JP6772974B2 - サーバ装置、通信機器、サーバ装置の制御方法、およびプログラム - Google Patents

サーバ装置、通信機器、サーバ装置の制御方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、グループを組んで計算の学習を行なうのに好適なサーバ装置、通信機器、サーバ装置の制御方法、およびその制御プログラムに関する。
従来より、関数電卓と称する様々な関数式の計算過程を学習させる情報表示装置が広く利用されている。
このような情報表示装置の利用形態として、関数式のグラフを表示させて解析する学校の授業などにおいて、先生および生徒各個人が前記情報表示装置を使用する。そして、先生の使用する情報表示装置において、赤外線通信等により転送される生徒各個人の情報表示装置からのグラフデータ等の計算データを受信して統合し、その統合した結果の統合計算データを拡大投影表示することが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、生徒各個人のデータを集計して表示するものとして、先生端末から教室内の各生徒端末に送信した特定の問題について、各生徒端末からの回答を先生端末により受信して集計し、集計結果を一覧表示することが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
特許第4720607号公報 特開平10−268741号公報
前記従来の技術では、複数の生徒端末にて入力されたグラフデータ等の計算データや特定の問題についての回答データを、当該生徒端末から先生端末へ送信する。そして、先生端末において受信された各生徒端末からのデータを統合したり集計したりして一覧表示することができた。
しかしながら、前記先生端末において、各生徒端末から受信した各データを、単に統合あるいは集計して一覧表示するのではなく、任意の条件によって選択したデータだけを統合あるいは集計して簡単に一覧表示することはできなかった。
本発明は、このような課題に鑑みなされたもので、各情報表示装置の計算データをグループに統合した統合データとして表示させることができるだけでなく、ユーザ任意に選択した内容の計算データを統合した統合データとして表示させることが可能になるサーバ装置、通信機器、サーバ装置の制御方法、およびその制御プログラムを提供することを目的とする。
本発明に係るサーバ装置は、グループ識別符号に対応付けられた計算機能及び当該計算機能に関する計算データを通信機器から受信し、操作子を含んだ表示画面となるようなデータを生成し、当該生成したデータを前記通信機器に送信し、前記操作子に対するユーザ操作に応じて選択された前記計算機能の種類を条件として設定し、前記グループ識別符号毎に、前記受信した計算データの中から、前記条件として設定した前記計算機能の前記種類に該当する計算データを統合した画像統合データを生成し、前記通信機器に送信する、制御部を備える。
また、別の本発明に係るサーバ装置は、通信機器との間で通信を行う外部端末の特定情報と、グループ識別符号に対応付けられた計算データとを、前記通信機器から受信し操作子を含んだ表示画面となるようなデータを生成し、当該生成したデータを通信機器に送信し、前記操作子に対するユーザ操作に応じて選択されたデータ選択情報であって、前記外部端末の特定情報毎に登録された全データを対象にするか又は最新データを対象にするかのデータ選択情報を条件として設定し、前記グループ識別符号毎に、前記受信した計算データの中から、前記設定した条件に応じて、前記外部端末の特定情報毎に登録された各計算データの全データ又は最新データを統合したデータを統合した画像統合データを生成し、前記通信機器に送信する、制御部を備える。
本発明に係る通信機器は、計算機能及び当該計算機能に関する計算データを取得し、前記取得した計算機能及び計算データにグループ識別符号を対応付けて、当該計算機能及び当該計算データをサーバ装置へ送信する、制御部を備える通信機器であって、前記サーバ装置は、前記グループ識別符号に対応付けられた前記計算機能及び前記計算データを前記通信機器から受信し、操作子を含んだ表示画面となるようなデータを生成し、当該生成したデータを前記通信機器に送信し、前記操作子に対するユーザ操作に応じて選択された前記計算機能の種類を条件として設定し、前記グループ識別符号毎に、前記受信した計算データの中から、前記条件として設定した前記計算機能の前記種類に該当する計算データを統合した画像統合データを生成し、前記通信機器に送信する、制御部を備える
また、別の本発明に係る通信機器は、計算データを外部端末より取得し、前記取得した計算データ及び前記外部端末の識別情報にグループ識別符号を対応付けて、当該計算データ及び当該外部端末の識別情報をサーバ装置へ送信する、制御部を備える通信機器であって、前記サーバ装置は、前記グループ識別符号に対応付けられた前記計算データ及び前記外部端末の特定情報を前記通信機器から受信し、操作子を含んだ表示画面となるようなデータを生成し、当該生成したデータを前記通信機器に送信し、前記操作子に対するユーザ操作に応じて選択されたデータ選択情報であって、前記外部端末の特定情報毎に登録された全データを対象にするか又は最新データを対象にするかのデータ選択情報を条件として設定し、前記グループ識別符号毎に、前記受信した計算データの中から、前記設定した条件に応じて、前記外部端末の特定情報毎に登録された各計算データの全データ又は最新データを統合したデータを統合した画像統合データを生成し、前記通信機器に送信する、制御部を備える。
本発明によれば、各情報表示装置の計算データをグループに統合した統合データとして表示させることができるだけでなく、ユーザ任意に選択した内容の計算データを統合した統合データとして表示させることが可能になる。
本発明の実施形態に係る計算学習システムの構成を示す模式図。 関数電卓10の電子回路の構成を示すブロック図。 カメラ付き通信機器20の電子回路の構成を示すブロック図。 計算サーバ30の電子回路の構成を示すブロック図。 前記関数電卓10の計算処理を示すフローチャート。 前記カメラ付き通信機器20の計算データ送受信処理(専用QRアプリケーション)を示すフローチャート。 前記計算サーバ30のサーバ処理(その1)を示すフローチャート。 前記計算サーバ30のサーバ処理(その2)を示すフローチャート。 前記計算サーバ30により生成された画像統合データAgを含めた部屋表示画面GRの表示動作(その1)を示す図。 前記計算サーバ30により生成された画像統合データAgを含めた部屋表示画面GRの表示動作(その2)を示す図。 前記計算サーバ30により生成された画像統合データAgを含めた部屋表示画面GRの表示動作(その3)を示す図。
以下図面により本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る計算学習システムの構成を示す模式図である。
ここでは、図1に示すように、各生徒A,B,…が使用する情報表示装置としての関数電卓10(10A,10B,…)と、各生徒A,B,…の関数電卓10A,10B,…にその計算データ1.2.…に対応して表示出力されたQRコード(登録商標)等の2次元コードQA,QB,…を撮影して読み取る先生が使用するカメラ付き通信機器20(カメラ付きタブレットPC等)と、該カメラ付き通信機器20からインターネット等の通信ネットワークNを介して送信されてくる部屋ID(グループID)を対応付けた前記2次元コードQA,QB,…の内容に応じた計算データ1.2.…を受信し、当該計算データ1.2.…を、前記部屋ID(グループID)別に統合した統合計算データとして生成する計算サーバ(サーバ装置)30と、該計算サーバ30での前記部屋ID(グループID)別の統合計算データを通信ネットワークNを介して受信して表示出力する前記通信機器20(あるいはパソコンPC)と、該通信機器20(パソコンPC)に表示出力される統合計算データを拡大投影表示するプロジェクタPと、からなる計算学習システムを例に説明する。
なお、前記カメラ付き通信機器20から前記計算サーバ30へ送信する各関数電卓10A,10B,…の計算データには、前記計算サーバ30に事前に作成した部屋(グループ)の部屋ID(グループID)と、当該各関数電卓10A,10B,…のユーザ(生徒A,B,…)の名前とを対応付けて送信する。
