JP6810880B1 - 内袋敷設装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プラスティック袋を異物が入りにくい状態で番重内に敷設する。【解決手段】番重の上でプラスティック袋を開口状態で保持する袋保持部材と、番重に対して上下動する押圧部材と、対向し相互に接近・離反する一対の口部引っ張り部材と、番重の第1辺およびこれに平行な第2辺に沿って上下動する耳部起立部材と、番重の第1辺および第2辺の外部より内部に進入して耳部を内部に折り込む耳部押し込み部材を有し、袋保持部材で保持されたプラスティック袋を押圧部材が番重内に挿入し、プラスティック袋に口部引っ張り部材が進入し、第1辺および第2辺に沿ったプラスティック袋の口部を番重の外側に引っ張るとともに袋保持部材がプラスティック袋を解放して耳部を形成し、耳部起立部材が番重の第1辺および第2辺に沿って番重内に降下して耳部を起立させ、耳部押し込み部材が番重の内部に進入して耳部を内部に折り込む。【選択図】図3

Description

この発明は、プラスチックの袋体を番重の中に敷き込むための技術に関する。
商品等の箱詰めに先駆けて、段ボール箱などの梱包箱の中にポリ袋などを敷き詰めることが多い。多くの場合、内容物の投入も自動的に行われるので、ポリ袋の上部を大きく開口させている。図20は、ポリ袋が装着された段ボール箱の例を示す斜視図である。このような袋体の装着作業を自動的に行う装置も既に普及している。さらに、連続した筒状プラスチックフィルムを原反ローラから引き出し、所定の長さごとに切断するとともに下端を溶着して袋体を形成する製袋装置も特許文献1〜4に示すように提案されている。
特許公報第4136290号 特開2013−983号公報 特開2013−136153号公報 特開2017−170754号公報
特許文献1〜4に記載の袋敷設装置は、いずれも連続した筒状プラスチックフィルムから袋体を製造し、その袋体を梱包箱に敷設するまでの一連の作業を自動的に行うものである。これらの発明において袋体の口部は広げられ、その端部は梱包箱の外側に折り返されている。したがって、袋体を敷設した梱包箱の中に内容物を投入するのは容易であり、自動化することも可能である。
しかしながら、袋体が敷設されてから内容物の投入が開始されるまでの間も、袋体の口部は上向きに大きく開いた状態であり、この間に袋内に異物が侵入するおそれがある。特に、袋の敷設場所から梱包場所までの距離がある場合や、高度に衛生管理されない場所を通過する場合などには、この問題が深刻になる。
調理された米飯などの食品を移送するときに、番重と呼ばれる低い箱体にプラスチック袋を敷設し、このプラスチック袋に食品を入れる。そして、プラスチック袋の口部を合わせて閉じる。この食品の投入や口部の閉鎖の作業は自動化に適しておらず、多くの場合に人手によって行われる。したがって、プラスチック袋の口部を開けた状態で事前に番重内に敷設するメリットは大きくない。しかしまた、プラスチック袋の敷設を、食品取扱用の手袋を着けた状態で手作業で行うのは負担が大きい。
この発明は、プラスチック袋を異物が入りにくい状態で番重の内部に自動的に敷設する内袋敷設装置を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するため、この発明の内袋敷設装置は、番重の上でプラスチック袋を開口した状態で保持する袋保持部材と、番重に対して上下動する押圧部材と、
対向した一対の口部引っ張り部材と、口部引っ張り部材を相互に接近・離反させる口部引っ張り部材移動部材とを有する耳部形成部材と、番重の第1辺およびこれに平行な第2辺に沿ってそれぞれ番重に対して上下動する耳部起立部材と、番重の第1辺および第2辺の外部より内部に進入して起立した耳部を番重の内部に折り込む耳部押し込み部材を有し、袋保持部材で保持されたプラスチック袋の内部に押圧部材が降下してプラスチック袋の底部を番重内に挿入し、口部引っ張り部材がプラスチック袋の中に進入し、番重の第1辺および第2辺に沿ったプラスチック袋の口部を番重の外側に向いて引っ張るとともに袋保持部材がプラスチック袋を解放して番重の第1辺および第2辺の外側にプラスチック袋の耳部を形成し、耳部起立部材が番重の第1辺および第2辺に沿って番重内に降下してプラスチック袋の耳部を起立させ、耳部押し込み部材が番重の第1辺および第2辺の外部より内部に進入して起立した耳部を番重の内部に折り込むようになしたものである。
