JP2004354725A - 学習支援装置及びプログラム - Google Patents

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JP2004354725A JP2003152664A JP2003152664A JP2004354725A JP 2004354725 A JP2004354725 A JP 2004354725A JP 2003152664 A JP2003152664 A JP 2003152664A JP 2003152664 A JP2003152664 A JP 2003152664A JP 2004354725 A JP2004354725 A JP 2004354725A
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Abstract

【課題】グループ学習に適した学習支援装置を実現する。
【解決手段】親機1210は、データ収集機1250で実験の計測データを取得し、子機1300に配信する。子機1300のユーザである生徒は、子機1300が受信した計測データをグラフ表示するとともに、計測データの回帰式を求めて解析をする。子機1300は、解析結果データを親機1210に送信する。親機1210は、受信した解析結果データを分類し、この分類結果に基づいて子機1300をグループ分けする。そして、グループ分けの結果を子機1300に配信する。
【選択図】 図12

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、計測データを解析する複数の子機と通信回線を介して接続する通信手段と、計測データを収集する収集手段と、を備える学習支援装置等に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、学校の授業や試験及び個人学習等において利用される学習支援装置や学習支援システムが知られている。
例えば、学校教育現場における学習支援システムでは、サーバを中心としたネットワークが形成されており、生徒(学習者)が電卓やパソコン等の情報端末を学習支援システムのネットワークに接続することによって、サーバ等から授業に用いる各種データや試験問題等を取得するとともに、取得したデータを自身の情報端末で解析をしたり、試験問題を解くといったことができる。学習支援システムを用いて理科実験の授業を行った場合、生徒は情報端末のコンピュータに、実験データの演算をさせてグラフ描画をさせることが可能なので、生徒が手作業でデータの演算やグラフを描く必要が無くなる。そのため、時間当りの作業効率を高め、同じ授業時間でもより多くの内容の実験を行うことができるようになる。
【0003】
また、学習支援システムの中には、生徒毎の試験問題の解答をサーバ等で集計して、学習分野毎の成績評価及び志望受験校の合格基準に基づいて補強すべき学習分野(弱点分野)を分析し、補強すべき学習分野の教材を自動的に情報端末に提供するものも知られている(例えば、特許文献1参照。)。この学習支援システムによれば、生徒は情報端末から目標とする志望受験校の合格のために必要な学習教材を、試験の結果に基づいて自動的に入手できるので効率的に学習を進めることができる。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−202711号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、学校教育で実践されている学習では、生徒(学習者)個別の作業のみではなく、他の同級生(他の学習者)らとの情報交換や討論のなかで考察する力を身につける作業が行われている。所謂グループ学習である。しかし、上述のような従来の学習支援装置や学習支援システムでは、学習者個人個人が情報端末毎で効率的な学習を進めるための情報を提供することはできるが、他人との比較をするための情報を提供することはできない。そのため、例えば、理科の実験で実験データの分析結果の情報交換をしようとした場合、誰が自分と同じデータ分析をして誰が異なる分析をしたかを一々尋ねて歩かねばならないなど、グループ学習をするうえでは不便があった。
【0006】
本発明は、こうした課題を鑑みて成されたものであり、グループ学習に適した学習支援装置を実現することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、計測データを解析する複数の子機と通信回線を介して接続する通信手段(例えば、図1のデータ収集機1250、データ転送ケーブルK、図2の通信制御部16、第2通信制御部48)と、計測データを収集する収集手段(例えば、図1のデータ収集機1250、計測プローブ1258、図2の計測部54、計測器56)と(例えば、図1の親機1200)、前記収集手段によって収集された計測データを、前記各子機に送信する計測データ送信手段(例えば、図1のデータ収集機1250、データ転送ケーブルK、図2の通信制御部16、第2通信制御部48、図9のステップS14)と、前記各子機において解析された解析結果情報を前記子機毎に受信する解析結果情報受信手段(例えば、図1のデータ収集機1250、データ転送ケーブルK、図2の通信制御部16、第2通信制御部48、図9のステップS32)と、この受信した解析結果情報を分類し、分類結果に基づいて前記各子機をグループ分けするグループ分け手段(例えば、図2のCPU10、図9のステップS36)と、このグループ分けの結果情報を、前記各子機に送信するグループ分け結果情報送信手段(例えば、図1のデータ収集機1250、データ転送ケーブルK、図2の通信制御部16、第2通信制御部48、図9のステップS42)と、を備えることを特徴とする。
【0008】
また、請求項7に記載の発明のプログラムは、コンピュータに、計測データを解析する複数の子機と通信回線を介して接続する通信機能(例えば、図2のCPU10、通信制御部16、第2通信制御部48、図9のステップS2〜S6)と、計測データを収集する収集機能(例えば、図2のCPU10、図9のステップS10〜S12)と、前記収集機能によって収集された計測データを、前記各子機に送信する計測データ送信機能(例えば、図2のCPU10、図9のステップS14)と、前記各子機において解析された解析結果情報を前記子機毎に受信する解析結果情報受信機能(例えば、図2のCPU10、図9のステップS32)と、この受信した解析結果情報を分類し、分類結果に基づいて前記各子機をグループ分けするグループ分け機能(例えば、図2のCPU10、図9のステップS36)と、このグループ分けの結果情報を、前記各子機に送信するグループ分け結果情報送信機能(例えば、図2のCPU10、図9のステップS40〜S42)と、を実現させる。
【0009】
計測データとは、日常や自然界の諸現象をセンサ等で計測して得られるデータであって、例えば、電圧・温度・光・距離・音波などにおける各特性値がこれに該当する。また、実測値に限らず教師等が教材として作成した架空のデータであっても構わない。
【0010】
請求項1又は7に記載の発明によれば、学習支援装置は収集手段を使って計測データを収集し、通信回線を介して接続されている複数の子機に対してこの計測データを配信(送信)する事ができる。また、子機から配信した計測データの解析結果情報を集めて解析結果を分類するとともに、この分類に基づいて子機をグループ分けして、更に、グループ分けの結果を各子機に送信することができる。従って、各子機のユーザ(学習者)は、学習支援装置から送られたグループ分けの結果を参照することによって、どの子機が同様の解析をし、どの子機で異なる解析結果に達しているかを知ることができることになるので、グループ学習がし易くなる。
【0011】
請求項2に記載の発明のように、請求項1に記載の学習支援装置において、前記解析結果情報は、前記計測データ送信手段によって送信された計測データを当該子機で解析した結果の情報であり、解析結果のグラフを描画するためのグラフデータ(例えば、図4(c)の解析結果データTBL204、回帰式データ204b、図8の解析結果データ704、回帰式データ704a、図23のグラフデータ701、グラフ式701a)を含み、前記グループ分け手段は、前記受信した解析結果情報に含まれるグラフデータを比較することによって解析結果情報を分類する手段であることとしても良い。
【0012】
グラフデータとは、グラフ線を描画するための情報であって、例えば、関数式や、グラフ線をベジエ曲線で描画する際の制御点情報、グラフのレンジ、計測データから求められる回帰式がこれに該当する。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果を奏するともに、解析結果として求められたグラフの特徴に基づいて子機を分類することができる。
【0013】
請求項3に記載の発明は、計測データを解析する複数の子機と通信回線を介して接続する通信手段(例えば、図1のデータ収集機1250、データ転送ケーブルK、図2の通信制御部16、第2通信制御部48)と、計測データを収集する収集手段(例えば、図1のデータ収集機1250、計測プローブ1258、図2の計測部54、計測器56)と(例えば、図1の親機1200)、前記通信手段を介して接続されている子機をグループに分けて登録する登録手段(例えば、図13のRAM20、班分け設定データ212)と、前記収集手段によって収集された計測データを、前記各子機に送信する計測データ送信手段(例えば、図1のデータ収集機1250、データ転送ケーブルK、図2の通信制御部16、第2通信制御部48、図16のステップS14)と、前記各子機において解析された解析結果情報を前記子機毎に受信する解析結果情報受信手段(例えば、図1のデータ収集機1250、データ転送ケーブルK、図2の通信制御部16、第2通信制御部48、図16のループ2、ステップS32)と、この受信した解析結果情報を前記グループ毎に集計するグループ集計手段(例えば、図2のCPU10、図16のループ2、ステップS36)と、このグループ集計手段によって集計された集計結果情報を、前記各子機に送信する集計結果情報送信手段(例えば、図1のデータ収集機1250、データ転送ケーブルK、図2の通信制御部16、第2通信制御部48、図16のステップS42)と、を備えることを特徴とする。
【0014】
