JP6780295B2 - 天井パネル及び組立式防音室 - Google Patents

天井パネル及び組立式防音室 Download PDF

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Description

本発明は、天井パネル及び組立式防音室に関する。
防音機能を有しない既存の建物の内部に組立式防音室を設置して、例えば楽器演奏、カラオケ歌唱、映画鑑賞等を可能にしたいとの需要がある。例えば特開2008−267114号公報には、業者以外の個人等のエンドユーザーが設置することができる防音室として、遮音パネルを壁材とする組立式防音室が提案されている。
一般的に、パネルの遮音性能を高めるためには質量を大きくする必要があることが「質量則」として知られている。具体的には、垂直入射条件での単層壁における音波の透過損失TL[dB]は、音波の周波数f[Hz]と単層壁の面密度m[kg/m]とを用いて、次の式(1)によって表すことができる。
TL≒20・log(f・m)−42.5 ・・・(1)
ところが、前記公報に記載の防音室では、天井を1枚の遮音パネルで構成しているため、透過損失TLを比較的大きくする必要がある防音室用の天井パネルは、かなりの重さを有するものとなる。従って、天井パネルの取り付けは、不慣れなエンドユーザーにとってはかなりの重労働であり、決して容易な作業ではない。また、重量を有する天井パネルを取り付ける際に誤って天井パネルを落下させると作業者が怪我をする危険性もある。
特開2008−267114号公報
前記不都合に鑑みて、本発明は、取り付け作業が比較的容易な天井パネル及び組立が比較的容易な組立式防音室を提供することを課題とする。
前記課題を解決するためになされた発明は、部屋の天井を構成する天井パネルであって、主開口を有する外縁部と、前記主開口を封止するよう、少なくとも部分的に主開口に上方から嵌め込まれる主蓋部とを備え、前記主開口と主蓋部との嵌め込み部分に主蓋部の落下を防止する支持構造を有することを特徴とする天井パネル。
当該天井パネルは、外縁部と主蓋部とに分割可能であるため、外縁部及び主蓋部が分割されない一枚板の天井パネルと比べて軽量であり、これらを持ち上げることが容易であるため、頭上の取り付け位置に比較的簡単に配置することができるので、天井の取り付け作業が比較的容易である。
前記支持構造が、前記主開口の内縁にフランジ部を有し、このフランジ部に主蓋部を載置する平受支持構造であるとよい。
前記支持構造が、前記主開口の内縁に上方に拡径する支持テーパ面を有し、前記主蓋部外縁に上方に拡径する対合テーパ面を有する勾配受支持構造であってもよい。
前記主蓋部が、内方に配設される副開口と、前記副開口を封止するよう、少なくとも部分的に副開口に上方から嵌め込まれる副蓋部とを有し、前記副開口と副蓋部との嵌め込み部分に副蓋部の落下を防止する支持構造を有するとよい。
前記課題を解決するためになされた別の発明は、当該天井パネルと、複数の壁パネルとを含む組立式防音室である。
本発明に係る天井パネル及び組立式防音室は、天井の取り付け作業が比較的容易である。また、本発明に係る組立式防音室は、組立が比較的容易である。
本発明の一実施形態の組立式防音室を示す模式的分解斜視図である。 図1の天井パネルの模式的分解斜視図である。 図2の天井パネルの模式的断面図である。 本発明の図2とは異なる実施形態の天井パネルの模式的分解斜視図である。 本発明の図2及び図4とは異なる実施形態の天井パネルの模式的分解斜視図である。 本発明の図2、図4及び図5とは異なる実施形態の天井パネルの模式的断面図である。 本発明の図2、図4乃至図6とは異なる実施形態の天井パネルの模式的断面図である。 本発明の図2、図4乃至図7とは異なる実施形態の天井パネルの模式的断面図である。 本発明の図2、図4乃至図8とは異なる実施形態の天井パネルの模式的断面図である。 本発明の図2、図4乃至図9とは異なる実施形態の天井パネルの模式的断面図である。
