JP2004337207A - 保温容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、例えば、本体容器内の下部に積層した内部収納容器や、容量が大きい内部収納容器であっても、確実に、且つ、容易に取り出すことができる保温容器の提供を目的とする。
【解決手段】蓋体25、26、27を備えて食品を収納する少なくとも1つの内部収納容器22、23、24と、該内部収納容器22、23、24を積層して収納し保温する本体容器12とを備えた保温容器11であって、上記内部収納容器の上記蓋体25、26、27の上面部に、起立したとき把持が可能な取手部材28、31、32、41を、上記蓋体25、26、27の上面部に対して起伏可能に形成した保温容器11。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、蓋体を備えて食品を収納する内部収納容器と、該内部収納容器を積層して収納し保温する本体容器とを備えた保温容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近、食品の保温が可能で、しかも、携帯も可能な、ランチジャーと称する保温容器が販売され、例えば、アウトドアにおいて家族で共通に使用する、あるいは成人男性が使用するために、大容量化したもの等様々な種類の保温容器が普及しつつある。
【0003】
特に上述する形態の場合、上記本体容器内に収納した上記内部収納容器を取り出す方法は、本体容器内の奥まで手を入れて内部収納容器上面の蓋体の中央部に形成する突起部を指先で挟持しながら持ち上げて取り出す。
【0004】
しかし、内部収納容器上面の蓋体は、通常、大量生産により形成可能とするため、金型による射出成形で形成される。すなわち、上記突起部の形状は金型の抜き方向を向いた形状であり、この場合、本体容器内の内部収納容器を引き上げる方向と同一の方向に突起している形状となる。
このため、利用者は、内部収納容器を持ち上げる際、上記突起部を用いて完全に係止することができず指先から抜け落ちるおそれを有する。
【0005】
しかも、上述した如く、保温容器における内部収納容器も大容量化しているに伴い、例えば、該内部収納容器内に飯を入れた場合は、特に重量が重くなる。このような場合に利用者が、内部収納容器(飯器)を持ち上げる際に、内部収納容器を落としてしまう可能性が高くなる。
【0006】
さらに、スープを入れた内部収納容器(汁器)は、保温状態を特に維持するため、通常、本体容器内において最も保温状態を維持できる下部に収納するが、該本体容器内の下部に収納した内部収納容器は取り出しにくく、滑り落としてしまう可能性が高くなり、滑り落とした場合には、上記内部収納容器の蓋体が外れてスープなどが外部に漏れてしまうおそれも有する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は、例えば、本体容器内の下部に積層した内部収納容器や、容量が大きい内部収納容器であっても、確実に、且つ、容易に取り出すことができる保温容器の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明は、蓋体を備えて食品を収納する少なくとも1つの内部収納容器と、該内部収納容器を積層して収納し保温する本体容器とを備えた保温容器であって、上記内部収納容器の上記蓋体の上面部に、起立したとき把持が可能な取手部材を、上記蓋体の上面部に対して起伏可能に形成した保温容器であることを特徴とする。
【0009】
上記取り付け部材は、1つに限らず複数個を上記蓋体の上面部に形成しても構わない。
逆に、例えば、上記本体容器内において、最も上部に収納している内部収納容器については、該本体容器内から取り出すことが比較的容易であり、このような上記取手部材が不要と思われる場合等においては、必ずしも本体容器内に収納する全ての内部収納容器の蓋体に取手部材を形成しなくても構わない。
【0010】
また、上記取手部材の材質は、アルミ等の金属、合成樹脂、紐部材、厚紙等の把持が可能で、且つ、収納できるものであれば、任意の材質で形成することができる。