本実施形態では、次の具体例について説明する。3人の生徒A,B,Cが、サイコロを予め決められた回数振って出た目の数を自分の関数電卓(情報表示装置)10A,10B,10Cに統計モード(統計計算機能)の表によって入力し、当該表のデータを計算対象とした計算データを各電卓10A,10B,10Cの固有IDを含む二次元コード(QRコード)QA,QB,QCとして表示出力させる。この際、先生のカメラ付き通信機器20(あるいはパソコンPC)により前記計算サーバ(サーバ装置)30のHP(ホームページ)アドレスに事前にアクセスし、当該計算の課題に応じた部屋(グループ)「サイコロの目の出る回数の部屋」を作成しその部屋ID(グループID)を取得する。そして、前記各生徒の関数電卓10A,10B,10Cに表示された二次元コード(QRコード)QA,QB,QCを先生のカメラ付き通信機器20により順次撮影し当該各生徒の名前「A君」「B君」「Cさん」を入力することで、各二次元コード(QRコード)QA,QB,QCの内容のデータを前記部屋ID(グループID)と各対応する名前とを対応付けて前記計算サーバ30へ送信する。前記計算サーバ30により受信された前記各生徒A,B,Cの計算データを前記部屋ID(グループID)別の記憶エリア322に登録して統合し、この統合した統合計算データ(画像統合データAg)を当該「サイコロの目の出る回数の部屋」の部屋表示画面GRとして外部機器(例えば前記先生のカメラ付き通信機器20やパソコンPC)に出力して表示させる。
なお、前記カメラ付き通信機器20は、カメラ付きタブレットPCに限定されるものではなく、カメラ付きPDA(personal digital assistants)、カメラ付きスマートフォン、カメラ付き又はカメラが接続されたノートPC(personal computer)、電子黒板等として構成され得る。
また、前記関数電卓10A,10B,…は、先生用の1台もさらに含まれても良い。
図2は、前記関数電卓10の電子回路の構成を示すブロック図である。
ここでは、複数の生徒が個々に持つ関数電卓10A,10B,…のうちの1台を関数電卓10として説明する。
前記関数電卓10には、キー入力部11および表示出力部12が設けられる。
前記キー入力部11には、数値や数式を入力したり計算の実行を指示したりするための数値・演算記号キー群、各種の関数を入力したりメモリ機能を立ち上げたりするための関数機能キー群、各種動作モードのメニュー画面を表示させたり動作モードの設定を指示したりするためのモード設定キー群、前記表示出力部12に表示されたカーソルの移動操作やデータ項目の選択操作などを行うためのカーソルキー、そして、2次元バーコード(QRコード)を表示させるための[QR](QR表示)キーなどが備えられる。
前記表示出力部12は、ドットマトリクス型の液晶表示ユニットからなる。
前記関数電卓10の電子回路は、前記キー入力部11および表示出力部12に加えて、コンピュータであるCPU13と、メモリ14と、記録媒体読取部15とを備えている。また、同図に破線で示すように、無線通信部16を備えていても良い。
前記CPU13は、メモリ14に記憶されている数式計算処理プログラム141に従い回路各部の動作を制御し、キー入力部11からのキー入力信号に応じた各種の演算処理を実行する。この数式計算処理プログラム141は、メモリ14に予め記憶されていても良いし、あるいはメモリカード等の外部記録媒体Mから記録媒体読取部15を介してメモリ14に読み込まれて記憶されたものであっても良い。この数式計算処理プログラム141は、ユーザがキー入力部11の操作によって書き換えできないようになっている。
前記メモリ14には、さらに、ユーザ書き換え不可能な情報として、電卓固有ID142も記憶される。この電卓固有ID142は、各関数電卓10A,10B,…の各々に独特なIDである。
前記メモリ14には、このようなユーザ書き換え不可能な情報の他に、ユーザが書き換え可能なデータを記憶するために、入力データエリア143が確保されている。
ここで、前記入力データエリア143は、前記キー入力部11によりキー入力されたキーコードのデータが順次入力され、これにより構成される数式のデータや表データが記憶される。例えば数値キーは数字を示すコードで、[sin]などの関数キーはその関数を示すコードで、「+」「−」「×」「÷」などの算術記号キーはその算術記号を示すコードで記憶される。また、この入力データエリア143には、前記キー入力部11の[MODE]キー操作に従って設定された、統計機能とその計算種類(1変数統計/2変数統計;1次回帰/対数回帰/e指数回帰/ab指数回帰/べき乗回帰/逆数回帰/2次回帰)等の計算機能種別や、計算の対象となるデータ、例えば表データも記憶される。表データは、1変数の場合はXに対応する各数値データ、2変数の場合はX,Yのそれぞれに対応する各数値データを含む。
ここで、前記表データ等の計算の対象となるデータを計算対象データ、当該計算対象データを前記統計機能の計算種類に応じて計算した結果のデータを計算結果データ、さらに前記統計機能等の計算機能の種別とその計算種類、前記計算対象データ、前記計算結果データを総じて計算データと称呼する。
なお、無線通信部16は、Bluetooth(登録商標)や赤外線通信等の、外部のカメラ付き通信機器20等と無線通信する機能を備えている。
このように構成された関数電卓10は、前記CPU13が前記数式計算処理プログラム141に記述された命令に従い回路各部の動作を制御し、ソフトウエアとハードウエアとが協働して動作することにより、後述の動作説明で述べるような、当該関数電卓10の固有IDと、キー入力部11から入力された機能種別(例えば、統計計算機能とその計算種類)、計算対象データ(例えば、統計計算の計算対象データ)又は計算結果データ(例えば、統計計算の計算結果データ)、設定情報、その他のデータを、2次元コード化、本実施形態ではQRコード化し、表示出力部12により表示出力する、表示制御機能を実現する。
前記カメラ付き通信機器20は、前記関数電卓10A,10B,…の表示出力部12に表示出力された2次元コード(QRコード)QA,QB,…を撮影し、その撮影した2次元コード(QRコード)QA,QB,…の内容のデータ(電卓固有IDと計算データ)に、該当する生徒の名前と事前に取得した前記部屋ID(グループID)とを付加し、通信ネットワークNを介して予めHPアドレスが設定された計算サーバ20に送信する。
なお、前記2次元コード(QRコード)QA,QB,…の内容のデータ(電卓固有IDと計算データ)は、当該データそれ自体を前記無線通信部16によって前記カメラ付き通信機器20に送信する構成としてもよい。
図3は、前記カメラ付き通信機器20の電子回路の構成を示すブロック図である。
前記カメラ付き通信機器20の電子回路は、表示出力部21に加えて、コンピュータであるCPU22と、メモリ23と、記録媒体読取部24と、前記表示出力部21に重ねて一体化したタッチ入力部25と、カメラ部26、通信部27を備えている。なお、前記タッチ入力部25は電源キー等のキー入力部を含んでも良い。また、同図に破線で示すように、無線通信部28を備えていても良い。
前記CPU22は、メモリ23に記憶されている通信機器制御プログラム(ブラウザアプリケーション/メールアプリケーション含む)221、計算データ送受信処理プログラム(専用QRアプリケーション)222に従い、前記タッチ入力部25からのタッチ(又はキー)入力信号や前記通信部27(28)による受信信号に応じて回路各部の動作を制御する。前記各プログラム221,222は、メモリ23に予め記憶されていても良いし、あるいはメモリカード等の外部記録媒体Mから記録媒体読取部24を介してメモリ23に読み込まれて記憶されたものでも良いし、あるいは通信ネットワークN上のWebサーバからメモリ23にダウンロードされて記憶されたものでも良い。
また、前記メモリ23には、名前記憶エリア223、部屋ID記憶エリア224が確保される。
前記名前記憶エリア223には、前記各生徒A,B,…の関数電卓10A,10B,…に表示出力された2次元コード(QRコード)QA,QB,…を前記計算データ送受信処理プログラム(専用QRアプリケーション)222に従いカメラ部26により撮影した際に、当該2次元コード(QRコード)QA,QB,…の内容のデータ(計算データと電卓固有ID:xxxx1/xxxx2/…)に、前記タッチ入力部25にてタッチ(又はキー)入力された該当する生徒の名前「A君」「B君」…が対応付けられて記憶される。
前記部屋ID記憶エリア224には、先生のカメラ付き通信機器20(あるいはパソコンPC)から前記計算サーバ30へのアクセスに従い事前に作成されて取得された計算の課題に応じた部屋(グループ)の部屋ID(グルーブID)とその部屋名が記憶される。
なお、無線通信部28は、Bluetooth(登録商標)や赤外線通信等の、外部の情報表示装置(関数電卓)10等と無線通信する機能を備えており、前記各生徒の関数電卓10A,10B,…に表示させた前記2次元コード(QRコード)QA,QB,…の内容のデータ(計算データと電卓固有ID)は、当該データそれ自体を前記関数電卓10A,10B,…から無線送信し前記無線通信部28により受信して取得する構成としてもよい。
