JP7087679B2 - グラフ表示方法、グラフ生成方法、電子機器およびプログラム - Google Patents

グラフ表示方法、グラフ生成方法、電子機器およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、グラフ表示方法、グラフ生成方法、電子機器およびプログラムに関する。
従来、未知数(変数)を含む数式を入力してその未知数の解を算出したり、当該数式に対応したグラフを表示部に描画して表示したりする電子式計算機(グラフ関数電卓)が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2011-180267号公報
上記の特許文献1に記載のグラフ関数電卓は、何らかの式を変形した変形式をユーザが入力したときに、前記変形式の正誤を「ERROR!」や「Right!」のテキストメッセージや、各テキストメッセージに対応するキャラクタのアイコンを表示することにより報知することができる。
しかしながら、上記のグラフ関数電卓は、ユーザが入力した変形式の正誤をテキストメッセージやキャラクタのアイコンの表示以外の方法により報知することができないものであったため、前記何らかの式と前記変形式との関係を、グラフを用いて示すものではなかった。
本発明に係るグラフ表示方法は、
2種類以上の変数を含む方程式としての互いに異なる第1数式及び第2数式であって、前記第1数式に対応する第1グラフ及び前記第2数式に対応する第2グラフを、表示部に表示させ、
前記方程式を解くための変形式として、前記方程式に含まれる2種類の変数のうち1種類の変数を含み、前記第1数式及び前記第2数式とは表記が異なる第3数式の入力操作を受け付けてから、入力された前記第3数式に対応する第3グラフを、前記表示部に表示させる際、
前記第3数式から導かれる前記1種類の変数に係る少なくとも1つの解のうちいずれか1つの解が、前記第1数式及び前記第2数式から導かれる前記方程式に含まれる前記2種類の変数に係る解の少なくとも1つの組の中から選ばれる1つの前記1種類の変数に係る解と一致するという条件が満たされるか否かによって、前記第3グラフを、互いに異なる表示態様で、前記表示部に表示させる、ことを含んでいる。
本発明の電子機器の実施形態に係るグラフ関数電卓10の電子回路の構成を示すブロック図。 前記グラフ関数電卓10の計算機制御プログラム12aに従った計算処理を示すフローチャート。 前記グラフ関数電卓10の計算処理に従ったユーザ操作に対応する表示動作(その1)を示す図。 前記グラフ関数電卓10の計算処理に従ったユーザ操作に対応する表示動作(その2)を示す図。 前記グラフ関数電卓10と携帯端末20とグラフ生成専用サイト(Webサーバ)30とを連携した本発明の第2実施形態に係るグラフ表示システムの全体構成を示す図。 前記グラフ関数電卓10の第2実施形態の問題式データエリア12bと変形式データエリア12cを示す図。 携帯端末20のメモリに確保された履歴データエリア21を示す図。 グラフ生成専用サイト(Webサーバ)30のメモリに確保された端末データ記憶エリア31を示す図。 前記携帯端末20において専用アプリを起動させた状態でのユーザ操作に応じた表示動作を示す図。 前記グラフ関数電卓10の第2実施形態の電卓処理を示すフローチャート。 前記グラフ関数電卓10の第2実施形態の電卓処理に含まれる式入力処理を示すフローチャート。 前記携帯端末20の端末処理を示すフローチャート。 前記グラフ生成専用サイト(Webサーバ)30のサーバ処理を示すフローチャート。 前記グラフ関数電卓10と携帯端末20とグラフ生成専用サイト(Webサーバ)30との連携によるユーザ操作に応じた表示動作(その1)を示す図。 前記グラフ関数電卓10と携帯端末20とグラフ生成専用サイト(Webサーバ)30との連携によるユーザ操作に応じた表示動作(その2)を示す図。 パーソナルコンピュータPCとグラフ生成専用サイト(Webサーバ)30とを連携した本発明の第3実施形態に係るグラフ表示システムの全体構成を示す図。 前記第3実施形態に係るグラフ表示システムのパーソナルコンピュータPCでのWebブラウザプログラム12Aに従ったPC処理を示すフローチャート。 前記第3実施形態に係るグラフ表示システムのグラフ生成専用サイト(Webサーバ)30でのサーバ処理を示すフローチャート。 前記パーソナルコンピュータPCとグラフ生成専用サイト(Webサーバ)30との連携によるユーザ操作に応じた表示動作を示す図。
以下図面により本発明の実施の形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の電子機器の実施形態に係るグラフ関数電卓(第1の電子機器)10の電子回路の構成を示すブロック図である。
