JP6781558B2 - 製袋装置およびこれを有する梱包箱内袋敷設装置 - Google Patents

製袋装置およびこれを有する梱包箱内袋敷設装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6781558B2
JP6781558B2 JP2016059305A JP2016059305A JP6781558B2 JP 6781558 B2 JP6781558 B2 JP 6781558B2 JP 2016059305 A JP2016059305 A JP 2016059305A JP 2016059305 A JP2016059305 A JP 2016059305A JP 6781558 B2 JP6781558 B2 JP 6781558B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tip
bag
fabric
holding member
packing box
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016059305A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017170754A (ja
Inventor
久弘 三原
久弘 三原
Original Assignee
ファステムエンジニアリング株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ファステムエンジニアリング株式会社 filed Critical ファステムエンジニアリング株式会社
Priority to JP2016059305A priority Critical patent/JP6781558B2/ja
Publication of JP2017170754A publication Critical patent/JP2017170754A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6781558B2 publication Critical patent/JP6781558B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Supplying Of Containers To The Packaging Station (AREA)
  • Making Paper Articles (AREA)

Description

この発明は、筒状プラスティックフィルムによりなる袋体形成用シートから袋体を製造し、梱包箱の中に敷き込むための技術に関する。
商品等の箱詰めに先駆けて、梱包箱の中にポリ袋などを敷き詰めることが多い。図4および図5は、ポリ袋が装着された梱包箱を示す斜視図である。このような袋体の装着作業を自動的に行う装置も既に普及している。さらに、連続した筒状プラスティックフィルムを原反ローラから引き出し、所定の長さごとに切断するとともに下端を溶着して袋体を形成する製袋装置も実用化されている。
特許文献1〜3には、梱包箱の中に袋体を敷設する装置が記載されている。連続した筒状プラスティックフィルムから袋体を製造し、その袋体を梱包箱に敷設するまでの一連の作業を自動的に行うものである。
特許公報第4136290号 特開2013−983号公報 特開2013−136153号公報
特許文献1〜3に記載の袋敷設装置は、いずれも連続した筒状プラスティックフィルムから袋体を製造し、その袋体を梱包箱に敷設するまでの一連の作業を自動的に行うものである。作られる袋体の口部の周囲長は梱包箱の形状、特に、底面の外周長に対応する。すなわち、使用される梱包箱の底面の外周長よりも若干長い程度の周囲長さを有する筒状プラスティックフィルムが選択され、袋体を製造し、開口および敷設するための部材の形状や配置も梱包箱の形状によって定められる。
同じ梱包箱に対してだけ内袋を敷設し続ける場合は、従来の製袋装置でも特に問題はない。しかし、形状の異なる梱包箱を使用する場合には、まず、原反を替えなければならない。そのため、敷設作業を中断し、それまで使用していた原反ロールを撤去し、新たな原反ロールを取り付けて、その先端部を引き出して所定の位置にセットしなければならない。さらに、袋体の製造・移送・敷設等に係る部材の取り換えや取り付け位置の変更なども必要となる。以上、原反の切替には多大な作業を要するとともに、作業の中断時間が発生する。
