JP6777359B2 - 分散装置用ノズル、そのノズルを備えた分散装置、及び分散方法 - Google Patents

分散装置用ノズル、そのノズルを備えた分散装置、及び分散方法 Download PDF

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本発明は、分散装置用ノズル、そのノズルを備えた分散装置、及び分散方法に関する。
分散質として例えば固形物を細かく分散する装置は、固形物を含有した処理液にせん断力を与え、当該せん断力により固形物を細かく分散する(例えば、特許文献1及び2)。上記特許文献1の分散装置は、オリフィス部の下流側にオリフィス部よりも断面が拡大された噴出穴が形成されている。上記特許文献2の分散装置は、カーボンナノチューブと、良性イオン界面活性剤と、極性溶媒とを含有した処理液を高圧かつ高速でオリフィス部に通過させることで、カーボンナノチューブを分散させる。
特開昭60−168554号公報 特開2015−13772号公報
ノズルにおいて固形物に大きなせん断力を与えるには、固形物を含有した粘度の高い処理液を用いることや、小さいノズル径を有するノズルを用いることが有効である。ところが、粘度の高い処理液や、小さいノズル径を有するノズルを用いた場合、固形物がノズルに詰まってしまうという問題があった。またノズルは通常、ダイヤモンド又は多結晶ダイヤモンド等の硬質な材料に微細な穴を設けて形成するが、所望の形状の穴を硬質な材料に形成することは容易ではない。
そこで本発明は、分散質をより細かく分散できるノズルを容易に形成することができる分散装置用ノズル、そのノズルを備えた分散装置、及び分散方法を提供することを目的とする。
本発明に係る分散装置用ノズルは、加圧された処理液がノズルを通過することによって、前記処理液に含まれる分散質を分散させる分散装置において、前記ノズルは、第1ノズル穴が形成された基準板と、前記基準板に重ねて設けられ、第2ノズル穴が形成された合わせ板とを備え、前記第1ノズル穴と前記第2ノズル穴とが一部で重なることによって、前記処理液の進行方向に直交する第1軸側内面間の距離が、前記進行方向及び前記第1軸に直交する第2軸内面間の距離より長いオリフィス部が形成されていることを特徴とする。
本発明に係る分散装置は、上述の分散装置用ノズルを備えたことを特徴とする。
本発明に係る分散方法は、加圧された処理液がノズルを通過することによって、前記処理液に含まれる分散質を分散させる分散液の製造方法において、前記ノズルが、第1ノズル穴が形成された基準板と、前記基準板に重ねて設けられ、第2ノズル穴が形成された合わせ板とを備え、前記第1ノズル穴と前記第2ノズル穴とが一部で重なることによって、前記処理液の進行方向に直交する第1軸側内面間の距離が、前記進行方向及び前記第1軸に直交する第2軸内面間の距離より長いオリフィス部が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、ノズルは、基準板に形成された第1ノズル穴と、合わせ板に形成された第2ノズル穴とを一部で重ねることにより、第1軸側内面間の距離が、第2軸側内面間の距離より長いオリフィス部を容易に形成することができる。
本実施形態に係る分散装置の構成を示す模式図である。 本実施形態に係るノズルの構成を示す分解斜視図である。 本実施形態に係るノズルの構成を示す正面図である。 本実施形態に係るノズルの構成を示す縦断面図である。 変形例(1)に係るノズルの構成を示す分解斜視図である。 変形例(1)に係るノズルの構成を示す正面図である。 変形例(1)に係るノズルの構成を示す縦断面図である。 変形例(2)に係るノズルの構成を示す正面図である。 変形例(3)に係るノズルの構成を示す正面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
(全体構成)