前記電子機器は、前記グラフ関数電卓10やタブレット端末として構成する他、計算機能とグラフ描画機能を有する(計算機制御プログラムが実装された)パーソナルコンピュータ、スマートフォン、携帯電話機、タッチパネル式PDA(personal digital assistants)、電子ブック、携帯ゲーム機等として構成することができる。
なお、前記グラフ関数電卓10のような物理的なキー(ボタン)が実装されていない前記タブレット端末のような電子機器は、前記グラフ関数電卓10のキーと同様なソフトウェアキーボードを表示し、このソフトウェアキーボードに対するキー操作に応じて処理を実行する。
以下、グラフ関数電卓10について説明する。
このグラフ関数電卓10の電子回路は、コンピュータであるCPU(制御部)11を備え、CPU11には、制御及びデータバスBusを介して、メモリ12、記録媒体読取部14、通信部15、キー入力部16、タッチパネル付き表示部17が接続される。
前記CPU11は、メモリ12に記憶されている計算機制御プログラム12aに従い回路各部の動作を制御し、キー入力部16からのキー入力信号に応じた各種の演算処理を実行する。この計算機制御プログラム12aは、メモリ12に予め記憶されていてもよいし、あるいはメモリカード等の外部記録媒体13から記録媒体読取部14を介してメモリ12に読み込まれて記憶されたものでもよいし、あるいは通信部15及び通信ネットワーク(インターネット)Nを経由してアクセスされる外部のWebサーバ30からダウンロードされてメモリ12に記憶されたものでもよい。この計算機制御プログラム12aは、ユーザがキー入力部16の操作によって書き換えできないようになっている。
また、前記メモリ12の書き換え可能なデータを記憶するエリアには、問題式データエリア12b、変形式データエリア12c、座標設定データエリア12d、グラフ式データエリア12e、グラフ描画データエリア12f、表示データエリア12gが確保されている。
前記問題式データエリア12bには、2元1次方程式や2元連立方程式等、未知数を含む数式のデータが、ユーザの学習対象となる問題式のデータとして、予め記憶されるか、またはユーザ操作に応じて入力されて記憶される。
前記変形式データエリア12cには、前記問題式データエリア12bに記憶された問題式としての数式を解く過程において、当該数式をユーザ操作に応じて変形した変形式のデータが記憶される。
前記座標設定データエリア12dには、前記問題式データエリア12bに記憶された問題式としての数式とその解等に応じて設定されたグラフ描画のための座標範囲(座標系)(Xmin,max/Ymin,max)のデータが記憶される。
前記グラフ式データエリア12eには、前記問題式データエリア12bに記憶された問題式としての数式、及び前記変形式データエリア12cに記憶された前記問題式としての数式を変形した変形式のそれぞれについて、前記座標設定データエリア12dに記憶された座標範囲上にグラフとして描画するためのグラフ式のデータが記憶される。
前記グラフ描画データエリア12fには、前記グラフ式データエリア12eに記憶されたグラフ式に従い、前記座標設定データエリア12dに記憶された座標範囲(座標系)上にプロットされて生成されるグラフの描画データが記憶される。
前記表示データエリア12gは、前記表示部17を構成する液晶表示ユニットの表示画面のサイズに対応したメモリエリアを有し、このメモリエリアには、前記表示画面に表示させるべき表示データがビットマップデータ(ここでは前記座標範囲のデータとグラフの描画データに応じて展開したビットマップデータ)として記憶される。
このように構成されたグラフ関数電卓(電子機器)10は、前記CPU11が前記計算機制御プログラム12aに記述された命令に従い回路各部の動作を制御し、ソフトウエアとハードウエアとが協働して動作することにより、後述の動作説明で述べるような計算機能、変形式確認機能、グラフ描画機能等を実現する。
次に、前記構成によるグラフ関数電卓10の動作について説明する。
図2は、前記グラフ関数電卓10の計算機制御プログラム12aに従った計算処理を示すフローチャートである。
図3は、前記グラフ関数電卓10の計算処理に従ったユーザ操作に対応する表示動作(その1)を示す図である。
図4は、前記グラフ関数電卓10の計算処理に従ったユーザ操作に対応する表示動作(その2)を示す図である。
ここでは、前記グラフ関数電卓10を、問題式としての数式をユーザ操作に応じて変形しながら解いて行く学習に利用することを仮定して説明する。
先ず、キー入力部16のユーザ操作に応じて、グラフ関数電卓10の動作モードを計算式の解を計算するモードに設定すると、図3(A)に示すように、上段を問題式入力エリアGq、中段を変形式入力エリアGc、下段をグラフ表示エリアGgに設定した計算画面Gが、タッチパネル付き表示部17に表示される。
