JP6781305B1 - エレベータの安全装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】乗りかごの設置作業等において作業性の良いエレベータの安全装置を提供する。【解決手段】乗りかごのホールドア側に設けてあり、調速機ロープと前記乗りかごとの相対運動に起因して生じる駆動力を伝達するセフティリンクと、一対のガイドレールに対応した位置に設けられてセフティリンクに連動して作動する一方及び他方の非常止め装置と、を備えるエレベータの安全装置である。セフティリンクは、一方の非常止め装置を作動する一方のレバーと、他方の非常止め装置を作動する他方のレバーと、一方のレバーと他方のレバーとの間に設けた回転軸とを備え、回転軸はホールドアと乗りかごとの間にスペースを形成するスペース形成部を有する。【選択図】図3
Description
本発明の実施形態は、エレベータの安全装置に関する。
エレベータの乗りかごに設けてあり、調速機ロープと乗りかごとの相対運動に起因して生じる駆動力を伝達するセフティリンクと、セフティリンクに連動して作動する一方及び他方の非常止め装置とを備えるエレベータの安全装置が公知である。
このエレベータの安全装置では、一方及び他方の非常止め装置は乗りかごの昇降を案内する一対のガイドレールに対応した位置に設けられており、セフティリンクは前記ガイドレールに対して、乗りかごのドア側に設けてある。
このエレベータの安全装置では、一方及び他方の非常止め装置は乗りかごの昇降を案内する一対のガイドレールに対応した位置に設けられており、セフティリンクは前記ガイドレールに対して、乗りかごのドア側に設けてある。
しかし、エレベータの乗りかごを昇降路内に設置する時等に、乗りかごを最下のホールドアのフロア付近で止めた状態にして、作業員がホールドアのフロアと乗りかごの下梁との隙間からピットに入って作業するときがある。このように、作業員がピットに入り込むときに乗りかごの下梁からホールドア側に突設しているセフティリンクが邪魔になることがある。
そこで、乗りかごの設置作業等において作業性の良いエレベータの安全装置を提供する。
そこで、乗りかごの設置作業等において作業性の良いエレベータの安全装置を提供する。
実施形態は、乗りかごのドア側に設けてあり、調速機ロープと前記乗りかごとの相対運動に起因して生じる駆動力を伝達するセフティリンクと、乗りかごの昇降を案内する一対のガイドレールに対応した位置に設けて前記セフティリンクに連動して作動する一方及び他方の非常止め装置と、を備えるエレベータの安全装置において、前記セフティリンクは、前記一方の非常止め装置を作動する一方のレバーと、前記他方の非常止め装置を作動する他方のレバーと、前記一方のレバーと他方のレバーとの間に設けた回転軸とを備え、前記回転軸はホールドアと乗りかごとの間にスペースを形成するスペース形成部を有するエレベータの安全装置である。
以下、実施形態に係るエレベータ1について、添付図面を参照して説明するが、まず図1〜図6を参照して第1実施形態について説明する。
図1に示すように、エレベータ1には、乗りかご3と乗りかご3の昇降を案内する一方及び他方のレール5a、5bと、調速機7及び調速機7から垂下された調速機ロープ7aを備えている。
一方、乗りかご3は巻上機(図示せず)により巻き掛けられたワイヤロープ8により、昇降されている。
図1に示すように、エレベータ1には、乗りかご3と乗りかご3の昇降を案内する一方及び他方のレール5a、5bと、調速機7及び調速機7から垂下された調速機ロープ7aを備えている。
一方、乗りかご3は巻上機(図示せず)により巻き掛けられたワイヤロープ8により、昇降されている。
乗りかご3の下梁9には、セフティリンク11と、一方及び他方の非常止め装置13a、13bを有するエレベータの安全装置15が設けてある。
セフティリンク11には、調速機ロープ7aに連結した連結器17が設けてあり、乗りかご3の移動速度が基準速度を超過すると調整機ロープ7aは調速機7により拘束されることで、乗りかご3には調速機ロープ7aに対する相対速度が発生し、これらの相対運動に起因した駆動力が連結器17を介してセフティリンク11に伝達される。本実施形態では、相対運動に起因した駆動力は回転力としてセフティリンク11に伝達される。