また、請求項8に記載の発明のプログラムは、コンピュータに、計測データを解析する複数の子機と通信回線を介して接続する通信機能(例えば、図2のCPU10、通信制御部16、第2通信制御部48、図16のステップS2〜S6)と、計測データを収集する収集機能(例えば、図2のCPU10、図16のステップS10〜S12)と、前記通信機能を介して接続されている子機をグループに分けて登録する登録機能(例えば、図2のCPU10、RAM20、図13の班分け設定データ212、図16のステップS6〜S8)と、前記収集機能によって収集された計測データを、前記各子機に送信する計測データ送信機能(例えば、図2のCPU10、図16のステップS14)と、前記各子機において解析された解析結果情報を前記子機毎に受信する解析結果情報受信機能(例えば、図2のCPU10、図16のステップS204、S32)と、この受信した解析結果情報を前記グループ毎に集計するグループ集計機能(例えば、図2のCPU10、図16のステップS208)と、このグループ集計機能によって集計された集計結果情報を、前記各子機に送信する集計結果情報送信機能(例えば、図2のCPU10、図16のステップS42)と、を実現させる。
【0015】
ここで言うグループとは、所謂学級内の班に相当する集合であって、グループ学習のための集合である。
請求項3又は8に記載の発明によれば、子機を予めグループ分けして登録し、グループ毎に解析結果の集計をし、集計結果を子機に送信することができる。集計の内容は、例えば、解析結果の種類毎の累計、該累計のグループの全体数における割合、平均である。従って、子機側から見ると同じグループ(班)における解析結果の違いについて知ることができるので、グループ学習を効率的に進めることが可能となる。
【0016】
更には、請求項4に記載の発明のように、請求項3に記載の学習支援装置において、前記グループ集計手段は、グループ毎の集計結果を更にグループ間で比較するための2次集計(例えば、図14の2次集計結果205−2)をする手段(例えば、図1のCPU10、図16のステップS208)を有することとしても良い。
【0017】
請求項4に記載の発明によれば、請求項3に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、グループ毎の集計結果(1次集計)をした後に、集計結果をグループ間で比較するための2次集計を実行して、その結果を子機に送信できる。従って、子機のユーザである学習者は、学習支援装置から送られた2次集計の結果を参照することによって、グループ単位での解析結果の違いについて知ることができるので、グループ学習をより広範囲にわたって進めることができる。
【0018】
更に、請求項5の発明のように、請求項3又は4に記載の学習支援装置において、前記解析結果情報は、前記計測データ送信手段によって送信された計測データを当該子機で解析した結果の情報であり、解析結果のグラフを描画するためのグラフデータを含み、前記グループ集計手段は、前記受信した解析結果情報に含まれるグラフデータを比較することによって解析結果情報を前記グループ毎に集計する手段である、としても良い。
【0019】
請求項5に記載の発明によれば、請求項3又は4に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、解析結果として求められたグラフの特徴に基づいて子機を分類することができる。
【0020】
請求項6に記載の発明は、グラフ描画するためのグラフデータを生成する機能を有する複数のグラフ作成装置(例えば、図19の子機1300)と通信回線を介して接続する通信手段と(例えば、図19の親機1200)、前記各グラフ作成装置からグラフデータを受信するグラフデータ受信手段(例えば、図19のデータ中継機1280、データ転送ケーブルK、図20の通信制御部16、図24のステップS306)と、この受信したグラフデータを分類し、分類結果に基づいて前記各グラフ作成装置をグループ分けするグループ分け手段(例えば、図20のCPU10、図21のグループデータ207、図22のグループ判定条件データ232、図24のステップS308)と、このグループ分けの結果情報を、前記グラフ作成装置に送信するグループ分け結果情報送信手段(例えば、図19のデータ中継機1280、データ転送ケーブルK、図20の通信制御部16、図24のステップS42)と、を備えることを特徴とする。
【0021】
また、請求項9に記載の発明のプログラムは、コンピュータに、グラフ描画するためのグラフデータを生成する機能を有する複数のグラフ作成装置と通信回線を介して接続する通信機能(例えば、図20のCPU10、通信制御部17、図24のステップS2〜S6)と、前記各グラフ作成装置からグラフデータを受信するグラフデータ受信機能(例えば、図20のCPU10、図24のステップS306)と、この受信したグラフデータを分類し、分類結果に基づいて前記各グラフ作成装置をグループ分けするグループ分け機能(例えば、図20のCPU10、図24のステップS308)と、このグループ分けの結果情報を、前記グラフ作成装置に送信するグループ分け結果情報送信機能(例えば、図20のCPU10、図24のステップS42)と、を実現させる。
【0022】
グラフデータとは、グラフ線を描画するための情報であって、例えば、関数式や、グラフ線をベジエ曲線で描画する際の制御点情報、グラフのレンジ、計測データから求められる回帰式がこれに該当する。
請求項6又は9に記載の発明によれば、子機で生成したグラフデータを受信して分類し、この分類に基づいて子機をグループ分けすることができる。そして更に、このグループ分けの結果を各子機に送信することができる。これによって、子機のユーザは、学習支援装置から送られたグループ分けの結果を参照することによって、どの子機で同様のグラフを作成し、どの子機で異なるグラフを生成したかを知ることができるので、グループ学習がし易くなる。
【0023】
【発明の実施の形態】
〔第1の実施の形態〕
次に、本発明を適用した第1の実施の形態として、多機能関数電卓でLANを形成した学習支援システムを、理科実験の授業に用いる場合を例に挙げて説明する。尚、本発明の適用は、多機能関数電卓を用いたLANに限定されるものではなく、多機能関数電卓を例えばパソコンやPDA(パーソナル・デジタル・アシスタント)などに置き換えても構わない。
【0024】
[構成の説明]
図1は、本実施の形態における構成の一例を示した図である。同図に示すように、本実施の形態における学習支援システム1000では、学習支援装置である親機1200と、端末装置に相当する複数の子機1300とがLANを構成する。
【0025】
本実施の形態における親機1200は、多機能関数電卓1210と、データ計測機能と通信中継機能とを備えるデータ収集機1250とがデータ転送ケーブルKによって互いにデータ通信自在に接続されて構成されている。
【0026】
多機能関数電卓1210は、文字や数式・図形等を表示するLCD(Liquid Crystal Display)1212と、数値・関数・演算操作の入力を行う操作入力キー1214と、演算処理を行う演算ユニット1216と、内蔵電池や太陽電池等の電源(図示省略)とを備え、金属や樹脂によって例えばカード形状にケーシングされている。
【0027】
LCD1212は、ドットによって文字・記号・画像などを表示できる表示パネル及びそのドライバ回路によって実現される。表示素子はLCDに限らず、例えばELD(Electronic Luminescent Display)やCRT(Cathode Ray Tube)、PDP(Plasma Display Panel)などでも良い。また、LCD1212は、複数の表示パネルで構成しても良いし、適宜LCD1212の表示面上にはタッチパネルを設け、所定のスタイラスペンによるタッチ等で各種の操作を入力することができる構成としても良い。
【0028】
操作入力キー1214は、演算に必要な数値や関数、演算記号、及び各種操作を入力する手段であって、例えばボタンスイッチ(ハードキー)、タッチパネルなどによって実現される。
【0029】
演算ユニット1216は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、各種ICメモリ、SOC(System On a Chip)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等によって実現され、各種ICメモリ等に記憶されている各種処理プログラムを読出して演算処理することによって多機能関数電卓1210を統合的に制御する。
【0030】
また、多機能関数電卓1210は、記憶メディア1222用のスロット1220と、データ転送ケーブルKと接続するコネクタ1218とを備える。
【0031】
記憶メディア1222は、例えばICメモリカード、MOなど、プログラムやデータを記憶する着脱自在な情報記憶媒体である。スロット1220は、記憶メディア1222に対してデータの読み書きができる装置であって、記憶メディア1222の種類に応じて適宜選択される。記憶メディア1222が、MOなどの場合にはMOドライブ装置などの外部装置と接続可能なIEEE1394(Institute of Electronic and Electronic Engineers 1394)やUSB(Universal Serial Bus)などの接続端子としても良い。
【0032】
コネクタ1218は、通信回線や外部装置(例えば、クレードル、計測器、データ収集機、プリンタ、モデム、携帯電話、パソコンなど)、ケーブル類が接続可能な端子とその制御部である。例えば、USB、IEEE1394、RJ−45などの種々の形式が適宜選択される。図1の例では、データ転送ケーブルKによる有線接続の例を示しているが、赤外線等の無線を利用してデータの送受を実現しても良い。この場合には、コネクタ1218は無線の送受信モジュール及び無線送受信端子とする。
【0033】
データ収集機1250は、日常及び自然界のデータを計測して収集(サンプリング)する機能を有するとともに、子機1300と親機1200とをデータ通信により自在に接続する中継機としての機能を有する。その動作は、内蔵された演算ユニット1254によって制御され、多機能関数電卓1210から各種のコマンドを送ることによってリモコン操作することができる。
