JP6778851B2 - 熱交換器およびそれを用いた冷凍システム - Google Patents

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Description

本発明は熱交換器およびそれを用いた冷凍システムに関し、特に、冷媒が流れる板状のプレートフィンを積層して構成されたプレートフィン積層型の熱交換器とそれを用いた冷凍システムに関する。
一般に空気調和機や冷凍機等の冷凍システムは、圧縮機によって圧縮した冷媒を凝縮器や蒸発器等の熱交換器に循環させ第2流体と熱交換させて冷房もしくは暖房を行うが、前記熱交換器の熱交換効率によってシステムとしての性能や省エネ性が大きく左右される。従って、熱交換器は高効率化が強く求められている。
この熱交換器の高効率化は、その手法の一つとしては熱交換流体が流れる伝熱管の細径化があり、また他の手法の一つとしては各伝熱管へ分流する冷媒を例えば均一に分流することがある。
このような中にあって、冷凍システムの熱交換器は、一般的には、フィン群に伝熱管を貫通させて構成したフィンチューブ型熱交換器が用いられており、その伝熱管の細径化を図って熱交換効率の向上及び小型化が進められている(例えば、特許文献1参照)。
一方、熱交換効率向上のための熱交換流体の分流は、各伝熱管へ熱交換流体を案内するヘッダ流路に分流制御管を組み込んで各伝熱管への冷媒の分流を均一化し熱交換効率の向上を図っている(例えば、特許文献2参照)。
図13は上記特許文献2記載の熱交換器を示し、この熱交換器100は、フィン群101に伝熱管102を貫通させて構成してあって、その冷媒入口側ヘッダ管103に分流制御管104が設けてある。分流制御管104には複数の冷媒分流口105が列設してあり、冷媒分流口105の大きさを冷媒入口から離れるに従い小さくなるようにして、各伝熱管102に流れる冷媒を均一に分流させるようになっている。
この熱交換器は冷媒の分流を冷媒入口側で行っているので、圧力損失増による冷媒温度の上昇を抑制しつつ各伝熱管へと分流するようになり、各分流制御管へ例えば均等に分流することができ、蒸発器として使用する熱交換器の熱交換効率を向上させることができる、というものである(冷媒の分流を冷媒出口側で行うと、圧力損失(以下、圧損と略称する)が大きくなって冷媒温度が高くなり熱交換させる第2流体との温度差が少なくなって分流の均一化による熱交換効率の向上効果を相殺し逆に熱交換効率を低下させてしまうため冷媒入口側で冷媒を分流している)。
特開2010−78289号公報 特開2012−207912号公報
しかしながら、上記特許文献1記載のフィンチューブ型熱交換器は、その伝熱管が管であるが故に細径化に限度があり、伝熱管の細径化による熱交換効率の向上は限界に近づきつつある。
しかしこの伝熱管は、プレートフィン積層型熱交換器であれば容易に細径化できる。すなわち、プレートフィン積層型熱交換器は、プレートフィンに凹状溝をプレス成形して伝熱管に相当する流路を形成しているので、当該流路の断面積を小さくすることは容易であり、その流路はフィンチューブ型熱交換器の伝熱管に比べさらに小さくできる。
そこで出願人は流路を有するプレートフィンを積層して構成したプレートフィン積層型熱交換器に特許文献2に記載の分流制御管を組み合わせて熱交換効率の向上を図ることを検討した。
しかしながら、上記プレートフィン積層型熱交換器は蒸発器として使用しているときには冷媒入口側のヘッダ流路に分流制御管を組み込んでも分流制御管による分流効果が十分に発揮されず、分流による熱交換効率の向上に大きな課題があることを見いだした。
本発明はこのような点に鑑み鋭意検討して流路の細径化と分流効果による熱交換効率の向上を両立させたもので、蒸発器或いは凝縮器のいずれとして使用されても高効率な熱交換器及びそれを用いた高性能な冷凍システムの提供を目的としたものである。
本発明は、上記目的を達成するため、熱交換器は、第1流体が流れる流路を有するプレートフィン積層体の各プレートフィン積層間に第2流体を流して、前記第1流体と前記第2流体との間で熱交換する熱交換器であって、
