JP6778504B2 - 車両用灯具、及び有機el素子の検査方法 - Google Patents

車両用灯具、及び有機el素子の検査方法 Download PDF

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Description

本発明は、車両用灯具、及び有機EL素子の検査方法に関する。
従来、有機EL素子で構成される面状発光体を備える車両用灯具が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2015−215995号公報
本発明者らは、有機EL素子を備える車両用灯具について鋭意検討した結果、この車両用灯具は、有機EL素子の使用時間の経過にともなって外観不良が生じ得ることを認識するに至った。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、有機EL素子を搭載する車両用灯具の外観不良を抑制する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様は車両用灯具である。当該車両用灯具は、発光面に120μm以下の大きさの非発光点のみを有する有機EL素子を備える。この態様によれば、車両用灯具の外観不良を抑制することができる。
上記態様において、非発光点の大きさは20μm以下であってもよい。また、上記いずれかの態様において、有機EL素子は、第1基板及び第2基板と、これらの基板の周縁部において基板間に介在する封止材とで形成される内部空間に収容され、内部空間から外部空間までの封止材の厚さは、22.5mm以下であってもよい。また、上記いずれかの態様において、有機EL素子は、基板と、基板の表面を覆う封止材とで形成される内部空間に収容され、内部空間から外部空間までの基板及び封止材の界面の長さは、22.5mm以下であってもよい。
本発明の他の態様は有機EL素子の検査方法である。当該検査方法は、発光面に所定のしきい値を超える大きさの非発光点を有する有機EL素子を、不良品として選別する工程を含み、しきい値は、120μm以下である。この態様によれば、車両用灯具の外観不良を抑制することができる。
本発明によれば、有機EL素子を搭載する車両用灯具の外観不良を抑制する技術を提供することができる。
実施の形態に係る車両用灯具の概略構造を示す鉛直断面図である。 光源の概略構造を示す断面図である。 図3(A)及び図3(B)は、有機EL素子における非発光点の成長を説明するための模式図である。 封止材の厚さと、非発光点の成長率及び大きさとの関係を示す表である。 変形例に係る光源の概略構造を示す断面図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図に示す各部の縮尺や形状は、説明を容易にするために便宜的に設定されており、特に言及がない限り限定的に解釈されるものではない。また、本明細書または請求項中に用いられる「第1」、「第2」等の用語は、いかなる順序や重要度を表すものでもなく、ある構成と他の構成とを区別するためのものである。
図1は、実施の形態に係る車両用灯具の概略構造を示す鉛直断面図である。本実施の形態に係る車両用灯具100は、例えば車両後方に配置されるテールランプである。車両用灯具100は、車両のリアパネル1に固定される。具体的には、リアパネル1は車両前方側に凹んだ凹部2を有し、車両用灯具100は凹部2に収容される。車両用灯具100は、凹部2に収容された状態でリアパネル1に固定される。
車両用灯具100は、ランプボディ102と、透光カバー104とを備える。ランプボディ102は、車両後方側(灯具前方側)に開口部を有する筐体である。透光カバー104は、ランプボディ102の開口部を概ね覆うようにしてランプボディ102に取り付けられる。透光カバー104は、透光性を有する樹脂やガラス等で形成され、インナーカバー(インナーレンズ)として機能する。透光カバー104の灯具前方側には、車両用灯具100の外筐を構成するアウターカバー(アウターレンズ)106が設けられる。アウターカバー106により、凹部2の開口が塞がれる。
ランプボディ102と透光カバー104とにより灯室103が形成される。灯室103内には、光源110が収容される。光源110は、ブラケット108に搭載される。ブラケット108は、ランプボディ102に固定される。
