JP6776001B2 - 破砕装置用移送システム - Google Patents

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Description

本発明は、インパクトクラッシャ等の破砕装置に対し、コンクリートがら等の破砕対象物を移送して装置内に投入する移送システムに関する。
インパクトクラッシャ等の破砕装置では、装置のケーシング内部で破砕用の打撃子を動かし、投入された破砕対象物を打撃子と衝突させて破砕したり、ケーシング内部に固定設置された反撥板に対し、打撃子に当たって撥ね飛ばされた破砕対象物をさらに衝突させて破砕する仕組みを有している。
そして、こうした破砕装置では、破砕対象物をベルトコンベヤ等で移送し、コンベヤ端部から送り出されて落下する破砕対象物が破砕装置の投入口に投入されるようにして、破砕対象物を継続的に供給される仕組みとされるのが一般的である。
破砕装置は、投入口から投入された破砕対象物を打撃子や反撥板との一又は複数回の衝突により破砕した後、破砕された破砕片を下部に落下させ、ケーシングの排出口から破砕片を外部に排出させる。
この従来の破砕装置における打撃子や反撥板は、直接破砕対象物と衝突することから、破砕装置の使用に伴って摩耗していく。そして、打撃子や反撥板が摩耗すると、破砕対象物の破砕効率が低下するため、一般にこれら打撃子や反撥板は着脱交換可能として設けられ、使用時間又は摩耗量が所定限度に達すると交換される。こうした従来の破砕装置の例として、特開2007−203153号公報や特開2008−86871号公報に開示されるものがある。
特開2007−203153号公報 特開2008−86871号公報
従来の破砕装置は前記各特許文献に示されるものであり、主な用途として、採石場等で取得された原料の石を破砕対象物として破砕し、適切な大きさの砂利や砕石を得ることが挙げられる。また、リサイクル材としての再利用のために、コンクリートがら(コンクリート廃材)やアスファルトがら(アスファルト廃材)を、破砕対象物として破砕装置で破砕し、細かい破砕片とすることも従来から多く行われている。
このうち、コンクリートがらやアスファルトがらについては、その廃材としての由来故に、鉄筋、鉄屑などの金属製の異物が混入していることがある。これら異物が破砕装置に投入されると、こうした金属製の異物は通常の破砕対象物である石やコンクリートに比べて硬質である分、破砕装置の打撃子や反撥板の異常な摩耗や破損を招きやすいことから、可能な限りこれら異物を投入前に除去する必要があった。
このような金属製の異物の除去は、一般に、破砕対象物中から金属検出器等で異物を検出するようにし、異物が検出されたら、破砕装置や破砕対象物の供給用コンベヤを停止させ、作業者が手作業によって異物を取り除く、という手法で従来行われていた。
しかしながら、こうした従来の手作業による除去では、多くの手間と労力が必要となる上、破砕装置他を停止させることで、その間は破砕が行えず、破砕作業の能率が大きく低下し、破砕に係るコストが大きくなるという課題を有していた。
この他、従来の破砕装置では、供給用のコンベヤから投入口への破砕対象物の投入状態は特に変化せず一定であり、その結果、破砕対象物が最初に打撃子と接触する位置もほとんど変化しないことから、破砕対象物が打撃子に衝突して撥ね飛ばされる方向もほとんど変化しないこととなり、破砕対象物が打撃子や反撥板と接触、衝突する位置には偏りが生じやすかった。
このため、打撃子や反撥板の摩耗箇所にも偏りが生じやすく、破砕対象物に硬い金属製の異物が混入しているか否かに関わりなく、装置を使用するほど打撃子や反撥板には局部的に摩耗が進行し、打撃子や反撥板の大部分で摩耗限界に満たず正常に破砕が行える状態であるにもかかわらず、一部で摩耗限界に達することで交換を余儀なくされ、装置の運転コストが余計にかかってしまうという課題を有していた。
本発明は前記課題を解消するためになされたもので、破砕対象物を移送する各コンベヤを適切に作動させて、異物を破砕装置に投入させず、破砕装置各部の異常摩耗や破損を防止できる破砕装置用移送システムを提供することを目的とする。
本発明に係る破砕装置用移送システムは、破砕対象物の破砕を行う破砕装置に向けて破砕対象物を移送する第一のコンベヤと、当該第一のコンベヤと破砕装置との間に、第一のコンベヤ端部から破砕対象物を載り移らせて少なくとも破砕装置側に移送可能として配設され、破砕装置寄りの一端部から破砕対象物を破砕装置の投入口側へ送り出す第二のコンベヤと、当該第二のコンベヤの作動状態について、第二のコンベヤの移送方向を破砕装置投入口に近付く向きとする順方向移送状態と、移送方向を破砕装置投入口から離れる向きとする逆方向移送状態のいずれかに切替える制御を行う制御部と、当該制御部に接続されて配設され、移送される破砕対象物に混じった異物を検出可能とされ、少なくとも異物検出時には、当該異物検出結果を含む所定の制御用情報を制御部に送出可能とされる異物検出部とを備え、前記第一のコンベヤが破砕対象物を移送すると共に、前記第二のコンベヤが順方向移送状態にあって破砕対象物を破砕装置の投入口へ向け送り出す中で、前記制御部が、前記異物検出部からの前記所定の制御用情報を受け取ると、第一のコンベヤで移送される異物が第一のコンベヤ端部から第二のコンベヤに載り移る時に、第二のコンベヤを順方向移送状態から逆方向移送状態に切替え、前記第二のコンベヤが、逆方向移送状態で異物をコンベヤ他端部から所定の排出路に送り出した時に、前記制御部が、第二のコンベヤを逆方向移送状態から順方向移送状態に切替えるものである。
このように本発明によれば、移送される破砕対象物に混入した異物を異物検出部で検出すると、異物が第一のコンベヤから第二のコンベヤに載り移った時点で制御部が第二のコンベヤを順方向移送状態から逆方向移送状態に切替え、第二のコンベヤ上の異物を破砕装置の投入口とは遠ざけて排出可能とすることにより、異物を第二のコンベヤから破砕装置の投入口に投入せずに済み、異物が金属製など硬質である場合に破砕装置内部の各機構と異物との接触、衝突に基づく機構の異常な摩耗や破損を防止でき、破砕装置における摩耗する消耗部品の耐久性を高められ、消耗部品の交換頻度を減らして経済性を向上させられる。
また、本発明に係る破砕装置用移送システムは必要に応じて、前記制御部が、前記第二のコンベヤの移送速度を調整制御可能とされ、前記異物検出部からの前記所定の制御用情報を受け取ると、第二のコンベヤの移送速度を当初より大きくし、前記第二のコンベヤが異物をコンベヤ他端部から所定の排出路に送り出した時に、前記制御部が、第二のコンベヤを逆方向移送状態から順方向移送状態に切替えると共に、当該切替えと同時又は所定時間経過後に、当初の移送速度に戻す速度調整を行うものである。
このように本発明によれば、第一のコンベヤで移送される破砕対象物に混入した異物を異物検出部で検出すると、第二のコンベヤの移送速度を大きくすることにより、異物が検出されてから第一のコンベヤから第二のコンベヤに異物が載り移るまでに、第一のコンベヤから第二のコンベヤに載り移った破砕対象物の、第二のコンベヤ上における載置密度を小さくすると共に、破砕対象物の第二のコンベヤ上から破砕装置の投入口に進む割合を多くして、異物が第一のコンベヤから第二のコンベヤに載り移って第二のコンベヤが逆方向移送状態に切り替わった時点で、第二のコンベヤ上の破砕対象物の量を少なくすることができ、第二のコンベヤをよりスムーズに動かして異物を無理なく移送して排出できる上、誤って異物と共にコンベヤから排出される破砕対象物の量をできるだけ少なくして、損失を抑えて破砕をより効率よく進められる。また、第二のコンベヤ上の破砕対象物を少なくできる分、異物が排出されて第二のコンベヤが順方向移送状態に切り替わった後、第一のコンベヤから第二のコンベヤに破砕対象物が載り移っても第二のコンベヤ上の破砕対象物が過剰にならず、第一のコンベヤを一時停止させなくても第二のコンベヤによる破砕対象物の移送を無理なく継続でき、第一のコンベヤの移送に係る制御機構を簡略化してコストを抑えられる。
また、本発明に係る破砕装置用移送システムは必要に応じて、前記第二のコンベヤが、前記制御部の制御に基づいて、少なくとも一端部を横方向に所定範囲移動可能とされ、前記制御部が、前記破砕装置の作動中又は作動の合間の所定タイミングで、破砕装置に対し前記第二のコンベヤの一端部を横に移動させて、第二のコンベヤの一端部から送り出される破砕対象物の破砕装置投入口における到達位置を変えるものである。
このように本発明によれば、破砕装置に対し所定のタイミングで第二のコンベヤの一端部を横方向に移動させて、第二のコンベヤから出る破砕対象物の破砕装置投入口における到達位置をそれまでとは異なる位置に調整できることにより、破砕装置における破砕対象物の進行状態を変えて、破砕対象物と破砕装置内各機構との衝突位置関係を変更でき、衝突位置が一部に偏らず、その結果摩耗箇所も偏りなく分散させることができ、摩耗が集中しない分、消耗部品の摩耗限界に達するまでの時間を長くし、消耗部品の交換頻度を減らして破砕装置の運転コストを低減できる。
また、本発明に係る破砕装置用移送システムは必要に応じて、前記異物検出部が、前記第一のコンベヤで破砕対象物の移送を行う間、異物を検出していない場合も、異物検出結果を含まない制御用情報を前記制御部に送出し、前記制御部が、前記異物検出部からの制御用情報に基づいて、第一のコンベヤの移送実行状態を取得し、第一のコンベヤでの移送が行われる間、あらかじめ設定された所定時間が経過するごとに、当該経過時点を前記所定タイミングとして、前記第二のコンベヤの一端部の位置を順次変化させるものである。
このように本発明によれば、異物検出部からの制御用情報に基づき、制御部で、第一のコンベヤが破砕対象物の移送を行う間、所定時間経過ごとに第二のコンベヤの一端部の位置を変化させ、第二のコンベヤから出る破砕対象物の破砕装置投入口における到達位置を順次変えていくことにより、第一のコンベヤでの移送が行われる間は破砕装置も作動状態と見なせることから、破砕装置の作動状態が続く間じゅう、破砕対象物と破砕装置内各機構との衝突位置を所定時間ごとにずらせることとなり、衝突位置を集中させず均等化して、摩耗も偏りなく均等に進行させられ、消耗部品の摩耗限界に達するまでの時間をできるだけ長くして、消耗部品をより効率よく使用してコストを抑えられる。また、破砕装置の作動状態継続に対応して所定時間経過ごとの移送状態調整を繰り返す制御を、制御部で破砕装置を直接監視することなく実現でき、制御構成を簡略化してコストダウンが図れる。
また、本発明に係る破砕装置用移送システムは必要に応じて、前記第二のコンベヤが、前記制御部の制御に基づいて、少なくとも前記順方向移送状態における移送速度を増減調整可能とされ、前記制御部が、前記破砕装置の作動中又は作動の合間の所定タイミングで、前記第二のコンベヤの順方向移送状態における移送速度を変化させ、第二のコンベヤの一端部から送り出される破砕対象物の破砕装置投入口における到達位置を変えるものである。
このように本発明によれば、破砕装置に対し所定のタイミングで第二のコンベヤの移送速度を変化させて、第二のコンベヤから出る破砕対象物の破砕装置投入口における到達位置をそれまでとは異なる位置に調整できることにより、破砕装置における破砕対象物の進行状態を変えて、破砕対象物と破砕装置内各機構との衝突位置関係を変更でき、衝突位置が一部に偏らず、その結果摩耗箇所も偏りなく分散させることができ、摩耗が集中しない分、消耗部品の摩耗限界に達するまでの時間を長くし、消耗部品の交換頻度を減らして破砕装置の運転コストを低減できる。
また、本発明に係る破砕装置用移送システムは必要に応じて、前記異物検出部が、前記第一のコンベヤで破砕対象物の移送を行う間、異物を検出していない場合も、異物検出結果を含まない制御用情報を前記制御部に送出し、前記制御部が、前記異物検出部からの制御用情報に基づいて、第一のコンベヤの移送実行状態を取得し、第一のコンベヤでの移送が行われる間、あらかじめ設定された所定時間が経過するごとに、当該経過時点を前記所定タイミングとして、前記第二のコンベヤの順方向移送状態における移送速度を順次変化させるものである。
このように本発明によれば、異物検出部からの制御用情報に基づき、制御部で、第一のコンベヤが破砕対象物の移送を行う間、所定時間経過ごとに第二のコンベヤの移送速度を変化させ、第二のコンベヤから出る破砕対象物の破砕装置投入口における到達位置を順次変えていくことにより、第一のコンベヤでの移送が行われる間は破砕装置も作動状態と見なせることから、破砕装置の作動状態が続く間じゅう、破砕対象物と破砕装置内各機構との衝突位置を所定時間ごとにずらせることとなり、衝突位置を集中させず均等化して、摩耗も偏りなく均等に進行させられ、消耗部品の摩耗限界に達するまでの時間をできるだけ長くして、消耗部品をより効率よく使用してコストを抑えられる。また、破砕装置の作動状態継続に対応して所定時間経過ごとの移送状態調整を繰り返す制御を、制御部で破砕装置を直接監視することなく実現でき、制御構成を簡略化してコストダウンが図れる。
また、本発明に係る破砕装置用移送システムは必要に応じて、前記破砕装置の投入口を取り囲むように配設され、上部に設けられた開口部分近傍に前記第二のコンベヤの一端部を位置させ、当該一端部を出た破砕対象物を破砕装置の投入口に案内する案内部と、当該案内部内における第二のコンベヤの一端部と破砕装置の投入口の間に上部を支持された吊り下げ状態で複数配設され、前記第二のコンベヤの一端部を出た破砕対象物と接触可能とされる所定長さの吊下体と、前記案内部に前記各吊下体一端部と連結させた状態として配設され、前記制御部の制御に基づいて、吊下体一端部を変位させて吊下体の吊り下げ長さを調整可能とする複数のアクチュエータとを備え、前記吊下体が、横方向に複数の組に分けられ、当該複数の組ごとにそれぞれ前記アクチュエータで吊り下げ長さを調整可能とされてなり、横方向の一側にある一又は複数組の吊下体と、横方向の他側にある一又は複数組の吊下体とで、アクチュエータの作動状態を異ならせて吊下体の吊り下げ長さが相違する状態とされ、前記制御部が、前記破砕装置の作動中又は作動の合間の所定タイミングで、前記アクチュエータを作動させて前記一側の吊下体と他側の吊下体との吊り下げ長さの関係を入れ替えるように変化させ、吊下体と破砕対象物との接触状態を前記一側の吊下体と他側の吊下体とで変えて、第二のコンベヤの一端部から送り出される破砕対象物の破砕装置投入口における到達位置を変えるものである。
このように本発明によれば、破砕装置の投入口を取り囲む案内部に、コンベヤを出た破砕対象物と接触する吊下体を吊り下げ長さ調整可能として複数組配設すると共に、横方向の一側と他側で吊下体の吊り下げ長さを異ならせ、破砕装置に対し所定のタイミングで横方向の一側と他側における吊下体の吊り下げ長さの関係を入れ替えて、コンベヤを出た破砕対象物と吊下体との接触状態を変化させることにより、破砕対象物の破砕装置投入口における到達位置をそれまでとは異なる位置に調整できることとなり、破砕装置における破砕対象物の進行状態を変えて、破砕対象物と破砕装置内各機構との衝突位置関係を変更でき、衝突位置が一部に偏らず、その結果摩耗箇所も偏りなく分散させることができ、摩耗が集中しない分、消耗部品の摩耗限界に達するまでの時間を長くし、消耗部品の交換頻度を減らして破砕装置の運転コストを低減できる。
また、本発明に係る破砕装置用移送システムは、破砕対象物の破砕を行う破砕装置に向けて破砕対象物を移送し、破砕装置寄りの端部から破砕対象物を破砕装置の投入口側へ送り出す一又は複数のコンベヤと、前記破砕装置の投入口を取り囲むように配設され、上部に設けられた開口部分近傍に前記コンベヤの最も破砕装置寄りの一端部を位置させ、当該一端部を出た破砕対象物を破砕装置の投入口に案内する案内部と、当該案内部における前記破砕装置の投入口側方で且つコンベヤの前記一端部の下方となる所定箇所で案内部内に連通して配設される異物排出用の排出路と、前記案内部内における、コンベヤの前記一端部と破砕装置の投入口との間の第一の所定位置から、コンベヤの前記一端部と前記排出路との間の第二の所定位置までの角度範囲で少なくとも傾動可能に配設される略板状の切替ダンパーと、前記切替ダンパーを傾動させて、切替ダンパーが前記第二の所定位置にあって破砕対象物が前記投入口のみに進行可能な通常投入状態と、切替ダンパーが前記第一の所定位置にあって異物が前記排出路のみに進行可能な異物排出状態とを切替える制御を行う制御部と、当該制御部に接続されて配設され、前記コンベヤで移送される破砕対象物に混じった異物を検出可能とされ、少なくとも異物検出時には、当該異物検出結果を含む所定の制御用情報を制御部に送出可能とされる異物検出部とを備え、前記切替ダンパーが前記通常投入状態にある中で、前記制御部が、前記異物検出部からの前記所定の制御用情報を受け取ると、コンベヤで移送される異物が前記一端部を出る時に、前記切替ダンパーを傾動させて前記通常投入状態から異物排出状態に切替え、前記制御部が、異物が前記排出路に入った時に、前記切替ダンパーを傾動させて前記異物排出状態から通常投入状態に切替えるものである。
