JP6775313B2 - 飛来物防護バリア - Google Patents

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Description

本発明は、飛来物防護バリアに関し、特に、防護対象物の外側に設けられて防護対象物を飛来物から防護するための飛来物防護バリアに関する。
自然災害のエネルギーは非常に大きいものがあり、従来、竜巻により巻き上げられた乗用車、ブロック塀、鋼製材等が建物に飛来し、大きな被害が生じることがあった。非特許文献1(「原子力発電所の竜巻影響評価ガイド」)によれば、竜巻により飛来する飛来物として、鋼製パイプ(長さ2m×直径0.05m)や鋼製材(長さ4.2m×幅0.3m×奥行0.2m)等の棒状物、コンクリート板(長さ1.5m×幅1m×厚さ0.15m)等の板状物、コンテナ(長さ2.4m×幅2.6m×奥行6m)やトラック(長さ5m×幅1.9m×奥行1.3m)等の塊状物が想定されており、これらの飛来物に対する防護を要求している。
また、火山の噴火が生じた場合、噴火のエネルギーにより火山礫が2,000m程度の高さに噴き上げられて落下してくるため、火山礫が建物に飛来すると大きな被害をもたらすことになる。
かかる飛来物から建物を保護するためには、金網の使用が考えられる。特許文献1には、一般的に使用されている菱形金網を開示する。特許文献1は、太さ4〜5mmの鉄線からなる三角波状ワイヤーが並列に配列されて、隣り合う三角波状ワイヤーの山部と谷部が互いに編まれて構成される周知の菱形金網を開示する。
また、菱形金網以外では、周知のリングネットを用いることも考えられる。リングネットは、硬鋼線材で作製されたワイヤーを複数回巻き、周方向の数か所を締結手段によってワイヤーを束ねて構成したリング部材を、それぞれ隣り合うリング部材の内周側が接触するように相互に連結することにより構成される。
リングネットによれば、飛来物がリングネットに衝突した際に、飛来物のエネルギーを衝撃中心部からリング部材を介して外方へと均一に拡散させることができるとともに、各リング部材が他のリング部材との連結箇所で外方へ引っ張られ、図12に示すように、略円状の各リング部材(同図(A)参照)が略四角形状(同図(B)参照)となるまで大きく変形する。その結果、リングネットは飛来物の進行方向へと大きく張りだし、飛来物の大エネルギーをネットにより吸収することが可能となる。
特開平11−101026号公報
原子力発電所の竜巻影響評価ガイド、原子力規制委員会、2013年6月19日、原規技発第13061911号、第22頁
しかしながら、特許文献1の菱形金網によれば、菱形金網は鉄線、すなわち、軟鋼線材(一般に、引張強さ290〜540N/mm)から構成されていることから、竜巻等により飛来したコンクリート板等の板状物、トラック等の塊状物等の飛来物の大エネルギーを受け止めることができないおそれがある。
また、周知のリングネットによれば、飛来物の大エネルギーを受け止めることは可能であるものの、リングネットを構成するリング部材が硬鋼線材から製造されたワイヤーを巻回させてなるものでありその径を直径0.2m程度までしか縮径させることができないことから、鋼製パイプ(長さ2m×直径0.05m)等の棒状物がリングネットをすり抜けるおそれがある。また、かかる棒状物はネットへの衝突時の衝突面積が小さくなり、衝突部位に応力が集中してネットの破断を招きやすい。
さらに、飛来物からの対象防護物の防護を目的とした場合、鋼製パイプ等の棒状物からトラック等の塊状物まで全てリングネットにより受け止めることには、単に網目の大小の問題に限らず、飛来物のエネルギーの効果的な受け止めの観点から改善の余地がある。すなわち、リングネットは初期の応力−変位曲線の傾きが比較的小さいネットであることから、飛来物のエネルギーの吸収に際して大きな変位を要求することとなり、逆に言えば大きく変位するまでは飛来物のエネルギーを吸収できないという不具合を有していた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、大きさやエネルギーの異なる飛来物を効果的に受け止めて防護対象物を的確に防護することができる飛来物防護バリアを提供することにある。
