JP2013178951A - 極板をセパレータで挟む装置 - Google Patents

極板をセパレータで挟む装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013178951A
JP2013178951A JP2012042132A JP2012042132A JP2013178951A JP 2013178951 A JP2013178951 A JP 2013178951A JP 2012042132 A JP2012042132 A JP 2012042132A JP 2012042132 A JP2012042132 A JP 2012042132A JP 2013178951 A JP2013178951 A JP 2013178951A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
separator
separator band
electrode plate
welding
band
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012042132A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsukasa Miyazaki
司 宮崎
Seiji Yamaura
誠司 山浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nagano Automation Co Ltd
Original Assignee
Nagano Automation Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nagano Automation Co Ltd filed Critical Nagano Automation Co Ltd
Priority to JP2012042132A priority Critical patent/JP2013178951A/ja
Publication of JP2013178951A publication Critical patent/JP2013178951A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Landscapes

  • Secondary Cells (AREA)
  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
  • Cell Separators (AREA)

Abstract

【課題】極板をセパレータで挟んで袋詰めした製品を製造する装置を提供する。
【解決手段】袋詰め装置1は、第1のセパレータ帯11を、第2のセパレータ帯12との間に幅方向に延びる第1の溶着部分h1を形成する第1の溶着位置P1へ供給する第1の搬送ユニット110と、第2のセパレータ帯12を、第1の溶着位置P1へ、第1のセパレータ帯11に対し角度をなすように供給する第2の搬送ユニット120と、極板13を、第1の溶着位置P1へ、第1のセパレータ帯11および第2のセパレータ帯12の間で、それぞれに対し角度をなすように供給する第3の搬送ユニット130とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、正極シートまたは負極シートをセパレータで挟む装置に関するものである。
特許文献1の課題は、積層型リチウムイオン電池の大量生産技術を確立するため、単電池積層体を大量に効率よく製造する技術及び製造装置の提供、並びに大量生産が可能でコストが安く、自己放電率が低く品質のよい積層型リチウムイオン電池を提供することである。特許文献1には、ベルトコンベアと三種類のロールを組合せた装置により、「電極板を挿んだ熱接着状態のセパレータ帯」を形成し、ベルトコンベアの上にある引き取り装置を備えた「切断場所」の上でこの「電極板を挿んだ熱接着状態のセパレータ帯」を切断する製造方法で製造した袋入り正極板(又は負極板)と相対する裸の負極板(又は正極板)を交互に積層することにより、大量に且自動的に積層型リチウムイオン電池の単電池積層体を製造することが記載されている。
特開2007−242507号公報
リチウム電池などに用いられる電極体は、セパレータを挟んで複数の正極シート(正極板)および負極シート(負極板)を積層することにより製造される。極板(電極板(電極シート)、正極板(正極シート)または負極板(負極シート))を予めセパレータにより挟んだ状態の部材、いわゆる、袋入りの極板を用いる製造方法において、袋状のセパレータ内の極板の位置精度がさらに高く、電極体の製造にさらに適した袋入りの極板を供給することが要望されている。
本発明の一態様は、第1のセパレータ帯を、第2のセパレータ帯との間に幅方向に延びる第1の溶着部分を形成する第1の位置へ供給する第1の搬送ユニットと、第2のセパレータ帯を、第1の位置へ、第1のセパレータ帯に対し角度をなすように供給する第2の搬送ユニットと、極板を、第1の位置へ、第1のセパレータ帯および第2のセパレータ帯の間で、それぞれに対し角度をなすように供給する第3の搬送ユニットとを有する装置である。
袋入りの極板を製造する場合、予め袋状に成形されたセパレータに対し極板を確実に挿入する方法は、極板に対しある程度大きなサイズの袋を形成する必要があるので、袋状のセパレータ内における極板の位置精度を向上することが難しい。極板をセパレータに搭載したり、挟んだ状態で袋状に成形する方法は、セパレータ内の極板を避けて、セパレータのみを溶着するためにある程度の誤差を見込む必要がある。したがって、この方法においても、袋状の(袋化された)セパレータ内における極板の位置精度を向上することが難しい。
一方、上記の装置においては、セパレータ同士を溶着する第1の位置へ、極板を異なる角度から供給する。したがって、予め袋状に成形されたセパレータに極板を挿入する必要はなく、また、極板を挟んだ状態でセパレータを溶着する必要がない。このため、袋状のセパレータ内における極板の位置精度を向上できる。さらに、セパレータ同士を溶着する第1の位置へ、極板を異なる角度から供給するので、セパレータを溶着する第1の位置に対し極板を供給するタイミングを制御することが容易となる。この点でも、袋状のセパレータ内における極板の位置精度を向上できる。
第3の搬送ユニットは、極板を断続的に、第1の位置へ、第1のセパレータ帯および第2のセパレータ帯の搬送速度よりも高速で供給するフィーダを含むことが望ましい。第1の位置で第1のセパレータ帯および第2のセパレータ帯が溶着された直後に極板の先端が第1の位置に到達するように、フィーダにより極板を供給することが可能であり、セパレータ同士を溶着する第1の溶着部分と極板とのクリアランスを小さくできる。したがって、袋状のセパレータ内における極板の位置精度を向上できる。このため、この装置は、第1の位置で第1のセパレータ帯および第2のセパレータ帯が溶着された直後に極板の先端が第1の位置に到達するように、フィーダにより極板を供給する機能を含む制御ユニットを有することが望ましい。
