JP6782093B2 - 横座屈補剛材の取付構造 - Google Patents

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本発明は、横座屈補剛材の取付構造に関する。
スラブと、スラブを支持する鉄骨トラス梁の下弦材とを方杖部材によって連結し、スラブの振動を低減する床架構が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−112050号公報
ところで、例えば、地震や風の吹き揚げ等によって鉄骨トラス梁が上側へ凸を成すように湾曲すると、鉄骨トラス梁の下弦材に圧縮力が作用し、当該下弦材が横座屈する可能性がある。
この対策として、例えば、鉄骨トラス梁の下弦材にガセットプレートを溶接し、当該ガセットプレートに、下弦材の横座屈を抑制する横座屈補剛材を取り付けることが考えられる。
しかしながら、鉄骨トラス梁の下弦材にガセットプレートを溶接する際には、火花が散る虞がある。そのため、火気の使用が制限された場所では、火花の飛散防止策等を講じる必要があり、鉄骨トラス梁の下弦材に横座屈補剛材を取り付ける作業が煩雑になる可能性がある。
本発明は、上記の事実を考慮し、火気の使用が制限された場所に設置された鉄骨トラス梁の下弦材に、横座屈補剛材を容易に取り付けることができる横座屈補剛材の取付構造を提供することを目的とする。
第1態様に係る横座屈補剛材の取付構造は、上下方向に互いに対向する一対の上弦材及び下弦材と、前記上弦材と前記下弦材とを連結する複数の束材と、を有する鉄骨トラス梁と、前記下弦材の両側に配置されるとともに、互いにボルト接合された状態で前記下弦材が内接される閉断面状部を形成する一対の分割ブラケットと、前記一対の分割ブラケットの少なくとも一方から延出し、構造部材に接合される横座屈補剛材と、を備える。
第1態様に係る横座屈補剛材の取付構造によれば、鉄骨トラス梁の下弦材の両側には、一対の分割ブラケットが配置される。一対の分割ブラケットは、互いにボルト接合された状態で、下弦材が内接される閉断面状部を形成する。この状態で、一対の分割ブラケットが下弦材に取り付けられる。そして、一対の分割ブラケットの少なくとも一方から延出する横座屈補剛材を構造部材に接合することにより、下弦材の横座屈が抑制される。
このように本発明では、一対の分割ブラケットを互いにボルト接合することにより、火気を使用せずに、鉄骨トラス梁の下弦材に一対の分割ブラケットを取り付けることができる。したがって、火気の使用が制限された場所に設置された鉄骨トラス梁の下弦材に、横座屈補剛材を容易に取り付けることができる。
また、一対の分割ブラケットによって形成される閉断面状部には、下弦材が内接される。これにより、下弦材に対する一対の分割ブラケットの位置ずれやガタツキ等が抑制される。この一対の分割ブラケットを介して下弦材に横座屈補剛材を取り付けることにより、下弦材の横座屈をより確実に抑制することができる。
第2態様に係る横座屈補剛材の取付構造は、第1態様に係る横座屈補剛材の取付構造において、前記下弦材は、下フランジ部と、前記下フランジ部から上方へ延出するウェブ部と、を有し、前記一対の分割ブラケットによって形成された前記閉断面状部には、前記下フランジ部の両端部及び前記ウェブ部の先端部が内接される。
第2態様に係る横座屈補剛材の取付構造によれば、下弦材は、下フランジ部と、当該下フランジ部から上方へ延出するウェブ部とを有する。これらの下フランジ部の両端部、及びウェブ部の先端部は、一対の分割ブラケットによって形成された閉断面状部に内接される。これにより、下弦材に対する一対の分割ブラケットの位置ずれやガタツキが抑制される。したがって、横座屈補剛材によって、下弦材の横座屈をより確実に抑制することができる。
第3態様に係る横座屈補剛材の取付構造は、第1態様又は第2態様に係る横座屈補剛材の取付構造において、前記一対の分割ブラケットの各々は、前記閉断面状部を形成するブラケット本体部と、前記ブラケット本体部の両端部にそれぞれ設けられたフランジ部と、を有し、前記一対の分割ブラケットの前記フランジ部同士は、重ねられた状態でボルト接合される。
第3態様に係る横座屈補剛材の取付構造によれば、一対の分割ブラケットの各々は、ブラケット本体部と、ブラケット本体部の両端部にそれぞれ設けられたフランジ部とを有する。この一対の分割ブラケットのフランジ部同士は、重ねられた状態でボルト接合される。これにより、一対の分割ブラケットが下弦材に取り付けられる。
