JP6782605B2 - スパウトシール用金型ユニット、このスパウトシール用金型ユニットを用いたスパウト取り付け方法及びスパウト取り付け構造 - Google Patents
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Description
(スパウトシール用金型)
本発明に係るスパウトシール用金型1は、スパウト30の取り付け部31に袋本体部61を構成するシート62材を熱圧着することによってシールする際に用いる金型である。このスパウトシール用金型1は、取り付け部31の両側から、取り付け部31の側面部32と、側面部32の外側に配置されたシート材62とを、挟み込む一対の金型11,21を有している。金型11,21は、スパウト30を構成する取り付け部31の側面部32の張り出し形状に対応する形状の凹部12,22が形成されたシール面10,20を有している。
本発明に係るスパウト取り付け方法は、スパウト30の取り付け部31に袋本体部61を構成するシート材62を熱圧着することによって、スパウト30を袋本体部61に取り付ける取り付け方法である。このスパウト取り付け方法は、取り付け部31の両側から、取り付け部31の側面部32と、側面部32の外側に配置されたシート材62とを、一対の金型11,21で挟み込んでシールするシール工程を有している。金型11,21は、取り付け部31の側面部32の張り出し形状に対応する形状の凹部12,22をシール面10,20に有している。凹部12,22が凹み始める凹部12,22の両端部と両端部から一定の距離だけ内側で重なった位置の局部には、凹部12,22の凹む方向に窪ませた窪み部15,25が、金型11,21の厚さ方向における袋本体部61側の端縁に形成されている。
本発明に係るスパウト取り付け構造は、スパウト30の取り付け部31を構成する側面部32に袋本体部61を構成するシート材62が熱圧着されることによってスパウト30が袋本体部61に取り付けられる取り付け構造である。このスパウト取り付け構造は、取り付け部31の高さ方向の袋本体部61側の端縁における、取り付け部31の両端部と両端部から一定の距離だけ外側に離れた位置との間の局部には、シート材62同士がシールされるシール強度が相対的に低い低強度シール部70が形成されている。
まず、図3及び図4を参照し、本発明が適用されるスパウト30の概要について説明する。なお、図3及び図4に示したスパウト30は、本発明が適用されるスパウトの一例を示しており、本発明が適用されるスパウトは、図3及び図4に示した形態のスパウト30には限定されない。
スパウトシール用金型1は、図1及び図2に示すように、一対の金型11,21により構成されている。スパウトシール用金型1は、これら一対の金型11,21で、スパウト30と袋本体部61を構成するシート材62とを挟み込むことにより、スパウト30とシート材62とをシールする。各金型11,21の対向する面は、シール面10,20として構成されている。そして、各シール面10,20には、凹部12,22がそれぞれ形成されている。
スパウト30は、上記のスパウトシール用金型1によって袋本体部61にシールされることにより取り付けられる。このスパウト取り付け方法を構成するシール工程は、図5に示すように、スパウト30の取り付け部31の両側から、取り付け部31の側面部32と面部の外側に配置された前記シート材62とを、一対の金型11,21で挟み込んでシールする。
スパウト30の取り付け部31と袋本体部61との取り付け構造について図7及び図8を参照して説明する。なお、図7は、本発明のスパウト取り付け構造が適用された包装容器60の1つの例を示したものである。
実施例1は、第1金型を用い、スパウト30の取り付け部31に袋本体部61をシールして製作した。スパウト30と袋本体部61とは、図5に示したように、スパウト30の取り付け部31の外側に袋本体部61を構成するシート材62を配置し、両側から上側の金型11と下側の金型21とで挟み込むことによりシールした。
実施例2は、上述した第2金型を用い、スパウト30の取り付け部31に袋本体部61をシールして製作した。スパウト30と袋本体部61とのシールは、実施例1と同様の手法で行った。
実施例3は、上述した第3金型を用い、スパウト30の取り付け部31に袋本体部61をシールして製作した。スパウト30と袋本体部61とのシールは、実施例1と同様の手法で行った。
実施例4は、上述した第4金型を用い、スパウト30の取り付け部31に袋本体部61をシールして製作した。スパウト30と袋本体部61とのシールは、実施例1と同様の手法で行った。