セフティリンク11が回転すると、対応する一方及び他方のレバー31a、31b(図2参照)を介して、一方及び他方の非常止め装置13a、13bが作動することで、乗りかご3が制動される。
セフティリンク11には、調速機ロープ7aに連結した連結器17が設けてあり、乗りかご3の移動速度が基準速度を超過すると調整機ロープ7aは調速機7により拘束されることで、乗りかご3には調速機ロープ7aに対する相対速度が発生し、これらの相対運動に起因した駆動力が連結器17を介してセフティリンク11に伝達される。本実施形態では、相対運動に起因した駆動力は回転力としてセフティリンク11に伝達される。
セフティリンク11が回転すると、対応する一方及び他方のレバー31a、31b(図2参照)を介して、一方及び他方の非常止め装置13a、13bが作動することで、乗りかご3が制動される。
ここで、一方及び他方の非常止め装置13a、13bについて説明するが、一方及び他方の非常止め装置13a、13bは同じ構成であるから、以下に一方の非常止め装置13aのみについて説明する。
図5に示すように、一方の非常止め装置13aは、一方のレール5aの片側にのみ楔部材16を設けた片クサビ式の非常止め装置であり、ブレーキシュー16aを備えた楔部材16及び案内部材18を備えており、図5に示す解除位置から、セフティリンク11の回転により、レバー31a(図2参照)が各楔部材16を押し上げることで、一方のレール5aに楔部材16のブレーキシュー16aを押し付けて、乗りかごを制動するものである。
尚、一方及び他方の非常止め装置13a、13bは、上述した片クサビ式に限らず、一方のレール5a(又は他方のレール5b)の両側に楔部材16及び案内部材18を設けた両クサビ式のものであっても良い。
図5に示すように、一方の非常止め装置13aは、一方のレール5aの片側にのみ楔部材16を設けた片クサビ式の非常止め装置であり、ブレーキシュー16aを備えた楔部材16及び案内部材18を備えており、図5に示す解除位置から、セフティリンク11の回転により、レバー31a(図2参照)が各楔部材16を押し上げることで、一方のレール5aに楔部材16のブレーキシュー16aを押し付けて、乗りかごを制動するものである。
尚、一方及び他方の非常止め装置13a、13bは、上述した片クサビ式に限らず、一方のレール5a(又は他方のレール5b)の両側に楔部材16及び案内部材18を設けた両クサビ式のものであっても良い。
図2及び図3に示すように、乗りかご3の下には、下梁9が設けてあり、下梁9には、ワイヤロープ8(図1参照)を掛けるシーブ23、23が設けてある。図3に示すように、下梁9において、ホールドア25側にあるドア側下梁部27には、セフティリンク11が複数の支持具29a、29bにより支持されている。
支持具29a、29bは、ドア側下梁部27からホール側に突出して設けてある。支持具29a、29bについては後述する。
支持具29a、29bは、ドア側下梁部27からホール側に突出して設けてある。支持具29a、29bについては後述する。
図2に示すように、セフティリンク11は、一方の非常止め装置13aを作動する一方のレバー31aと、他方の非常止め装置13bを作動する他方のレバー31bと、一方のレバー31aと他方のレバー31bとの間に設けた回転軸33とを備えている。
回転軸33は、一方のレバー31aに連結した一方の回転軸本体33aと、他方のレバー31bに連結した他方の回転軸本体33bと、一方及び他方の回転軸本体33a、33b間に設けた分離部(スペース形成部)33cとを備えている。分離部33cは、一方の回転軸本体33aに一方の継手34aによりボルト35で固定されており、他方の回転軸本体33bに他方の継手34bによりボルト35で固定されている。
図3に示すように、一方の継手34aには、復帰忘れ防止部37が一体に設けてある。この復帰忘れ防止部37は、一方の回転軸本体33a側に突設する突設部である。
図3に示すように、一方の継手34aには、復帰忘れ防止部37が一体に設けてある。この復帰忘れ防止部37は、一方の回転軸本体33a側に突設する突設部である。