また、一対の分割ブラケットのブラケット本体部によって形成された閉断面状部に下弦材を内接させることにより、下弦材に対する一対の分割ブラケットの位置ずれやガタツキ等が抑制される。
このように本発明では、簡単な構造で、火気を使用せずに、一対の分割ブラケットを下弦材に取り付けることができる。したがって、一対の分割ブラケットの製造コストを削減することができる。また、一対の分割ブラケットの構造を簡単にすることにより、一対の分割ブラケットの汎用性を高めることができる。
第4態様に係る横座屈補剛材の取付構造は、第1態様第3態様の何れか1つに係る横座屈補剛材の取付構造において、前記横座屈補剛材は、前記分割ブラケットにボルト接合される。
請求項4に係る横座屈補剛材の取付構造によれば、分割ブラケットに横座屈補剛材をボルト接合することにより、火気を使用せずに、鉄骨トラス梁の下弦材に横座屈補剛材を取り付けることができる。
したがって、火気の使用が制限された場所に設置された鉄骨トラス梁の下弦材に、横座屈補剛材をさらに容易に取り付けることができる。
以上説明したように、本発明に係る横座屈補剛材の取付構造によれば、火気の使用が制限された場所に設置された鉄骨トラス梁の下弦材に、横座屈補剛材を容易に取り付けることができる。
図1は、一実施形態に係る横座屈補剛材の取付構造が適用された鉄骨トラス梁を示す立面図である。 図1の2−2線断面図である。 (A)は、図2に示される取付ブラケットを分解した状態を示す図2の一部拡大図であり、(B)は、図2の一部拡大図である。 一実施形態における取付ブラケットの変形例を示す図2に相当する断面図である。 一実施形態における取付ブラケットの変形例を示す図2に相当する断面図である。 一実施形態における横座屈補剛材の変形例を示す断面図である。
以下、図面を参照しながら、一実施形態に係る横座屈補剛材の取付構造について説明する。
(鉄骨トラス梁)
図1には、本実施形態に係る横座屈補剛材の取付構造10(以下、単に「取付構造10」という)が適用された鉄骨トラス梁20が示されている。鉄骨トラス梁20は、例えば、工場や発電所等の火気の使用が制限された場所において、一対の柱12に架設されている。この鉄骨トラス梁20は、上下方向に互いに対向する一対の上弦材22及び下弦材24と、上弦材22と下弦材24とを連結する複数の束材26とを有している。
図2に示されるように、上弦材22及び下弦材24は、T形鋼等によって断面T字状に形成されている。この上弦材22は、上フランジ部22Fと、上フランジ部22Fから下方へ延出するウェブ部22Wとを有している。一方、下弦材24は、下フランジ部24Fと、下フランジ部24Fから上方へ延出するウェブ部24Wとを有している。
束材26は、例えば、平鋼板やL形鋼等によって形成される。各束材26は、一対の上弦材22及び下弦材24に斜めに架設されている(図1参照)。つまり、本実施形態の束材26は、斜材とされている。この束材26によって、一対の上弦材22及び下弦材24が連結されている。これにより、一対の上弦材22及び下弦材24と、複数の束材26によってトラス構造が構成されている。
(取付ブラケット)
図1に示されるように、下弦材24には、取付ブラケット30を介して、横座屈補剛材50が取り付けられている。取付ブラケット30は、下弦材24の材軸方向に間隔を空けて複数配置されている。
図3(A)及び図3(B)に示されるように、取付ブラケット30は、左右方向(横方向)に分割される一対の分割ブラケット32を有している。一対の分割ブラケット32は、例えば、金属製とされており、下弦材24の両側に配置される。この一対の分割ブラケット32は、互いにボルト接合された状態で、下弦材24を囲む閉断面状部40(図3(B)参照)を形成する。
具体的には、各分割ブラケット32は、ブラケット本体部32Aと、一対のフランジ部32Bとを有している。ブラケット本体部32Aは、円弧状に湾曲された金属板によって形成されている。このブラケット本体部32Aは、下弦材24を片側から覆うように配置される。また、ブラケット本体部32Aの両端部(下弦材24の材軸方向に沿った両端部)には、フランジ部32Bがそれぞれ設けられている。