【0034】
具体的には、データ収集機1250は、プローブコネクタ1256に接続された各種の計測プローブ1258の出力電圧を測定し、測定電圧を計測プローブ1258の種類に応じて予め設定されている変換式で変換して計測データを求める。そして、計測データを第1コネクタ1260に接続されたデータ転送ケーブルKで、多機能関数電卓1210に転送する。
【0035】
また、第2コネクタ1262に接続されたデータ転送ケーブルKで複数の子機1300と接続し、多機能関数電卓1210と子機1300の間のデータ通信を実現する。即ち、データ収集機1250は、スイッチングハブやブリッジに相当する中継機能を実現し、多機能関数電卓1210と子機1300とは、一対一、又は一体多でデータ通信することができる。
【0036】
本実施の形態における子機1300は、データ通信機能及びデータ解析機能を備えた多機能関数電卓によって実現される。即ち、子機1300は、親機1200の多機能関数電卓1210と同様のハードウェア構成によって実現され、親機1200より受信した計測データをLCD1302にグラフ表示するとともに、同計測データの複数種類の回帰式を求めることができる。尚、子機1300におけるデータ通信実現の具体的な方法や、グラフ表示及び回帰式の算出に関する方法は、公知の技術を用いて実現可能であるので詳細な説明は省略する。
【0037】
本実施の形態では、液体Dの温度低下を観察する実験に学習支援システム1000を用いる。計測プローブ1258は温度を検知する機能を有し、データ収集機1250は所定の時間間隔毎に液体Dの温度の計測データを収集することができる。
【0038】
教師は親機1200を操作してデータ収集機1250で液体Dの温度低下の計測データを収集し、この計測データを共通の教材として各生徒の子機1300に配信(送信)する。生徒は各人の子機1300を使って配信された計測データを解析する。本実施の形態におけるデータの解析は、温度の時系列変化をグラフ表示して温度変化の傾向を確認し、計測データの回帰式を算出することで行われる。そして、子機1300がデータ解析の結果を親機1200に送信すると、親機1200はデータ解析の結果に基づいて子機1300をグループ分けし、グループ分けの結果を子機1300に送信する。生徒は、このグループ分けの結果を子機1300で確認して、自分と同じ考えの人が誰で、自分と異なる考えの人が誰かを知り、グループ学習を進める。
【0039】
[機能ブロックの説明]
図2は、本実施の形態における親機1200の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。
【0040】
[1・多機能関数電卓1210の機能ブロック]
多機能関数電卓1210は、CPU10と、入力部12と、表示部14と、通信制御部16と、記憶媒体読取部18と、RAM(Random Access Memory)20と、ROM(Read Only Memory)22と、これら各構成要素間をデータ送受信可能に接続するバス24とを有する。
【0041】
CPU10は、各機能ブロックの制御及び各種の演算処理を実行し、多機能関数電卓1210を統合的に制御する。その機能は、従来の関数電卓と同様に、RAM20やROM22内に記憶される各種のプログラム及びデータを適宜読出して演算処理することによって実現される。図1では、CPU10はRAM20やROM22とともに演算ユニット1216として内蔵されている。
【0042】
入力部12は、数字や文字、関数式の入力や種々の操作を入力し、操作信号をCPU10に出力する。入力部12は、プッシュスイッチ、キーボード、マウスやタブレット、タッチパネルなどによって実現される。図1における操作入力キー1214がこれに該当する。
【0043】
表示部14は、CPU10からの指示に従って数値や関数式や図形、及び各種の操作画面等を表示する手段であって、画像表示可能な表示素子とそのドライバ回路等によって実現される。図1ではLCD1212がこれに該当する。
【0044】
通信制御部16は、通信回線30を介して他の装置とのデータの送受信を制御する手段であり、例えば、所定のプログラムや通信制御用LSI及び接続端子などによって実現される。図1ではコネクタ1218がこれに該当する。
【0045】
通信回線30は、有線/無線によるデータの送受信が可能な通信媒体であって、例えば、LAN(Local Area Network)、インターネット、携帯電話網、及び周辺機器との直接的なケーブル接続等がこれに該当する。図1ではデータ転送ケーブルKがこれに該当する。
【0046】
記憶媒体読取部18は、例えば、ICメモリカード、CD−ROM、MO、DVD−RAM、FD(登録商標)、ハードディスクなどの記憶媒体19にデータを読み書きする手段である。図1ではスロット1220が記憶媒体読取部18に該当し、記憶メディア1222が記憶媒体19に該当する。
【0047】
RAM20は、CPU10の作業領域としてプログラムや各種データを一時的に記憶する。図3(a)は、本実施の形態におけるRAM20の記憶領域の構成の一例を示す図である。同図に示すように、本実施の形態では、▲1▼データ収集機1250を介して接続されている子機1300の子機登録データを記憶する子機登録データ記憶領域200Rと、▲2▼実験の計測データを記憶する計測データ記憶領域202Rと、▲3▼子機1300から受信した計測データの解析結果データを記憶する解析結果データTBL記憶領域204Rと、▲4▼子機1300のグループ分けの結果を記憶するグループデータ記憶領域206Rと、▲5▼グループ分けの結果を各子機1300に送信するためのグループ通知データを記憶するグループ通知データ記憶領域208Rとを備えている。
【0048】
ROM22は、多機能関数電卓1210の制御や演算処理及び周辺機器とのデータの送受に必要なプログラムやデータを記憶している。例えば、システムプログラムやドライバソフト、画面表示のフォントや表示枠などのグラフィックデータなどが予めここに記憶されている。図3(b)は、本実施の形態におけるROM22の記憶領域の構成の一例を示す図である。同図に示すように、本実施の形態では、▲1▼CPU10に子機登録のための機能を実現させる子機登録プログラム220と、▲2▼データ収集機1250から実験の計測データを取得する機能を実現させる計測データ取得プログラム222と、▲3▼データ収集機1250から取得した計測データを各子機1300に配信する機能を実現させる計測データ送信プログラム224と、▲4▼各子機1300から計測データの解析結果データを取得する機能を実現する解析結果データ取得プログラム226と、▲5▼子機1300から受信した解析結果データを分類するとともに、その分類結果に基づいて子機1300をグループ分けする機能を実現させるグループ判定プログラム228と、▲6▼各子機1300にグループ分けの結果を送信する機能を実現させるグループ通知データ送信プログラム230とを記憶している。
【0049】
図4(a)は、本実施の形態における子機登録データ記憶領域200Rに記憶された子機登録データ200の一例を示す図である。子機登録データ200は、データ収集機1250の第2コネクタ1262(子機1300からのケーブルを接続するコネクタ)のポート番号200aと、子機識別情報200bと、ユーザ名200cとを対応づけて格納する。子機識別情報200bは、子機1300のID番号等であっても良い。ユーザ名200cは、子機1300において予めユーザが登録する情報である。子機登録データ200は、子機登録プログラム220によって実現される子機登録の機能によって生成され管理される。
【0050】
図4(b)は、本実施の形態における計測データ記憶領域202Rに記憶された計測データ202の一例を示す図である。計測データ202は、計測時間202a(単位;sec)と、温度202b(単位;℃)とを対応付けて格納する。計測データ202は、計測データ取得プログラム222によって実現されるデータ収集機1250から計測データを取得する機能によって生成され管理される。
【0051】
図4(c)は、本実施の形態における解析結果データTBL記憶領域204Rに記憶された解析結果データTBL204の一例を示す図である。同図に示すように、解析結果データTBL204は、子機識別情報204aと、子機1300で求められた解析結果データである回帰式データ204bとを対応付けて格納する。子機識別情報204aは子機登録データ200のそれと符合する。回帰式データ204bは、子機1300で計測データから求めた回帰式の関数を示す情報であって、例えば、各式の項毎における演算符合の種類や変数の種類、定数値を含むとしても良い。
解析結果データTBL204は、解析結果データ取得プログラム226によって実現される各子機1300から計測データの解析結果データを取得する機能によって生成され管理される。
【0052】
図5(a)は、本実施の形態におけるグループデータ記憶領域206Rに記憶されたグループデータ206の一例を示す図である。同図に示すように、グループデータ206は、グループ識別情報206aと、回帰式データ206bと、グループ名206cとを対応付けて格納する。即ち、子機1300から受信した解析結果データの分類の結果を格納する。グループ名206cは、該当する分類を分かり易く示す呼称であって、本実施の形態では親機1200のユーザ(教師)が設定する。また、グループデータ206は、子機識別情報206dと、ユーザ名206eと、グループ識別情報206fとを対応付けて格納する。即ち、解析結果データの分類結果に基づく子機1300のグループ分けの結果を格納する。従って、グループデータ206によって、子機1300の解析結果の分類と、どの子機1300でどの種類の解析結果を導き出したかを知ることができる。
グループデータ206は、グループ判定プログラム228によって実現される解析結果データの分類と該分類結果に基づく子機1300のグループ分けの機能によって生成され管理される。
【0053】
図5(b)は、本実施の形態におけるグループ通知データ記憶領域208Rに記憶されたグループ通知データ208の一例を示す図である。同図に示すように、グループ通知データ208は、解析結果のグループ分けの結果として、解析結果データのグループ識別情報208a毎に、回帰式データ208bと、グループ名208cとを対応付けて格納する。また、グループ識別情報208dと、該グループに分類される子機識別情報208e及びユーザ名208fとを対応づけて格納する。即ち、グループ通知データ208によって、解析結果にどのような種類が有るか、どの子機1300の誰がどのグループに属するかと言ったことを知ることができる。