さらに、番重の第1辺および第2辺に沿って番重の外側で上下動する耳部支持部材を設け、耳部支持部材は平行な複数のスリット部を有し、このスリット部を通って耳部押し込み部材が耳部押し込み部材が進入するようにすることが好ましい。
また、プラスチック袋を番重内に挿入し耳部を形成する袋挿入位置と、耳部を起立し番重の内部に折り込む耳部折り込み位置とを別々に設け、番重を袋挿入位置から耳部折り込み位置に移送する番重移送装置を設けてもよい。
さらに、連続した筒状プラスチックフィルムである袋原反が巻かれた袋原反ロールから袋原反を引き出し、袋原反の上部を開口するとともに下端部を封止して袋原反の下流側から切り離してプラスチック袋を形成する製袋装置を備え、袋保持部材は形成されたプラスチック袋の口部を開いた状態で保持するようにしてもよく、筒状プラスチックフィルムである袋原反からプラスチック袋を形成する製袋位置と袋挿入位置を異なる場所に設け、袋保持部材はプラスチック袋の口部を開いた状態で保持しながら製袋位置から袋挿入位置へ移動可能にしてもよい。
この発明の製袋装置は、番重内にプラスチック袋を口部が閉じられた状態で自動的に敷設することができる。したがって、敷設されたプラスチック袋に異物が侵入しにくく、内部を清潔に保つことができる。
内袋敷設装置を示す正面図である。 同左側面図である。 同右側面図である。 内袋敷設装置の構成を示す平面視のブロック図である。 先端保持部材を示す正面図である。 同側面図である。 原反先端部受取部材を示す側面図である。 原反先端部受取部材のチャックを示す正面図である。 同背面図である。 同平面図である。 チャック片の動きを示す側面図である。 番重を示す斜視図である。 耳部折り込み装置の構成を示す側面図である。 耳部支持部材と耳部押し込み部材を示す正面図である。 製袋装置における製袋工程を模式的に示す側面図である。 プラスチック袋の挿入工程を模式的に示す側面図である。 プラスチック袋が挿入された番重を示す平面図である。 耳部の折り畳み工程を模式的に示す側面図である。 プラスチック袋が敷設された番重を示す平面図である。 ポリ袋が装着された段ボール箱の例を示す斜視図である。
この発明を実施するための形態について、図面に基づいて説明する。図1は内袋敷設装置を示す正面図、図2は同左側面図、図3は右側面図である
本例において内袋敷設装置1は、筒状プラスチックフィルムである袋原反より袋体であるプラスチック袋を作る製袋装置2と、番重と呼ばれる箱体にプラスチック袋を敷設する袋挿入装置3と、プラスチック袋の耳部を番重xの内部に折り畳む耳部折り込み装置4を有する。製袋装置2は内袋敷設装置1から独立した装置として提供されてもよいが、本例では製袋装置2も内袋敷設装置1に一体に備えられている。また、袋挿入装置3と耳部折り込み装置4を同じ位置に一体に設けてもよいが、本例ではそれぞれを袋挿入位置P2と耳部折り込み位置P3に分け、番重xを袋挿入位置P2から耳部折り込み位置P3に移送する番重移送装置18を設けている。図4は内袋敷設装置の構成を示す平面視のブロック図であり、製袋位置P1と袋挿入位置P2と耳部折り込み位置P3の配置の例を示している。このように、製袋装置2、袋挿入装置3、耳部折り込み装置4を異なる位置に配置することによって、さまざまな可動部材の干渉を回避することが容易になり、構成が簡易になるとともに保全にも有利である。