前記プレートフィン積層体のプレートフィンは、ヘッダ領域のヘッダ流路Aとヘッダ流路Bを設けたヘッダ領域と、このヘッダ領域のヘッダ流路Aとヘッダ流路Bとの間に前記第1流体が並行に流れる複数の第1流体流路を有する流路領域と、を備えるとともに、前記流路領域の第1流体流路は前記プレートフィンに凹状溝を設けて形成し、
かつ、前記第1流体が蒸発する条件では第1流体の蒸発出口となり凝縮する条件では第1流体の入口となる前記ヘッダ流路Aに分流制御管を設けるとともに、前記第1流体が凝縮する条件では当該凝縮条件の場合のみ前記ヘッダ流路Aに連通して第1流体を供給する補助通路を更に設けて、前記蒸発条件ではヘッダ流路Aから流出する第1流体が前記分流制御管により分流され、凝縮条件では分流制御管とともに補助通路からもヘッダ流路Aに冷媒を供給する構成としてある。
これにより、この熱交換器は、第1流体流路の流路断面積の細径化を図って熱交換効率を向上することができるとともに、蒸発器として使用する際には分流制御管によって第1流体流路群へ設計通り確実に第1流体を分流させることができ、分流均一化による熱交換効率の向上が加わってその熱交換効率を高いものとすることができる。
すなわち、このプレートフィン積層型の熱交換器は、第1流体流路を細径化したことによって、蒸発器として使用する場合、第1流体の圧損が流入側となるヘッダ流路Bより出口側となるヘッダ流路Aの方が数倍も大きくなる。一方、第1流体の分流は圧損の分布状況によって大きく影響される。そのため、このプレートフィン積層型熱交換器は既述したように、分流制御管を従来からの常識である入口側となるヘッダ流路Bに設けても出口側となるヘッダ流路Aの圧損が数倍も高いため第1流体流路を流れる第1流体は出口側となるヘッダ流路Aの圧損に依拠することになるので、設計通りに分流できなかった。しかしながら本発明では、前記入口側・出口側ヘッダ流路での圧損差の大きさ及び圧損分布状況の把握に基づき分流制御管を圧損が高い出口側となるヘッダ流路Aに設けているので、分流に大きな影響を与える数倍も高いヘッダ流路A内の圧損分布を制御して分流を均一化でき、分流均一化による熱交換効率の向上も達成することができる。
また、凝縮器として使用する際、冷媒は気相状態で入口側となるヘッダ流路Aから流れ込むが、この気相状態の冷媒は分流制御管からヘッダ流路Aに供給されると同時に前記分流制御管を介することなく補助通路からもヘッダ流路Aに供給されるので、第1流体流路群へ略均等に冷媒を供給することができ、凝縮器として使用しているときの熱交換効率も向上させることができる。
すなわち、凝縮器として使用する際、冷媒は気相状態であって流速が極端に早いため冷媒入口側とは反対の分流制御管の終端部分側から偏ってヘッダ流路Aに多く流れ込むが、これと同時にヘッダ流路Aには補助通路からも冷媒が供給されるので、ヘッダ流路A部分での冷媒の偏りは解消されて第1流体流路群へ分流するようになる。よって、分流制御管を設けたヘッダ流路A内の冷媒が気相状態であるが故に生じる冷媒分流の偏りを抑制することができ、凝縮器として使用しているときにもその熱交換効率を向上させることができる。
本発明は、上記構成により、流路の細径化と分流均一化を両立させて、蒸発及び凝縮いずれの場合でも熱交換効率の高い熱交換器及びそれを用いた省エネ性の高い高性能な冷凍システムを提供することができる。
本発明の実施の形態1におけるプレートフィン積層型熱交換器の外観を示す斜視図 同プレートフィン積層型熱交換器を分離した状態で示す分解斜視図 同プレートフィン積層型熱交換器のプレートフィン積層体を構成するプレートフィンの平面図 同プレートフィンの構成を一部を拡大して示す分解図 同プレートフィン積層型熱交換器におけるプレートフィン積層体の冷媒流路群部分を切断して示す斜視図 図1のA−A断面図 同プレートフィン積層型熱交換器を蒸発器として使用しているときの動作説明図 同プレートフィン積層型熱交換器を凝縮器として使用しているときの動作説明図 本発明の実施の形態2におけるプレートフィン積層型熱交換器を蒸発器として使用しているときの動作説明図 同プレートフィン積層型熱交換器を凝縮器として使用しているときの動作説明図 本発明のプレート積層型熱交換器を用いた実施の形態3における空気調和機の冷凍サイクル図 同空気調和機の概略断面図 従来の熱交換器の断面図