図2は、光源110の概略構造を示す断面図である。光源110は、第1基板112と、第2基板114と、封止材116とを有する。封止材116は、第1基板112及び第2基板114の周縁部において基板間に介在する。第1基板112、第2基板114及び封止材116は、従来公知の材料からなる。例えば、第1基板112及び第2基板114は、ガラス基板、あるいは透光性を有する樹脂基板である。封止材116は、例えば第1基板112と第2基板114とを固定する接着剤である。
第1基板112及び第2基板114と、封止材116とで、内部空間118が形成される。内部空間118には、有機EL素子120が収容される。有機EL素子120は、従来公知の一般的な有機EL素子であり、発光面122を有する。発光面122から出射される光L1は、第1基板112を通過して灯具前方に照射される。
有機EL素子120は、均一な面発光が可能である。また、有機EL素子120は、比較的柔軟性が高く、曲面形状等も取り得る。また、有機EL素子120は全体が透明に近い。このため、光源110に有機EL素子120を用いることで、車両用灯具100の意匠性を高めることができる。また、有機EL素子120は薄く軽量であるため、車両用灯具100の奥行き寸法を小さくすることができ、また車両用灯具100の軽量化も可能である。さらに、有機EL素子120は、LED等に比べ光の指向性が低い。このため、車両用灯具100の被視認性を高めることができる。また、他車両の運転者等にグレアを与えにくい車両用灯具100を実現できる。
一方で、本発明者らは、有機EL素子120を備える車両用灯具100について鋭意検討を重ねた結果、車両用灯具100には、有機EL素子120に起因する外観不良が生じ得ることを見出した。
すなわち、有機EL素子120は、ダークスポットとも呼ばれる非発光点を発光面に有する場合がある。この非発光点は、有機EL素子120の使用時間の経過にともなって徐々に成長していく。この結果、車両用灯具100の外観不良が引き起こされる。図3(A)及び図3(B)は、有機EL素子120における非発光点の成長を説明するための模式図である。図3(A)は、使用初期の有機EL素子120において非発光点を含む領域を拡大して示している。図3(B)は、使用末期の有機EL素子120において非発光点を含む領域を拡大して示している。
図3(A)に示すように、有機EL素子120は、第1電極124、有機層126、第2電極128、及び無機封止層130を有する。例えば、第1電極124は陽極であり、第2電極128は陰極である。また、第1電極124はITO等からなる透明電極であり、第2電極128は金属電極である。有機層126は、発光層である。無機封止層130は、窒化シリコン(SiN)、酸化シリコン(SiO)、酸化アルミニウム(AlO)等からなり、水分や酸素等に対するバリア層として機能する。無機封止層130は、外部空間から内部空間118内に進入した水分や酸素が第2電極128等に接触することを防ぐ。有機層126の厚さaは、例えば約500nmであり、第1電極124、有機層126及び第2電極128の合計の厚さbは、例えば約1μmである。
有機EL素子120の製造時、第1電極124に有機層126を積層する際に、チャンバー内に存在するゴミ等の異物132が第1電極124に付着することがある。第1電極124における異物132が付着した領域には、異物132の上に有機層126、第2電極128及び無機封止層130が積層される。異物132は、第1電極124と第2電極128との間の距離、あるいは有機層126の厚さ以上の大きさを有し、例えば約10μmである。異物132の大きさcは、異物132の外縁上の2点をつなぐ直線のうち最大のものと定義される。
したがって、有機層126、第2電極128及び無機封止層130は、第1電極124上に正常に積層された部分と異物132上に積層された部分とが分断される。また、第1電極124と有機層126、あるいは有機層126と第2電極128とは、異物132によって分断された端部において互いに離間(剥離)する場合がある。この離間した部分と異物132とが、非発光点DSを構成する。
異物132によって無機封止層130が分断されていると、内部空間118に存在する水分や酸素が第2電極128に接触してしまう。これにより、第2電極128の端部が酸化して酸化膜128aが形成され、有機層126から剥離する。酸化膜128aの部分は発光しないため、非発光点DSに含まれる。また、車両用灯具100の使用時間の経過とともに、酸化膜128aは徐々に広がっていく。このため、非発光点DSは、有機EL素子120の使用時間の経過にともなって徐々に成長していく。