上記目的を達成するための請求項1に記載の発明は、防護対象物の外側に設けられ、該防護対象物を飛来物から防護するための飛来物防護バリアにおいて、防護対象物の周囲に設置された複数の柱材と該柱材に組み付けられた梁部材とを備えて構成され、前記防護対象物を内部に収容するように固定して設置された骨格部材と、少なくとも前記防護対象物の上方を覆うように前記骨格部材間に張り渡された網状体と、を有し、該網状体が、硬鋼線材で作製されたワイヤーからなる複数のリング部材が連結されて形成された第1ネットと、該第1ネットよりも外側に配置され、硬鋼線材で作製されたワイヤーが編み合わせられた多角形の網目を有する網体であって該網目の内接円の直径が前記リング部材の直径よりも小さい第2ネットと、を含むことを特徴とする。
本願発明は、大きく変形して大きなエネルギーを吸収することができるリングネットと、リングネットよりも網目を小さくすることができるとともにリングネットよりも変形許容量が小さい編み合わせネットの、それぞれの特徴に着目してなされたものである。
すなわち、この構成によれば、リングネットである第1ネットよりも編み合わせネットである第2ネットはその網目を小さくすることが可能であることから、第2ネットの網目を小さくすることで、飛来物を第1ネットに捕捉される前に第2ネットによって確実に捕捉することができる。
また、第2ネットは編み合わせてなるその構成上、リングネットである第1ネットよりも変形許容量が小さい。すなわち、リングネットよりも応力−変位曲線の傾きが大きいネットであることから、飛来物を受け止めた第2ネットは第1ネットと同じ変位量であっても第1ネットよりも大きな応力を発生させて飛来物のエネルギーを吸収しつつその面広がり方向に飛来物から受けたエネルギーを分散することができる。
なお、トラックのような大質量の飛来物が網状体に衝突する場合には、許容変形量を超えた第2ネットが破断した後に、第1ネットは大きく変形する本来の機能を発揮し、大質量の飛来物を確実に受け止めることが可能である。さらに、質量が小さい飛来物が網状体に衝突する場合にはほぼ第2ネットのみによる飛来物の受け止めが可能となるから、第1ネットには負荷が加わらず、網状体全体としてのメンテナンスの頻度を減らすことが可能となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の飛来物防護バリアにおいて、前記リング部材が、無端リング部材であることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載の飛来物防護バリアにおいて、前記第2ネットは、菱形金網であり、前記第2ネットの前記内接円の直径が、65mm以下であることを特徴とする。
この構成によれば、第2ネットは編み合わせられた菱形金網であるから、複数の縦ワイヤー及び横ワイヤーの交差部を固定した網体とは異なり、第2ネットが受け止めた飛来物のエネルギーを効果的に第2ネット全体へと分散伝達させることができる。さらに、小径の棒状物であっても確実に第2ネットにより捕捉し、防護対象物を確実に防護することが可能となる。
請求項に記載の発明は、請求項1〜3の何れか1項に記載の飛来物防護バリアにおいて、前記第2ネットは、菱形金網であり、該菱形金網の編み合わせ部における互いの屈曲部の間に硬鋼線材で作製された略直線状のワイヤーが挿通されたことを特徴とする。
この構成によれば、菱形金網の編み合わせ部における互いの屈曲部の間に挿通された略直線状のワイヤーにより第2ネットの強度を向上させることができるので、第2ネットによる飛来物のエネルギーの受け止め機能を向上させることができる。また、菱形の網目の対角線に沿って略直線状のワイヤーが配置されるので、第2ネットの網目の開口部面積を小さくすることができる。これにより、より小さい飛来物からも防護対象物を防護することができる。
請求項に記載の発明は、請求項1〜の何れか1項に記載の飛来物防護バリアにおいて、前記骨格部材は略四角形状の枠体を形成しており、前記第1ネットおよび前記第2ネットは、前記略四角形状の枠体の四辺に井桁状に張り渡されたワイヤロープに対して非固定状態でそれぞれ取り付けられていることを特徴とする。
