を、排油管24と三方管25とを通じてポンプ23へ流し込めるようにしておく。
そして、フライヤの油槽の底部の排出口を開放して、油を、図3および図4に示す貯槽21へ流し込む。油を貯槽21にて受け、濾過部22を通過させることで、揚げカスなどの夾雑物が除去される。
フライヤの油槽の油が全て抜けると、作業者は、フライヤの排出口を閉鎖する。
次に、作業者は、図1と、図2(A)および同図(B)とに示す機本体20に各ケーブル(ホース付きノズル30,コード付きリモコン40,電源コード20d)を接続する。
具体的には、作業者はハンドル20cを掴み、機本体20をフライヤから引き出して、プラグ29をフライヤの下方から露出させ、ホース付きノズル30のソケット34を、プラグ29に接続する。また、電源コード20dをコンセント20eに接続すると共に、電源コード20dの電源プラグを、100Vを供給する壁コンセントに差し込む。コード付きリモコン40をコンセント20fに接続する。また、コード付きリモコン40のリモコン部42を、取付用磁石42cによりフライヤの金属製の筐体に貼り付ける。
図2(A)に示す電源コード20dを壁コンセントに接続することで機本体20(図3参照)に通電され、ポンプ23を始動させることができる。また、ポンプ23が動作できる状態にあることを示すランプ20hが点灯する。
従って、作業者は、ランプ20hの点灯状態により、電源コード20dの接続ミスの有無、電源コード20dの通電状態、電源設備の異常などを確認することができる。
作業者は、リモコン部42をフライヤの前面パネルに装着する。リモコン部42の背面には、取付用磁石42cが配置されているため、リモコン部42のケース42aのスイッチ42b側を使用者側に向ければ、自由な姿勢でリモコン部42をフライヤに装着することができる。
フライヤを清掃するときは、作業者は、図6(A)に示すホース付きノズル30の取っ手32を持った状態で、ノズル31をフライヤの油槽の汚れた部分に向け、またはフライヤの油を還流させて再利用するときには、ホース付きノズル30のノズル31をフライヤの縁部に引っ掛けた状態で、図2(A)に示すリモコン部42のスイッチ42bをオンして、図3に示すポンプ23を始動させる。
コード付きリモコン40をリモコン部42の取付用磁石42cにより貼り付けているため、例えば、フライヤの前面だけでなく、調理室によっては隣接した金属板が貼られた壁面に貼り付けることができるので、作業者が操作しやすい任意の位置にリモコン部42を配置することができる。
図3に示すポンプ23が始動することで、貯槽21から排油管24、二方コック26および三方管25を介してポンプ23に流入した油は、ポンプ23によりプラグ29に圧送され、プラグ29に接続された、図6に示すホース付きノズル30からフライヤの油槽へ吐出される。
このように、フライヤの油槽から回収した油を、ホース付きノズル30のノズル31から吐出させることができるため、高温の油であっても、油濾過機10の周囲や作業者に向かって油を飛び散らせることなく、フライヤの油槽へ油を戻したり、ノズル31から吐出させた油により油槽の汚れなどを清掃したりすることができる。
このとき、プラグ27が吸引管27aと非連結状態であるため、プラグ27内のバルブが閉じている。そのため、貯槽21からの排油管24を流れる油がプラグ27から吐出してしまうことを防止することができる。
また、図2(A)に示すリモコン部42が、油濾過機10の上方に位置するフライヤの前面に、取付用磁石42cにより吸着して取り付けられているため、使用者は立ったままの状態で、図3に示すポンプ23の始動や停止が操作できる。従って、作業者の労働の負担を軽減させることができる。
機本体20のプラグ29は、ホース付きノズル30が連結されていないと、図7(A)に示すように、スリーブスプリング29dがバルブ体29cを押し出す方向へ付勢することで、バルブ体29cが本体部29aに密着して、油の吐出を遮断する。従って、ホース付きノズル30が機本体20に未接続状態のときに、作業者がリモコン部42を操作して、誤ってポンプ23を始動させても、プラグ29により油の圧送が遮断させる。そのため、高温の油が作業者に飛び散ってしまうことが防止できる。
次に、フライヤに新規の油を給油するときの動作を説明する。
例えば、特許文献1に記載のフライヤ用油濾過装置では、フライヤから使用済の油を排出させ、下方で受けることができる。しかし、フライヤに新しい油を補充するときには、新しい油を一斗缶などのオイル缶から直接または柄杓で受けて、フライヤの油槽に注ぐことなるため、重量が重いオイル缶を持ち上げるのは大変であり、油を少しずつ柄杓で受けてフライヤに注ぐのは煩雑である。
本実施の形態では、図1に示すように、機本体20のプラグ27に連結した吸引管27aをオイル缶(図示せず)に差し込んで油を吸い上げることができる。
まず、使用者は、プラグ27に吸引管27aを接続する。
次に、使用者は、図3および図4に示すレバー26aを操作して、二方コック26を閉じることで、三方管25からの油が排油管24を通じて貯槽21へ逆流しないようにすることができる。
次に、作業者は、ホース付きノズル30のノズル31をフライヤの縁部に引っ掛けた状態で、図2(A)に示すリモコン部42のスイッチ42bをオンして、図3に示すポンプ23を始動させる。
そうすることで、新しい油は、図1に示す吸引管27aが連結されたプラグ27から、図3に示す油送管28と三方管25を介してポンプ23へ流れ込む。ポンプ23へ流れ込んだ新しい油は、プラグ27に接続されたホース付きノズル30(図1参照)からフライヤの油槽へ吐出される。
このように、図3に示す貯槽21からの排油管24に、オイル缶からの油が流入する油送管28が、ポンプ23に繋がる三方管25を介して接続されているため、機本体20のプラグ27に連結した吸引管27a(図1参照)をオイル缶に差し込み、ポンプ23を作動することで、新しい油をオイル缶から汲み上げフライヤに給油することができる。
従って、油濾過機10は、フライヤの油を濾過して循環させることが可能であり、新規の油を供給することが可能である。従って、油濾過機と油供給機とを別々に準備したり、油供給機を他の場所からフライヤが設置された位置まで移動させたり、油が収容された収容容器を持ち上げる必要がない。よって、油濾過機10は、設置スペースを増加させることなく、作業性を向上させることができる。
また、機本体20の底面に移動用のキャスター20bが設けられているため、機本体20がフライヤの下方に配置されていても容易に引き出すことができる。プラグ27が、機本体20の天面の貯槽21とは反対側の端部に配置されているため、フライヤの下方から機本体20を少し引き出せば、プラグ27に吸引管27aを接続してオイル缶から油を吸い上げ、フライヤに油を供給することができる。
また、プラグ27に吸引管27aを接続して新規の油をフライヤへ供給するときに、二方コック26を閉じることにより、プラグ27に連結した吸引管27aからの油が、排油管24を流れて貯槽21へ逆流することを防止することができる。
例えば、フライヤで使用される油がショートニングで、フライヤと油濾過機10とを巡回させていると、ポンプ23内に残留した油が冷え、固化することで、ポンプ23が回転不能となることがある。また、作業者が不慣れで油濾過機10にフィルタ22bをセットし忘れた場合には、油カスが排油管24からポンプ23内に入り、ポンプ23に詰まることで、ポンプ23が回転不能となることがある。
そこで、油濾過機10では、ポンプ23の回転軸23aに、回転軸23aを回転させるための工具である、例えばT型レンチ(図示せず)を、筐体20aの壁面である右側面に開設した開口20jから挿入し、ハンドルの先端のボックスを回転軸23aに嵌合させる。
そして、作業者は、T型レンチを回転させ、回転軸23aを回転させることで、ポンプ23内に固化した油を除去することができ、ポンプ23内に残留した油カスなどの異物を排出することができる。
このとき、筐体20aの右側面に開設された開口20jには、ポンプ23の回転軸23aへ向かって延びる案内管20kが設けられている。そのため、T型レンチを開口20jから挿入して、案内管20kの中を通すことで、T型レンチのボックスを、まっすぐ、回転軸23aへ案内することができる。従って、回転軸23aの回転の必要が発生したときに、確実に、かつ迅速に工具(T型レンチ)を回転軸23aに取り付けることができる。
本発明の油濾過機は、フライヤの油を濾過し、再利用したり、フライヤの油槽を清掃したりすることが行わる飲食店に好適である。
10 油濾過機
20 機本体
20a 筐体
20b キャスター
20c ハンドル
20d 電源コード
20e,20f コンセント
20g カバー
20h ランプ
20j 開口
20k 案内管
21 貯槽
21a 蓋
21b 排出口
22 濾過部
22a 油濾し網
22b フィルタ
22c 金網
22d 枠部
23 ポンプ
23a 回転軸
24 排油管
25 三方管
26 二方コック
26a レバー
27 プラグ
27a 吸引管
28 油送管
29 プラグ
29a 本体部
29b スリーブ
29c バルブ体
29d スリーブスプリング
29e 凸部
30 ホース付きノズル
31 ノズル
31a J字状部
31b 吐出部
32 取っ手
32a 支持部
32b 把持部
33 ホース
33a 内層管
33b 金属編組
33c スプリング
33d 外層管
34 ソケット
34a 本体部
34b スリーブ
34c バルブ体
34d スリーブスプリング
34e 挿入口
34f 凹部
40 コード付きリモコン
41 コード部
42 リモコン部
42a ケース
42b スイッチ
42c 取付用磁石