この装置は、さらに、第1の位置で第1の溶着部分を形成するロータリータイプの第1の溶着ユニットと、第1の位置の下流の第2の位置で第1のセパレータ帯と第2のセパレータ帯と間に、少なくとも一方の縁に沿って延びる第2の溶着部分を形成するロータリータイプの第2の溶着ユニットと、第2の位置の下流の第3の位置で第1のセパレータ帯および第2のセパレータ帯を搬送する搬送ローラーと、第1の溶着ユニット、第2の溶着ユニットおよび搬送ローラーをドロー制御するユニットとを有することが望ましい。第1の位置で袋状のセパレータ内における極板の位置が精度よく決まった状態で、ドロー制御された第1のセパレータ帯および第2のセパレータ帯に極板を挟み込んで第2の位置に搬送できる。このため、セパレータ帯の縁に沿って精度よく溶着(縦溶着)することができる。
この装置は、さらに、第1の溶着部分の通過を検出するセンサー群を有し、ドロー制御するユニットは、第1の溶着部分の通過によりドロー値を判断する機能を含むことが望ましい。セパレータにインクジェットなどの方法によりマーキングしてもよく、マーク用の切り込みなどを入れてもよい。しかしながら、第1の溶着部分とマーキングとの位置精度を高める必要があり、切り込みなどを入れると張力により分断される可能性がある。セパレータを溶着した部分は、色、透光性または反射性が変わる。したがって、光学センサーにより第1の溶着部分を直に検出でき、第1の溶着部分の通過によりドロー値を制御することが可能である。
さらに、この装置は、第3の位置の下流の第4の位置で、第1の溶着部分を検出し、第1の溶着部分のほぼ中央で第1のセパレータ帯および第2のセパレータ帯をカットするカッターを有することが望ましい。上述したように光学センサーで第1の溶着部分を検出できる。このため、カッターの直前で第1の溶着部分を検出してほぼ中央でカットすることにより、袋状のセパレータ内における極板の位置精度をさらに向上できる。
本発明の他の態様の1つは、上記の装置の制御方法である。この制御方法は、第1の位置で第1のセパレータ帯および第2のセパレータ帯が溶着された直後に極板の先端が第1の位置に到達するように、フィーダにより極板を供給することを含む。また、第1の溶着ユニット、第2の溶着ユニットおよび搬送ローラーを含む装置の制御方法は、これら第1の溶着ユニット、第2の溶着ユニットおよび搬送ローラーをドロー制御することを含むことが望ましい。
本発明の異なる他の態様の1つは、極板を挟んだ状態で第1のセパレータおよび第2のセパレータが極板の周囲の少なくとも一部で溶着された部品(袋入りの極板)を、上記の装置により製造することを含む電池の製造方法である。この製造方法の、上記部品を製造することは、第1の位置で第1のセパレータ帯および第2のセパレータ帯が溶着された直後に極板の先端が第1の位置に到達するように、フィーダにより極板を供給することを含む。
第1の溶着ユニット、第2の溶着ユニット、および搬送ローラーを有する装置を用いた製造方法において、上記部品を製造することは、第1の溶着ユニット、第2の溶着ユニットおよび搬送ローラーをドロー制御することを含むことが望ましい。さらに、上記部品を製造することは、第3の位置の下流の第4の位置で、第1の溶着部分を検出し、第1の溶着部分のほぼ中央で第1のセパレータ帯および第2のセパレータ帯をカットすることを含むことが望ましい。
袋詰め装置の概略配置を示す図。 袋詰め装置のブロック図。 図3(a)〜(d)は極板がセパレータにより袋詰めされる過程を示す図。 袋詰め装置を制御する工程を示すフローチャート。
図1に極板を袋詰めする装置の概略構成を示している。この袋詰め装置1は、極板13を第1のセパレータ帯11および第2のセパレータ帯12で挟んで、端を第1の溶着ユニット10および第2の溶着ユニット20により溶着し袋詰めにする装置である。極板13は典型的には正極板(正極シート)であり、負極板(負極シート)であってもよい。この装置1は、第1のセパレータ帯11を第1の溶着ユニット10により横溶着される第1の位置P1に供給する第1の搬送ユニット110と、第2のセパレータ帯12を第1の位置P1に供給する第2の搬送ユニット120と、極板13を第1の位置P1に供給する第3の搬送ユニット130と、第3の搬送ユニット130の下流に配置された袋詰めユニット140とを含む。
第1の搬送ユニット110は、上流側より順番に配置された、セパレータロール111の引き出し量を制御するテンションコントローラー119と、セパレータ帯11を大気圧放電プラズマにより処理するイオナイザ118と、テンションセンサー117と、セパレータ継ぎ部115と、ガイドローラー113および112とを備えている。テンションコントローラー119は、エッジポジション制御機能付きであり、エッジ位置を検出するセンサー119aと、エッジ位置制御用駆動部119bと、テンション制御用モーター119cと、テンション制御用のパウダークラッチ119dと、セパレータロール111の回転を制御するエアシャフト119eとを含む。テンションセンサー117は、段差ローラータイプであり、セパレータ帯11に対して適度なテンション(バックテンション、張力)が与えられるように複数のローラーの相対的な位置を制御する。セパレータ継ぎ部115には複数のセパレータ押さえシリンダ115aが配置されており、セパレータ帯11を一時的に保持してロール111を交換したり、継いだりすることができるようになっている。
ガイドローラー113および112は、セパレータ帯11の供給方向を制御するローラーである。ガイドローラー113は、セパレータ帯11の供給方向を後述する極板13の供給方向Xに対し直交する方向Yに変換し、Y方向の上側から下側に向かって搬送されるように変更する。ガイドローラー112は、セパレータ帯11の供給方向を供給方向Xに対して時計方向に角度θ(+θ)だけ傾いた方向になるように変換する。
第2の搬送ユニット120は、第1の搬送ユニット110と共通した構成であり、セパレータロール121の引き出し量を制御するテンションコントローラー119と、セパレータ帯12を大気圧放電プラズマにより処理するイオナイザ118と、テンションセンサー117と、セパレータ継ぎ部115と、ガイドローラー123および122とを備えている。ガイドローラー123は、セパレータ帯12の供給方向を、極板13の供給方向Xに対し直交する方向Yで、セパレータ帯11の供給方向と逆の、下側から上側に向かって搬送されるように変更する。ガイドローラー122は、セパレータ帯12の供給方向を供給方向Xに対して反時計方向に角度θ(−θ)だけ傾いた方向になるように変換する。