以下、適宜図面を参照しつつ、本発明の実施の形態を詳説する。
[第一実施形態]
図1に、本発明の一つの実施形態に係る組立式防音室の構成を示す。
図1の組立式防音室は、複数のパネルを箱状に組み立てて構成される。具体的には、当該組立式防音室は、部屋の天井を構成する1又は複数(図示する例では2枚)の天井パネル1と、部屋の周壁を構成する複数の壁パネル2と、部屋の床面を構成する1又は複数(図示する例では2枚)の床パネル3とを備える。
〔天井パネル〕
天井パネル1は、それ自体が本発明の一つの実施形態である。当該天井パネル1は、図2に詳しく示すように、外縁部4と主蓋部5とを備える。外縁部4は、平面視方形状の主開口6を有する。主蓋部5は、主開口6を封止するよう、主開口6に上方から、外縁部4と面一になるよう嵌め込まれる。また、天井パネル1は、主開口6と主蓋部5との嵌め込み部分に主蓋部5の落下を防止する支持構造7を有する。
天井パネル1の外縁部4及び主蓋部5は、図3に示すように、平面形状の輪郭に沿って存在する枠体を形成する骨材8と、この骨材8が形成する枠体を挟み込むよう表裏に配設される一対の面板9と、骨材8及び面板9に囲まれるスペースに充填される吸音材10とを備えるものとすることができる。
天井パネル1における主開口6の平面視での面積率の下限としては、20%が好ましく、30%がより好ましく、40%が特に好ましい。一方、天井パネル1における主開口6の面積率の上限としては、80%が好ましく、70%がより好ましく、60%が特に好ましい。天井パネル1における主開口6の面積率が前記下限に満たない場合、外縁部4の重量が大きくなりすぎるおそれがある。逆に、天井パネル1における主開口6の面積率が前記上限を超える場合、主蓋部5の重量が大きくなりすぎるおそれがある。
<骨材>
前記骨材8としては、例えば棒材、角パイプ、リップ溝形材(C形チャンネル)等を用いることができ、また、例えば等断面の押出材、長尺のプレス材等を用いてもよい。また、このような骨材8の材質としては、例えば樹脂、木、鋼、ステンレス鋼、アルミニウム等を挙げることができる。
<面板>
前記面板9としては、例えば鋼板、アルミニウム板、石膏ボード、ケイ酸カルシウム板、合板、MDF(中密度繊維板:medium density fiberboard)、パーティクルボード等を用いることができる。
<吸音材>
前記吸音材10としては、例えばグラスウール、ロックウール、セラミックウール等を用いることができる。
また、天井パネル1は、主開口6と主蓋部5との嵌め込み構造の少なくとも一部に、主蓋部5の落下を防止する支持構造7を有する。
<支持構造>
本実施形態の支持構造7は、主開口6の内縁に内側に突出するよう形成され、上面が平面状である支持フランジ部11と、主蓋部5の外縁に外側に突出するよう形成され、平面状の下面が支持フランジ部11の上面に載置される載置フランジ部12とを有する平受支持構造である。
支持フランジ部11及び載置フランジ部12は、骨材8の断面形状を階段状とすることによって形成することが好ましい。
支持フランジ部11及び載置フランジ部12の平均突出長さの下限としては、1cmが好ましく、2cmがより好ましい。一方、支持フランジ部11及び載置フランジ部12の平均突出長さの上限としては、10cmが好ましく、8cmがより好ましい。支持フランジ部11及び載置フランジ部12の平均突出長さが前記下限に満たない場合、主蓋部5の支持が不確実となるおそれがある。逆に、支持フランジ部11及び載置フランジ部12の平均突出長さが前記上限を超える場合、主蓋部5が不必要に大きくなって主開口6への嵌め込みが容易でなくなるおそれがある。