これまで有機EL素子120は、一般照明用灯具への利用が想定されていた。一般照明用灯具の場合、有機EL素子120が直視されることは少ない。また、仮に有機EL素子120が直視される場合であっても、有機EL素子120は観察者から比較的離れた位置にある。さらに、一般照明用灯具に求められる寿命は、車両用灯具100に比べて非常に短い。このため、一般照明用灯具では、使用上許容される非発光点DSの大きさが車両用灯具100に比べて大きく、非発光点DSの成長は問題とならなかった。
これに対し、車両用灯具100の場合、有機EL素子120が直視されることが多い。また、有機EL素子120は、一般照明用灯具に比べて近い位置から観察者に直視されることが多い。さらに、車両用灯具100の使用期間すなわち使用末期は、一般照明用灯具よりもはるかに長い10年、さらには15年が想定される。加えて、車両用灯具100は、一般照明用灯具に比べて高温高湿の環境下に置かれることが多い。このため、非発光点DSは、車両用灯具100の使用初期において使用上許容される程度の大きさであったとしても、使用末期には許容できない程度の大きさ、すなわち外観不良を引き起こす程の大きさにまで成長し得る。なお、車両用灯具100の使用初期は、例えば新車登録の時点と定義される。また、車両用灯具100の使用末期は、例えば使用初期から15年が経過した時点と定義される。
非発光点DSの成長の原因となる水分や酸素は主に、外部空間から封止材116を通過して内部空間118に進入する。このため、内部空間118から外部空間までの封止材116の厚さM(図2参照)が非発光点DSの成長に影響する。すなわち、厚さMによって非発光点DSの成長率が変化する。車両用灯具100への使用が想定される光源110における封止材116の厚さMは、22.5mm以下である。なお、第1基板112及び第2基板114における水分や酸素の透過率は、封止材116における透過率に比べて著しく小さい。このため、第1基板112あるいは第2基板114を介した水分や酸素の進入は無視することができる。
本発明者らは、封止材116の厚さMと、非発光点DSの成長率及び大きさPとの関係を明らかにするために、加速試験を実施した。当該加速試験では、封止材116の厚さMが異なる複数の有機EL素子120を、車両の使用環境のうち最も厳しい環境(温度70〜90℃、湿度85〜95%)におき、定格電流を印加して1000時間発光させた。この条件は、車両用灯具100の使用末期を15年とした場合に相当する。車両用灯具100の使用末期は、一般に車両の使用末期と一致する。
加速試験前後で、それぞれの有機EL素子120の発光面122をカメラで撮像し(解像度:13.4μm/pix)、得られた画像を解析して非発光点DSの数と大きさPとを比較した。非発光点DSの大きさPは、非発光点DSの外縁上の2点をつなぐ直線のうち最大のものと定義した。得られた結果から、使用末期における非発光点DSの成長率を算出した。また、使用末期において許容される非発光点DSの大きさPの最大値は、300μm以下が好ましく、100μm以下がより好ましく、50μm以下がさらに好ましい。なお、50μmは、一般に肉眼で視認できる大きさの下限である。
そこで、使用末期において許容される非発光点DSの大きさPを最大50μm、100μm、300μmに設定し、また得られた成長率を用いて、それぞれの場合で使用初期において許容される非発光点DSの大きさPの最大値を算出した。図4は、封止材116の厚さMと、非発光点DSの成長率及び大きさPとの関係を示す表である。
図4に示すように、封止材116の厚さMが1〜3mmである場合、使用末期の成長率は32倍である。この成長率は、車両用灯具100への使用が想定される光源110において、最も大きい値である。また、封止材116の厚さMが17.5〜22.5mmである場合、使用末期の成長率は2.5倍である。この成長率は、車両用灯具100への使用が想定される光源110において、最も小さい値である。
非発光点DSの成長率が最小の有機EL素子120では、使用末期において許容される非発光点の大きさPが最大で300μmの場合、すなわち300μm以下の非発光点であれば外観不良を引き起こさないものとして許容される場合、使用初期において大きさPが120μmまでであれば非発光点DSの存在が許容される。したがって、本実施の形態に係る車両用灯具100は、発光面122に120μm以下の大きさPの非発光点DSのみを有する有機EL素子120を備える。
これにより、車両用灯具100の外観不良を抑制することができる。なお、非発光点DSの大きさP:120μmは、少なくとも車両用灯具100の使用初期においてこの大きさであれば、車両用灯具100の使用末期において許容される大きさP:300μmを超えない、という大きさである。このため、使用期間中のどの時間であっても、発光面122に存在する非発光点DSの大きさPが120μm以下であれば、使用末期において300μm以下という条件を満たすことができるため、車両用灯具100の外観不良を抑制することができる。