極板13を、セパレータ同士を溶着する第1の位置P1へ供給する第3の搬送ユニット130は、切断された極板13を断続的に供給する供給コンベア139と、第1の位置P1へ極板13を高速で供給する極板フィーダ131と、極板コンベア139から極板フィーダ131へ極板13を供給する際のバッファリング機能とアライメント調整機能とを備えたエア浮上微傾斜テーブル(エア浮上テーブル)135と、供給コンベア139からエア浮上テーブル135へ極板13が供給されるタイミングを制御する第1の極板エスケープシリンダ(第1のゲート)138と、エア浮上テーブル135から極板フィーダ131へ極板13が供給されるタイミングを制御する第2の極板エスケープシリンダ(第2のゲート)133とを含む。
エア浮上微傾斜テーブル135は、極板13のエッジの位置を決める凸状のガイド135cに向かって微小な角度で傾斜した傾斜面135bと、この傾斜面135bの上で極板13を浮上させて極板フィーダ131に向けて搬送する極板エアーブロー用のノズル135aとを含む。エア浮上微傾斜テーブル135では、ノズル135aから傾斜面135bに沿って搬送方向(X方向)に放出された圧縮空気により、ガイド135cによりアライメントされた極板13が浮上した状態で極板フィーダ131に向けていつでも放出できる状態で待機する。
極板フィーダ131は、フィードローラー131aと、フィードローラー131aを回転駆動するサーボモーター131bと、補助ローラー131cとを含む。極板フィーダ131は、フィードローラー131aなどが常時回転しており、第2のゲート133が開いてエア浮上テーブル135から極板13が送られてくると、フィードローラー131aと補助ローラー131cとで極板13を挟み、セパレータ帯11および12よりも早い速度で極板13を、溶着する第1の位置P1に向けて送り出す。
第3の搬送ユニット130は、さらに、供給コンベア139の上の極板13のエッジを検出する第1のセンサー151と、エア浮上テーブル135の上の極板13のエッジを検出する第2のセンサー152と、極板フィーダ131から供給された極板13のエッジを検出する第3のセンサー153とを含む。これらのセンサー151〜153は、極板13の先端または後端を光学的に検出する。センサー151〜153は、極板13の位置を画像解析により、あるいはメカ的に検出するものであっても良い。
袋詰めユニット140は、第3の搬送ユニット130により搬送された極板13を、第1の搬送ユニット110により上方から供給された第1のセパレータ帯11と、第2の搬送ユニット120により下方から供給された第2のセパレータ帯12とにより袋詰めする。袋詰めユニット140は、極板13を第1のセパレータ帯11と第2のセパレータ帯12とにより挟み込んでセパレータ同士を溶着する溶着ライン141と、溶着されたセパレータ同士をカットするカッティング部145とを含む。
溶着ライン141は、最初の溶着する位置(第1の位置)P1から下流に向かって順番に、セパレータ同士を幅方向に溶着する部分(第1の溶着部分)h1を形成する第1の溶着ユニット(横溶着ユニット)10と、セパレータ同士の縁(エッジ)を供給方向(X方向)に溶着する部分(第2の溶着部分)h2を形成する第2の溶着ユニット(縦溶着ユニット)20と、溶着されたセパレータ帯11および12を極板13を含めて搬送するフィルム送りユニット(フィルムフィーダ)30とを含む。
カッティング部145は、溶着ライン141の動きと下流のロータリーカッター50の動きとを連携させる同期制御用のロータリエンコーダ40と、溶着された第1のセパレータ帯11および第2のセパレータ帯12を第1の溶着部分h1でカットするロータリーカッター50と、カットされた袋詰め電極15を取り出すコンベア60とを含む。
第1の溶着ユニット10は、テープ状の第1のセパレータ帯11および第2のセパレータ帯12に幅方向(横方向)の溶着を施すロータリーヒーター(ヒートローラ)16と、ロータリーヒーター16を回転駆動するサーボモーター17と、補助ローラー18とを含む。ロータリーヒーター16は、回転対称な位置に軸方向に延びた加熱領域(不図示)を備えている。なお、以下では、ロータリーヒーターを用いて溶着する例を説明するが、セパレータ同士を溶着する方法は加熱に限らず、超音波、レーザーなどの他の方法を用いるものであってもよい。
第2の溶着ユニット20は、テープ状の第1のセパレータ帯11および第2のセパレータ帯12の端に沿って縦方向の溶着を施すロータリーヒーター(ヒートローラ)26と、ロータリーヒーター26を回転駆動するサーボモーター27と、補助ローラー28とを含む。ロータリーヒーター26は、周方向に延びた加熱領域(不図示)を備えている。フィルムフィーダ30は、駆動ローラー31と、駆動ローラー31を回転駆動するサーボモーター32と、補助ローラー33とを含む。ロータリーカッター50は、回転対称な位置に軸方向に延びた歯を含むカッター51と、カッター51を回転駆動するサーボモーター52と、補助ローラー53とを含む。
袋詰めユニット140は、さらに、第2の溶着ユニット20の上流に配置された第4のセンサー154と、フィルムフィーダ30の上流に配置された第5のセンサー155と、ロータリーカッター50の上流に配置された第6のセンサー156と、取り出しコンベア60をモニタリングする第7のセンサー157とを含む。第4のセンサー154、第5のセンサー155および第6のセンサー156は、第1の溶着ユニット10によりセパレータ帯11および12に幅方向(横方向)に形成された第1の溶着部分h1を光学的に検出するセンサーである。
セパレータ帯11および12は、極板同士の短絡を防止するもので、電解液を保持する機能を備えてもよい。セパレータ帯11および12は、例えばポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)などのポリオレフィン等から構成される微多孔性膜であり、過電流が流れると、その発熱によって膜の空孔が閉塞され電流を遮断する機能をも有する。セパレータは、ポリオレフィンなどの単層膜のみに限られず、ポリプロピレン層をポリエチレン層でサンドイッチした三層構造や、ポリオレフィン微多孔膜と有機不織布などを積層したものも用いることができる。
セパレータ帯11および12を構成するこれらの素材は、溶着温度、たとえば120〜140℃以上に加熱されると、変色したり、不透明であったものが透光性を持つなどの変化を示す。したがって、第1の溶着部分h1を、適当な光学センサーにより検出することが可能であり、第1の溶着部分h1が通過したことを検出することにより、セパレータ帯11および12の移動速度をローカルであるいはリモートで検出できる。また、第1の溶着部分h1が通過したことを検出することにより、ロータリーカッター50で第1の溶着部分h1を切断するタイミングを微調整することも可能である。