図1に示す分散装置10は、圧縮機12、処理液供給部14、ノズル16A、及び冷却部18を備える。圧縮機12には、逆止弁22を介して処理液供給部14が接続されている。圧縮機12は、動力20に接続されており、吐出口が圧縮配管21の一側に接続されている。圧縮配管21の他側は、ノズル16Aの入り口に接続されている。ノズル16Aの出口は、排出配管23の一側に接続されている。排出配管23の他側は、冷却部18に接続されている。分散装置10は、処理液供給部14から供給された処理液が、ノズル16Aを通過することにより、前記処理液に含まれる分散質を分散し得るように形成されている。
ノズル16Aは、図2に示すように、基準板26と、合わせ板30とを有する。基準板26及び合わせ板30は、硬質の材料、例えばダイヤモンドで形成され、円板状の部材で構成される。基準板26及び合わせ板30には、それぞれ第1ノズル穴28、第2ノズル穴32が厚さ方向に形成されている。第1ノズル穴28及び第2ノズル穴32は、円形であって、位置、大きさが特に限定されない。本実施形態の場合、第1ノズル穴28及び第2ノズル穴32は、それぞれ基準板26及び合わせ板30の中心からずれた位置に形成されており、同じ内径を有する。第1ノズル穴28及び第2ノズル穴32の内径は、例えば、50μm〜10mmとすることができる。
ノズル16Aは、図3に示すように、基準板26及び合わせ板30を同軸上に重ねて形成される。基準板26及び合わせ板30を重ねたことにより、オリフィス部34が形成される。すなわち、第1ノズル穴28と第2ノズル穴32が一部重なることにより、厚さ方向に開口したオリフィス部34が形成される。オリフィス部34は、圧縮配管21の内径に比べ、微細に形成されている。なお、本図において、処理液の進行方向をF、進行方向Fに直交する第1軸をX、前記進行方向F及び前記第1軸Xに直交する第2軸をYとする。
オリフィス部34は、開口が処理液の進行方向Fに平行に配置され、第1軸X側内面間の距離D(最大長さ)が、第2軸Y側内面間の距離H(最小長さ)より、長く形成されている。第1軸X側内面間の距離Dは、例えば、50〜300μm、好ましくは50〜200μmとすることができる。第1軸X側内面間の距離Dと、第2軸Y側内面間の距離Hとの比D/Hは、1より大きく、好ましくは1.5〜16、より好ましくは2〜8、さらに好ましくは2〜4とすることができる。
オリフィス部34は、図4に示すように、基準板26と合わせ板30の接触面(以下、「境界」という)に形成されている。オリフィス部34は、当該オリフィス部34を挟んで上流側が第1ノズル穴28に、下流側が第2ノズル穴32に連結されている。言い換えると、ノズル16Aは、境界のみに、第1軸X側内面間の距離Dが、第2軸Y側内面間の距離Hより長いオリフィス部34が形成されており、当該オリフィス部34を通過する際に処理液に対し最も大きなせん断力がはたらく。
(動作及び効果)
次に上記のように構成された分散装置10の動作及び効果を説明する。まず、処理液供給部14に処理液を投入する。処理液は、分散媒と、分散質としての固形物とを含む。処理液は、大きいせん断力を得る観点から、1(mPa・s)を超える粘度を有するのが好ましく、100(mPa・s)を超えるのがより好ましい。
分散媒としては、例えば塗膜形成物としての樹脂と、溶媒とを含む。例えば、分散媒は、樹脂としてのポリイミド(PI)と、溶媒としてのNMP(N−メチル−2−ピロリドン)とで作製してもよい。また分散媒は、樹脂としてのポリビニルピロリドン(PVP)と、溶媒としての水とで作製してもよい。さらに分散媒は、樹脂としてのポリアミドイミド(PAI)と、溶媒としてのNMPとで作製してもよい。
固形物は、アスペクト比が10を超える部材、例えば、CNTやカーボンナノファイバ、銀ナノワイヤ、無機ナノチューブ、セルロースナノファイバー、炭素繊維等を用いることができる。またアスペクト比が50を超える固形物を用いるのが好ましい。この場合、固形物は、例えば直径10nm×長さ0.5μmである。