図4に示すように、一方の継手34aに近接した位置には、安全回路装置39が設けてある。安全回路装置39は、ドア側下梁部27に取り付けてあり、安全回路装置39の作動スイッチ39aが一方の継手34aの復帰忘れ防止部37(図3参照)の移動領域内に配置してある。安全回路装置39は、乗りかごを昇降する巻上機(図示せず)の給電を遮断する装置であり、作動スイッチ39aはリミットスイッチである。
次に、本実施の形態にかかるエレベータの安全装置15の操作について説明する。
図6に示すように、例えば、乗りかご3の据え付け作業時には、乗りかご3の下梁9をホールフロアF付近に位置させ、乗りかご3とホールフロアFとの間から作業員がピットP内に入り込んで作業する場合がある。例えば、乗りかご3の下梁9に設けたシーブ23にロープ掛け等の作業をする場合である。
この場合、乗りかご3のドア側で乗りかご3から垂下されているエプロン45は取り付けていない状態で、ピット内に入り込むが、下梁9とホールフロアFとの間にある回転軸33が入り込みの邪魔になる。
そこで、以下の手順で、回転軸33の分離部(スペース形成部)33c(図1及び図3参照)により、ホールフロアFと乗りかご3との間にスペースを形成する。
図6に示すように、例えば、乗りかご3の据え付け作業時には、乗りかご3の下梁9をホールフロアF付近に位置させ、乗りかご3とホールフロアFとの間から作業員がピットP内に入り込んで作業する場合がある。例えば、乗りかご3の下梁9に設けたシーブ23にロープ掛け等の作業をする場合である。
この場合、乗りかご3のドア側で乗りかご3から垂下されているエプロン45は取り付けていない状態で、ピット内に入り込むが、下梁9とホールフロアFとの間にある回転軸33が入り込みの邪魔になる。
そこで、以下の手順で、回転軸33の分離部(スペース形成部)33c(図1及び図3参照)により、ホールフロアFと乗りかご3との間にスペースを形成する。
まず、図3に示すように、セフティリンク11の回転軸33において、一方及び他方の継手34a、34bのボルト35を緩め、各継手34a、34bをそれぞれ矢印Eに示す方向にスライドさせる。
一方の継手34aには復帰忘れ防止部37が設けてあるので、一方の継手34aを矢印E方向に沿って一方の回転軸本体33a側にスライドすると、復帰忘れ防止部37が安全回路装置39の作動スイッチ39a(図4参照)を押圧し、安全回路装置39が作動して、巻上機(図示せず)への給電を停止する。
そして、各継手34a、34bを対応する回転軸本体33a、33bに残したまま、分離部(スペース形成部)33cを回転軸33から外す。
これにより、セフティリンク11では、分離部33cがなくなるので、図6に示すように、ホールフロアFとドア側下梁部27との間のスペースSを確保でき、作業員がピットP内への出入りがし易くなる。
一方の継手34aには復帰忘れ防止部37が設けてあるので、一方の継手34aを矢印E方向に沿って一方の回転軸本体33a側にスライドすると、復帰忘れ防止部37が安全回路装置39の作動スイッチ39a(図4参照)を押圧し、安全回路装置39が作動して、巻上機(図示せず)への給電を停止する。
そして、各継手34a、34bを対応する回転軸本体33a、33bに残したまま、分離部(スペース形成部)33cを回転軸33から外す。
これにより、セフティリンク11では、分離部33cがなくなるので、図6に示すように、ホールフロアFとドア側下梁部27との間のスペースSを確保でき、作業員がピットP内への出入りがし易くなる。
ピットP内での作業終了後には、図3に参照されるように、回転軸33の分離部33cを一方及び他方の回転軸本体33a、33b間に配置して、それぞれ一方の継手34aと他方の継手34bとを分離部33c側(矢印Eのと反対方向)にスライドして、ボルト35を固定する。
この時、復帰忘れ防止部37も一方の継手34aと共にスライドされるため、安全回路装置39の作動スイッチ39aの押圧が解除され、安全回路装置39を介して巻上機への電力を供給状態に復帰する。
この時、復帰忘れ防止部37も一方の継手34aと共にスライドされるため、安全回路装置39の作動スイッチ39aの押圧が解除され、安全回路装置39を介して巻上機への電力を供給状態に復帰する。