この発明は、形状の異なる複数の梱包箱に対応して袋体を製造し、その敷設ができる製袋装置および梱包箱内袋敷設装置を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するため、この発明の製袋装置は、筒状プラスティックフィルムである袋原反より袋体を作り、第1の原反の先端部を保持する第1先端保持部材と、第2の原反の先端部を第1の原反の先端部に平行かつ隣接して保持する第2先端保持部材と、第1先端保持部材および第2先端保持部材の下流側に設けられて第1の原反の先端部と第2の原反の先端部を選択的に受け取る原反先端部受取部材と、第1先端保持部材および第2先端保持部材と原反先端部受取部材の相対位置を切り替える切替部材とを有し、第1先端保持部材および第2先端保持部材と原反先端部受取部材の相対位置の切替えにより原反先端部受取部材が第1先端保持部材の第2先端保持部材のいずれかを選択して受け取る。この構成に加えて、梱包箱から箱情報を取得する箱情報読み取り装置を備え、取得した箱情報に基いて第1先端保持部材および第2先端保持部材と原反先端部受取部材の相対位置の切替えを行うことが好ましい。また、原反先端部受取部材は対になったチャック片と、各チャック片に設けられた吸引口と、チャック製袋装置片同士を相互に摺り合せる摺り合わせ駆動部材を有し、畳まれた原反先端部を挟んで対になったチャック片を閉じて原反先端部を保持し、チャック片同士を相互に摺り合せてから吸引口より吸引を行いつつチャック片同士を離反させて原反先端部を開くようにしてもよい。
この発明の梱包箱内袋敷設装置は、筒状プラスティックフィルムである袋原反より袋体を作り、その袋体を梱包箱に敷設する梱包箱内袋敷設装置であり、第1の原反の先端部を保持する第1先端保持部材と、第2の原反の先端部を第1の原反の先端部に平行かつ隣接して保持する第2先端保持部材と、第1先端保持部材および第2先端保持部材の下流側に設けられて第1の原反の先端部と第2の原反の先端部を選択的に受け取る原反先端部受取部材と、第1先端保持部材および第2先端保持部材と原反先端部受取部材の相対位置を切り替える切替部材と、原反を切断する切断部材と、原反の切断部を封止する封止部材と、梱包箱を導入する移送路と、梱包箱に袋体を敷設する袋敷設部材を有し、第1先端保持部材および第2先端保持部材と原反先端部受取部材の相対位置の切替えにより原反先端部受取部材が第1先端保持部材の第2先端保持部材のいずれかを選択して受け取り、受け取った原反を一体の袋体分の長さだけ引き出して切断部材で切断するとともに封止部材により切断部を封止して袋体を作り、梱包箱導入部材により導入した梱包箱の内部に袋体を敷設する。さらに、梱包箱から箱情報を取得する箱情報読み取り装置を備え、取得した箱情報に基いて第1先端保持部材および第2先端保持部材と原反先端部受取部材の相対位置の切替えを行うことが好ましい。
この発明の製袋装置は、複数の種類の原反を選択的に供給し、複数の異なる形状の梱包箱に対してそれぞれに適合した袋体を製造することができる。また、この発明の梱包箱内袋敷設装置は、複数の異なる形状の梱包箱に対して袋体の敷設を行うことができる。
梱包箱内袋敷設装置を示す正面図である。 同左側面図である。 同平面図である。 梱包箱の第1の例を示す斜視図である。 梱包箱の第2の例を示す斜視図である。 先端保持部材を示す正面図である。 同側面図である。 同平面図である。 原反先端部受取部材を示す正面図である。 原反先端部受取部材のチャックを示す正面図である。 同平面図である。 同側面図である。 同A矢視である。 同B矢視である。 移送路を模式的に示す平面図である。 製袋装置における袋体製造工程を模式的に示す側面図である。 チャック片の動きを示す側面図である。 袋体の敷設工程を模式的に示す正面図である。
この発明を実施するための形態について、図面に基づいて説明する。図1は梱包箱内袋敷設装置を示す正面図、図2は同左側面図、図3は同平面図である
梱包箱内袋敷設装置1は、筒状プラスティックフィルムである袋原反より袋体を作る製袋装置2と、梱包箱に袋体を敷設する袋敷設部材3を有する。製袋装置2は独立した装置として提供されてもよいが、本例では製袋装置2と袋敷設部材3は一体となった架台の中に配置され、梱包箱内袋敷設装置1の構成要素となっている。図1(正面図)において製袋装置2の主要部は左側に集中して配置され、袋敷設部材3の主要部は右側に集中して配置されている。
図4は梱包箱の第1の例を示す斜視図、図5は梱包箱の第2の例を示す斜視図である。梱包箱xは直方体の箱体であり、主に段ボール箱が使用される。そして、梱包箱内袋敷設装置1によりこの梱包箱xの中に袋体yが内袋として敷設され、それが完了した状態を図4と図5は示している。図4の例では梱包箱xの上部の蓋となるフラップx1は外側に折り曲げた状態になっているが、図5の例のようにフラップを真上に向けて立てた状態で使用し、その中に袋体yを敷設してもよい。
