JP6774704B2 - 空調システム - Google Patents
空調システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP6774704B2 JP6774704B2 JP2015241345A JP2015241345A JP6774704B2 JP 6774704 B2 JP6774704 B2 JP 6774704B2 JP 2015241345 A JP2015241345 A JP 2015241345A JP 2015241345 A JP2015241345 A JP 2015241345A JP 6774704 B2 JP6774704 B2 JP 6774704B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- unit
- booth
- air conditioning
- outside air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
Description
有料道路の料金所に設置されるブース90に対して設けられる空調システム10を、図1〜図4に示す。この空調システム10は、ブース90の中で有料道路の料金の徴収作業を行う作業者の快適性を保つためのシステムであり、ブース90の内部空間90aの温度調整および換気を行う。
空調システム10が取り付けられるブース90は、図1(上面図)におけるブース90の上側を白抜きの矢印A0で示す方向に走る自動車が一時停車し、ブース90内の作業者に有料道路の料金を支払うために設けられているボックスである。
空調システム10は、主として、空調室内ユニット20、空調室外ユニット30、外気取入ユニット50および外気供給ファンユニット60を備えている。
(2−1)空調室内ユニット
空調室内ユニット20は、冷媒連絡配管31(図8を参照)によって後述する空調室外ユニット30と結ばれ、冷暖房機能を持った1つの空気調和機を構成する。空調室内ユニット20には、下面の中央に空気吸込口20aが形成され、その空気吸込口20aを囲うように4つの空調空気吹出口20bが形成されている。空調室内ユニット20は、その内部に、室内熱交換器、ターボファンなどを有し、空調室外ユニット30から送られてくる冷媒と、空気吸込口20aから取り込んだ空気との間で熱交換を行わせ、温度調整後の空気を各空調空気吹出口20bから室内(ブース90の内部空間90a)に向けて吹き出す。冷房時には、冷却され冷たくなった空気が空調空気吹出口20bから吹き出され、暖房時には、加熱され熱くなった空気が空調空気吹出口20bから吹き出される。図2、図4において白抜きの矢印A2で示す空気流れは、空調空気吹出口20bから吹き出される温度調整後の空気の流れを表している。図4の白抜きの矢印A3は、空調室内ユニット20の空気吸込口20aに吸い込まれる室内空気の流れを示している。
空調室外ユニット30は、その内部に、圧縮機、室外熱交換器、膨張弁、四路切換弁、プロペラファンなど(図示せず)を有し、冷房時には、室外熱交換器において外気と熱交換された冷媒を、空調室内ユニット20に向けて送り出す。また、暖房時には、四路切換弁が切り換わり、圧縮機によって高温、高圧にされた冷媒が、空調室内ユニット20に向けて送り出される。
外気取入ユニット50は、空調室内ユニット20とともにブース90の内部空間90aに配置される構造体である。図5〜図7に示すように、外気取入ユニット50は、主として、上部に大きな外気取入開口50aが開き下部に開口50cが開いたケーシングと、ケーシングに対して着脱自在な集塵フィルタ52a,52bとから構成されている。
外気供給ファンユニット60は、主として、角筒ケーシングと、その角筒ケーシングの中に配置される軸流ファン65とを備えるユニットである。角筒ケーシングの上部からは、その上に位置する給気ダクト68を接続するための接続部60aが突き出ている。
空調システム10は、新設の料金所のブースにも、既設のブースにも取り付けることができる。ここでは、特許文献1(実公昭62−2430号公報)のようなブースの天井の上に旧型の空調室内機が取り付けられ空調空気をダクトでブース内に送り込む既設ブースから、旧型の空調機を撤去して、上述の空調システム10を設置する方法について説明する。なお、新設ブースへの空調システムの取り付けは、下記の説明から既設の空調機の撤去を除いた方法で行うことができる。
空調室内ユニット20および空調室外ユニット30から成る空気調和機を作動させ、外気供給ファンユニット60の軸流ファン65を回すと、ブース90の内部空間90aの温度調整および換気が行われ、ブース90内の作業者の快適性が保たれるようになる。
(5―1)
空調システム10は、空調室内ユニット20および外気取入ユニット50の両方がブース90の内部空間90aに配置されるシステムとなっている。このため、空調室内ユニット20の空調フィルタ21のメンテナンスも、外気取入ユニット50の集塵フィルタ52a,52bのメンテナンスも、ブース90の中から行うことができる。これにより、空調フィルタ21が詰まって空調能力が低下すること、集塵フィルタ52a,52bが詰まって集塵能力が低下すること、集塵フィルタ52a,52bが詰まって軸流ファン65の消費電力が増大すること、などの不具合を、フィルタ清掃といったメンテナンスによって予防することが容易となる。
空調システム10では、空調室内ユニット20も、外気取入ユニット50も、ブース90の天井92の近傍に配置されている。そして、外気取入ユニット50の外気吹出口50bは、外気取入ユニット50のケーシングの右側壁58に形成されている。