第1の発明は、熱交換機であり、この熱交換器は、第1流体が流れる流路を有するプレートフィン積層体の各プレートフィン積層間に第2流体を流して、前記第1流体と前記第2流体との間で熱交換する熱交換器であって、
前記プレートフィン積層体のプレートフィンは、ヘッダ領域のヘッダ流路Bとヘッダ流路Aを設けたヘッダ領域と、このヘッダ領域のヘッダ流路Bとヘッダ流路Aとの間に前記第1流体が並行に流れる複数の第1流体流路を有する流路領域と、を備えるとともに、前記流路領域の第1流体流路は前記プレートフィンに凹状溝を設けて形成し、
かつ、前記第1流体が蒸発する条件では第1流体の蒸発出口となり凝縮する条件では第1流体の入口となる前記ヘッダ流路Aに分流制御管を設けるとともに、前記第1流体が凝縮する条件では当該凝縮条件の場合のみ前記ヘッダ流路Aに連通して第1流体を供給する補助通路を更に設けて、前記蒸発条件ではヘッダ流路Aから流出する第1流体が前記分流制御管により分流され、凝縮条件では分流制御管とともに補助通路からもヘッダ流路Aに冷媒を供給する構成としてある。
これにより、この熱交換器は、第1流体流路の流路断面積の細径化を図って熱交換効率を向上することができるとともに、蒸発器として使用する際には分流制御管によって第1流体流路群へ設計通り確実に第1流体を分流させることができ、分流均一化による熱交換効率の向上が加わってその熱交換効率を高いものとすることができる。
すなわち、このプレートフィン積層型の熱交換器は、第1流体流路を細径化したことによって、蒸発器として使用する場合、第1流体の圧損が流入側となるヘッダ流路Bより出口側となるヘッダ流路Aの方が数倍も大きくなる。一方、第1流体の分流は圧損の分布状況によって大きく影響される。そのため、このプレートフィン積層型熱交換器は既述したように、分流制御管を従来からの常識である入口側となるヘッダ流路Bに設けても出口側となるヘッダ流路Aの圧損が数倍も高いため第1流体流路を流れる第1流体は出口側となるヘッダ流路Aの圧損に依拠することになるので、設計通りに分流できなかった。しかしながら本発明では、前記入口側・出口側ヘッダ流路での圧損差の大きさ及び圧損分布状況の把握に基づき分流制御管を圧損が高い出口側となるヘッダ流路Aに設けているので、分流に大きな影響を与える数倍も高いヘッダ流路A内の圧損分布を制御して分流を均一化でき、分流均一化による熱交換効率の向上も達成することができる。
また、凝縮器として使用する際、冷媒は気相状態で入口側となるヘッダ流路Aから流れ込むが、この気相状態の冷媒は分流制御管からヘッダ流路Aに供給されると同時に前記分流制御管を介さない補助通路からもヘッダ流路Aに供給されるので、第1流体流路群へ略均等に冷媒を供給することができ、凝縮器として使用しているときの熱交換効率も向上させることができる。
すなわち、凝縮器として使用する際、冷媒は気相状態であって流速が極端に早いため冷媒入口側とは反対の分流制御管の終端部分側から偏ってヘッダ流路Aに多く流れ込むが、これと同時にヘッダ流路Aには補助通路からも冷媒が供給されるので、ヘッダ流路A部分での冷媒の偏りは解消されて第1流体流路群へ分流するようになる。よって、分流制御管を設けたヘッダ流路A内の冷媒が気相状態であるが故に生じる冷媒分流の偏りを抑制することができ、凝縮器として使用しているときにもその熱交換効率を向上させることができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記補助通路には、蒸発条件では閉じ、凝縮条件では開く弁機構を設けた構成としてある。
これにより、蒸発条件時には第1流体流路群からヘッダ流路Aに流出する冷媒を分流制御管のみから流入させ、凝縮条件時にはヘッダ流路Aへの冷媒を分流制御管とともに補助通路からも流入させることができ、確実に冷媒の流れを分流制御することができる。
