JP6776105B2 - 作業機械の補修部品の選択支援システム - Google Patents
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Description
図1は本発明の一実施形態に係る選択支援システムで選択する補修部品を用いた補修作業の対象となる作業機械の外観を表す斜視図である。本実施形態ではフロント作業機のアタッチメントとしてバケットを装着した油圧ショベルを作業機械の例として説明する。但し、バケット以外のアタッチメントを備える油圧ショベル、その他ホイールローダ等の他種の作業機械の補修部品の選択支援にも本発明は適用され得る。
図2は本発明の一実施形態に係る作業機械の補修部品の選択支援システムの全体構成を模式的に表すブロック図である。
サーバ10は、例えば部品を管理する会社や事業所、代理店その他(以下、部品管理会社等と記載する)に設置されているものとする。このサーバ10は記憶部20及び処理部30を備えている。記憶部20は各種情報を記憶する記憶装置であり、処理部30は各種演算処理を実行する演算処理装置(CPU等)である。記憶部20には、第1部品記憶部21、第2部品記憶部22、発注履歴記憶部23、返却履歴記憶部24、ID評価記憶部25、除外部品記憶部26、キット記憶部27が含まれている。処理部30には、情報更新部31、第1関連度評価部32、第2関連度評価部33、ID評価部34、キット設定部35が含まれている。
第1部品記憶部21は、作業機械100の構成部品の情報を記憶する記憶装置又は記憶領域である。第1部品記憶部21には作業機械100の構成部品のデータベースが機種毎に記憶されている。
第2部品記憶部22は、キーパーツに関連付けられた少なくとも1つの関連部品の情報を記憶する記憶装置又は記憶領域である。関連部品とは例えばキーパーツAの補修に伴って発注候補となる部品であり、キーパーツAの構成部品やキーパーツAと係り合う周辺部品が含まれ、その他、キーパーツA自体を含めても良い。関連部品の情報は後述するように部品発注等の度に逐次更新される。
発注履歴記憶部23は、端末40の発注処理部49(後述)から入力される発注リストを記憶する記憶装置又は記憶領域である。1つの発注リストには、キーパーツ及びその関連部品の中から選択された少なくとも1つの部品(以下、選択部品)が含まれる。
返却履歴記憶部24は、発注リスト毎に返却部品を記憶する記憶装置又は記憶領域である。発注リストにリストアップされた選択部品は部品管理会社等から指定の送り先に発送されて作業機械100の補修作業に供されるが、結果として補修作業に使用しなかった選択部品は部品管理会社等に返却される。部品管理会社等では発注リスト毎に返却された選択部品(返却部品)の戻入手続きをする。本実施形態の場合、この戻入手続きのデータが返却履歴記憶部24に記憶されている。
ID評価記憶部25は、ID評価部34で評価されたIDの評価値(後述)を記憶する記憶装置又は記憶領域である。
除外部品記憶部26は、関連付けられたキーパーツとの関連度が低く、第1関連度評価部32や第2関連度評価部33によって第2部品記憶部22のリストから除外された関連部品を記憶する記憶装置又は記憶領域である。
キット記憶部27は、キット設定部35で設定されたキットの情報を記憶する記憶装置又は記憶領域である。本実施形態では、一緒に発注された回数が多い(一定以上の)部品の組み合わせをキットと扱う。
情報更新部31は、発注履歴記憶部23及び返却履歴記憶部24に記憶された情報を基に、発注されて且つ返却されなかった確率で定義した関連度を選択部品毎に累積的に演算し、第2部品記憶部22に記憶された関連部品の情報を更新する演算装置又は演算領域である。関連付けられたキーパーツとの関連度は発注がなければ低下し、過去一度も発注がなければ0(ゼロ)又はデータなしとなる。発注はされたがその後返却された場合にも関連度は低下する。例えばキーパーツAの補修のために部品Bの発注があった場合、キーパーツAに対する部品Bの関連度は上昇し、その部品Bが返却された場合、キーパーツAに対する部品Bの関連度は低下する。このように関連度が変動する態様であれば関連度の演算方法は限定されないが、簡単に一例を挙げると、キーパーツAに対する部品Bの関連度α(%)は次のように算出できる。
ここで、NaはキーパーツAの補修のために部品発注があった総回数、Nbは総回数Naのうちの部品Bの発注があった回数、NcはNa回の発注のうち部品Bが返却された回数である。Na,Nbは発注履歴記憶部23の記憶情報,Ncは返却履歴記憶部24の記憶情報を基に特定することができる。情報更新部31はNa,Nb,Ncを基に関連度αを各キーパーツについて選択部品毎に演算し、第2部品記憶部22の関連度22c(図10)を逐次更新する。関連度αの演算及び更新は、例えば端末40からの部品発注に伴って発注履歴記憶部23に新規発注リストが登録された場合や、前述した戻入手続きに伴って返却履歴記憶部24に新規返却情報が登録された場合に、リアルタイムにすることができる。一定の時間間隔で(例えば毎日決まった時刻に)演算を実行するようにすることもできる。
