JP6776786B2 - 積層電池製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、いずれも短冊状の箔である第1電極および第2電極を交互に積層した構造の積層電池を製造する積層電池製造装置に関するものである。
近年、環境保護、省エネルギーの観点から、エンジンとモータを動力源として併用したハイブリッド自動車やモータを動力源とした電気自動車が開発、製品化されている。このハイブリッド自動車や電気自動車のエネルギー源として、電気を繰り返し充電放電可能な二次電池は必須の技術である。
一般的にこの二次電池としては、リチウム二次電池、ニッケル二次電池などの二次電池が用いられるが、なかでも、リチウム二次電池は、その動作電圧が高く、高い出力を得やすいので有力な電池であり、ハイブリッド自動車や電気自動車の電源としてますます重要性が増してきている電池である。
従来から、リチウム二次電池やその他の電池として、第1電極と第2電極とを交互に重ね合わせた電極積層体を内蔵するものが使用されている。このような電極積層体には、第1電極および第2電極としていずれも短冊状の箔を利用し、これらを平積み状に積層した構造のものがある。
このような積層構造の電極積層体を製造する先行技術として、特許文献1に記載されている積層体の作製装置および作製方法が挙げられる。同文献の技術では、帯状の「シート状体源21」が「切断部23」により切断されて短冊状の電極板である2枚の「シート状体3」が形成され、その後、その2枚の「シート状体3」が「供給機構7」から交互に供給されるようになっている。「供給機構7」の下方には、「落下移動手段9」と「案内積層手段11」とが配置されている。「落下移動手段9」は、重力を利用して「シート状体3」を「供給機構7」から「案内積層手段11」へと落下移動させるものである。こうして、2枚の「シート状体3」が「案内積層手段11」上に順次案内され、そこで積層されるようになっている(同文献の[0015]〜[0019]、図1、図3)。
特開2012−91372号公報
しかしながら前記した従来の技術には、次のような問題点があった。すなわち、「案内積層手段11」上に積層される「シート状体3」の位置精度が低いのである。このため、「案内積層手段11」上に形成される積層体は、「シート状体3」の位置が不揃いなものとなりがちであった。その原因は、「落下移動手段9」上での「シート状体3」が、何ら位置決めを受けていない状態で、重力のみに起因して移動しているためであると解される。「落下移動手段9」上での「シート状体3」はもはや、「シート状体源21」から切断されて自由状態にあるからである。
この問題を解決するために、例えば図4に示すように、「シート状体源50」が「積層手段51」上に積層位置決めされた後、2枚の「回転カッタ52」により「シート状体源50」を切断して「シート状体53」とするようにした積層体の作製装置も考えられるが、この場合、「回転カッタ52」の側面と「積層手段51」上に積層された「シート状体53」の側面が接触して「シート状体53」の側面に傷が付くといった問題が発生した。
本発明は、前記した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは、第1電極箔短冊と第2電極箔短冊とを位置精度良く積層させて、位置の不揃いがほとんどない積層電池を製造することができ、さらに切断時に積層電池に傷を付けることがない積層電池製造装置を提供することにある。
上記の問題点を解決するために、本発明の積層電池製造装置は、次の構成を有している。