製袋装置について説明する。図1において左側に表れている。図2は製袋装置の左側面図を示しており、奥側に存在する袋挿入装置3と左側の耳部折り込み装置4は図示を省略され、手前側に表れる製袋装置2のみを特に示している。製袋装置2は原反ロール保持部材5を有している。この原反ロール保持部材5に原反ロール6が取り付けられる。原反ロール6は連続した筒状プラスチックフィルムである袋原反が巻かれたものである。筒状プラスチックフィルムをそのまま平らに巻いたものでもよいが、本例では両端部を内側に折り込んだマチ部を有するガゼット折りのロールにしており、幅の狭い原反ロール保持部材5に取り付けられながら大きな袋を形成できるようになっている。この袋原反の断面の周囲長は、敷設される番重の内周長に概ね対応している。
原反ロール6から供給される袋原反の先端部を保持する先端保持部材7が設けられている。原反ロール6から先端保持部材7にかけては袋原反の通り道に沿っていくつかのガイド部材8が設けられている。
先端保持部材7について説明する。図5は先端保持部材を示す正面図、図6は同側面図である。先端保持部材7は対向した一対の略長方形状の板状部材9a,9bより形成されているが、その板状部材9a,9bには2箇所に切り欠き部10が形成されている。この切り欠き部10は後述の原反先端部受取部材11が進入するための空間である。先端保持部材7は使用する原反の幅よりも長くなっている。
一対の板状部材9a,9bの少なくとも一方は平行に移動することができ、これにより開閉するようになっている。本例では、一方の板状部材9aにエアシリンダ等の駆動部材が設けられ、その伸縮運動によって閉じた状態と開いた状態の切替がなされる。本例で他方の板状部材9bには駆動部材は取り付けられていない。
先端保持部材7の上部には原反先端部受取部材11が設けられている。この原反先端部受取部材11は上下動が可能であり、先端保持部材7の位置まで下降できる。そして、第1先端保持部材7の切り欠き部10に進入する。
原反先端部受取部材について説明する。図7は原反先端部受取部材を示す側面図である。図8は原反先端部受取部材のチャックを示す正面図、図9は同背面図、図10は同平面図である。原反先端部受取部材9は2基のチャックよりなる。それぞれのチャックは一対のチャック片12を有し、内側を向いた面には吸引口13が設けられている。この吸引口13は電磁弁を介してコンプレッサーなどの吸引装置に接続されている。
チャック片12には水平駆動部材14が設けられており、相互に接触・離反ができるようになっている。さらに、一対のチャック片12には上下動のための上下駆動部材15が設けられている。図11はチャック片の動きを示す側面図である。本例では、一つのチャック片12aにエアシリンダ15が設けられており、そのチャック片12aを他方のチャック片12bに対して上下動させる。この上下駆動部材15が、チャック片同士を相互に摺り合せる摺り合わせ駆動部材となっている。
先端保持部7のすぐ上側には、加熱部材16と切断部材17が設けられている。加熱部材16は平行な一対の棒状の部材であり、少なくとも一方はプラスチックフィルムの溶着温度以上に昇温できる加熱棒材になっている。この一対の棒状部材は相互に接触・離反できるようになっている。そして、この加熱部材16の下に切断部材17が配置される。
ついで、袋挿入装置3について説明する。袋挿入装置3の下部には番重を移送する番重移送装置18が設けられている。番重移送装置18はローラコンベアやベルトコンベアなどで構成され、導入位置P0から袋挿入位置P2、耳部折り込み位置P3、そして番重排出位置P4まで梱包箱を自動的に移送する。それぞれの位置での停止およびその間の移送についてはコンピュータにより制御されている。
図12は番重を示す斜視図である。番重xはプラスチックなどを素材とする略直方体状の箱体であり、段ボール箱などの梱包箱に比べると長さL・幅Wに対する高さHが小さい。底面は長方形になっている。ここで、その長方形の4辺のうちで、相互に平行に対向する2辺を第1辺および第2辺と呼ぶ。本例では短い辺を第1辺および第2辺とし、この第1辺および第2辺を進行方向に対して直角になる向きで番重xを番重移送装置18の導入位置P0に置く。