グループ通知データ208は、グループ通知データ送信プログラム230によって実現される機能によってグループデータ206を参照して生成され、各子機1300に送信される。
【0054】
尚、RAM20及びROM22に記憶されたプログラムやデータ等は、記憶媒体19に記憶させる構成としても良い。また、サーバやクライアント等の外部機器から通信回線を介してダウンロードする、或いは記憶媒体19からインストールする構成としても良いのは勿論である。
【0055】
[2・データ収集機1250の機能ブロック]
図2に示すように、データ収集機1250は、CPU40と、第1通信制御部46と、第2通信制御部48と、RAM50と、ROM52と、計測部54と、これら各構成要素間をデータ送受信可能に接続するバス58とを有する。
【0056】
CPU40は、各機能ブロックの制御及び各種の演算処理を実行し、データ収集機1250を統合的に制御する。その機能は、RAM50やROM52内に記憶される各種のプログラム及びデータを適宜読出して演算処理することによって実現される。また、多機能関数電卓1210から送られる所定のコマンドによっても種々の機能が実現される。例えば、計測時間間隔や計測レンジなど計測諸元の設定、計測の実行/停止、計測プローブ1258の計測値を計測データに変換する変換式の設定ができる。図1では、CPU40はRAM50やROM52とともに演算ユニット1254として内蔵されている。
【0057】
第1通信制御部46は、通信回線30を介して多機能関数電卓1210とのデータの送受信を確立し制御する手段である。同様に、第2通信制御部48は通信回線32を介して子機1300とのデータの送受信を確立し制御する手段である。これらは、例えば、データ通信用のプログラムやLSI及び接続端子などによって実現される。図1では、第1通信制御部46は第1コネクタ1260に該当し、第2通信制御部48は第2コネクタ1262に該当する。
【0058】
通信回線30及び通信回線32は、有線/無線によるデータの送受信が可能な通信媒体であって、例えば、LAN(Local Area Network)、インターネット、携帯電話網、及び周辺機器との直接的なケーブル接続等がこれに該当する。図1ではデータ転送ケーブルKがこれに該当する。
【0059】
計測部54は、各種の物理量を検知するための計測器56からの測定値(例えば、測定電圧)を測定しCPU40に出力する。計測部54は、計測器56の種類に応じて公知の技術を適宜用いて実現することができる。図1では計測部54はプローブコネクタ1256に該当し、計測器56は計測プローブ1258に該当する。
【0060】
RAM50は、CPU40の作業領域としてプログラムや各種データを一時的に記憶する。図6(a)は、本実施の形態におけるRAM50の記憶領域の構成の一例を示す図である。同図に示すように、本実施の形態では特に、▲1▼計測部54から出力された計測値を記憶する計測値記憶領域500Rと、▲2▼計測値が所定の変換式に基づいて計測目的の物理単位に変換された計測データを記憶する計測データ記憶領域502Rとを備えている。その他、多機能関数電卓1210から送られた各種のコマンド等も一時的に格納される。
【0061】
図6(b)は、本実施の形態における計測値領域500Rに記憶された計測値500の一例を示す図である。同図に示すように、計測値500は、計測時間500aと測定電圧500bとを対応付けて格納する。
【0062】
図6(c)は、本実施の形態における計測データ記憶領域502Rに記憶された計測データ502の一例を示す図である。同図に示すように、計測データ502は、計測時間502aと計測温度502bとを対応付けて格納する。同図の場合、計測温度502bには、計測器56の電圧値が温度の単位に変換された値が格納されている。
【0063】
ROM52は、データ収集機1250の制御や演算処理、及び周辺機器とのデータの送受に必要なプログラムやデータを記憶する。図6(d)は、本実施の形態におけるROM52の記憶領域の構成の一例を示す図である。同図に示すように、本実施の形態では、▲1▼計測器56で物理量の計測を実行するための機能を実現させる計測プログラム520と、▲2▼計測値500を計測目的の物理量の単位に変換して計測データを算出する機能を実現させる計測値変換プログラム522と、▲3▼多機能関数電卓1210とのデータ通信を制御する機能を実現させる第1通信制御プログラム524と、▲4▼多機能関数電卓1210からの指示に従って多機能関数電卓1210と各子機1300とのデータ通信の中継機能を実現する第2通信制御プログラム526とを記憶している。また、▲5▼計測値500を計測データ502に変換する変換レートや変換式等を計測器56の種類ごとに格納している計測値変換TBL528を記憶している。
【0064】
[3・子機1300の機能ブロック]
図7は、本実施の形態における子機1300の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。子機1300は、基本的に多機能関数電卓1210と同様の構成によって実現される。即ち、CPU10に対応するCPU60と、入力部12に対応する入力部62と、表示部14に対応する表示部64と、通信制御部16に対応する通信制御部66と、記憶媒体読取部18に対応する記憶媒体読取部68と、RAM70と、ROM72と、これら各構成要素間をデータ送受信可能に接続するバス74とを有する。
【0065】
図8(a)は、本実施の形態におけるRAM70の記憶領域の構成の一例を示す図である。同図に示すように、本実施の形態では、▲1▼子機1300のユーザ登録データを記憶するユーザ登録データ記憶領域700Rと、▲2▼親機1200から受信した実験の計測データを記憶する計測データ記憶領域702Rと、▲3▼計測データの解析結果の情報である解析結果データを記憶する解析結果データ記憶領域704Rと、▲4▼親機1200から受信したグループ通知データを記憶するグループ通知データ記憶領域706Rとを備えている。
【0066】
ユーザ登録データ記憶領域700Rに記憶されたユーザ登録データ700は、例えば図8(b)に示すように、子機識別情報700aとユーザ名700bとを格納している。子機識別情報700aは、装置のIDなどであって予め設定されている。ユーザ名700bは、子機1300のユーザが使用時に入力部62を操作して別途入力する。
【0067】
解析結果データ記憶領域704Rに記憶された解析結果データ704は、例えば図8(c)に示すように、計測データ702をグラフ線で描画するためのグラフデータである回帰式データ704aや、座標の設定、表示レンジの設定などの情報を格納する。
【0068】
図8(d)は、本実施の形態におけるROM72の記憶領域の構成の一例を示す図である。ROM72は、本実施の形態では特に、▲1▼親機1200に子機1300を登録させるための機能を実現させる子機登録プログラム720と、▲2▼親機1200から計測データ202を取得する機能を実現させる計測データ受信プログラム722と、▲3▼取得した計測データを解析して解析結果データ704を求める機能を実現させるデータ解析プログラム724と、▲4▼解析結果データ704を親機1200に送信する機能を実現させる解析結果データ送信プログラム728と、▲5▼親機1200からグループ通知データ706を受信する機能を実現させるグループ通知受信プログラム730と、▲6▼グループ通知データ706を表示する機能を実現させるグループ通知表示プログラム732とを記憶している。
【0069】
更に、データ解析プログラム724は、▲7▼計測データ702から2変数統計計算(回帰計算)をして回帰式を求める機能を実現する回帰式算出プログラム725と、▲9▼表示部64に計測データ702のグラフを描画するための座標軸やレンジ等を自動的に決定するとともに、表示部64におけるグラフの表示を制御する機能を実現するグラフ生成プログラム726とを含む。
【0070】
回帰式算出プログラム725は、回帰式の種類ごとに用意されており、子機1300のユーザ(生徒)が任意に選択することができる。回帰式の種類としては、例えば、直線回帰や対数回帰、指数回帰、べき乗回帰が有るが、その他適宜設定して構わない。
【0071】
尚、RAM70及びROM72に記憶されたプログラムやデータ等は、記憶媒体19に記憶させる構成としても良い。また、親機1200からダウンロードする、或いは記憶媒体19からインストールする構成としても良いのは勿論である。
【0072】
[処理の流れの説明]
次に、本実施の形態における処理の流れについて説明する。
図9は、本実施の形態における処理の流れを説明するためのフローチャートである。図中右側が子機1300における処理を示し、左側が親機1200における処理を示している。
【0073】
親機1200における処理は、多機能関数電卓1210のCPU10が子機登録プログラム220と、計測データ取得プログラム222と、計測データ送信プログラム224と、解析結果データ取得プログラム226と、グループ判定プログラム228と、グループ通知データ送信プログラム230とを読み出して実行することによって実現される。また、データ収集機1250のCPU40が、計測プログラム520と、計測値変換プログラム522と、第1通信制御プログラム524と、第2通信制御プログラム526とを読み出して実行することによって実現される。
【0074】
子機1300における処理は、子機1300のCPU60が、子機登録プログラム720と、計測データ受信プログラム722と、データ解析プログラム724と、解析結果データ送信プログラム728と、グループ通知受信プログラム730と、グループ通知表示プログラム732とを読み出して実行することによって実現される。
【0075】
同図に示すように、先ず親機1200は、データ収集機1250を介して接続されている各子機1300にユーザ登録データ700を送信する要求をする(ステップS2)。各子機1300は、この送信要求を受信して、それぞれ親機1200にユーザ登録データ700を送信する(ステップS4)。親機1200は、各子機1300からユーザ登録データ700を受信し(ステップS6)、子機登録データ200を生成する(ステップS8)。