また、支持構造7は、図視するように、支持フランジ部11と載置フランジ部12との間を封止するパッキン13を有してもよい。
(パッキン)
パッキン13としては、例えばゴム、スポンジ等の弾性を有する材料が用いられる。
〔壁パネル及び床パネル〕
壁パネル2及び床パネル3としては、公知の遮音パネルを用いることができる。また、壁パネル2は、例えばドア、窓等を備えてもよい。
〔組立方法〕
当該組立式防音室は、先ず、床パネル3を水平になるよう並べて配置して床を形成し、次に、この床の周縁に壁パネル2を垂直に取り付けて周壁を構成する。そして、対向する壁パネル2の上縁間に掛け渡すよう外縁部4を取り付ける。その後、外縁部4の上側に主蓋部5を配置し、主開口6に位置合わせして嵌め込むことで天井パネル1を一体化して密閉された防音室を組み立てる。
〔利点〕
以上のように、当該天井パネル1は、先ず外縁部4だけを壁パネル2の上に取り付けてから、主蓋部5を主開口6に嵌め込むことで防音室の天井を封止するので、一度に持ち上げる必要のある部材の重量が比較的小さい。つまり、当該天井パネル1の外縁部4及び主蓋部5の重量は、従来の分割されない天井パネルの重量程には大きくないので、比較的簡単に持ち上げることができる。このため、当該天井パネル1は、取り付け作業が比較的容易である。従って、当該天井パネル1を用いる当該組立式防音室は、比較的容易に組み立てることができる。
また、当該天井パネル1は、構成が比較的簡素であるため、防音室の天井に梁を設けてこの梁に少なくとも一端を保持させるよう天井パネルを分割する場合と比べて、組立の工数が少なく、組立が容易であると共に、防音室の天井に隙間が形成されにくく、比較的容易に気密性や防音性を向上することができる。
[第二実施形態]
図4に、本発明の別の実施形態に係る天井パネル1aを示す。図4の天井パネル1aは、図2の天井パネル1に替えて、図1の組立式防音室の天井を構成するために使用される。このため、図4の天井パネル1aについて、図2の天井パネル1と同じ構成要素には同じ符号を付して重複する説明を省略する。
当該天井パネル1aは、外縁部4aと主蓋部5aとを備える。外縁部4aは、平面視方形状の主開口6aを有する。主蓋部5aは、主開口6aを封止するよう、主開口6aに上方から嵌め込まれる。また、天井パネル1aは、主開口6aと主蓋部5aとの嵌め込み部分に主蓋部5aの落下を防止する支持構造7aを有する。
<支持構造>
本実施形態の支持構造7aは、主開口6aの内縁のうちに対向する2辺の内側のみに突出するよう形成され、上面が平面状である1対の支持フランジ部11aと、主蓋部5aの支持フランジ部11aに対応する2辺の外縁に外側に突出するよう形成され、平面状の下面が支持フランジ部11aの上面に載置される1対の載置フランジ部12aとを有する平受支持構造である。
〔利点〕
当該天井パネル1aは、平面視方形状の主開口6a及び主蓋部5aの対向する2辺に支持構造7aが設けられていないので、主蓋部5aの支持構造7aが設けられていない方向の幅が主開口6aの支持構造7aが設けられていない方向の幅と略等しい。このため、主蓋部5aは、支持構造7aが設けられていない幅方向の軸を中心に傾斜させるようにして支持構造7aを有する2辺の一方側から他方側へと主開口6aを比較的容易に通過することができる。従って、当該天井パネル1aは、主開口6aに主蓋部5aを嵌め込む作業を防音室の室内側から比較的容易に行うことができる。よって、当該天井パネル1aは、より容易に組み立てることができる。
[第三実施形態]
図5に、本発明の別の実施形態に係る天井パネル1bを示す。図5の天井パネル1bは、図2の天井パネル1に替えて、図1の組立式防音室の天井を構成するために使用される。このため、図5の天井パネル1bについて、図2の天井パネル1と同じ構成要素には同じ符号を付して重複する説明を省略する。