第1関連度評価部32は、第2部品記憶部22の記憶情報において、関連付けられたキーパーツAとの関係で関連度αが低い選択部品Bについて当該キーパーツAとの関連付けを解除する演算装置又は演算領域である。ここでは、例えば関連度αについて予め設定値α1を設定しておき、関連部品B毎に関連度αを設定値α1と比較することで、関連度αが設定値α1を下回る関連部品Bについては関連付けられたキーパーツAとの関連度が低いと判定することができる。関連部品BのキーパーツAとの関連付けの解除は、キーパーツAの関連部品から部品Bを除外することであり、本実施形態では第2部品記憶部22に記憶された部品Bのデータ列(図10の一行のデータ)を除外部品記憶部26に移動させることに該当する。但し、これは関連解除方法の一例であり、除外部品記憶部26を省略する場合には、単に第2部品記憶部22の該当する記憶情報を削除する、或いは該当する記憶情報に関連度が低い旨の情報を追加することで代えることもできる。
第2関連度評価部33は、第2部品記憶部22の記憶情報において、キーパーツAの補修に長期間用いられていないと推定される関連部品Bについて当該キーパーツAとの関連付けを解除する演算装置又は演算領域である。ここでは、例えば関連付けられたキーパーツAの補修のために発注されて且つ返却されなかった最後の機会からの経過時間Tについて設定値T1を設定しておく。これにより、経過時間Tを関連部品毎に設定値Tと比較することで、経過時間Tが設定値T1を超える関連部品Bについては、キーパーツAの補修に長期間用いられていないと判定することができる。関連部品BのキーパーツAとの関連付けの解除は、第1関連度評価部32の説明で記載したのと同様である。
ID評価部34は部品選択の妥当性に基づき、IDで特定されるユーザの信頼性を評価する演算装置又は演算領域である。ここでは、例えば選択部品の組み合わせが同じ他の発注リストの数Mについて設定値M1を設定しておく。これにより、発注履歴記憶部23の記憶情報を基に、選択部品の組み合わせが同じ他の発注リストの数Mと設定値M1との比較で、発注リストを選択したIDについて評価値を演算することができる。演算した評価値は、ID評価記憶部25に記憶される。演算する評価値は、単に設定値M1に対してMの値が大きい選択をしたIDに高評価である旨を表す情報を付加するようにしても良いし、高評価から低評価まで段階的な評価値を演算するようにしても良い。段階的な評価をする場合、設定値M1を複数設定しておく。
キット設定部35は、発注履歴記憶部23の記憶情報に基づいて一定の発注リストの品目をキットとして設定する演算装置又は演算領域である。ここでは、選択部品の組み合わせが同じ他の発注リストの数Mについて設定値M2を設定しておき、MをM2と比較してM>M2となる発注リストの選択部品をキットとして設定する。設定したキットの内容に関する情報(図15)は、キット記憶部27に記憶される。
端末40はユーザが使用するものであり、図2には1つのみ図示している。端末40は1つでも良いが、複数を想定している。この端末40には、デスクトップパソコン等の固定型の端末、ノートパソコンやタブレットパソコン等の携帯端末等が用いられる。端末40を使用するユーザは、例えば部品管理会社等において主にサービス技術者等のアフターサービスを担当する従業員その他である。端末40は、演算部41、操作装置42、表示装置43及び選択部品記憶部48を備えている。操作装置42はユーザが各種入力操作を行うためのもの(キーボードやマウス、タッチパネル等)である。表示装置43は演算部41から表示信号に従って、演算部41から出力される情報を表示するもの(モニタ等)である。演算部41は、構成部品読込部46、関連部品読込部47及び発注処理部49を備えている。
構成部品読込部46は、キーパーツの選択画面50(図5)を表示装置43に表示させる演算装置又は演算領域である。例えば、構成部品読込部46は、操作装置42から入力される操作信号に応じて第1部品記憶部21から作業機械のキーパーツの情報を読み込む。そして、第1部品記憶部21から読み込んだ情報に基づいて表示信号を出力してキーパーツの選択画面50を表示装置43に表示させる。