(1)第1電極箔短冊と第2電極箔短冊とが交互に積層された構造の積層電池を製造する積層電池製造装置であって、第1電極箔反物をその長手方向に進行させて搬送する第1電極箔搬送機構と、前記第1電極箔反物の上に、前記第2電極箔短冊を長手方向に対して間隔を開けて配置されるように供給する第2電極箔搬送機構と、前記第2電極箔短冊が配置された前記第1電極箔反物における前記第2電極箔短冊のない箇所を幅方向に切断することで、前記第1電極箔短冊と前記第2電極箔短冊とが1枚ずつ積層された電極箔ペア短冊とする切断機構と、前記切断機構とは近接して配置され、前記電極箔ペア短冊が積層される台座と、を備え、前記切断機構は、前記第1電極箔搬送機構の搬送路上側に配置された上側回転刃と、前記搬送路下側に配置された下側回転刃とから構成され、前記上側回転刃および下側回転刃の回転軸は、前記第1電極箔搬送機構の搬送方向に対して上下方向に傾いて配置されるとともに、前記上側回転刃および下側回転刃の外周面は、その側面に対して前記回転軸の傾き以上に傾斜して交差していることを特徴とする。
上記構成を有する本発明の積層電池製造装置の作用・効果について説明する。
(1)第2電極箔短冊が配置された第1電極箔反物における第2電極箔短冊のない箇所を幅方向に切断することで、第1電極箔短冊と第2電極箔短冊とが1枚ずつ積層された電極箔ペア短冊とする切断機構と、切断機構とは近接して配置され、電極箔ペア短冊が積層される台座とを備えるので、台座上には切断機構により切断された電極箔ペア短冊を位置精度良く積層させることができ、したがって、位置の不揃いがほとんどない積層電池を製造することができる。また、電極箔ペア短冊が積層される台座が切断機構とは近接して配置されているが、切断機構の上側回転刃および下側回転刃の回転軸は、第1電極箔搬送機構の搬送方向に対して上下方向に傾いて配置されるとともに、上側回転刃および下側回転刃の外周面は、その側面に対して回転軸の傾き以上に傾斜して交差しているので、切断機構によって電極箔ペア短冊などに傷を付けることがなく、電極箔ペア短冊を使用した積層電池の性能を著しく損なうことがない。
本発明を実施した積層電池製造装置を概略的に示す図である。 本発明を実施した積層電池製造装置の要部を概略的に示す斜視図である。 (A)本発明を実施した積層電池製造装置の切断機構付近を概略的に示す正面図である。(B)本発明を実施した積層電池製造装置の、改良された切断機構付近を概略的に示す正面図である。 従来の積層体の作製装置を概略的に示す図である。
(実施形態1)
以下、本発明に係る積層電池製造装置について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態において図は、適宜簡略化或いは変形誇張されて描画されており、各部の寸法比および形状等は必ずしも実施例と同一ではない。
図1は、本発明を実施する積層電池製造装置を簡略的に示す図である。
すなわち、積層電池製造装置1は、正極反物供給部2と、負極反物供給部3と、正極反物切断機構4と、貼り合わせロール5と、ニップロール16と、負極反物切断機構6と、台座7と、プレスロール8とを有している。前記正極反物供給部2には、正極箔反物コイル9が取り付けられており、正極箔反物10が巻き出されるようになっている。前記負極反物供給部3には、負極箔反物コイル11が取り付けられており、負極箔反物12が巻き出されるようになっている。前記正極箔反物10および前記負極箔反物12はいずれも、長尺箔状のものであり、集電箔の表面上に電極活物質層が形成された構造のものである。前記負極箔反物12の表面上にはさらに、セパレータ層も形成されている。前記正極箔反物10および前記負極箔反物12はいずれも、その長手方向に進行して前記貼り合わせロール5へ向かうように構成されている。
また、前記貼り合わせロール5まで搬送された前記負極箔反物12は、後述する正極箔短冊13とともに前記ニップロール16によって前記プレスロール8に向かって搬送されるように構成されている。
したがって、前記貼り合わせロール5および前記ニップロール16などによって、本発明の第1電極箔搬送機構が構成され、また、前記負極箔反物12が本発明の第1電極箔反物に相当する。
