JP6775120B2 - 便器装置 - Google Patents

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Description

本発明は、便器装置に関する。
従来より、帯電微粒子水を生成する静電霧化ユニットを組み込んだ便器が知られている。
例えば、下記特許文献1には、便器上に載置される本体内に、空気を送給する送風機と帯電微粒子水を生成する静電霧化ユニットとを設けた衛生洗浄装置が開示されている。この衛生洗浄装置は、送風機を収容する送風機スペースの下方に、終端が前方に向けて開放する吐出口とされた吐出ダクトスペースを設けた構成とされている。このような構成とすれば、清掃等の際に吐出口から水が進入した場合にも、その進入した水が送風機に到達し難く送風機の損傷や漏電等の異常の発生を軽減できるものではあった。
特開2013−44151号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されたものでは、送風機スペースの下方側に吐出口が設けられているので、帯電微粒子水が下向きに吐出され易くなる傾向があり、帯電微粒子水の拡散性の観点からは更なる改善が望まれる。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、異常の発生の軽減が可能でありながらも、帯電微粒子水を効果的に拡散し得る便器装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る便器装置は、便器外面において開口するように設けられた放出口と送風機の吹出部とを連通させる送風路に向けて帯電微粒子水を放出する静電霧化ユニットを設けた便器装置であって、前記放出口は、前記送風機の吹出部の高さ位置以上の高さに位置するように設けられ、前記送風路の底側を区画する底面には、排水孔が設けられていることを特徴とする。
本発明に係る便器装置は、上述のような構成としたことで、異常の発生の軽減が可能でありながらも、帯電微粒子水を効果的に拡散することができる。
本発明の一実施形態に係る便器装置の一例を模式的に示す概略斜視図である。 図3におけるY−Y線矢視に対応させた一部省略概略縦断面図である。 図2におけるX−X線矢視に対応させた一部省略概略横断面図である。
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図1〜図3は、本実施形態に係る便器装置を模式的に示す図である。
なお、以下の実施形態では、設置された便器装置に対して立位使用状態で対面した状態を基準として、手前側を前方、その逆側を後方とし、また、その状態を基準として上下方向等を説明する。
本実施形態に係る便器装置1は、図1に示すように、腰掛式(いわゆる洋式)の便器装置1とされている。この便器装置1は、トイレ空間内の床や壁等の設置部に設置される。また、この便器装置1には、上方に向けて開口するすり鉢状とされたボウル部(便鉢)2や、ボウル部2の周囲を囲むスカート部9等が設けられている。また、便器装置1には、便器本体に対して水平方向に沿う軸回りに起倒自在(回転自在)とされた便座3及び便蓋4や、これら便座3及び便蓋4を回転自在に支持し、種々の機構部を内蔵する機構本体部5が設けられている。また、便器装置1には、水道管等の給水管に接続される給水機構や、床側または壁側の排水管に接続される排水機構等が設けられている。図例では、便器装置1を、水洗タンク(ロータンク)を備えていない、いわゆるタンクレスタイプとした例を示しているが、水洗タンクを備えた構成としてもよい。
また、この便器装置1の機構本体部5や適所に、便座3や便蓋4を開閉する開閉装置や、ボウル部2内を脱臭する脱臭装置、便座3を温める加熱装置、局部を洗浄する局部洗浄装置等の各種機能装置や機構部材を設けた構成としてもよい。また、便器装置1に、人体検知センサーや着座センサー等の各種センサーを設けた構成としてもよく、上記した各種機能装置を操作する操作部としてのリモコン装置や、リモコン装置の各種信号の送受信を可能とする送受信装置等を設けた構成としてもよい。