前記計算画面G上でのデータの入力位置を示すカーソル(図示せず)を、キー入力部16のカーソルキーのユーザ操作に応じて前記問題式入力エリアGq内に表示させ、学習対象とする数式(問題式)を入力する(ステップS1)。
この問題式は、前記メモリ12内の問題式データエリア12bに予め記憶された複数の問題式の中からユーザが選択した数式であってもよいし、ユーザが新たに入力した数式であってもよい。
ここでは、前記問題式として、以下の2元連立方程式f1,f2を入力して表示させる。
f1「3・x-2・y=8」
f2「2・x+5・y=3」
なお、図3(A)に示すように、前記問題式入力エリアGq内の問題式である2元連立方程式f1,f2の右端に表示された縦線と変数x,yは、当該2元連立方程式f1,f2の変数x,yについて解くことを意味する。
前記問題式である2元連立方程式f1,f2の入力が決定されると、当該方程式f1,f2の変数x,yの解が計算され、計算された変数x,yの解の座標を含む2次の座標範囲(座標系)が設定され、前記グラフ表示エリアGgに表示される。そして、前記方程式f1「3・x-2・y=8」とf2「2・x+5・y=3」にそれぞれ対応したグラフを前記設定された座標範囲に描画するためのグラフ式が生成され、図3(A)に示すように、前記グラフ表示エリアGgに対して、方程式f1に対応するグラフg1と方程式f2に対応するグラフg2とが、何れも青色BLで描画されて表示される(ステップS2)。
この問題式としての2元連立方程式f1,f2それぞれのグラフg1,g2が表示されることにより、ユーザは、先ず、各方程式f1,f2にそれぞれ含まれる変数x,yについて、どのような関係にあるかを容易にイメージすることができる。
そして、前記方程式f1,f2を変形して解くために、図3(A)に示すように、変形式入力エリアGcにおいて、ユーザ操作に応じて先ず方程式f1「3・x-2・y=8」を変形した変形式f1a「6・x-4・y=-16」を入力して表示させる(ステップS3)。このとき、変形式入力エリアGcには、当該変形式f1a「6・x-4・y=-16」と共に前記方程式f2「2・x+5・y=3」がそのまま並べて表示される。
なお、本実施形態では、変形式として入力される数式は、通常、2元連立方程式f1,f2の何れの数式とも表記が異なっているが、2元連立方程式f1,f2の何れかの数式と表記が同じであってもよい。また、2元連立方程式f1,f2の何れの数式とも表記が異なっている場合に、変形式として入力される数式が、2元連立方程式f1,f2の何れかの数式と数学的に同一であってもよいし、数学的に同一でなくてもよい。また、後述するように、複数の変形式が入力されてよく、複数の変形式が入力された場合に、それら複数の変形式のうちの2つの変形式から導かれる解の値の組が、2元連立方程式f1,f2から導かれる解の値の組と一致してもよいし、一致しなくてもよい。さらに、2元連立方程式f1,f2の2つの数式は、通常、表記が互いに異なっていて、且つ、互いに数学的に同一でもない。
前記方程式f1「3・x-2・y=8」に対する変形式f1a「6・x-4・y=-16」の入力が決定されると、当該変形式f1a「6・x-4・y=-16」の変数が複数あるか否かが判断され(ステップS4)、ここではxとyの2つあると判断される(ステップS4(Yes))。
すると、前記方程式f1「3・x-2・y=8」と変形式f1a「6・x-4・y=-16」に対応する各グラフが一致する(数学的に同一になる)か否かが、当該方程式f1と変形式f1aに対応する各グラフ式が同一になるか否かに基づき判断され、同変形式f1aの変形が正しいか誤りかが判断される(ステップS5)。
ここで、前記グラフ式データエリア12eに記憶されている前記方程式f1「3・x-2・y=8」に対応するグラフ式に対して、前記変形式f1a「6・x-4・y=-16」に対応するグラフ式が同一にならず、当該方程式f1と変形式f1aの各グラフが一致しないと判断されると(ステップS5(No))、図3(A)に示すように、前記方程式f1,f2に対応する各グラフg1,g2が青色BLで表示されているグラフ表示エリアGgの座標範囲に対して、前記変形式f1aに対応するグラフ式に従ったグラフg1aが赤色REで描画されて識別表示される(ステップS6)。
そして、前記変形式f1a「6・x-4・y=-16」を入力した変形式入力エリアGcに対して、当該変形式f1aが誤りであることを知らせる誤りメッセージ“FALSE”が表示される(ステップS7)。
これにより、ユーザは、当該ユーザが入力した変形式f1a「6・x-4・y=-16」が誤りであることを直ちに知ることができるばかりでなく、赤色REで識別表示された当該変形式f1aに対応するグラフg1aと、前記方程式f1に対応した青色BLのグラフg1との相違に基づいて、当該変形式f1a「6・x-4・y=-16」にどのような誤りがあるのかを容易にイメージすることができる。