前記正極反物切断機構4は、前記正極箔反物10を幅方向に切断することで、カード状の正極箔短冊13とするものである。前記貼り合わせロール5は、前記負極箔反物12と前記正極箔短冊13とを貼り合わせるものである。このため前記貼り合わせロール5に対して、前記負極箔反物12はそのまま、前記正極箔反物10は前記正極反物切断機構4によって切断されて前記正極箔短冊13となってから、供給されるようになっている。前記正極箔短冊13はさらに、上下一対の2組の搬送ローラ17により、貼り合わせロール5に対して、前記負極箔反物12の長手方向に順次連続して供給されるようになっている。
したがって、前記搬送ローラ17などによって本発明の第2電極箔搬送機構が構成される。
なお、前記正極箔反物10の、その長手方向とは直交する幅は、前記負極箔反物12の幅よりもやや狭く設定されており、したがって、前記負極箔反物12上に前記正極箔短冊13が貼り合わされた状態では、前記負極箔反物12の片側の縁側には、前記正極箔短冊13が存在しない部分(図2において手前部分)が存在する。
本発明の切断機構としての前記負極反物切断機構6は、前記負極箔反物12を幅方向に切断するものである。この切断により、前記正極箔短冊13と負極箔短冊とが1枚ずつ積層された電極箔ペア短冊14が得られる。なお、前記正極箔短冊13が本発明の第2電極箔短冊に相当し、前記負極箔短冊が本発明の第1電極箔短冊に相当する。
前記台座7は、得られた前記電極箔ペア短冊14を置くためのものであり、前記負極反物切断機構6とは近接して配置されている。前記プレスロール8は、前記台座7の上に多数枚積層された前記電極箔ペア短冊14を厚み方向にプレスするものである。なお、前記負極反物切断機構6のすぐ上流側には、前記負極箔反物12と前記正極箔短冊13とを支持する前記ニップロール16が設けられている。
図2は、本発明を実施する積層電池製造装置の要部を簡略的に示す斜視図である。
すなわち、前記負極反物切断機構6は、上側回転刃61と、下側回転刃62と、略C字状をなす切断機構フレーム63とから構成されている。前記切断機構フレーム63は、図示しない駆動装置によって、前記第1電極箔搬送機構の搬送方向とは直交する方向、すなわち、前記負極箔反物12の、その長手方向とは直交する幅方向に往復移動可能に構成されている。前記上側回転刃61および前記下側回転刃62は、前記切断機構フレーム63の上下開放端部分に回転可能にそれぞれ支持されており、したがって、前記上側回転刃61および前記下側回転刃62は、第1電極箔搬送機構の搬送路の上方位置および下方位置、つまり、前記負極箔反物12の上方位置および下方位置にそれぞれ位置する。
また、前記上側回転刃61と前記下側回転刃62とは、それぞれの側面間にわずかな隙間が存在するとともに、それぞれの外周が多少オーバーラップするように前記切断機構フレーム63に取り付けられている。
したがって、前記切断機構フレーム63が前記負極箔反物12の、その長手方向とは直交する幅方向に往復移動した際には、前記上側回転刃61および前記下側回転刃62も前記負極箔反物12の、その長手方向とは直交する幅方向に往復移動し、その往移動および復移動において前記負極箔反物12を切断することが可能である。
図2において、前記切断機構フレーム63が右斜め下方向に移動する、すなわち、往移動する際は、前記上側回転刃61は時計方向に回転し、また、前記下側回転刃62は反時計方向に回転し、そして、前記切断機構フレーム63が左斜め上方向に移動する、すなわち、復移動する際は、前記上側回転刃61は反時計方向に回転し、また、前記下側回転刃62は時計方向に回転するように公知の電動機(図示せず)などにより回転駆動される。
また、前記上側回転刃61および前記下側回転刃62が移動する際、前記切断機構フレーム63の移動速度と前記上側回転刃61および前記下側回転刃62の外周における回転速度はほぼ等しくなるように設定されている。
したがって、前記切断機構フレーム63が往復移動する際には、前記負極箔反物12の表面と前記上側回転刃61および前記下側回転刃62の外周との間の相対速度はゼロかほぼゼロである。しかし、前記切断機構フレーム63の移動速度に比べて前記上側回転刃61および前記下側回転刃62の外周における回転速度の方がやや速く設定されていても差し支えない。