このように構成されたカメラ付き通信機器20は、前記CPU22が前記通信機器制御プログラム221や計算データ送受信処理プログラム(専用QRアプリケーション)222に記述された命令に従い回路各部の動作を制御し、ソフトウエアとハードウエアとが協働して動作することにより、後述の動作説明で述べるような、前記関数電卓10に表示された2次元コード(本実施形態ではQRコード)を読み取り、この2次元コード(QRコード)の内容のデータに前記名前と前記部屋ID(グループID)とを付加して前記計算サーバ30に送信する、QR撮影送信機能を実現する。
図4は、前記計算サーバ30の電子回路の構成を示すブロック図である。
この計算サーバ30の電子回路は、コンピュータであるCPU31と、メモリ32と、記録媒体33と、記録媒体読取部34と、通信部35とを備えている。また、同図に破線で示すように、キー入力部36或いは表示出力部37を備えていても良い。
前記CPU31は、メモリ32に予め記憶されている、あるいはメモリカード等の記録媒体33から記録媒体読取部34を介してメモリ32に読み込まれた、あるいは通信ネットワークN上のWebサーバから通信部35を介してメモリ32にダウンロードされた、サーバ制御プログラム321に従い回路各部の動作を制御し、通信部35で受信した前記カメラ付き通信機器20からの部屋ID(グループID)と名前を付加した2次元コード(QRコード)の内容データに応じた各種の演算処理を実行する。
前記メモリ32には、前記サーバ制御プログラム321が記憶される他に、通信部35を介してカメラ付き通信機器20から受信した2次元コード(QRコード)の内容データ(QRデータ)を部屋ID(グループID)別に登録する部屋ID別計算データ記憶エリア322が確保される。ここで、前記部屋ID別計算データ記憶エリア322には、部屋ID(グループID)別の専用のデータエリア322A,322B,…が作成され、そこに、個々の生徒A,B,…毎の関数電卓10A,10B,…から先生のカメラ付き通信機器20により読み取って受信した2次元コードの内容データ(QRデータ)を部屋別(グループ別)データとして生徒の名前付きで登録できるようになっている。
本実施形態では、先生のカメラ付き通信機器20(あるいはパソコンPC)からのアクセスに従い、計算の課題に応じた部屋(グループ)の部屋ID(グループID)を予め対応付けた部屋ID別計算データ記憶エリア322が確保される。そして、前記先生のカメラ付き通信機器20から受信された生徒A,B,…毎の2次元コード内容データ(QRデータ)は、当該2次元コード内容データ(QRデータ)に対応付けられて受信された部屋ID(グループID)に従って該当する部屋ID(グループID)のデータエリア322A…に前記各生徒A,B,…の名前付きで登録される。
なお、前記サーバ制御プログラム321は、当該計算サーバ30のオペレータによるキー入力部36の設定操作やメンテナンス操作等に応じた設定動作やメンテナンス動作を行う機能、その動作の途中経過や結果を表示出力部37に表示する機能、等を備えている。
このように構成された計算サーバ30は、前記CPU31が前記サーバ制御プログラム321に記述された命令に従い回路各部の動作を制御し、ソフトウエアとハードウエアとが協働して動作することにより、以下の動作説明で述べるような、生徒A,B,…毎の受信2次元コード内容データ(QRデータ)に基づく計算データを当該計算の課題に応じた部屋(グループ)に統合し、その統合した統合計算データを、前記2次元コード内容データ(QRデータ)の送信元である先生のカメラ付き通信機器20やパソコンPCに送信する、サーバ処理機能を実現する。
前記先生のカメラ付き通信機器20やパソコンPCは、通信ネットワークNを介して前記計算サーバ30から受信した統合計算データを、その表示出力部21に表示したり、当該通信機器20やパソコンPCに接続したプロジェクタPによって拡大投影表示したりすることができる。
これにより、各生徒の関数電卓10A,10B,…による計算データを、その計算の課題(例えば、サイコロの目の出る回数の部屋)に応じてグループ化して統合した統合データとして管理し、これを先生、生徒の全員で閲覧して学習できるようになる。
次に、前記構成の計算学習システムの具体的な動作について説明する。
図5は、前記関数電卓10の計算処理を示すフローチャートである。
図6は、前記カメラ付き通信機器20の計算データ送受信処理(専用QRアプリケーション)を示すフローチャートである。
図7、図8は、前記計算サーバ30のサーバ処理を示すフローチャートである。
図9は、前記計算サーバ30により生成された画像統合データAgを含めた部屋表示画面GRの表示動作(その1)を示す図である。
先ず、先生のカメラ付き通信機器20(又はパソコンPC)から計算サーバ30のHPアドレス(計算サイト)にアクセスし、これから生徒に学習させる計算の課題に応じた部屋の部屋ID(グループID)を作成する。そして、前記計算サーバ30に作成した部屋の部屋ID(グループID)と部屋名とを前記カメラ付き通信機器20(又はパソコンPC)に取得して登録する。
具体的には、前記計算サーバ30の部屋ID別計算データ記憶エリア322に、部屋ID(グループID)“823C-38q1-4234-F28S”と部屋名「サイコロの目の出る回数の部屋」とコメント「サイコロを振って、出た目の数を統計モードの表に入力して送って下さい。」とを対応付けて登録したデータエリア322A、部屋ID(グループID)“RK8n-1RvB-95Ez-ee2R”と部屋名「身長・体重の比較の部屋」とコメント「…」とを対応付けて登録したデータエリア322Bを作成する。
そして、前記カメラ付き通信機器20(又はパソコンPC)の部屋ID記憶エリア224のデータエリア224aに、前記部屋ID(グループID)“823C-38q1-4234-F28S”と部屋名「サイコロの目の出る回数の部屋」とを対応付けて登録し、データエリア224bに、前記部屋ID(グループID)“RK8n-1RvB-95Ez-ee2R”と部屋名「身長・体重の比較の部屋」とを対応付けて登録する。
ここで、各生徒の関数電卓10A,10B,10Cによる計算データの作成処理について説明する。
生徒Aの関数電卓(情報表示装置)10Aの[MODE]キーの操作に応じて表示される計算機能一覧メニュー(図示せず)において、前記図5における計算処理に従い、統計計算機能が選択されると(ステップS101)、当該関数電卓10Aの動作モードが統計モードに設定され、統計計算の種類を指定するための統計計算種類一覧メニュー(図示せず)が表示出力部12に表示される。
前記統計計算種類一覧メニューにおいて、ユーザ所望の計算種類(ここでは、1変数統計計算)が指定されると(ステップS102)、図1に示したように、当該指定の計算種類(1変数統計計算)での計算要素(表)データ(計算対象データ)を入力するための表データ入力画面(ここでは、1変数入力画面)Giが前記表示出力部12に表示される。
この表データ入力画面(1変数入力画面)Giにおいて、所望の計算要素(表)データ(ここでは、サイコロを10回振って出た目の回数X)が入力されると、前記指定された計算種類(1変数統計計算)と当該入力された要素データXがメモリ14内の入力データエリア143に記憶される(ステップS103)。
ここで、前記指定された統計計算(1変数統計計算)で計算要素データ(計算対象データ)Xを入力した状態での計算データを前記計算サーバ30に送るために、キー入力部11の[QR]キーが操作されると(ステップS104)、『計算サーバ30のHPアドレス、本電卓の固有ID(xxxx1)、計算データとして実行中の計算機能種別(統計計算機能と計算種類(1変数統計計算))、計算対象データ(サイコロを10回振って出た目の回数X)、設定情報、その他』のデータが2次元コード(QRコード)化される。そして、図1で示したように、前記2次元コード(QRコード)QAが表示出力部12に表示される(ステップS105)。
また、前記ステップS101〜S103の処理に従い、指定の種類の統計計算(例えば、2変数統計計算;1次回帰)のための計算要素データ(X,Y)が入力された後に、[=]キーのユーザ操作により計算実行が指示されると(ステップS106(Yes))、当該指定の種類の統計計算(2変数統計計算;1次回帰)が実行される(ステップS107)。
この際、前記2変数統計計算の実行処理(S107)では、前記計算要素データ(X,Y)に基づき、回帰式(y=a+bx)のパラメータa,b、相関係数r、決定係数r、平均平方誤差MSeが算出され、統計計算結果データとして前記表示出力部12に表示される(ステップS108)。
そして、前記統計計算(2変数統計計算;1次回帰)を実行した状態での計算結果データを含む計算データを前記計算サーバ30に送るために、キー入力部11の[QR]キーが操作されると(ステップS109)、『計算サーバ30のHPアドレス、本電卓の固有ID(xxxx1)、計算データとして実行中の計算機能種別(統計計算機能と計算種類(2変数統計計算;1次回帰))、統計計算結果データ、設定情報、その他』のデータが2次元コード(QRコード)化され、表示出力部12に表示される(ステップS110)。