第3の発明は、第2の発明において、前記弁機構を逆止弁とした構成としてある。
これにより、冷媒の流れ方向によって蒸発条件の時には自動的に冷媒を止め、凝縮条件の時には冷媒を流すことができ、弁機構をコントロールする手段を別途必要とせず安価に提供できるとともに、コンパクト化することもできる。
第4の発明は冷凍システムであり、この冷凍システムは冷凍サイクルを構成する熱交換器を前記第1〜第3のいずれかの発明に記載の熱交換器としたものである。
これにより、この冷凍システムは、熱交換器を凝縮器、蒸発器のいずれで使用しても熱交換効率が高いので、省エネ性の高い高性能な冷凍システムとすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、添付の図面を参照しながら説明する。
なお、本開示の熱交換器は、以下の実施形態に記載したプレートフィン積層型熱交換器の構成に限定されるものではなく、以下の実施形態において説明する技術的思想と同等の熱交換器の構成を含むものである。
また、以下で説明する実施形態は、本発明の一例を示すものであって、実施形態において示される構成、機能、動作などは、例示であり、本開示を限定するものではない。
(実施の形態1)
図1は本実施の形態のプレートフィン積層型熱交換器(以下、単に熱交換器と称する)の外観を示す斜視図、図2はプレートフィン積層型熱交換器を分離した状態で示す分解斜視図、図3はプレートフィン積層型熱交換器のプレートフィン積層体を構成するプレートフィンの平面図、図4はプレートフィンの構成を一部を拡大して示す分解斜視図、図5はプレートフィン積層型熱交換器におけるプレートフィン積層体の冷媒流路群部分を切断して示す斜視図、図6は図1のA−A断面図、図7はプレートフィン積層型熱交換器を蒸発器として使用しているときの動作説明図、図8はプレートフィン積層型熱交換器を凝縮器として使用しているときの動作説明図である。
図1〜図8に示すように、本実施の形態の熱交換器1は、長方形の板状である複数のプレートフィン2aを積層して構成されたプレートフィン積層体2と、蒸発器として用いる場合には入口となり凝縮器として用いる場合は出口となる管5及びその逆となる管4(図2参照)とを有している。
また、プレートフィン積層体2の積層方向の両側(図1では左側及び右側)には、プレートフィン2aと平面視が略同一形状のエンドプレート3a、3bが設けられている。エンドプレート3a、3bは、剛性を有する板材で形成されており、例えばアルミニウム、アルミニウム合金、ステンレスなどの金属材を研削により金属加工して形成されている。
なお、上記エンドプレート3a、3b、複数のプレートフィン2aは積層された状態でロウ付け接合されて一体化している。
また、本実施の形態では、上記プレートフィン積層体2の両側のエンドプレート3a、3bは、ボルト・ナット若しくはカシメピン軸等の連結手段9によってその長手方向両端部が連結固定されている。すなわち、プレートフィン積層体両側のエンドプレート3a、3bはプレートフィン積層体2を挟持した形でプレートフィン積層体2を機械的に連結固定した形となっている。
また、上記プレートフィン2aは、後述するように、内部に第1流体である冷媒が流れる複数の並行した冷媒流路群を有しており、この第1流体流路群は略U字状に形成されていて、これと繋がる前記管4、管5は、プレートフィン積層体2の一方側(図1では左側)のエンドプレート3aの一端部側に纏めて配置されている。
詳述すると、上記プレートフィン2aは、図3に示すように、複数の並行した第1流体流路(以下、冷媒流路と称す)11とこれに繋がるヘッダ流路A8およびヘッダ流路B10を形成した一対の板状部材6a、6b(図4参照)を向い合せにロウ付け接合して構成してあり、複数の冷媒流路11は略U字状に形成されていてこれに繋がるヘッダ流路A8とヘッダ流路B10とが一端部側に纏まった形となっている。
そして、上記構成のプレートフィン2aは、図5に示すように多数積層して熱交換器の主体をなすプレートフィン積層体2を構成しており、各プレートフィン2a同士の間には当該プレートフィン2aの長辺両端部及び冷媒流路11間に適宜設けた複数の突起12(図3参照)によって第2流体である空気が流れる隙間を形成している。