この構成によれば、第1ネットおよび第2ネットが略四角形状の枠体の四辺に井桁状に張り渡されたワイヤロープに対してそれぞれ非固定状態で取り付けられていることから、網状体におけるワイヤロープ近傍に飛来物が衝突した場合であってもワイヤロープに対して第1ネットおよび第2ネットがそれぞれワイヤロープの延在方向に若干スライド移動することが許容され、第1ネットおよび第2ネットのワイヤロープへの取り付け部における応力の集中、この応力の集中による各ネットおよび/またはワイヤロープの破断を回避することが可能となる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の飛来物防護バリアにおいて、前記網状体に対して負荷が加えられたときに前記ワイヤロープの所定範囲の伸びを許容する緩衝手段が前記ワイヤロープに設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、第1ネットおよび第2ネットに加えて、飛来物のエネルギーをワイヤロープに設けられた緩衝手段によっても受け止めることが可能となり、さらに的確に飛来物のエネルギーを受け止めることが可能となる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の飛来物防護バリアにおいて、前記リング部材を構成するワイヤー、前記網体を構成するワイヤーおよび前記略直線状のワイヤーが、800〜2500N/mmの引張強さを有することを特徴とする。
この構成によれば、第1ネットだけでなく、第2ネットも一般の軟鋼線材から製造された線材、すなわち、鉄線(一般に、引張強さ290〜540N/mmである)に基づく汎用金網とは異なり、硬鋼線材から作製された、800〜2500N/mmの引張強さを有するワイヤーで構成されることとなる。
したがって、非特許文献1で想定されるような棒状物、板状物および塊状物等ならびに火山礫等の飛来物を第2ネットによってもれなく捕捉することが可能となり、リングネットと共同でこれら飛来物の受け止め効果を発揮することが可能となる。
本発明によれば、リングネットである第1ネットよりも編み合わせネットである第2ネットはその網目を小さくすることが可能であることから、第2ネットの網目を小さくして飛来物を第1ネットに捕捉される前に第2ネットによって確実に捕捉することができる。
また、第2ネットは編み合わせてなるその構成上、リングネットである第1ネットよりも変形許容量が小さいことから、飛来物を受け止めた第2ネットは第1ネットと同じ変位量であっても第1ネットよりも大きな応力を発生させて飛来物のエネルギーを吸収しつつその面広がり方向に飛来物から受けたエネルギーを分散することができる。
なお、トラックのような大質量の飛来物が網状体に衝突する場合には、許容変形量を超えた第2ネットが破断した後に、第1ネットは大きく変形する本来の機能を発揮し、大質量の飛来物を確実に受け止めることが可能である。さらに、質量が小さい飛来物が網状体に衝突する場合にはほぼ第2ネットのみによる飛来物の受け止めが可能となるから、第1ネットには負荷が加わらず、網状体全体としてのメンテナンスの頻度を減らすことが可能となる。
本発明の実施の形態に係る飛来物防護バリア10の概略斜視図である。 飛来物防護バリア10を模式的に示す一部破断平面図である。 第2ネット35の記載を省略した飛来物防護バリア10の一部破断平面図である。 第1ネット25(リングネット)を形成するリング部材30を示す斜視図である。 (A)第1ネット25の要部拡大斜視図であり、(B)図5(A)のb部拡大図である。 第2ネット35の要部拡大斜視図である。 図6のVII−VII線断面図である。 図2のVIII−VIII線断面図である。 飛来物Yの飛来物防護バリア10への衝突直後の網状体20によるエネルギーの受け止めを示す図である。 飛来物Yの飛来物防護バリア10への衝突により変位が進んだ網状体20によるエネルギーの受け止めを示す図である。 第1ネット25および第2ネット35の応力−変位曲線を示す図である。 (A)1個のリングネットに4個のリングネットが連結された、従来のリングネットを示す平面図、および(B)衝撃が加わった時のリング部材の変形状態を示す平面図である。