【0076】
次に、親機1200は、入力部12から所定の計測開始の操作が入力されたならば(ステップS10;YES)、データ収集機1250に所定のコマンドを送信して計測を実行させ、計測データ202を取得する(ステップS12)。
具体的には、例えば、親機1200がデータ収集機1250に計測要求信号を送信すると、データ収集機1250は所定の時間間隔で計測プローブ1258の出力値を測定して計測値500として記憶する。そして、親機1200から計測停止の信号を受けた場合、或いは所定時間が計測した場合、データ収集機1250は計測を終了し計測値500から計測データ502を算出する。そして、計測データ502を多機能関数電卓1210に送信する。多機能関数電卓1210は受信したデータを計測データ202としてRAM20に記憶する。
【0077】
次に、親機1200は取得した計測データ202を、子機登録データ200に登録されている全ての子機1300に送信する(ステップS14)。各子機1300は、親機1200から計測データ202を受信し、計測データ702としてRAM70に記憶する(ステップS16)。
【0078】
次に、子機1300は、ユーザによって入力部62から解析実行を示す所定の操作が入力されたならば(ステップS18;YES)、表示部64に計測データ702をXY座標軸上にプロットして表示させる(ステップS20)。
【0079】
次に、所定の表示部64に回帰式の種類を選択可能に表示して、ユーザの操作に従って回帰式の種類を選択する(ステップS22)。そして、選択された回帰式の種類に対応する回帰式算出プログラム725を実行して計測データ702の回帰式を算出し、算出した回帰式を解析結果データ704の回帰式データ704aとして記憶する(ステップS24)。そして、算出された回帰式に基づく回帰曲線(グラフ線)をステップS20で描画したグラフに追加表示する(ステップS26)。
【0080】
次に、子機1300は解析の決定と再解析とを選択可能に表示し、ユーザに選択させる。子機1300のユーザは、表示部64に表示された回帰曲線とプロットされた点とを見比べて、回帰式の妥当性を判断し、回帰式が妥当と判断すれば解析結果の決定を入力し、再検討の必要があると判断すれば、再解析を入力する。
再解析が選択された場合(ステップS28;NO)、ステップS22に戻って回帰式の種類の選択から繰り返す。選択決定が選択された場合(ステップS28;YES)、子機1300は解析結果データ704を親機1200に送信する(ステップS30)。
【0081】
図11は、本実施の形態における子機1300の画面表示の一例を示す図である。同図(a)はステップS20における画面表示の例を示している。子機1300には、横軸を計測時間、縦軸を計測温度とした座標上に、計測された温度がプロットされて表示される(図中;プロット点P)。また、画面下部には所定の操作入力キー1214(例えば、ファンクションキー)に対応して、回帰式の種類が選択可能に表示される。子機1300のユーザは、このグラフを見て温度変化の傾向を確認し、画面下部の表示に対応する操作入力キー1214を操作して回帰式の選択と回帰演算の実行を入力できる。
【0082】
同図(b)はステップS26における画面表示の例を示している。画面には先に描画されたグラフに回帰式に基づく回帰曲線Lが追加表示される。また、画面下部には、所定の操作入力キー1214に対応して、解析結果の決定又は再解析の選択が可能に表示される。子機1300のユーザは、追加された回帰曲線Lとプロットされた点とを見比べ、回帰曲線Lから回帰式が適当と判断されれば、解析決定を選択操作し、回帰曲線Lがプロットされた点に対応していないと判断するならば再解析の選択操作をして、再度、回帰式の演算の実行を実行させることができる。
【0083】
解析決定を選択操作した場合は、同図(c)に示すように画面表示され、解析結果データ704が親機1200に送信される。再解析の選択操作がされた場合は、同図(a)の表示に戻る。
【0084】
次に図9において、親機1200は、各子機1300から解析結果データ704を受信する(ステップS32)。親機1200は、受信した解析結果データ704を解析結果データTBL204としてRAM20に記憶させる。
【0085】
子機登録データ200に登録されている全ての子機1300から解析結果データ704を受信したならば(ステップS34;YES)、親機1200はグループ判定処理を実行する(ステップS36)。グループ判定処理では、解析結果データTBL204に格納された回帰式データ204bを分類・集計するとともに、分類結果に基づいて各回帰式データ204bに対応する子機1300をグループ分けする。
【0086】
図10は、本実施の形態におけるグループ判定処理の流れを説明するためのフローチャートである。同図に示すように、親機1200は、先ず、グループデータ206をリセットし(ステップS102)、子機登録データ200に登録されている全ての子機1300についてループ1を実行する(ステップS104〜S116)。
【0087】
ループ1では、先ず、処理対象の子機1300の回帰式データ204bと、グループデータ206に登録されている回帰式データ206bとを比較する(ステップS106)。
【0088】
処理対象の子機1300の回帰式データ204bが、登録されている回帰式データ206bの何れとも一致しない場合(ステップS108;NO)、親機1200は該回帰式データ204bを新たなグループとして登録し(ステップS110)、処理対象の子機1300を新しく登録したグループに分類し登録する(ステップS112)。
具体的には、グループデータ206において、新しいグループ識別情報206aに対応させて回帰式データ206bを登録する。そして、子機登録データ200を参照して、処理対象の子機1300の子機識別情報206dと、ユーザ名206e及びグループ識別情報206fと対応付けて登録する。ループ1で初めて処理する子機1300の場合、グループデータ206がリセットされているので、何れの回帰式も登録されていないので、新たなグループとして登録されることになる。
【0089】
処理対象の子機1300に対応する回帰式データ204bが、登録されている回帰式データ206bの何れかと一致する場合(ステップS108;YES)、親機1200は、処理対象の子機1300を該当するグループに分類し登録する(ステップS114)。具体的には、グループデータ206に、処理対象の子機1300の子機識別情報206dと、ユーザ名206eと、処理対象の子機1300に対応する回帰式データ204bが一致した回帰式データ206bのグループ識別情報206fとを対応付けて登録する。
【0090】
そして、全ての子機1300についてループ1を実行したならば、グループ判定処理を終了し、図9のフローに戻る。
【0091】
図9において、グループ判定処理を終了したならば、親機1200は、表示部14に所定の表示形態でグループデータ206を表示する(ステップS38)。親機1200のユーザ(教師)は、この表示結果を見て生徒達の解析結果を確認する事ができる。
【0092】
またこの際、親機1200は各グループのグループ名206cを入力可能に表示して、親機1200のユーザ(教師)にグループ名206cを設定させる(ステップS40)。これによって、生徒が分かり易い呼称を教師が設定することができる。
【0093】
次に、親機1200はグループ通知データ208を作成し、子機登録データ200に登録されている各子機1300に送信する(ステップS42)。
【0094】
各子機1300は、親機1200からグループ通知データ208を受信し、グループ通知データ706としてRAM70に記憶する(ステップS44)。そして、グループ通知データ706を所定の表示形態で表示部64に表示させ(ステップS46)、子機1300のユーザ(生徒)に通知する。
具体的には、子機1300は、グループ通知データ706を参照して、自機の子機識別情報に対応するグループ識別情報208aのグループ名208cと、該グループの回帰式データ208bと、該グループに分類されている他の子機1300のユーザ名208fとを表示する。また、所定の操作によって、同様にして他のグループのグループ名208cと、該グループの回帰式データ208bと、該グループに分類されている他の子機1300のユーザ名208fとを切り換えて表示可能にする。
【0095】
図12は、本実施の形態における画面表示の例を示す図である。同図(a)はステップS38における親機1200の画面表示に該当する。同図に示すように、例えば、LCD1212には、グループ名2aと、解析結果である回帰式2bと、該回帰式を導いたユーザ名(この場合、生徒の名前)と、メンバ2cとが対応付けられて表示される。グループ名2aは、例えば操作入力キー1214から呼称を入力可能に表示される。
【0096】
同図(b)は、ステップS46における子機1300の画面表示に該当する。同図に示すように、例えば、自機の識別情報に対応するグループのグループ名3aと、該グループの回帰式3bと、該グループに分類されている他の子機1300のユーザ名3cとを表示する。また、画面下部には所定の操作入力キー1214(例えば、ファンクションキー)に対応して、他のグループに関する情報の表示に切り換え可能に表示される。
他グループを選択操作すると、例えば同図(c)に示すように、自機とは異なる回帰式を導いたグループ名4aと、該グループの回帰式4bと、該グループに分類される他の子機1300のユーザ名4cとが表示される。
【0097】
以上の処理によって、子機1300のユーザである生徒は、この表示を見て自身の解析結果がどのグループに属して誰が同じグループに居るのかを知ることができる。また、自分と異なる解析結果を誰が導き出したかを知ることができる。従って、他の生徒とのディスカッションが容易になり、グループ学習をより効率的に進めることができる。
【0098】
〔第2の実施の形態〕
次に、図13〜図18を参照して、本発明を適用した第2の実施の形態について説明する。本実施の形態は、基本的に第1の実施の形態と同様の構成によって実現できるが、子機1300を事前に複数の班に分けて登録し、班毎で集計するとともに、集計結果を班単位で比較可能にしている点において異なる。尚、第1の実施の形態と同様の構成要素については、同じ符合を付けて説明は省略するものとする。