比較例1は、窪み部が上側の金型11及び下側の金型21の各シール面10,20に形成されていないスパウトシール用金型を用いてスパウト30と袋本体部61とをシールして製作した。なお、スパウト30と袋本体部61とのシールは、実施例1と同様の手法で行った。
スパウト30の取り付け部31と袋本体部61とのシールの状態を確認するために、レッドチェックテストを行った。レッドチェックテストとは、赤色の試験液(以下、単に「試験液」という。)を確認の対象部分に浸透させ、確認対象部分に微細な隙間が形成されているか否かを確認するための試験である。具体的に、レッドチェックテストは次のようにして行う。
レッドチェック試験を行った結果、実施例1から実施例4において、試験液は、取り付け部31と袋本体部61とのシール部に浸透しなかった。すなわち、取り付け部31と袋本体部61とのシール部には、シール不良は存在しないことが確認された。
動耐圧試験は、400mLの水道水を充填したパウチを平置きにした状態で、上から直径20mmの円盤によって12.5mm/分の速度で加圧し、パウチが破損するときの強度を読み取ることにより行った。この動耐圧試験では、実施例1から実施例4、及び比較例1について、5個ずつそれぞれ行った。
落下試験は、実施例1から実施例4、及び比較例1の内部に水道水400mLを充填し、1200mmの高さからそれぞれ落下させて行った。試験は、実施例1から実施例4、及び比較例1について、それぞれ10個ずつ行った。
耐衝撃試験は、実施例1から実施例4、及び比較例1を構成する袋本体部61の内部に400mLの水を充填し、所定の重量のおもりを所定の高さから落下させ、取り付け部31のエッジの位置に破損が生じるか否かを調査する試験である。試験は、おもりを10回落下させて行った。ただし、10回落下させるまでに異常が生じた場合には、その時点で試験を終了した。また、試験は、1.7kgのおもりを20cmの高さの位置から落下させて行う場合と、2.6kgのおもりを10cmの高さの位置から落下させて行う場合との、2つの異なる条件について行った。試験は、実施例1から実施例4、及び比較例1について、条件毎に5個ずつ行った。
10,20 シール面
11,21 金型
12,22 凹部
13,23 傾斜した領域
14,24 湾曲した領域
15,25 窪み部
15a 第1の斜面
15b 第2の斜面
16,26 平坦な領域
30 スパウト
31 取り付け部
32 側面部
33 傾斜面
34 湾曲部
35 突起部
40 注出部
41 注出路
42 ストッパ
50 蓋部
51 本体部
52 開封補助部
60 包装容器
61 袋本体部
62 シート材
63 斜めシール部
70 低強度シール部
Claims (4)
- スパウトの取り付け部に袋本体部を構成するシート材を熱圧着でシールする際に用いるスパウトシール用金型であって、
前記取り付け部の両側から、該取り付け部の側面部と該側面部の外側に配置された前記シート材とを挟み込む一対の金型を有し、
前記一対の金型が対向する面は、シール面として構成され、
前記シール面の一部には、前記側面部の張り出し形状に対応する形状の凹部が形成され、
前記シール面には、前記金型の厚さ方向における前記袋本体部側の端縁に、前記凹部の凹む方向に該シール面が窪んだ窪み部が、当該凹部が凹み始める凹部の両端部と該両端部から一定の距離だけ外側に離れた位置との間に形成されていることを特徴とするスパウトシール用金型。 - 前記窪み部が、前記金型によって熱圧着されて融け出した融解物を逃がす逃がし部として機能する、請求項1に記載のスパウトシール用金型。
- スパウトの取り付け部に袋本体部を構成するシート材を熱圧着でシールしてスパウトを袋本体部に取り付けるスパウト取り付け方法であって、
前記取り付け部の両側から、該取り付け部の側面部と該側面部の外側に配置された前記シート材とを、一対の金型で挟み込んでシールするシール工程を有し、
前記一対の金型の対向する面が、シール面として機能され、
前記シール面の一部には、前記取り付け部の側面部の張り出し形状に対応する形状の凹部が形成され、
前記凹部が凹み始める凹部の両端部と該両端部から一定の距離だけ外側に離れた位置との間には、該凹部の凹む方向に窪んだ窪み部が、該金型の厚さ方向における前記袋本体部側の端縁に形成されおり、
前記取り付け部の側面部と前記シート材とは、前記窪み部を除いた前記シール面を前記シート材に密着させてシールされることを特徴とするスパウト取り付け方法。 - 前記シール工程では、前記金型によって熱圧着されて融解した融解物を前記窪み部に逃がしている、請求項3に記載のスパウト取り付け方法。
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