なお、リチウム電池用の電極体を構成する極板13の1つは正極シート(正極板)であり、金属酸化物などの正極活物質に、カーボンブラックなどの導電材と、ポリ四フッ化エチレンの水性ディスパージョンなどの接着剤とを、重量比でたとえば100:3:10の割合で混合した正極活性材を、正極側集電体としてのアルミニウム箔などの金属箔の両面に塗着、乾燥させ、圧延したのち所定の大きさに切断したものである。正極活物質としては、例えばニッケル酸リチウム(LiNiO2)、マンガン酸リチウム(LiMn2O4)、コバルト酸リチウム(LiCoO2)などのリチウム複合酸化物や、カルコゲン(S、Se、Te)化物を挙げることができる。
極板13の他の1つは負極シート(負極板)であり、負極活性材を、負極側集電体としてのニッケル箔或いは銅箔などの金属箔の両面に塗着、乾燥させ、圧延したのち所定の大きさに切断したものである。負極活性材は、例えば非晶質炭素、難黒鉛化炭素、易黒鉛化炭素、または黒鉛などのように、正極活物質のリチウムイオンを吸蔵および放出する負極活物質に、有機物焼成体の前駆体材料としてのスチレンブタジエンゴム樹脂粉末の水性ディスパージョンをたとえば固形分比100:5で混合し、乾燥させたのち粉砕することで、炭素粒子表面に炭化したスチレンブタジエンゴムを担持させたものを主材料とし、これに、アクリル樹脂エマルジョンなどの結着剤をたとえば重量比100:5で混合したものである。極板13、すなわち、正極シートまたは負極シートは、リチウム電池用に限定されず、他のタイプの電池であってもよく、燃料電池用の電極体であってもよい。
図2は袋詰め装置1のブロック図であり、袋詰め装置1は、第1の搬送ユニット110、第2の搬送ユニット120、第3の搬送ユニット130および袋詰めユニット140を構成する各装置を制御する制御ユニット200を含む。制御ユニット200は、CPUおよびメモリなどのコンピュータ資源を含み、プログラム(プログラム製品)により袋詰め装置1の各ユニットを制御する。制御ユニット200は、極板13を第1の溶着位置P1に適切なタイミングで極板フィーダ131により極板13を送り込む極板供給制御機能(極板供給制御ユニット)210と、袋詰めユニット140の送り量を制御するドロー制御機能(ドロー制御ユニット)220とを含む。
極板供給制御機能210は、第3の搬送ユニット130を構成する機器を制御し、第1の溶着位置P1で第1のセパレータ帯11および第2のセパレータ帯12が溶着された直後に極板13の先端13eが第1の溶着位置P1に到達するように、極板フィーダ131により極板13をX方向に搬送する。具体的には、極板供給制御機能210は、第3の搬送ユニット130のエア浮上テーブル135と極板フィーダ131との間の第2のゲート133を適切な時刻t1に開ける。その結果、エア浮上テーブル135の上でエアー源134から供給されたエアーにより微小に浮上した状態でスタンバイしている極板13が、極板フィーダ131に送り込まれる。極板フィーダ131に送り込まれた極板13は、フィードローラー131aおよび補助ローラー131cに挟み込まれた状態で加速され、X方向に搬送される。
第1の溶着ユニット10のロータリーヒーター16は、1または複数の溶着領域16aを含む。したがって、ロータリーヒーター16の回転速度が事前に分かっていれば、所定の周期で第1の溶着位置P1において溶着(横溶着)が行われる。本例のロータリーヒーター16は回転対称な位置(180度の位置)に2つの溶着領域16aを含み、ロータリーヒーター16が半回転する度に溶着が行われ、第1および第2のセパレータ帯11および12が溶着され、幅方向に延びた第1の溶着部分h1が形成される。
極板供給制御機能210は、第2のゲート133が開いてから、極板13が極板フィーダ131により搬送され、極板13の先端13eが第1の溶着位置P1に到達するまでの時間Tが予めセットされている。極板供給制御機能210は、第1の溶着ユニット10で定期的に溶着が行われ、第1の溶着部分h1が形成されるタイミング(時刻)より時間Tだけ前の時刻t1に第2のゲート133を開いて、極板フィーダ131に極板13を供給する。
その結果、第1の溶着位置P1で第1の溶着部分h1が形成されるのとほとんど時間差のないタイミング(ほぼ同時または直後)で、極板13の先端13eが第1の溶着位置P1に到達する。その後、第1の溶着ユニット10はロータリーヒーター16の溶着領域16a以外の場所と、サブローラー18により、第1のセパレータ帯11および第2のセパレータ帯12を挟みこんだ状態でX方向に送り出す。したがって、極板13は、第1の溶着部分h1に先端13eがほぼ当たった状態で第1のセパレータ帯11および第2のセパレータ帯12に挟み込まれ、第1のセパレータ帯11および第2のセパレータ帯12とともに下流の第2の溶着ユニット20に向けて搬送される。
極板供給制御機能210は、第1の溶着位置P1へ供給された極板13が第1および第2のセパレータ帯11および12とともに搬送されている状態を第3のセンサー153により確認する機能を含む。極板供給制御機能210は、さらに、第2のゲート133の上流における極板13の状態(スタンバイ状況)を第2のセンサー152で確認する機能と、第1のゲート138の上流における極板13の状態を第1のセンサー151で確認する機能とを含む。
第1の溶着位置P1の上流では、第1の搬送ユニット110のガイドローラー112により、第1のセパレータ帯11が、極板13が供給されるX方向に対して時計方向に角度θだけ傾いて供給される。また、第2の搬送ユニット120のガイドローラー122により、第2のセパレータ帯12が、極板13が供給されるX方向に対して反時計方向に角度θだけ傾いて供給される。したがって、この袋詰め装置1においては、第2のセパレータ帯12は、第1の溶着位置P1へ、第1のセパレータ帯11に対し、Y方向(極板13の供給方向と直交する方向)に角度2θをなすように供給され、極板13は、第1の溶着位置P1へ、第1のセパレータ帯11および第2のセパレータ帯12の間で、それぞれに対しY方向に角度θをなすように供給される。
このため、袋詰め装置1において、極板13は、第1の溶着位置P1へ到達するまでの間、第1のセパレータ帯11および第2のセパレータ帯12と接触することなく、第1のセパレータ帯11および第2のセパレータ帯12とは独立して第1の溶着位置P1へ搬送される。したがって、極板13を、セパレータ帯11および12の搬送速度と異なる、早い速度で、セパレータ帯11および12が溶着される第1の位置P1へ送り込むことが可能となり、セパレータ帯11および12が溶着された位置、すなわち、第1の溶着部分h1に当たるあるいは近接する位置に、精度よく極板13を収めることができる。このため、袋状になったセパレータ帯11および12の中における極板13の位置精度を向上できる。