また、非発光点DSの成長率が最小の有機EL素子120では、使用末期の許容される大きさPが100μmの場合、40μmまでの非発光点DSが許容される。さらに、使用末期の許容される大きさPが50μmの場合、20μmまでの非発光点DSが許容される。このため、車両用灯具100は、好ましくは40μm以下、より好ましくは20μm以下の大きさPの非発光点DSのみを発光面122に有する有機EL素子120を備える。
非発光点DSの成長率が最大の有機EL素子120では、使用末期において許容される非発光点の大きさPが最大で300μmの場合、9μmまでの非発光点DSが許容される。また、使用末期の許容される大きさPが100μmの場合、3μmまでの非発光点DSが許容される。さらに、使用末期の許容される大きさPが50μmの場合、1μmまでの非発光点DSが許容される。したがって、本実施の形態に係る車両用灯具100は、より好ましくは9μm以下、さらに好ましくは3μm以下、最も好ましくは1μm以下の大きさPの非発光点DSのみを発光面122に有する有機EL素子120を備える。許容される非発光点DSの大きさPは、封止材116の厚さMと使用末期において求める非発光点DSの大きさPとが定まれば、図4に基づいて適宜設定することができる。
また、本発明者らが見出した封止材116の厚さMと、非発光点DSの成長率及び大きさPとの関係に基づいて、有機EL素子120の検査方法が提供される。本実施の形態に係る有機EL素子120の検査方法は、発光面122に所定のしきい値を超える大きさPの非発光点DSを有する有機EL素子120を、不良品として選別する工程を含む。そして、この選別工程で用いられるしきい値は、120μm以下である。これにより、車両用灯具100の外観不良を抑制することができる。非発光点DSは、例えば一般的なレーザー顕微鏡を用いてその存在を検出することができる。非発光点DSの大きさPの下限は、例えば一般的なレーザー顕微鏡の検出限界に相当する0.1μmである。なお、選別工程に用いるしきい値は、封止材116の厚さMと使用末期において求める非発光点DSの大きさPとが定まれば、図4に基づいて適宜設定することができる。
以上説明したように、本実施の形態に係る車両用灯具100は、発光面122に120μm以下の大きさの非発光点DSのみを有する有機EL素子120を備える。これにより、車両用灯具100の外観不良を抑制することができる。また、発光面122が有する非発光点DSの大きさは、好ましくは20μm以下である。これにより、車両用灯具100の外観不良をより一層抑制することができる。
また、本実施の形態に係る有機EL素子120の検査方法は、発光面122に所定のしきい値を超える大きさの非発光点DSを有する有機EL素子120を、不良品として選別する工程を含む。そして、上述したしきい値は、120μm以下である。これにより車両用灯具100の外観不良を抑制することができる。
本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を加えることが可能であり、そのような変形が加えられた実施の形態も本発明の範囲に含まれる。上述の実施の形態に変形が加えられた新たな実施の形態は、組み合わされる実施の形態及び変形それぞれの効果をあわせもつ。
(変形例)
光源110としては、図5に示す構造を有するものを使用することもできる。図5は、変形例に係る光源の概略構造を示す断面図である。変形例に係る光源110Aは、基板134と、封止材136とを有する。封止材136は、基板134の表面、より具体的には一方の主表面における有機EL素子120の搭載領域を覆う。基板134及び封止材136は、従来公知の材料からなる。
基板134と、封止材136とで、内部空間118が形成される。内部空間118には、有機EL素子120が収容される。有機EL素子120の発光面122から出射される光L1は、基板134を通過して灯具前方に照射される。本変形例に係る光源110Aでは、有機EL素子120の一方の主表面が基板134に当接する。また、有機EL素子120の他方の主表面と側面とが封止材136に当接する。
光源110Aでは、非発光点DSの成長の原因となる水分や酸素は主に、外部空間から基板134及び封止材136の界面138を通過して内部空間118に進入する。このため、内部空間118から外部空間までの界面138の長さNが非発光点DSの成長に影響する。車両用灯具100への使用が想定される光源110Aにおける界面138の長さNは、22.5mm以下である。なお、基板134及び封止材136における水分や酸素の透過率は、界面138における透過率に比べて著しく小さい。このため、基板134及び封止材136を介した水分や酸素の進入は無視することができる。