そして、前記誤った変形式f1a「6・x-4・y=-16」について、図3(B)に示すように、ユーザが直した変形式f1b「6・x-4・y=16」を入力して表示させると(ステップS3)、前記同様に、方程式f1「3・x-2・y=8」と直した変形式f1b「6・x-4・y=16」に対応する各グラフが一致するか否かが判断され、同変形式f1bの変形が正しいか誤りかが判断される(ステップS4→S5)。
そして、前記方程式f1「3・x-2・y=8」に対応するグラフと、直した変形式f1b「6・x-4・y=16」に対応するグラフとが一致したと判断されると(ステップS5(Yes))、図3(B)に示すように、当該直した変形式f1b「6・x-4・y=16」を入力した変形式入力エリアGcに対して、変形式f1bが正しいことを知らせるメッセージ“TRUE”が表示される(ステップS8)。
この際、前記直した変形式f1b「6・x-4・y=16」に対応するグラフは、前記方程式f1「3・x-2・y=8」に対応するグラフg1に一致して重なるので、当該変形式f1bに対応するグラフの描画は行わない。なお、この際、グラフg1の表示を経時的に変化させることによって、前記方程式f1「3・x-2・y=8」と、前記直した変形式f1b「6・x-4・y=16」とが数学的に同一であることを報知してもよい。具体的には、グラフg1を点滅表示したり、複数の色を順次切替えて表示したり、線の太さや線種を順次切替えて表示したりすることによって、表示を経時的に変化するものとしてよい。このように、数学的に同一である場合、変形式に対応するグラフは、式変形の対象となった元の数式に対応するグラフに重なって表示されていて、前者のグラフは後者のグラフを兼ねている。
次に、図3(C)に示すように、変形式入力エリアGcにおいて、ユーザ操作に応じて、前記方程式f2「2・x+5・y=3」に対する変形式f2a「6・x+15・y=9」の入力が決定されると、前記同様に、当該変形式f2a「6・x+15・y=9」の変数が複数あると判断され(ステップS4(Yes))、前記方程式f2と変形式f2aとに対応する各グラフが一致するか否かが判断される(ステップS5)。
ここで、前記グラフ式データエリア12eに記憶されている前記方程式f2「2・x+5・y=3」に対応するグラフ式に対して、前記変形式f2a「6・x+15・y=9」に対応するグラフ式が同一になり、当該方程式f2と変形式f2aとの各グラフが一致すると判断されると(ステップS5(Yes))、図3(C)に示すように、前記変形式f2aを入力した変形式入力エリアGcに対して、同変形式f2aが正しいことを知らせるメッセージ“TRUE”が表示される(ステップS8)。
続いて、図3(D)に示すように、前記方程式f1「3・x-2・y=8」からの変形式f1b「6・x-4・y=16」を更に変形した変形式f1c「6・x-(105/19)=9」が入力されると(ステップS3)、当該変形式f1c「6・x-(105/19)=9」の変数は複数なく1つ(ここではxの1つ)と判断され(ステップS4(No))、前記方程式f1に対応するグラフg1(グラフ式)と当該変形式f1cに対応するグラフ(グラフ式)とが一致するか否か判断される(ステップS9)。
ここでは、前記方程式f1「3・x-2・y=8」に対応するグラフg1(グラフ式)の変数はx,yの2つあり(グラフg1は座標軸x,yに対し傾きのある直線)、前記変形式f1c「6・x-(105/19)=9」に対応するグラフ(グラフ式)の変数はxの1つで(グラフは座標軸xに垂直で座標軸yに平行な直線になる)、各グラフ(グラフ式)は一致しないと判断される(ステップS9(No))。
すると、前記方程式f1「3・x-2・y=8」,f2「2・x+5・y=3」に対応する各グラフg1,g2の交点の座標値(変数x又はyの解)と、前記変形式f1c「6・x-(105/19)=9」に含まれる変数(x)の座標値とが一致する(数学的に同一になる)か否か判断される(ステップS10)。
ここで、前記方程式f1,f2に対応する各グラフg1,g2の交点の座標値(x)と、前記変形式f1c「6・x-(105/19)=9」に含まれる変数(x)の座標値とが一致すると判断されると(ステップS10(Yes))、図3(D)に示すように、前記方程式f1,f2に対応する各グラフg1,g2の交点を通り座標軸xに直交した変形式f1c「6・x-(105/19)=9」に対応するグラフg1cが緑色GRで描画されて表示される(ステップS11)。
そして、前記変形式f1cを入力した変形式入力エリアGcに対して、同変形式f1cが正しいことを知らせるメッセージ“TRUE”が表示される(ステップS8)。
これにより、ユーザは、当該ユーザが入力した変形式f1c「6・x-(105/19)=9」が正しいことを直ちに知ることができるばかりでなく、前記方程式f1,f2に対応した青色BLのグラフg1,g2と、当該変形式f1cに対応した緑色GRのグラフg1cとの関係、つまり各グラフg1,g2,g1cの交点が一致しその交点座標が解であることを容易にイメージすることができる。