また、図1に示すように、便器装置1は、便器外面としての後部外側面6aにおいて開口するように放出口8を設けた構成とされている。また、便器装置1には、図2及び図3に示すように、放出口8に向けて送風する送風機20が設けられている。また、便器装置1には、放出口8と送風機20の吹出部22とを連通させる送風路としての吹出側送風路13に向けて帯電微粒子水を放出する静電霧化ユニット23が設けられている。つまり、便器装置1は、静電霧化ユニット23において生成された帯電微粒子水を放出口8から便器外に放出する構成とされている。
放出口8は、送風機20の吹出部22の高さ位置以上の高さに位置するように設けられている。この放出口8が開口する後部外側面6aは、当該便器装置1のボウル部2の後端側の上段部に設けられた機構本体部5の外郭側面部の下側に連なるように設けられた中段側面部6の表面を構成している。放出口8は、この中段側面部6を貫通するように設けられている。
つまり、放出口8は、当該便器装置1の奥行方向(便器奥行方向)で奥側となる後部において当該便器装置1の幅方向(便器幅方向)外側に向けて開口するように設けられている。また、この放出口8は、便器装置1の上下方向中央部よりも上端側となる上側部位に位置するように設けられている。
また、本実施形態では、この放出口8を、送風機20の吹出部22の高さ位置よりも上方側に位置するように設けている。この放出口8(の孔心)と送風機20の吹出部22(の孔心)との高低差は、吹出側送風路13の形状に応じて、また、帯電微粒子水の拡散性等の観点から適宜の寸法としてもよく、0mm〜200mm程度としてもよく、好ましくは、10mm〜100mm程度としてもよい。
なお、放出口8の全体を、送風機20の吹出部22の高さ位置よりも上方側に位置するように設けた構成としているが、放出口8の上下方向半部等の一部が送風機20の吹出部22の高さ位置よりも上方側に位置する構成としてもよい。また、この放出口8に、異物の侵入を抑制したり、放出方向を規制したりするガラリ等を設けた構成としてもよい。
また、便器装置1は、送風機20及び静電霧化ユニット23が組み込まれ、吹出側送風路13を区画する機器ケース10を備えている。
この機器ケース10は、便器装置1の後方側部位の上側部位に内蔵されており、中段側面部6によって覆われている。なお、図例では、中段側面部6によって放出口8を区画したような例を示しているが、機器ケース10の吹出側送風路13の下流側端部が放出口8を構成するものでもよい。つまり、機器ケース10の吹出側送風路13の下流側端部を便器外面となる後部外側面6aにおいて開口させて放出口8としてもよい。
また、本実施形態では、便器装置1は、送風機20の吸込部21に連通され、便器外面としての後部外側面6aにおいて開口する吸込口7を設けた構成とされている。また、この吸込口7と送風機20の吸込部21とは、吸込側送風路19によって連通されている。つまり、便器装置1は、後部外側面6aにおいて開口する吸込口7を介して便器装置1外の空気を吸い込み、吸込側送風路19及び吹出側送風路13を介して放出口8から放出する構成とされている。また、この吸込口7と放出口8とを連通させる送風路19,13に送風機20を設けた構成としている。
また、この吸込口7を、放出口8よりも下方側に位置するように設けた構成としている。図例では、吸込口7を放出口8の略直下に位置するように設けた例を示しているが、放出口8よりも後方側や前方側等に位置するように設けた構成としてもよい。また、この吸込口7は、便器幅方向外側に向けて開口されたものでもよく、斜め下方側等に向けて開口されたものでもよい。
また、便器装置1は、送風機20の吸込部21の上流側に配されるフィルター部材11を備えている。このフィルター部材11は、便器本体(機器ケース10)に対して着脱自在とされている。また、このフィルター部材11は、便器本体(機器ケース10)に対して便器装置1の概ね幅方向に沿って抜差自在とされている。
このフィルター部材11は、便器本体に取り付けられた状態で後部外側面6aにおいて露出するように配される把持部11aと、吸込口7から吸い込まれた空気に含まれる異物を捕捉するフィルター11bと、を備えている。図例では、フィルター部材11を、便器幅方向に長尺状とされ、上下方向に厚さ方向を沿わせて配される概ね板状とした例を示している。また、このフィルター部材11は、便器本体に取り付けられた状態で機器ケース10の下方側を向く下面に沿うように配される構成とされている。