フランジ部32Bは、ブラケット本体部32Aの端部から、当該ブラケット本体部32Aの外側へ延出されている。このフランジ部32Bには、ボルト34が挿入されるボルト孔36が形成されている。
図3(B)に示されるように、一対の分割ブラケット32は、各々のフランジ部32B同士が重ねられた状態で下弦材24の両側に配置される。この状態で、重ねられたフランジ部32B同士がボルト接合される。具体的には、フランジ部32B同士のボルト孔36に挿入されたボルト34にナット38を締め込むことにより、フランジ部32B同士がボルト接合されている。
また、一対の分割ブラケット32がボルト接合された状態では、各々のブラケット本体部32Aが互いに組み合わされ、筒状(円筒状)の閉断面状部40が形成される。閉断面状部40の断面形状は、円形状に形成される。この閉断面状部40内に下弦材24が配置されるとともに、当該閉断面状部40の内周面40Aに下弦材24が内接される。
具体的には、閉断面状部40の内周面40Aには、下弦材24の下フランジ部24Fの両端部24F1及びウェブ部24Wの先端部24W1がそれぞれ接触(圧接)される。これにより、下弦材24に対する一対の分割ブラケット32の位置ずれやガタツキが抑制される。
また、ブラケット本体部32Aの外面には、連結ベース42が設けられている。連結ベース42は、板状に形成されており、ブラケット本体部32Aの外面から斜め上方へ延出されている。また、連結ベース42には、ボルト44が挿入される複数のボルト孔46(図3(A)参照)が形成されている。この連結ベース42には、後述する横座屈補剛材50の一端部50Eがボルト接合される。
(横座屈補剛材)
図3(A)に示されるように、横座屈補剛材50は、例えば、L形鋼等で形成される。また、横座屈補剛材50の一端部50Eには、ボルト44が挿入される複数のボルト孔52が形成されている。この横座屈補剛材50の一端部50Eは、連結ベース42に重ねられた状態で、当該連結ベース42にボルト接合される。具体的には、連結ベース42及び横座屈補剛材50の一端部50Eのボルト孔46,52に挿入されたボルト44にナット48を締め込むことにより、横座屈補剛材50の一端部50Eと連結ベース42とがボルト接合される。
一方、横座屈補剛材50の図示しない他端部は、例えば、柱、梁、壁又はスラブ等の構造部材に接合される。この横座屈補剛材50によって、鉄骨トラス梁20の下弦材24と構造部材とが連結され、下弦材24の変位が拘束される。これにより、下弦材24の横座屈が抑制される。
(作用)
次に、本実施形態の作用について説明する。
図2に示されるように、本実施形態に係る取付構造10によれば、鉄骨トラス梁20の下弦材24には、取付ブラケット30を介して横座屈補剛材50が取り付けられている。取付ブラケット30は、一対の分割ブラケット32を有している。
一対の分割ブラケット32は、下弦材24の両側に配置され、互いにボルト接合されている。この一対の分割ブラケット32のブラケット本体部32Aによって、下弦材24を囲む閉断面状部40が形成されている。この閉断面状部40には、下弦材24が内接されており、この状態で下弦材24に取付ブラケット30が取り付けられている。
また、一対の分割ブラケット32からは、横座屈補剛材50がそれぞれ延出されている。各横座屈補剛材50は、図示しない構造部材に接合されており、これらの横座屈補剛材50によって下弦材24の変位が拘束されている。したがって、下弦材24の横座屈が抑制される。
このように実施形態では、一対の分割ブラケット32を互いにボルト接合することにより、火気を使用せずに、下弦材24に取付ブラケット30を取り付けることができる。したがって、火気の使用が制限された場所に設置された鉄骨トラス梁20の下弦材24に、横座屈補剛材50を容易に取り付けることができる。
また、一対の分割ブラケット32のブラケット本体部32Aによって形成される閉断面状部40には、下弦材24が内接される。具体的には、閉断面状部40の内周面40Aには、下弦材24の下フランジ部24Fの両端部24F1及びウェブ部24Wの先端部24W1がそれぞれ接触(圧接)される。これにより、下弦材24に対する一対の分割ブラケット32の位置ずれやガタツキが抑制される。したがって、横座屈補剛材50によって、下弦材24の横座屈をより確実に抑制することができる。