この後、前記計算要素データの再入力がある場合には、前記ステップS102からの処理に戻り(ステップS111→S102)、無い場合には前記ステップS101からの処理に戻る。
ここで、前記生徒Aの関数電卓10Aに表示させた前記統計計算(1変数統計計算)に対応した2次元コード(QRコード)QAについて、先生のカメラ付き通信機器(スマートフォン等)20で読み取る操作を行なうと(ステップS201(Yes))、前記2次元コード(QRコード)QAの内容のデータ(QRデータ)『計算サーバ30のHPアドレス、関数電卓10Aの固有ID(xxxx1)、計算機能種別(統計計算機能と計算種類(1変数統計計算))、計算対象データ(サイコロを10回振って出た目の回数Xの表データ)(又は計算結果データ)、設定情報、その他』が解析されて取得される(ステップS202)。
ここで、前記2次元コード(QRコード)QAの撮影により取得された内容のデータ(QRデータ)が計算データであると判断されると(ステップS203(Yes))、前記部屋ID記憶エリア224(224a)に登録されている部屋名(ここでは「サイコロ…」「身長・体重…」)が読み出され、部屋一覧画面(図示せず)として表示出力部21に表示される(ステップS204)。
そして、前記部屋一覧画面RLの部屋名「サイコロの目の出る回数の部屋」がタッチされて選択されると(ステップS205(Yes))、前記2次元コード内容データ(QRデータ)の電卓固有ID(xxxx1)にユーザ入力された生徒の名前「A君」が対応付けられて名前記憶エリア223のデータエリア223aに登録される(ステップS207)。
なお、前記カメラ付き通信機器20による前記2次元コード(QRコード)の初回の撮影・解析処理の際(ステップS201〜S205の処理直後)は、ステップS206による2次元コード(QRコード)の撮影・解析処理は省略される。
すると、前記関数電卓10Aから取得された2次元コード(QRコード)QAの内容のデータ(QRデータ)『関数電卓10Aの固有ID(xxxx1)、計算機能種別(統計計算機能と計算種類(1変数統計計算))、計算対象データ(サイコロを10回振って出た目の回数Xの表データ)(又は計算結果データ)、設定情報、その他』と、前記ステップS205にて選択された部屋「サイコロ…」の部屋ID(グループID)“823C-38q1-4234-F28S”と、前記入力された生徒の名前「A君」とが、計算サーバ30へ送信される(ステップS208)。
続いて、生徒Bの関数電卓10Bにおける計算処理(図5参照)に従い、前記生徒Aの関数電卓10Aと同様に、サイコロを10回振って出た目の回数Xの表データが入力されて処理・表示された2次元コード(QRコード)QBを、前記先生のカメラ付き通信機器20で撮影すると(ステップS209(Yes))、前記ステップS206以降の処理が繰り返される。
すなわち、前記生徒Bの関数電卓10Bに表示された2次元コード(QRコード)QBを前記先生のカメラ付き通信機器20により撮影することで、当該関数電卓10Bの固有ID(xxxx2)に名前「B君」が対応付けられて前記名前記憶エリア223のデータエリア223bに登録される(ステップS206,S207)。
そして、前記関数電卓10Bから取得された2次元コード(QRコード)QBの内容のデータ(QRデータ)『関数電卓10Bの固有ID(xxxx2)、計算機能種別(統計計算機能と計算種類(1変数統計計算))、計算対象データ(表データ)(又は計算結果データ)、設定情報、その他』と、前記部屋「サイコロ…」の部屋ID(グループID)“823C-38q1-4234-F28S”と、前記生徒Bの名前「B君」とが、計算サーバ30へ送信される(ステップS208)。
さらに、生徒Cの関数電卓10Cにおける計算処理(図6参照)に従い、前記生徒A,Bの関数電卓10A,10Bと同様に、サイコロを10回振って出た目の回数Xの表データが入力されて処理・表示された2次元コード(QRコード)QCについても、先生のカメラ付き通信機器(スマートフォン)20により撮影され、当該電卓10Cの固有ID(xxxx3)に名前「Cさん」が対応付けられて前記名前記憶エリア223(223c)に登録される(ステップS206,S207)。
そして、前記関数電卓10Cから取得された2次元コード(QRコード)QCの内容のデータ(QRデータ)『関数電卓10Cの固有ID(xxxx3)、計算機能種別(統計計算機能と計算種類(1変数統計計算))、計算対象データ(表データ)(又は計算結果データ)、設定情報、その他』と、前記部屋「サイコロ…」の部屋ID(グループID)
“823C-38q1-4234-F28S”と、前記生徒Cの名前「Cさん」とが、計算サーバ30へ送信される(ステップS208)。
この後、前記カメラ付き通信機器(スマートフォン)20において、各生徒の関数電卓10A,10B,10Cに表示された2次元コード(QRコード)QA,QB,QCの読み取り、データ送信が終わることで、[完了]のユーザ操作がなされると(ステップS210(Yes))、実行中の計算データ送受信処理(専用QRアプリケーション)が終了される。
なお、前記関数電卓10から前記カメラ付き通信機器(スマートフォン等)20で取得するデータ『電卓固有ID、計算機能種別(統計計算機能と計算種類)、計算対象データ(又は計算結果データ)、設定情報、その他』は、前記関数電卓10において、当該データを2次元コード(QRコード)化し、これを前記カメラ付き通信機器(スマートフォン等)20で撮影し解析することで取得する構成とした。しかしこれに限らず、前記関数電卓10の無線通信部16と前記通信機器20の無線通信部28との近距離無線通信によって取得する構成としてもよい。
そして、前記計算サーバ30において、前記先生のカメラ付き通信機器(スマートフォン等)20から送信された前記各生徒の関数電卓10A,10B,10Cに対応した2次元コード(QRコード)QA,QB,QCの内容のデータ(QRデータ)『電卓固有ID、計算機能種別(統計計算機能と計算種類)、計算対象データ(又は計算結果データ)、設定情報、その他』が、前記部屋「サイコロ…」の部屋ID(グループID)“823C-38q1-4234-F28S”と名前「A君」「B君」「Cさん」とを対応付けて受信される(ステップS301(Yes))。そして、前記受信された2次元コード(QRコード)QA,QB,QCの内容データ(QRデータ)と名前が、当該受信された部屋ID(グループID)“823C-38q1-4234-F28S”専用のデータエリア322Aに各生徒A,B,C毎に記憶される(ステップS302)。
すると、以下の処理(ステップS303〜S305)において、前記部屋ID別計算データ記憶エリア322(322A)に記憶された各生徒の計算データを、複数の条件に従い統合した画像統合データAgとして表示させるための絞り込み条件(選択条件)が初期設定される。
先ず、同じ部屋ID(グループID)のデータエリア322A(322B)に記憶されている各生徒の計算データの全データを表示対象にするか最新データを表示対象にするかの条件[重複ID表示]が「する」(全データを表示)に設定される。また、全ての計算機能の計算データを表示対象にするか選択された計算機能の計算データを表示対象にするかの条件[機能絞込]が「せず」(全機能のデータを表示)に設定される。また、個別の計算データを選択的に表示対象にする条件[個別絞込]が「せず」に設定される(ステップS303)。
次に、各生徒の計算データを合体して統合するか一覧として統合するかの条件[合計(合体)]が「せず」に設定される(ステップS304)。
さらに、画像統合データAgとして表示させるグラフの種別が、前記表示対象の計算データの計算機能に応じた種別に設定される(ステップS305)。当該グラフの種別には、前記表示対象の計算データが統計計算機能で1変数統計の計算データの場合、A:箱ひげ図、B:円グラフ、C:棒グラフがあり、2変数統計の計算データの場合、A:散布図、B:直線回帰グラフ、C:2次回帰グラフがある。また、前記表示対象の計算データが数表計算機能の計算データの場合、A:数表に応じた関数式のグラフとなる。そして、前記グラフの種別は、「A」に選択されて初期設定される。
具体的に、前記部屋ID別計算データ記憶エリア322のデータエリア322Aに記憶された計算データの場合は、統計計算機能による1変数統計計算データなので、グラフの種別は「A:箱ひげ図」に初期設定される。