続いて、図4(A)に示すように、前記方程式f2「2・x+5・y=3」からの変形式f2a「6・x+15・y=9」を更に変形した変形式f2b「-19・y=7」が入力されると(ステップS3)、当該変形式f2b「-19・y=7」の変数は複数なく1つ(ここではyの1つ)と判断され(ステップS4(No))、前記方程式f2に対応するグラフg2(グラフ式)と当該変形式f2bに対応するグラフ(グラフ式)とが一致するか否か判断される(ステップS9)。
ここでは、前記方程式f2「2・x+5・y=3」に対応するグラフg2(グラフ式)の変数はx,yの2つあり(グラフg2は座標軸x,yに対し傾きのある直線)、前記変形式f2b「-19・y=7」に対応するグラフ(グラフ式)の変数はyの1つで(グラフは座標軸yに垂直で座標軸xに平行な直線になる)、各グラフ(グラフ式)は一致しないと判断される(ステップS9(No))。
すると、前記方程式f1「3・x-2・y=8」,f2「2・x+5・y=3」に対応する各グラフg1,g2の交点の座標値(変数x又はyの解)と、前記変形式f2b「-19・y=7」に含まれる変数(y)の座標値とが一致するか否か判断される(ステップS10)。
ここで、前記方程式f1,f2に対応する各グラフg1,g2の交点の座標値(y)と、前記変形式f2b「-19・y=7」に含まれる変数(y)の座標値とが一致すると判断されると(ステップS10(Yes))、図4(A)に示すように、前記方程式f1,f2に対応する各グラフg1,g2の交点を通り座標軸yに直交した変形式f2b「-19・y=7」に対応するグラフg2bが緑色GRで描画されて表示される(ステップS11)。
そして、前記変形式f2bを入力した変形式入力エリアGcに対して、同変形式f2bが正しいことを知らせるメッセージ“TRUE”が表示される(ステップS8)。
この場合も前記同様に、ユーザは、当該ユーザが入力した変形式f2b「-19・y=7」が正しいことを直ちに知ることができるばかりでなく、前記方程式f1,f2に対応した青色BLのグラフg1,g2と、前記変形式f1cに対応した緑色GRのグラフg1cと、当該変形式f2bに対応した緑色GRのグラフg2bとの関係、つまり各グラフg1,g2,g1c,g2bの交点が一致しその交点座標が解であることを容易にイメージすることができる。
次に、図4(B)に示すように、前記方程式f1「3・x-2・y=8」からの変形式f1c「6・x-(105/19)=9」を更に変形した変形式f1d「6・x=282/19」が入力されると(ステップS3)、当該変形式f1d「6・x=282/19」の変数は複数なく1つ(ここではxの1つ)と判断され(ステップS4(No))、前記方程式f1に対応するグラフg1(グラフ式)と当該変形式f1dに対応するグラフ(グラフ式)とが一致するか否か判断される(ステップS9)。
ここでは、前記方程式f1「3・x-2・y=8」に対応するグラフg1(グラフ式)の変数はx,yの2つあり(グラフg1は座標軸x,yに対し傾きのある直線)、前記変形式f1d「6・x=282/19」に対応するグラフ(グラフ式)の変数はxの1つで(グラフは座標軸xに垂直で座標軸yに平行な直線になる)、各グラフ(グラフ式)は一致しないと判断される(ステップS9(No))。
すると、前記方程式f1「3・x-2・y=8」,f2「2・x+5・y=3」に対応する各グラフg1,g2の交点の座標値(変数x又はyの解)と、前記変形式f1d「6・x=282/19」に含まれる変数(x)の座標値とが一致するか否か判断される(ステップS10)。
ここで、前記方程式f1,f2に対応する各グラフg1,g2の交点の座標値(x)と、前記変形式f1d「6・x=282/19」に含まれる変数(x)の座標値とが一致しないと判断されると(ステップS10(No))、図4(B)に示すように、前記方程式f1,f2に対応する各グラフg1,g2が青色BLで表示されているグラフ表示エリアGgの座標範囲に対して、前記変形式f1dに対応するグラフ式に従ったグラフg1dが赤色REで描画されて識別表示される(ステップS6)。
そして、前記変形式f1d「6・x=282/19」を入力した変形式入力エリアGcに対して、当該変形式f1dが誤りであることを知らせる誤りメッセージ“FALSE”が表示される(ステップS7)。
これにより、ユーザは、当該ユーザが入力した変形式f1d「6・x=282/19」が誤りであることを直ちに知ることができるばかりでなく、赤色REで識別表示された当該変形式f1dに対応するグラフg1dが、前記方程式f1,f2に対応した青色BLの各グラフg1,g2の交点よりもx軸の+方向にずれていることに基づいて、当該変形式f1d「6・x=282/19」にどのような誤りがあるのかを容易にイメージすることができる。
