JP6775120B2 - 便器装置 - Google Patents
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例えば、下記特許文献1には、便器上に載置される本体内に、空気を送給する送風機と帯電微粒子水を生成する静電霧化ユニットとを設けた衛生洗浄装置が開示されている。この衛生洗浄装置は、送風機を収容する送風機スペースの下方に、終端が前方に向けて開放する吐出口とされた吐出ダクトスペースを設けた構成とされている。このような構成とすれば、清掃等の際に吐出口から水が進入した場合にも、その進入した水が送風機に到達し難く送風機の損傷や漏電等の異常の発生を軽減できるものではあった。
図1〜図3は、本実施形態に係る便器装置を模式的に示す図である。
なお、以下の実施形態では、設置された便器装置に対して立位使用状態で対面した状態を基準として、手前側を前方、その逆側を後方とし、また、その状態を基準として上下方向等を説明する。
放出口8は、送風機20の吹出部22の高さ位置以上の高さに位置するように設けられている。この放出口8が開口する後部外側面6aは、当該便器装置1のボウル部2の後端側の上段部に設けられた機構本体部5の外郭側面部の下側に連なるように設けられた中段側面部6の表面を構成している。放出口8は、この中段側面部6を貫通するように設けられている。
また、本実施形態では、この放出口8を、送風機20の吹出部22の高さ位置よりも上方側に位置するように設けている。この放出口8(の孔心)と送風機20の吹出部22(の孔心)との高低差は、吹出側送風路13の形状に応じて、また、帯電微粒子水の拡散性等の観点から適宜の寸法としてもよく、0mm〜200mm程度としてもよく、好ましくは、10mm〜100mm程度としてもよい。
なお、放出口8の全体を、送風機20の吹出部22の高さ位置よりも上方側に位置するように設けた構成としているが、放出口8の上下方向半部等の一部が送風機20の吹出部22の高さ位置よりも上方側に位置する構成としてもよい。また、この放出口8に、異物の侵入を抑制したり、放出方向を規制したりするガラリ等を設けた構成としてもよい。
この機器ケース10は、便器装置1の後方側部位の上側部位に内蔵されており、中段側面部6によって覆われている。なお、図例では、中段側面部6によって放出口8を区画したような例を示しているが、機器ケース10の吹出側送風路13の下流側端部が放出口8を構成するものでもよい。つまり、機器ケース10の吹出側送風路13の下流側端部を便器外面となる後部外側面6aにおいて開口させて放出口8としてもよい。
また、この吸込口7を、放出口8よりも下方側に位置するように設けた構成としている。図例では、吸込口7を放出口8の略直下に位置するように設けた例を示しているが、放出口8よりも後方側や前方側等に位置するように設けた構成としてもよい。また、この吸込口7は、便器幅方向外側に向けて開口されたものでもよく、斜め下方側等に向けて開口されたものでもよい。
このフィルター部材11は、便器本体に取り付けられた状態で後部外側面6aにおいて露出するように配される把持部11aと、吸込口7から吸い込まれた空気に含まれる異物を捕捉するフィルター11bと、を備えている。図例では、フィルター部材11を、便器幅方向に長尺状とされ、上下方向に厚さ方向を沿わせて配される概ね板状とした例を示している。また、このフィルター部材11は、便器本体に取り付けられた状態で機器ケース10の下方側を向く下面に沿うように配される構成とされている。
フィルター11bとしては、メッシュフィルターや、これに代えて、または加えて、塵埃等の捕捉性を有した不織布等からなるシート状やプリーツ状の集塵フィルター等を採用するようにしてもよい。
なお、吸込口7及びこの吸込口7から送風機20の吸込部21までの吸込側送風路19は、便器本体(機器ケース10)に設けられたものでもよく、フィルター部材11に設けられたものでもよい。
