JP6776493B2 - アーク倣い溶接でのズレ量検出方法 - Google Patents
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Description
例えば、実際の溶接においては、溶接条件(電流、電圧、溶接速度、ウィービング幅、ウィービング周波数)と、倣いパラメータ(ゲインや左右電流差のオフセット)によって、溶接時のロボット動作軌跡(倣いの軌跡)が変わることがある。
つまり、実際の溶接時には、様々な要因により、溶接線からのズレが生じることとなる。
特許文献1は、溶接トーチを左右にウィービングさせながら溶接線に倣って溶接を行なう消耗電極式アーク溶接において、左から右に至る右進ウィービング期間に、ウィービング左端部電流値を検出したのち、前記右進ウィービング期間における溶接電流最小値を検出し、かつ、右から左に至る左進ウィービング期間に、ウィービング右端都電流値を検出したのち、前記左進ウィービング期間における溶接電流最小値を検出し、その後、前記右進ウィービング期間中における各検出電流の差電流値と前記左進ウィービング期間中における各検出電流の差電流値とを演算して両差電流値を互に比較し、両差電流値の偏差に応じて溶接トーチのウィービング幅中心位置を移動制御する消耗電極式アーク溶接方法を開示する。
例えば、特許文献1の技術は、ウィービング時の右端左端における最大電流値と最小電流値との差電流値により、ウィービングの中心位置を溶接線に正しく合わせることとしている。しかしながら、この技術は、ウィービングの1周期において4点の情報しか使っておらず、また、それを単純に加算減算するため、バラつきの影響を増大させる虞が大である。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、アーク倣い溶接を行うに際し、溶接線からのズレ量を正確に検出することを可能とするアーク倣い溶接でのズレ量検出方法を提供することを目的とする。
即ち、本発明かかるアーク倣い溶接におけるズレ検出方法は、溶接方向に対してトーチを揺動させるウィービング動作を行いながら、溶接線に沿って溶接を行うアーク倣い溶接において、前記溶接線と実際の溶接位置とのズレ量を検出するアーク倣い溶接でのズレ量検出方法であって、ウィービング周期と同じ周期で周期的に繰り返す関数で表される波形を、溶接電流もしくは溶接電圧の波形にフィッティングさせ、フィッティングした波形を基に、アーク倣い溶接でのズレ量を検出することを特徴とする。
なお、好ましくは、前記関数で表される波形として、前記ウィービングの周期と同じ周期を有する正弦波と余弦波との少なくとも一方を用いると共に、前記ウィービングの周期の1/2の周期を有する正弦波と余弦波との少なくとも一方を用いるとよい。
なお、好ましくは、前記関数で表される波形を、溶接電流もしくは溶接電圧の波形にフィッティングさせるに際しては、得られた溶接電流もしくは溶接電圧のデータを一定期間蓄えておき、前記蓄えられた溶接電流もしくは溶接電圧のデータを用いてフィッティングを行うとよい。
なお好ましくは、前記関数で表される波形を、溶接電流もしくは溶接電圧の波形にフィッティングさせるに際しては、データ取得が進むたびに、得られた溶接電流もしくは溶接電圧のデータの各々の過去ウィービング1周期分を用いて、順次フィッティングを行うとよい。
本発明にかかるアーク倣い溶接でのズレ量検出方法のもっとも好ましい形態は、溶接方向に対してトーチを揺動させるウィービング動作を行いながら、溶接線に沿って溶接を行うアーク倣い溶接において、前記溶接線と実際の溶接位置とのズレ量を検出するアーク倣い溶接でのズレ量検出方法であって、ウィービング周期と同じ周期で周期的に繰り返す関数で表される波形を、溶接電流もしくは溶接電圧の波形にフィッティングさせ、フィッティングした波形を基に、アーク倣い溶接でのズレ量を検出するものであり、前記関数で表される波形として、ウィービング波形を用いることを特徴とする。
以下においては、溶接動作を行う機器を、溶接トーチを揺動動作(ウィービング動作)させる多関節の溶接ロボットとして説明するが、これは一例に過ぎず、専用の自動溶接装置であっても構わない。
図9Aに示すように、例えば、垂直多関節型のロボットシステムは、溶接ロボット1と、教示ペンダント2を備えた制御装置3と、パーソナルコンピュータと、を含む。溶接ロボット1は垂直多関節型の6軸の産業用ロボットであり、
その先端に溶接トーチ5などから構成される溶接ツールが設けられている。この溶接ロボット1はそれ自体を移動させるスライダに搭載されていてもよい。
本実施の形態に係るアーク倣い溶接方法は、制御装置3内に設けられたプログラムとして実現されている。
まず、図9Bにアーク溶接の模式図を示す。