図3(A)は、本発明を実施した積層電池製造装置の切断機構付近を概略的に示す正面図である。
すなわち、図3(A)に示すように、正面視では、前記上側回転刃61および前記下側回転刃62は、それぞれの回転軸611、621が前記第1電極箔搬送機構の搬送方向(図3(A)においては水平方向)に対して、上流側が下流側に比べて上方になるようにして上下方向に傾いて前記切断機構フレーム63に支持されている。なお、平面視では、前記回転軸611、621と前記第1電極箔搬送機構の搬送方向とは平行になるように配置されている。
したがって、前記負極反物切断機構6に近接して前記台座7が配置されていたとしても、前記台座7上に積層保持された前記電極箔ペア短冊14の前記負極反物切断機構6側側面と前記負極反物切断機構6の前記下側回転刃62の側面が接触することがないため、前記下側回転刃62の回転移動に伴って前記台座7上に積層保持された前記電極箔ペア短冊14に傷を付けることがない。
次に、上記の積層電池製造装置1の作用を説明する。積層電池製造装置1により電極積層体15を製造する際には、貼り合わせロール5に対して、負極箔反物12と、正極箔短冊13とが供給される。負極箔反物12は前述のように、負極反物供給部3から供給され、長手方向に進行することにより貼り合わせロール5に至る。正極箔短冊13は、正極反物供給部2から正極反物切断機構4および搬送ローラ17を介して貼り合わせロール5に供給される。貼り合わせロール5にて正極箔短冊13は、負極箔反物12の上に、長手方向に対してわずかな間隔をおいて順次並べられて配置される。
その後貼り合わせロール5により、正極箔短冊13および負極箔反物12が厚み方向に軽く押し付けられる。この状態で正極箔短冊13は、負極箔反物12に対して軽く接着されている。負極箔反物12のセパレータ層にある程度の接着性があるからである。このためこれ以後、振動等で容易に正極箔短冊13の位置が負極箔反物12に対してずれてしまうことはない。
貼り合わせロール5より下流側における正極箔短冊13および負極箔反物12は、負極箔反物12の上に、正極箔短冊13が長手方向に対してわずかな間隔をおいて順次並んで配置された状態となっている。このような状態の正極箔短冊13および負極箔反物12が、貼り合わせロール5から負極反物切断機構6へ向かう。負極反物切断機構6に至った負極箔反物12は、負極反物切断機構6の上側回転刃61および下側回転刃62によって幅方向に切断される。負極反物切断機構6が切断するのは、負極箔反物12のうち、正極箔短冊13と次の正極箔短冊13との間の正極箔短冊13が存在しない箇所である。
こうして電極箔ペア短冊14が得られる。負極箔反物12の進行とともに次々に電極箔ペア短冊14が得られるので、台座7の上には多数枚の電極箔ペア短冊14が積層されることとなる。台座7の上に積層された電極箔ペア短冊14は、プレスロール8により、厚み方向にプレスされる。より詳細には、新たに1枚の電極箔ペア短冊14が台座7の上に置かれるたびに、プレスロール8によるプレスが実施される。これにより、新たに供給された電極箔ペア短冊14が、先に供給されてすでに台座7の上に積層されている電極箔ペア短冊14に対して一体化される。前述のセパレータ層の接着性による。
このようにして所定の枚数の電極箔ペア短冊14が台座7の上に積層されプレスロール8による一体化がなされると、電極積層体15が得られる。電極積層体15は、電池における発電要素として機能するものである。電極積層体15は通常、電池容器内に電解液とともに収納される。
この際、本実施形態では、上側回転刃61および下側回転刃62は、それぞれの回転軸611、621が第1電極箔搬送機構の搬送方向に対して、上流側が下流側に比べて上方になるようにして上下方向に傾いて配置されているため、台座7が負極反物切断機構6に近接して配置されていたとしても、台座7上に積層保持された電極積層体15(電極箔ペア短冊14)の負極反物切断機構6側側面に、下側回転刃62の回転移動に伴って傷がつくことがなく、したがって、この電極積層体15を使用した積層電池の性能が低下したり、或いは、積層電池製造装置1の生産性が低下する恐れがない。