【0099】
[機能ブロックの説明]
機能ブロックの構成は、第1の実施の形態と基本的に同様であるが(図示略)、データ構成において異なる。
【0100】
図13(a)は、本実施の形態におけるRAM20の記憶領域の構成の一例を示す図である。同図に示すように、本実施の形態ではRAM20は班分け設定データ記憶領域212Rを備えている。
【0101】
班分け設定データ記憶領域212Rに記憶された班分け設定データ212における班とは、学級の班分けに相当するものであってグループ学習の単位となる。この班は、本実施の形態における解析結果データの分類における集計単位となる。班分け設定データ212は、例えば図13(b)に示すように、班名212aと、班に属する子機識別情報212bと、ユーザ名212cとを対応付けるように、事前に教師等によって設定される。恒常的に使用する場合には、班分け設定データ212を記憶メディア1222やROM22に記憶させるとしても良い。
【0102】
図14は、本実施の形態におけるグループデータ記憶領域205Rに記憶されたグループデータ205の一例を示す図である。グループデータ205は、第1の実施の形態におけるグループデータ206に相当するデータである。同図に示すように、グループデータ205では、1次集計結果205−1として、班分け設定データ212で設定された班毎に、回帰式のグループ識別情報205aと、該グループの回帰式データ205bと、グループ名205cとを対応付けて格納する。また、子機識別情報205dと、ユーザ名205eと、該子機が分類されたグループ名205fとを対応付けて格納する。
【0103】
また、解析結果の集計結果を班別に比較するための2次集計結果205−2として、班名205gと、回帰式のグループ識別情報205hと、当該班における各回帰式のグループに属する子機1300の数に当る人数205iとを対応付けて格納する。尚、2次集計結果205−2の集計項目は人数205iに限らず、例えば、人数205iの当該班の人数におけるパーセント(%)などを適宜設定して構わない。
【0104】
図15は、本実施の形態におけるグループ通知データ記憶領域209Rに記憶されたグループ通知データ209の一例を示す図である。グループ通知データ209は、第1の実施の形態におけるグループ通知データ208に相当するデータである。同図に示すように、グループ通知データ209は、グループデータ205の1次集計結果205−1及び2次集計結果205−2にそれぞれ対応する、1次集計結果209−1及び2次集計結果209−2を格納する。
【0105】
[処理の流れの説明]
図16は、本実施の形態における処理の流れを説明するためのフローチャートである。尚、第1の実施の形態と異なる処理については、200番台の符合を付けている。また、班分け設定データ212の設定に関しては、適宜事前に登録が成されるものとする。
【0106】
同図に示示すように、親機1200は、計測データ202を各子機1300に送信したならば(ステップS14)、班分け設定データ212を参照し(ステップS200)、全ての班についてループ2を実行する(ステップS202〜S206)。
【0107】
ループ2では、先ず、処理対象の班に属する子機1300に解析結果データ704の送信要求を送信する(ステップS204)。この送信要求を受信した子機1300は、解析結果データ704を親機1200に送信する(ステップS30)。
【0108】
親機1200は、子機1300から解析結果データ704を受信して、解析結果データTBL204としてRAM20に記憶し(ステップS32)、処理対象の班に属する子機1300についてグループ判定処理を実行する(ステップS36)。このグループ判定処理によって、1次集計結果205−1が生成される。
そして、グループ判定処理を終了したならば、親機1200は、表示部14に所定の表示形態でグループデータ205を表示し(ステップS38)、教師がグループ名205cを入力する(ステップS40)。
【0109】
ループ2を全ての班について実行したならば、次に班別の集計を実行し、2次集計結果205−2を生成する(ステップS208)。具体的には、1次集計結果205−1を参照して各班毎の回帰式のグループに属する子機1300をカウントして、2次集計結果205−2を生成する。そして、表示部14に所定の表示形態でグループデータ205を表示する(ステップS210)。親機1200のユーザである教師は、この表示を見て、各班毎における解析の状況を知ることができる。
【0110】
次に、親機1200はグループ通知データ209を作成して、子機登録データ200に登録されている各子機1300に送信する(ステップS42)。
【0111】
各子機1300は、親機1200からグループ通知データ209を受信し、RAM70に記憶する(ステップS48)。そして、受信したグループ通知データ209を所定の表示形態で表示部64に表示させ(ステップS46)、子機1300のユーザ(生徒)に通知する。
具体的には、子機1300は、グループ通知データ209を参照して、自機の識別情報に対応する班と、自機の識別情報に対応する回帰式のグループ名と、該グループの回帰式データと、該グループに分類されている他の子機1300のユーザ名とを表示する。また、所定の操作によって、各班毎の回帰式のグループ別の人数を切り換えて表示する。
【0112】
図17は、本実施の形態における親機1200の画面表示の一例であって、ステップS208に相当する。表示画面は、同図(a)に示すような1次集計結果205−1を見ることができる班毎の集計表示W1と、同図(b)に示すような2次集計結果205−2を見ることのできる集計比較の表示W2とが、切り換え可能に表示される。
【0113】
班毎の集計表示W1では、画面下部に対応する所定の操作入力キー1214(例えば、所謂ファンクションキー)を操作することによって、例えば「前の班」或いは「次の班」に対応するキーを操作して、表示させる班を切り換えることができる。また、所定のキーを操作することによって、集計比較の表示W2に切り換えることができる。
【0114】
図18は、本実施の形態における子機1300の画面表示の一例であって、ステップS46に相当する。表示画面は、同図(a)に示すような当該子機1300の班における個人別の集計表示W3と、同図(b)に示すような2次集計結果205−2を見ることのできる集計比較の表示W4とが、切り換え可能に表示される。
【0115】
班毎集計の表示W3では、画面下部に対応する所定の操作入力キー1214(例えば、所謂ファンクションキー)を操作することによって、例えば「他のグループ」を選択操作するごとに、当該子機1300の回帰式のグループとは異なるグループについて表示させることができる。また、所定のキーを操作することによって、集計比較の表示W4に切り換えることができる。
【0116】
以上の処理によって、子機1300のユーザである生徒は、この表示を見て自身の解析結果が自分の班ではどのグループに属し、班内の他の人がどのような解析結果を導き出したかを知ることができる。また、他の班の様子を知ることができる。従って、班ごとの他の生徒とのディスカッションが容易に可能となるとともに、他班とのディスカッションも容易になるので、グループ学習をより効率的に進めることができる。
【0117】
〔第3の実施の形態〕
次に、図19〜図26を参照して、本発明を適用した第3の実施の形態について説明する。本実施の形態は多機能関数電卓でLANを形成した学習支援システムを、数学の実験授業において使用する場合を例に挙げて説明する。尚、第1及び第2の実施の形態と同様の構成要素については同じ符号を付け、適宜説明は省略するものとする。
【0118】
[構成の説明]
図19は、本実施の形態における学習支援システムの構成の一例を示す図である。本実施の形態における学習支援システム1002では、教師が使用する学習支援装置に相当する親機1200と、各生徒が使用する端末装置に相当する子機1300とがLANを構成している。
【0119】
本実施の形態における親機1200では、多機能関数電卓1210に、コネクタ1218で通信中継機能を備えたデータ中継機1280が接続されている。
【0120】
データ中継機1280は、スイッチングハブやブリッジに相当する中継機能を有し、第2コネクタ1262にデータ転送ケーブルKで接続された子機1300と親機1200とをデータ通信自在に接続する。即ち、多機能関数電卓1210は、データ中継機1280をアドレス管理して、一対一又は一対多のデータ通信を実現できる。
【0121】
本実施の形態では、教師は事前に『3次関数のグラフを描画せよ』といった問題を出題し、生徒は各人の子機1300で各々3次関数のグラフを描画して問題を解く。教師は、親機1200で子機1300から解答結果データであるグラフデータを収集する。親機1200は、収集したグラフデータを分類し、この分類結果にしたがって各子機1300をグループ分けし、グループ分けの結果を各子機1300に送信する。
【0122】
[機能ブロックの説明]
図20は、本実施の形態における機能構成の一例を示す図である。同図における通信制御部17は、図19のコネクタ1218及びデータ中継機1280が該当する。
【0123】
図21は、本実施の形態における親機1200のRAM20におけるデータ領域の構成の一例を示す図である。同図(a)に示すように、本実施の形態ではRAM20は、第1の実施の形態における解析結果データTBL記憶領域204Rに相当するグラフデータTBL記憶領域201Rを備える。また、グループデータ記憶領域207Rは、第1の実施の形態におけるグループデータ記憶領域206Rに相当する。
【0124】
グラフデータTBL記憶領域201Rに記憶されたグラフデータTBL201は、例えば同図(b)に示すように、子機識別情報201aと、子機1300で描画されたグラフの関数式であるグラフ式データ201bと、グラフのレンジ等の情報であるグラフレンジ201cとが対応付けて格納される。
【0125】
グループデータ記憶領域207Rに記憶されたグループデータ207は、例えば同図(c)に示すように、子機識別情報207aと、グラフ式データ201bの分類に基づくグループ識別情報207bとを対応付けて格納する。
【0126】