関連部品読込部47は、関連部品の選択画面60(図6)を表示装置43に出力する演算装置又は演算領域である。例えば、関連部品読込部47は、表示装置43に表示された選択画面50におけるキーパーツの選択操作に伴って操作装置42から入力される操作信号に応じて、第2部品記憶部22から選択されたキーパーツに関連付けられた関連部品の情報を読み込む。そして、第2部品記憶部22から読み込んだ情報に基づいて表示信号を出力して関連部品の選択画面60を表示装置43に表示させる。
選択部品記憶部48は、キーパーツ及び関連部品の少なくとも一方から選択される選択部品を記憶する演算装置又は演算領域である。例えば、キーパーツの選択画面50や関連部品の選択画面60においてキーパーツ及び関連部品の少なくとも一方から部品が選択される際、選択部品の選択操作に伴って操作装置42から入力される操作信号に基づいて、選択部品記憶部48は選択部品を記憶する。
発注処理部49は、部品の発注操作に伴って操作装置42から入力される操作信号に応じて、選択部品記憶部48に記憶された選択部品を発注リストにして出力する演算装置又は演算領域である。例えば発注リストに部品を追加した状態で発注リスト確認ボタン52を操作すると、発注手続きを確定するための画面(不図示)に遷移する。遷移後の画面で例えば確定ボタンを操作すると、発注処理部49によって発注リストがサーバ10に送信される。発注された選択部品が発注履歴記憶部23に記憶された図11のデータベースの部品名称23dに登録される。
図3はユーザの部品発注操作に伴う端末40の発注処理手順の概要を表したフローチャートである。ユーザの部品発注手順に伴って端末40の演算部41は次のステップS101−S115の手順を実行する。
図3のフローは、例えば端末40にインストールされたアプリケーションを起動することによりスタートし、アプリケーションの起動中繰り返し実行される。まず演算部41は、ステップS101でシステムへのログインがあったかどうかを判定し、ログインがなければ図3のフローを終了する。IDの入力等でユーザがシステムにログインした場合、演算部41はインターフェース(図5等)を表示装置43に表示させて手順をステップS102に移す。ステップS102では、演算部41はそのユーザのログインが継続しているか否かを判定し、ログアウトしていれば図3のフローを終了する。ユーザが継続してログインしていれば、演算部41は手順をステップS103に移す。
続くステップS103では、演算部41は補修対象となる作業機械の選択の有無を判定し、機種が選択されていなければステップS102に手順を戻す。例えば機種選択部51(図5等)で機種が選択されていれば、演算部41はステップS104に手順を移し、構成部品読込部46に指令して選択された機種のキーパーツの選択画面50(図5)を前述したように表示装置43に表示させる。続くステップS105では、演算部41はキーパーツの選択の有無を判定し、キーパーツが選択されていなければステップS102に手順を戻す。例えばキーパーツリスト56(図5等)でキーパーツが選択されていれば、演算部41はステップS105からステップS106に手順を移し、追加ボタン56l(図5等)で選択したキーパーツを発注リストに追加する操作が行われたかどうかを判定する。操作が行われた場合、演算部41はステップS107に移って選択されたキーパーツを発注リストに追加して(選択部品記憶部48に記憶させて)ステップS108に手順を移す。選択したキーパーツを発注リストに追加する操作が行われない場合、演算部41はステップS107の手順をスキップして、ステップS106からステップS108に手順を移す。なお、キーパーツを選択しない場合は、例えば図示しない「キーパーツを選択しない」を表記したボタンを用意し、そのボタンを押すことによりキーパーツを選択せずにS102へ移行するようにしても良い。また他の例として「キーパーツを選択しない」ボタンを押したらステップS115に移行する等、ユーザの使い勝手等により移行先を変えても良い。
続くステップS108では、演算部41は関連部品読込部47に指令して選択されたキーパーツの関連部品の選択画面60(図6)を前述したように表示装置43に表示させる。続くステップS109では、演算部41は関連部品の選択の有無を判定し、関連部品が選択されていなければステップS102に手順を戻す。例えば選択画面60(図6等)で関連部品が選択されていれば、演算部41はステップS109からステップS110に手順を移し、追加ボタン64(図6等)で選択した関連部品を発注リストに追加する操作が行われたかどうかを判定する。操作が行われた場合、演算部41はステップS111に移って選択された関連部品を発注リストに追加して(選択部品記憶部48に記憶させて)ステップS112に手順を移す。選択した関連部品を発注リストに追加する操作が行われない場合、演算部41はステップS111の手順をスキップして、ステップS110からステップS112に手順を移す。なお、キーパーツのみ選択して関連パーツを選択しない場合は、例えば図示しない「関連パーツを選択しない」を表記したボタンを用意し、そのボタンを押すことにより関連パーツを選択せずにステップS102へ移行するようにしても良い。また他の例として「関連パーツを選択しない」ボタンを押したらステップS105に移行する等、ユーザの使い勝手等により移行先を変えても良い。