そして、前記誤った変形式f1d「6・x=282/19」について、図4(C)に示すように、ユーザが直した変形式f1e「6・x=276/19」を入力して表示させると(ステップS3)、前記同様に、方程式f1「3・x-2・y=8」,f2「2・x+5・y=3」に対応する各グラフg1,g2の交点の座標値(変数x又はyの解)と、変形式f1e「6・x=276/19」に含まれる変数(x)の座標値とが一致するか否か判断され、同変形式f1eの変形が正しいか誤りかが判断される(ステップS4→S9→S10)。
ここで、前記方程式f1,f2に対応する各グラフg1,g2の交点の座標値(x)と、前記変形式f1e「6・x=276/19」に含まれる変数(x)の座標値とが一致すると判断されると(ステップS10(Yes))、図4(C)に示すように、前記方程式f1,f2に対応する各グラフg1,g2の交点を通り座標軸xに直交した変形式f1e「6・x=276/19」に対応するグラフg1eが緑色GRで描画されて表示される(ステップS11)。
そして、前記変形式f1eを入力した変形式入力エリアGcに対して、同変形式f1eが正しいことを知らせるメッセージ“TRUE”が表示される(ステップS8)。
この場合も前記同様に、ユーザは、当該ユーザが入力した変形式f1e「6・x=276/19」が正しいことを直ちに知ることができるばかりでなく、前記方程式f1,f2に対応した青色BLのグラフg1,g2と、前記変形式f2bに対応した緑色GRのグラフg2bと、当該変形式f1eに対応した緑色GRのグラフg1eとの関係、つまり各グラフg1,g2,g2b,g1eの交点が一致しその交点座標が解であることを容易にイメージすることができる。
この後、図4(D)に示すように、ユーザ操作に応じて、前記方程式f1「3・x-2・y=8」を段階的(f1a~f1e)に変形した最終の変形式f1f「x=46/19」と、前記方程式f2「2・x+5・y=3」を段階的(f2a~f2b)に変形した最終の変形式f2c「y=-(7/19)」とが、順次入力されると(ステップS3)、その都度、前記同様に、方程式f1,f2に対応する各グラフg1,g2の交点の座標値(x)(y)と、前記最終の変形式f1f,f2cに含まれる変数(x)(y)の座標値とが一致すると判断され(ステップS10(Yes))、前記方程式f1,f2に対応する各グラフg1,g2の交点を通り、座標軸xに直交した変形式f1fに対応するグラフg1fと座標軸yに直交した変形式f2cに対応するグラフg2cとが、何れも緑色GRで描画されて表示される(ステップS11)。
そして、前記変形式f1f,f2cを入力した変形式入力エリアGcに対して、同変形式f1f,f2cが正しいことを知らせるメッセージ“TRUE”が表示される(ステップS8)。
したがって、前記構成のグラフ関数電卓10によれば、問題式としての2元連立方程式f1,f2を問題式入力エリアGqに表示させ、当該各方程式f1,f2に対応するグラフg1,g2をグラフ表示エリアGgの座標範囲に青色BLで描画して表示させた状態で、前記各方程式f1,f2に含まれる変数(x,y)の解を当該方程式f1,f2を変形して解くために、ユーザ操作に応じて前記方程式f1の変形式f1a~f1fや前記方程式f2の変形式f2a~f2cを変形式入力エリアGcに入力して表示させる。すると、前記変形式f1a~f1fやf2a~f2cを入力する毎に、前記方程式f1,f2から導かれる変数の値と当該変形式f1a~f1fやf2a~f2cから導かれる変数の値とが一致する(数学的に同一になる)か否かが判断され、一致しない場合、一致しない前記変形式f1a,f1dに対応するグラフg1a,g1dを前記グラフ表示エリアGgに赤色REで描画して識別表示させると共に、同変形式f1a,f1dが誤りであることを知らせる誤りメッセージ“FALSE”を前記変形式入力エリアGcに表示させる。また、一致する場合、一致する前記変形式f1b,f2a,f1c,f2b,f1e,f1f,f2cが正しいことを知らせるメッセージ“TRUE”を表示させる。
これにより、ユーザは、当該ユーザが入力した変形式f1a~f1fやf2a~f2cが誤りなのか正しいのかを直ちに知ることができるばかりでなく、赤色REで識別表示された誤りである変形式f1a,f1dに対応するグラフg1a,g1dと、前記方程式f1,f2に対応した青色BLのグラフg1,g2との相違に基づいて、当該変形式f1a,f1dにどのような誤りがあるのかを容易に確認することが可能になる。
また、前記構成のグラフ関数電卓10によれば、前記問題式としての2元連立方程式f1,f2から変形した1つの変数(x又はy)を含む変形式(1元方程式)f1c,f1e,f2bを入力した際に、前記方程式f1,f2から導かれる変数(x又はy)の値と当該変形式(1元方程式)f1c,f1e,f2bから導かれる変数(x又はy)の値とが一致する(同一)場合であっても、前記2元連立方程式f1,f2に対応するグラフg1,g2と当該変形式(1元方程式)f1c,f1e,f2bに対応するグラフg1c,g1e,g2bは一致しないので、同グラフg1c,g1e,g2bを前記グラフ表示エリアGgに緑色GRで描画して識別表示させる。
これにより、ユーザは、当該ユーザが入力した変形式(1元方程式)f1c,f1e,f2bに対応するグラフg1c,g1e,g2bが前記2元連立方程式f1,f2に対応するグラフg1,g2と一致しなくても、当該変形式f1c,f1e,f2bが正しいことを直ちに知ることができるばかりでなく、前記各グラフg1,g2,g1c,g1e,g2bの交点が一致しその交点座標が解であることを容易に確認することが可能になる。
なお、前記第1実施形態では、グラフ関数電卓10において、問題式としての2元連立方程式f1,f2に対応するグラフg1,g2と、前記方程式f1の各変形式f1a~f1fに対応するグラフg1a~g1fと、前記方程式f2の各変形式f2a~f2cに対応するグラフg2b,g2cと、の何れのグラフも、当該グラフ関数電卓10の計算処理に従い生成し、表示部17のグラフ表示エリアGgに表示させる構成とした。
(第2実施形態)
図5は、グラフ関数電卓(第1の電子機器)10と携帯端末(第2の電子機器)20とグラフ生成専用サイト(Webサーバ)30とを連携した本発明の第2実施形態に係るグラフ表示システムの全体構成を示す図である。
本第2実施形態では、図5(A)(B)(C)に示すように、グラフ関数電卓10にて入力した問題式およびその関連情報(式番号)からなるデータと、変形式およびその関連情報(式番号、正誤判断結果(TRUE/FALSE))からなるデータとを、各数式が入力された後に受け付けるユーザ操作に応じて、グラフ生成専用サイト(Webサーバ)30のURLも含めて、2次元コード(QRコード(登録商標))Qに変換して表示部17に表示させ、表示させたQRコードQを、図5(D)に示すように、撮影機能と通信機能と表示機能を有するタブレット端末等の携帯端末20により撮影して読み取る。携帯端末20は、読み取ったQRコードQをデコードしたデータを、図5(E)(F)に示すように、Webブラウザを起動して、グラフ生成専用サイト30に送信し、当該専用サイト30にて生成された前記各数式に対応するグラフの画像データを受信して表示する。
これにより、グラフ関数電卓10自らがグラフの生成、表示を行なわなくても、前記問題式や変形式に対応するグラフを携帯端末20に表示させて確認することで、前記第1実施形態と同様に、問題式に対しユーザが入力した変形式が誤りなのか正しいのかを容易にイメージして確認できる構成とする。この場合、グラフ関数電卓10は、表示部17にグラフ表示エリアGgを確保する必要が無く、当該表示部17の表示画面のサイズは小さくてよい。
図6は、前記グラフ関数電卓10の第2実施形態の問題式データエリア12bと変形式データエリア12cを示す図である。
問題式データエリア12bは、問題式のデータを、式番号(0)に対応付けて記憶する。変形式データエリア12cは、複数の変形式データエリア12c1,12c2,…を有し、前記問題式データエリア12bに記憶された問題式に基づく変形式が入力される毎に、入力された変形式のデータを、前記問題式からの順番を示す式番号(1)(2)…を対応付けて各エリア12c1,12c2,…に記憶する。
これにより、前記問題式およびその関連情報(式番号、座標範囲)のデータと各変形式およびその関連情報(式番号、座標範囲、正誤判断結果(TRUE/FALSE))のデータとを、前記携帯端末20を利用して前記グラフ生成専用サイト30に送った際に、当該専用サイトにおいて、式番号(0)の数式を問題式、式番号(1)(2)…の数式を当該問題式に基づき順次入力された変形式として判断して処理できる。
前記変形式データエリア12cの各エリア12c1,12c2,…に記憶された各変形式データ(1)(2)…は、前記問題式データエリア12bに記憶された問題式データ(0)が更新された際に消去されてリセットされる。
図7は、前記携帯端末20のメモリに確保された履歴データエリア21を示す図である。
携帯端末20は、前述したように、撮影機能と通信機能と表示機能を有し、当該携帯端末20には、前記グラフ関数電卓10に表示されたQRコードQを撮影してグラフ生成専用サイト(Webサーバ)30にアクセスするための専用アプリがインストールされる。
前記履歴データエリア21は、前記専用アプリに従い、前記グラフ関数電卓10の表示部17に表示されたQRコードQを撮影して読み取った際に、読み取ったQRコードQをデコードして得られるグラフ生成専用サイトのURLとその引数に含まれる数式、座標範囲、正誤判断結果(TRUE/FALSE)からなるデータを、式番号と年月日時刻に対応付けて記憶する。
前記履歴データエリア21に記憶された式番号(1)以降のデータは、式番号(0)のデータが更新された際に消去されてリセットされる。