Claims (5)

  1. フライヤからの油を貯槽にて受け、前記貯槽の油から濾過部により夾雑物を除去し、前記濾過部からの油をポンプにて移送する機本体と、
    前記ポンプからの油を吐出するホース付きノズルと、
    前記機本体に接続され、前記ポンプの始動停止を指示するコード付きリモコンとを備え、
    前記コード付きリモコンには、取付用磁石が配置され
    前記機本体の筐体の一壁面には、前記ポンプから突出した回転軸を外部から臨ませる開口が形成され、
    前記開口には、前記回転軸を回転させるための工具を案内する案内管が、前記回転軸へ向かって延びるように形成された油濾過機。
  2. 前記機本体は、前記ポンプへの通電状態を示し、前記ポンプの始動停止が可能であることを示すランプを備えた請求項1記載の油濾過機。
  3. 前記機本体の底面に移動用のキャスターが設けられ、
    前記貯槽から前記ポンプに接続された排油管が、前記機本体の筐体の外側であり、前記キャスターに支持された前記筐体と設置面との間に配管された請求項1または2記載の油濾過機。
  4. 前記機本体は、収容容器に収容された油を吸引するための吸引管と連結する第1連結部に一端部が接続された油送管を備え、
    前記貯槽に一端部が接続された排油管の他端部が三方管を介してポンプに接続され、
    前記三方管には、前記油送管の他端部が接続された請求項1から3のいずれかの項に記載の油濾過機。
  5. 前記ポンプに接続され、前記ホース付きノズルと連結する第2連結部を備え、
    前記第2連結部は、前記ホース付きノズルと非連結状態でバルブが閉じる構造を有する請求項1から4のいずれかの項に記載の油濾過機。
JP2018199482A 2018-10-23 2018-10-23 油濾過機 Active JP6782906B2 (ja)

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