静電霧化ユニット23は、水粒子放出部としてのピン状の霧化電極(放電電極)24と、これに対向する対向電極(対極板)25と、の間に高電圧を印加することで霧化電極24の水分を霧化し、ナノメートルサイズの帯電微粒子水を放出する構成とされている。帯電微粒子水は、ナノメートルサイズ(例えば、5nm〜20nm程度)の粒子径のものを含む帯電した微粒子液滴であり、空気中にミスト状態で浮遊可能なものである。また、この静電霧化ユニット23には、霧化電極24回りの空気に含まれる水分(水蒸気)を結露させて保持させるために霧化電極24を冷却するペルチェ素子等の冷却部26が設けられている。
また、機器ケース10には、これら送風機20及び静電霧化ユニット23が接続される電源部や基板等を有した制御ユニット27が組み込まれている。この制御ユニット27は、送風機20の上方側に位置するように配設されている。また、これら送風機20及び静電霧化ユニット23の放出口8からの沿面距離や空間距離が各種法令や規格に定められる基準を満たすように、吹出側送風路13が形成されたものでもよい。
また、吹出側送風路13の底側を区画する底面(水平部底面)14bには、排水孔16が設けられている。また、本実施形態では、この吹出側送風路13に、放出口8に向けて上るように傾斜する上向き送風路18と、送風機20の吹出部22から水平方向に延び、上向き送風路18の上流端に連なる水平路14と、を設けた構成としている。本実施形態では、これら水平路14及び上向き送風路18を、送風方向(長手方向)に見て略方形状としている。
また、吹出側送風路13の天側を区画する天面(水平部天面)14aにおいて下方側に向けて開口するように凹部15を設けた構成としている。また、帯電微粒子水を放出する電極部としての霧化電極24及び対向電極25が凹部15の底側に位置するように静電霧化ユニット23を設けた構成としている。本実施形態では、この凹部15を、水平路14の天側を区画する天面としての水平部天面14aにおいて開口するように設けた構成としている。つまり、送風機20の吹出部22の下流側に連なる水平路14の上方側に位置するように静電霧化ユニット23を設けた構成としている。
また、排水孔16は、水平路14の水平部底面14bを構成する底板部を上下方向に貫通するように設けられている。この排水孔16の孔形状(開口方向に見た形状)は、丸孔状や楕円状等でもよいが、本実施形態では、方形孔状としている。また、この排水孔16の吹出側送風路13の送風方向に沿う寸法及び吹出側送風路13の幅方向(便器奥行方向と概ね同方向)に沿う寸法は、排水性等の観点から適宜の寸法としてもよく、3mm以上としてもよく、好ましくは、5mm以上としてもよい。また、排水孔16の吹出側送風路13の幅方向に沿う寸法は、吹出側送風路13の幅方向の大半に亘る寸法、例えば、吹出側送風路13の幅方向の寸法の1/2以上の寸法としてもよく、好ましくは。2/3以上の寸法としてもよい。図例では、排水孔16を、吹出側送風路13の幅方向の略全体に亘って設けた例を示している。
また、本実施形態では、吹出側送風路13(水平路14)に、送風機20の吹出部22の下端側から送風方向に延びるように、かつ排水孔16の上方側を覆うようにガイド壁17を設けた構成としている。このような構成とすれば、排水孔16が圧力損失要因となるようなことを軽減することができる。このガイド壁17は、上下方向に厚さ方向を沿わせて配設される板状とされ、水平部底面14bとの間に隙間が形成されるように設けられている。また、このガイド壁17は、排水孔16の開口方向となる上下方向に見て、排水孔16の略全体を覆うように設けられている。放出口8から吹出側送風路13内に浸入した水は、このガイド壁17の放出口8側の端部と水平部底面14bとの間の隙間を介して排水孔16側に向かい、排水孔16から排水される。
なお、この上向き送風路18と水平路14との境界部の内面を湾曲面状としてもよい。
また、吹出側送風路13を区画する機器ケース10は、複数に分割された部材が組み付けられて構成されたものでもよい。また、機器ケース10は、合成樹脂系材料等から形成された樹脂成型品でもよい。