袋挿入位置P2の上部には、番重xの上でプラスチック袋を開口した状態で保持する袋保持部材19と、番重xに対して上下動してするプラスチック袋を番重xの中に押し込む押圧部材20と、耳部形成部材21が設けられている。
押圧部材19は略直方体の箱体であり、その上部に支持棒22が備えられている。この支持棒22は駆動装置(図示省略)に接続されており、押圧部材19を上下動させる。また、押圧部材19には番重xの第1辺および第2辺に沿った面、すなわち番重移送装置18の進行方向に対して直角な面の中央部には、後述の口部引っ張り部材が進入できる溝部20aが形成されている。
袋保持部材19は開閉可能な2つのチャック片の組合せを4組備えている。この4組は押圧部材20の外部にあり、長方形の4隅をなすように配置されている。袋保持部材19は上下動可能になっている。
耳部形成部材21は対向した一対の口部引っ張り部材23を有する。この口部引っ張り部材23は回転部材23aに取り付けられた棒状の部材23bと、この棒状の部材の先端から直角に伸びた棒状の部材23cにより、L字状に構成されている。また、それぞれの口部引っ張り部材23には口部引っ張り部材移動部材(図示省略)が連結されたおり、上下方向に移動できるとともに、相互に接近・離反する方向にも移動できる。
耳部折り込み装置4について説明する。図13は耳部折り込み装置4の構成を示す側面図である。耳部折り込み装置4は、番重xの第1辺および第2辺に沿って番重xに対して上下動する耳部起立部材25と、番重xの第1辺および第2辺の外部より内部に進入して起立した耳部を番重xの内部に折り込む耳部押し込み部材26を有する。さらに、番重xの第1辺および第2辺に沿って番重xの外側で上下動する耳部支持部材27も備える。
耳部起立部材25は番重xの第1辺および第2辺に沿って番重xの内側の位置に設けられた第1板状部材28に加えて、第1辺および第2辺に垂直な第3辺および第4辺に沿って番重xの内側の位置に設けられた第2板状部材29を備える。そして、第1板状部材28と第2板状部材29はそれぞれ独立に上下動できるようになっている。
図14は耳部支持部材と耳部押し込み部材を正面から見た状態を模式的に示す。耳部押し込み部材26は複数の棒状部材30を平行かつ同一平面上に備えており、隣り合う棒状部材30の間にはスリット部31が形成され、全体的にフォークの形状になっている。この耳部押し込み部材26は先端部が番重xの方を向いており、番重の方に向いて下がるような傾斜している。そして、この傾斜に沿った前後動を行い、先端部が番重の外と内を進退するようになっている。本例では5本の棒状部材30が設けられ、その間に4本のスリット部31が形成されている。
耳部支持部材27も複数の棒状部材32とその間のスリット部33を平行かつ同一平面上に備え全体的にフォークの形状になっている。耳部支持部材27は番重xの第1辺および第2辺に沿ってその外側に垂直に設けられており、先端部が上を向いている。そして、上下動することによって、先端部が番重xの下側と上側を往復する。本例では4本の棒状部材32が設けられ、その間に3本のスリット部33が形成されている。
耳部支持部材27と耳部押し込み部材26の棒状部材30,32は、正面視においてそれぞれ他方のスリット部33,31の位置に沿って配置されている。したがって、耳部支持部材27と耳部押し込み部材26は移動中に相互に干渉しないようになっている。
つぎに、内袋敷設装置1の作用およびこの発明を用いた内袋敷設方法の例について説明する。まず、原反ロール保持部材5に原反ロール6を取り付ける。原反ロール6から先端部を引き出し、ガイド部材8を介して先端保持部材7に導入する。この作業は作業員による手作業となる。
袋原反の先端部を先端保持部材7の上端部に合わせる。この作業が完了したら、内袋敷設装置1の動作を開始させる。先端保持部材7は閉じて、袋原反の先端部を把持する。