圧縮機12は接続された動力20によって駆動し、処理液供給部14から供給された上記処理液を押し出す。押し出された処理液は、圧縮配管21を通じてノズル16Aへ到達する。ノズル16Aに到達した処理液は、第1ノズル穴28、オリフィス部34、第2ノズル穴32の順に通過していく。オリフィス部34は、圧縮配管21に比べ流路が微細に形成されていることにより、処理液の圧力は、オリフィス部34直前で10〜200MPaになる。
処理液は、オリフィス部34を通過する際、高速流となる。オリフィス部34を通過することにより、処理液は大きいせん断力を受ける。前記せん断力によって処理液に含まれる固形物がより細かく分散する。このようにして固形物がより細かく分散した分散液が作製される。オリフィス部34を通過した直後の分散液は、高温である。分散装置10は、排出配管23を通じて冷却部18に分散液を供給し、分散液を所定温度に冷却してから、排出し得る。
本実施形態の場合、オリフィス部34は長円形状に形成されていることにより、第1軸Xと第2軸Yとで流速分布が異なる。すなわち、第1軸Xにおいて、流速は、オリフィス部34の全体で流速がほぼ一定となる。したがって、処理液は、第1軸X近傍においてせん断速度(速度勾配ともいう。)が小さい。処理液は、せん断速度が小さい領域、すなわち第1軸X及び進行方向Fを含む平面と平行な面近傍において、受けるせん断力が小さい。したがって処理液に含まれる固形物は、第1軸X及び進行方向Fを含む平面と平行な面近傍において、詰まることなくスムーズにオリフィス部34内を通過する。
一方、第2軸Yにおいて、流速は、オリフィス部34の中央がより速い。すなわち処理液は、第2軸Y近傍においてせん断速度が大きい。処理液及び処理液に含まれる固形物は、大きなせん断速度が生じる領域(高せん断速度領域)、すなわち第2軸Y及び進行方向Fを含む平面と平行な面近傍において大きいせん断力を受ける。高せん断速度領域におけるせん断力によって固形物は、より細かく分散する。
上記のように本実施形態の場合、オリフィス部34入口に到達した固形物は、第2軸Y及び進行方向Fを含む平面と平行な面近傍において、大きいせん断力を受けることにより、より細かく分散する。固形物は、大きいせん断力を受けることによって、仮にオリフィス部34の流路に詰まったとしても、第1軸Xに平行な方向に向きを変えることによって、スムーズにオリフィス部34内を通過することができる。
このようにオリフィス部34は、第2軸Y及び進行方向Fを含む平面と平行な面近傍において処理液に大きいせん断力を与えながら、第1軸X及び進行方向Fを含む平面と平行な面近傍においては処理液が受けるせん断力が小さいので、スムーズに処理液を通過させる。
したがって分散装置10は、オリフィス部34全体として、処理液に含まれる固形物が流路に詰まるのを防止しながら、固形物をより細かく分散させることができる。
本実施形態の場合、ノズル16Aは、基準板26に形成された第1ノズル穴28と、合わせ板30に形成された第2ノズル穴32とを一部で重ねることにより、オリフィス部34を形成した。第1ノズル穴28と第2ノズル穴32を組み合わせることにより、ノズル16Aは、第1軸X側内面間の距離Dが、第2軸Y側内面間の距離Hより長いオリフィス部34を容易に形成することができる。
第1ノズル穴28及び第2ノズル穴32は、それぞれ基準板26及び合わせ板30の中心からずれた位置に形成されている。したがって基準板26に対し、合わせ板30を円周方向に回転させることにより、オリフィス部34の開口面積や、比D/Hを適宜選択することができる。したがってノズル16Aは、固形物や、分散質に合わせて、所望のオリフィス部34を容易に形成することができる。
また、オリフィス部34は、経年使用により摩耗し、内径が大きくなった場合、基準板26に対し、合わせ板30を円周方向に回転させ第1ノズル穴28及び第2ノズル穴32の重なる位置を適宜調整することにより、所望の開口面積や比D/Hを容易に得ることができるので、固形物をより確実に細かく分散することができる。