当該天井パネル1bは、外縁部4bと主蓋部5bとを備える。外縁部4bは平面視円形状の主開口6bを有し、主蓋部5bは、主開口6bを封止するよう、主開口6bに上方から嵌め込まれる。また、天井パネル1bは、主開口6bと主蓋部5bとの嵌め込み部分に主蓋部5bの落下を防止する支持構造7bを有する。
<支持構造>
本実施形態の支持構造7bは、主開口6bの内縁全周に内側に突出するよう形成され、上面が平面状である支持フランジ部11bと、主蓋部5bの外縁全周に外側に突出するよう形成され、平面状の下面が支持フランジ部11bの上面に載置される載置フランジ部12bとを有する平受支持構造である。
〔利点〕
当該天井パネル1bは、平面視円形状の主開口6b及び主蓋部5bの全周に支持構造7bを設けたことにより、主蓋部5bの載置フランジ部12の外径が主開口6bの支持フランジ部11bの内径よりも大きい。従って、当該天井パネル1bでは、主蓋部5bがどのような向きにも主開口6bを通過することができないので、主蓋部5bを誤って防音室の室内に落下させる危険性がない。よって、当該天井パネル1bを用いることで当該組立式防音室の安全性を向上することができる。
[第四実施形態]
図6に、本発明の別の実施形態に係る天井パネル1cを示す。図6の天井パネル1cは、図2の天井パネル1に替えて、図1の組立式防音室の天井を構成するために使用される。このため、図6の天井パネル1cについて、図2の天井パネル1と同じ構成要素には同じ符号を付して重複する説明を省略する。
当該天井パネル1cは、外縁部4cと主蓋部5cとを備える。外縁部4cは主開口6cを有し、主蓋部5cは主開口6cを封止するよう主開口6cに上方から嵌め込まれる。また、天井パネル1cは、主開口6cと主蓋部5cとの嵌め込み部分に主蓋部5cの落下を防止する支持構造7cを有する。
当該天井パネル1cは、1枚の板材から形成されている。このような板材としては、無垢木板、合板、MDF、パーティクルボード等を用いることができる。
<支持構造>
本実施形態の支持構造7cは、主開口6cの内縁の全周に上方に拡径する支持テーパ面14を有し、主蓋部5cの外縁に下方に拡径する対合テーパ面15を有する勾配受支持構造である。
これらのテーパ面14,15の当該天井パネルの法線方向に対する平均傾斜角度の下限としては、10度が好ましく、15度がより好ましい。一方、テーパ面14,15の当該天井パネルの法線方向に対する平均傾斜角度の上限としては、60度が好ましく、50度がより好ましい。テーパ面14,15の当該天井パネルの法線方向に対する平均傾斜角度が前記下限に満たない場合、主蓋部5cの支持が不確実となるおそれがある。逆に、テーパ面14,15の当該天井パネルの法線方向に対する平均傾斜角度が前記上限を超える場合、主蓋部5aを外縁部4cと平行に嵌め込むことが容易でなくなるおそれがある。
〔利点〕
当該天井パネル1cは、支持構造7cとしてテーパ面14,15を有するので、支持構造の形状が比較的簡素であり、支持構造7cの強度を確保しやすい。
[第五実施形態]
図7に、本発明の別の実施形態に係る天井パネル1dを示す。図7の天井パネル1dは、図2の天井パネル1に替えて、図1の組立式防音室の天井を構成するために使用される。このため、図7の天井パネル1dについて、図2の天井パネル1と同じ構成要素には同じ符号を付して重複する説明を省略する。
当該天井パネル1dは、外縁部4dと主蓋部5dとを備える。外縁部4dは主開口6dを有し、主蓋部5dは主開口6dを封止するよう部分的に主開口6dに上方から嵌め込まれる。より詳しくは、蓋部5dは、厚さ方向下側部分が主開口6d内に嵌め込まれる。また、天井パネル1dは、主開口6dと主蓋部5dとの嵌め込み部分に主蓋部5dの落下を防止する支持構造7dを有する。
<支持構造>