さらに、取付ブラケット30は、上記のように簡単な構造で、火気を使用せずに、一対の分割ブラケット32を下弦材24に取り付けることができる。したがって、取付ブラケット30の製造コストを削減することができる。また、取付ブラケット30の構造を簡単にすることにより、取付ブラケット30の汎用性を高めることができる。
また、本実施形態では、横座屈補剛材50の一端部50Eが一対の分割ブラケット32の連結ベース42にそれぞれボルト接合される。そのため、現場において、火気を使用せずに、下弦材24に横座屈補剛材50を取り付けることができる。したがって、火気の使用が制限された場所に設置された鉄骨トラス梁20の下弦材24に、横座屈補剛材50をさらに容易に取り付けることができる。
(変形例)
次に、上記実施形態の変形例について説明する。
上記実施形態では、閉断面状部40の断面形状が円形状とされるが、閉断面状部40の断面形状はこれに限らない。閉断面状部40の断面形状は、適宜変更可能であり、例えば、楕円形状や矩形状、多角形状等であっても良い。
具体的には、図4に示される取付ブラケット60は、一対の分割ブラケット62を有している。この一対の分割ブラケット62は、ブラケット本体部62Aと、一対のフランジ部62Bとを有している。ブラケット本体部62Aは、略直角に折り曲げられた金属板によって形成されている。この一対の分割ブラケット62のブラケット本体部62Aによって、閉断面状部70が形成されている。
閉断面状部70の断面形状は、矩形状に形成されている。この閉断面状部70の内周面70Aに、下弦材24が内接されている。このように閉断面状部70の断面形状は、矩形状に形成されても良い。なお、一対の分割ブラケット62のフランジ部62B同士は、重ねられた状態でボルト接合されている。
また、例えば、図5に示される取付ブラケット80は、上下方向に分割される一対の分割ブラケット82,84を有している。一対の分割ブラケット82,84のうち、一方(上側)の分割ブラケット82は、ブラケット本体部82Aと、一対のフランジ部82Bとを有している。
ブラケット本体部82Aは、断面形状がC字状(U字状)に形成されている。このブラケット本体部82Aは、下弦材24を上面側から覆うように、下弦材24の片側(上側)に配置されている。また、ブラケット本体部82Aの両端部(下弦材24の材軸方向に沿った端部)には、一対のフランジ部82Bが設けられている。
一対の分割ブラケット82,84のうち、他方(下側)の分割ブラケット84は、平板状に形成されている。この他方の分割ブラケット84は、下弦材24を下面側から覆うように、下弦材24の片側(下側)に配置されている。この他方の分割ブラケット84は、ブラケット本体部84Aと、一対のフランジ部84Bとを有している。
ブラケット本体部84Aは、下弦材24の下フランジ部24Fに重ねられている。このブラケット本体部84Aと一方の分割ブラケット82のブラケット本体部82Aとが組み合わされることにより、筒状(角筒状)の閉断面状部90が形成されている。閉断面状部90の断面形状は、矩形状に形成されている。この閉断面状部90の内周面90Aに、下弦材24が内接されている。また、一対のフランジ部84Bは、一方の分割ブラケット82の一対のフランジ部82Bにそれぞれ重ねられた状態でボルト接合されている。
ここで、図5に示される取付ブラケット80では、他方の分割ブラケット84のブラケット本体部84Aが下弦材24の下フランジ部24Fに面接触される。これにより、下弦材24に対する一対の分割ブラケット82,84の位置ずれやガタツキが効果的に抑制される。
また、取付ブラケット80では、一方の分割ブラケット82が下弦材24の上に載せられる。そのため、下弦材24に一対の分割ブラケット82,84を取り付ける際に、一方の分割ブラケット82の落下等が抑制される。したがって、下弦材24に一対の分割ブラケット82,84を取り付け易くなる。
次に、上記実施形態の取付ブラケット30(図2参照)では、一対の分割ブラケット32が左右方向に分割されるが、上記実施形態はこれに限らない。一対の分割ブラケットは、例えば、上下方向や斜め方向に分割されても良い。また、取付ブラケット30の閉断面状部40内には、モルタルやグラウト等の充填材が充填されても良い。
また、上記実施形態では、横座屈補剛材50によって、分割ブラケット32と図示しない構造部材とが連結されるが、上記実施形態はこれに限らない。例えば、図6に示されるように、横座屈補剛材92は、隣り合う鉄骨トラス梁20の下弦材24に取り付けられた取付ブラケット30同士に連結されても良い。なお、鉄骨トラス梁20の下弦材24は、構造部材と捉えることも可能である。