図22は、本実施の形態における親機1200のROM22におけるデータ領域の構成の一例を示す図である。同図(a)に示すように、本実施の形態ではROM22は、第1の実施の形態における解析結果データ取得プログラム226に相当するグラフデータ取得プログラム221を記憶している。CPU10は、グラフデータ取得プログラム221を読み出し実行することによって、子機1300からグラフデータを受信し、グラフデータTBL201としてRAM20に記憶させる機能を実現する。
【0127】
また、子機1300から取得したグループデータを分類し、グループ分けするための判定基準を関数の種類毎に格納するグループ判定条件データ232を記憶している。例えば、同図(b)に示すように、3次関数の場合、関数式のグループ識別情報232aと、3次関数の根数232bと、3次関数のグラフが正負何れの特性を有するかを示すグラフタイプ232cとを対応付けて格納する。
【0128】
図23(a)は、本実施の形態における子機1300のRAM70のデータ領域の構成の一例を示す図である。同図に示すように、本実施の形態ではRAM70は、第1の実施の形態における解析結果データ記憶領域704Rに相当するグラフデータ記憶領域701Rと、第1の実施の形態におけるグループ通知データ記憶領域706Rに相当するグループ通知データ記憶領域707Rとを備える。
【0129】
グラフデータ記憶領域701Rに記憶されたグラフデータ701は、例えば同図(b)に示すように、子機1300で描画されたグラフの関数式であるグラフ式701aと、グラフのレンジ等の情報であるグラフレンジ201cとを対応付けて格納する。
【0130】
グループ通知データ記憶領域707Rに記憶されたグループ通知データ707は、例えば同図(c)に示すように、グループ識別情報707aと、子機識別情報707bと、ユーザ名707cと、グラフ式データ707dとを対応付けて格納する。
【0131】
図23(d)は、本実施の形態における子機1300のROM72のデータ領域の構成の一例を示す図である。同図に示すように、本実施の形態では第1の実施の形態におけるグラフ生成プログラム726に相当する関数グラフ生成プログラム727と、第1の実施の形態における解析結果データ送信プログラム728に相当するグラフデータ送信プログラム729とを記憶している。
【0132】
関数グラフ生成プログラム727は、CPU60に種々の関数グラフを描画させるための機能を実現させる。また、グラフデータ送信プログラム729は、グラフデータ701を親機1200に送信する機能を実現させる。
【0133】
[処理の流れの説明]
図24は、本実施の形態における処理の流れを説明するためのフローチャートである。尚、本実施の形態において特徴的である処理については、300番台の符合を付けている。
【0134】
同図に示すように、親機1200及び子機1300は、先ず子機登録のための一連の処理を実行する(ステップS2〜S8)。
【0135】
子機登録したならば、子機1300は、ユーザ(生徒)の操作入力に従って教師の出題に対する3次関数のグラフを作成し、表示部64に表示する(ステップS300)。作成した3次関数の式をグラフ式701a、グラフ表示のための座標設定情報をグラフレンジ701bとしてグラフデータ701をRAM70に記憶する。
【0136】
次に、親機1200は、子機登録データ200に登録されている全ての子機1300に対してループ3を実行する(ステップS302〜S310)。
【0137】
ループ3では、処理対象の子機1300にグラフデータ701の送信要求を送信する(ステップS304)。この送信要求を受信した子機1300は、親機1200にグラフデータ701を送信する(ステップS312)。
【0138】
親機1200は、子機1300からグラフデータ701を受信し、グラフデータTBL210に格納する(ステップS306)。そして、グループ判定処理を実行する(ステップS308)。
具体的には、グループ判定条件データ232の判定条件を参照して、子機1300から受信したグラフデータ701のグラフ式701aを分類し、この分類結果に従って当該子機1300をグループ分けする。例えば、図25のグラフ式の場合では、グループ判定条件データ232に従って同図に示すように分類される。そして、グループデータ207に、処理対象の子機1300の子機識別情報207aとグループ識別情報207bとを対応づけて登録する。
【0139】
全ての子機1300についてループ3を実行したならば、親機1200はグループ分けの結果を表示部14に表示させる(ステップS38)。この表示を見て、教師は生徒がどのような解答をしてきたかを確認することができる。
【0140】
次に、親機1200はグループ通知データ208を生成し、子機1300に送信する(ステップS42)。子機1300は、グループ通知データ208を受信して、グループ通知データ707としてRAM70に記憶し(ステップS44)、グループ通知データ707を所定の表示形態で表示部64に表示させ(ステップS46)、子機1300のユーザ(生徒)に通知する。
【0141】
図26は、本実施の形態における子機1300の画面表示の一例を示す図であって、ステップS46に相当する。表示画面は、同図(a)に示すような当該子機1300の属するグループについての情報の表示W5と、同図(b)に示すような当該子機1300とは異なるグループについての情報の表示W6とが、切り換え可能に表示される。
【0142】
具体的には、表示W5では、グループ通知データ707に基づいて、例えば当該子機1300のグラフ式5aと、当該子機1300のグラフ式が属するグループ5bと、同グループに属する他の生徒の人数5cと、同グループに属するユーザ名5d及びグラフ式5eが表示される。また、画面下部に対応する所定の操作入力キー1214(例えば、所謂ファンクションキー)を操作することによって、例えば「他のGr.」を操作するごとに表示W6に表示を切り換えることができる。
表示W6では、他のグループ6aと当該グループの人数6bと、当該グループに属するユーザ名6c及びグラフ式6dとが表示される。
【0143】
子機1300のユーザ(生徒)は、これらの表示を見ることによって、自分と同様の種類の3次関数のグラフを描画した生徒が誰で、異なる種類のグラフを描画した生徒が誰かを簡単に知ることができる。
【0144】
〔変形例の説明〕
以上、本発明を適用した第1〜第3の実施の形態について説明したが、本発明の適用がこれらに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、適宜構成要素の追加・省略・変更をして構わない。
【0145】
例えば、適用される教科は理科実験や数学に限らず、他の教科であっても構わない。例えば、教師が出題した日本語を生徒が子機1300で英訳し、その結果を親機1200に送信するとしても良い。
【0146】
また、第1の実施の形態では、親機が代表して計測した計測データ202を全ての子機1300が等しく使用し解析する構成としたが、子機1300それぞれがデータ収集機1250を備え、各個に計測データを実験で取得する構成としても良い。この場合は、回帰式の分類は式の種類(直線・対数・指数などの大分類)だけではなく、例えば回帰式が直線式であれば、変数Xの係数の大きさによって分類するといった、より細かな分類を行うと好適である。
具体的には、同じように見える水と水以外の液体を、違いが有ることを告げずに教師が配り、生徒には直線式で回帰式を求めさせ分類させる。ここで変数Xの係数に基づく分類から、なぜ違いが生じたかをグループで考察させるといった、学習形式も効率的に実現できる。
【0147】
【発明の効果】
請求項1又は9に記載の発明によれば、学習支援装置は収集手段を使って計測データを収集し、通信回線を介して接続されている複数の子機に対してこの計測データを配信(送信)する事ができる。そして、子機から配信した計測データの解析結果情報を集めて解析結果を分類し、この分類に基づいて子機をグループ分けすることができる。そして更に、このグループ分けの結果を各子機に送信することによって、各子機にグループ学習に有益な情報を提供することができる。これによって、子機側から見みると、どの子機で同様の解析をしどの子機で異なる解析結果に達しているかを知ることができるので、グループ学習がし易くなる。
【0148】
また、請求項2に記載の発明によれば、更にグループ分けの際、解析結果のグラフを描画するためのグラフデータを比較することによって解析結果を分類することによって、解析結果として求められたグラフの特徴に基づいて子機を分類することができる。
【0149】
また、請求項3又は10に記載の発明によれば、子機を予めグループ分けして登録し、グループ毎に解析結果の集計をし、集計結果を子機に送信することによって、同じグループ(班)における解析結果の違いについて知ることができるので、グループ学習を効率的に進めることが可能となる。
【0150】
また、請求項4に記載の発明によれば、グループ毎の集計結果を更にグループ間で比較するための2次集計をすることによって、グループ単位での解析結果の違いについて知ることができるので、グループ学習をより広範囲にわたって進めることができる。
【0151】
また、請求項5に記載の発明によれば、更に子機で生成したグラフデータを分類し、この分類に基づいて子機をグループ分けすることによって、どの子機で同様のグラフを作成し、どの子機で異なるグラフを生成したかを子機に知らせることができるので、グループ学習がし易くなる。
【0152】
また、請求項6に記載の発明によれば、請求項1〜5の何れか一項に記載の発明と同様の効果を学習支援システムで実現することができる。
【0153】
また、請求項7又は11に記載の発明によれば、子機で生成したグラフデータを受信して分類し、この分類に基づいて子機をグループ分けすることができる。そして更に、このグループ分けの結果を各子機に送信することができる。これによって、子機のユーザは、学習支援装置から送られたグループ分けの結果を参照することによって、どの子機で同様のグラフを作成し、どの子機で異なるグラフを生成したかを知ることができるので、グループ学習がし易くなる。
【0154】
そして、請求項8に記載の発明によれば、請求項7に記載の発明と同様の効果を学習支援システムで実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における構成の一例を示した図。