このように本発明によれば、移送される破砕対象物に混入した異物を異物検出部で検出すると、異物がコンベヤの前記一端部を出た時点で、制御部が切替ダンパーを通常投入状態から異物排出状態に切替え、案内部内で落下する異物を破砕装置の投入口ではなく排出路に向かわせて排出可能とすることにより、異物を破砕装置の投入口に投入せずに済み、異物が金属製など硬質である場合に破砕装置内部の各機構と異物との接触、衝突に基づく機構の異常な摩耗や破損を防止でき、破砕装置における摩耗する消耗部品の耐久性を高められ、消耗部品の交換頻度を減らして経済性を向上させられる。
本発明の第1の実施形態に係る破砕装置用移送システムの斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る破砕装置用移送システム及び破砕装置の概略構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る破砕装置用移送システムの制御ブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る破砕装置用移送システムにおける第二のコンベヤの位置調整状態説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る破砕装置用移送システムの破砕対象物移送中における異物検出状態説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る破砕装置用移送システムにおける第二のコンベヤの増速状態説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る破砕装置用移送システムにおけるコンベヤ間での異物載り移り状態説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る破砕装置用移送システムにおける第二のコンベヤの逆方向移送状態説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る破砕装置用移送システムにおける第二のコンベヤによる異物送出状態説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る破砕装置用移送システムにおける第二のコンベヤの当初移送速度に復帰後の順方向移送状態説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る破砕装置用移送システムにおける第二のコンベヤの一の移送速度による破砕対象物送出状態説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る破砕装置用移送システムにおける第二のコンベヤの他の移送速度による破砕対象物送出状態説明図である。 本発明の第3の実施形態に係る破砕装置用移送システムにおけるチェーンの一の吊り下げ長さ調整状態での要部平面図である。 本発明の第3の実施形態に係る破砕装置用移送システムにおけるチェーンの一の吊り下げ長さ調整状態での要部正面図である。 本発明の第3の実施形態に係る破砕装置用移送システムにおけるチェーンの他の吊り下げ長さ調整状態での要部平面図である。 本発明の第3の実施形態に係る破砕装置用移送システムにおけるチェーンの他の吊り下げ長さ調整状態での要部正面図である。 本発明の第4の実施形態に係る破砕装置用移送システムにおける通常投入状態の切替ダンパー配置説明図である。 本発明の第4の実施形態に係る破砕装置用移送システムにおける異物排出状態の切替ダンパー配置説明図である。
(本発明の第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係る破砕装置用移送システムを前記図1ないし図10に基づいて説明する。本実施形態においては、破砕装置がインパクトクラッシャである例について説明する。
前記各図において本実施形態に係る破砕装置用移送システム1は、破砕装置10に向けて破砕対象物90を移送する第一のコンベヤ20と、この第一のコンベヤ20端部から破砕対象物90を載り移らせて破砕装置10側に移送可能として配設される第二のコンベヤ30と、この第二のコンベヤ30の作動状態を切替える制御を行う制御部40と、第一のコンベヤ20で移送される破砕対象物90に混じった異物91を検出可能とされる異物検出部50と、破砕装置10の投入口15を取り囲むように配設される案内部60とを備える構成である。
前記破砕装置10は、ケーシング11内部で回転可能に支持されるロータ12と、このロータ12の外周に複数突設されてロータ12と一体に回転する打撃子13と、ケーシング11内部におけるロータ12及び打撃子13の周囲に設置されて固定状態とされる複数の反撥板14とを備えて、投入された破砕対象物90を打撃子13に衝突させたり、打撃子13に当たって撥ね飛ばされた破砕対象物90をさらに反撥板14に衝突させて破砕するものである。破砕装置各部の機構については、インパクトクラッシャとして公知の破砕装置と同様のものであり、詳細な説明を省略する。
前記第一のコンベヤ20は、破砕対象物90の破砕を行う破砕装置10に向けて破砕対象物90を移送するものである。コンベヤ自体の構造は公知のベルトコンベヤと同様のものであり、詳細な説明を省略する。ただし、この第一のコンベヤはベルトコンベヤに限られるものではなく、破砕対象物の移送機能を有するものであれば、スクリューコンベヤや振動コンベヤ(振動フィーダ)など、他の移送手段でもかまわない。
前記第二のコンベヤ30は、第一のコンベヤ20と破砕装置10との間に、第一のコンベヤ20端部から破砕対象物90を載り移らせて少なくとも破砕装置側に移送可能として配設され、破砕装置寄りの一端部から破砕対象物90を破砕装置10の投入口15側へ送り出す構成である。そして、第二のコンベヤ30は、破砕対象物90の移送方向を破砕装置投入口15に近付く向きとする順方向移送状態と、移送方向を破砕装置投入口15から離れる向きとする逆方向移送状態にそれぞれ切替可能とされる。
この第二のコンベヤ30についても、コンベヤ自体の構造は公知の正逆転切替可能なベルトコンベヤと同様のものであり、詳細な説明を省略する。ただし、この第二のコンベヤも、ベルトコンベヤに限られるものではなく、破砕対象物の正逆二方向への移送機能を有するものであれば、振動コンベヤ(振動フィーダ)や重力式コンベヤ、シューターなど、他の移送手段でもかまわない。
この第二のコンベヤ30は、破砕装置10寄りの一端部を横方向に所定範囲移動可能とするように支持されており、制御部40の制御に基づくアクチュエータ31の作動によって、破砕装置10に対し一端部を横移動させて位置調整される構成である。第二のコンベヤ30の一端部を横方向に位置調整することで、この第二のコンベヤ30の一端部から送り出される破砕対象物90の破砕装置投入口15における到達位置を横方向に変えることができる(図4参照)。
なお、第二のコンベヤ30については、破砕装置10寄りの一端部を横方向に移動可能となるよう支持する構成としているが、これに限らず、一端部に代えて破砕装置10から離れた他端部を横方向に移動可能とするよう支持し、所定のアクチュエータでこの他端部を横に動かすことで破砕対象物の移送方向を変え、破砕装置に投入される破砕対象物の破砕装置投入口15における到達位置を横にずらす構成とすることもできる。
第二のコンベヤ30の他端部近傍下側には、第二のコンベヤ30端部から出た異物91を受けて排出する排出路32が設けられる。
前記制御部40は、第二のコンベヤ30の作動状態について、第二のコンベヤ30の移送方向を破砕装置10の投入口15に近付く向きとする順方向移送状態と、移送方向を破砕装置投入口15から離れる向きとする逆方向移送状態のいずれかに切替える制御を行う構成である。
詳細には、制御部40は、異物検出部50で異物91が検出されると、第一のコンベヤ20で移送される異物91が第一のコンベヤ20端部から第二のコンベヤ30に載り移る時に、第二のコンベヤ30を順方向移送状態から逆方向移送状態に切替える仕組みである。そして、逆方向移送状態とされた第二のコンベヤ30が、異物91をコンベヤ他端部から排出路32に送り出すと、制御部40は第二のコンベヤ30を逆方向移送状態から順方向移送状態に再び切替える。
この他、制御部40は、第二のコンベヤ30の移送速度を調整制御可能とされる。詳細には、制御部40は、異物検出部50からの前記所定の制御用情報を受け取ると、第二のコンベヤ30の移送速度を当初より大きくする制御を行う。その後の第二のコンベヤ30を順方向移送状態から逆方向移送状態に切替える際も、前に当初値より大きくした際の速度の大きさ(絶対値)をそのまま目標値として、移送方向を切り替えると共に速度の調整制御を行う。そして、制御部40は、第二のコンベヤ30が異物をコンベヤ他端部から排出路32に送り出した時に、第二のコンベヤ30を逆方向移送状態から順方向移送状態に切替える制御を実行するが、この場合も直前の移送速度の大きさを切替後の目標値として移送方向を切り替えると共に速度調整を行う。制御部40は、この移送方向の切替えから所定時間経過後に、第二のコンベヤ30を当初の移送速度に戻す速度調整を実行することで、第二のコンベヤ30を異物の検出がない通常の移送状態に復帰させる。