ステップS112では、演算部41は選択画面50,60等によりキーパーツや関連部品を発注リストに追加又は削除する操作の有無を判定する。発注リストの変更の操作が行われた場合、演算部41はステップS113に移って選択部品記憶部48に記憶した発注リストを変更してステップS114に手順を移す。発注リストを変更する操作が行われていない場合、演算部41はステップS113の手順をスキップして、ステップS112からステップS114に手順を移す。ステップS114では、演算部41は前述した発注リストを確定する操作の有無を判定する。発注リストを確定する操作が行われない場合、演算部41はステップS114からステップS102に手順を戻す。発注リストを確定する操作が行われた場合、演算部41はステップS115に手順を移し、発注処理部49に指令して選択部品記憶部48に記憶した発注リストをサーバ10に出力し図3の手順を終了する。
図4はサーバ10の情報更新手順の概要を表したフローチャートである。サーバ10の処理部30は次のステップS201−S213の手順を実行する。同図のフローは、発注履歴記憶部23に新規に発注リストが登録された場合、又は返却履歴記憶部24に新規に返却部品が登録された場合に開始されるようにすることもできるが、ここでは設定時刻に又は設定時間間隔で図4のフローが実行される例を説明する。
例えば設定時刻に図4のフローを開始すると、処理部30は、ステップS201で発注履歴記憶部23及び返却履歴記憶部24の記憶情報を情報更新部31に読み込ませる。続くステップS202では、処理部30は情報更新部31に指令して部品の新規発注履歴及び新規返却履歴の有無を判定させ、新規履歴がなければ図4のフローを終了し、あればステップS203に手順を移す。
ステップS203では、処理部30は情報更新部31に指令して新規履歴に含まれる各部品の上記関連度αを演算する。関連度αの演算は前に例示した通りであり、例えばキーパーツAに関する部品の総発注回数が100回で、そのうちキーパーツAの補修に伴って新規にされた部品Bの発注が60回目であれば、部品BのキーパーツAに対する関連度αは60%と算出される。この場合、59/99×100≒59.6%から60/100×100=60%に更新される(上昇する)。但し、その60回目に発注された部品Bが返却された場合、関連度αは、(60−1)/100×100=59%に低下する。
ステップS204に手順を移すと、処理部30はID評価部34に指令して、新規履歴に係るIDについて前述したように評価を実行し、ID評価記憶部25に記憶させる。例えば選択部品の組み合わせが同じ他の発注リストの数Mが設定値M1を超えるIDについては評価を上げる。また、見当違いの部品選択をした回数が一定値を超えるIDについては評価を下げる等する。
ステップS205に手順を移すと、処理部30は第1関連度評価部32及び第2関連度評価部33に指令して、情報更新部31で演算された関連度αについて前述したように評価を実行する。ここでは、例えば新規履歴に含まれる各部品について関連度αを設定値α1と比較する。その際、設定値α1と比較する関連度αは、前述したようにID評価の結果を加味して上げ下げした値としても良い。また、第2部品記憶部22に記憶された全ての関連部品について、先に説明した経過時間Tと設定値T1との比較も行う。
ステップS206に手順を移すと、処理部30はキット設定部35に指令して、上記の数Mが設定値M2の超えるような関連度αの高い部品の組み合わせをキット化し、キット記憶部27に記憶させる。
ステップS207に手順を移すと、処理部30は第2部品記憶部22の記憶情報を更新する。これにより、新規履歴に含まれていた部品のキーパーツとの関連度が更新される。また、前述したように第1関連度評価部32及び第2関連度評価部33による評価の低い関連部品についてはキーパーツとの関連付けが解除される。キーパーツとの関連付けが解除された関連部品の情報は、第2部品記憶部22から削除されて除外部品記憶部26に記憶される。このようにして第2部品記憶部22の関連部品の情報を更新したら、処理部30は図4のフローを終了する。