なお、冷媒流路11は板状部材6a、6bに凹状溝によって形成してあり、容易に細径化できるようになっている。
また、冷媒流路11のうちヘッダ流路Aに繋がるヘッダ流路A側冷媒流路11aとヘッダ流路B10に繋がるヘッダ流路B側冷媒流路11bとの間にはこれら両者間の熱移動を防止すべくスリット溝15が形成してある。
さらにこの例では、上記ヘッダ流路A側冷媒流路11aは本数を多くし図4に示すようにヘッダ流路Aの通路部14と対向する部分は冷媒流路のない無孔部16としてヘッダ流路8から各ヘッダ流路8側冷媒流路11aへと流れる冷媒が無孔部16の壁部16aに衝突して各ヘッダ流路8側冷媒流路11aへ均等に流れるように構成してある。
上記のように構成された本実施形態の熱交換器1は、冷媒がプレートフィン積層体2の各プレートフィン2aの内部の冷媒流路11群を長手方向に並行に流れUターンして折り返しヘッダ流路A8或いはヘッダ流路B10から管A4あるいは管B5を通して排出される。一方、第2流体である空気は、プレートフィン積層体2を構成するプレートフィン2aの積層間に形成された隙間を通り抜ける。これにより第1流体である冷媒と第2流体である空気との熱交換が行われる。
ここで、上記構成のプレートフィン積層体2を主体としたこの熱交換器は、図6〜図8に示すように、蒸発器として用いる場合には出口側となるヘッダ流路A8に冷媒の分流制御管20が設けられている。
この分流制御管20は、ヘッダ流路A8内に挿設してあり、その先端部は閉塞した状態となっている。そして、上記分流制御管20はヘッダ流路A8の内径より小径の管で構成されていてヘッダ流路内面との間に冷媒流通用間隙21を形成しており、その長手方向に複数の分流口22が略等間隔に形成してある。
上記複数の分流口22は蒸発器として使用されるとき、すなわち蒸発条件の時には冷媒が流れる方向、すなわち蒸発出口側に行くにしたがってその孔径が小さくなるように形成されている。
また、上記分流制御管20を挿設したヘッダ流路A8には凝縮器として使用しているときには冷凍システムからの配管23より分岐した補助通路管24が管A4を介して連通させてある。
そして、上記補助通路管24にはこの熱交換器1を蒸発器として使用するときには閉じ、凝縮器として使用するときには開く弁機構25が設けてある。この実施の形態では、上記弁機構25は、蒸発器として使用する場合と凝縮器として使用する場合の冷媒の流れ方
向が逆になることを利用して開閉する逆止弁としており、以下弁機構25を逆止弁25と称す。
なお、上記逆止弁25は、熱交換器1を蒸発器として使用するときには閉じ、凝縮器として使用するときには開くものであれば逆止弁でなくてもよく、例えば本体制御部等からの信号に基づき蒸発器として使用するときには閉じ、凝縮器として使用するときには開く電動弁等であってもよく、特に限定されるものではない。
以上のように構成した熱交換器について、以下その作用効果について説明する。
まず、熱交換器を蒸発器として使用している場合の冷媒の流れとその作用について図7を用い説明する。
冷媒は、プレートフィン積層体2の一端部側に接続されている管B5から流入し、ヘッダ流路B10を介して液相状態で各プレートフィン2aの冷媒流路11群へ流れる。各プレートフィン2aの冷媒流路11群に流れた冷媒はヘッダ流路A8を介して気相状態で管A4より冷凍システムの冷媒回路へと流出する。
そして、上記冷媒流路11を流れる際に冷媒は前記プレートフィン積層体2のプレートフィン2a積層間を通り抜ける空気と熱交換する。
ここで、上記熱交換器は、入口側となるヘッダ流路B10から冷媒流路11群を介して出口側となるヘッダ流路A8に流れてきた冷媒ガスは、図7の矢印に示すようにヘッダ流路A8内の冷媒流通用間隙21から分流制御管20の管壁に形成された複数の分流口22を経て分流制御管20内へと流れ、出口側の管A4から冷凍システムに繋がる配管23へと流出する。