また、制御部40は、破砕装置10の作動中又は作動の合間の所定タイミングで、破砕装置に対し第二のコンベヤ30の一端部を横に移動させて、第二のコンベヤ30の一端部から送り出される破砕対象物90の破砕装置投入口15における到達位置をそれ以前の位置から変化させるよう制御を行う。詳細には、破砕装置10が作動してあらかじめ設定された所定時間が経過するごとに、この経過時点を前記所定タイミングとして、第二のコンベヤ30の一端部の横方向位置を順次入れ替えるように変化させる。
制御部40で、第二のコンベヤ30の一端部の横方向位置を変化させるタイミングを規定する前記所定時間は、破砕装置10の打撃子や反撥板等の消耗部品である程度の摩耗が見込める時間経過に対応するようにあらかじめ設定される。この他、破砕装置の各消耗部品の摩耗度合いを直接センサ等で検出して、所定の摩耗量に達したら、そのタイミングで第二のコンベヤ30の一端部の横方向位置を変化させるようにしてもかまわない。
前記異物検出部50は、制御部40に接続されて第一のコンベヤ20上に配設され、第一のコンベヤ20で移送される破砕対象物90に混じった金属製の異物91を検出可能とされ、少なくとも異物検出時には、この異物検出結果を含む所定の制御用情報を制御部40に送出する構成である。異物を検出する仕組みは、電磁誘導等を用いる公知の金属検出機と同様のものであり、詳細な説明を省略する。
なお、異物検出部は一つに限られるものではなく、複数配設することもでき、配設箇所も第一のコンベヤ上に限られず、他の位置に設けるようにしてもよい。特に、異物検出部を複数設ける場合、金属検出機以外のセンサ等を検出部として用いて、破砕装置に影響を与えうる金属以外の異物を検出可能とすることもできる。また、異物の検出対象箇所についても、第一コンベヤだけでなく、第一コンベヤからの載り移り箇所をはじめとする、第二コンベヤやその近傍とすることもできる。例えば、第一のコンベヤからの載り移り直後の第二のコンベヤ上を検出対象として、少し離れた位置からビデオカメラ等の撮像手段で破砕対象物他の画像を取得し、画像解析等の検出手法により異物を検出するようにしてもよく、コンベヤを載り移る際に破砕対象物との位置関係が変化して表面にあらわれることも多い異物をより適切に検出できる。こうした異物検出部による異物検出の際、検出精度を向上させるため、検出対象の異物の動きが小さくなるよう、コンベヤの移送速度を低減したり、コンベヤを一時停止させることもできる。
この異物検出部50は、第一のコンベヤ20で破砕対象物90の移送を行う間、異物91を検出していない場合も、異物検出結果を含まない別の制御用情報を制御部40に送出する構成である。
この異物検出部50からの制御用情報に基づいて、制御部40が第一のコンベヤ20の移送実行状態を取得する。第一のコンベヤ20の作動は破砕装置10の作動と対応しており、第一のコンベヤ20での移送が行われる間は破砕装置10も作動状態と見なせることから、制御部40は第一のコンベヤ20の移送実行状態から間接的に破砕装置10の作動の有無を判断でき、破砕装置10の作動状態に応じて適切に、第二のコンベヤ30の一端部の位置調整制御を行える仕組みである。
前記案内部60は、略筒状として破砕装置10の投入口15を取り囲むように配設され、上部に設けられた開口部分近傍に前記第二のコンベヤ30の一端部を位置させ、この一端部を出た破砕対象物90を破砕装置10の投入口15に案内する構成である。
この案内部60と共に、案内部60内における第二のコンベヤ30の一端部と破砕装置10の投入口15の間に上部を支持された吊り下げ状態とされる吊下体としてのチェーン70が複数配設される。さらに、案内部60には、各チェーン70一端部と連結させた状態とされる複数のアクチュエータ80が配設される。
なお、案内部60下部には、排出路61と、破砕対象物90の進路を切替える切替ダンパー(図示を省略)とが設けられ、異物91が誤って案内部60に進入した場合、切替ダンパーを切り替えて異物91を投入口15ではなく排出路61に進行させる仕組みである。
前記チェーン70は、金属製の環体を多数連結させて破砕対象物90と衝突しても破損しない強度とされる所定長さの鎖であり、案内部60内における第二のコンベヤ30の一端部と破砕装置10の投入口15の間に上部を支持された吊り下げ状態で複数配設される構成である。チェーン70は、その中間部分所定位置を案内部60に架設された支持部62に掛けると共に、チェーン一端部を支持部62側方のアクチュエータ80に連結されることで、吊り下げ長さを調整可能な状態として支持部62から下方に吊り下げられた配置構成をなしている。
また、チェーン70は、第二のコンベヤ30の一端部と破砕装置10の投入口15の間に複数並べてカーテン状に配設されることで、第二のコンベヤ30の一端部を出た破砕対象物90と必要に応じて接触可能とされると共に、破砕装置10のケーシング内部で撥ね飛ばされた破砕対象物90が投入口15から外に飛び出すのを防止する仕組みである。
前記アクチュエータ80は、案内部60に前記各チェーン70一端部とそれぞれ連結させた状態として複数配設され、制御部40の制御に基づいて、チェーン一端部を変位させてチェーン70の吊り下げ長さを調整可能とするものである。このアクチュエータ80の構造自体は、外部から導入される液体圧力でプランジャを進退させる公知の流体圧シリンダであり、詳細な説明を省略する。この流体圧シリンダをなすアクチュエータ80のプランジャに、チェーン70の一端部が連結されることで、チェーン70一端部位置を移動させてチェーン70の吊り下げ長さを調整できる仕組みである。
次に、前記構成に基づく破砕装置用移送システムの使用状態について説明する。前提として、破砕装置10の破砕に係る作動に対応して、第一のコンベヤ20の破砕装置10から離れた側の端部に、図示しない供給手段により破砕対象物90が供給されており、破砕装置10で継続して破砕対象物90の破砕が行える状況にあるものとする。
破砕装置10の破砕に係る作動に対応して、第一のコンベヤ20も作動し、破砕装置10に向けて破砕対象物90を移送する。第一のコンベヤ20上に設けられた異物検出部50が、移送される破砕対象物中から異物を検出できない場合には、第一のコンベヤ20と破砕装置10との間にある第二のコンベヤ30に、第一のコンベヤ20端部から破砕対象物90が落下して載り移り、移送方向を破砕装置投入口15に近付く向きとする順方向移送状態にある第二のコンベヤ30により、破砕対象物90は破砕装置側に移送される。そして、第二のコンベヤ30における破砕装置寄りの一端部から、破砕対象物は落下し、案内部60内のチェーン70のある領域を経て破砕装置10の投入口15へ向かう。
破砕装置10では、公知のインパクトクラッシャ同様に、投入口15からケーシング11内部に投入された破砕対象物90を、ロータ12と一体に回転する打撃子13に衝突させたり、打撃子13に当たって撥ね飛ばされた破砕対象物90をさらに反撥板14に衝突させるようにして、こうした一又は複数回の衝突で破砕対象物90を破砕し、所望の大きさの破砕片とする。
破砕後、破砕された破砕片はケーシング11下部に落下し、ケーシング11の排出口から外部に排出される。
以上のように、破砕対象物90の移送から破砕装置10による破砕対象物90の破砕までの各工程が連続して実行され、通常は破砕装置10が作動して破砕対象物90の破砕を行うのに合わせて、各コンベヤ20、30による破砕対象物90の移送がなされる仕組みである。
第一のコンベヤ20及び第二のコンベヤ30による破砕対象物90の移送が行われる場合、異物検出部50からは、第一のコンベヤ20で破砕対象物90の移送が実行される間、異物検出結果を含まない制御用情報が制御部40に送出される。制御部40はこの異物検出結果を含まない制御用情報に基づいて、第一のコンベヤ20が移送実行状態にあることを取得、認識できる。また、第一のコンベヤ20の移送に係る作動は破砕装置10の作動と対応するものであることから、制御部40は同時に破砕装置10についても第一コンベヤ同様に作動状態にあることを認識できる。
そして、制御部40は、破砕装置作動中の所定タイミング、具体的には、破砕装置の作動と同義と見なす第一のコンベヤ20での移送実行状態が続く中、この移送実行状態であらかじめ設定された所定時間が経過するごとに、その経過時点で第二のコンベヤ30におけるアクチュエータ31を作動させ、破砕装置10に対し第二のコンベヤ30の一端部を横に移動させて、第二のコンベヤ30の一端部から送り出される破砕対象物の破砕装置投入口15における到達位置をそれまでとは異なる位置に変化させる。