次に、本発明の実施の形態に係る飛来物防護バリア10を、図1〜図10を参照して説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る飛来物防護バリア10の概略斜視図、図2は飛来物防護バリア10を模式的に示す一部破断平面図、図3は飛来物防護バリア10の第2ネット35の記載を省略した一部破断平面図、図4は第1ネット25(リングネット)を形成するリング部材30を示す斜視図、図5(A)は第1ネット25の要部拡大斜視図、図5(B)は図5(A)のb部拡大図、図6は第2ネット35の要部拡大斜視図、図7は図6のVII−VII線断面図、図8は図2のVIII−VIII線断面図、図9は飛来物Yの飛来物防護バリア10への衝突直後の網状体20によるエネルギーの受け止めを示す図、図10は飛来物Yの飛来物防護バリア10への衝突により変位が進んだ網状体20によるエネルギーの受け止めを示す図、並びに図11は第1ネット25及び第2ネット35の応力−変位曲線を示す図である。
なお、図11(A)は飛来物Yの網状体20への衝突直後の状態の、同図(B)は飛来物Yの網状体20への衝突により変位が進んだ状態における、応力−変位曲線を示している。
図1に示すように、本実施の形態に係る飛来物防護バリア10は、防護対象物Xの外側において地面に固定されて立設された8本の柱材12と、これらの柱材の上端部および中央部近傍においてそれぞれ平面視略矩形に組みつけられた梁部材13,14と、からなる骨格部材を有しており、梁部材13(骨格部材)間に網状体20が張り渡された基本構成を有する。
すなわち、梁部材13によって略四角形状の枠体16が形成されている。なお、防護対象物Xは、飛来物から防護すべきものであればどのようなものであってもよく、例えば、発電所、校舎、工場および住宅等の建物や、道路、線路および空港等の交通施設等が挙げられる。本実施の形態においては、発電所のポンプ室を想定している。
また、骨格部材としては、例えば、周知のH型鋼を用いることができる。骨格部材の大きさは、防護対象物Xの大きさにより適宜に選択することができる。例えば、図1に示す枠体16の奥行は5m〜10m、枠体16の横幅は5m以上、柱部材12の長さは5m〜10m程度に設定することができる。本実施の形態においては、骨格部材は、発電所のポンプ室の骨組みのH型鋼をそのまま利用しているが、これに限られるものではない。
網状体20は、梁部材13(骨格部材)間に限らず、図1に示すように、飛来物防護バリア10の四隅の柱材10,10および梁部材13,14(骨格部材)間にも張り渡されているが、以下、飛来物防護バリア10の天面、すなわち、梁部材13(骨格部材)間に張り渡された網状体20についてのみその構成を具体的に説明する。
網状体20は、図2に示すように、硬鋼線材で作製されたワイヤーからなる多数のリング部材30が連結された網状体として形成された第1ネット25と、第1ネット25よりも飛来物が飛来してくる側(すなわち、防護対象物Xから見て外側)に配置され、硬鋼線材で作製された複数のワイヤーが編み合わせられた網体として形成された第2ネット35と、を含む。
第1ネット25は、図3に示すように、一のリング部材30が、同図の左上、右上、左下および右下のそれぞれ隣り合う位置にある4個の他のリング部材30と連結されて形成されたリングネットである。なお、一のリング部材30は、4個の他のリング部材30と連結される場合に限られず、例えば、6個の他のリング部材30と連結することとしてもよい。
リング部材30は、図4に示すように、硬鋼線材で作製されたワイヤーの巻回物30aと、該巻回物の周方向の数か所を束ねた結束部30bと、を有する。リング部材30の直径は、例えば、250mm〜350mmの範囲内で変更することができ、本実施の形態では約300mmとしている。
巻回物30aのワイヤーの巻回数は、想定する飛来物の性状に合わせた任意の回数とすることができ、例えば、5回〜21回、好ましくは、9回〜19回である。
結束部30bは、例えば、巻回物30aの周方向数か所に、断面C形の略筒状の金具をその金具の解放部を通して巻回物30aに嵌めた後に、締め付け工具によって巻回物30aに固定することにより構成することができる。
第1ネット25は、図3および図5に示すように、枠体16(骨格部材)の近傍において二個のリング部材30を重ねてなる二重リング部材単位33が相互に連結され、中央領域において一個ずつの各リング部材30が相互に連結された構成を有する。