例えば、強度が強い材質で形成すれば、取手部材を細径に形成することもできる。このため、後述する蓋体上面に形成する取手部材を収納するための凹部は、小さく形成することができるため、その分、内部収納容器内の容量を大きく確保して食品をたくさん詰めることができる等有効に活かすことができる。
【0011】
また、上記取手部材は、上述した材質を組み合わせて形成することや、ボールジョイント、ユニバーサルジョイント等の機械要素を用いて形成しても構わない。
【0012】
さらに、上記取手部材の形状、及び、形成部位等の取り付け形態は任意であり、例えば、上記取手部材を上面視半円弧状に形成し、上記取手部材の両端部を前記蓋体の上面における中心部を隔てた対向部位に取り付ける等任意の形態とすることができる。
【0013】
一方、上記内部収納容器における蓋体の上面の形状も、任意であり、例えば、上記蓋体の上面部に、前記取手部材を倒伏したとき、収納可能で、且つ、上記蓋体の上面部より突出しない大きさを備えた凹部を形成すれば、上記取手部材を凹部内で収納することができる。
【0014】
あるいは、上記蓋体の上面の形状を、単に平面状に形成しても構わない。そして、該蓋体の面上に上記取手部材を形成した場合、本体容器内に収納する際、該蓋体の上側に積層する内部収納容器は、取手部材に直接、該内部収納容器の底部を載置することになるが、上記本体容器の内壁面に当接するため、積層した内部収納容器が傾倒することもない。
【0015】
上述した保温容器を使用する場合において、利用者は、例えば、最も下部の内部収納容器を取り出す際、取手部材に指を係止し、一旦、該取手部材を起立した状態から上記内部収納容器を持ち上げて取り出すことができる。
【0016】
また、収納する際は、利用者は、まず取手部材を指で係止しながら本体容器内に内部収納容器を挿入し載置する。ここで利用者が該取手部材から手を放せば、それまで起立した状態であった取手部材は、受動的に倒伏するため、該載置した上記内部収納容器の上にさらに積層する他の内部収納容器は、前記蓋体の上面、又は、取手部材自体の上面に載置できる。
【0017】
【発明の効果】
この発明によれば、利用者は、内部収納容器を本体容器内から取り出す動作をする際、該本体容器内の下側であっても上記内部収納容器の蓋体の所定部位を指先で挟持する必要があったが、例えば、指の関節を屈曲して指全体で該取手部材を係止するだけで内部収納容器を持ち上げることができる。
このため、上記内部収納容器が傾いたり、揺れることや滑り落ちたりすることもないため、滑り落として該内部収納容器を破損することや、内部の飯物、汁物が飛び出すこともなく安定して、且つ、容易に本体容器内から内部収納容器を取り出すことができる。
【0018】
すなわち、利用者は、内部収納容器を取り出す際、取手部材に指を係止し、一旦、該取手部材を起立した状態から上記内部収納容器を持ち上げることができるため、上記内部収納容器の蓋体を直に持つよりも、上側で負荷が加わるため、本体容器内に手を軽く差し込んだ状態で持ち上げることができるため、持ち上げ易い。
【0019】
また、上記内部収納容器の蓋体の形状を、上記取手部材を倒伏したとき、収納可能で、且つ、上記蓋体の上面部より突出しない大きさを備えた凹部を形成すれば、上記取手部材を起伏すれば、凹部内に収納することができる。
【0020】
このとき、上記内部収納容器のさらに上側へ他の内部収納容器を積層した場合でも、該他の内部収納容器は、底部が上記取手部材に接触せず、蓋体の上面で支持することができるため、安定して積載することができる。しかも、内部収納容器単品でみた場合でも見栄えも確保することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施形態を、以下図面を用いて説明する。
図1は、保温容器11の一部正面図、及び一部断面図を示し、該保温容器11は、本体容器12、及び、内部収納容器13に大別できる。
【0022】
また、上記本体容器12は、真空二重構造により有底筒状に形成した断熱容器部14を有し、該断熱容器部14の底部には、合成樹脂の底部材15を取り付けているが、取り付けは、上記断熱容器部14の底部外周部に該底部材15の底部内周部を嵌着している。さらに、該断熱容器部14の上部における外周部には、該断熱容器部14の側面より略径大の円筒状をした合成樹脂製の肩部材16を嵌着している。
