JP6782079B2 - 断熱下地材、及び断熱下地構造 - Google Patents
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また、特許文献2に記載の断熱材は、スタッドボルト16等の固着具の取付間隔に対応する薄厚の取付部を形成する構造が記載されている。
また、このような断熱材を施工する構成として、表面側に凹溝3を形成して垂木3a,3cを固定する構成が記載されているが、垂木3a,3cの固定前には断熱材が飛散する恐れがあり、養生等に手間の掛かるものであった。しかも、凹溝3を設ける態様では、断熱材の裏面側の下地構成や垂木形状等に制限を受けるものであった。
さらに、断熱材の四周(端縁)を相決りとしているため、施工方向に制限を受けるという問題もあり、しかも断熱材の厚みを薄くすることに限界があった。
また、隣接する断熱下地材同士の接続において、重合(相決り)を流れ方向のみとする(桁行方向は重合せずに突き合わせた状態で防水テープを貼り付けるか、或いは接着剤兼止水材を介して突き合わせて接続可能である)ことで、施工方向に大きな制限を受けることなく施工することができる。
さらに、断熱材の四周(端縁)を相決りとしていないため、断熱下地材を薄肉にすることが可能でコストダウンが図れる。
したがって、各種の建築物の屋根、外壁等の外装における断熱下地構造として、防水性能が高く、薄肉の断熱下地層を作業性良く形成することができる。
そして、前記重合受部の表面側には、左右の側端縁から中央方向に向かって下り傾斜する集水溝が設けられ、幅方向に隣り合う断熱下地材の側端縁同士を突き合わせた状態で防水テープを貼り付けるか、或いは接着剤兼止水材を介して突き合わせて接続可能であって、当段の重合部を下段の重合受部に相決りにて重合させることで流れ方向に隣接可能であり、当段の断熱下地材の前記集水溝に集められた雨水を前記排水溝により、下段に隣接させた断熱下地材の表面に導くことができる。
また、流れ方向の水上側端縁に形成される重合受部には、左右の側端縁から中央方向に向かって下り傾斜する集水溝が設けられ、幅方向の略中央に排水溝が形成される構成を第2の特徴としている。
そのため、本発明の断熱下地材の表面を流れる雨水を、流れ勾配の下段の断熱材の重合受部の集水溝に導き、該集水溝では傾斜により中央方向へ集められ、長さ方向に形成された排水溝によって更に下段の重合受部に導くことができるので、断熱下地材上に侵入した雨水を確実に水下側へと流下させることができる。
この重合受部の表面側には、左右の側端縁から中央方向に向かって下り傾斜する集水溝が設けられる。そのため、この重合受部(集水溝)に導かれた雨水は、その中央に集められるものとなる。
なお、この排水溝は、後述する図示実施例のように、水上側が深く水下側が浅く形成されていることが多いため、略平坦状の施工面に敷設したのでは、水下側から水上側へ雨水が逆流する現象を生じてしまうため、少なくとも屋根面の傾斜勾配により、敷設した際にはこの排水溝の水上側が高く水下側が低くなるように配設する。即ち敷設する屋根面の傾斜勾配に応じてこの排水溝の傾斜を設定すればよい。
これらの何れの態様においても、側端の表面側には、内側へ向かって下り傾斜する第2の排水溝が形成されていることが望ましい。
前記保持材は、流れ方向に連続する通し材でもよいし、ピース材を所定間隔にて配設するものでもよく、その形状についても図示実施例のように略Z字状に限定されるものではないが、簡易な形状とすることができる。また、保持材は、桁行方向に隣り合う断熱下地材の側縁間に配設するので、断熱下地材の配設時の位置規制や仮止めにも貢献するものであって、容易に断熱下地材を隣接させて取り付けることができる
このように保持材を用いて断熱下地材を取り付ける態様において、側端の裏面側には、垂木溝が形成されていることが望ましい。
そして、前記重合受部12の表面側には、左右の側端縁から中央方向に向かって下り傾斜する集水溝121が設けられ、前記集水溝121に集められた雨水を前記排水溝111により、図示しない下段に隣接させた断熱下地材1に導くことができる。
そのため、この断熱下地材1の側端面は、桁行方向に隣り合う断熱下地材1,1の側端面同士を突き合わせた状態でその表面に防水テープ2を貼り付けて接続するため、雨水はそもそも防水テープ2により側端面から裏面側へ浸水し難いが、この第2の排水溝14の内側への下り傾斜にてより浸水し難いものとなる。
この垂木溝15の存在により、保持材3の底面(固定面)の厚みで一方の断熱下地材1が持ち上がることがないので、突き合わせ端面の上面に段差を生ずることなく、容易に断熱下地材1,1を隣接させて取り付けることができる。
また、この保持材3は、桁行方向に隣り合う断熱下地材1,1の側縁間に配設するので、断熱下地材1の配設時の位置規制や仮止めにも貢献するものであって、容易に断熱下地材1,1を隣接させて取り付けることができる。即ちこの保持材3の固定面部31を下地に予め固定することにより、断熱下地材1を配設する際に、縦面部32に側端面を沿わせるように配設すればよいので、位置規制を行うことも仮止めを行うこともできる。
そして、各種の建築物の屋根、外壁等の外装における断熱下地構造として、防水性能が高く、薄肉の断熱下地層を作業性良く形成することができる。
11 面板部
111 排水溝
112 隆状部
12 重合受部
121 集水溝
122 隆起凸部
13 重合部
14 第2の排水溝
15 垂木溝
16 通気溝
2 防水テープ
3 保持材
Claims (4)
- 流れ方向の水上側端縁に重合受部が、該重合受部と重合可能な重合部が水下側端縁に形成され、幅方向の略中央に流れ方向に延在している排水溝が形成される断熱下地材であって、
前記重合受部の表面側には、左右の側端縁から中央方向に向かって下り傾斜する集水溝が設けられ、
幅方向に隣り合う断熱下地材の側端縁同士を突き合わせた状態で防水テープを貼り付けるか、或いは接着剤兼止水材を介して突き合わせて接続可能であって、当段の重合部を下段の重合受部に相決りにて重合させることで流れ方向に隣接可能であり、当段の断熱下地材の前記集水溝に集められた雨水を前記排水溝により、下段に隣接させた断熱下地材の表面に導くことができることを特徴とする断熱下地材。 - 側端の表面側には、内側へ向かって下り傾斜する第2の排水溝が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の断熱下地材。
- 側端の裏面側には、垂木溝が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の断熱下地材。
- 屋根下地の上面に請求項1〜3の何れか一項に記載の断熱下地材を、流れ方向及び桁行方向に隣接させて配設することで各排水溝が流れ方向に下り傾斜していることを特徴とする断熱下地構造。
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