番重xを番重移送装置18に導入する。ここで、使用する番重としては、底面の形状は所定のものであり、第1辺および第2辺に沿った長さLと、第3辺および第4辺に沿った幅Wは決まったものになる。2×(L+W)が番重の内周長さになるが、この値に概ね対応する周囲長の袋原反が使用されることになる。一方、番重xの高さHについては必ずしも固定される必要はなく、異なる高さH1、H2・・・のものを選択して使用してもよい。この場合、制御装置にはそれぞれの高さH1、H2・・・に対応したモードH1,モードH2・・・が設けられており、番重xを選択した際には、その高さのモードに設定しておく。
短辺である第1辺を下流側に向けて番重導入位置P0に置く。この作業は手動であってもよく、導入するための自動化装置を使用してもよい。番重移送装置18により番重xは内袋挿入位置P1へ移動する。
図15は製袋装置における製袋工程を模式的に示す側面図である。チャック片12を開いた状態で原反先端部受取部材11が先端保持部材7まで下降する(図15a)。このとき、先端保持部材7の板状部材9の切り欠き部10に進入する。吸引口13はまだ吸引を行っていない。そして、チャック片12を閉じることによって、原反の先端部を把持する。板状部材9を開く。製造される袋体yの高さ分に対応する距離だけ原反先端部受取部材11は上昇して、一旦停止する(図15b)。ここで、この上昇距離は番重xの高さに合わせて設定される。より低い番重の高さH1に対してはより短い上昇距離であり、より高い番重の高さH2に対してはより長い上昇距離が設定され、これらは制御装置のモードH1,モードH2・・・の選択で決定できる。
つぎに、溶着部材16の2本の棒状部材を互いに接近し、原反を挟みつける。これにより、筒状プラスチックフィルムである袋原反は先端保持部材7の近くで溶着される。そして、切断装置17が作動し、溶着箇所のすぐ下を切断する(図15c)。切断部の下側は、袋原反の新たな先端となり、先端保持部材7に保持される。
原反先端部受取部材11のチャック片12が閉じた状態で吸引を開始する。そして、吸引を続けながら一対のチャック片12を互いに離反させていくことにより、袋原反の先端部を開口する。口部においてプラスチック袋は把持されていないが、吸引によって外側のチャック片12に吸いつけられているのでチャック片12から離れることなく口部は開いていく。
プラスチック袋はでは重なり合ったフィルム同士は相当強く密着しているので、吸引口13での吸引だけでは開きにくい場合もある。本例においては、チャック片12には上下駆動部材15が設けられているので、開口の前に吸引を行いながら上下駆動部材15を作動させ、チャック片12を上下動させることができる。図11にチャック片の動きを示す。これは、ポリ袋などを手で開く際に行うのと類似した動作になる。こうして、摺り合せ動作を行った部分において、重なり合ったフィルム同士の密着が弱くなる。その後吸引しながらチャック片12を開くことによって、より確実に口部を開くことができる。
口部が開き、底部は溶着によって閉じられたプラスチック袋yが製造される(図15d)。溶着部材16の棒状部材を離反させることにより、袋体の底部が開放される。4体のチャック片12が開くことにより、チャック片12を四隅とする長方形状に袋体の口部が開く。チャック片12の移動先の位置は制御装置により指示することができる。制御装置に番重xの底面形状に関する情報を保存しておくことにより、最適な開口形状になるような移動を決定することができる。
原反先端部受取部材11はプラスチック袋yを保持したまま上昇する。そして、移送部材34が備えられている高さに達したら停止する(図15e)。移送部材34は4組のチャックを有し、プラスチック袋yを原反先端部受取部材11から受け取る。
ついで、移送部材34は水平に移動し、製袋装置2を離れて袋挿入装置3に行く。一方、原反先端部受取部材11は下降し、先端保持部材7の近くで待機する(図15f)。番重移送装置18では、投入された番重xは運ばれ、内袋を挿入するための袋挿入装置P2で停止する。