製袋装置について説明する。図2は梱包箱内袋敷設装置1の左側面図であるが、奥側に存在する袋敷設部材3は省略され、手前側に表れる製袋装置1を特に示している。製袋装置1は複数の原反ロール保持部材4を有している。ここでは、2つの原反ロール保持部材4a,4bが設けられ、それぞれに原反ロール5a,5bが取り付けられる。また、それぞれの原反ロール5a,5bから供給される原反の先端部を保持する先端保持部材6が設けられている。第1原反ロール保持部材4aに対しては第1先端保持部材6aが、第2原反ロール保持部材4bに対しては第2先端保持部材6bが設けられている。そして、原反ロール5から先端保持部材6にかけては原反の通り道に沿っていくつかのガイド部材38が設けられている。第1先端保持部材6aと第2先端保持部材6bは相互に近接しかつ平行に配置されている。
先端保持部材6について説明する。図6は先端保持部材を示す正面図、図7は同側面図、図8は同平面図である。先端保持部材6は対向した一対の略長方形状の板状部材7より形成されているが、その板状部材7には2箇所に切り欠き部8が形成されている。この切り欠き部8は後述の原反先端部受取部材が進入するための空間である。先端保持部材6は使用する原反の幅よりも長くなっている。
一対の板状部材7の少なくとも一方は平行に移動することができ、これにより開閉するようになっている。本例では、外側に設けられている板状部材7aにエアシリンダ等の駆動部材が設けられ、その伸縮運動によって閉じた状態と開いた状態の切替がなされる。一方、本例では内側に設けられている板状部材7bには駆動部材は取り付けられていない。
先端保持部材6の上部には原反先端部受取部材9が設けられている。この原反先端部受取部材9は上下動が可能であり、先端保持部材6の位置まで下降できる。そして、第1先端保持部材6aまたは第2先端保持部材6bのいずれかの切り欠き部8に進入する。
第1先端保持部6aおよび第2先端保持部6bは原反先端部受取部材9に対して相対的に移動できるようになっている。本例においては、第1先端保持部6aおよび第2先端保持部6bの方が平行に移動するようになっている。先端保持部6の方を移動させることによって、上部の構成の全てが切替によって移動する必要がなくなる。第1先端保持部6aおよび第2先端保持部6bは支持部材10に取り付けられており、この支持部材10が本体架台に対して平行移動できるように接続されている。そして、駆動部材11が設けられ、この駆動部材11によって支持部材10は第1の位置と第2の位置の間を移動する。第1の位置においては図2に示すように第1先端保持部6aが原反先端部受取部材9の真下になり、原反先端部受取部材9が下降したときは第1先端保持部6aに進入する。一方、第2の位置においては第2先端保持部6bが原反先端部受取部材9の真下になり、原反先端部受取部材9が下降したときは第2原反ロール保持部材6bに進入する。なお、第1先端保持部6aおよび第2先端保持部6bの真下には原反を導くためのガイド部材38の最後のものが設けられているが、この最後のガイド部材も支持部材10に取り付けられているので、支持部材10が移動しても先端保持部6a,6bに対する最後のガイド部材38の位置関係は変わらない。このように本例では、支持部材10を本体架台に対して平行移動させる駆動部材11が、第1先端保持部6aと第2先端保持部6bの切替部材として作用している。
原反先端部受取部材について説明する。図9は原反先端部受取部材を示す正面図、図10は原反先端部受取部材のチャックを示す正面図、図11は同平面図、図12は同側面図、図13は同A矢視図、図14は同B矢視図である。原反先端部受取部材9は2基のチャックよりなる。それぞれのチャックは一対のチャック片12を有し、内側を向いた面には吸引口13が設けられている。この吸引口13は電磁弁を介してコンプレッサーなどの吸引装置に接続されている。
チャック片12には水平駆動部材14が設けられており、相互に接触・離反ができるようになっている。さらに、一対のチャック片12には上下動のための上下駆動部材15が設けられている。本例では、一つのチャック片12aにエアシリンダ15が設けられており、そのチャック片12aを他方のチャック片12bに対して上下動させる。この上下駆動部材15が、チャック片同士を相互に摺り合せる摺り合わせ駆動部材となっている。
先端保持部6a,6bのすぐ上側には、加熱部材16と切断部材17が設けられている。加熱部材16は平行な一対の棒状の部材であり、少なくとも一方はプラスティックフィルムの溶着温度以上に昇温できる加熱棒材になっている。この一対の棒状部材は相互に接触・離反できるようになっている。そして、この加熱部材16の下に切断部材17が配置される。