図3(a)に、第1の溶着位置P1において溶着されたセパレータ帯11および12に極板13が収納された様子を示している。第1の溶着部分h1が第1の溶着位置P1において形成された直後に、極板13は先端13eが第1の溶着位置P1に到達するように送り込まれる。したがって、第1の溶着部分h1と極板13の先端13eとの間隔Wcを非常に狭くすることができ、たとえば、0.5mm以下にすることができる。第1の溶着部分h1と極板13の先端13eとの間(クリアランス)を小さくすることにより、袋状になったセパレータ帯11および12の中における極板13の位置精度を向上できる。たとえば、この袋詰め装置1において、第1の溶着部分h1の幅(X方向の長さ)は約2.0mmであり、隣り合う極板13同士の間隔を3.0mm±0.5mmに制御できる。
ドロー制御機能220は、第1の溶着ユニット10、第2の溶着ユニット20、フィルムフィーダ30およびロータリーカッター50のそれぞれのサーボモーター17、27、32、52の回転(送り量)を、ぞれぞれのユニット10、20、30および50において所定のドロー値(張りの程度)が得られるようにモーションコントロールする。たとえば、ドロー制御機能220は、ロータリーカッター50のサーボモーター52およびフィルムフィーダ30のサーボモーター32を、フィルムフィーダ30のセパレータ帯11および12の送り速度に対して、ロータリーカッター50の送り速度が若干早くなるように相対的に制御する。
同様に、ドロー制御機能220は、フィルムフィーダ30のサーボモーター32の速度、第2の溶着ユニット20のサーボモーター27の速度、第1の溶着ユニット10のサーボモーター17の速度を、上流の機器のセパレータ帯11および12の送り速度に対して下流の機器のセパレータ帯11および12の送り速度が大きくなるように相対的に制御する。ドロー制御機能220は、袋詰めユニット140の4つのサーボモーターのモーションコントロールをしてもよく、第1の搬送ユニット110のテンションコントローラー119のサーボモーター119cおよび第2の搬送ユニット120のテンションコントローラー119のサーボモーター119cを含めた、6つのサーボモーターのモーションコントロールをする機能を備えていてもよい。
ドロー制御機能220は、それぞれのユニット20、30および50におけるセパレータ帯11および12の通過速度を第4のセンサー154、第5のセンサー155および第6のセンサー156により検出する機能を含む。これらのセンサー154〜156は、セパレータ帯11および12の中で色が変わった第1の溶着部分h1を検出する。第1の溶着部分h1は、セパレータ帯11および12に所定のピッチ(間隔)で形成されるので、第1の溶着部分h1が検出される間隔(周期)を知ることにより、各ユニット20、30および50におけるセパレータ帯11および12の速度(速度差)が判明する。このため、ドロー制御機能220は、各ユニット20、30および50の間のセパレータ帯11および12に所定のドロー値(張力)が得られるようにドロー制御することができる。
袋詰めユニット140のサーボモーターをドロー制御することにより、袋詰めユニット140の各ユニット10、20、30および50を通過するセパレータ帯11および12には一定の張力が与えられる。したがって、セパレータ帯11および12は、極板13を挟み込んだ状態で緩んだり撓んだり、さらには皺になったりすることなく、これらのユニット10、20、30および50の間を移動する。このため、袋状になったセパレータ帯11および12の内部における極板13の位置精度を保持しながら、セパレータ帯11および12をロータリーカッター50まで搬送できる。
図3(b)に、第2の溶着ユニット20により、セパレータ帯11および12の縁に沿って第2の溶着部分h2を形成した状態を示している。第2の溶着ユニット20のロータリーヒーター26は、図2に示すように、セパレータ帯11および12の端(エッジ)の部分に当たる周方向に沿って設けられた溶着領域26aを含む。制御ユニット200は、第2の溶着ユニット20の上流の第4のセンサー154により、第1の溶着ユニット10により形成された第1の溶着部分h1を検出し、第1の溶着部分h1に同期して第2の溶着ユニット20により第2の溶着部分h2を形成する溶着制御機能212を含む。
第1の溶着部分h1を検出することにより、第2の溶着ユニット20のサーボモーター27がドロー制御されて速度が可変になっている場合であっても、セパレータ帯11および12の所定の場所に縦方向の第2の溶着部分h2を形成できる。このため、セパレータ帯11および12に挟まれた極板13を精度よく第1の溶着部分h1および第2の溶着部分h2で囲い、セパレータ帯11および12を袋化するとともに、袋状になったセパレータ帯11および12内の極板13の位置精度を向上できる。セパレータから突き出る状態となる極板13の端子部13aの側のセパレータ帯11および12の縁にも、セパレータ帯が延びた方向(縦方向)に溶着部分を形成してもよい。
図3(c)に、ロータリーカッター50により、セパレータ帯11および12が第1の溶着部分h1のほぼ中心でカットされる様子を示している。制御ユニット200は、ロータリーカッター50の上流の第6のセンサー156により、第1の溶着ユニット10により形成された第1の溶着部分h1を検出し、第1の溶着部分h1に同期してセパレータ帯11および12をカットするカッター制御機能214を含む。第1の溶着部分h1を検出することにより、サーボモーター52および上流のユニットのサーボモーターがドロー制御されて速度が可変になっている場合であっても、第1の溶着部分h1の中央部分C1を認識し、その位置C1でセパレータ帯11および12をカットできる。
このため、図3(d)に示すように、袋詰め装置1により、極板13が袋状に加工されたセパレータ帯11および12に挟まれた、いわゆる袋入りの極板であって、寸法精度が高く、袋状のセパレータ内における極板の位置のばらつきの少ない製品15を提供できる。
図4に、袋詰め装置1の制御方法をフローチャートにより示している。ステップ81において、第1の溶着ユニット10により第1の溶着位置P1で幅方向の溶着(横溶着)が行われるタイミングになると、ステップ82において、極板供給制御機能210が第3の搬送ユニット130を制御し、極板フィーダ131を用いて極板13を第1の溶着位置P1に送り込む。これにより、極板13は、第1の溶着ユニット10により形成される幅方向の第1の溶着部分h1に先端13eがほぼ当たるようセパレータ帯11および12の間に挿入され、セパレータ帯11および12内の所定の位置に精度よく(公差が少ない状態で)収納される。