図16はプラスチック袋の挿入工程を模式的に示す正面図である。プラスチック袋yは口部を開いた状態で移送部材34により番重の上に運ばれてきている。このプラスチック袋yの口部の上にある袋保持部材19と押圧部材20が下降を始める。袋保持部材19は4組のチャック部材を有し、これがプラスチック袋yの口部を掴むとともに移送部材34はプラスチック袋yを放す。そして、移送部材34は製袋装置2へ戻る。こうして、プラスチック袋yは移送部材34から袋保持部材19へ受け渡される。袋保持部材19は所定の高さで停止するが、押圧部材20は袋保持部材19よりも深く下降し、口部が開かれたプラスチック袋yの中に進入する。そして、プラスチック袋yの底部を番重xの中に押し込む。ついで、袋保持部材19がプラスチック袋yの口部を掴んだ状態で下降し、プラスチック袋yの口部を下げる。こうして、プラスチック袋yの上部は番重xの上で弛んだ状態になる。
口部引っ張り部材23は回転しながら番重xへ接近する。待機状態では水平であった口部引っ張り部材23の先端部23cは垂直になりながら番重xの第1辺および第2辺を越えて、プラスチック袋yの口部の中に進入する。一方、押圧部材20は上昇する。口部引っ張り部材23の先端23cが番重xの上に到達するとき、押圧部材20の下部はまだプラスチック袋yの中に残っているが、押圧部材20の溝部20aの中に口部引っ張り部材23の先端23cが入ることによって衝突しないようになっている。
口部引っ張り部材23の先端23cが垂直な状態で、口部引っ張り部材23は相互に離反するように移動する。口部引っ張り部材23の先端はプラスチック袋yの口部を引っ張り、第1辺および第2辺を越えてプラスチック袋yの口部の一部を番重xの外に突き出させる。こうして番重xの第1辺および第2辺の外側には、平面視で三角形状の耳部が形成される。また、プラスチック袋yの口部は閉じた状態になる。
口部引っ張り部材23は上昇するとともに先端部23cを上げるように回転する。こして、口部引っ張り部材23はプラスチック袋yから離れ、番重xの外側の元の位置に復帰する。。図19はプラスチック袋が敷設された番重を示す平面図である。番重xに挿入されたプラスチック袋yは閉じた状態であり、番重xの第1辺および第2辺の外側に耳部が残っている。この番重は番重移送装置18によって番重排出位置P3に移送される
耳部折り込み装置4の作用について説明する。図18は耳部の折り畳み工程を模式的に示す側面図である。耳部起立部材25が下降する。第1板状部材28と第2板状部材29は同時に下降し、その先端部が番重xの底面に到達する。番重xの外側にはみ出ていた耳部は、第1板状部材28に押されて垂直に起立する。耳部以外の部分は、第1板状部材28と第2板状部材29によって番重xの中に押し込まれる。
また、耳部支持部材27が上昇する。この耳部支持部材27も耳部を持ち上げて、起立させる作用を有する。耳部は第1板状部材28と耳部支持部材27の間で、ほぼ垂直に起立する。
ついで、第1板状部材28が上昇する。第1板状部材28が離れても耳部支持部材27が耳部を番重xの外側に倒れないように支持し続ける。耳部押し込み部材26が番重xへ向いて斜めに下降する。一方、耳部支持部材27は上昇する。耳部支持部材27が完全に退避してから耳部支持部材27の先端を番重xの上に進入させてもよいが、完全に退避する前に進入させても、耳部押し込み部材26と耳部支持部材27の棒状部材は、他方のスリット部に進入できるので、衝突することはない。耳部押し込み部材26の先端部は起立していた耳部を押し倒して、番重xの中に押し込む。このとき、第2板状部材29は番重xの中に残っており、第3辺および第4辺に沿って壁を形成しているので、耳部は外にはみ出ることなく、確実に番重xの中に折り込まれる。
耳部押し込み部材26と第2板状部材29は上昇し、番重xから離れて、元の位置に復帰する。図19はプラスチック袋が敷設された番重を示す平面図である。番重xの中にはプラスチック袋yが耳部を折り畳まれた状態で敷設されている。口部は閉じられており、異物等が侵入しにくくなっている。