(実施形態2)
図3(B)は、本発明を実施した積層電池製造装置の、改良された切断機構付近を概略的に示す正面図である。
すなわち、上述の実施形態1では、前記上側回転刃61の外周面が前記台座7上に積層保持された前記電極箔ペア短冊14の上面に干渉して傷を付ける恐れがあり、また、前記下側回転刃62の外周面が前記負極箔反物12の下面に干渉して傷を付ける恐れがあるが、本実施形態は、それらの点を改良した上側回転刃64および下側回転刃65を用いた構成となっている。なお、その説明中、上述の実施形態1と同一の作用効果を奏するものには、同じ符号を付して説明し、また、本実施形態の上側回転刃64および下側回転刃65は、上述の実施形態1の前記上側回転刃61および前記下側回転刃62とほぼ同様な構成となっており、以下の説明においては、主に異なる点を中心に説明する。
図おいて、上側回転刃64および下側回転刃65は、上述の実施形態1と同様に、正面視では、それぞれの回転軸641、651が第1電極箔搬送機構の搬送方向に対して、上流側が下流側に比べて上方になるようにして上下方向に傾いて切断機構フレーム63に支持されている。なお、平面視では、前記回転軸641、651と前記第1電極箔搬送機構の搬送方向とは平行になるように配置されている。
前記上側回転刃64および下側回転刃65の外周面642、652は、円錐形状をなしており、前記上側回転刃64の外周面642は、前記第1電極箔搬送機構の搬送方向の上流側が大径で、下流側が小径となるような円錐形状となっている。また、前記下側回転刃65の外周面652は、前記第1電極箔搬送機構の搬送方向の上流側が小径で、下流側が大径となるような円錐形状となっている。
すなわち、図3(B)に示すように、その回転軸641を含む断面形状において、前記上側回転刃64の外周面642は、前記上側回転刃64の、第1電極箔搬送機構の搬送方向の上流側の側面643と交差する角度θ1が鋭角となるように設定されている。望ましくは、角度θ1は、回転軸641と水平線66とがなす角度θ2と等しいか、もしくは、それ以上に設定されている。
同様に、前記下側回転刃65の外周面652は、その回転軸651を含む断面形状において、前記下側回転刃65の、第1電極箔搬送機構の搬送方向の下流側の側面653と交差する角度θ3が鋭角となるように設定されている。望ましくは、角度θ3は、回転軸651と水平線66とがなす角度θ4と等しいかそれ以上に設定されている。また、前記上側回転刃64の角度θ1は、前記下側回転刃65の角度θ3と等しいのが望ましいが、異なっていても差し支えない。
次に、上記の積層電池製造装置1の作用を説明する。
負極箔反物12の上に、正極箔短冊13が長手方向に対してわずかな間隔をおいて順次並んで配置された状態の負極箔反物12は、貼り合わせロール5から負極反物切断機構6へ向かう。負極反物切断機構6に至った負極箔反物12は、切断機構フレーム63の往移動または復移動に伴って、負極反物切断機構6の上側回転刃64および下側回転刃65によって幅方向に切断される。負極反物切断機構6が切断するのは、負極箔反物12のうち、正極箔短冊13と次の正極箔短冊13との間の正極箔短冊13が存在しない箇所である。
この際、本実施形態では、上側回転刃64および下側回転刃65は、それぞれの回転軸641、651が第1電極箔搬送機構の搬送方向に対して、上流側が下流側に比べて上方になるようにして上下方向に傾いて配置されているため、台座7が負極反物切断機構6に近接して配置されていたとしても、台座7上に積層保持された電極積層体15(電極箔ペア短冊14)の負極反物切断機構6側側面に、下側回転刃65の回転移動に伴って傷がつくことがない。したがって、この電極積層体15を使用した積層電池の性能が低下したり、或いは、積層電池製造装置1の生産性が低下する恐れがない。