これにより、第1ネット25は、枠体16(骨格部材)近傍領域における強度が中央領域の強度よりも大きいものとなっている。
第2ネット35は、図6に示すように、並列に配置された、平面視で三角波状に形成された三角波状ワイヤー36が、屈曲部36aにおいて互いに編み合わせられた菱形金網である。
三角波状ワイヤー36は、硬鋼線材で作製されたワイヤーであり、ほぼ直線状の直線部36bが屈曲部36aで折り返しながら交互に繰り返して螺旋状に一方向に伸長する構成を有する。
屈曲部36a同士の編み合わせ部35aには、図6および図7に示すように、互いの屈曲部36a,36aの間に硬鋼線材で作製された略直線状のワイヤー37が挿通されている。
なお、第1ネット25(リングネット)のリング部材30の巻回物30aを構成するワイヤー、三角波状ワイヤー36および略直線状のワイヤー37はすべて硬鋼線材から作製されており、特に、JIS G 3506に規定される硬鋼線材から作製されたものである。かかる硬鋼線材から、ワイヤーである硬鋼線(JIS G 3521)、亜鉛めっき鋼線(JIS G 3548)等が作製される。これらのワイヤーの材質は異なっていてもよく、同じであってもよい。巻回物30aを構成するワイヤー、三角波状ワイヤー36および略直線状のワイヤー37の引張強さは、例えば、800〜2500N/mm、好ましくは1000〜2000N/mm、特に1200N/mm以上であることが有利である。
また、ワイヤー(素線)の直径は、第2ネット35の場合には、例えば、2.5mm〜5mmの範囲とすることができ、第1ネット25の場合には、例えば、2.5mm〜6mmの範囲とすることができる。
さらに、巻回物30aを構成するワイヤー、三角波状ワイヤー36および略直線状のワイヤー37には、必要により被覆処理がなされていてもよい。これにより、ワイヤー相互の接触部分の摩耗や、腐食等を防止することができる。被覆処理としては、例えば、亜鉛めっき処理やポリエステル被覆処理が挙げられる。いずれのワイヤーにも被覆処理が施されていることが好ましい。
第2ネット35の網目の大きさは、第1ネット25のリング部材30の直径よりも小さい。具体的には、図6に示すように、第2ネット35の網目の内接円の直径D(図6参照)が、第1ネット25のリング部材30の直径よりも小さければよい。さらに、網状体20による小径の棒状物等の受け止めの観点から、第2ネット35の網目の内接円の直径Dは、好ましくは65mm以下であり、特に好ましくは、50mm以下である。この場合において、第2ネット35の網目とは、三角波状ワイヤー36と略直線状のワイヤー37とにより形成された三角形状の網目をいう。なお、本実施の形態においては、第2ネット35の網目の内接円の直径Dは48mmである。
次に、第1ネット25および第2ネット35の、枠体16(骨格部材)内部への張り渡しについて説明する。
枠体16の四辺には、図2に示すように、4本のワイヤロープ40が井桁状に張り渡されている。このワイヤロープ40に対して、図5に示すように、二重リング部材単位33のリング部材30がシャックル42等の取付け手段を介して取り付けられることで、第1ネット25が枠体16(骨格部材)の内部に張り渡される。
同じく、図6に示すように、第2ネット35の外縁部がシャックル42等の取付け手段を介して取り付けられることで、第2ネット35が枠体16(骨格部材)の内部に張り渡される。
すなわち、第1ネット25および第2ネット35は、略四角形状の枠体16(骨格部材)の四辺に井桁状に張り渡されたワイヤロープ40に対して、シャックル42を介してそれぞれ所定の遊びを持って(すなわち、非固定状態で)取り付けられている。
また、第1ネット25および第2ネット35は、図8に示すように、所定の距離に設定された初期たるみIを有する。初期たるみIは、各ネット25,35のシャックル42等への取付け点の高さ位置と張り渡し状態の各ネットの最下点の高さ位置との差により表すことができる。初期たるみは、網状体20の横スパンの10〜20%の範囲内で設定することができ、好ましくは15%以内の範囲内とすることができる。本実施の形態において、第1ネット25の初期たるみI及び第2ネット35の初期たるみIは、それぞれ約0.5mに設定されている(横スパンの12.5%である)。
このように初期たるみIを設定することで、飛来物の運動エネルギーをさらに効率良く吸収することが可能となる。