ステップ83において、ドロー値の調整が必要になると、ステップ84においてドロー制御機能220は、袋詰めユニット140に属する各ユニット10、20、30および50のサーボモーターの速度を適宜制御する。ドロー制御機能220は、モーターの回転速度を制御してもよく、クラッチ、ギアなどを用いて各ユニットの搬送速度を制御してもよい。
ステップ85において、第4のセンサー154による第1の溶着部分h1の検出結果より、第2の溶着ユニット20の搬送速度の調整が必要であれば、ステップ86において、溶着制御機能212が第2の溶着ユニット20のサーボモーター27の搬送速度を制御する。これにより、第2の溶着ユニット20は、第1の溶着部分h1に対して所定の位置で、セパレータ帯11および12の端を溶着し、第2の溶着部分h2を形成する。ステップ86において第2の溶着ユニット20の搬送速度を制御することによりステップ83においてドロー値の調整が必要になれば、ステップ84においてドロー制御機能220が各ユニットのサーボモーターを制御する。
ステップ87において、第6のセンサー156による第1の溶着部分h1の検出結果より、ロータリーカッター50の搬送速度の調整が必要であれば、ステップ88において、カッター制御機能214がロータリーカッター50のサーボモーター52の搬送速度を制御する。これにより、ロータリーカッター50は、第1の溶着部分h1の所定の位置でセパレータ帯11および12をカットし、外寸の精度および極板の位置精度の高い袋入りの極板15を製造でき、この袋入りの極板15を用いて電極体を形成し、リチウム電池を製造できる。
ステップ88においてロータリーカッター50の搬送速度を制御することによりステップ83においてドロー値の調整が必要になれば、ステップ84においてドロー調整機能220が各ユニットのサーボモーターを制御する。
なお、上記では、袋詰め装置1によりリチウムイオン電池用の電極体(セル)を製造するために適した袋入りの極板を製造する例を説明しているが、リチウムイオン電池に限らず、積層型の電極体を含む電池の製造に、この袋詰め装置1は好適である。また、セパレータに内蔵される極板は正極板に限らず、負極板であってもよい。
上記の袋詰め装置1においては、袋詰めユニット140に溶着ライン141に加えてカッティング部145を設け、袋入りの極板15を極板単位で分離して製品として製造している。これに対し、カッティング部145を省略し、正極シートまたは負極シートを袋詰めしたセパレータ帯11および12の連続体を、負極シートまた正極シートを挟みながら折り重ねて電極体を製造する装置を提供することも可能であり、このような電極体の製造装置も本発明に含まれる。
また、カッティング部145に続いて、セパレータに袋詰めされカッティングされた正極シートまたは負極シートを、別途供給される負極シートまたは正極シートを積層して電極体を製造する装置を提供することも可能であり、このような積層装置も本発明に含まれる。
1 袋詰め装置、 140 袋詰めユニット

Claims (10)

  1. 第1のセパレータ帯を、第2のセパレータ帯との間に幅方向に延びる第1の溶着部分を形成する第1の位置へ供給する第1の搬送ユニットと、
    前記第2のセパレータ帯を、前記第1の位置へ、前記第1のセパレータ帯に対し角度をなすように供給する第2の搬送ユニットと、
    極板を、前記第1の位置へ、前記第1のセパレータ帯および前記第2のセパレータ帯の間で、それぞれに対し角度をなすように供給する第3の搬送ユニットとを有する装置。
  2. 請求項1において、前記第3の搬送ユニットは、前記極板を断続的に、前記第1の位置へ、前記第1のセパレータ帯および前記第2のセパレータ帯の搬送速度よりも高速で供給するフィーダを含み、さらに、
    前記第1の位置で前記第1のセパレータ帯および前記第2のセパレータ帯が溶着された直後に前記極板の先端が前記第1の位置に到達するように、前記フィーダにより前記極板を供給する機能を含む制御ユニットを有する、装置。
  3. 請求項1または2において、前記第1の位置で前記第1の溶着部分を形成するロータリータイプの第1の溶着ユニットと、
    前記第1の位置の下流の第2の位置で前記第1のセパレータ帯と前記第2のセパレータ帯と間に、少なくとも一方の縁に沿って延びる第2の溶着部分を形成するロータリータイプの第2の溶着ユニットと、
    前記第2の位置の下流の第3の位置で前記第1のセパレータ帯および前記第2のセパレータ帯を搬送する搬送ローラーと、
    前記第1の溶着ユニット、前記第2の溶着ユニットおよび前記搬送ローラーをドロー制御するユニットとを有する、装置。
  4. 請求項3において、前記第1の溶着部分の通過を検出するセンサー群を有し、
    前記ドロー制御するユニットは、前記第1の溶着部分の通過によりドロー値を判断する機能を含む、装置。
  5. 請求項3または4において、前記第3の位置の下流の第4の位置で、前記第1の溶着部分を検出し、前記第1の溶着部分のほぼ中央で前記第1のセパレータ帯および前記第2のセパレータ帯をカットするカッターをさらに有する、装置。
  6. 第1のセパレータ帯を、第2のセパレータ帯との間に幅方向に延びる第1の溶着部分を形成する第1の位置へ供給する第1の搬送ユニットと、
    前記第2のセパレータ帯を、前記第1のセパレータ帯に対し角度をなすように前記第1の位置へ供給する第2の搬送ユニットと、
    極板を、前記第1の位置へ、前記第1のセパレータ帯および前記第2のセパレータ帯の間で、それぞれに対し角度をなすように供給する第3の搬送ユニットとを有し、
    前記第3の搬送ユニットは、前記極板を断続的に、前記第1の位置へ、前記第1のセパレータ帯および前記第2のセパレータ帯の搬送速度よりも高速で供給するフィーダを含む装置の制御方法であって、
    前記第1の位置で前記第1のセパレータ帯および前記第2のセパレータ帯が溶着された直後に前記極板の先端が前記第1の位置に到達するように、前記フィーダにより前記極板を供給することを含む、制御方法。
  7. 請求項6において、前記装置は、さらに、
    前記第1の位置で前記第1の溶着部分を形成するロータリータイプの第1の溶着ユニットと、
    前記第1の位置の下流の第2の位置で前記第1のセパレータ帯と前記第2のセパレータ帯と間に、少なくとも一方の縁に沿って延びる第2の溶着部分を形成するロータリータイプの第2の溶着ユニットと、
    前記第2の位置の下流の第3の位置で前記第1のセパレータ帯および前記第2のセパレータ帯を搬送する搬送ローラーとを有し、
    当該制御方法は、
    前記第1の溶着ユニット、前記第2の溶着ユニットおよび前記搬送ローラーをドロー制御することを含む、制御方法。
  8. 極板を挟んだ状態で第1のセパレータ帯および第2のセパレータ帯が前記極板の周囲の少なくとも一部で溶着された部品を、第1の装置により製造することを含む電池の製造方法であって、