【0023】
さらに、上記肩部材16の外周部における所定の対向部位には、係止爪(バックル)18を合計2箇所枢着している。
【0024】
また、上記肩部材16における開口部の縁部16aには、上記本体容器12の上部を開閉可能とする蓋体17を取り付けている。
なお、上記蓋体17の下端部17bにおける所定の対向部位には、蓋体17の半径方向に突き出した突出し片17aを合計2つ形成している。
【0025】
また、上記肩部材の開口部の縁部16aにおいて、上面視すると上記肩部材16における対向する2つの上記突出片17a同士を結ぶ対角線に対して左右両側に相当する該肩部材の開口縁部16aは、その稜線形状が上側に波状に膨らんだ凸形状で形成し、さらに、上記肩部材16の膨らんだ部位に対応する上記蓋体における下端部17bの稜線形状は、上記波状と同一の波形状であるが、上側に凹んだ凹形状で形成している。
【0026】
上記肩部材16と上記蓋体17とは、上述するような稜線形状であるため、上記本体容器12の開口部を蓋体17で閉じる動作において、上記本体容器12の開口部を上記蓋体17で閉口したとき、該本体容器12の上記凸形状と該蓋体17の上記凹形状とが受動的に開口縁部で互いにぴたりと嵌め合うに伴い、上記係止爪18と上記突出片17aとが互いに受動的に位置決めされる。これにより、上記蓋体17は、上記本体容器12に対して動かない。
【0027】
すなわち、係止爪18を取り付けた位置に対して蓋体17が回動して突出片17aがずれることがなく容易に係止爪18で蓋体17の突出片17aを係止することができる。
【0028】
また、上記内部収納容器13は、上記本体容器12内における下部の汁器22、中部の飯器23、上部の菜入れ器24であり、上記順に合計3つが本体容器12内に収納されている。
【0029】
なお、上記本体容器12内は、下部側の方が上部側と比較してより保温状態を維持できるため、保温状態を出来るだけ維持したい内部収納容器13から順に下側へ収納するのが普通である。従って、該保温容器11は、上記汁器22、飯器23、及び、菜器24の順番に本体容器12内に積層可能な構造で形成している。
【0030】
また、全ての内部収納容器13には、合成樹脂製の蓋体25、26、27をそれぞれ備え、特に、上記汁器22と上記飯器23との蓋体25、26の上面には、該蓋体25、26と同じ合成樹脂製の取手部材28を枢着している。
【0031】
上記取手部材28を枢着している蓋体の形態は、まず汁器の蓋体25について着目すると、図2に示すごとく蓋体25の上面における上面視円形の中央部を隔てた外周部に環状凹部25aを形成している。
【0032】
また、上記環状凹部25aの断面形状は、上記蓋体25の中央部側から視ると段状に凹み、一定の深さを維持するが、該凹んだ部位における所定の部位には、蓋体25の上面高さよりも低く突き出した突起部25bを形成し、さらに、該所定の部位と蓋体25の中央部を隔てた対角線上の該所定部位に対応する部位にも突起部25bを形成する。上記一対の突起部25bは互いに対向した形態を採るが、上記2つの突起部25bにおける互いの対向する部位には、それぞれ貫通孔25cを形成している。
【0033】
さらに、上記環状凹部25aは、蓋体25が所定の径を超えた外周部に位置すると蓋体25の断面形状がテーパ形状となり、さらに、径大に位置する部位になるほどその深さが浅くなり、徐々に蓋部25の上面と一致する形態を採る。
【0034】
また、上記蓋体25の中央部の形態は、上面視すると円形で薄肉にして形成している。上記蓋体25を開口する際に、上記蓋体の中央部25dを押圧して中央部を凹ませて汁器22内の空気を圧縮することにより、容易に蓋体25を汁器22から離間することができる。
【0035】
なお、上記蓋体25は、上述するごとく複雑な形状であっても金型による射出成形によって容易に形成することができる。
【0036】
さらに、上述した蓋体25に取り付ける上記取手部材28の形態は、合成樹脂で、且つ、倒伏したとき上面視半円弧状に形成し、該取手部材の両端部には、該両端部における互いにが対向する部位に突起部28aをそれぞれ形成している。
【0037】