また、このフィルター部材11の把持部11aは、当該フィルター部材11が便器本体に取り付けられた状態で後部外側面6aから便器幅方向外側に向けて突出するように配される構成とされている。
フィルター11bとしては、メッシュフィルターや、これに代えて、または加えて、塵埃等の捕捉性を有した不織布等からなるシート状やプリーツ状の集塵フィルター等を採用するようにしてもよい。
なお、吸込口7及びこの吸込口7から送風機20の吸込部21までの吸込側送風路19は、便器本体(機器ケース10)に設けられたものでもよく、フィルター部材11に設けられたものでもよい。
送風機20は、吸込部21をフィルター11b(吸込側送風路19)側に向け、吹出部22を放出口8に連通される吹出側送風路13側に向けて配設されている。本実施形態では、送風機20は、吸込部21を下方側に向け、吹出部22を便器幅方向外側に向けて配設されている。つまり、送風機20は、下方側から吸い込んだ空気を便器幅方向外側に向けて吹き出す構成とされている。図例では、送風機20を、シロッコファン(多翼ファン)とした例を示しているが、軸流ファンやクロスフローファン等としてもよい。機器ケース10には、図2に示すように、吸込部21に応じた位置となるように開口12が設けられている。上記したフィルター11bは、この開口12の略直下に位置するように設けられている。
静電霧化ユニット23は、水粒子放出部としてのピン状の霧化電極(放電電極)24と、これに対向する対向電極(対極板)25と、の間に高電圧を印加することで霧化電極24の水分を霧化し、ナノメートルサイズの帯電微粒子水を放出する構成とされている。帯電微粒子水は、ナノメートルサイズ(例えば、5nm〜20nm程度)の粒子径のものを含む帯電した微粒子液滴であり、空気中にミスト状態で浮遊可能なものである。また、この静電霧化ユニット23には、霧化電極24回りの空気に含まれる水分(水蒸気)を結露させて保持させるために霧化電極24を冷却するペルチェ素子等の冷却部26が設けられている。
この静電霧化ユニット23は、霧化電極24が吹出側送風路13側に向くように配設されている。本実施形態では、静電霧化ユニット23は、送風機20の吹出部22の下流側近傍において帯電微粒子水を放出するように配設されている。また、静電霧化ユニット23は、吹出側送風路13の天側を区画する天面(水平部天面)14aから下方側に向けて帯電微粒子水を放出するように配設されている。つまり、静電霧化ユニット23は、送風機20の吹出部22の高さ位置よりも上方側となるように、かつ霧化電極24が送風機20の吹出部22よりも便器幅方向で外側に位置するように配設されている。また、静電霧化ユニット23は、放出口8と概ね同高さに位置するように配設されている。図例では、対向電極25を放出口8の下方側縁部よりも僅かに下側に位置するように配設した例を示している。
また、機器ケース10には、これら送風機20及び静電霧化ユニット23が接続される電源部や基板等を有した制御ユニット27が組み込まれている。この制御ユニット27は、送風機20の上方側に位置するように配設されている。また、これら送風機20及び静電霧化ユニット23の放出口8からの沿面距離や空間距離が各種法令や規格に定められる基準を満たすように、吹出側送風路13が形成されたものでもよい。
吹出側送風路13は、下流側端部が放出口8に連通するように設けられている。
また、吹出側送風路13の底側を区画する底面(水平部底面)14bには、排水孔16が設けられている。また、本実施形態では、この吹出側送風路13に、放出口8に向けて上るように傾斜する上向き送風路18と、送風機20の吹出部22から水平方向に延び、上向き送風路18の上流端に連なる水平路14と、を設けた構成としている。本実施形態では、これら水平路14及び上向き送風路18を、送風方向(長手方向)に見て略方形状としている。