(1)本実施形態においては、情報更新部31によって、部品の発注履歴記と返却履歴を基に、キーパーツに対する関連部品の関連度を累積的に演算し、キーパーツに関連付けられた関連部品の情報を更新する。従って、あるキーパーツAを補修対象とする場合、キーパーツAの補修の場面で高い頻度で採用されている部品をユーザが確認し参考にすることができ、ユーザによる妥当性の高い部品選択を支援できる。返却された部品については関連度が低下するため、返却頻度の高い部品についてはユーザに選択され難くなる。これにより、不要部品の発注や必要部品の発注漏れを抑制することができ、不要部品の取り寄せ及び返却、発注漏れ部品の再発注に要する無駄な時間や手間を抑えることができる。よってメンテナンス業務の効率、ひいては故障対応の迅速性を向上させることができる。
以上においては、上記効果(2)を得るために第1関連度評価部32を設けた場合を例示したが、本質的効果(1)を得る限りにおいては第1関連度評価部32の機能は必ずしも必要なく、第1関連度評価部32は省略可能である。また、上記(3)を得るために第2関連度評価部33を設けた場合を例示したが、同様の理由で第2関連度評価部33も省略可能である。上記効果(4)を得るためにID評価部34を設けた場合を例示したが、同様の理由でID評価部34も省略可能である。上記効果(5)を得るためにキット設定部35を設けた場合を例示したが、同様の理由でキット設定部35も省略可能である。
Claims (5)
- 本体及び前記本体に取り付けられた作業機を備えた作業機械の補修部品の選択支援システムにおいて、
前記作業機械の構成部品の情報を記憶する第1部品記憶部と、
前記構成部品毎に関連付けられた少なくとも1つの関連部品の情報を記憶する第2部品記憶部と、
操作装置から入力される操作信号に応じて前記第1部品記憶部から前記作業機械の構成部品の情報を読み込んで表示装置に出力する構成部品読込部と、
前記表示装置に表示された構成部品の選択操作に伴って前記操作装置から入力される操作信号に応じて、前記第2部品記憶部から選択された構成部品に関連付けられた関連部品の情報を読み込んで前記表示装置に出力する関連部品読込部と、
前記構成部品及び前記関連部品の少なくとも一方から選択される選択部品を記憶する選択部品記憶部と、
部品の発注操作に伴って前記操作装置から入力される操作信号に応じて、前記選択部品記憶部に記憶された前記選択部品を発注リストにして出力する発注処理部と、
前記発注処理部から入力された前記発注リストを記憶する発注履歴記憶部と、
前記発注リスト毎に返却部品を記憶する返却履歴記憶部と、
前記発注履歴記憶部及び前記返却履歴記憶部に記憶された情報を基に、発注されて且つ返却されなかった確率で定義した関連度を前記選択部品毎に累積的に演算し、前記第2部品記憶部に記憶された関連部品の情報を更新する情報更新部と
を備えたことを特徴とする作業機械の補修部品の選択支援システム。 - 請求項1に記載の作業機械の補修部品の選択支援システムにおいて、
前記第2部品記憶部の記憶情報において、関連部品毎に前記関連度を設定値と比較し、関連付けられた構成部品との関係で関連度が前記設定値を下回る関連部品について当該構成部品との関連付けを解除する第1関連度評価部を備えていることを特徴とする作業機械の補修部品の選択支援システム。 - 請求項1に記載の作業機械の補修部品の選択支援システムにおいて、
前記第2部品記憶部の記憶情報において、関連付けられた構成部品と共に選択されて返却されなかった最後の機会からの経過時間を関連部品毎に設定値と比較し、前記経過時間が前記設定値を超える関連部品について当該構成部品との関連付けを解除する第2関連度評価部を備えていることを特徴とする作業機械の補修部品の選択支援システム。 - 請求項1に記載の作業機械の補修部品の選択支援システムにおいて、
前記発注履歴記憶部の記憶情報に基づいて、前記選択部品の組み合わせが同じ他の発注リストの数を設定値と比較し、前記他の発注リストの数と前記設定値との比較で発注リストを選択したIDについて評価値を変更するID評価部と、
前記ID評価部で評価されたIDの評価値を記憶するID評価記憶部と
を備えていることを特徴とする作業機械の補修部品の選択支援システム。 - 請求項1に記載の作業機械の補修部品の選択支援システムにおいて、
前記発注履歴記憶部の記憶情報に基づいて、前記選択部品の組み合わせが同じ他の発注リストの数を設定値と比較し、前記他の発注リストの数が前記設定値よりも高い発注リストの品目をキットとして設定するキット設定部と、
前記キット設定部で設定されたキットの情報を記憶するキット記憶部と
を備えていることを特徴とする作業機械の補修部品の選択支援システム。
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