また、ワイヤロープ40には、網状体20に対して飛来物による負荷が加えられたときにワイヤロープ40の所定範囲の伸びを許容する緩衝手段44が設けられている。
緩衝手段44は、網状体20に対して飛来物による負荷が加えられたときにワイヤロープ40の所定範囲の伸びを許容しうるものであればどのようなものであっても良いが、本実施の形態においては、リング状の鋼管44aの内部にワイヤロープ40が挿通する構成を有する、いわゆるブレーキリングである。
このブレーキリングは、ワイヤロープ40に大きな張力が作用すると鋼管44aが絞られるように塑性乃至弾性変形して縮径し、これによりワイヤロープ40の所定範囲の伸びが許容され、飛来物のエネルギーが吸収される。
次に、上記構成を有する飛来物防護バリア10の天面に設けられた網状体20に、飛来物Yとしての鋼製パイプ(長さ2m×直径0.05m)等の棒状物が上方から衝突した場合を例に、飛来物防護バリア10の作用を図9〜図11を参照して説明する。なお、図9および図10は、飛来物防護バリア10を、図2のVIII−VIII線断面に相当する断面で示している。
図9に示すように、飛来物Yは、第1ネット25よりも外側に位置する第2ネット35に衝突する。第2ネット35は、網目の内接円の直径が48mmと小さいことから、直径50mmと小さい棒状物の飛来物Yであっても確実に捕捉することができる。そして、第2ネット35及び第1ネット25は、飛来物Yのエネルギーを矢印200方向、すなわち、衝突中心部からその面広がり方向へと分散伝達しつつ塑性変形して吸収し、飛来物Yはエネルギーを失いつつ矢印150方向、すなわち、防護対象物Xの方向へとさらに移動する。
その後、図10に示すように、第2ネット35がその変位限界を超えて破断した場合には、第1ネット25がさらに変位しつつ飛来物Yのエネルギーを矢印250方向、すなわち、衝突中心部からその面広がり方向へと分散伝達するとともに、その一部を塑性変形して吸収する。
さらに、第1ネット25および第2ネット35の組み合わせによって可能となった、効果的なエネルギー吸収の実現という作用効果について詳細に説明する。図11(A)は、飛来物Yの網状体20への衝突直後の状態の(すなわち、図9の状態の)応力−変位曲線を示しており、同図に示すように、応力−変位曲線の変位が小さい領域においては、編み合わせネットである第2ネット35の応力−変位曲線Cは、リングネットである第1ネット25の応力−変位曲線Cよりもその傾きが大きい。
したがって、飛来物Yのエネルギーを受け止める場合に、リングネットである第1ネット25のみを用いる場合には変位Bが生じた際に小さな応力Aしか得ることができないことから、面積Sに示すように、大きなエネルギーを吸収することができなかった。ところが、本実施の形態に係る飛来物防護バリア10によれば、リングネットである第1ネット25とともに編み合わせネットである第2ネット35が用いられることで、変位Bが生じた際に大きな応力Aを得ることができることから、面積Sに示すように、大きなエネルギーを吸収することが可能となる。
すなわち、リングネットである第1ネット25によっては飛来物Yのエネルギーの吸収を効果的に行えない変位領域であっても、編み合わせネットである第2ネット35と組み合わせることで飛来物Yのエネルギーを効果的に吸収することが可能となっている。
また、図11(B)は、飛来物Yの網状体への衝突により変位が進んだ状態の(すなわち、図10の状態の)応力−変位曲線を示しており、第2ネット35が破断するほどの大きなエネルギーを飛来物Yが有している場合には、同図の変位Bに示すように、第1ネット25は大きく変位して飛来物Yのエネルギーを吸収し、防護対象物Xを適切に保護することができる。
また、本実施の形態に係る飛来物防護バリア10によれば、第1ネット25(リングネット)よりも飛来物Y側(すなわち、防護対象物Xから見て外側)に、第1ネット25(リングネット)よりも変形許容量が小さい編み合わせネットである第2ネット35が位置することから、飛来物を受け止めた第2ネット35は第1ネット25と同じ変位量であっても第1ネット25よりも大きな応力を発生させて飛来物Yのエネルギーを第2ネット35により分散し、且つ第2ネット35の変形により吸収することができ、効果的に飛来物Yのエネルギーを低減させることができる。