すると、前記部屋ID別計算データ記憶エリア322(「サイコロ…」322A)に記憶された各生徒の計算データについて、図9(A)に示すように、前記初期設定された各絞り込み条件(選択条件)[重複ID表示:する][機能絞込:せず][個別絞込:せず][合計(合体):せず][グラフ種別:箱ひげ図」に応じたグラフ画像GA,GB,GCが生成され、当該各計算データのグラフ画像GA,GB,GC毎に該当する名前「A君」「B君」「Cさん」を対応付けて一覧にした画像統合データAgが生成される。そして、前記画像統合データAgに該当する部屋の情報と前記各絞り込み条件(選択条件)とを含めた部屋表示画面GRが生成され、前記先生のカメラ付き通信機器20に送信されて表示される(ステップS306)。
前記部屋表示画面GR(図9(A)参照)において、該当する部屋の情報は、部屋名「サイコロの目の出る回数の部屋」rn、部屋ID(グループID)“823C-38q1-4234-F28S”id、コメント「サイコロを振って、出た目の数を統計モードの表に入力して送って下さい。」rcとして表示される。また、前記各絞り込み条件(選択条件)は、その操作子である[重複ID表示]選択ボタンAL(「する」選択中)、[機能絞込]選択メニューMf(「せず」選択中)、[個別絞込]選択ボタンps(「せず」選択中)、[合計(合体)]選択ボタンCB(「せず」選択中)、[グラフ種別]選択メニューMg(箱ひげ図ga選択中)として表示される。
これにより、各生徒の関数電卓10A,10B,10Cによりそれぞれ入力したサイコロを10回振ったときの目の出る回数の各統計計算データを、該当する部屋(グループ)「サイコロの目の出る回数の部屋」に簡単に統合し、箱ひげ図(グラフ画像)GA,GB,GCを一覧にした画像統合データAgとして表示させることができる。
ここで、前記先生のカメラ付き通信機器20に表示(プロジェクタPに拡大投影表示中)されている部屋表示画面GRにおいて、図9(B)に示すように、[グラフ種別]選択メニューMgの棒グラフgcがタッチされて選択され、前記計算サーバ30において、グラフ種別の変更が指示されたと判断されると(ステップS309(Yes))、当該変更後のグラフ種別(棒グラフ)が表示対象に指定される(ステップS310)。
この際、前記[合計(合体)]選択ボタンCBは、前記初期設定により「せず」に選択されたままので(ステップS311(No))、図9(B)に示すように、前記各絞り込み条件(選択条件)[重複ID表示:する][機能絞込:せず][個別絞込:せず][合計(合体):せず]と、変更後の[グラフ種別:棒グラフ]に応じたグラフ画像GA,GB,GCが生成され、該当する名前「A君」「B君」「Cさん」を対応付けて一覧にした画像統合データAgが生成される。そして、前記同様に条件変更後の部屋表示画面GRが生成され、前記先生のカメラ付き通信機器20に送信されて表示される(ステップS312)。
図10は、前記計算サーバ30により生成された画像統合データAgを含めた部屋表示画面GRの表示動作(その2)を示す図である。
例えば、前記図9(B)で示した各生徒「A君」「B君」「Cさん」によりサイコロを10回振って出た目の数の統計計算データを棒グラフのグラフ画像GA,GB,GCとして一覧にした部屋表示画面GR(画像統合データAg)において、さらに、各生徒によりサイコロを90回振って出た目の数を加えた100回分の統計計算データを、前記同様に各関数電卓10A,10B,10Cから前記カメラ付き通信機器20を経由して計算サーバ30で受信する。
この際、前記計算サーバ30の部屋ID別計算データ記憶エリア322(322A)「サイコロの目の出る回数の部屋」には、生徒毎に前記サイコロを10回振って出た目の数の統計計算データ(旧データ)と100回振って出た目の数の統計計算データ(最新データ)とが記憶される。
ここで、他の生徒「D君」の関数電卓10Dにより前記統計モード(統計計算機能)とは全く関係のない数表モード(数表計算機能)で入力した数表計算データが、前記同様に関数電卓10Dからカメラ付き通信機器20を経由して計算サーバ30に受信され、前記部屋ID別計算データ記憶エリア322(322A)「サイコロの目の出る回数の部屋」に記憶される。
すると、前記計算サーバ30では、図10(A)に示すように、前記絞り込み条件(選択条件)[重複ID表示:する(全データを表示)][機能絞込:せず(全機能のデータを表示)]に従って、前記部屋ID別計算データ記憶エリア322(322A)「サイコロの目の出る回数の部屋」に記憶された新旧の計算データおよび異なる計算機能の計算データも含めた全ての計算データについて、グラフ画像GA1(旧),GA2(最新),GB1(旧),GB2(最新),…が生成され、該当する名前「A君」「B君」…を対応付けて一覧にした統合画像データAgの部屋表示画面GRが生成されて送信される(ステップS301〜S312)。
この際、前記統合画像データAgには、前記生徒「D君」の関数電卓10Dにより入力した数表計算データのグラフ画像GDも混在して一覧表示されることで、表示の統一が取れず、サイコロの目の出る回数を学習する理解の妨げになってしまう。
ここで、前記先生のカメラ付き通信機器20に表示されている部屋表示画面GRにおいて、図10(B)に示すように、[機能絞込]選択メニューMfの統計モードアイコンf6がタッチされて選択され、前記計算サーバ30において、前記絞り込み条件[機能絞込:せず]が[機能絞込:統計]に変更されたと判断される(ステップS307(Yes))。
すると、当該変更後の絞り込み条件(選択条件)[重複ID表示:する][機能絞込:統計][個別絞込:せず][合計(合体):せず]に応じて、統計計算データである「A君」「B君」「Cさん」に対応した新旧全ての計算データが表示対象に設定される(ステップS308)。
これにより、前記変更後の絞り込み条件(選択条件)[重複ID表示:する][機能絞込:統計][個別絞込:せず][合計(合体):せず]に応じて、前記生徒「D君」の関数電卓10Dにより入力した数表計算データのグラフ画像GDは除外され、統計計算データだけに統一されたグラフ種別「C:棒グラフ」のグラフ画像GA1,GA2,GB1,GB2,GC1,GC2が生成され、該当する名前「A君」「B君」「Cさん」を対応付けて一覧にした画像統合データAgが生成される。そして、前記同様に条件変更後の部屋表示画面GRが生成され、前記先生のカメラ付き通信機器20に送信されて表示される(ステップS309(No)→S311(No)→S312)。
図11は、前記計算サーバ30により生成された画像統合データAgを含めた部屋表示画面GRの表示動作(その3)を示す図である。
前記図10(A)→(B)で示したように、計算機能の絞り込み条件(選択条件)を統計計算データに絞り込んだ各条件[重複ID表示:する][機能絞込:統計][個別絞込:せず][合計(合体):せず][グラフ種別:棒グラフ]に応じた部屋表示画面GRにおいて、図11(A)示すように、[重複ID表示]選択ボタンALがタッチされチェックマークが外されると、計算サーバ30において、前記絞り込み条件[重複ID表示:する]が[重複ID表示:せず]に変更されたと判断される(ステップS307(Yes))。
すると、当該変更後の絞り込み条件(選択条件)[重複ID表示:せず][機能絞込:統計][個別絞込:せず][合計(合体):せず]に応じて、統計計算データである「A君」「B君」「Cさん」に対応した最新の計算データだけが表示対象に設定される(ステップS308)。
これにより、前記変更後の絞り込み条件(選択条件)[重複ID表示:せず][機能絞込:統計][個別絞込:せず][合計(合体):せず]に応じて、A君,B君,Cさんの最新の統計計算データだけに絞り込まれた[グラフ種別:棒グラフ]のグラフ画像GA2,GB2,GC2が生成され、該当する名前「A君」「B君」「Cさん」を対応付けて一覧にした画像統合データAgが生成される。そして、前記同様に条件変更後の部屋表示画面GRが生成され、前記先生のカメラ付き通信機器20に送信されて表示される(ステップS309(No)→S311(No)→S312)。
この後さらに、前記図11(A)で示したように、統計計算データで且つ最新のデータだけに絞り込んだ各条件[重複ID表示:せず][機能絞込:統計][個別絞込:せず][合計(合体):せず][グラフ種別:棒グラフ]に応じた部屋表示画面GRにおいて、図11(B)示すように、「A君」「B君」「Cさん」の3つのグラフ画像GA2,GB2,GC2に対する[個別絞込]選択ボタンpsがタッチされチェックマークが付けられると、計算サーバ30において、前記絞り込み条件[個別絞込:せず]が[個別絞込:する(「A君」「B君」「Cさん」の最新データ)]に変更されたと判断される(ステップS307(Yes))。
すると、当該変更後の絞り込み条件(選択条件)[重複ID表示:せず][機能絞込:統計][個別絞込:する(「A君」「B君」「Cさん」の最新データ)][合計(合体):せず]に応じて、統計計算データである「A君」「B君」「Cさん」に対応した最新の計算データだけが表示対象に設定される(ステップS308)。