また、上側回転刃64外周面642は、円錐状に形成されている。具体的には、上側回転刃64の外周面642は、その回転軸641を含む断面形状において、上側回転刃64の、第1電極箔搬送機構の搬送方向の上流側の側面643と交差する角度θ1が、回転軸641と水平線66とがなす角度θ2と等しいか、もしくは、それ以上に設定されているため、負極反物切断機構6によって負極箔反物12を切断する際に、上側回転刃61の外周面642が台座7上に積層保持された電極箔ペア短冊14の上面に干渉して傷を付ける恐れがない。また、下側回転刃65の外周面652は、その回転軸651を含む断面形状において、下側回転刃65の、第1電極箔搬送機構の搬送方向の下流側の側面653と交差する角度θ3が、回転軸651と水平線66とがなす角度θ4と等しいか、もしくは、それ以上に設定されているため、負極反物切断機構6によって負極箔反物12を切断する際に、下側回転刃65の外周面652が負極箔反物12の下面に干渉して傷を付ける恐れがない。
このように本実施形態では、負極反物切断機構6によって負極箔反物12を切断する際に、上側回転刃64外周面642や下側回転刃65の外周面652によって、台座7上に積層保持された電極箔ペア短冊14や負極箔反物12を傷付けることがないので、この電極積層体15を使用した積層電池の性能が低下したり、或いは、積層電池製造装置1の生産性が低下する恐れがない。
なお、上述した本実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能である。例えば、本形態では、貼り合わせロール5に対して、負極箔を反物状にて供給し、正極箔を短冊状にて供給することとした。しかしこれは、正負逆であってもよい。また、本形態では、台座7上で電極箔ペア短冊14を押圧するプレス部材として、電極箔ペア短冊14上を転がるプレスロール8を用いた。しかしこれに限らず、送り方向には移動せず平面状に電極箔ペア短冊14を押圧するプレスパッドであってもよい。押圧のオンオフが可能であればよい。
1 積層電池製造装置
2 正極反物供給部
3 負極反物供給部
4 正極反物切断機構
5 貼り合わせロール
6 負極反物切断機構
61 上側回転刃
611 回転軸
62 下側回転刃
621 回転軸
64 上側回転刃
641 回転軸
642 外周面
65 下側回転刃
651 回転軸
652 外周面
7 台座
10 正極箔反物
12 負極箔反物(第1電極箔反物)
13 正極箔短冊(第2電極箔短冊)
14 電極箔ペア短冊
15 電極積層体
17 搬送ローラ

Claims (1)

  1. 第1電極箔短冊と第2電極箔短冊とが交互に積層された構造の積層電池を製造する積層電池製造装置であって、
    第1電極箔反物をその長手方向に進行させて搬送する第1電極箔搬送機構と、
    前記第1電極箔反物の上に、前記第2電極箔短冊を長手方向に対して間隔を開けて配置されるように供給する第2電極箔搬送機構と、
    前記第2電極箔短冊が配置された前記第1電極箔反物における前記第2電極箔短冊のない箇所を幅方向に切断することで、前記第1電極箔短冊と前記第2電極箔短冊とが1枚ずつ積層された電極箔ペア短冊とする切断機構と、
    前記切断機構とは近接して配置され、前記電極箔ペア短冊が積層される台座と、を備え、
    前記切断機構は、前記第1電極箔搬送機構の搬送路上側に配置された上側回転刃と、前記搬送路下側に配置された下側回転刃とから構成され、前記上側回転刃および下側回転刃の回転軸は、前記第1電極箔搬送機構の搬送方向に対して上下方向に傾いて配置されるとともに、前記上側回転刃および下側回転刃の外周面は、その側面に対して前記回転軸の傾き以上に傾斜して交差していることを特徴とする積層電池製造装置。
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