すなわち、大きく変形して大きなエネルギーを吸収することができるリングネット(第1ネット25)と、リングネットよりも網目を小さくすることができるとともにリングネットよりも変形許容量の小さい編み合わせネット(第2ネット35)とを、上記並びの配置で設けることで、各ネットの変形によるエネルギーの吸収および分散効果を最大限に発揮させ、効果的に飛来物Yのエネルギーを低下させて受け止め、防護対象物Xを防護することが可能となる。
なお、トラックのような大質量の飛来物Yが網状体20に衝突する場合には、許容変形量を超えた第2ネット35が破断した後に、第1ネット25は大きく変形する本来の機能を発揮し、大質量の飛来物を確実に受け止めることが可能である。
さらに、質量が小さい飛来物が網状体20に衝突する場合にはほぼ第2ネット35のみによる飛来物の受け止めが可能となるから、第1ネット25には負荷が加わらず、第1ネット25の変形した部分を取り換えるといった作業も発生しない。したがって、本実施の形態の飛来物防護バリア10によれば、網状体20全体としてのメンテナンスの頻度を減らすことが可能となる。
そのうえ、第1ネット25および第2ネット35は、略四角形状の枠体16(骨格部材)の四辺に井桁状に張り渡されたワイヤロープ40に対して、シャックル42を介してそれぞれ所定の遊びを有して(すなわち、非固定状態で)取り付けられていることから、網状体20におけるワイヤロープ40近傍に飛来物Yが衝突した場合であっても、ワイヤロープ40に対して第1ネット25および第2ネット35がそれぞれワイヤロープ40の延在方向に若干スライド移動することが許容される。したがって、第1ネット25および第2ネット35のワイヤロープ40取付け部における応力の集中、およびこの応力の集中による各ネット25,35および/またはワイヤロープ40の破断を回避することができる。
また、ワイヤロープ40には緩衝手段44が設けられていることから、第1ネット25および第2ネット35に加えて、飛来物Yのエネルギーをさらに緩衝手段44によっても受け止めることが可能となり、さらに効果的に飛来物Yのエネルギーを受け止めることが可能となる。
さらに、本実施の形態の第2ネット35は、三角波状ワイヤー36の屈曲部36a同士の編み合わせ部35aに挿通された略直線状のワイヤー37によって補強されているので、第2ネット35による飛来物Yの受け止め機能が向上している。また、菱形の網目の対角線に沿って略直線状のワイヤー37が配置されるので、第2ネット35の網目の開口部面積を小さくすることができ、より小さい飛来物Yからも防護対象物を防護することができる。
また、硬鋼線材で作製されたワイヤー、すなわち、リング部材30の巻回物30aを構成するワイヤー、三角波状ワイヤー36および略直線状のワイヤー37の引張強さをすべて、800〜2500N/mmの範囲内のものとすることで、鉄線(一般に、引張強さ290〜540N/mmである)を用いる場合とは異なり、非特許文献1で想定されるような棒状物、板状物および塊状物ならびに火山礫等の飛来物を第2ネット35によってもれなく捕捉することが可能となり、第1ネット25(リングネット)と共同でこれら飛来物の受け止め効果を発揮することが可能となる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることはなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、本実施の形態において、網状体20は枠体16の内部に張り渡されているが、これに限られるものではなく、防護対象物Xの外側に固定して設定された骨格部材に張り渡されるのであればどのようなものであってもよい。
例えば、骨格部材として地面に固定して設けられた二本一対の支柱の上端部間および下端部間に上部ワイヤロープおよび下部ワイヤロープをそれぞれ張り渡し、この上部ワイヤロープおよび下部ワイヤロープ間に網状体20を張り渡す構成としてもよい。
また、本実施の形態では、編み合わせ網体の第2ネット35として、菱形金網の編み合わせ部35aに略直線状のワイヤー37を挿通させたものを採用しているが、これに限られるものではない。例えば、略直線状のワイヤー37を用いない菱形金網を第2ネットとしてもよい。この場合、第2ネットの網目は菱形の形状となる。また、第2ネットは多角形の網目を有する編み合わせ網体であればよく、菱形金網に限らず、亀甲金網等の他の網目形状を有する網体を採用することができる。