そして、前記表示対象として個別に絞り込まれた「A君」「B君」「Cさん」の最新の計算データについて、合体したグラフ画像として統合するために、[合計(合体)]選択ボタンCBがタッチされ反転表示されると、計算サーバ30において、前記絞り込み条件[合計(合体):せず]が[合計(合体):する]に変更されたと判断される(ステップS311(Yes))。
すると、前記各絞り込み条件[重複ID表示:せず][機能絞込:統計][個別絞込:する]に応じた全ての計算対象データ(「A君」「B君」「Cさん」の最新の統計計算データ)について、当該データの計算機能種別が同じ計算機能(ここでは、統計計算データ)であること、且つ当該計算機能での計算種類も同じ(ここでは、1変数統計の棒グラフ)であることが判断され確認される(ステップS313(Yes))。
すると、前記表示対象として個別に絞り込まれて計算機能種別とその計算種類も同じと判断された「A君」「B君」「Cさん」の最新の統計計算データ(1変数統計の棒グラフGA2,GB2,GC2)について、当該データを合体した画像統合データAgcが生成される。そして、前記合体した画像統合データAgcを含む部屋表示画面GRが生成され、前記先生のカメラ付き通信機器20に送信されて表示される(ステップS314)。
なお、前記ステップS313では、前記各絞り込み条件(選択条件)に応じて表示対象に設定された複数の計算データについて、その計算機能種別が同じ(ここでは、統計計算機能)で且つ計算種類が同じ(ここでは、1変数統計の棒グラフ)である場合に、当該各計算データを合体可能と判断しているが、表示対象に設定された複数の計算データが全て1変数統計である場合か、全て2変数統計である場合に、当該各計算データを合体可能として判断してもよい。
前記ステップS313において、前記各絞り込み条件(選択条件)に応じて表示対象に設定された複数の計算データについて、その計算機能種別が異なる、あるいは計算種類が異なると判断された場合は(ステップS313(No))、合体不可のエラーメッセージが前記通信機器20に送信されて表示される。
これにより、今回の計算の学習の課題である「サイコロの目の出る回数」について、先ず、各生徒がサイコロを10回振って出た目の回数の統計計算データを個別の棒グラフGA,GB,GCで一覧にした画像統合データAg(図9(B)参照)を生成して表示させた後、同各生徒がサイコロを90回振って出た目の回数を加えた100回分の統計計算データを、さらに個別の棒グラフGA2,GB2,GC2にして加えて一覧にした画像統合データAg(図10(B)参照)を生成して表示させる。そして、前記100回分の統計計算データの各生徒個別の棒グラフGA2,GB2,GC2を合体した画像統合データAgc(図11(B)参照)を表示させることで、サイコロを振る回数を重ねるごとに、当該サイコロの目の出る回数が等しくなって行く様子を明確に理解できるようになる。
また、前記計算サーバ30において、前記先生の通信機器(スマートフォン、PC等)20からその部屋ID(グループID)記憶エリア224に記憶されている何れかの部屋ID(グループID)が指定されて受信されると(ステップS316(Yes))、前記同様に、該当する部屋ID別計算データ記憶エリア322A(322B)に記憶されている各生徒の計算データについて、表示対象を設定するための各絞り込み情報(選択条件)が初期設定([重複ID表示:する][機能絞込:せず][個別絞込:せず][合計(合体):せず][グラフ種別:A])される(ステップS303〜S305)。
そして前記同様に、前記指定された部屋ID別計算データ記憶エリア322A(322B)に記憶されている各生徒の計算データについて、前記初期設定された各絞り込み条件(選択条件)[重複ID表示:する][機能絞込:せず][個別絞込:せず][合計(合体):せず][グラフ種別:A]に応じた各グラフ画像が生成され、当該グラフ画像毎に該当する生徒の名前を対応付けて一覧にした画像統合データAgが生成される。そして、前記画像統合データAgに該当する部屋の情報と前記各絞り込み条件(選択条件)の操作子とを含めた部屋表示画面GRが生成され、前記先生のカメラ付き通信機器(スマートフォン、PC等)20に送信されて表示される(ステップS306)。
この後、前記先生の通信機器20に表示された部屋表示画面GR上でのユーザ操作に応じて、前記各絞り込み条件(選択条件)が変更された場合には、前記同様に、前記計算サーバ30において、変更後の絞り込み条件に応じた画像統合データAg(Agc)が生成され、部屋表示画面GRとして前記先生の通信機器20に送信されて表示される(ステップS307〜S315)。
したがって、前記構成の計算学習システムにおける計算サーバ30によれば、各生徒A,B,…の関数電卓10A,10B,…により入力されたサイコロを振って出た目の回数の各計算データ(計算機能種別「統計」と計算種類「1変数統計」を含む)が電卓IDに対応付けられて先生のカメラ付き通信機器(スマートフォン等)20に取得される。先生の通信機器20から計算課題の部屋「サイコロの目の出る回数の部屋」の部屋ID(グループID)と各生徒の名前とを対応付けた各計算データが計算サーバ30に受信されると、当該部屋ID(グループID)別の計算データ記憶エリア322Aに前記受信された各生徒の名前と計算データが登録される。
すると、各生徒の計算データの全データを表示対象にするか最新データを表示対象にするかの選択条件[重複ID表示]が「する」(全データを表示)に、全ての計算機能の計算データを表示対象にするか選択された計算機能の計算データを表示対象にするかの選択条件[機能絞込]が「せず」(全機能のデータを表示)に、個別の計算データを選択的に表示対象にする選択条件[個別絞込]が「せず」に、各生徒の計算データを合体して統合するか一覧として統合するかの選択条件[合計(合体)]が「せず」に初期設定される。また、グラフの種別が、前記表示対象の計算データが統計計算機能による1変数統計の計算データの場合は、A:箱ひげ図に、2変数統計の計算データの場合は、A:散布図に、数表計算機能の計算データの場合は、A:数表に応じた関数式のグラフに初期設定される。
そして、前記初期設定された各選択条件とグラフ種別に応じて、表示対象に設定された各生徒の計算データをグラフ画像にして一覧または合体した画像統合データAg(Agc)が生成され、該当する部屋表示画面GRとして前記先生の通信機器20に送信されて表示される。
前記初期設定された各選択条件とグラフ種別について、前記先生の通信機器20からのユーザ操作に応じて変更されると、変更後の各選択条件とグラフ種別に応じて、表示対象に設定された各生徒の計算データをグラフ画像にして一覧または合体した画像統合データAg(Agc)が生成され、該当する部屋表示画面GRとして前記先生の通信機器20に送信されて表示される。
これにより、各生徒の関数電卓10A,10B,…による計算データを、計算課題別の部屋(グループ)に統合した統合データとして表示させることができるだけでなく、ユーザ任意に選択した表示対象の選択条件とグラフ種別に応じて、選択条件に該当する計算データを選択された種別のグラフ画像にして統合した統合データとして表示させることが可能になる。
なお、前記実施形態の計算サーバ30では、前記先生のカメラ付き通信機器20から各生徒の計算データが2次元コード内容データ(QRデータ)として部屋ID(グループID)と各名前とを対応付けて受信された場合(S301,S302)、あるいはその後に、前記通信機器20により指定された部屋ID(グループID)が受信された場合(ステップS316)、の何れの場合でも、先ずは、前記初期設定された表示対象の選択条件とグラフ種別に従った画像統合データAg(Agc)を生成して送信する構成とした。
これに対し、前記初期設定された表示対象の各選択条件とグラフ種別が、前記先生の通信機器20からのユーザ操作に応じて変更された場合は、前記初期設定された各選択条件とグラフ種別とを当該変更後の各選択条件とグラフ種別に更新して登録する。そして、次に、前記先生のカメラ付き通信機器20から各生徒の計算データが部屋ID(グループID)を対応付けて受信された場合(S301,S302)、あるいは前記通信機器20により指定された部屋ID(グループID)が受信された場合(ステップS316)には、前記変更後に更新されて初期設定された表示対象の選択条件とグラフ種別に従って画像統合データAg(Agc)を生成して送信する構成としてもよい。
この際、前記更新されて初期設定された各選択条件のうち[機能絞込]の選択条件が、例えば[機能絞込:する(2変数統計計算機能)]であって、前記先生のカメラ付き通信機器20から受信された各生徒の計算データが、1変数統計計算機能の計算データで異なる場合には、当該計算機能が異なる旨のエラーメッセージを前記通信機器20に送信して表示させる構成としてもよい。