また、吹出側送風路13の天側を区画する天面(水平部天面)14aにおいて下方側に向けて開口するように凹部15を設けた構成としている。また、帯電微粒子水を放出する電極部としての霧化電極24及び対向電極25が凹部15の底側に位置するように静電霧化ユニット23を設けた構成としている。本実施形態では、この凹部15を、水平路14の天側を区画する天面としての水平部天面14aにおいて開口するように設けた構成としている。つまり、送風機20の吹出部22の下流側に連なる水平路14の上方側に位置するように静電霧化ユニット23を設けた構成としている。
水平路14は、重力作用方向に対して直交方向となる水平方向に延びるように設けられている。この水平路14の前後両側を区画する両内側面は、前後方向に向くように設けられている。また、この水平路14の天側を区画する水平部天面14aは、下方側を向くように設けられている。凹部15は、水平路14の上流側端部において開口するように設けられている。つまり、凹部15は、送風機20の吹出部22に隣接するように設けられている。この凹部15の開口方向(上下方向)に沿う深さ寸法は、放出口8を介して吹出側送風路13内に浸入した水が跳ね返り等によって静電霧化ユニット23の霧化電極24及び対向電極25に付着し難くなるように適宜の寸法としてもよい。また、凹部15の深さ寸法は、静電霧化ユニット23から放出された帯電微粒子水が円滑に吹出側送風路13に向かうように、また、機器ケース10の小型化を図る観点等から適宜の寸法としてもよい。例えば、この凹部15の深さ寸法を、3mm〜30mm程度としてもよい。
また、水平路14の底側を区画する底面としての水平部底面14bは、上方側を向くように設けられている。本実施形態では、排水孔16は、この水平部底面14bにおいて開口するように設けられている。また、この排水孔16は、水平路14の下流側端部において開口するように設けられている。つまり、排水孔16は、水平路14と上向き送風路18との境界部近傍部位に設けられている。
また、排水孔16は、水平路14の水平部底面14bを構成する底板部を上下方向に貫通するように設けられている。この排水孔16の孔形状(開口方向に見た形状)は、丸孔状や楕円状等でもよいが、本実施形態では、方形孔状としている。また、この排水孔16の吹出側送風路13の送風方向に沿う寸法及び吹出側送風路13の幅方向(便器奥行方向と概ね同方向)に沿う寸法は、排水性等の観点から適宜の寸法としてもよく、3mm以上としてもよく、好ましくは、5mm以上としてもよい。また、排水孔16の吹出側送風路13の幅方向に沿う寸法は、吹出側送風路13の幅方向の大半に亘る寸法、例えば、吹出側送風路13の幅方向の寸法の1/2以上の寸法としてもよく、好ましくは。2/3以上の寸法としてもよい。図例では、排水孔16を、吹出側送風路13の幅方向の略全体に亘って設けた例を示している。
また、排水孔16を介して排水された水は、ボウル部2内に導入される構成とされている。つまり、排水孔16は、ボウル部2に連通するように設けられている。なお、このような態様に代えて、排水孔16を、当該便器装置1の排水管等に連通させた構成等としてもよい。
また、本実施形態では、吹出側送風路13(水平路14)に、送風機20の吹出部22の下端側から送風方向に延びるように、かつ排水孔16の上方側を覆うようにガイド壁17を設けた構成としている。このような構成とすれば、排水孔16が圧力損失要因となるようなことを軽減することができる。このガイド壁17は、上下方向に厚さ方向を沿わせて配設される板状とされ、水平部底面14bとの間に隙間が形成されるように設けられている。また、このガイド壁17は、排水孔16の開口方向となる上下方向に見て、排水孔16の略全体を覆うように設けられている。放出口8から吹出側送風路13内に浸入した水は、このガイド壁17の放出口8側の端部と水平部底面14bとの間の隙間を介して排水孔16側に向かい、排水孔16から排水される。
上向き送風路18は、水平路14側の上流側端よりも放出口8側の下流側端が上方側に位置するように傾斜状とされている。この上向き送風路18は、水平路14側の上流側端から放出口8側の下流側端まで略直管状とされている。つまり、この上向き送風路18の天側を区画する傾斜天面18a及び底側を区画する傾斜底面18bは、互いに略平行状でかつ略平坦面状とされている。また、この上向き送風路18の幅方向(便器奥行方向と概ね同方向)両側を区画する両内側面は、互いに略平行状でかつ略平坦面状とされている。この上向き送風路18の水平路14に対する上向きの傾斜角度(水平面と上向き送風路18の傾斜底面18bに平行な仮想面とのなす角度)は、吹出側送風路13における圧力損失を低減する観点や、帯電微粒子水の上方側への拡散性等の観点から適宜の角度としてもよい。この上向き送風路18の水平路14に対する上向きの傾斜角度は、例えば、10度〜60度程度としてもよく、図例では、40度程度とした例を示している。