さらに、本実施の形態においては、網状体20は、リングネットである第1ネット25及び編み合わせネットである第2ネット35の組み合わせによって構成されているが、さらに、第2ネットよりも飛来物が飛来してくる側(すなわち、防護対象物から見て外側)に第3ネットを追加することとしてもよい。
第3ネットは、第2ネット同様、硬鋼線材で作製された複数のワイヤーが編み合わせられた網体として形成された編み合わせ網体である。第3ネットの網目の大きさは、網目の内接円を描いたときの内接円の直径が第2ネット35の内接円の直径D以下である。
また、第3ネットとしては、第2ネットと同じネットを用いることが、飛来物防護バリアの製造効率の観点から有利である。
そのうえ、上記実施の形態においては、第1ネット25の初期たるみI及び第2ネット35の初期たるみIは同じに設定しているが、各ネット25,35の横スパンの10〜20%の範囲内で、例えば、第1ネット25の初期たるみIを第2ネット35の初期たるみIよりも大きいものとしてもよい。これによれば、図11(A)の破線で示すように、第1ネット25の応力−変位曲線Cの位置を図示右側に移動させることができ、飛来物のエネルギーの吸収モードを変更させることができる。
10 飛来物防護バリア
12 柱材(骨格部材)
13 梁部材(骨格部材)
16 枠体(骨格部材)
20 網状体
25 第1ネット
30 リング部材
35 第2ネット(菱形金網)
35a 編み合わせ部
36a 屈曲部
37 略直線状のワイヤー
40 ワイヤロープ
44 緩衝手段

Claims (7)

  1. 防護対象物の外側に設けられ、該防護対象物を飛来物から防護するための飛来物防護バリアにおいて、
    防護対象物の周囲に設置された複数の柱材と該柱材に組み付けられた梁部材とを備えて構成され、前記防護対象物を内部に収容するように固定して設置された骨格部材と、
    少なくとも前記防護対象物の上方を覆うように前記骨格部材間に張り渡された網状体と、を有し、
    該網状体が、
    硬鋼線材で作製されたワイヤーからなる複数のリング部材が連結されて形成された第1ネットと、該第1ネットよりも外側に配置され、硬鋼線材で作製されたワイヤーが編み合わせられた多角形の網目を有する網体であって該網目の内接円の直径が前記リング部材の直径よりも小さい第2ネットと、を含むことを特徴とする飛来物防護バリア。
  2. 前記リング部材が、無端リング部材であることを特徴とする請求項1に記載の飛来物防護バリア。
  3. 前記第2ネットは、菱形金網であり、
    前記第2ネットの前記内接円の直径が、65mm以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の飛来物防護バリア。
  4. 前記第2ネットは、菱形金網であり、
    該菱形金網の編み合わせ部における互いの屈曲部の間に硬鋼線材で作製された略直線状のワイヤーが挿通されたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の飛来物防護バリア。
  5. 前記骨格部材は略四角形状の枠体を形成しており、
    前記第1ネットおよび前記第2ネットは、前記略四角形状の枠体の四辺に井桁状に張り渡されたワイヤロープに対して非固定状態でそれぞれ取り付けられていることを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の飛来物防護バリア。
  6. 前記網状体に対して負荷が加えられたときに前記ワイヤロープの所定範囲の伸びを許容する緩衝手段が前記ワイヤロープに設けられていることを特徴とする請求項に記載の飛来物防護バリア。
  7. 前記リング部材を構成するワイヤー、前記網体を構成するワイヤーおよび前記略直線状のワイヤーが、800〜2500N/mmの引張強さを有することを特徴とする請求項の何れか1項に記載の飛来物防護バリア。
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