なお、上記実施例では、教室で先生が各生徒の関数電卓の計算データを統合する例を示したが、同じ教室内でなくても、同じ部屋ID(グループID)が記憶されたカメラ付き通信機器20であれば、別の教室間で計算データを統合することができる。たとえば、同じグループの各生徒が自分のカメラ付き通信機器20にグループ学習するための同じ部屋ID(グループID)を登録しておけば、各生徒が自宅学習で自分の計算データをカメラ付き通信機器20から計算サーバ30へ送信して、計算データを統合させることができる。
なお、前記各実施形態において記載した計算学習システムによる各処理の手法、すなわち、図5のフローチャートに示す前記関数電卓(情報表示装置)10による計算処理、図6のフローチャートに示す前記カメラ付き通信機器20による計算データ送受信処理、図7,図8のフローチャートに示す前記計算サーバ30によるサーバ処理などの各手法は、何れもコンピュータに実行させることができるプログラムとして、メモリカード(ROMカード、RAMカード等)、磁気ディスク(フロッピ(登録商標)ディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の記録媒体に格納して配布することができる。
また、前記各手法を実現するためのプログラムのデータは、プログラムコードの形態として通信ネットワークN上を伝送させることができ、このプログラムデータを、通信ネットワークNに接続された電子機器のコンピュータに通信部によって取り込むことで、前述した計算機能、計算データ送受信機能、サーバ機能を実現することもできる。
本願発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、前記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が異なる形態にして組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]
通信機器からグループ識別符号に対応付けられた計算データを受信する計算データ受信手段と、
前記計算データ受信手段により受信された計算データを前記グループ識別符号に対応付けて登録する計算データ登録手段と、
前記計算データ登録手段により登録された計算データを統合するための条件をユーザによって選択可能に設定する条件設定手段と、
前記条件設定手段により設定された条件に応じて前記計算データ登録手段により登録された計算データを統合した画像統合データを生成し外部機器に送信する統合データ送信手段と、
を備えたことを特徴とするサーバ装置。
[2]
前記計算データ受信手段は、前記通信機器からグループ識別符号に対応付けられた計算機能と当該計算機能に関する計算データを受信し、
前記計算データ登録手段は、前記計算データ受信手段により受信された計算機能と当該計算機能に関する計算データをグループ識別符号に対応付けて登録し、
前記条件設定手段は、前記計算データ登録手段により登録された計算データを統合するための条件として計算機能の種類を含み、外部機器からユーザによって選択された計算機能の種類を受信して設定する計算機能受信設定手段を有し、
前記統合データ送信手段は、前記計算機能受信設定手段により設定された計算機能の種類に応じて前記計算データ登録手段により登録された該当する計算機能の種類の計算データを統合した画像統合データを生成し外部機器に送信する、
ことを特徴とする[1]に記載のサーバ装置。
[3]
前記条件設定手段は、前記計算データ登録手段により登録された計算データを統合するための条件として当該計算データの個別選択情報を含み、外部機器からユーザによって選択された計算データの個別選択情報を受信して設定する個別選択情報受信設定手段を有し、
前記統合データ送信手段は、前記個別選択情報受信設定手段により設定された計算データの個別選択情報に応じて前記計算データ登録手段により登録された該当する計算データを統合した画像統合データを生成し外部機器に送信する、
ことを特徴とする[1]または[2]に記載のサーバ装置。
[4]
前記計算データ受信手段は、通信機器から生徒端末の特定情報とグループ識別符号に対応付けられた計算データを受信し、
前記計算データ登録手段は、前記計算データ受信手段により受信された計算データをグループ識別符号に対応付けて生徒端末の特定情報毎に登録し、
前記条件設定手段は、前記計算データ登録手段により登録された計算データを統合するための条件として前記生徒端末の特定情報毎に登録された全データを対象にするか又は最新データを対象にするかのデータ選択情報を含み、外部機器からユーザによって選択されたデータ選択情報を受信して設定するデータ選択情報受信設定手段を有し、
前記統合データ送信手段は、前記データ選択情報受信設定手段により設定されたデータ選択情報に応じて、前記計算データ登録手段により前記生徒端末の特定情報毎に登録された各計算データの全データ又は最新データを統合した画像統合データを生成し外部機器に送信する、
ことを特徴とする[1]ないし[3]の何れかに記載のサーバ装置。
[5]
前記条件設定手段によりユーザによって選択されて設定された前記計算データを統合するための条件を登録する条件登録手段を備え、
前記統合データ送信手段は、前記条件登録手段により前記ユーザによって選択されて設定された条件が登録されている場合は、当該登録された条件に応じて前記計算データ登録手段により登録された計算データを統合した画像統合データを生成し外部機器に送信する登録条件対応統合データ送信手段を有する、
ことを特徴とする[1]ないし[4]の何れかに記載のサーバ装置。
[6]
前記計算データ受信手段により、前記通信機器からグループ識別符号に対応付けられた計算機能と当該計算機能に関する計算データを受信した際に、当該受信した計算データの計算機能が前記計算機能受信設定手段により設定された計算機能の種類と異なる場合は、計算機能が異なる旨のエラー情報を前記外部機器に送信するエラー情報送信手段を備えた、
ことを特徴とする[2]に記載のサーバ装置。
[7]
サーバ装置にグループ識別符号に対応付けられた計算データを送信する計算データ送信手段と、
前記計算データ送信手段により送信された計算データを前記グループ識別符号に対応付けて登録する計算データ登録手段と、
前記計算データ送信手段により送信された計算データを統合するための条件をユーザ操作に応じて設定する条件設定手段と、
前記グループ識別符号に対応付けて登録された計算データを前記条件設定手段により設定された条件に応じて統合した画像統合データを、前記サーバ装置から受信する統合データ受信手段と、
を備えたことを特徴とする通信機器。
[8]
サーバ装置のコンピュータを制御するための方法であって、
通信機器からグループ識別符号に対応付けられた計算データを受信し、
前記受信された計算データを前記グループ識別符号に対応付けて登録し、
前記登録された計算データを統合するための条件をユーザによって選択可能に設定し、
前記設定された条件に応じて前記登録された計算データを統合した画像統合データを生成し外部機器に送信する、
サーバ装置の制御方法。
[9]
サーバ装置のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
通信機器からグループ識別符号に対応付けられた計算データを受信する計算データ受信手段と、
前記計算データ受信手段により受信された計算データを前記グループ識別符号に対応付けて登録する計算データ登録手段と、
前記計算データ登録手段により登録された計算データを統合するための条件をユーザによって選択可能に設定する条件設定手段と、
前記条件設定手段により設定された条件に応じて前記計算データ登録手段により登録された計算データを統合した画像統合データを生成し外部機器に送信する統合データ送信手段、
として機能させるためのコンピュータ読み込み可能なプログラム。
[10]
通信機器のコンピュータを制御するためのプログラムであって、
前記コンピュータを、
サーバ装置にグループ識別符号に対応付けられた計算データを送信する計算データ送信手段と、
前記計算データ送信手段により送信された計算データを前記グループ識別符号に対応付けて登録する計算データ登録手段と、
前記計算データ送信手段により送信された計算データを統合するための条件をユーザ操作に応じて設定する条件設定手段と、
前記グループ識別符号に対応付けて登録された計算データを前記条件設定手段により設定された条件に応じて統合した画像統合データを、前記サーバ装置から受信する統合データ受信手段、
として機能させるためのコンピュータ読み込み可能なプログラム。
10 …情報表示装置(関数電卓)
12 …表示出力部
13 …電卓CPU
14 …メモリ
141…数式計算処理プログラム
142…固有ID
143…入力データエリア
15 …記録媒体読取部
16 …無線通信部
20 …カメラ付き通信機器(カメラ付きタブレットPC等)
21 …表示出力部