また、本実施形態では、この上向き送風路18は、水平路14側の上流側端よりも放出口8側の下流側端が前方側に位置するように傾斜状とされている。つまり、本実施形態では、上向き送風路18は、下流側に向かうに従い上方側及び前方側に位置するように傾斜状とされている。この上向き送風路18の水平路14に対する前向きの傾斜角度(前後方向に向く仮想垂直面と上向き送風路18の両内側面に平行な仮想面とのなす角度)は、上記と概ね同様な観点から適宜の角度としてもよい。この上向き送風路18の水平路14に対する前向きの傾斜角度は、例えば、10度〜60度程度としてもよく、図例では、30度程度とした例を示している。
なお、この上向き送風路18と水平路14との境界部の内面を湾曲面状としてもよい。
また、吹出側送風路13を区画する機器ケース10は、複数に分割された部材が組み付けられて構成されたものでもよい。また、機器ケース10は、合成樹脂系材料等から形成された樹脂成型品でもよい。
上記構成とされた便器装置1においては、送風機20及び静電霧化ユニット23を作動させれば、帯電微粒子水を含む空気が吹出側送風路13を送風され、放出口8から放出される。
なお、これら送風機20及び静電霧化ユニット23のON・OFF(作動及び停止)は、当該便器装置1の適所に設けられた操作部やリモコン装置の操作部の操作によってなされるものでもよい。また、このような態様に代えて、または加えて、これら送風機20及び静電霧化ユニット23は、例えば、当該便器装置1の使用後に所定時間が経過するまで作動されるものでもよい。この場合は、例えば、上記したような各種センサーの検出や洗浄操作に基づいて便器装置1が使用されたことを検出し、自動制御的に送風機20及び静電霧化ユニット23の作動がなされる態様等としてもよい。
本実施形態に係る便器装置1は、上述のような構成としたことで、異常の発生の軽減が可能でありながらも、帯電微粒子水を効果的に拡散することができる。
つまり、便器外面としての後部外側面6aにおいて開口する放出口8を、送風機20の吹出部22の高さ位置以上の高さに位置するように設けている。従って、送風機20の吹出部22よりも下方側に放出口8が位置する構成とされたものと比べて、吹出側送風路13の簡素化を図りながらも、吹出側送風路13を送風される帯電微粒子水を含む空気を水平方向や上向きに放出させることができる。これにより、放出口8から放出された帯電微粒子水が、放出口8が対向する壁面や床面等の局所に付着することを軽減でき、トイレ空間内の広範に亘って拡散し易くなる。
また、吹出側送風路13の底側を区画する底面としての水平部底面14bにおいて開口するように排水孔16を設けている。従って、清掃等の際に水が放出口8から浸入した場合にも、排水孔16を介して排水することができ、水が送風機20の吹出部22に至ることを軽減、抑制することができる。これにより、上記のように帯電微粒子水の拡散性を向上させながらも、送風機20の損傷や漏電等の異常の発生を軽減することができる。
また、本実施形態では、吹出側送風路13に、放出口8に向けて上るように傾斜する上向き送風路18を設けている。従って、吹出側送風路13を送風される帯電微粒子水を含む空気が放出口8から上方側に向けて放出され易くなり、帯電微粒子水をより効果的にトイレ空間内に拡散させることができる。
また、本実施形態では、この上向き送風路18を、下流側に向かうに従い前方側に位置するように傾斜状としている。従って、吹出側送風路13を送風される帯電微粒子水を含む空気が当該便器装置1の後部側の放出口8から前方側に向けて放出され易くなり、帯電微粒子水をより効果的にトイレ空間内に拡散させることができる。