本実施形態の支持構造7dは、主開口6dの内縁に内側に突出するよう形成され、上面が平面状である支持フランジ部11dと、主蓋部5dの外縁に外側に突出するよう形成され、平面状の下面が支持フランジ部11dの上面に載置される載置フランジ部12dとを有する平受支持構造である。
本実施形態における支持構造7dは、支持フランジ部11dと載置フランジ部12dとの合計厚さが、外縁部4dの厚さ及び主蓋部5dの厚さよりも大きくなっている。このため、当該天井パネル1dは、主蓋部5dは、下側部分だけが主開口6dに嵌め込まれ、上側部分が主開口6dの上方に突出した状態で保持される。
〔利点〕
当該天井パネル1dは、支持フランジ部11d及び載置フランジ部12dの厚さが比較的大きいので、支持構造7dの強度を大きくすることが容易である。
[第六実施形態]
図8に、本発明の別の実施形態に係る天井パネル1eを示す。図8の天井パネル1eは、図2の天井パネル1に替えて、図1の組立式防音室の天井を構成するために使用される。このため、図8の天井パネル1eについて、図2の天井パネル1と同じ構成要素には同じ符号を付して重複する説明を省略する。
当該天井パネル1eは、外縁部4eと主蓋部5eとを備える。外縁部4eは主開口6eを有し、主蓋部5eは主開口6eを封止するよう部分的に主開口6eに上方から嵌め込まれる。また、天井パネル1eは、主開口6eと主蓋部5eとの嵌め込み部分に主蓋部5eの落下を防止する支持構造7eを有する。
<支持構造>
本実施形態の支持構造7eは、外縁部4eの主開口6eの周縁部16と、この周縁部16の上面に載置される主蓋部5eの外縁部17と、主蓋部5eの下面に突設され、主開口6eに嵌め込まれることによって周縁部16と外縁部17との位置ずれを防止する凸部18とを有する。つまり、本実施形態の主蓋部5eは、凸部18だけが主開口6eに嵌め込まれる。
凸部18は、主開口6eの内周面に沿って存在する枠状であってもよく、主開口6eの対向する2辺に沿って存在する2本の細長い形状であってもよく、主開口6eの内周面に当接する複数の柱状乃至ブロック状であってもよい。
〔利点〕
当該天井パネル1eは、外縁部4e及び主蓋部5eがフランジ部のように厚さが小さい部分を有しないので、支持構造7の強度をより向上することができる。
[第七実施形態]
図9に、本発明の別の実施形態に係る天井パネル1fを示す。図9の天井パネル1fは、図2の天井パネル1に替えて、図1の組立式防音室の天井を構成するために使用される。このため、図9の天井パネル1fについて、図2の天井パネル1と同じ構成要素には同じ符号を付して重複する説明を省略する。
当該天井パネル1fは、外縁部4fと主蓋部5fとを備える。外縁部4fは主開口6fを有し、主蓋部5fは主開口6fを封止するよう主開口6fに上方から嵌め込まれる。また、天井パネル1fは、主開口6fと主蓋部5fとの嵌め込み部分に主蓋部5fの落下を防止する支持構造7fを有する。
<支持構造>
本実施形態の支持構造7fは、外縁部4fと主蓋部5fとの間に介在して、主蓋部5fを支持する支持部材19を有する。
(支持部材)
支持部材19は、外縁部4fの主開口6fの周縁部の上面に載置される載置部20と、主蓋部5fの周縁部を下側から支持する支持部21と、主開口6fの内周面と主蓋部5fの外周面との間に配置され、載置部20と支持部21とを接続する接続部22とを備えるものとすることができる。
支持部材19は、主開口6fの内周面に沿って存在する枠状の部材であってもよく、主開口6fの対向する2辺に沿って存在する2本の細長い部材であってもよく、主開口6fの周縁に沿って間隔を空けて配設される3以上の部材であってもよい。
支持部材19の材質としては、剛性を有するものであればよいが、例えば鉄、ステンレス鋼等を好適に用いることができる。
支持部材19は、外縁部4fと主蓋部5fとの間に挟み込むようにして配置してもよいが、外縁部4f又は主蓋部5fに予め固定されてもよい。
〔利点〕
当該天井パネル1fは、支持構造7fとして支持部材19を使用するため、外縁部4f及び主蓋部5fの形状が簡素であり、製造が比較的容易である。
[第八実施形態]
図10に、本発明の別の実施形態に係る天井パネル1gを示す。図10の天井パネル1gは、図2の天井パネル1に替えて、図1の組立式防音室の天井を構成するために使用される。このため、図10の天井パネル1gについて、図2の天井パネル1と同じ構成要素には同じ符号を付して重複する説明を省略する。
当該天井パネル1gは、外縁部4gと主蓋部5gとを備える。外縁部4gは主開口6gを有し、主蓋部5gは主開口6gを封止するよう主開口6gに上方から嵌め込まれる。また、天井パネル1gは、主開口6gと主蓋部5gとの嵌め込み部分に主蓋部5gの落下を防止する支持構造7gを有する。図10の天井パネル1gにおける支持構造7gの構成は、図2の天井パネル1における支持構造7の構成と同様とすることができる。
本実施形態の主蓋部5gは、平面視で内方に配設される副開口23と、この副開口23を封止するよう、副開口23に上方から嵌め込まれる副蓋部24とを有する。この副開口23と副蓋部24との嵌め込み部分には、副蓋部24の落下を防止する支持構造25を有する。この主蓋部5gの支持構造25の構成は、主蓋部5gを支持する支持構造7gの構成と同様とすることができる。
〔利点〕
当該天井パネル1gは、主蓋部5gをさらに副蓋部24を有し、複数に分割できる構成としたので、各構成要素の重量をさらに小さくすることができる。このため、当該天井パネル1gは、取り付け作業が比較的容易である。
[その他の実施形態]
前記実施形態は、本発明の構成を限定するものではない。従って、前記実施形態は、本明細書の記載及び技術常識に基づいて前記実施形態各部の構成要素の省略、置換又は追加が可能であり、それらは全て本発明の範囲に属するものと解釈されるべきである。
例として、各実施形態の主開口及び主蓋部の平面形状、支持構造の構成、当該天井パネルの層構造等は、任意に組み合わせることができる。
また、当該天井パネルにおいて、副蓋部の有無、平面形状及び支持構造も任意であり、副蓋部にさらなる副蓋部を設けてもよい。
副蓋部を支持する支持構造も、主蓋部を支持する支持構造と同様に任意の構成とすることができる。
また、当該天井パネルの支持構造におけるパッキンの有無も任意である。
また、当該天井パネルは、当該組立式防音室以外の部屋の天井を構成するために使用することもできる。
当該天井パネルは、遮音性を有しないものであってもよい。
当該組立式防音室は、床パネルを有しないものであってもよい。この場合、当該組立式防音室は、既存の地面や建物の床を防音室の床として組み立てられる。
また、当該天井パネルは、1つの主開口又は副開口を複数の主蓋部又は副蓋部で封止するようにしてもよい。この場合、主蓋部間又は副蓋部間に、主蓋部又は副蓋部の落下を防止する支持構造と同様の支持構造を設けて1の主蓋部又は副蓋部が隣接する主蓋部又は副蓋部を支持するようにしてもよい。さらに、この主蓋部間又は副蓋部間の支持構造がパッキンを有してもよい。
当該天井パネル及び組立式防音室は、比較的小さい組立式防音室に特に好適に利用される。
1,1a,1b,1c,1d,1e,1f,1g 天井パネル
2 壁パネル
3 床パネル
4,4a,4b,4c,4d,4e,4f,4g 外縁部
5,5a,5b,5c,5d,5e,5f,5g 主蓋部
6,6a,6b,6c,6d,6e,6f,6g 主開口
7,7a,7b,7c,7d,7e,7f,7g 支持構造
8 骨材
9 面板
10 吸音材
11,11a,11b,11d 支持フランジ部
12,12a,12b,12d 載置フランジ部
13 パッキン
14 支持テーパ面
15 対合テーパ面
16 周縁部
17 外縁部
18 凸部
19 支持部材
20 載置部
21 支持部
22 接続部
23 副開口
24 副蓋部
25 支持構造

Claims (9)

  1. 部屋の天井を構成する天井パネルであって、
    主開口を有する外縁部と、
    前記主開口を封止するよう、少なくとも部分的に主開口に上方から嵌め込まれる主蓋部と
    を備え、
    前記主開口と主蓋部との嵌め込み部分に主蓋部の落下を防止する支持構造を有し、
    前記主蓋部、下面に突設され、前記主開口の周縁部分と前記主蓋部の外縁部分との位置ずれを防止する凸部を有し、
    前記支持構造が、前記主開口に嵌め込まれる前記凸部と、前記天井パネルの上面に載置される前記主蓋部の外縁部分の下面とを含むことを特徴とする天井パネル。
  2. 部屋の天井を構成する天井パネルであって、
    主開口を有する外縁部と、
    前記主開口を封止するよう、少なくとも部分的に主開口に上方から嵌め込まれる主蓋部と
    を備え、
    前記主開口と主蓋部との嵌め込み部分に前記主蓋部の落下を防止する支持構造を有し、
    前記支持構造が、前記主開口の内縁のうち、対向する2辺のみに形成され、前記主開口の内縁にフランジ部を有し、このフランジ部に主蓋部を載置する平受支持構造であることを特徴とする天井パネル。
  3. 部屋の天井を構成する天井パネルであって、
    主開口を有する外縁部と、
    前記主開口を封止するよう、少なくとも部分的に主開口に上方から嵌め込まれる主蓋部と
    を備え、
    前記主開口と主蓋部との嵌め込み部分に前記主蓋部の落下を防止する支持構造を有し、
    前記支持構造が、前記主開口の内縁のうち、対向する2辺のみに形成され、前記主開口の内縁に上方に拡径する支持テーパ面を有し、前記主蓋部外縁に上方に拡径する対合テーパ面を有する勾配受支持構造であることを特徴とする天井パネル。
  4. 部屋の天井を構成する天井パネルであって、
    主開口を有する外縁部と、
    前記主開口を封止するよう、少なくとも部分的に主開口に上方から嵌め込まれる主蓋部と
    を備え、
    前記主開口と主蓋部との嵌め込み部分に前記主蓋部の落下を防止する支持構造を有し、
    前記支持構造が、前記外縁部と前記主蓋部との間に介在して前記主蓋部を支持する支持部材であり、
    前記支持部材が、前記外縁部の主開口における周縁部の上面に載置される載置部と、前記主蓋部の周縁部を下側から支持する支持部と、前記主開口の内周面と前記主蓋部の外周面との間に配置され、前記載置部及び支持部を接続する接続部とからなることを特徴とする天井パネル。
  5. 前記支持構造が、前記外縁部と前記主蓋部との間を封止するパッキンを含む請求項1から請求項のいずれか1項に記載の天井パネル。
  6. 部屋の天井を構成する天井パネルであって、
    主開口を有する外縁部と、
    前記主開口を封止するよう、少なくとも部分的に主開口に上方から嵌め込まれる主蓋部と
    を備え、
    前記主蓋部が、
    内方に配設される副開口と、
    前記副開口を封止するよう、少なくとも部分的に前記副開口に上方から嵌め込まれる副蓋部と
    を有し、
    前記副開口と副蓋部との嵌め込み部分に前記副蓋部の落下を防止する支持構造を有する天井パネル。
  7. 前記外縁部及び前記主蓋部が吸音材を含む請求項1から請求項のいずれか1項に記載された天井パネル。
  8. 防音室用の天井パネルである請求項1から請求項のいずれか1項に記載された天井パネル。
  9. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載の天井パネルと、複数の壁パネルとを含む
    組立式防音室。
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