また、上記実施形態では、横座屈補剛材50の一端部50Eが、取付ブラケット30の連結ベース42にボルト接合されるが、上記実施形態はこれに限らない。横座屈補剛材50の一端部50Eは、例えば、工場等において、予め連結ベース42に溶接等によって接合されても良い。
また、上記実施形態では、一対の分割ブラケット32に横座屈補剛材50がそれぞれ取り付けられるが、横座屈補剛材50は、一対の分割ブラケット32の少なくとも一方に取り付けることができる。
また、上記実施形態では、鉄骨トラス梁20の下弦材24の断面形状がT字状とされるが、上記実施形態はこれに限らない。下弦材の断面形状は、適宜変更可能であり、例えば、I字状やC字状等であっても良い。
さらに、上記実施形態に係る取付構造10は、新築、改修を問わずに、種々の鉄骨トラス梁に適用可能である。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に限定されるものでなく、一実施形態及び各種の変形例を適宜組み合わせて用いても良いし、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
10 横座屈補剛材の取付構造
20 鉄骨トラス梁
22 上弦材
24 下弦材
24F 下フランジ部(下弦材の下フランジ部)
24F1 両端部(下フランジ部の両端部)
24W ウェブ部(下弦材のウェブ部)
24W1 先端部(ウェブ部の先端部)
26 束材
32 分割ブラケット
32A ブラケット本体部(分割ブラケットのブラケット本体部)
32B フランジ部(分割ブラケットのフランジ部)
34 ボルト
40 閉断面状部
44 ボルト
50 横座屈補剛材
62 分割ブラケット
62A ブラケット本体部
62B フランジ部
70 閉断面状部
82 分割ブラケット
82A ブラケット本体部(分割ブラケットのブラケット本体部)
82B フランジ部(分割ブラケットのフランジ部)
84 分割ブラケット
84A ブラケット本体部(分割ブラケットのブラケット本体部)
84B フランジ部(分割ブラケットのフランジ部)
90 閉断面状部
92 横座屈補剛材

Claims (4)

  1. 上下方向に互いに対向する一対の上弦材及び下弦材と、前記上弦材と前記下弦材とを連結する複数の束材と、を有する鉄骨トラス梁と、
    前記下弦材の両側に配置されるとともに、互いにボルト接合された状態で前記下弦材が直接内接される閉断面状部を形成する一対の分割ブラケットと、
    前記一対の分割ブラケットの少なくとも一方から延出し、構造部材に接合される横座屈補剛材と、
    を備える横座屈補剛材の取付構造。
  2. 上下方向に互いに対向する一対の上弦材及び下弦材と、前記上弦材と前記下弦材とを連結する複数の束材と、を有する鉄骨トラス梁と、
    前記下弦材の両側に配置されるとともに、互いにボルト接合された状態で前記下弦材が内接される閉断面状部を形成する一対の分割ブラケットと、
    前記一対の分割ブラケットの少なくとも一方から延出し、構造部材に接合される横座屈補剛材と、
    を備え、
    前記下弦材は、
    下フランジ部と、
    前記下フランジ部から上方へ延出するウェブ部と、
    を有し、
    前記一対の分割ブラケットによって形成された前記閉断面状部には、前記下フランジ部の両端部及び前記ウェブ部の先端部が内接される、
    座屈補剛材の取付構造。
  3. 前記一対の分割ブラケットの各々は、
    前記閉断面状部を形成するブラケット本体部と、
    前記ブラケット本体部の両端部にそれぞれ設けられたフランジ部と、
    を有し、
    前記一対の分割ブラケットの前記フランジ部同士は、重ねられた状態でボルト接合される、
    請求項1又は請求項2に記載の横座屈補剛材の取付構造。
  4. 前記横座屈補剛材は、前記分割ブラケットにボルト接合される、
    請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の横座屈補剛材の取付構造。
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