また、本実施形態では、吹出側送風路13に、送風機20の吹出部22から水平方向に延び、上向き送風路18の上流端に連なる水平路14を設け、排水孔16を、水平路14の下流側端部に設けた構成としている。従って、放出口8から浸入した水は、傾斜状とされた上向き送風路18の傾斜底面18bに沿って流れ込み、水平路14の下流側端部の排水孔16から排出される。これにより、吹出側送風路13の全体を傾斜状としたり、水平状としたりしたものと比べて、放出口8を介して浸入した水を、効果的に排水孔16を介して排水することができる。なお、このような態様に代えて、吹出側送風路13の全体を傾斜状としたり、水平状としたりしてもよい。また、上記のように前向きに傾斜する部位を設けた態様に代えて、吹出側送風路13の全体を便器幅方向に延びるように設けた構成としてもよい。
また、本実施形態では、静電霧化ユニット23の電極部を構成する霧化電極24及び対向電極25を、吹出側送風路13の天面としての水平部天面14aに設けられた凹部15の底側に位置するように設けた構成としている。従って、放出口8を介して比較的に多量の水が浸入した場合にも、静電霧化ユニット23の霧化電極24及び対向電極25への水の接触を軽減、抑制することができ、静電霧化ユニット23の異常の発生を軽減することができる。なお、このような凹部15を設けずに、静電霧化ユニット23の霧化電極24及び対向電極25を吹出側送風路13の水平部天面14a等の内面において露出させた構成等としてもよい。
また、本実施形態では、放出口8を、当該便器装置1の便器外面としての後部外側面6aにおいて開口させるように設けた構成としているが、前方側の側面や前面、上面、後面等の他の部位の外面において開口させた構成としてもよい。
また、本実施形態では、送風路13,19を構成する機器ケース10、フィルター部材11、送風機20、静電霧化ユニット23及び制御ユニット27を含む帯電微粒子水送風ユニットを便器装置1に一体的に組み込んだ構成とした例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、この帯電微粒子水送風ユニットを、便器本体に着脱可能に設置される便座装置に組み込み、当該便座装置と便器本体とを備えた便器装置として把握するようにしてもよい。
また、本実施形態では、便器装置1を、腰掛式の便器装置とした例を示しているが、立位状態にて使用される小便器等の他の便器装置としてもよい。
また、上記した本実施形態に係る便器装置1の各部の具体的構成は、一例に過ぎず、その他、種々の変形が可能である。
1 便器装置
6a 後部外側面(便器外面)
8 放出口
13 吹出側送風路(送風路)
14 水平路
14a 水平部天面(送風路の天側を区画する天面)
14b 水平部底面(送風路の底側を区画する底面)
15 凹部
16 排水孔
18 上向き送風路
20 送風機
22 吹出部
23 静電霧化ユニット
24 霧化電極(電極部)
25 対向電極(電極部)

Claims (4)

  1. 便器外面において開口するように設けられた放出口と送風機の吹出部とを連通させる送風路に向けて帯電微粒子水を放出する静電霧化ユニットを設けた便器装置であって、
    前記放出口は、前記送風機の吹出部の高さ位置以上の高さに位置するように設けられ、前記送風路の底側を区画する底面には、排水孔が設けられていることを特徴とする便器装置。
  2. 請求項1において、
    前記送風路には、前記放出口に向けて上るように傾斜する上向き送風路が設けられていることを特徴とする便器装置。
  3. 請求項2において、
    前記送風路には、前記送風機の吹出部から水平方向に延び、前記上向き送風路の上流端に連なる水平路が設けられており、
    前記排水孔は、前記水平路の下流側端部に設けられていることを特徴とする便器装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項において、
    前記送風路には、当該送風路の天側を区画する天面において下方側に向けて開口するように凹部が設けられており、
    前記静電霧化ユニットは、帯電微粒子水を放出する電極部が前記凹部の底側に位置するように設けられていることを特徴とする便器装置。
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