ついで、袋敷設部材3について説明する。袋敷設部材3の下部には梱包箱を移送する移送路21が設けられている。図15は移送路の例を模式的に示す平面図である。移送路21はローラコンベアやベルトコンベアなどで構成され、導入部22から排出部23まで梱包箱を自動的に移送する。コンベアは常時回転している。投入部22から若干進行した位置には移送路に対して進出可能な第1ストッパ25が設けられていている。そして、第1ストッパ25の近くには箱情報読み取り装置26が設けられている。梱包箱xの側面下部や底面に箱に何する情報を付し、この情報を箱情報読み取り装置26により取得する。箱に情報を付す形態としては、ICチップや電磁的部材を貼り付け、それに対応するリーダを箱情報読み取り装置として選択してもよいが、本例ではバーコードまたは2次元バーコードなどを箱の底面に印刷し、ローラコンベアのローラ24間の隙間に置かれた光学的な箱情報読み取り装置26によりその情報を取得するようにしている。
第1ストッパ25からさらに奥に進行した位置にも、移送路21に対して進出可能な第2ストッパ27が設けられていている。この第2ストッパ27は移送路21の流れ方向にも移動可能になっており、梱包箱xの停止位置を変えることができる。第2ストッパ27により梱包箱xが停止する位置が袋体を敷設するための袋敷設領域になる。移送路21に沿って第1箱側面位置規制部材28が設けられている。この第1箱側面位置規制部材28は移送路21に沿って延びた板状の部材であり、本体架台に対して固定されている。第1箱側面位置規制部材28に平行に第2箱側面位置規制部材29も設けられているが、第2箱側面位置規制部材29は平行移動でき、第1箱側面位置規制部材28に対する距離を変えることができる。
袋敷設領域の上部には、袋体を梱包箱に押し込むための押圧部材30と、袋体の外周部を保持する袋体口部把持部材31を有する。押圧部材30は略直方体の4体の箱体32と、箱体32の上部の支持棒33を有し、4本の支持棒33はさらに上部の支持テーブル34に取り付けられている。そして、この支持テーブル34内で支持棒34は水平方向に移動可能になっており、相互に接近・離反できるようになっている。また、支持テーブル34は本体架台に対して上下動可能に取り付けられている。
袋体口部把持部材31は開閉可能な2つのチャック片の組合せを4組備えている。そして、袋体を外からつかむチャック片は丸棒状の部材である。この4組は押圧部材30の外部にあり、長方形の4隅をなすように配置され、相互間の距離を変えることができる。さらに袋体口部把持部材31は上下動するようになっている。
梱包箱内袋敷設装置1は袋体yを製袋装置2から袋体敷設部3へ運ぶ移送部材35を有する。この移送部材35は4組のチャックを備えており、それぞれの口部チャックは相互に開閉する2本の棒状部材36,37を有する。そして、少なくともその一方は棒の中心線を軸とする回転自在なローラになっている。4組の口部チャックは長方形の4隅を構成するように設けられるが、本例では袋体を外からつかむの棒状部材37がローラになっている。
2本の棒状部材36,37は上端部同時を回転自在に接続され、略逆V字型に組合されていて、接続部を中心に回転することにより先端部が開閉する。この口部チャックは水平方向に移動でき、相互間の位置を変えることができる。また、4組の口部チャックは一体となって製袋装置2と袋体敷設部3の間を往復運動することができる。
先端保持部材6、押圧部材30と、袋体口部把持部材31、移送部材35の駆動手段について特に制限はないが、数値により位置を制御できるサーボモータを使用することが好ましい。本例においてもサーボモータを使用し、制御装置によって動きを制御している。
梱包箱内袋敷設装置1の作用および梱包箱内袋敷設装置を使用した製袋方法と内袋敷設方法について説明する。
図1の例では2つの原反ロール保持部材4a,4bが設けられているので、それぞれの原反ロール保持部材4a,4bに原反ロール5a,5bを取り付ける。使用される梱包箱は形状が異なる2種類のものであり、一方の梱包箱の底面形状に対応した原反ロール5aを第1原反ロール保持部材4aに、他方の梱包箱の底面形状に対応した原反ロール5bを第2原反ロール保持部材4bに取り付ける。それぞれの原反ロール4a,4bから先端部を引き出し、ガイド部材38を介して先端保持部材6a,6bに導入する。この作業は作業員による手作業となる。
第1の原反の先端部を第1先端保持部材6aの上端部に合わせ、第2の原反の先端部を第2先端保持部材6bの上端部に合わせる。この作業が完了したら、梱包箱内袋敷設装置1の動作を開始させる。先端保持部材6a,6bは閉じて、原反の先端部を把持する。
梱包箱xは予め組み立てておき、所定の形状にしておく。図4の例であれば予めフラップを外側に折り畳み、図5の例であればフラップを真上に立てておく。こうして準備された梱包箱xを移送路に順次導入していけばよい。2種類の梱包箱のどちらをおいてもよい。移送路21のローラコンベアにより梱包箱xは内袋敷設位置へ向いて進行する。