    前記第1の装置は、第1のセパレータ帯を、第2のセパレータ帯との間に幅方向に延びる第1の溶着部分を形成する第1の位置へ供給する第1の搬送ユニットと、
    前記第2のセパレータ帯を、前記第1のセパレータ帯に対し角度をなすように前記第1の位置へ供給する第2の搬送ユニットと、
    前記極板を、前記第1の位置へ、前記第1のセパレータ帯および前記第2のセパレータ帯の間で、それぞれに対し角度をなすように供給する第3の搬送ユニットとを有し、さらに、前記第3の搬送ユニットは、前記極板を断続的に、前記第1の位置へ、前記第1のセパレータ帯および前記第2のセパレータ帯の搬送速度よりも高速で供給するフィーダを含み、
    前記製造することは、
    前記第1の位置で前記第1のセパレータ帯および前記第2のセパレータ帯が溶着された直後に前記極板の先端が前記第1の位置に到達するように、前記フィーダにより前記極板を供給することを含む、製造方法。
  9. 請求項8において、前記第1の装置は、さらに、
    前記第1の位置で前記第1の溶着部分を形成するロータリータイプの第1の溶着ユニットと、
    前記第1の位置の下流の第2の位置で前記第1のセパレータ帯と前記第2のセパレータ帯と間に、少なくとも一方の縁に沿って延びる第2の溶着部分を形成するロータリータイプの第2の溶着ユニットと、
    前記第2の位置の下流の第3の位置で前記第1のセパレータ帯および前記第2のセパレータ帯を搬送する搬送ローラーとを有し、
    前記製造することは、
    前記第1の溶着ユニット、前記第2の溶着ユニットおよび前記搬送ローラーをドロー制御することを含む、製造方法。
  10. 請求項9において、前記製造することは、さらに、前記第3の位置の下流の第4の位置で、前記第1の溶着部分を検出し、前記第1の溶着部分のほぼ中央で前記第1のセパレータ帯および前記第2のセパレータ帯をカットすることを含む、製造方法。
JP2012042132A 2012-02-28 2012-02-28 極板をセパレータで挟む装置 Pending JP2013178951A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012042132A JP2013178951A (ja) 2012-02-28 2012-02-28 極板をセパレータで挟む装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012042132A JP2013178951A (ja) 2012-02-28 2012-02-28 極板をセパレータで挟む装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013178951A true JP2013178951A (ja) 2013-09-09

Family

ID=49270413

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012042132A Pending JP2013178951A (ja) 2012-02-28 2012-02-28 極板をセパレータで挟む装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013178951A (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015072786A (ja) * 2013-10-02 2015-04-16 日産自動車株式会社 電気デバイスのセパレータ接合装置
WO2015083825A1 (ja) * 2013-12-05 2015-06-11 日立マクセル株式会社 非水電解質二次電池及びその製造方法
WO2015186367A1 (ja) * 2014-06-05 2015-12-10 ユースエンジニアリング株式会社 リチウムイオン電池生産方法およびリチウムイオン電池生産用ドライボックス
JP2016066468A (ja) * 2014-09-24 2016-04-28 株式会社豊田自動織機 電極収納セパレータの製造方法
JP2016143509A (ja) * 2015-01-30 2016-08-08 株式会社豊田自動織機 電極セパレータアッセンブリの製造方法
JP2016162547A (ja) * 2015-02-27 2016-09-05 株式会社豊田自動織機 セパレータ付き電極の製造装置、及び、セパレータ付き電極の製造方法
JP2016164865A (ja) * 2015-02-27 2016-09-08 株式会社豊田自動織機 セパレータ付き電極の製造装置、及び、セパレータ付き電極の製造方法
JPWO2015145551A1 (ja) * 2014-03-24 2017-04-13 日産自動車株式会社 電気デバイスのセパレータ接合方法および電気デバイスのセパレータ接合装置
WO2018043406A1 (ja) * 2016-08-29 2018-03-08 リチウム エナジー アンド パワー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフッング ウント コンパニー コマンディトゲゼルシャフト 積層電極体及び蓄電素子
EP3401978A1 (en) * 2017-05-09 2018-11-14 Lithium Energy and Power GmbH & Co. KG Method for producing an electrode assembly for a battery cell and battery cell
JP2019140075A (ja) * 2018-02-15 2019-08-22 株式会社村田製作所 積層電極体の製造装置
JPWO2019039102A1 (ja) * 2017-08-21 2020-01-23 株式会社豊田自動織機 セパレータ付き電極の製造装置、及びセパレータ付き電極の製造方法
JP2022024044A (ja) * 2016-08-29 2022-02-08 株式会社Gsユアサ 積層電極体の製造方法及び蓄電素子の製造方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60165050A (ja) * 1984-02-07 1985-08-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 極板とセパレ−タの組立て装置
JP2006331796A (ja) * 2005-05-25 2006-12-07 Shin Kobe Electric Mach Co Ltd セパレータ被覆電極の製造装置