実施の形態で説明した封止材116の厚さMと非発光点DSの成長率及び大きさPとの関係は、封止材116の厚さMを界面138の長さNに置き換えるだけで、変形例に係る光源110Aにもそのまま当てはめることができる。したがって、変形例に係る光源110Aについても、実施の形態に係る車両用灯具100の構成及び有機EL素子120の検査方法を採用することで、同様の効果を奏することができる。
(その他)
車両用灯具100は、ターンシグナルランプ、デイタイムランニングランプ、クリアランスランプ等の標識灯や、ヘッドランプ、ブレーキランプ等であってもよい。
100 車両用灯具、 112 第1基板、 114 第2基板、 116 封止材、 118 内部空間、 120 有機EL素子、 122 発光面、 134 基板、 136 封止材、 138 界面、 DS 非発光点。

Claims (2)

  1. 有機EL素子を備える車両用灯具であって、
    前記有機EL素子は、
    第1基板及び第2基板と、これらの基板の周縁部において基板間に介在する封止材とで形成される内部空間に収容されるか、基板と前記基板の表面を覆う封止材とで形成される内部空間に収容され、
    前記内部空間から外部空間までの前記封止材の厚さが1〜3mmであり且つ車両用灯具の使用初期に、発光面に0.1μm以上1μm以下の大きさの非発光点のみを有するか
    前記内部空間から外部空間までの前記基板及び前記封止材の界面の長さが1〜3mmであり、且つ車両用灯具の使用初期に、発光面に0.1μm以上1μm以下の大きさの非発光点のみを有するか、
    前記厚さが3〜7.5mmであり且つ車両用灯具の使用初期に、発光面に0.1μm以上3μm以下の大きさの非発光点のみを有するか
    前記長さが3〜7.5mmであり、且つ車両用灯具の使用初期に、発光面に0.1μm以上3μm以下の大きさの非発光点のみを有するか、
    前記厚さが7.5〜12.5mmであり且つ車両用灯具の使用初期に、発光面に0.1μm以上6μm以下の大きさの非発光点のみを有するか
    前記長さが7.5〜12.5mmであり、且つ車両用灯具の使用初期に、発光面に0.1μm以上6μm以下の大きさの非発光点のみを有するか、
    前記厚さが12.5〜17.5mmであり且つ車両用灯具の使用初期に、発光面に0.1μm以上12μm以下の大きさの非発光点のみを有するか
    前記長さが12.5〜17.5mmであり、且つ車両用灯具の使用初期に、発光面に0.1μm以上12μm以下の大きさの非発光点のみを有するか、
    前記厚さが17.5〜22.5mmであり且つ車両用灯具の使用初期に、発光面に0.1μm以上20μm以下の大きさの非発光点のみを有するか、
    前記長さが17.5〜22.5mmであり、且つ車両用灯具の使用初期に、発光面に0.1μm以上20μm以下の大きさの非発光点のみを有することを特徴とする車両用灯具。
  2. 車両用灯具に搭載される有機EL素子の検査方法であって、
    前記有機EL素子は、第1基板及び第2基板と、これらの基板の周縁部において基板間に介在する封止材とで形成される内部空間に収容されるか、基板と前記基板の表面を覆う封止材とで形成される内部空間に収容され、
    前記内部空間から外部空間までの前記封止材の厚さ、ならびに前記内部空間から外部空間までの前記基板及び前記封止材の界面の長さが1〜3mmの場合、車両用灯具の使用初期に、発光面に1μm超の大きさの非発光点を有する有機EL素子を不良品として選別し、
    前記厚さ及び前記長さが3〜7.5mmの場合、車両用灯具の使用初期に、発光面に3μm超の大きさの非発光点を有する有機EL素子を不良品として選別し、
    前記厚さ及び前記長さが7.5〜12.5mmの場合、車両用灯具の使用初期に、発光面に6μm超の大きさの非発光点を有する有機EL素子を不良品として選別し、
    前記厚さおよび前記長さが12.5〜17.5mmの場合、車両用灯具の使用初期に、発光面に12μm超の大きさの非発光点を有する有機EL素子を不良品として選別し、
    前記厚さおよび前記長さが17.5〜22.5mmの場合、車両用灯具の使用初期に、発光面に20μm超の大きさの非発光点を有する有機EL素子を不良品として選別することを特徴とする有機EL素子の検査方法。
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