この後も、制御部40は、破砕装置10における破砕と第一のコンベヤ20での移送が行われる間、あらかじめ設定された前記所定時間が経過するごとに、第二のコンベヤ30の一端部の位置を変化させていき、破砕対象物90の破砕装置投入口15における到達位置を所定時間ごとに移動させる。その結果、破砕装置10の破砕に係る作動が続く間、破砕対象物90と破砕装置内の打撃子や反撥板との衝突位置を所定時間ごとにずらすことができ、衝突位置を集中させず均等化して、打撃子や反撥板の摩耗も偏りなく均等に進行させられ、消耗部品である打撃子や反撥板の摩耗限界に達するまでの時間をできるだけ長くして、これらの消耗部品をより効率よく使用可能となる。
一方、破砕装置10や各コンベヤ20、30が作動している中、第一のコンベヤ20で移送される破砕対象物90中に異物91が混入している場合、異物検出部50が破砕対象物90に混じった異物91を検出し、この異物検出結果を含む制御用情報を制御部40に送出する。
制御部40は、異物検出部50からの異物検出結果を含む制御用情報を受け取ると、第二のコンベヤ30の移送速度を調整制御し、移送速度を当初より大きくする。加えて、制御部40は、第一のコンベヤ20で移送される異物91が第一のコンベヤ20端部から第二のコンベヤ30に載り移る時、より詳細には、第一のコンベヤ20における異物検出位置と第一コンベヤ20の既知の移送速度に基づいて制御部40で算出された、異物検出時点から異物が第一のコンベヤ端部を出るまでの予測経過時間が過ぎた時に、第二のコンベヤ30を順方向移送状態から、第二のコンベヤ30の移送方向を破砕装置投入口15から離れる向きとする逆方向移送状態に切替える。ただし、第二のコンベヤ30における移送速度の大きさは、移送方向が逆になっても移送速度の大きさの目標値は前と同じとして速度調整されることで、制御部40による前記調整後の当初より大きくされた移送速度と同じ大きさとなる。
逆方向移送状態に切替えられた第二のコンベヤ30は、コンベヤ上の破砕対象物90及び異物91を破砕装置投入口15から離れる向きに移送する。この逆方向移送状態における移送速度は、制御部40による前記調整後の当初より大きくされた移送速度と大きさが同じであることから、第一のコンベヤ20から第二のコンベヤ30に載り移った破砕対象物の、第二のコンベヤ30上における載置密度を通常より小さくすることができる。
そして、第二のコンベヤ30は、移送を進めて、コンベヤ上で最も破砕装置投入口15から離れた位置にある異物をコンベヤ他端部から排出路32に向け落下させて送り出す。そして、これと同時に、制御部40は、第二のコンベヤを逆方向移送状態から順方向移送状態に切替える。ただし、この時も、第二のコンベヤ30における移送速度の大きさは、移送方向変化に関わりなく、制御部40による前記調整後の当初より大きくされた移送速度の大きさと同じである。この後、制御部40は、逆方向移送状態から順方向移送状態への切替えから所定時間経過し、第二のコンベヤ30上における前記異物のあった箇所が、第二のコンベヤ30における第一のコンベヤ20からの破砕対象物等が載り移る位置に達する時に、移送速度を調整制御し、当初の移送速度に戻すこととなる。
異物を異物検出部50で検出してからしばらくの間、第二のコンベヤ30の移送速度の大きさを当初より大きくすることで、異物が検出されてから第一のコンベヤ20から第二のコンベヤ30に異物が載り移るまでに、第一のコンベヤ20から第二のコンベヤ30に載り移った破砕対象物の、第二のコンベヤ30上における載置密度を小さくすると共に、破砕対象物の第二のコンベヤ30上から破砕装置の投入口15に進む割合を多くして、異物が第一のコンベヤ20から第二のコンベヤ30に載り移って第二のコンベヤ30が逆方向移送状態に切り替わった時点で、第二のコンベヤ30上の破砕対象物の量を少なくすることができ、第二のコンベヤ30をよりスムーズに動かして異物を無理なく移送して排出できる。
また、仮に誤って異物と共に破砕対象物が第二のコンベヤ30から落下して排出される場合でも、この排出される破砕対象物の量をできるだけ少なくして、損失を抑えて破砕をより効率よく進められる。さらに、異物が排出されて第二のコンベヤ30が順方向移送状態に切り替わった後、第一のコンベヤ20から第二のコンベヤ30に破砕対象物90が載り移っても、移送速度の大きさを大きくして第二のコンベヤ30上の破砕対象物90を少なくしていた分、第二のコンベヤ30上の破砕対象物90が過剰にならず、第一のコンベヤ20を一時停止させなくても第二のコンベヤ30による破砕対象物90の移送を無理なく継続できる。
順方向移送状態に切り替えられ、移送速度も当初の状態に戻った第二のコンベヤ30により、異物を除去された破砕対象物90は前記同様に破砕装置側に移送され、コンベヤ一端部から落下し、案内部60内のチェーン70のある領域を経て破砕装置の投入口15へ向かうこととなる。
このように、本実施形態に係る破砕装置用移送システムにおいては、第一のコンベヤ20で移送される破砕対象物90に混入した金属製の異物91を異物検出部50で検出すると、異物91が第一のコンベヤ20から第二のコンベヤ30に載り移った時点で、制御部40が第二のコンベヤ30を順方向移送状態から逆方向移送状態に切替え、第二のコンベヤ30上の異物91を破砕装置10の投入口15とは遠ざけて排出可能とすることから、異物91を第二のコンベヤ30から破砕装置10の投入口15に投入せずに済み、破砕装置10内部の各機構と硬質な異物91との接触、衝突に基づく機構の異常な摩耗や破損を防止でき、破砕装置10における摩耗する消耗部品の耐久性を高められ、消耗部品の交換頻度を減らして経済性を向上させられる。
なお、前記実施形態に係る破砕装置用移送システムにおいては、制御部40で破砕装置10が破砕に係る作動状態にあるか否かを判断するのに、異物検出部50で取得した情報に基づいて第一のコンベヤ20の移送実行状態を判別し、間接的に破砕装置10の作動状態を判断するようにして、制御系統を破砕装置10とは独立させて簡略化する構成としているが、これに限らず、制御部で破砕装置の破砕に係る作動状態を直接監視して、その作動に応じてタイミング設定を行う制御構成とすることもできる。
また、前記実施形態に係る破砕装置用移送システムにおいては、異物検出部50で異物91を検出すると、制御部40で第二のコンベヤ30の移送状態を調整制御して異物91を排出し、破砕装置10に向かわせない構成としているが、この他、異物検出部で検出された異物が破砕装置に影響を与えないものである場合、必ずしも排出せず、そのまま第二のコンベヤの順方向移送状態を維持して破砕装置に投入する構成とすることもできる。例えば、異物検出部としてビデオカメラ等の撮像手段で破砕対象物他の画像を取得し、画像解析等の検出手法により異物を検出する場合、異物検出と共に異物の破砕装置への影響の有無も判別しやすいことから、異物の破砕装置への影響なしと判断できる場合に、異物排出に係る制御を省略するようにすれば、破砕対象物の破砕装置への送出状態に変化が生じにくくなり、より効率よく破砕を進められる。
また、前記実施形態に係る破砕装置用移送システムにおいては、第二のコンベヤ30における移送状態を切り替える機構で異物91の排出を図ると共に、第二のコンベヤ30の一端部を横に移動させる機構で破砕対象物90の破砕装置投入口15における到達位置を移動させ、破砕対象物90と破砕装置10内各機構との衝突位置を集中させず摩耗の均等化を図る構成としているが、この他、前記前者の異物の排出を図るための機構のみとして、後者の摩耗の均等化を図るための機構を省略した移送システムとしたり、前記前者の異物の排出を図るための機構を省略して、後者の摩耗の均等化を図るための機構のみ採用した移送システムとする構成としてもかまわない。
(本発明の第2の実施形態)
前記第1の実施形態に係る破砕装置用移送システムにおいては、破砕装置10と第一のコンベヤ20が作動する間、所定時間が経過するごとに、制御部40による制御で第二のコンベヤ30の一端部の位置を変えて、破砕装置10における破砕対象物の到達位置をずらし、破砕装置内の打撃子や反撥板等における摩耗の均等化を図る構成としているが、この他、第2の実施形態として、第二のコンベヤ30の一端部を横方向に移動させる構成に代えて、又は、第二のコンベヤ30の一端部を横方向に移動させる構成に追加して、図11及び図12に示すように、制御部40による制御で第二のコンベヤ30の移送速度を変えて、第二のコンベヤ30から出る破砕対象物90の破砕装置投入口15における到達位置を第二のコンベヤ30の移送方向について変化させ、前記実施形態同様に破砕装置内各部の摩耗を均等にする構成とすることもできる。