空調システム10では、側面に外気吹出口50が形成されている外気取入ユニット50の真下に、空調室内ユニット20を配置している。このため、図2の白抜きの矢印A1で示すように、外気取入ユニット50の外気吹出口50bから吹き出された外気は、その多くが空調室内ユニット20に取り込まれ、温度調整の後に空調空気吹出口20bから吹き出される。したがって、ブース90の内部空間90aの快適性がより向上し、空調室内ユニット20の運転効率も向上する。
空調システム10では、空調室内ユニット20が、その真上にある外気取入ユニット50を介して、ブース90の天井92に支持されている。すなわち、外気取入ユニット50が天井92に支持され、空調室内ユニット20が外気取入ユニット50に支持されることで、ブース90の天井92の近傍に空調室内ユニット20および外気取入ユニット50が固定された状態となっている。これにより、空調システム10の占有スペースが小さくなっている。また、空調室内ユニット20と外気取入ユニット50とが各々天井92に支持される構造を採る場合に較べ、両ユニット20,50の相対位置精度を高くなっている。
空調システム10では、ブース90の外に設けられる空調室外ユニット30および外気供給ファンユニット60を、共通支持部材70によって一体化している。これにより、空調室外ユニット30および外気供給ファンユニット60のメンテナンスを行うときに、これらをブース90から離れたメンテナンス用のサービス工場に運ぶことが容易になっている。また、新設のブースに空調システムを設置する場合、空調室外ユニットと外気供給ファンユニットとが工場において一体化されていれば、現地で据え付ける工数を減らすことができる。
20 空調室内ユニット
20a 空気吸込口
20b 空調空気吹出口(第1吹出口)
21 空調フィルタ(第1フィルタ)
30 空調室外ユニット
31 冷媒連絡配管(冷媒配管)
50 外気取入ユニット
50a 外気取入開口
50b 外気吹出口(第2吹出口)
52a 集塵フィルタ(第2フィルタ)
52b 集塵フィルタ(第2フィルタ)
58 外気取入ユニットのケーシングの右側壁(外気取入ユニットの側面)
60 外気供給ファンユニット
65 軸流ファン
70 共通支持部材
90 ブース
90a ブースの内部空間
92 ブースの天井
Claims (3)
- 有料道路の料金所に設置されるブース(90)の内部空間(90a)の温度調整および換気を行う、空調システム(10)であって、
着脱可能な第1フィルタ(21)を有し、温度調整後の空気を第1吹出口(20b)から吹き出す、空調室内ユニット(20)と、
着脱可能な第2フィルタ(52a,52b)を有し、前記ブース(90)の外から入ってくる外気を第2吹出口(50b)から吹き出す、外気取入ユニット(50)と、
を備え、
前記空調室内ユニット(20)および前記外気取入ユニット(50)が、ともに前記ブース(90)の内部空間(90a)に配置され、
前記空調室内ユニット(20)が、前記外気取入ユニット(50)の真下に配置されており、
前記空調室内ユニット(20)は、前記外気取入ユニット(50)を介して、前記ブース(90)の天井(92)に支持されている、
空調システム(10)。 - 前記空調室内ユニット(20)は、前記ブース(90)の天井(92)の近傍に配置されており、
前記外気取入ユニット(50)は、その側面(58)に前記第2吹出口(50b)が形成され、前記ブース(90)の天井(92)の近傍に配置されている、
請求項1に記載の空調システム(10)。 - 前記ブース(90)の外に設けられ、冷媒配管(31)によって前記空調室内ユニット(20)と接続される、空調室外ユニット(30)と、
前記ブース(90)の外に設けられ、前記外気取入ユニット(50)に対して外気を供給する、外気供給ファンユニット(60)と、
をさらに備え、
前記空調室外ユニット(30)および前記外気供給ファンユニット(60)が、共通支持部材(70)によって一体化されている、
請求項1または2に記載の空調システム(10)。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015241345A JP6774704B2 (ja) | 2015-12-10 | 2015-12-10 | 空調システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015241345A JP6774704B2 (ja) | 2015-12-10 | 2015-12-10 | 空調システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017106676A JP2017106676A (ja) | 2017-06-15 |
JP6774704B2 true JP6774704B2 (ja) | 2020-10-28 |
Family
ID=59059613
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015241345A Active JP6774704B2 (ja) | 2015-12-10 | 2015-12-10 | 空調システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6774704B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107355881A (zh) * | 2017-08-25 | 2017-11-17 | 山西彩云归科技有限公司 | 室内空气净化方法和装置 |
JP2022065690A (ja) * | 2020-10-16 | 2022-04-28 | 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 | ブース |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2616313B2 (ja) * | 1991-11-13 | 1997-06-04 | 三菱電機株式会社 | ブース用空調機 |