第1ストッパ25は通常は移送路21に入っており、梱包箱xはここで停止する。箱情報読み取り装置26は導入された梱包箱xの底面に印刷された箱情報を読み取る。この箱情報に基いて、梱包箱内袋敷設装置1の制御装置は梱包箱の種類あるいは形状を識別する。そして、その梱包箱に対応する原反が第1先端保持部材6aと第2先端保持部材6bのいずれにあるかを判断する。選択された先端保持部材6が原反先端部受取部材9の真下にない場合は、駆動部材11であるエアシリンダを作動させ、支持部材10を動かして対応する先端保持部材6が原反先端部受取部材9の真下になるように切り替える。
図16は製袋装置における袋体製造工程を模式的に示す側面図である。チャック片12を開いた状態で原反先端部受取部材9が先端保持部材6まで下降する(図16a)。このとき、先端保持部材6の板状部材7の切り欠き部8に進入する。吸引口13はまだ吸引を行っていない。そして、チャック片12を閉じることによって、原反の先端部を把持する。板状部材7を開く。製造される袋体yの高さ分に対応する距離だけ原反先端部受取部材9は上昇して、一旦停止する(図16b)。
つぎに、溶着部材16の2本の棒状部材を互いに接近し、原反を挟みつける。これにより、筒状プラスティックフィルムである袋原反は先端保持部材6の近くで溶着される。そして、切断装置17が作動し、溶着箇所のすぐ下を切断する(図16c)。切断部の下側は、筒状プラスティックフィルムの新たな先端となり、先端保持部材6に保持される。
原反先端部受取部材9のチャック片12が閉じた状態で吸引を開始する。そして、吸引を続けながら一対のチャック片12を互いに離反させていくことにより、袋原反の先端部を開口する。口部において筒状プラスティックフィルムは把持されていないが、吸引によって外側のチャック片12に吸いつけられているのでチャック片12から離れることなく口部は開いていく。
筒状プラスティックフィルムでは重なり合ったフィルム同士は相当強く密着しているので、吸引口13での吸引だけでは開きにくい場合もある。本例においては、チャック片12には上下駆動部材15が設けられているので、開口の前に吸引を行いながら上下駆動部材15を作動させ、チャック片12を上下動させることができる。図17チャック片の動きを示す側面図である。これは、ポリ袋などを手で開く際に行うのと類似した動作になる。こうして、摺り合せ動作を行った部分において、重なり合ったフィルム同士の密着が弱くなる。その後吸引しながらチャック片12を開くことによって、より確実に口部を開くことができる。
口部が開き、底部は溶着によって閉じられた袋体が製造される(図16d)。溶着部材16の棒状部材を離反させることにより、袋体の底部が開放される。4体のチャック片12が開くことにより、チャック片12を四隅とする長方形状に袋体の口部が開く。チャック片12の移動先の位置は制御装置により指示することができる。制御装置はすでに箱に関する情報を得ており、箱の底面形状も認識されているので、最適な開口形状になるような移動を決定し、それに対応するようにサーボモータを作動させることができる。
原反先端部受取部材9は袋体yを保持したまま上昇する。そして、移送部材35が備えられている高さに達したら停止する(図16e)。ここで、袋体xの口部に移送部材35が口部チャック36,37を開いた状態で進入する。4体の口部チャック36,37が閉じることによって袋体xの口部は移送部材35に把持される。上述の通り、チャック片12が袋体xの口部に接している位置を制御装置は把握しているので、その場所を避けて干渉しないように口部チャックを接近させることができる。ついで、原反先端部受取部材9の吸引を停止することにより、袋体xはチャック片12から離れる。こうして袋体xは原反先端部受取部材9から移送部材35に引き渡される。
口部チャックは袋体の口部を把持したまま相対的に水平に移動し、口部を長方形状に開く。そして、原反先端部受取部材9から袋体を受けとったときと違う位置を把持するようになる。このとき、口部チャックは袋体の口部上を移動する。この口部チャックは2本の棒状部材36,37より構成され、少なくともその一方は回転自在なローラである。口部チャックが袋体の口部を把持しているとき、回転軸に沿った方向への移動に対しては大きな抵抗が生じるので、袋体を落下させることはなく確実に保持できる。一方、ローラが自由に回転でき、他方も丸棒状であることから、水平方向の移動に対しては、袋体に対してほとんど抵抗が生じない。したがって、袋体表面上をスムーズに移動しながら口部を開くことができる。