さらに、上記取手部材28の上記蓋体25への取り付けは、上記取手部材28の端部どおしを押し広げて、両端部に形成する該突起部28aを上記環状突起の貫通孔25cに臨ませて、取手部材28を放すと該突起部28aは、貫通孔25cに嵌り、枢着することができる。
【0038】
ここで、上述した蓋体25に取り付けた状態の取手部材28は、該前記取手部材28を蓋体25の上面に倒伏したとき、蓋体25の上面部における環状凹部25aに収納可能で、且つ、上記蓋体25の上面部に対して突き出さない大きさを備えて形成している。
【0039】
以上が汁器の蓋体25の構成であり、次に、前記飯器の蓋体26の構成は、上記汁器22と同様に環状凹部25a、突起部25b、及び、取手部材28を有した形態を採るが、上記汁器の蓋体25と特に異なる構造については、飯器の蓋体26は、該蓋体26の内周部に形成した一方の螺旋係止部26d(図6参照)によって飯器23の側面部における上部外周部に形成した他方の螺旋係止部23a(図6参照)と一体に係止する。
このため、蓋体26の中央部には、汁器の中央部25dの如く表面を薄肉に形成していない。
以上が、保温容器11、すなわち、内部収納容器13、及び、本体容器12の構成である。
【0040】
上述した保温容器11を利用者が使用する際に、利用者は、前記係止爪18を突出片17aから外して本体容器12の蓋体を開口し、まずは、本体容器12内の最も上側に位置する菜器24を取り出す。
【0041】
ここで、菜器24の蓋体27には、取手部材28を取り付けていないが、菜器24は、上記肩部材の開口縁部16aよりも菜器24の上端部の方が上側に有する。よって、利用者は、菜器24の蓋体27における側面部を挟持して容易に取り出すことができる。
【0042】
さらに、飯器23の取り出しについては、飯器23は、該飯器23の容量が大きく、該飯器23内に飯も詰まっている場合は、質量が重くなる。しかし、利用者は、指先が飯器の蓋体26に接触するまで本体容器12内に手を挿入して該蓋体26の上面を指先で探れば、直接本体容器12内を覗き込まなくても自然に指先が取手部材28に接触し、該指先で取手部材28を起立させるとともに係止すれば、該取手部材28を把持でき、そのまま持ち上げるだけで飯器23を本体容器12内から容易に取り出すことができる。
【0043】
この際、利用者は、取手部材28を用いて指先で飯器23を垂下する形態となるため、真直ぐに持ち上げることができ、傾くことがないため、本体容器12内から取り出す際にも本体容器12の内壁面に衝突し難く、たとえ本体容器12の内壁面に、重量の最も重い飯器23が衝突しても、滑り落とすことがない。
【0044】
さらに、汁器22の本体容器12内からの取り出しについては、汁器22は該本体容器12内における通常最も取り出し難い下部に有し、しかも、取り出す途中で落としてしまうと汁器22内の汁がこぼれるおそれがある。
【0045】
しかし、利用者は、上述した飯器23の場合と同様の手順で取手部材28を指先で一旦、係止してしまえば、滑り落とすことがなく容易に本体容器12から取り出すことができる。
【0046】
また、上述とは逆に、使用後の上記内部収納容器13を上記本体容器12に内に収納する際においては、まず、利用者は汁器22の取手部材28を把持し、本体容器12内に下ろしていく。さらに、利用者は、汁器22の底面が本体容器12内の底面に載置したことを感知したら取手部材28から手を放す。この時、利用者から離間した取手部材28は、回動可能ないずれかの方向に受動的に倒伏する。
【0047】
すなわち、取手部材28を介して汁器22を本体容器12に載置できるため、汁器22、あるいは、蓋体25を直接把持して収納するよりも、本体容器12内に手を差し入れる深さを少なくして収納することができる。
【0048】
また、飯器23も上述した汁器22と同様の手順で収納できるが、飯器23の底部を汁器22の蓋部25上面に載置したとき、汁器22の取手部材28に飯器23の底面が接触することもない。
【0049】
次に、図3に示すごとく、汁器22を例に採り、他の取手部材31、32の形態についての実施の説明を行う。
まず、環状凹部25aには、上述するごとく突起部25bは形成せずに、蓋体上面の中央部25dを隔てた環状凹部25aにおける中央部25d側とテーパ部25aa側には、上記突起部25bとは別の形状をした嵌合突起33が、直線上にそれぞれ合計4つ突き出している。
【0050】
さらに、上記外周部側の嵌合突起33には、上述した取手部材28と比較して径細であるが、正面視すると一回り大きな取手部材31を嵌合して枢着する。
【0051】
一方、上記中央部側の嵌合突起33には、上記外周部側の嵌合突起33に枢着した取手部材31と同径で、正面視すると該取手部材31よりも一回り小さい取手部材32を嵌合して枢着する。
【0052】
しかも、上記取手部材31、32は、蓋部25上面における上記取手部材31、32を倒伏したとき、環状凹部25aに収納され、蓋部25上面に対して突き出すことがない。
【0053】
また、蓋部25上面における上記取手部材31、32を倒伏したとき、上記取手部材31、32の端部が対向する部位にストッパー部34を合計4つ形成する。
上記ストッパー部34により、利用者が、いずれか一方の取手部材(31、又は32)から手を放したとき、いずれの取手部材31、32も所定の側にしか倒伏しない。
すなわち、取手部材は、必ず互いに反対側に倒伏した形態となる。
【0054】
上記構成により、利用者は、本体容器12内に手を差し込んで、上記蓋部25上面における、取手部材31、32を探るときに、使用する上では、上記いずれの取手部材31、32を用いても構わないため、より探し易くなる。
【0055】
しかも、利用者が本体容器12内に手を差し込んだときに、係止し易い方の取手部材(31、又は32)を使用することができるため、最も下部に有する汁器22であっても容易に取り出すことができる。
【0056】
次に、図4に示すごとく、飯器23を例に採り、他の取手部材の形態についての実施の説明を行う。
飯器23の蓋体26における中心部に突起部42を取り付けて、該突起部42には紐部材41を結紐する。
なお、上記紐部材41の先端は、環状に結んでいる。
【0057】
この形態により、利用者は、本体容器12内に手を差し込んで、紐部材41を把持する際において該紐部材41は自由に形状を変形させて差し入れた手を力の入れやすい自然な姿勢に保つことができ、しかも上記紐部材41の環状の先端に手を係止して、飯器23を持ち上げるとともに、該紐部材41を手に巻きつけながら手繰り寄せて容易に持ち上げることができる。
【0058】
また、飯器23の収納時においても、該飯器23の底面が、紐部材41を介して垂下し、汁器の蓋体25に接触したとき、該紐部材41は、利用者が手を放すとそのまま環状凹部25a内に落下するため、容易に収納することができる。
【0059】
上述の実施形態と、この発明の構成との対応において、
この実施形態の紐部材41は、この発明の取手部材に対応するも
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】保温容器を一部断面で現した正面図。
【図2】内部収納容器を現した平面図(a)、(a)図におけるA−A面視図(b)。
【図3】他の内部収納容器を現した平面図(a)、(a)図におけるA−A面視図(b)。
【図4】さらに他の内部収納容器を現した外観図(a)、(a)図におけるABCD面視図(b)。
【符号の説明】
11…保温容器
28、31、32、41…取手部材
25、26、27…蓋体
12…本体容器
22、23、24…内部収納容器

Claims (3)

  1. 蓋体を備えて食品を収納する少なくとも1つの内部収納容器と、該内部収納容器を積層して収納し保温する本体容器とを備えた保温容器であって、
    上記内部収納容器の上記蓋体の上面部に、起立したとき把持が可能な取手部材を、上記蓋体の上面部に対して起伏可能に形成した
    保温容器。
  2. 前記内部収納容器の前記蓋体の上面部に、前記取手部材を倒伏したとき、収納可能で、且つ、上記蓋体の上面部より突出しない大きさを備えた凹部を形成した請求項1に記載の保温容器。
  3. 前記取手部材を上面視半円弧状に形成し、
    上記取手部材の両端部を前記蓋体の上面における中心部を隔てた対向部位に形成した
    請求項1、又は2に記載の保温容器。
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