ノズル16Aは、基準板26及び合わせ板30を分離することにより、オリフィス部34より内径が大きい第1ノズル穴28及び第2ノズル穴32を露出させることができるので、容易に清掃などのメンテナンスをすることができる。
ノズル16Aは、境界のみに、第1軸X側内面間の距離Dが、第2軸Y側内面間の距離Hより長いオリフィス部34が形成されており、当該オリフィス部34を挟んで上流側が第1ノズル穴28に、下流側が第2ノズル穴32に連結されている。ノズル16Aは、オリフィス部34の奥行が短く、処理液に生じる圧力損失を低減できるので、目詰まりを防止し、よりスムーズに処理液を通過させることができる。
(変形例)
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨の範囲内で適宜変更することが可能である。
上記実施形態の場合、ノズル16Aは、基準板26と、1枚の合わせ板30で形成する場合について説明したが、本発明はこれ限らず、合わせ板は複数であってもよい。例えば、図5に示すように、ノズル16Bは、基準板26と、2枚の合わせ板で形成してもよい。この場合、合わせ板は、第1合わせ板31及び第2合わせ板36からなる。第1合わせ板31には第2ノズル穴33が形成されており、第2合わせ板36には第3ノズル穴38が形成されている。図6に示すように、ノズル16Bには、第1軸X側内面間の距離Dが、第2軸Y側内面間の距離Hより長い複数のオリフィス部、すなわち第1オリフィス部34と、第2オリフィス部40が形成される。第1オリフィス部34と、第2オリフィス部40は、図7に示すように、処理液の進行方向Fに向かって上流から段階的に形成される。すなわち第1オリフィス部34は基準板26と第1合わせ板31の境界、第2オリフィス部40は第1合わせ板31と第2合わせ板36の境界に、それぞれ形成される。第2オリフィス部40は、第1オリフィス部34より開口面積が小さくなるように形成される。また第1オリフィス部34と第2オリフィス部40は、比D/Hが異なるように選択してもよい。
処理液は、基準板26の第1ノズル穴28、第1オリフィス部34、第2ノズル穴33、第2オリフィス部40、第2ノズル穴32の順に、ノズル16Bを通過していく。ノズル16Bは、第1オリフィス部34及び第2オリフィス部40を通過させることにより、処理液に対し多段的にせん断力を生じさせることができるので、より確実に固形物を細かく分散することができる。
なお基準板26、第1合わせ板31、及び第2合わせ板36の組み合わせ方は、本図に示す順番に限られるものではなく、適宜変更することができ、例えば、基準板26を挟んで一側に第1合わせ板31、他側に第2合わせ板36を配置したり、第1合わせ板31、第2合わせ板36、基準板26の順に配置したりしてもよい。この場合もオリフィス部は、処理液に進行方向Fに向かって上流から、第1オリフィス部34、第2オリフィス部40の順に形成される。また合わせ板は、3枚以上で形成してもよい。
上記実施形態の場合、第1ノズル穴28及び第2ノズル穴32は、同じ内径を有する場合について説明したが、本発明はこれに限らない。例えば、第1ノズル穴28及び第2ノズル穴32は、内径が異なっていてもよい。図8に示すように、第1ノズル穴42の内径は、第2ノズル穴44の内径より大きく形成してもよい。ノズル16Cは、第1ノズル穴42と、第2ノズル穴44により、第1軸X側内面間の距離Dが、第2軸Y側内面間の距離Hより長いオリフィス部45が形成されている。また、第1ノズル穴の内径は、第2ノズル穴の内径より小さく形成してもよい。