この時、上記冷媒流通用間隙21を流れる冷媒は補助通路管24から冷凍システムに繋がる配管23へとバイパスしようとするが、逆止弁25が冷媒の流れに対し閉じた状態となっているので上記のようにバイパスすることはなく、冷媒流路11群からの冷媒は分流制御管20による分流制御を受けることになる。そして、上記分流制御管20に設けた分流口22は、出口側に行くにしたがってその孔径が小さくなるように形成されているから、冷媒流路11群の各流路を流れる冷媒量を均等化するようになる。
詳述すると、この熱交換器は、冷媒流路11を細径化したことによって冷媒の圧損が入口側となるヘッダ流路B10より出口側となるヘッダ流路A8の方が数倍も大きくなっている。一方、冷媒の分流は圧損の分布状況によって大きく影響される。よって、この熱交換器は、分流制御管20を従来からの常識である入口側のヘッダ流路B10に設けても出口側のヘッダ流路A8の圧損が数倍も高いため冷媒流路11を流れる冷媒は出口側のヘッダ流路A8の圧損に依拠することになるので、設計通りに分流できない。
しかしながら、本実施形態の熱交換器では、上記分流制御管20を圧損が高い出口側のヘッダ流路A8に設けてあり、これにより分流に大きな影響を与える数倍も高い出口側のヘッダ流路A8内の軸線方向の圧損分布が均一になるように制御することができる。よって、冷媒流路11群の各流路を流れる冷媒分流量を均一化できるのである。
より詳細に説明すると、圧損が高い出口側のヘッダ流路A8は、管A4から遠い方のプレートフィンの冷媒流路11(図7で、より右に近いプレートフィンの冷媒流路)の方より、管A4に近い方のプレートフィンの冷媒流路11(図7で、より左に近いプレートフィンの冷媒流路)の方が冷媒が流れやすい。換言すれば、冷媒の流量に偏りが生じる可能
性がある。
しかしながら、上記出口側のヘッダ流路A8に分流制御管20を挿設し、その分流制御管20の最も出口側の分流口22aの開口面積を、図7に示すように、分流制御管20の反出口側(図7で、より右側に近い部分)より小径にして分流口を通る冷媒の圧損を増加させているので、前記のような冷媒流量の偏流を生じず、各プレートフィンの内部の第1流体流路11の冷媒量を均等化できるのである。
その結果、この熱交換器は、冷媒流路11群部分での熱交換効率が向上し、更に熱効率の高い熱交換器とすることができる。
次に熱交換器を凝縮器として使用している場合の冷媒の流れとその作用について図8を用い説明する。
冷媒は、冷凍システムの配管23からプレートフィン積層体2の一端部側に接続されている管A4を経て流入側となるヘッダ流路A8内に設けている分流制御管20を通ってその分流口22により分流され、冷媒流通用間隙21から各プレートフィン2aの冷媒流路11群へと流れる。各プレートフィン2aの冷媒流路11群に流れた冷媒は出口側となるヘッダ流路B10を介し管B5より冷凍システムの冷媒回路へと流出する。
そして、上記冷媒流路11を流れる際に冷媒は前記プレートフィン積層体2のプレートフィン2a積層間を通り抜ける空気と熱交換する。
ここで、上記分流制御管20を流れる冷媒は気相状態のためその流速は液相状態の場合に比べ極めて早く、入口側とは反対側の分流口22(図8で、より右側に近い部分の分流口)側程多くなる。しかも、上記分流口22は入口側とは反対側ほど大きくなっている。したがって、冷媒は冷媒流路11群の入口側とは反対側ほど多く流れるようになり、均等に流れなくなる。つまり、蒸発器として使用する場合に均等に分散させるために用いた分流制御管20が凝縮器として使用しているときには冷媒流路11群に対し分流バラツキを助長するような形となってしまう。
しかしながら、この熱交換器では上記冷媒流路11群に冷媒を流すヘッダ流路A8の冷媒流通用間隙21には冷凍システムの配管23から分岐した補助通路管24が連通していて、当該補助通路管24に設けた逆止弁25が冷媒の流れに対し開いた状態となるので、前記冷媒流通用間隙21の出口側部分に冷凍システムの配管23からの冷媒をバイパスすることになる。
その結果、冷媒流路11群の出口側部分(図8で、左側に近い部分)にも十分に冷媒を流すことができるようになる。すなわち、前記分流制御管20による分流バラツキを相殺するようになる。