本実施の形態の作用効果について説明する。
本実施の形態によれば、セフティリンク11の回転軸33は、分離部(スペース形成部)33cにより、分離部33cを外すことで、ホールフロアFと乗りか3との間にスペースを形成して、エレベータ昇降路のピットP内に容易に入ることができるから、作業性が良い。
分離部(スペース形成部)33cは、回転軸33の一部を回転軸本体33a、33bから分離してあると共に、分離部33cを一方及び他方の回転軸本体33a、33bに取外し自在に連結してあるから構成が簡易である。
分離部(スペース形成部)33cは、一方の継手34a及び他方の継手34bでそれぞれ一方及び他方の回転軸本体33a、33bに連結してあり、各継手34a、34bのスライドにより分離部33cを容易に脱着できる。
一方の継手34aには、分離部33cの復帰忘れ防止部37を設けているので、分離部33cの復帰を忘れたまま乗りかご3を稼働しようとした場合には、安全回路装置39が作動して巻上機への給電が停止したままの状態であり、乗りかごが昇降できないので、復帰忘れを防止できる。
本実施の形態によれば、セフティリンク11の回転軸33は、分離部(スペース形成部)33cにより、分離部33cを外すことで、ホールフロアFと乗りか3との間にスペースを形成して、エレベータ昇降路のピットP内に容易に入ることができるから、作業性が良い。
分離部(スペース形成部)33cは、回転軸33の一部を回転軸本体33a、33bから分離してあると共に、分離部33cを一方及び他方の回転軸本体33a、33bに取外し自在に連結してあるから構成が簡易である。
分離部(スペース形成部)33cは、一方の継手34a及び他方の継手34bでそれぞれ一方及び他方の回転軸本体33a、33bに連結してあり、各継手34a、34bのスライドにより分離部33cを容易に脱着できる。
一方の継手34aには、分離部33cの復帰忘れ防止部37を設けているので、分離部33cの復帰を忘れたまま乗りかご3を稼働しようとした場合には、安全回路装置39が作動して巻上機への給電が停止したままの状態であり、乗りかごが昇降できないので、復帰忘れを防止できる。
復帰忘れ防止部37は、継手34aのスライドにより安全回路装置39の切り替えスイッチ39aを作動する構成であるから、構成が簡易で部品点数を少なくできる。
以下に本発明の他の実施形態を説明するが、以下に説明する実施形態において、上述した第1実施形態と同一の作用効果を奏する部分には同一の符号を付することによりその部分の詳細な説明を省略し、以下の説明では第1実施形態と主に異なる点を説明する。
図7〜図9を参照して、本発明の第2実施形態にかかるエレベータの安全装置15について説明する。図7に示すように、この第2実施形態では、セフティリンク11の回転軸33は、平面視において、乗りかご3の下梁9側に凹んで形成した凹部47(スペース形成部)を有することが第1実施の形態と異なっている。
また、図7及び図9に示すように、この第2実施の形態では、乗りかご3の下梁9において、ドア側下梁部27にはホールフロアF側に突設したランプ(障害物)49が設けてあり、凹部47はランプ49を避けて下梁9側に凹ませている。
以下に本発明の他の実施形態を説明するが、以下に説明する実施形態において、上述した第1実施形態と同一の作用効果を奏する部分には同一の符号を付することによりその部分の詳細な説明を省略し、以下の説明では第1実施形態と主に異なる点を説明する。
図7〜図9を参照して、本発明の第2実施形態にかかるエレベータの安全装置15について説明する。図7に示すように、この第2実施形態では、セフティリンク11の回転軸33は、平面視において、乗りかご3の下梁9側に凹んで形成した凹部47(スペース形成部)を有することが第1実施の形態と異なっている。
また、図7及び図9に示すように、この第2実施の形態では、乗りかご3の下梁9において、ドア側下梁部27にはホールフロアF側に突設したランプ(障害物)49が設けてあり、凹部47はランプ49を避けて下梁9側に凹ませている。