上記実施形態の場合、基準板26及び合わせ板にそれぞれ第1ノズル穴28及び第2ノズル穴32が1個ずつ形成されている場合について説明したが、本発明はこれに限らず、一方、又は両方が複数であってもよい。例えば、図9に示すように、ノズル16Dは、2個の第1ノズル穴46,48と、2個の第2ノズル穴50,52を有する。2個の第1ノズル穴46,48と、2個の第2ノズル穴50,52により、第1軸X側内面間の距離Dが、第2軸Y側内面間の距離Hより長い第1オリフィス部53及び第2オリフィス部54が形成されている。第1オリフィス部53及び第2オリフィス部54は、基準板と合わせ板の同じ境界に形成されている。また第1ノズル穴第2ノズル穴は、一方、又は両方が3個以上であってもよい。
上記実施形態の場合、第1ノズル穴28及び第2ノズル穴32は、それぞれ基準板26及び合わせ板30の中心からずれた位置に形成されている場合について説明したが、本発明はこれに限らず、第1ノズル穴28及び第2ノズル穴32の一方は、基準板26又は合わせ板30の中心に形成することとしてもよい。
上記実施形態及び変形例は、適宜組み合わせて実施することができる。
上記実施形態の場合、分散質として固形物を用いた場合について説明したが、本発明はこれに限らず、分散質は液体であってもよい。分散装置は、分散媒と分散質が分離している処理液を、乳化することができる。
10 分散装置
16A、16B、16C、16D ノズル
26 基準板
28、42、46、48 第1ノズル穴
30 合わせ板
31 第1合わせ板(合わせ板)
32、33、44、50、52 第2ノズル穴
34、40、45、53、54 オリフィス部
36 第2合わせ板(合わせ板)
38 第3ノズル穴
F 進行方向
X 第1軸
Y 第2軸
D 第1軸X側内面間距離
H 第2軸Y側内面間距離

Claims (8)

  1. 加圧された処理液がノズルを通過することによって、前記処理液に含まれる分散質としての固形物を分散させる分散装置用ノズルにおいて、
    一つの第1ノズル穴が形成された円板状の基準板と、
    前記基準板に重ねて設けられ、一つの第2ノズル穴が形成された円板状の合わせ板と
    を備え、
    前記第1ノズル穴と前記第2ノズル穴とが一部で重なることによって、前記処理液の進行方向に直交する第1軸側内面間の距離が、前記進行方向及び前記第1軸に直交する第2軸内面間の距離より長いオリフィス部が形成され
    前記距離Dは50〜300μmであり、前記距離Dと前記距離Hとの比D/Hは1.5〜16とされており、
    前記第1ノズル穴は前記基準板の中心からずれた位置に形成されており、前記第2ノズル穴は前記合わせ板の中心からずれた位置に形成されている
    ことを特徴とする分散装置用ノズル。
  2. 前記第1ノズル穴に対する前記第2ノズル穴の位置が変更可能であることを特徴とする請求項1記載の分散装置用ノズル。
  3. 前記第1ノズル穴と前記第2ノズル穴は、大きさが異なることを特徴とする請求項1又は2記載の分散装置用ノズル。
  4. 前記基準板と前記合わせ板は、同軸上に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の分散装置用ノズル。
  5. 前記基準板の中心から前記第1ノズル穴の中心までの距離と、前記合わせ板の中心から前記第2ノズル穴の中心までの距離が、異なることを特徴とする請求項4記載の分散装置用ノズル。
  6. 前記合わせ板が、複数からなり、
    前記オリフィス部が、前記処理液の進行方向に向かって、多段階状に形成されている
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の分散装置用ノズル。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項記載の分散装置用ノズルを備えたことを特徴とする分散装置。
  8. 請求項1記載の分散装置用ノズルを用いた分散方法において、
    前記第1軸において、前記ノズルの全体で流速が一定であり、前記第2軸において前記ノズルの中央がより流速が速いことを特徴とする分散方法。
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