番重移送装置18を作動させて、プラスチック袋を敷設した番重を番重排出位置P4へ移送する。以上の工程を繰り返すことによって、番重xへのプラスチック袋yの敷設を連続的に継続することができる。
排出された番重は、所定の数を積み重ねて台車やフォークリフトで運び出す。プラスチック袋は完全に番重の中に納まっているので、そのまま重ね合わせることができる。また、口部は閉じられているので、移動中に異物が侵入することなく、袋内は清潔に保たれる。
1.内袋敷設装置
2.製袋装置
3.袋挿入装置
4.耳部折り込み装置
5.原反ロール保持部材
6.原反ロール
7.先端保持部材
8.ガイド部材
9.板状部材
10.切り欠き部
11.原反先端部受取部材
12.チャック片
13.吸引口
14.水平駆動部材
15.上下駆動部材
16.溶着部材
17.切断部材
18.番重移送装置
19.袋保持部材
20.押圧部材
21.耳部形成部材
22.支持棒
23.口部引っ張り部材
24.回転部材
25.耳部起立部材
26.耳部押し込み部材
27.耳部支持部材
28.第1板状部材
29.第2板状部材
30.棒状部材
31.スリット部
32.棒状部材
33.スリット部
34.移送部材
x.番重
y.袋体
P0.番重導入位置
P1.番重導入位置
P2.袋挿入位置
P3.耳部折り込み位置
P4.番重排出位置

Claims (5)

  1. プラスチック袋を番重の中に敷設する内袋敷設装置であり、
    番重の上でプラスチック袋を開口した状態で保持する袋保持部材と、
    番重に対して上下動する押圧部材と、
    対向した一対の口部引っ張り部材と、口部引っ張り部材を相互に接近・離反させる口部引っ張り部材移動部材とを有する耳部形成部材と、
    番重の第1辺およびこれに平行な第2辺に沿ってそれぞれ番重に対して上下動する耳部起立部材と、
    番重の第1辺および第2辺の外部より内部に進入して起立した耳部を番重の内部に折り込む耳部押し込み部材を有し、
    袋保持部材で保持されたプラスチック袋の内部に押圧部材が降下してプラスチック袋の底部を番重内に挿入し、
    口部引っ張り部材がプラスチック袋の中に進入し、番重の第1辺および第2辺に沿ったプラスチック袋の口部を番重の外側に向いて引っ張るとともに袋保持部材がプラスチック袋を解放して番重の第1辺および第2辺の外側にプラスチック袋の耳部を形成し、
    耳部起立部材が番重の第1辺および第2辺に沿って番重内に降下してプラスチック袋の耳部を起立させ、
    耳部押し込み部材が番重の第1辺および第2辺の外部より内部に進入して起立した耳部を番重の内部に折り込むようになした内袋敷設装置。
  2. 番重の第1辺および第2辺に沿って番重の外側で上下動する耳部支持部材を有し、耳部支持部材は平行な複数のスリット部を有し、このスリット部を通って耳部押し込み部材が耳部押し込み部材が進入するようになした請求項1に記載の内袋敷設装置。
  3. プラスチック袋を番重内に挿入し耳部を形成する袋挿入位置と、耳部を起立し番重の内部に折り込む耳部折り込み位置と、番重を袋挿入位置から耳部折り込み位置に移送する番重移送装置を有する請求項1または請求項2に記載の内袋敷設装置。
  4. 連続した筒状プラスチックフィルムである袋原反が巻かれた袋原反ロールから袋原反を引き出し、袋原反の上部を開口するとともに下端部を封止して袋原反の下流側から切り離してプラスチック袋を形成する製袋装置を備え、
    袋保持部材は形成されたプラスチック袋の口部を開いた状態で保持するようになした請求項1から請求項3のいずれかに記載の内袋敷設装置。
  5. 筒状プラスチックフィルムである袋原反からプラスチック袋を形成する製袋位置と袋挿入位置を異なる場所に設け、袋保持部材はプラスチック袋の口部を開いた状態で保持しながら製袋位置から袋挿入位置へ移動可能にした請求項4に記載の内袋敷設装置。
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