【図2】第1の実施の形態における親機の機能構成の一例を示す機能ブロック図。
【図3】(a)第1の実施の形態における多機能関数電卓1210のRAM20の記憶領域の構成の一例を示す図。(b)第1の実施の形態における多機能関数電卓1210のROM22の記憶領域の構成の一例を示す図。
【図4】(a)第1の実施の形態における子機登録データの一例を示す図。(b)第1の実施の形態における計測データの一例を示す図。(c)第1実施の形態における解析結果データTBLの一例を示す図。
【図5】(a)第1の実施の形態におけるグループデータの一例を示す図。(b)第1の実施の形態におけるグループ通知データの一例を示す図。
【図6】(a)第1の実施の形態におけるデータ収集機1250のRAM50の記憶領域の構成の一例を示す図。(b)第1の実施の形態における計測値の一例を示す図。(c)第1の実施の形態における計測データの一例を示す図。
【図7】第1の実施の形態における子機の機能構成の一例を示す機能ブロック図。
【図8】(a)第1の実施の形態における子機1300のRAM70の記憶領域の構成の一例を示す図。(b)第1の実施の形態におけるユーザ登録データ700の一例を示す図。(c)第1の実施の形態における解析結果データ704の一例を示す図。(d)第1の実施の形態における子機1300のROM72の記憶領域の構成の一例を示す図。
【図9】第1の実施の形態における処理の流れを説明するためのフローチャート。
【図10】第1の実施の形態におけるグループ判定処理の流れを説明するためのフローチャート。
【図11】第1の実施の形態における子機1300の画面表示の一例を示す図。
【図12】第1の実施の形態における画面表示の例を示す図。
【図13】(a)第2実施の形態におけるRAM20の記憶領域の構成の一例を示す図。
(b)第2実施の形態における班分け設定データの一例を示す図。
【図14】第2の実施の形態におけるグループデータの一例を示す図。
【図15】第2の実施の形態におけるグループ通知データの一例を示す図。
【図16】第2の実施の形態における処理の流れを説明するためのフローチャート。
【図17】第2の実施の形態における親機の画面表示の一例を示す図。
【図18】第2の実施の形態における子機の画面表示の一例を示す図。
【図19】第3の実施の形態における学習支援システムの構成の一例を示す図。
【図20】第3の実施の形態における機能構成の一例を示す図。
【図21】第3の実施の形態における親機1200のRAM20におけるデータ領域の構成の一例を示す図。
【図22】第3の実施の形態における親機1200のROM22におけるデータ領域の構成の一例を示す図。
【図23】(a)第3の実施の形態における子機1300のRAM70のデータ領域の構成の一例を示す図。(b)第3の実施の形態におけるグラフデータTBLの一例を示す図。(c)第3の実施の形態におけるグループ通知データの一例を示す図。(d)第3の実施の形態における子機1300のROM72のデータ領域の構成の一例を示す図。
【図24】第3の実施の形態における処理の流れを説明するためのフローチャート。
【図25】グループ判定条件データに従ったグラフ式の分類の例を示す図。
【図26】第3の実施の形態における子機1300の画面表示の一例を示す図。
【符合の説明】
20 RAM
200 子機登録データ
201 グラフデータTBL
202 計測データ
204 解析結果データTBL
205 グループデータ
205−1 1次集計結果
205−2 2次集計結果
206,207 グループデータ
208,209 グループ通知データ
209−1 1次集計結果
209−2 2次集計結果
210 グラフデータTBL
212 班分け設定データ
22 ROM
220 子機登録プログラム
221 グラフデータ取得プログラム
222 計測データ取得プログラム
224 計測データ送信プログラム
226 解析結果データ取得プログラム
228 グループ判定プログラム
230 グループ通知データ送信プログラム
232 グループ判定条件データ
70 RAM
700 ユーザ登録データ
701 グラフデータ
704 解析結果データ
706,707 グループ通知データ
72 ROM
720 子機登録プログラム
721 関数グラフ生成プログラム
722 計測データ受信プログラム
724 データ解析プログラム
725 回帰式算出プログラム
726 グラフ生成プログラム
727 関数グラフ生成プログラム
728 解析結果データ送信プログラム
729 グラフデータ送信プログラム
730 グループ通知受信プログラム
732 グループ通知表示プログラム
1000,1002 学習支援システム
1200 親機
1210 多機能関数電卓
1250 データ収集機
1258 計測プローブ
1260 第1コネクタ
1262 第2コネクタ
1280 データ中継機
1300 子機
K データ転送ケーブル
L 回帰曲線
P プロット点
D 液体

Claims (9)

  1. 計測データを解析する複数の子機と通信回線を介して接続する通信手段と、
    計測データを収集する収集手段と、
    前記収集手段によって収集された計測データを、前記各子機に送信する計測データ送信手段と、
    前記各子機において解析された解析結果情報を前記子機毎に受信する解析結果情報受信手段と、
    この受信した解析結果情報を分類し、分類結果に基づいて前記各子機をグループ分けするグループ分け手段と、
    このグループ分けの結果情報を、前記各子機に送信するグループ分け結果情報送信手段と、
    を備えることを特徴とする学習支援装置。
  2. 請求項1に記載の学習支援装置において、
    前記解析結果情報は、前記計測データ送信手段によって送信された計測データを当該子機で解析した結果の情報であり、解析結果のグラフを描画するためのグラフデータを含み、
    前記グループ分け手段は、前記受信した解析結果情報に含まれるグラフデータを比較することによって解析結果情報を分類する手段である、
    ことを特徴とする学習支援装置。
  3. 計測データを解析する複数の子機と通信回線を介して接続する通信手段と、
    計測データを収集する収集手段と、
    前記通信手段を介して接続されている子機をグループに分けて登録する登録手段と、
    前記収集手段によって収集された計測データを、前記各子機に送信する計測データ送信手段と、
    前記各子機において解析された解析結果情報を前記子機毎に受信する解析結果情報受信手段と、
    この受信した解析結果情報を前記グループ毎に集計するグループ集計手段と、
    このグループ集計手段によって集計された集計結果情報を、前記各子機に送信する集計結果情報送信手段と、
    を備えることを特徴とする学習支援装置。
  4. 請求項3に記載の学習支援装置において、
    前記グループ集計手段は、グループ毎の集計結果を更にグループ間で比較するための2次集計をする手段を有することを特徴とする学習支援装置。
  5. 請求項3又は4に記載の学習支援装置において、
    前記解析結果情報は、前記計測データ送信手段によって送信された計測データを当該子機で解析した結果の情報であり、解析結果のグラフを描画するためのグラフデータを含み、
    前記グループ集計手段は、前記受信した解析結果情報に含まれるグラフデータを比較することによって解析結果情報を前記グループ毎に集計する手段である、
    ことを特徴とする学習支援装置。
  6. グラフ描画するためのグラフデータを生成する機能を有する複数のグラフ作成装置と通信回線を介して接続する通信手段と、
    前記各グラフ作成装置からグラフデータを受信するグラフデータ受信手段と、
    この受信したグラフデータを分類し、分類結果に基づいて前記各グラフ作成装置をグループ分けするグループ分け手段と、
    このグループ分けの結果情報を、前記グラフ作成装置に送信するグループ分け結果情報送信手段と、
    を備えることを特徴とする学習支援装置。
  7. コンピュータに、
    計測データを解析する複数の子機と通信回線を介して接続する通信機能と、
    計測データを収集する収集機能と、
    前記収集機能によって収集された計測データを、前記各子機に送信する計測データ送信機能と、
    前記各子機において解析された解析結果情報を前記子機毎に受信する解析結果情報受信機能と、
    この受信した解析結果情報を分類し、分類結果に基づいて前記各子機をグループ分けするグループ分け機能と、
    このグループ分けの結果情報を、前記各子機に送信するグループ分け結果情報送信機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  8. コンピュータに、
    計測データを解析する複数の子機と通信回線を介して接続する通信機能と、
    計測データを収集する収集機能と、
    前記通信機能を介して接続されている子機をグループに分けて登録する登録機能と、
    前記収集機能によって収集された計測データを、前記各子機に送信する計測データ送信機能と、
    前記各子機において解析された解析結果情報を前記子機毎に受信する解析結果情報受信機能と、
    この受信した解析結果情報を前記グループ毎に集計するグループ集計機能と、
    このグループ集計機能によって集計された集計結果情報を、前記各子機に送信する集計結果情報送信機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  9. コンピュータに、
    グラフ描画するためのグラフデータを生成する機能を有する複数のグラフ作成装置と通信回線を介して接続する通信機能と、
    前記各グラフ作成装置からグラフデータを受信するグラフデータ受信機能と、
    この受信したグラフデータを分類し、分類結果に基づいて前記各グラフ作成装置をグループ分けするグループ分け機能と、
    このグループ分けの結果情報を、前記グラフ作成装置に送信するグループ分け結果情報送信機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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