これによって、この熱交換器は、凝縮器として使用しているときにも冷媒流路11群部分での熱交換効率が向上し、蒸発器として使用しているときと同様に熱効率の高い熱交換器とすることができる。
また、この実施の形態では、上記した分流制御管20による冷媒分流の均一化構成は分流制御管20に分流口22を穿孔するだけであるから、構成が簡単で、安価に提供することができる。
なお、本実施の形態の熱交換器では冷媒流路11群がUターンするものを想定している
が、これはUターンさせることなく直線状のものとしてヘッダ流路Aとヘッダ流路Bをプレートフィンの左右端部に分けて設けたものであってもよい。そしてこのように構成した熱交換器も、冷媒流路11群をU字状にしたことによる効果、すなわち、プレートフィンの全長を短くコンパクトなものとしつつ冷媒流路を長くして熱交換効率を高める効果を除き細部の構成、効果を含め前記実施の形態で説明した場合と同様であり、前記実施の形態と同一の機能を有する部分には同一番号を附記して説明は省略する。
(実施の形態2)
図9は本発明の実施の形態2におけるプレートフィン積層型熱交換器を蒸発器として使用しているときの動作説明図、図10は同プレートフィン積層型熱交換器を凝縮器として使用しているときの動作説明図である。
この実施の形態2は蒸発器として用いる場合には入口側となり凝縮器として用いる場合は出口側となるヘッダ流路B10にも図9、図10の破線で示すように凝縮用分流制御管30を設けたものである。
この凝縮用分流制御管30は熱交換器を凝縮器として使用しているときにはその凝縮器用分流口31による分流作用が機能して、実施の形態1で説明した補助通路管24による分流均一化作用にこの凝縮器用分流口31による分流作用が加わり、冷媒流路11群に流れる冷媒をより効率よく均一化できる。よって、凝縮器として使用しているときの冷媒流路11群部分での熱交換効率が一段と向上し、熱効率の高い熱交換器とすることができる。
なお、上記凝縮用分流制御管30は既述しているように蒸発器として使用している場合にはこれを設けてもヘッダ流路B5の圧損が少なくて分流作用がほとんど発揮しないので、この熱交換器ではヘッダ流路A8に設けてある分流制御管20による分流作用によって実施の形態1で説明したように分流し熱交換効率を向上させている。
(実施の形態3)
この実施の形態3は、先に示した実施の形態1、2におけるいずれかの熱交換器を用いて構成した冷凍システムである。
本実施の形態では冷凍システムの一例として空気調和機を説明する。図11は空気調和機の冷凍サイクル図、図12は同空気調和機の室内機を示す概略断面図である。
図11、図12において、この空気調和装置は、室外機51と、室外機51に接続された室内機52から構成されている。室外機51には、冷媒を圧縮する圧縮機53、冷房暖房運転時の冷媒回路を切り替える四方弁54、冷媒と外気の熱を交換する室外熱交換器55、冷媒を減圧する減圧器56、室外送風機59が配設されている。また、室内機52には、冷媒と室内空気の熱を交換する室内熱交換器57と、室内送風機58とが配設されている。そして、前記圧縮機53、四方弁54、室内熱交換器57、減圧器56、室外熱交換器55を冷媒回路で連結してヒートポンプ式冷凍サイクルを形成している。
本実施形態による冷媒回路には、テトラフルオロプロペンまたはトリフルオロプロペンをベース成分とし、ジフルオロメタンまたはペンタフルオロエタンまたはテトラフルオロエタンを、地球温暖化係数が5以上、750以下となるように、望ましくは350以下、さらに望ましくは150以下となるようにそれぞれ2成分混合もしくは3成分混合した冷媒を使用している。
上記空気調和機は、冷房運転時には、四方弁54を圧縮機53の吐出側と室外熱交換器
55とが連通するように切り換える。これにより、圧縮機53によって圧縮された冷媒は高温高圧の冷媒となって四方弁54を通って室外熱交換器55に送られる。そして、外気と熱交換して放熱し、高圧の液冷媒となり、減圧器56に送られる。減圧器56では減圧されて低温低圧の二相冷媒となり、室内機52に送られる。室内機52では、冷媒は室内熱交換器57に入り室内空気と熱交換して吸熱し、蒸発気化して低温のガス冷媒となる。この時室内空気は冷却されて室内を冷房する。さらに冷媒は室外機51に戻り、四方弁54を経由して圧縮機53に戻される。