アーク溶接は、溶接トーチ5から供給される溶接ワイヤ6(消耗電極)と母材4の間に溶接電源7で電圧を印加し、溶接ワイヤ6と母材4の間でアークを発生させる。そのアーク熱で母材4と溶接ワイヤ6を溶融させながら溶接する。アーク溶接に伴い溶接ワイヤ6は溶け落ちてゆくため、溶接中は送給装置により溶接トーチ5内を経由して溶接ワイヤ6が供給され続ける。
さて、例えば、中厚板の溶接分野では、溶接ワークの加工精度が悪い、溶接ワークの設置精度が悪い、溶接ワークが溶接中に熱ひずみで変形する等、溶接すべき位置である溶接線が常に決められた位置にあるとは限らない。溶接線のズレはおおむね数mmからcmオーダで発生する。
[第1実施形態]
以上述べたアーク倣い溶接を行うに際し、本実施形態では、溶接線に対するトーチ先端位置のズレ量を検出する処理を制御部内で行っている。以下に示すようなズレ量検出処理を行えば、従来より精確にズレ量を検出できるため、アーク倣い溶接を行うに際し、可及的に溶接線からのズレを少なくするような制御を行うことが可能となる。
処理(i):ウィービング周期と同じ周期で周期的に繰り返す関数を、溶接電流もしくは溶接電圧の波形にフィッティングさせ、フィッティングした関数の波形を基に、アーク倣い溶接でのズレ量を検出する。例えば、フィッティングした関数の波形の最大値と最小値との差をズレ量に対応する電流差乃至は電圧差とみなして、関数の波形の最大値と最小値との差からズレ量を求める。
この処理(i)を行うことで、ウィービング動作の左端点や右端点の情報(溶接トーチ5がウィービング波形の左端点や右端点に位置する際の溶接電流もしくは溶接電圧の値)だけでなく、溶接中における各点の情報(左端点と右端点との間に溶接トーチ5が位置する場合の溶接電流もしくは溶接電圧の値)を用いてズレ量を推定することができ、検出精度を向上させることが可能となる。また、ウィービング波形は既知なので、特許文献2のようにフィッティングする波形を求める必要がない。つまり、ウィービング波形は規定であり、そのウィービング周期と同じ周期で周期的に繰り返す関数を用意すればよいため、予備実験などを行ってフィッティングするための波形を求めたり、そのためのデータを取得したりする必要もない。
また、溶接電流・溶接電圧は高周波ノイズを多分に含むものであり、平均化フィルタや、ローパスフィルタによる処理後の波形に、関数をフィッティングさせる事が好ましいが、関数によるフィッティングにもフィルタ効果があるため、溶接電流や溶接電圧から直接、関数をフィッティングさせてもよい。
このようにウィービングの周期と同じ周期の三角関数のみならず、ウィービングの周期の1/2の周期を有する三角関数からなる関数を用いることで、1/2の周期の波形を重畳してフィッティングを行うことができ、溶接電流もしくは溶接電圧の波形を全体としてフィッティングすることが可能となり、ズレ量の検出精度を向上させることが可能となる。
次に、第2実施形態のアーク倣い溶接でのズレ量検出方法について説明する。
第2実施形態のズレ量検出方法は、第1実施形態の処理(ii)と(iii)がウィービングの周期と同じ周期を有する正弦波と余弦波との少なくとも一方、あるいはウィービングの周期の1/2の周期を有する正弦波と余弦波との少なくとも一方を、フィッティング作業の関数として用いているのに対し、第2実施形態は、三角関数以外の関数(非三角関数)を用いてフィッティング作業を行うものとなっている。
例えば、図7の左側に示す関数は、正弦波のピークをカットしたような波形であり、図中に「Sin+両端停止」と表記されるものである。この「Sin+両端停止」の関数は、例えばある振幅の正弦波や余弦波に対して、三角関数の値が所定の値を超える場合には、超えた分をカットした波形となっている。
さらに、図7の右側に示す関数は、三角波である。つまり、この三角波は、最大値から最小値に向かって一定の減少率で値が減少し、最小値に達してからは最大値に向かって一定の増加率で値が増加するという変化を、繰り返し行うものとなっている。このような三角波を関数として採用することも可能である。非三角関数として、矩形波を採用することも可能である。
特に、ウィービング波形が非三角関数の波形である場合、そのウィービング波形と同周期の三角関数にフィッティングさせてズレ量を検出することは可能であるし、ウィービング波形と同様の波形であり且つ同周期の波形にフィッティングさせることにより、ズレ量を検出することも可能である。
(実施例1)
実施例1は、ウィービング1周期毎に得られる溶接電流の波形に対して、正弦波を用いてフィッティング(溶接電流と正弦波とのマッチング)を行い、言い換えれば、ウィービング1周期毎に最小二乗法で処理してフィッティングを行い、溶接線からのズレ量を検出したものである。
なお、式(1)では位相のズレをφとして正弦波を関数として用いたが、位相のズレφの替わりに式(2)に示すように正弦波と余弦波とを重畳した関数を用いても良い。
そのため、従来の技術で溶接線からのズレを求める際に精度を大きく変えてしまうものとして問題となっていた「溶接電流波形とロボット位置との位相合わせ」を行う必要がなく、位相合わせが不十分であるためズレの精度が悪くなるといった問題も発生しないといった利点を、本技術は有することとなる。
つまり、特許文献1では、計測されたウィービング電流の左端側の最大値を「IL1」、最小値を「IL2」、右端側の最大値を「IR1」、最小値を「IR2」とすれば、左右の電流差は(IL1−IL2)−(IR1−IR2)であるが、振幅p1は、この左右電流差と、同様のものとして扱うことができる。
なお、図2A〜図2Eにおける破線は、50ウィービング分(50周期分)の波形のうち、代表的なものを選択し破線にて示したものである。また、実線は、式(1)の正弦波を関数として用いてフィッティングした結果を示している。
上述した従来の方法で計測された左右の電流差を示す図3Aと、実施例1の方法で計測される振幅のばらつきを示す図3Bとを比較する。例えば、ズレ量が0mmの値及び4mmの値に着目する。そうすると、実施例1の方法で算出される振幅p1の方が、従来の方法で算出される左右の電流差(従来の方法により求められる振幅)よりもばらつきの上下幅が小さくなっていることが分かり、振幅p1、つまり溶接線からのズレ量を精確に検出できていると判断される。
なお、上記した実施例1は、ウィービング波形を、溶接電流もしくは溶接電圧の波形にフィッティングさせるに際しては、得られた1周期分の溶接電流もしくは溶接電圧のデータを用いて、1周期分のデータ取得毎にフィッティングを行う手法であった。
さらに、この実施例1に対して、得られた溶接電流もしくは溶接電圧のデータに対して、その都度フィッティング操作を行うことも可能である(逐次フィッティング)。
逐次フィッティングによる推定を行う場合には、式(4)を用いるとよい。
逐次フィッティングの手法を採用しても、図2A〜図2E、図3Bと略同様の結果を得ることができる。
(実施例2)
実施例2は、図4に模式的に示すような水平すみ肉に対して、三角関数を関数として用いて最小二乗法を利用したフィッティングを行い、溶接線からのズレを検出したものである。
具体的には、実施例2は、ウィービング1周期毎に得られるy(t)を元にフィッティングを行って、式(5)の振幅p1およびp2、p3を求めるものである。この式(5)で示される実施例2の関数は、正弦波形の位相差は0とされているが、1/2の周期の正弦波形は位相差π/2とされている。このようにπ/2の位相差を設けているのは、1/2の周期の正弦波ピークがウィービングの端信号の位置に合致するようにするためである。
すなわち、図5A〜図5Dにおける破線は、50ウィービング分(50周期分)の波形のうち、代表的なものを選択し破線にて示したものである。また、実線は、式(1)の正弦波を関数として用いてフィッティングを行った結果を示している。
図6Bは、式(1)に用いてフィッティングを行った関数の振幅p1を求め、同じく溶接線からズレ量の設定値ごとに整理した結果を示している。図3Bと同じく、図6Bにおける縦軸方向に広がる関数の振幅p1の分布幅は、実施例1の方法で計測される振幅のばらつきを示している。
また、元の溶接電流の波形に対して、ウィービング周期と同周期の正弦波形と、ウィービング周期の1/2の周期の正弦波形とを関数として用い、最小二乗法で振幅などを求めてフィッティングを行えば、ほぼ元の溶接電流波形が再現できることが分かる。これを用いれば、近年行われているような、制御装置やパーソナルコンピュータに、電流波形や電圧波形を蓄積しておき、後から波形を確認したり、トレーサビリティを取るといった際の、データ蓄積メモリ低減にも応用できることは明らかである。つまり、電流波形や、電圧波形をそのままサンプリングデータとして、蓄積するのではなく、式(5)を用いて、一旦フィッティングして、p1、p2、p3として、保存すると、波形の振幅情報を失わずに、大幅にハードディスク等のメモリ量が低減でき、コスト削減が可能である。
(実施例3)
実施例3は、関数として正弦波形や余弦波形といった三角関数ではなく、非三角関数の関数をフィッティングに用いたものである。具体的には、この実施例3のウィービング波形は、図7の左側に示す「Sin+両端停止」であり、フィッティングに用いる関数は、図7の左側に示す「Sin+両端停止」を用いたものとなっている。
また、図8Dから明らかなように、実施例3のフィッティングを行ったものは実施例1や実施例2と同様に、従来のやり方で求められる振幅よりもバラつきが大きく低減され、溶接線からのズレ量の算出において大きな精度向上が得られていると判断される。
(実施例4)
実施例4では、上記した実施例(実施例1〜3)の手法を踏襲しつつ、順次、フィッティングを行う場合において、ウィービング1周期毎に、その順次フィッティングの結果の平均を取ることで、ウィービング1周期毎に単にフィッティングする場合より、更に精度をあげることができるという技術を開示する。
すなわち、実施例4の技術においては、順次フィッティングを行いながら、ウィービング1周期毎に、その順次フィッティングの結果の平均を取る計算を行う。その計算の具体的なやり方は以下の通りである。
時刻tnから、ウィービング1周期後の時刻をtn+n-1として、順次フィッティングの結果の平均は、
pAve = ( p1(tn) + p1(tn+1) + ・・・ + p1(tn+n-1) ) / n (7)
で求めることができる。
図12Aと、実施例4の方法で計測される振幅のばらつきを示す図12Bとを比較する。
図13A〜図13Cは、ウィービング1周期毎に何回の順次フィッティングを行うかを模式的に表したものである。図13Aは、スライド窓が2個の場合、言い換えれば、区間を一回だけスライドして計算を進めた例を示している。同様に、図13Bは、スライド窓が4個の場合、言い換えれば、区間を3回スライドして計算を進めた例を示している。図13Cは、スライド窓が8個の場合、言い換えれば、区間を7回スライドして計算を進めた例を示している。
図14は、図13A〜図13Cの如く、順次フィッティングの回数を変化させた場合において、ウィービング1周期毎の順次フィッティングの回数と、ウィービング1周期毎の順次フィッティング結果の平均pAveの標準偏差との関係を示したものである。
なお、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。特に、今回開示された実施形態において、明示的に開示されていない事項、例えば、運転条件や操業条件、各種パラメータ、構成物の寸法、重量、体積などは、当業者が通常実施する範囲を逸脱するものではなく、通常の当業者であれば、容易に想定することが可能な値を採用している。例えば、溶接方向に対して斜めに振るウィービングの場合でも、そのウィービング周期と同じ周期の関数とフィッティングさせることにより、同様にズレ量を検出することが可能である。
2 教示ペンダント
3 制御装置
4 母材
5 溶接トーチ
6 溶接ワイヤ
7 溶接電源
8 表示装置
Claims (7)
- 溶接方向に対してトーチを揺動させるウィービング動作を行いながら、溶接線に沿って溶接を行うアーク倣い溶接において、前記溶接線と実際の溶接位置とのズレ量を検出するアーク倣い溶接でのズレ量検出方法であって、
ウィービング周期と同じ周期で周期的に繰り返す関数で表される波形を、溶接電流もしくは溶接電圧の波形にフィッティングさせ、フィッティングした波形を基に、アーク倣い溶接でのズレ量を検出するものであり、
前記関数で表される波形として、ウィービング波形を用いる
ことを特徴とするアーク倣い溶接でのズレ量検出方法。 - 前記関数で表される波形として、前記ウィービングの周期と同じ周期を有する正弦波と余弦波との少なくとも一方を用いることを特徴とする請求項1に記載のアーク倣い溶接でのズレ量検出方法。
- 前記関数で表される波形として、前記ウィービングの周期と同じ周期を有する正弦波と余弦波との少なくとも一方を用いると共に、前記ウィービングの周期の1/2の周期を有する正弦波と余弦波との少なくとも一方を用いることを特徴とする請求項1に記載のアーク倣い溶接でのズレ量検出方法。
- 前記関数で表される波形を、溶接電流もしくは溶接電圧の波形にフィッティングさせるに際しては、
得られた溶接電流もしくは溶接電圧のデータを一定期間蓄えておき、前記蓄えられた溶接電流もしくは溶接電圧のデータを用いてフィッティングを行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のアーク倣い溶接でのズレ量検出方法。 - 前記関数で表される波形を、溶接電流もしくは溶接電圧の波形にフィッティングさせるに際しては、
得られた溶接電流もしくは溶接電圧のデータの各々を用いて、前記データが得られる都度に逐次フィッティングを行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のアーク倣い溶接でのズレ量検出方法。 - 前記関数で表される波形を、溶接電流もしくは溶接電圧の波形にフィッティングさせるに際しては、
データ取得が進むたびに、得られた溶接電流もしくは溶接電圧のデータの各々の過去ウィービング1周期分を用いて、順次フィッティングを行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のアーク倣い溶接でのズレ量検出方法。 - 前記順次フィッティングを行いながら、所定の時間毎に、前記順次フィッティングの結果の平均を取る計算を行うことを特徴とする請求項6に記載のアーク倣い溶接でのズレ量検出方法。
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