図9に示すように、この第2実施の形態では、回転軸33が回転すると、凹部47は47aの位置へ回動して非常止め装置13a、13bを作動させる。
また、図8に示すように、回転軸33はその左右側を受ける軸受け51はU字形状の溝51aとしてあり、溝51aの開口は閉鎖部材53を軸受け51にボルト・ナットの締結具55で固定してある。
図7に示すように、この第2実施の形態によれば、凹部(スペース形成部)47を回転軸33に形成しているので、第1実施の形態と異なり分離部33cの脱着作業が不要であり、そのままホールフロアFと乗りかご3との間にスペースSを形成できる。
また、図8に示すように、回転軸33はその左右側を受ける軸受け51はU字形状の溝51aとしてあり、溝51aの開口は閉鎖部材53を軸受け51にボルト・ナットの締結具55で固定してある。
図7に示すように、この第2実施の形態によれば、凹部(スペース形成部)47を回転軸33に形成しているので、第1実施の形態と異なり分離部33cの脱着作業が不要であり、そのままホールフロアFと乗りかご3との間にスペースSを形成できる。
この第2実施の形態でも、第1実施の形態と同様に、ホールフロアFと乗りかご3との間にスペースSを形成しているので、乗りかご3の設置作業等において、エレベータ昇降路のピットPに容易に入ることができるから、作業性が良い。
第1実施の形態と異なり、回転軸33の脱着が不要であるから、更に作業性が良い。
回転軸33の軸受け51はU字形状の溝51aとしてあるから、回転軸33を軸受け51に設置する場合に、溝51aの開口側から挿入して設置できるので、回転軸33の設置が容易にできる。
第1実施の形態と異なり、回転軸33の脱着が不要であるから、更に作業性が良い。
回転軸33の軸受け51はU字形状の溝51aとしてあるから、回転軸33を軸受け51に設置する場合に、溝51aの開口側から挿入して設置できるので、回転軸33の設置が容易にできる。
上述した実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…エレベータ、3…乗りかご、7a…調速機ロープ、11…セフティリンク、13a、13b…非常止め装置、15…エレベータの安全装置、31a、31b…レバー、33…回転軸、33c…分離部(スペース形成部)、33a、33b…回転軸本体、34a、34b…継手、37…復帰忘れ防止部、39…安全回路装置、47…凹部(スペース形成部)、51…軸受け、51a…溝、53…閉鎖部材。
Claims (6)
- 乗りかごのドア側に設けてあり、調速機ロープと前記乗りかごとの相対運動に起因して生じる駆動力を伝達するセフティリンクと、前記乗りかごの昇降を案内する一対のガイドレールに対応した位置に設けて前記セフティリンクに連動して作動する一方及び他方の非常止め装置と、を備えるエレベータの安全装置において、
前記セフティリンクは、前記一方の非常止め装置を作動する一方のレバーと、前記他方の非常止め装置を作動する他方のレバーと、前記一方のレバーと前記他方のレバーとの間に設けた回転軸とを備え、
前記回転軸はホールフロアと前記乗りかごとの間にスペースを形成するスペース形成部を有するエレベータの安全装置。 - 前記回転軸は回転軸本体と分離部を有し、前記スペース形成部は、前記分離部であり、前記回転軸本体に取外し自在に連結してある請求項1に記載のエレベータの安全装置。
- 前記分離部は、その両端を継手でそれぞれ前記回転軸本体に連結してある請求項2に記載のエレベータの安全装置。
- 前記乗りかごを昇降する巻上機の給電を遮断する安全回路装置を備え、前記継手は、前記分離部を分離するときに前記安全回路装置のスイッチを切り替える復帰忘れ防止部を有する請求項3に記載のエレベータの安全装置。
- 前記スペース形成部は、前記回転軸を前記乗りかごの下梁側に凹んで形成した凹部である請求項1に記載のエレベータの安全装置。
- 前記セフティリンクは、前記回転軸を支持する軸受けを有し、前記軸受けには前記回転軸を受ける溝が形成してあり、前記軸受けには、前記溝の開口を閉鎖する閉鎖部材が取り付けてある請求項5に記載のエレベータの安全装置。
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