JP2616312B2 (ja) * | 1991-11-13 | 1997-06-04 | 三菱電機株式会社 | ブース用空調機 |
JPH0838843A (ja) * | 1994-08-01 | 1996-02-13 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 空気再生装置 |
JP2001304661A (ja) * | 2000-04-21 | 2001-10-31 | Daikin Ind Ltd | 天井埋込型空気調和機用室内機 |
JP4527306B2 (ja) * | 2001-03-16 | 2010-08-18 | 三菱電機株式会社 | 天井埋込形空気調和機 |
JP2005140366A (ja) * | 2003-11-05 | 2005-06-02 | J Support:Kk | 空調システム |
JP2006023065A (ja) * | 2004-06-10 | 2006-01-26 | Mitsubishi Electric Corp | 換気機能付き空気調和機及び換気機能付き空気調和機の換気装置及び換気機能付き空気調和機の換気方法 |
JP4568058B2 (ja) * | 2004-09-03 | 2010-10-27 | 三洋電機株式会社 | 天吊型空気調和装置 |
JP2008164184A (ja) * | 2006-12-27 | 2008-07-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 空気調和機能付換気装置 |
JP6343453B2 (ja) * | 2014-01-24 | 2018-06-13 | 東芝キヤリア株式会社 | 天井埋込み形空気調和機 |
-
2015
- 2015-12-10 JP JP2015241345A patent/JP6774704B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017106676A (ja) | 2017-06-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN110360624A (zh) | 厨房空气调节系统 | |
KR100629342B1 (ko) | 공기조화기 | |
CN110657526A (zh) | 厨房空气调节系统 | |
CN105371386A (zh) | 一种空调新风一体机 | |
JP6774704B2 (ja) | 空調システム | |
JP2017106724A (ja) | 空気調和方法及び空気調和機 | |
JP3081758B2 (ja) | 厨房の吸排気装置 | |
JP2014148292A (ja) | 車両用空気調和機 | |
JP6211675B1 (ja) | 全館空調システム | |
KR20070078255A (ko) | 공기조화기의 실내기 | |
JP2011112341A (ja) | 空気調和装置 | |
JPS61101732A (ja) | クリ−ンル−ム | |
JP5567542B2 (ja) | 空気調和方法及び空気調和機 | |
JP2009058220A (ja) | 空気調和方法及び空気調和機 | |
JP2021032452A (ja) | 空気環境循環調整システム | |
JP6329584B2 (ja) | 空気調和方法及び空気調和機 | |
JP4425007B2 (ja) | 換気ユニット | |
KR20160061582A (ko) | 수평형 에어커튼을 이용한 냉난방에너지 절약방법 | |
JP2006275455A (ja) | 空気調和装置 | |
CN108895557A (zh) | 一种窗套式智能模块集成空气调节设备 | |
CN111780291B (zh) | 厨房空气调节系统 | |
KR20070069538A (ko) | 공기 조화기 | |
KR20070069537A (ko) | 공기 조화기 | |
WO2019127907A1 (zh) | 空调室外机及空调机组 | |
JP2024044666A (ja) | 空調システムおよび建物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20181126 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190822 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190924 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20191125 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200218 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200417 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200901 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20201001 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6774704 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |