JP6779572B2 - カップ状容器 - Google Patents

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本発明は、蓋付きのカップ状容器に関するものである。
従来から例えば、ヨーグルトやジャム等の幅広い用途にカップ状容器が使用されている(例えば、特許文献1参照)。容器本体は、合成樹脂製や紙積層材料製のものがあり、その形状は、上端開口部が円形状や楕円形状や角を丸めた矩形状などである。そしてこれらカップ状容器は、容器本体の上部開口部の周縁に周設したフランジの下面に、蓋体の複数の係止片が係止して蓋体が外れないようにしている。
容器本体が紙製で蓋体が合成樹脂製のカップ容器において、保存時などで冷蔵保存した際に結露によって、紙製の容器本体のコシ(強度)が低下し、蓋体を掴んでカップ容器を取り上げた際や移動した際に蓋体と容器本体との係止が外れ、蓋体から容器本体が抜けて落下し、内容物を床にまき散らしてしまうことがあった。
一方、落下防止のために蓋体と容器本体の係止を強固なものとしてしまうと、係止が外れ難くなるものの開蓋がしづらくなり使い勝手が低下するだけではなく、子供や高齢者等の弱者や指先が不自由なものには蓋体を開けづらくなってしまう。
特開2007−186264号公報
本発明の目的は、上記した従来技術における問題点を解消することであり、蓋体を掴んでカップ容器を取り上げた際や移動した際に、蓋体から容器本体が抜けて落下することがないように確実かつ強固な係止を発揮させつつ、開蓋操作時においては係止を容易に外すことができるカップ状容器を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明の主たる構成は、
内容物を収納した容器本体の上端開口部を有頂短筒状の上蓋で覆って使用するカップ状容器であって、
上蓋の側壁部には、容器本体の容器フランジ部の縁部に取り外し可能に係止するコーナー係止片が形成されると共に、スリットによって画定される押出部が形成され、
押出部は外側から押圧力が加わることにより当初状態から内側に変形し変形状態になり容器本体の容器フランジ部に係止し、押圧力が解除されると変形状態から当初状態に戻り容器フランジ部への係止が解除されることを特徴とする。
上記主たる構成からなるカップ状容器では、上蓋を掴んだ時にだけ押出部が内側に変形して確実かつ強固な係止を発揮させるため、上蓋から容器本体が抜けて落下することを防止することが達成される。また、押出部を掴んでいない時は内側に変形しないため、容器本体と上蓋の係止は開蓋操作によって容易に外すことできるカップ状容器となる。
また、本発明の他の構成は、スリットが下向きコの字状スリットであり、この下向きコの字状スリットによって画定された押出部が可動片というものである。
可動片を掴んでいない時は内側に変形しないため係止機能を発揮せず、容器本体と上蓋の係止は開蓋操作によって容易に外すことができる。
また、本発明の他の構成は、スリットが指掛けフランジ部を超えて上蓋の下端まで伸びる縦スリットであり、この縦スリット間によって押出部が画定され、押出部は内側に窪んだ凹部というものである。
スリットが指掛けフランジ部を超えて上蓋の下端まで伸びている縦スリットであるため、変形し易くなり縦スリット間を指先で掴んだ際は内側へ変形し易い構造となっている。また、押出部が内側に窪んだ凹部であるため容器フランジ部への係止が確実に達成される。
また、本発明の他の構成は、押出部が矩形形状の側壁部の長辺中央部近傍に設けられているものである。
使用者がカップ容器を取り上げる際や移動する際に指先で掴むことが多い矩形形状の上蓋の長辺中央部近傍の側壁部に押出部を設けることによって、確実かつ強固な係止を発揮させることが可能である。
本発明は、上記した構成となっているので、以下に示す効果を奏する。
本発明の主たる構成においては、上蓋を掴んでカップ容器を取り上げた際や移動した際に、容器本体と上蓋との係止がより確実かつ強固なものとなるため、上蓋から容器本体が抜けて落下し、内容物を床にまき散らすことを防止することができる。
また、本発明の構成においては、押出部を掴んでいない時は内側に変形しないため、開蓋操作時においては容器本体と上蓋の係止を容易に外すことができ開蓋可能である。
本発明のカップ状容器の半縦断正面図である。 蓋付きのカップ状容器の第1の実施形態を示す斜視図である。 第1の実施形態において上蓋を外そうとした際の斜視図である。 第1の実施形態で上蓋の長辺の側壁部であるI−I線での縦断面図であり(a)、側壁部を押した際の縦断面図である(b)。 蓋付きのカップ状容器の第2の実施形態を示す斜視図である。 第2の実施形態において上蓋を外そうとした際の斜視図である。 第2の実施形態で上蓋の長辺の側壁部であるII−II線での縦断面図であり(a)、側壁部を押した際の縦断面図である(b)。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明の蓋付きカップ状容器の半縦断正面図を示すもので、容器本体1の上端開口部を有頂短筒状の上蓋10で覆っている食品用のカップ状容器である。
容器本体1は合成樹脂製又は紙積層材料製であり、コスト面からは紙積層材料が広く用いられている。紙積層は、基材となる紙の内面・外面に両面ラミネート加工したことで耐水性を向上させて、温度変化によって容器外面の結露ができた場合、その水滴によって紙のコシ(強度)が低下するのを防止している。また両面ラミネート加工により、冷凍庫内での膨潤や変形を防止でき、商品の美粧性を高めている。カップ状の容器本体1は、その胴部の平断面形状は角取した矩形状の周壁部2を有し、上端開口部には外鍔状の容器フランジ部3が周設されている。
そして容器本体1は、内容物L(本実施例ではヨーグルト)を収納した状態で、その上端開口部をシール蓋材で密封して販売される。シール蓋材は適度の剥離性を有して容器本体1の容器フランジ部3の上面に接着されており、初回使用時に剥がされ、その後は上蓋10が外れると内容物Lが現れるようになる。
上蓋10は矩形筒状の合成樹脂製であり、平坦な頂壁部11を有し、頂壁部11の下方には容器フランジ部3に載積する周縁部12が形成されている。この周縁部12の端縁から側壁部13が垂下設され、その下端部には外鍔状の指掛けフランジ部17が形成されている。上蓋10の四隅のコーナー部の側壁部13には、内側に凹んだコーナー係止片14が設けられ、容器本体1を上蓋10で閉じる時に容器本体1の容器フランジ部3の縁部に取り外しが容易にできる状態で、軽く係止している。
使用者がカップ容器を取り上げる際や移動する際に指先で掴むことが多い矩形形状の上蓋10の長辺中央部近傍の側壁部13には、スリット16が設けられ、このスリット16によって画定された押出部15が配設されている。押出部15は指先で掴まれた際に、内側に変形可能な構造である。
次に、このように構成された蓋付き容器の作用について説明する。
図2〜図4は蓋付きのカップ容器の第1の実施形態を示すものである。第1の実施形態においては、矩形形状の長辺中央部近傍の側壁部13には下向きコの字状スリット16aが形成されており、それによって画定された可動片15aが設けられている。なお、下向きコの字状スリット16aの下端は指掛けフランジ部17である。
図2に示される様に、使用者がカップ容器を指先で掴む際は上蓋10の長辺中央部近傍であることが多いため、その長辺中央部近傍を掴んだ際は可動片15aが内側に押されて変形し傾斜する(図4(b)を参照)。そして使用者が上蓋10を掴んだまま上方にカップ状容器を持ち上げると、内側に傾斜して変形状態の可動片15aの上辺部が容器フランジ部3の縁部下面にアンダーカット状に係止することになり、容器本体1と上蓋10の係止がより強固なものとなる。保存時などで冷蔵保存した際に結露によって、紙製の容器本体1のコシ(強度)が低下していても、上蓋10を掴んでカップ状容器を取り上げた際や移動した際に上蓋10と容器本体1との係止が外れ難くなるため、上蓋10から容器本体1が抜けて落下することを防止することができる。
そして内容物Lを取り出す際には、可動片15aを掴んでいた指先を離したことで内側に押されていた可動片15aが元の位置に戻り(図4(a)を参照)、可動片15aによる容器フランジ部3への係止が解放され、その後、図3に示される様に上蓋10の四隅いずれかの指掛けフランジ部17を指先で下方から引き上げる開蓋操作によってコーナー係止片14の係止が外れ、上蓋10を容器本体1から取り外すことができる。
図5〜図7は蓋付きのカップ容器の第2の実施形態を示すものである。なお、図5〜図7においては、容器本体1を合成樹脂製としたことにより容器フランジ部3の形状が異なるが、前述した部材に対応する部材には同一の符号を付してある。
第2の実施形態においては、上蓋10の矩形状の長辺の側壁部13に指掛けフランジ部17を超えて上蓋10の下端まで伸びる縦スリット16b、16bが設けられ、縦スリット16b、16b間の長辺中央部近傍には内側に窪んだ凹部15bが画定されている(図7(a)を参照)。なお、図7(a)の状態では、凹部15bは容器フランジ部3の縁部に取り外しが容易に可能な軽く係止した状態でしかない。
縦スリット16bが指掛けフランジ部17を超えて下端まで伸びているため側壁部13が変形し易いため、図5に示される様に、使用者が縦スリット16b、16b間の長辺中央部近傍を掴んだ際は、凹部15bが内側に押されて変形する(図7(b)を参照)。そして使用者が凹部15bを掴んだまま上方にカップ容器を持ち上げると、凹部15bの上辺部が容器フランジ部3の縁部下面にアンダーカット状に係止することになり、容器本体1と上蓋10の係止がより強固なものとなる。このように、上蓋10を掴んだ際に容器本体1との係止が外れ難くなるため、上蓋10から容器本体1が抜けて落下することを防止することができる。
そして内容物Lを取り出す際には、凹部15bを掴んでいた指先を離したことで内側に押されて変形していた凹部15bが元の位置に戻り、その後、図6に示される様に上蓋10の四隅いずれの指掛けフランジ部17を指先で下方から引き上げる開蓋操作によってコーナー係止片14の係止が外れそれに伴い凹部15bの係止も外れ、上蓋10を容器本体1から取り外すことができる。
以上、実施例に沿って本発明の構成とその作用効果について説明したが、本発明の実施の形態は上記実施形態に限定されるものではない。
例えば上記実施形態では、ヨーグルト用のカップ状容器を例にして説明したが、本発明の作用効果はこの例に限定されるものでなく様々な用途に特に制約なく用いることができる。例えば、アイスクリーム用及び味噌用のカップ状容器においても本発明の作用効果が十分発揮される。また、上記実施形態では、容器本体1の横断面が矩形形状のものを説明したが長辺を有する楕円形状なども用いることができる。更に、容器本体1には、各種の合成樹脂製や金属製など特に制約なく用いることができる。
以上説明したように、本発明における蓋付きカップ状容器は指先で掴んだ際に係止が外れ難くなりより安心して使用することができるため、カップ状容器の分野における用途展開をさらに広い領域で図ることができる。
1 ;容器本体
2 ;周壁部
3 ;容器フランジ部
10 ;上蓋
11 ;頂壁部
12 ;周縁部
13 ;側壁部
14 ;コーナー係止片
15 ;押出部
15a;可動片
15b;凹部
16 ;スリット
16a;下向きコの字状スリット
16b;縦スリット
17 ;指掛けフランジ部
L ;内容物

Claims (4)

  1. 内容物(L)を収納した容器本体(1)の上端開口部を有頂短筒状の上蓋(10)で覆って使用するカップ状容器であって、
    該上蓋(10)の側壁部(13)には、容器本体(1)の容器フランジ部(3)の縁部に取り外し可能に係止するコーナー係止片(14)が形成されると共に、スリット(16)によって画定される押出部(15)が形成され、
    該押出部(15)は外側から押圧力が加わることにより当初状態から内側に変形し変形状態になり容器本体(1)の容器フランジ部(3)に係止し、押圧力が解除されると変形状態から当初状態に戻り該容器フランジ部(3)への係止が解除されることを特徴とするカップ状容器。
  2. 前記スリット(16)が下向きコの字状スリット(16a)であり、該下向きコの字状スリット(16a)によって画定された前記押出部(15)が可動片(15a)である請求項1に記載のカップ状容器。
  3. 前記スリット(16)が指掛けフランジ部(17)を超えて上蓋(10)の下端まで伸びる縦スリット(16b)であり、該縦スリット(16b、16b)によって前記押出部(15)が画定され、該押出部(15)は内側に窪んだ凹部(15b)である請求項1に記載のカップ状容器。
  4. 前記押出部(15)は、矩形形状の側壁部(13)の長辺中央部近傍に設けられている請求項1又は2に記載のカップ状容器。
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