暖房運転時には、四方弁54を圧縮機53の吐出側と室内機52とが連通するように切り換える。これにより、圧縮機53によって圧縮された冷媒は高温高圧の冷媒となって四方弁54を通り、室内機52に送られる。高温高圧の冷媒は室内熱交換器57に入り、室内空気と熱交換して放熱し、冷却され高圧の液冷媒となる。この時、室内空気は加熱されて室内を暖房する。その後、冷媒は減圧器56に送られ、減圧器56において減圧されて低温低圧の二相冷媒となり、室外熱交換器55に送られて外気と熱交換して蒸発気化し、四方弁54を経由して圧縮機53へ戻される。
上記のように構成された空気調和機は、その室外熱交換器55或いは室内熱交換器57の一方もしくは双方に前記各実施の形態で示した熱交換器を使用することにより、蒸発及び凝縮いずれの場合も高い熱交換効率を発揮することになり、省エネ性の高い高性能な冷凍システムとすることができる。
以上、本発明に係る熱交換器およびそれを用いた冷凍システムについて、上記実施の形態を用いて説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。つまり、今回開示した実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきであり、本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、流路の細径化と分流均一化を両立させて、蒸発及び凝縮いずれの場合も熱交換効率の高い熱交換器及びそれを用いた省エネ性の高い高性能な冷凍システムを提供することができる。よって、家庭用及び業務用エアコン等に用いる熱交換器や各種冷凍機器等に幅広く利用でき、その産業的価値は大なるものがある。
1 熱交換器
2 プレートフィン積層体
2a プレートフィン
3、3a、3b エンドプレート
4 管A
5 管B
6a 第1板状部材
6b 第2板状部材
8 ヘッダ流路A
9 連結手段
10 ヘッダ流路B
11 冷媒流路(第1流体流路)
11a ヘッダ流路A側冷媒流路
11b ヘッダ流路B側冷媒流路

12 突起
14 通路部
15 スリット溝
16 無孔部
16a 壁部
20 分流制御管
21 冷媒流通用間隙
22、22a 分流口
23 配管
24 補助通路(補助通路管)
25 弁機構(逆止弁)
30 凝縮用分流制御管
31 凝縮器用分流口

Claims (4)

  1. 第1流体が流れる流路を有するプレートフィン積層体の各プレートフィン積層間に第2流体を流して、前記第1流体と前記第2流体との間で熱交換する熱交換器であって、前記プレートフィン積層体のプレートフィンは、ヘッダ領域のヘッダ流路Aとヘッダ流路Bを設けたヘッダ領域と、このヘッダ領域のヘッダ流路Aとヘッダ流路Bとの間に前記第1流体が並行に流れる複数の第1流体流路を有する流路領域と、を備えるとともに、前記流路領域の第1流体流路は前記プレートフィンに凹状溝を設けて形成し、かつ、前記第1流体が蒸発する条件では第1流体の蒸発出口となり凝縮する条件では第1流体の入口となる前記ヘッダ流路Aに分流制御管を設けるとともに、前記第1流体が凝縮する条件では当該凝縮条件の場合のみ前記ヘッダ流路Aに連通して第1流体を供給する補助通路を更に設けて、前記蒸発条件ではヘッダ流路Aから流出する第1流体が前記分流制御管により分流され、凝縮条件では分流制御管とともに補助通路からもヘッダ流路Aに冷媒を供給する構成とした熱交換器。
  2. 補助通路には、蒸発条件では閉じ、凝縮条件では開く弁機構を設けた請求項1に記載の熱交換器。
  3. 弁機構を逆止弁とした請求項2に記載の熱交換器。
  4. 冷凍サイクルを構成する熱交換器を前記第1項〜第3項のいずれか一項に記載の熱交換器とした冷凍システム。
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