22 …通信機器CPU
221…通信機器制御プログラム
222…計算データ送受信処理プログラム(専用QRアプリケーション)
223…名前記憶エリア
224…部屋ID記憶エリア
25 …タッチ入力部(キー入力部)
26 …カメラ部
27 …通信部
30 …計算サーバ
31 …サーバCPU
321…サーバ制御プログラム
322…部屋ID別計算データ記憶エリア
35 …サーバ通信部
N …ネットワーク
P …プロジェクタ

Claims (11)

  1. グループ識別符号に対応付けられた計算機能及び当該計算機能に関する計算データを通信機器から受信し、
    操作子を含んだ表示画面となるようなデータを生成し、当該生成したデータを前記通信機器に送信し、
    前記操作子に対するユーザ操作に応じて選択された前記計算機能の種類を条件として設定し、
    前記グループ識別符号毎に、前記受信した計算データの中から、前記条件として設定した前記計算機能の前記種類に該当する計算データを統合した画像統合データを生成し、前記通信機器に送信する、
    制御部を備えるサーバ装置。
  2. 前記制御部は、
    前記計算データの受信に係る処理において、前記受信した計算データの前記計算機能が、前記条件として設定された前記計算機能の種類と異なる場合は、計算機能が異なる旨のエラー情報を、前記通信機器に送信する、
    請求項1に記載のサーバ装置。
  3. 通信機器との間で通信を行う外部端末の特定情報と、グループ識別符号に対応付けられた計算データとを、前記通信機器から受信し、
    操作子を含んだ表示画面となるようなデータを生成し、当該生成したデータを前記通信機器に送信し、
    前記操作子に対するユーザ操作に応じて選択されたデータ選択情報であって、前記外部端末の特定情報毎に登録された全データを対象にするか又は最新データを対象にするかのデータ選択情報を条件として設定し、
    前記グループ識別符号毎に、前記受信した計算データの中から、前記設定した条件に応じて、前記外部端末の特定情報毎に登録された各計算データの全データ又は最新データを統合したデータを統合した画像統合データを生成し、前記通信機器に送信する、
    制御部を備えるサーバ装置。
  4. 前記制御部は、
    前記条件の設定に係る処理において、前記操作子に対するユーザ操作に応じて選択された、前記計算データの個別選択情報を前記条件として設定し、
    前記画像統合データの生成及び送信に係る処理において、前記条件として設定した前記計算データの前記個別選択情報に該当する計算データを統合したデータを、前記画像統合データとして生成し、前記通信機器に送信する、
    請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載のサーバ装置。
  5. 前記制御部は、
    前記操作子に対する前記ユーザ操作に応じて選択された前記条件を登録し、
    前記画像統合データの生成及び送信に係る処理において、前記ユーザ操作に応じて選択された前記条件が登録されている場合は、当該登録された条件に従って前記計算データを統合したデータを、前記画像統合データとして生成し、前記通信機器に送信する、
    請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載のサーバ装置。
  6. 計算機能及び当該計算機能に関する計算データを取得し、
    前記取得した計算機能及び計算データにグループ識別符号を対応付けて、当該計算機能及び当該計算データをサーバ装置へ送信する、
    制御部を備える通信機器であって、
    前記サーバ装置は、前記グループ識別符号に対応付けられた前記計算機能及び前記計算データを前記通信機器から受信し、操作子を含んだ表示画面となるようなデータを生成し、当該生成したデータを前記通信機器に送信し、前記操作子に対するユーザ操作に応じて選択された前記計算機能の種類を条件として設定し、前記グループ識別符号毎に、前記受信した計算データの中から、前記条件として設定した前記計算機能の前記種類に該当する計算データを統合した画像統合データを生成し、前記通信機器に送信する、制御部を備える、
    通信機器。
  7. 計算データを外部端末より取得し、
    前記取得した計算データ及び前記外部端末の識別情報にグループ識別符号を対応付けて、当該計算データ及び当該外部端末の識別情報をサーバ装置へ送信する、
    制御部を備える通信機器であって、
    前記サーバ装置は、前記グループ識別符号に対応付けられた前記計算データ及び前記外部端末の特定情報を前記通信機器から受信し、操作子を含んだ表示画面となるようなデータを生成し、当該生成したデータを前記通信機器に送信し、前記操作子に対するユーザ操作に応じて選択されたデータ選択情報であって、前記外部端末の特定情報毎に登録された全データを対象にするか又は最新データを対象にするかのデータ選択情報を条件として設定し、前記グループ識別符号毎に、前記受信した計算データの中から、前記設定した条件に応じて、前記外部端末の特定情報毎に登録された各計算データの全データ又は最新データを統合したデータを統合した画像統合データを生成し、前記通信機器に送信する、制御部を備える、
    通信機器。
  8. サーバ装置のコンピュータを制御するための方法であって、
    グループ識別符号に対応付けられた計算機能及び当該計算機能に関する計算データを通信機器から受信し、
    操作子を含んだ表示画面となるようなデータを生成し、当該生成したデータを前記通信機器に送信し、
    前記操作子に対するユーザ操作に応じて選択された前記計算機能の種類を条件として設定し、
    前記グループ識別符号毎に、前記受信した計算データの中から、前記条件として設定した前記計算機能の前記種類に該当する計算データを統合した画像統合データを生成し、前記通信機器に送信する、
    ことを含む方法。
  9. サーバ装置のコンピュータを制御するための方法であって、
    通信機器との間で通信を行う外部端末の特定情報と、グループ識別符号に対応付けられた計算データとを、前記通信機器から受信し、
    操作子を含んだ表示画面となるようなデータを生成し、当該生成したデータを前記通信機器に送信し、
    前記操作子に対するユーザ操作に応じて選択されたデータ選択情報であって、前記外部端末の特定情報毎に登録された全データを対象にするか又は最新データを対象にするかのデータ選択情報を条件として設定し、
    前記グループ識別符号毎に、前記受信した計算データの中から、前記設定した条件に応じて、前記外部端末の特定情報毎に登録された各計算データの全データ又は最新データを統合したデータを統合した画像統合データを生成し、前記通信機器に送信する、
    ことを含む方法。
  10. 通信機器のコンピュータによって、
    計算機能及び当該計算機能に関する計算データを取得させ、
    前記取得した計算機能及び計算データにグループ識別符号を対応付けて、当該計算機能及び当該計算データをサーバ装置へ送信させる、プログラムであって、
    前記サーバ装置は、前記グループ識別符号に対応付けられた前記計算機能及び前記計算データを前記通信機器から受信し、操作子を含んだ表示画面となるようなデータを生成し、当該生成したデータを前記通信機器に送信し、前記操作子に対するユーザ操作に応じて選択された前記計算機能の種類を条件として設定し、前記グループ識別符号毎に、前記受信した計算データの中から、前記条件として設定した前記計算機能の前記種類に該当する計算データを統合した画像統合データを生成し、前記通信機器に送信する、
    プログラム。
  11. 通信機器のコンピュータによって、
    計算データを外部端末より取得させ、
    前記取得した計算データ及び前記外部端末の識別情報にグループ識別符号を対応付けて、当該計算データ及び当該外部端末の識別情報をサーバ装置へ送信させる、プログラムであって、
    前記サーバ装置は、前記グループ識別符号に対応付けられた前記計算データ及び前記外部端末の特定情報を前記通信機器から受信し、操作子を含んだ表示画面となるようなデータを生成し、当該生成したデータを前記通信機器に送信し、前記操作子に対するユーザ操作に応じて選択されたデータ選択情報であって、前記外部端末の特定情報毎に登録された全データを対象にするか又は最新データを対象にするかのデータ選択情報を条件として設定し、前記グループ識別符号毎に、前記受信した計算データの中から、前記設定した条件に応じて、前記外部端末の特定情報毎に登録された各計算データの全データ又は最新データを統合したデータを統合した画像統合データを生成し、前記通信機器に送信する、
    プログラム。
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