この場合、制御部40は、破砕装置10の作動中の所定タイミングで、第二のコンベヤ30の順方向移送状態における移送速度を増減変化させて、第二のコンベヤ30の一端部から送り出される破砕対象物90の破砕装置投入口15における到達位置をそれ以前の位置から変化させるよう制御を行う。詳細には、破砕装置10が作動してあらかじめ設定された所定時間が経過するごとに、この経過時点を前記所定タイミングとして、第二のコンベヤ30の移送速度を順次切り替えるように変化させる。
制御部40で、第二のコンベヤ30の移送速度を変化させるタイミングを規定する前記所定時間は、破砕装置10の打撃子や反撥板等の消耗部品である程度の摩耗が見込める時間経過に対応するようにあらかじめ設定される。この他、破砕装置の各消耗部品の摩耗度合いを直接センサ等で検出して、所定の摩耗量に達したら、そのタイミングで第二のコンベヤ30の移送速度を変化させるようにしてもかまわない。
制御部40が、破砕装置10における破砕と第一のコンベヤ20での移送が行われる間、あらかじめ設定された前記所定時間が経過するごとに、第二のコンベヤ30の移送速度を変化させていき、破砕対象物90の破砕装置投入口15における到達位置を所定時間ごとに移動させることで、破砕装置10の破砕に係る作動が続く間、破砕対象物90と破砕装置内の打撃子や反撥板との衝突位置を所定時間ごとにずらすことができる。これにより、破砕装置各部における衝突位置の集中がなく、打撃子や反撥板の摩耗も偏りなく均等に進行させられ、消耗部品である打撃子や反撥板の摩耗限界に達するまでの時間をできるだけ長くして、これらの消耗部品をより効率よく使用可能となる。
(本発明の第3の実施形態)
前記第1及び第2の各実施形態に係る破砕装置用移送システムにおいては、制御部40による制御で、第二のコンベヤ30の一端部の位置や移送速度を変えて、破砕装置10における破砕対象物の到達位置を変化させ、破砕装置内の打撃子や反撥板等における摩耗の均等化を図る構成としているが、これに限らず、第3の実施形態として、図13ないし図16に示すように、制御部40の制御に基づいて、破砕装置10上側の案内部60内に設けられる吊下体としての複数のチェーン71、72、73、74の吊り下げ長さを、横方向で長さの差異を与えつつ増減調整して、破砕対象物とチェーン71、72、73、74との接触状態を変え、チェーン71、72、73、74の位置を通過する破砕対象物90の破砕装置投入口15における到達位置を変化させる構成とすることもできる。
この場合、案内部60内で一端部をアクチュエータ80に連結されて吊り下げ状態で配設される複数のチェーン71、72、73、74は、横方向に複数の組に分けられており、この複数の組ごとにそれぞれアクチュエータ80で吊り下げ長さを調整可能とされる。そして横方向の一側にある複数のチェーン71、72の組と、横方向の他側にある別の複数のチェーン73、74の組とで、アクチュエータ80の作動状態を異ならせるようにして、チェーン71、72、73、74の吊り下げ長さが組ごとに相違する状態とされる。そして、これらチェーン71、72、73、74に対し、制御部40が、破砕装置10の作動中又は作動の合間の所定タイミングで、アクチュエータ80を作動させて前記一側のチェーン71、72と他側のチェーン73、74との吊り下げ長さの関係を入れ替えるように変化させることとなる。これにより、チェーン71、72、73、74と破砕対象物90との接触状態が前記一側のチェーン71、72と他側のチェーン73、74とで変わり、第二のコンベヤ30の一端部から送り出される破砕対象物の破砕装置投入口15における到達位置をそれ以前の位置から変化させられる仕組みである。
具体的には、破砕装置10が作動してあらかじめ設定された所定時間が経過するごとに、この経過時点を前記所定タイミングとして、制御部40は各アクチュエータ80を作動させて、前記一側のチェーン71、72の組と他側のチェーン73、74の組との吊り下げ長さの関係をそれ以前の状態から入れ替えるように吊り下げ長さを変化させる。例えば、一側のチェーン71、72に対し他側のチェーン73、74が吊り下げ長さをより長くされる状態(図13、図14参照)と、一側のチェーン70が他側のチェーン73、74に対し吊り下げ長さをより長くされる状態(図15、図16参照)とが、所定時間が経過するごとに入れ替わるよう、各アクチュエータ80の作動が制御される。
制御部40で、各アクチュエータ80を作動させてチェーン71、72、73、74の吊り下げ長さを変化させるタイミングを規定する前記所定時間は、破砕装置10の打撃子や反撥板等の消耗部品である程度の摩耗が見込める時間経過に対応するようにあらかじめ設定される。この他、破砕装置の各消耗部品の摩耗度合いを直接センサ等で検出して、所定の摩耗量に達したら、そのタイミングでアクチュエータ80を作動させ、チェーン71、72、73、74の吊り下げ長さを変化させるようにしてもかまわない。
制御部40が、破砕装置10における破砕と第一のコンベヤ20での移送が行われる間、あらかじめ設定された前記所定時間が経過するごとに、横方向の一側と他側におけるチェーン71、72、73、74の吊り下げ長さの関係を入れ替えるように吊り下げ長さを調整して、第二のコンベヤ30を出た破砕対象物90とチェーン70との接触状態を変化させることで、破砕対象物90の破砕装置投入口15における到達位置を所定時間ごとにそれまでとは異なる位置に調整できる。こうして破砕装置10における破砕対象物の進行状態を変えて、破砕装置10の破砕に係る作動が続く間、破砕対象物90と破砕装置内の打撃子や反撥板との衝突位置を所定時間ごとにずらすことができる。これにより、破砕装置各部における衝突位置の集中がなくなり、打撃子や反撥板の摩耗を偏りなく均等に進行させられ、消耗部品である打撃子や反撥板の摩耗限界に達するまでの時間をできるだけ長くして、これらの消耗部品をより効率よく使用でき、交換頻度を減らせる。
なお、前記各実施形態において、案内部60で吊り下げ状態として配設される吊下体は、チェーンとされているが、これに限られるものではなく、吊り下げ状態で案内部60に配設可能で、且つ吊り下げ長さを調整できるものであれば、チェーン以外の、複数部品を多数線状に連結して変形性を付与したものでもよく、また、変形のない連続した棒状のものとしてもかまわない。
(本発明の第4の実施形態)
前記第1の実施形態に係る破砕装置用移送システムにおいては、異物検出部50で異物91を検出すると、制御部40で第二のコンベヤ30の移送状態を調整制御して異物91を排出し、破砕装置10に向かわせない構成としているが、この他、第4の実施形態として、図17及び図18に示すように、案内部60における破砕装置10の投入口15側方で且つ第二のコンベヤ30の一端部の下方となる所定箇所で案内部60内に連通する、異物排出用の排出路61を設けると共に、案内部60内における第二のコンベヤ30の一端部と投入口15との間の第一の所定位置から、第二のコンベヤ30の一端部と排出路61との間の第二の所定位置までの角度範囲で少なくとも傾動可能な略板状の切替ダンパー63を設け、さらに制御部40が、切替ダンパー63を傾動させて、切替ダンパー63が前記第二の所定位置にあって破砕対象物90が投入口15のみに進行可能な通常投入状態(図17参照)と、切替ダンパー63が前記第一の所定位置にあって異物91が排出路61のみに進行可能な異物排出状態(図18参照)とを切替える制御を行うようにして、破砕装置10や各コンベヤ20、30が作動している中、異物検出部50が異物を検出して、制御部40が異物検出部50からの異物検出結果を含む制御用情報を受け取ると、前記第1の実施形態における第二のコンベヤ30の異物排出に係る制御に代えて、移送される異物91が第二のコンベヤ30の一端部を出る時に、制御部40が切替ダンパー63を傾動させて通常投入状態から異物排出状態に切替え、異物91を排出路61に進ませて排出する構成とすることもできる。
この場合、破砕装置10に影響を与えるような異物が検出されず、第二のコンベヤ30の一端部から破砕対象物90が出てくる通常時には、切替ダンパー63は通常投入状態にあり、異物が検出されてその異物が案内部60に達した時のみ、切替ダンパー63が異物排出状態に切替えられる。そして、異物91が案内部60を出て排出路61に入り、投入口15側に向かうおそれがなくなった時に、制御部40は切替ダンパー63を傾動させて、異物排出状態から通常投入状態に切替えることとなる。