ついで、移送部材35は水平に移動し、製袋装置2を離れて袋体敷設部3に行く。一方、原反先端部受取部材9は下降し、先端保持部材6の近くで待機する(図16f)。移送路21では第1ストッパ25が進路外に退出し、投入された梱包箱xはローラコンベアによって運ばれ、第2ストッパ27に当たって内袋を敷設するための所定の位置で停止する。ここで、第2ストッパ27は梱包箱xの奥行き方向の長さの1/2に合わせて位置を調整する。すなわち、奥行きの長い場合には、より奥側の位置で梱包箱xの前面を規制するようにする。これにより、梱包箱xの奥行き寸法に係らず梱包箱xの奥行き方向の中心は同じ位置で停止する。また、また、外側に退避していた第2箱側面位置規制部材29が接近し、梱包箱xの側面を押して、単体側の側面を第1箱側面位置規制部材28に軽く押し当てる。こうして、梱包箱xは規定した位置で待機する。
図18は袋体の敷設工程を模式的に示す正面図である。移送部材35は袋体を敷設位置の上方まで運んで停止する(図18b)。移送部材35により保持されている袋体yの口部に対して、袋体口部把持部材31が接近し、袋体yの口部を把持する。移送部材35は口部チャック36,37を開いて袋体yの口部を放し、製袋装置2へ戻る。こうして、袋体yは袋体口部把持部材31に引き渡される(図18c)。
袋体口部把持部材31も4つのチャックが相互に水平移動して、梱包箱xの平面の形状に袋体yの口部を開く。4つのチャックは梱包箱xのやや外側の上部に位置する。そして、上方から押圧部材30が下降し、袋体yの中に進入する。このとき、4体の箱体32は互いに接近した状態である。
押圧部材30は下降を続け、袋体yの底を押しながら下がっていく。これに合わせ、袋体口部把持部材31も袋体yの口部を把持しながら下降する(図18d)。このとき、4つのチャックは梱包箱xの外側に降りていく。
押圧部材30は梱包箱xの底に着いたら下降を止める。そして、4体の箱体32は互いに離反するように水平移動し、梱包箱xの内部の4隅付近まで来たところで停止する。こうして、梱包箱xの中に袋体yが挿入される。
袋体口部把持部材31は梱包箱xの外側を下降していく。そして、袋体yの口部が最下位置付近まで降りたら(図18e)、袋体口部把持部材31は梱包箱xの口部を放し、上昇する。押圧部材30も上昇する。こうして、梱包箱xの中に袋体yが敷設され、袋体yの口部は梱包箱xの外側に折り返された状態で被され、図4または図5に示す状態が実現される。第2ストッパ27が進路外に退出し、この梱包箱xは移送路21に沿って移動を再開し、排出部へ進行する。
次も同じ種類の梱包箱が移送路21の導入部に投入されたら、同じ動作が繰り返される。違う種類であれば駆動部材11によって支持部材10が動き、第1先端保持部材6aと第2先端保持部材6bの切換えが行われる。第1先端保持部材6aと第2先端保持部材6bは近接しているので移動量はわずかであり、短時間で切換えは完了する。作業者は箱の種類を気にすることなく、準備できた箱から順次投入していけばよい。
本例の梱包箱内袋敷設装置では製袋装置2と袋敷設部材3は離れた位置にあり、製袋作業を行う原反先端部受取部材9と袋敷設を行う袋体口部把持部材31も独立した部材であるので、製袋作業と袋敷設を並行して行うことができる。袋敷設の作業中に次の梱包箱を移送路21に導入すれば、製袋装置2では新たな梱包箱に合った袋体の製造を開始し、前の梱包箱に対する敷設が終了したときには次の袋体が速やかに袋敷設部材3に供給される。したがって、処理速度が向上する。
以上、梱包箱内袋敷設装置1は形状の異なる2種類の梱包箱に対して、それぞれに合った袋体を製造し、適切に敷設することができる。原反ロールの取り換えのために装置全体を停止させる必要はない。
上述の例では、製袋装置2は2つの原反ロール保持部材を備えて2つの先端保持部材を隣接させているが、3以上の原反ロール保持部材と先端保持部材を設けてもよい。この場合、3種類以上の原反ロールを使用することができ、これによって3種類以上の梱包箱に対しても、装置を停止することなく原反を切替ながら袋体を製造し敷設することができる。
1.梱包箱内袋敷設装置
2.製袋装置
3.袋敷設部材
4.原反ロール保持部材
5.原反ロール
6.先端保持部材
7.板状部材
8.切り欠き部
9.原反先端部受取部材
10.支持部材
11.駆動部材
12.チャック片
13.吸引口
14.水平駆動部材
15.上下駆動部材
16.加熱部材
17.切断部材
21.移送路
22.箱導入部
23.箱排出部
24.コンベア
25.第1ストッパ
26.箱情報読み取り装置
27.第2ストッパ
28.第1箱側面位置規制部材
29.第2箱側面位置規制部材
30.押圧部材
31.袋体口部把持部材
32.箱体
33.支持棒
34.支持テーブル
35.移送部材
36,37 棒状部材
38.ガイド部材
x.梱包箱
x1.フラップ
y.袋体