WO2012020480A1 (ja) * 2010-08-11 2012-02-16 日本自働精機株式会社 正負極板の積層方法及びその装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60165050A (ja) * 1984-02-07 1985-08-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 極板とセパレ−タの組立て装置
JP2006331796A (ja) * 2005-05-25 2006-12-07 Shin Kobe Electric Mach Co Ltd セパレータ被覆電極の製造装置
WO2012020480A1 (ja) * 2010-08-11 2012-02-16 日本自働精機株式会社 正負極板の積層方法及びその装置

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015072786A (ja) * 2013-10-02 2015-04-16 日産自動車株式会社 電気デバイスのセパレータ接合装置
WO2015083825A1 (ja) * 2013-12-05 2015-06-11 日立マクセル株式会社 非水電解質二次電池及びその製造方法
JPWO2015145551A1 (ja) * 2014-03-24 2017-04-13 日産自動車株式会社 電気デバイスのセパレータ接合方法および電気デバイスのセパレータ接合装置
WO2015186367A1 (ja) * 2014-06-05 2015-12-10 ユースエンジニアリング株式会社 リチウムイオン電池生産方法およびリチウムイオン電池生産用ドライボックス
JP2016066468A (ja) * 2014-09-24 2016-04-28 株式会社豊田自動織機 電極収納セパレータの製造方法
JP2016143509A (ja) * 2015-01-30 2016-08-08 株式会社豊田自動織機 電極セパレータアッセンブリの製造方法
JP2016162547A (ja) * 2015-02-27 2016-09-05 株式会社豊田自動織機 セパレータ付き電極の製造装置、及び、セパレータ付き電極の製造方法
JP2016164865A (ja) * 2015-02-27 2016-09-08 株式会社豊田自動織機 セパレータ付き電極の製造装置、及び、セパレータ付き電極の製造方法
WO2018043406A1 (ja) * 2016-08-29 2018-03-08 リチウム エナジー アンド パワー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフッング ウント コンパニー コマンディトゲゼルシャフト 積層電極体及び蓄電素子
CN110062975A (zh) * 2016-08-29 2019-07-26 株式会社杰士汤浅国际 层叠电极体及蓄电元件
JPWO2018043406A1 (ja) * 2016-08-29 2019-09-05 株式会社Gsユアサ 積層電極体及び蓄電素子
JP2022024044A (ja) * 2016-08-29 2022-02-08 株式会社Gsユアサ 積層電極体の製造方法及び蓄電素子の製造方法
EP3401978A1 (en) * 2017-05-09 2018-11-14 Lithium Energy and Power GmbH & Co. KG Method for producing an electrode assembly for a battery cell and battery cell
WO2018206186A1 (en) * 2017-05-09 2018-11-15 Robert Bosch Gmbh Method for producing an electrode assembly for a battery cell and battery cell
JPWO2019039102A1 (ja) * 2017-08-21 2020-01-23 株式会社豊田自動織機 セパレータ付き電極の製造装置、及びセパレータ付き電極の製造方法
JP2019140075A (ja) * 2018-02-15 2019-08-22 株式会社村田製作所 積層電極体の製造装置
JP7004158B2 (ja) 2018-02-15 2022-01-21 株式会社村田製作所 積層電極体の製造装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2013178951A (ja) 極板をセパレータで挟む装置
JP5775229B2 (ja) 極板をセパレータで挟む装置
TWI478414B (zh) Layers and lamination methods
US20140026400A1 (en) Device for producing and method for producing packaged electrode
KR101530461B1 (ko) 극판 포장 장치
WO2012137922A1 (ja) セパレータ搬送装置およびセパレータ搬送方法
TWI478417B (zh) Layers and lamination methods
JP6906764B2 (ja) セパレータ付き電極の製造装置
TWI497545B (zh) Production method of bagged electrode and manufacturing method of bag electrode
JP2012199210A (ja) 電極積層体の製造装置および製造方法
JP2012221707A (ja) セパレータ搬送装置およびセパレータ搬送方法
MX2013011458A (es) Dispositivo de union y metodo de union.
JP2017007829A (ja) 搬送装置
JP6528457B2 (ja) セパレータ付き電極の製造装置、及び、セパレータ付き電極の製造方法
JP6097331B2 (ja) 枚葉積層型リチウムイオン電池の製造装置、および枚葉積層型リチウムイオン電池の製造方法
JP2019021442A (ja) セパレータ付き電極の製造方法
JP6933086B2 (ja) 電極製造装置
JP6364853B2 (ja) 電気デバイスのセパレータ接合装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150227

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160219

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160419

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160921