こうして、移送される破砕対象物90に混入した異物91を異物検出部50で検出すると、異物91が第二のコンベヤ30の一端部を出た時点で制御部40が切替ダンパー63を通常投入状態から異物排出状態に切替え、案内部60内で落下する異物91を破砕装置10の投入口15ではなく排出路61に向かわせて排出可能とすることで、異物91を破砕装置10の投入口15に投入せずに済み、前記第1の実施形態同様、破砕装置10内部の打撃子や反撥板等の各機構と硬質な異物91との接触、衝突に基づく機構の異常な摩耗や破損を防止でき、破砕装置10における摩耗する消耗部品の耐久性を高められ、消耗部品の交換頻度を減らして経済性を向上させられる。
なお、このように破砕装置10上方の案内部60に達した異物91を排出するための機構を採用する一方、前記各実施形態に示すような破砕対象物の破砕装置投入口における到達位置を変化させて破砕装置内各部における摩耗の均等化を図るための機構については省略するシステム構成とする場合には、破砕対象物を破砕装置に向けて移送するコンベヤを一つのみ用いるようにすることもでき、コンベヤ使用数を必要最小限とすることでシステムを簡略化でき、コストを抑えられると共に信頼性も高められる。
また、前記各実施形態に係る破砕装置用移送システムにおいて、破砕対象物の移送に第一のコンベヤと第二コンベヤの二つを配設する構成としているが、これに限られるものではなく、移送開始位置から破砕装置までの距離に応じて、コンベヤを三つ以上の複数台並べて順次破砕対象物を破砕装置に向けて移送する構成とすることもできる。この場合、コンベヤのうち最も破砕装置寄りのコンベヤを、前記第二のコンベヤと同様の構成とした上で制御部での前記同様の制御に基づき作動させることで、前記実施形態同様に異物の排出や破砕装置内各部の摩耗の均等化を実現可能とすることができる。
この他、前記第1ないし第4の各実施形態に係る破砕装置用移送システムに関連して、本発明の開示する破砕装置用移送システムのさらなる態様について、以下に示す。
(態様1)
破砕対象物の破砕を行う破砕装置に向けて破砕対象物を移送する第一のコンベヤと、
当該第一のコンベヤと破砕装置との間に、第一のコンベヤ端部から破砕対象物を載り移らせて破砕装置側に移送可能として配設され、少なくとも破砕装置寄りの一端部を横方向に所定範囲移動可能とされて、前記一端部から破砕対象物を破砕装置の投入口側へ送り出す第二のコンベヤと、
当該第二のコンベヤの前記一端部を横方向に移動させて、破砕装置に対する前記一端部の位置を調整する制御を行う制御部とを備え、
前記制御部が、前記破砕装置の作動中又は作動の合間の所定タイミングで、破砕装置に対し前記第二のコンベヤの一端部を横に移動させて、第二のコンベヤの一端部から送り出される破砕対象物の破砕装置投入口における到達位置を変えることを
特徴とする破砕装置用移送システム。
(態様2)
破砕対象物の破砕を行う破砕装置に向けて破砕対象物を移送する第一のコンベヤと、
当該第一のコンベヤと破砕装置との間に、第一のコンベヤ端部から破砕対象物を載り移らせて破砕装置側に移送可能として配設され、少なくとも破砕装置投入口に近付く向きの移送に係る移送速度を調整可能とされて、破砕装置寄りの一端部から破砕対象物を破砕装置の投入口側へ送り出す第二のコンベヤと、
当該第二のコンベヤの移送速度を増減調整する制御を行う制御部とを備え、
前記制御部が、前記破砕装置の作動中又は作動の合間の所定タイミングで、前記第二のコンベヤの移送速度を変化させ、第二のコンベヤの一端部から送り出される破砕対象物の破砕装置投入口における到達位置を変えることを
特徴とする破砕装置用移送システム。
(態様3)
破砕対象物の破砕を行う破砕装置に向けて破砕対象物を移送し、破砕装置寄りの端部から破砕対象物を破砕装置の投入口側へ送り出す一又は複数のコンベヤと、
前記破砕装置の投入口を取り囲むように配設され、上部に設けられた開口部分近傍に前記コンベヤの最も破砕装置寄りの一端部を位置させ、当該一端部を出た破砕対象物を破砕装置の投入口に案内する案内部と、
当該案内部内におけるコンベヤの前記一端部と破砕装置の投入口の間に上部を支持された吊り下げ状態で複数配設され、コンベヤの前記一端部を出た破砕対象物と接触可能とされる所定長さの吊下体と、
前記案内部に前記各吊下体一端部と連結させた状態として配設され、作動状態で吊下体一端部との連結部分を動かして吊下体一端部を変位させ、吊下体の吊り下げ長さを調整可能とする複数のアクチュエータと、
当該アクチュエータを作動させて前記吊下体一端部位置を変え、吊下体の吊り下げ長さを調整する制御を行う制御部とを備え、
前記吊下体が、横方向に複数の組に分けられ、当該複数の組ごとにそれぞれ前記アクチュエータで吊り下げ長さを調整可能とされてなり、横方向の一側にある一又は複数組の吊下体と、横方向の他側にある一又は複数組の吊下体とで、アクチュエータの作動状態を異ならせて吊下体の吊り下げ長さが相違する状態とされ、
前記制御部が、前記破砕装置の作動中又は作動の合間の所定タイミングで、前記アクチュエータを作動させて前記一側の吊下体と他側の吊下体との吊り下げ長さの関係を入れ替えるように変化させ、吊下体と破砕対象物との接触状態を前記一側の吊下体と他側の吊下体とで変えて、第二のコンベヤの一端部から送り出される破砕対象物の破砕装置投入口における到達位置を変えることを
特徴とする破砕装置用移送システム。
1 移送システム
10 破砕装置
11 ケーシング
12 ロータ
13 打撃子
14 反撥板
15 投入口
20 第一のコンベヤ
30 第二のコンベヤ
31 アクチュエータ
32 排出路
40 制御部
50 異物検出部
60 案内部
61 排出路
62 支持部
63 切替ダンパー
70 チェーン
71、72 チェーン
73、74 チェーン
80 アクチュエータ
90 破砕対象物
91 異物

Claims (7)

  1. 破砕対象物の破砕を行う破砕装置に向けて破砕対象物を移送する第一のコンベヤと、
    当該第一のコンベヤと破砕装置との間に、第一のコンベヤ端部から破砕対象物を載り移らせて少なくとも破砕装置側に移送可能として配設され、破砕装置寄りの一端部から破砕対象物を破砕装置の投入口側へ送り出す第二のコンベヤと、
    当該第二のコンベヤの作動状態について、第二のコンベヤの移送方向を破砕装置投入口に近付く向きとする順方向移送状態と、移送方向を破砕装置投入口から離れる向きとする逆方向移送状態のいずれかに切替える制御を行う制御部と、
    当該制御部に接続されて配設され、移送される破砕対象物に混じった異物を検出可能とされ、少なくとも異物検出時には、当該異物検出結果を含む所定の制御用情報を制御部に送出可能とされる異物検出部とを備え、
    前記制御部が、前記第二のコンベヤの移送速度を調整制御可能とされ、
    前記第一のコンベヤが破砕対象物を移送すると共に、前記第二のコンベヤが順方向移送状態にあって破砕対象物を破砕装置の投入口へ向け送り出す中で、前記制御部が、前記異物検出部からの前記所定の制御用情報を受け取ると、第一のコンベヤで移送される異物が第一のコンベヤ端部から第二のコンベヤに載り移る時に、第二のコンベヤを順方向移送状態から逆方向移送状態に切替え、且つ、第二のコンベヤの移送速度を当初より大きくし
    前記第二のコンベヤが、逆方向移送状態で異物をコンベヤ他端部から所定の排出路に送り出した時に、前記制御部が、第二のコンベヤを逆方向移送状態から順方向移送状態に切替えると共に、当該切替えと同時又は所定時間経過後に、当初の移送速度に戻す速度調整を行うことを
    特徴とする破砕装置用移送システム。
  2. 破砕対象物の破砕を行う破砕装置に向けて破砕対象物を移送する第一のコンベヤと、
    当該第一のコンベヤと破砕装置との間に、第一のコンベヤ端部から破砕対象物を載り移らせて少なくとも破砕装置側に移送可能として配設され、破砕装置寄りの一端部から破砕対象物を破砕装置の投入口側へ送り出す第二のコンベヤと、
    当該第二のコンベヤの作動状態について、第二のコンベヤの移送方向を破砕装置投入口に近付く向きとする順方向移送状態と、移送方向を破砕装置投入口から離れる向きとする逆方向移送状態のいずれかに切替える制御を行う制御部と、
    当該制御部に接続されて配設され、移送される破砕対象物に混じった異物を検出可能とされ、少なくとも異物検出時には、当該異物検出結果を含む所定の制御用情報を制御部に送出可能とされる異物検出部とを備え、
    前記第二のコンベヤが、前記制御部の制御に基づいて、少なくとも一端部を横方向に所定範囲移動可能とされ、
    前記制御部が、前記破砕装置の作動中又は作動の合間の所定タイミングで、破砕装置に対し前記第二のコンベヤの一端部を横に移動させて、第二のコンベヤの一端部から送り出される破砕対象物の破砕装置投入口における到達位置を変え、
    前記第一のコンベヤが破砕対象物を移送すると共に、前記第二のコンベヤが順方向移送状態にあって破砕対象物を破砕装置の投入口へ向け送り出す中で、前記制御部が、前記異物検出部からの前記所定の制御用情報を受け取ると、第一のコンベヤで移送される異物が第一のコンベヤ端部から第二のコンベヤに載り移る時に、第二のコンベヤを順方向移送状態から逆方向移送状態に切替え、
    前記第二のコンベヤが、逆方向移送状態で異物をコンベヤ他端部から所定の排出路に送り出した時に、前記制御部が、第二のコンベヤを逆方向移送状態から順方向移送状態に切替えることを
    特徴とする破砕装置用移送システム。
  3. 前記請求項に記載の破砕装置用移送システムにおいて、
    前記異物検出部が、前記第一のコンベヤで破砕対象物の移送を行う間、異物を検出していない場合も、異物検出結果を含まない制御用情報を前記制御部に送出し、
    前記制御部が、前記異物検出部からの制御用情報に基づいて、第一のコンベヤの移送実行状態を取得し、第一のコンベヤでの移送が行われる間、あらかじめ設定された所定時間が経過するごとに、当該経過時点を前記所定タイミングとして、前記第二のコンベヤの一端部の位置を順次変化させることを
    特徴とする破砕装置用移送システム。
  4. 破砕対象物の破砕を行う破砕装置に向けて破砕対象物を移送する第一のコンベヤと、
    当該第一のコンベヤと破砕装置との間に、第一のコンベヤ端部から破砕対象物を載り移らせて少なくとも破砕装置側に移送可能として配設され、破砕装置寄りの一端部から破砕対象物を破砕装置の投入口側へ送り出す第二のコンベヤと、
    当該第二のコンベヤの作動状態について、第二のコンベヤの移送方向を破砕装置投入口に近付く向きとする順方向移送状態と、移送方向を破砕装置投入口から離れる向きとする逆方向移送状態のいずれかに切替える制御を行う制御部と、
    当該制御部に接続されて配設され、移送される破砕対象物に混じった異物を検出可能とされ、少なくとも異物検出時には、当該異物検出結果を含む所定の制御用情報を制御部に送出可能とされる異物検出部とを備え、
    前記第二のコンベヤが、前記制御部の制御に基づいて、少なくとも前記順方向移送状態における移送速度を増減調整可能とされ、
    前記制御部が、前記破砕装置の作動中又は作動の合間の所定タイミングで、前記第二のコンベヤの順方向移送状態における移送速度を変化させ、第二のコンベヤの一端部から送り出される破砕対象物の破砕装置投入口における到達位置を変え、
    前記第一のコンベヤが破砕対象物を移送すると共に、前記第二のコンベヤが順方向移送状態にあって破砕対象物を破砕装置の投入口へ向け送り出す中で、前記制御部が、前記異物検出部からの前記所定の制御用情報を受け取ると、第一のコンベヤで移送される異物が第一のコンベヤ端部から第二のコンベヤに載り移る時に、第二のコンベヤを順方向移送状態から逆方向移送状態に切替え、
    前記第二のコンベヤが、逆方向移送状態で異物をコンベヤ他端部から所定の排出路に送り出した時に、前記制御部が、第二のコンベヤを逆方向移送状態から順方向移送状態に切替えることを
    特徴とする破砕装置用移送システム。
  5. 前記請求項に記載の破砕装置用移送システムにおいて、
    前記異物検出部が、前記第一のコンベヤで破砕対象物の移送を行う間、異物を検出していない場合も、異物検出結果を含まない制御用情報を前記制御部に送出し、
    前記制御部が、前記異物検出部からの制御用情報に基づいて、第一のコンベヤの移送実行状態を取得し、第一のコンベヤでの移送が行われる間、あらかじめ設定された所定時間が経過するごとに、当該経過時点を前記所定タイミングとして、前記第二のコンベヤの順方向移送状態における移送速度を順次変化させることを
    特徴とする破砕装置用移送システム。
  6. 破砕対象物の破砕を行う破砕装置に向けて破砕対象物を移送する第一のコンベヤと、
    当該第一のコンベヤと破砕装置との間に、第一のコンベヤ端部から破砕対象物を載り移らせて少なくとも破砕装置側に移送可能として配設され、破砕装置寄りの一端部から破砕対象物を破砕装置の投入口側へ送り出す第二のコンベヤと、
    当該第二のコンベヤの作動状態について、第二のコンベヤの移送方向を破砕装置投入口に近付く向きとする順方向移送状態と、移送方向を破砕装置投入口から離れる向きとする逆方向移送状態のいずれかに切替える制御を行う制御部と、
    当該制御部に接続されて配設され、移送される破砕対象物に混じった異物を検出可能とされ、少なくとも異物検出時には、当該異物検出結果を含む所定の制御用情報を制御部に送出可能とされる異物検出部と、
    前記破砕装置の投入口を取り囲むように配設され、上部に設けられた開口部分近傍に前記第二のコンベヤの一端部を位置させ、当該一端部を出た破砕対象物を破砕装置の投入口に案内する案内部と、
    当該案内部内における第二のコンベヤの一端部と破砕装置の投入口の間に上部を支持された吊り下げ状態で複数配設され、前記第二のコンベヤの一端部を出た破砕対象物と接触可能とされる所定長さの吊下体と、
    前記案内部に前記各吊下体一端部と連結させた状態として配設され、前記制御部の制御に基づいて、吊下体一端部を変位させて吊下体の吊り下げ長さを調整可能とする複数のアクチュエータとを備え、
    前記吊下体が、横方向に複数の組に分けられ、当該複数の組ごとにそれぞれ前記アクチュエータで吊り下げ長さを調整可能とされてなり、横方向の一側にある一又は複数組の吊下体と、横方向の他側にある一又は複数組の吊下体とで、アクチュエータの作動状態を異ならせて吊下体の吊り下げ長さが相違する状態とされ、
    前記制御部が、前記破砕装置の作動中又は作動の合間の所定タイミングで、前記アクチュエータを作動させて前記一側の吊下体と他側の吊下体との吊り下げ長さの関係を入れ替えるように変化させ、吊下体と破砕対象物との接触状態を前記一側の吊下体と他側の吊下体とで変えて、第二のコンベヤの一端部から送り出される破砕対象物の破砕装置投入口における到達位置を変え、
    前記第一のコンベヤが破砕対象物を移送すると共に、前記第二のコンベヤが順方向移送状態にあって破砕対象物を破砕装置の投入口へ向け送り出す中で、前記制御部が、前記異物検出部からの前記所定の制御用情報を受け取ると、第一のコンベヤで移送される異物が第一のコンベヤ端部から第二のコンベヤに載り移る時に、第二のコンベヤを順方向移送状態から逆方向移送状態に切替え、
    前記第二のコンベヤが、逆方向移送状態で異物をコンベヤ他端部から所定の排出路に送り出した時に、前記制御部が、第二のコンベヤを逆方向移送状態から順方向移送状態に切替えることを
    特徴とする破砕装置用移送システム。
  7. 破砕対象物の破砕を行う破砕装置に向けて破砕対象物を移送し、破砕装置寄りの端部から破砕対象物を破砕装置の投入口側へ送り出す一又は複数のコンベヤと、
    前記破砕装置の投入口を取り囲むように配設され、上部に設けられた開口部分近傍に前記コンベヤの最も破砕装置寄りの一端部を位置させ、当該一端部を出た破砕対象物を破砕装置の投入口に案内する案内部と、
    当該案内部における前記破砕装置の投入口側方で且つコンベヤの前記一端部の下方となる所定箇所で案内部内に連通して配設される異物排出用の排出路と、
    前記案内部内における、コンベヤの前記一端部と破砕装置の投入口との間の第一の所定位置から、コンベヤの前記一端部と前記排出路との間の第二の所定位置までの角度範囲で少なくとも傾動可能に配設され、前記第一の所定位置で案内部内を落下する物体を投入口に向かわせず排出路のみに進行可能とし、前記第二の所定位置で排出路上方を塞いで案内部内を落下する物体を投入口のみに進行可能とする略板状の切替ダンパーと、
    前記切替ダンパーを傾動させて、切替ダンパーが前記第二の所定位置にあって破砕対象物が前記投入口のみに進行可能な通常投入状態と、切替ダンパーが前記第一の所定位置にあって異物が前記排出路のみに進行可能な異物排出状態とを切替える制御を行う制御部と、
    当該制御部に接続されて配設され、前記コンベヤで移送される破砕対象物に混じった異物を検出可能とされ、少なくとも異物検出時には、当該異物検出結果を含む所定の制御用情報を制御部に送出可能とされる異物検出部とを備え、
    前記切替ダンパーが前記通常投入状態にある中で、前記制御部が、前記異物検出部からの前記所定の制御用情報を受け取ると、コンベヤで移送される異物が前記一端部を出る時に、前記切替ダンパーを傾動させて前記通常投入状態から異物排出状態に切替え、
    前記制御部が、異物が前記排出路に入った時に、前記切替ダンパーを傾動させて前記異物排出状態から通常投入状態に切替えることを
    特徴とする破砕装置用移送システム。
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