Claims (6)

  1. 筒状プラスティックフィルムである袋原反より袋体を作る製袋装置であり、第1の原反の先端部を保持する第1先端保持部材と、第2の原反の先端部を第1の原反の先端部に平行かつ隣接して保持する第2先端保持部材と、
    第1先端保持部材および第2先端保持部材の下流側に設けられて第1の原反の先端部と第2の原反の先端部を選択的に受け取る原反先端部受取部材と、
    第1先端保持部材および第2先端保持部材と原反先端部受取部材の相対位置を切り替える切替部材とを有し、
    原反先端部受取部材は対になったチャック片と、各チャック片に設けられた吸引口とを有し、畳まれた原反先端部を挟んで対になったチャック片を閉じて原反先端部を保持し、吸引口より吸引を行いつつチャック片同士を離反させて原反先端部を開
    第1先端保持部材および第2先端保持部材と原反先端部受取部材の相対位置の切替えにより原反先端部受取部材が第1先端保持部材の第2先端保持部材のいずれかを選択して受け取製袋装置。
  2. 切替部材として第1先端保持部および第2先端保持部が取り付けられている支持部材と、支持部材を第1の位置と第2の位置の間を移動させる駆動部材とが設けられており、
    第1先端保持部および第2先端保持部の真下には原反を導くためのガイド部材が支持部材に取り付けられている請求項1に記載の製袋装置。
  3. 梱包箱から箱情報を取得する箱情報読み取り装置を備え、取得した箱情報に基いて第1先端保持部材および第2先端保持部材と原反先端部受取部材の相対位置の切替えを行う請求項1または請求項2に記載の製袋装置。
  4. 原反先端部受取部材はチャック片同士を相互に摺り合せる摺り合わせ駆動部材を有し、畳まれた原反先端部を挟んで対になったチャック片を閉じて原反先端部を保持し、チャック片同士を相互に摺り合せてから吸引口より吸引を行いつつチャック片同士を離反させて原反先端部を開請求項1から請求項3のいずれかに記載の製袋装置。
  5. 筒状プラスティックフィルムである袋原反より袋体を作り、その袋体を梱包箱に敷設する梱包箱内袋敷設装置であり、
    第1の原反の先端部を保持する第1先端保持部材と、第2の原反の先端部を第1の原反の先端部に平行かつ隣接して保持する第2先端保持部材と、
    第1先端保持部材および第2先端保持部材の下流側に設けられて第1の原反の先端部と第2の原反の先端部を選択的に受け取る原反先端部受取部材と、
    第1先端保持部材および第2先端保持部材と、第1先端保持部材および第2先端保持部材のそれぞれの真下に設けられた原反を導くためのガイド部材が取り付けられた支持部材と、
    支持部材を第1の位置と第2の位置の間を移動させる駆動部材と、
    原反を切断する切断部材と、
    原反の切断部を封止する加熱部材と、
    梱包箱を導入する移送路と、
    梱包箱に袋体を敷設する袋敷設部材を有し、
    原反先端部受取部材は対になったチャック片と、各チャック片に設けられた吸引口とを有し、畳まれた原反先端部を挟んで対になったチャック片を閉じて原反先端部を保持し、吸引口より吸引を行いつつチャック片同士を離反させて原反先端部を開
    支持部材の第1の位置と第2の位置の間を移動による第1先端保持部材および第2先端保持部材と原反先端部受取部材の相対位置の切替えにより原反先端部受取部材が第1先端保持部材の第2先端保持部材のいずれかを選択して受け取り、
    受け取った原反を一体の袋体分の長さだけ引き出して切断部材で切断するとともに吸引口より吸引を行いつつチャック片同士を離反させて原反先端部を開き、加熱部材により切断部を封止して袋体を作り、
    梱包箱導入部材により導入した梱包箱の内部に袋体を敷設する梱包箱内袋敷設装置。
  6. 梱包箱から箱情報を取得する箱情報読み取り装置を備え、取得した箱情報に基いて第1先端保持部材および第2先端保持部材と原反先端部受取部材の相対位置の切替えを行う請求項5に記載の梱包箱内袋敷設装置。
JP2016059305A 2016-03-23 2016-03-23 製袋装置およびこれを有する梱包箱内袋敷設装置 Active JP6781558B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016059305A JP6781558B2 (ja) 2016-03-23 2016-03-23 製袋装置およびこれを有する梱包箱内袋敷設装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016059305A JP6781558B2 (ja) 2016-03-23 2016-03-23 製袋装置およびこれを有する梱包箱内袋敷設装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017170754A JP2017170754A (ja) 2017-09-28
JP6781558B2 true JP6781558B2 (ja) 2020-11-04

Family

ID=59971597

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016059305A Active JP6781558B2 (ja) 2016-03-23 2016-03-23 製袋装置およびこれを有する梱包箱内袋敷設装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6781558B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101891997B1 (ko) * 2018-01-25 2018-08-28 이래용 운반용 박스 내부에 대한 비닐봉투 자동 삽입장치
CN108819348A (zh) * 2018-07-17 2018-11-16 青岛宏岩辅料印刷有限公司 一种pe塑料包装袋生产线
CN112373848B (zh) * 2020-11-27 2022-05-10 潍坊恒生塑胶制品有限公司 一种食品包装袋的包装生产线

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017170754A (ja) 2017-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5845466A (en) Multiple package machine
US10155352B2 (en) Method and system for automatically forming packaging boxes
JP6781558B2 (ja) 製袋装置およびこれを有する梱包箱内袋敷設装置
CN211996366U (zh) 一种全自动双工位套袋封口包装机
NO323758B1 (no) Fremgangsmate og apparat for anbringelse av et produkt i en fleksibel gjenlukkbar beholder
JPH04505308A (ja) 形成、充填、シール、分離包装装置
DK148256B (da) Apparat til fremstilling og stabling af plastposer
US6991592B2 (en) Method of folding flat bottom bag
US7448188B2 (en) Continuously operating vertical bag forming filling and sealing machine
US20120285122A1 (en) Apparatus and method for transporting and inserting means for opening/closing the mouth of bags and a bag filling/sealing machine
JP6810880B1 (ja) 内袋敷設装置
KR102537857B1 (ko) 가요성 파우치 유형 패키지의 충전을 위한 충전 장치
US10689142B2 (en) Apparatus to form edges in a package made of flexible material
CN113148355A (zh) 一种自动化毛巾折叠堆摞封装装置
JP5832790B2 (ja) ガゼット状シート開口装置およびこれを有する袋敷設装置
JP2020104899A (ja) フィルム包装方法とフィルム包装装置
EP3248773B1 (en) Automatic unloading system for bag making machines
US3759508A (en) Apparatus and method for feeding blanks
US20230234805A1 (en) Method and apparatus for folding a stack of sheets
JP6588520B2 (ja) 集積梱包機前搬送装置
AU686758B2 (en) Process and device for producing a flowable product package via a shell
JP7126727B2 (ja) 除塵包装装置
JPS6335936Y2 (ja)
US20190248520A1 (en) Method for operating a tubular bag machine for producing bags having a transverse bottom seam and a transverse top seam different to the transverse bottom seam
TWI765561B (zh) 用於製作枕形袋中的閥的自動裝置和方法以及具有閥的枕形袋

Legal Events

Date Code Title Description
A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80

Effective date: 20160331

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190227

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191225

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20200219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200415

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200908

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200924

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201013

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201016

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6781558

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250