なお、これら送風機20及び静電霧化ユニット23のON・OFF(作動及び停止)は、当該便器装置1の適所に設けられた操作部やリモコン装置の操作部の操作によってなされるものでもよい。また、このような態様に代えて、または加えて、これら送風機20及び静電霧化ユニット23は、例えば、当該便器装置1の使用後に所定時間が経過するまで作動されるものでもよい。この場合は、例えば、上記したような各種センサーの検出や洗浄操作に基づいて便器装置1が使用されたことを検出し、自動制御的に送風機20及び静電霧化ユニット23の作動がなされる態様等としてもよい。
つまり、便器外面としての後部外側面6aにおいて開口する放出口8を、送風機20の吹出部22の高さ位置以上の高さに位置するように設けている。従って、送風機20の吹出部22よりも下方側に放出口8が位置する構成とされたものと比べて、吹出側送風路13の簡素化を図りながらも、吹出側送風路13を送風される帯電微粒子水を含む空気を水平方向や上向きに放出させることができる。これにより、放出口8から放出された帯電微粒子水が、放出口8が対向する壁面や床面等の局所に付着することを軽減でき、トイレ空間内の広範に亘って拡散し易くなる。
また、吹出側送風路13の底側を区画する底面としての水平部底面14bにおいて開口するように排水孔16を設けている。従って、清掃等の際に水が放出口8から浸入した場合にも、排水孔16を介して排水することができ、水が送風機20の吹出部22に至ることを軽減、抑制することができる。これにより、上記のように帯電微粒子水の拡散性を向上させながらも、送風機20の損傷や漏電等の異常の発生を軽減することができる。
また、本実施形態では、この上向き送風路18を、下流側に向かうに従い前方側に位置するように傾斜状としている。従って、吹出側送風路13を送風される帯電微粒子水を含む空気が当該便器装置1の後部側の放出口8から前方側に向けて放出され易くなり、帯電微粒子水をより効果的にトイレ空間内に拡散させることができる。
また、本実施形態では、送風路13,19を構成する機器ケース10、フィルター部材11、送風機20、静電霧化ユニット23及び制御ユニット27を含む帯電微粒子水送風ユニットを便器装置1に一体的に組み込んだ構成とした例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、この帯電微粒子水送風ユニットを、便器本体に着脱可能に設置される便座装置に組み込み、当該便座装置と便器本体とを備えた便器装置として把握するようにしてもよい。
また、本実施形態では、便器装置1を、腰掛式の便器装置とした例を示しているが、立位状態にて使用される小便器等の他の便器装置としてもよい。
また、上記した本実施形態に係る便器装置1の各部の具体的構成は、一例に過ぎず、その他、種々の変形が可能である。
6a 後部外側面(便器外面)
8 放出口
13 吹出側送風路(送風路)
14 水平路
14a 水平部天面(送風路の天側を区画する天面)
14b 水平部底面(送風路の底側を区画する底面)
15 凹部
16 排水孔
18 上向き送風路
20 送風機
22 吹出部
23 静電霧化ユニット
24 霧化電極(電極部)
25 対向電極(電極部)
Claims (4)
- 便器外面において開口するように設けられた放出口と送風機の吹出部とを連通させる送風路に向けて帯電微粒子水を放出する静電霧化ユニットを設けた便器装置であって、
前記放出口は、前記送風機の吹出部の高さ位置以上の高さに位置するように設けられ、前記送風路の底側を区画する底面には、排水孔が設けられていることを特徴とする便器装置。 - 請求項1において、
前記送風路には、前記放出口に向けて上るように傾斜する上向き送風路が設けられていることを特徴とする便器装置。 - 請求項2において、
前記送風路には、前記送風機の吹出部から水平方向に延び、前記上向き送風路の上流端に連なる水平路が設けられており、
前記排水孔は、前記水平路の下流側端部に設けられていることを特徴とする便器装置。 - 請求項1乃至3のいずれか1項において、
前記送風路には、当該送風路の天側を区画する天面において下方側に向けて開口するように凹部が設けられており、
前記静電霧化ユニットは、帯電微粒子水を放出する電極部が前記凹部の底側に位置するように設けられていることを特徴とする便器装置。
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