図8は、前記グラフ生成専用サイト(Webサーバ)30のメモリに確保された端末データ記憶エリア31を示す図である。
端末データ記憶エリア31は、前記携帯端末20からのデータが受信された際に、当該携帯端末20の端末ID(端末識別情報)に対応付けて、当該データに含まれる式番号、数式、座標範囲、正誤判断結果(TRUE/FALSE)を記憶する。
グラフ生成専用サイト30は、前記端末データ記憶エリア31に記憶されたデータ(式番号、数式、座標範囲、正誤判断結果(TRUE/FALSE))に基づいて、当該数式に対応するグラフを生成すると共に、当該数式、生成したグラフ、正又は誤(TRUE又はFALSE)、の各描画データを一画面に展開した画像を生成し、前記端末IDが示すアクセス元の携帯端末20へ送信する。
次に、前記グラフ関数電卓10と携帯端末20とグラフ生成専用サイト(Webサーバ)30とを連携した第2実施形態の構成によるグラフ表示システムの動作について説明する。
図9は、前記携帯端末20において専用アプリを起動させた状態でのユーザ操作に応じた表示動作を示す図である。
図10は、前記グラフ関数電卓10の第2実施形態の電卓処理を示すフローチャートである。
図11は、前記グラフ関数電卓10の第2実施形態の電卓処理に含まれる式入力処理を示すフローチャートである。
図12は、前記携帯端末20の端末処理を示すフローチャートである。
図13は、前記グラフ生成専用サイト(Webサーバ)30のサーバ処理を示すフローチャートである。
図14は、前記グラフ関数電卓10と携帯端末20とグラフ生成専用サイト(Webサーバ)30との連携によるユーザ操作に応じた表示動作(その1)を示す図である。
図15は、前記グラフ関数電卓10と携帯端末20とグラフ生成専用サイト(Webサーバ)30との連携によるユーザ操作に応じた表示動作(その2)を示す図である。
ここでは、前記第1実施形態と同じ問題式としての数式(2元連立方程式)について、前記同様に変形しながら解いて行く手順を仮定して説明する。
また、グラフ関数電卓10の表示部17の表示画面のサイズは、第1実施形態に比較して大幅に小さく、例えば、図14(A1)などに示すように、連立方程式を表示できる程度のサイズと仮定して説明する。
なお、図10に示すグラフ関数電卓10の第2実施形態の電卓処理のうち、変形式の正誤を判断する処理(ステップP9~P14)は、前記図2で示した第1実施形態の電卓処理に含まれている変形式の正誤を判断する処理(ステップS4,S5,S7~S10)と同様であるため、その詳細な説明は省略する。
先ず、グラフ関数電卓10において、キー入力部16のユーザ操作に応じて、当該電卓10の動作モードを計算式の解を計算するモードに設定すると、図14(A1)に示すように、問題式入力エリアGqに設定した計算画面Gが、表示部17に表示される。
図11に示される式入力処理を示すフローチャートに従い、キー入力部16のカーソルキーのユーザ操作に応じて、前記問題式入力エリアGq内に、データの入力位置を示すカーソルCuを表示させ、学習対象とする数式(問題式)が入力される(ステップP1)。
ここでは、前記問題式として、前記第1実施形態と同じ、以下の2元連立方程式f1,f2を入力して表示させる。
f1「3x-2y=8」
f2「2x+5y=3」
そして、キー入力部16の[EXE]キーのユーザ操作に応じて、前記問題式である2元連立方程式f1,f2の入力が決定されると、当該方程式(問題式)f1,f2はメモリ12内の問題式データエリア12bに式番号(0)に対応付けられて記憶される(ステップP2(R1,R3~R5))。また、前記方程式(問題式)f1,f2の変数x,yの解が計算され、計算された変数x,yの解の座標を含む2次の座標範囲(座標系)が設定され座標設定データエリア12dに記憶される。
なお、前記問題式データエリア12bに複数の数式が記憶されている場合に、キー入力部16のカーソルキー([←]または[→])が操作されると(ステップR1(Yes))、当該カーソルキーの操作毎に、問題式データエリア12bに記憶されている複数の数式が順番に切り替えられて読み出され、問題式として前記問題式入力エリアGqに表示される(ステップR2)。
そして、新たにキー入力された数式、または前記カーソルキーの操作に応じて読み出された記憶済みの数式、または前記記憶済みの数式に基づき新たにキー入力された数式を、問題式として表示させた状態で(ステップR3(Yes)→R4)、キー入力部16の[EXE]キーが操作され、表示された問題式である数式の入力が決定されると(ステップR5(Yes))、当該数式には、式番号(0)が対応付けられて問題式データエリア12bに記憶される(ステップR6)。
図14(A1)に示したように、問題式入力エリアGqに表示された問題式である2元連立方程式f1,f2の入力が決定されると(ステップP1,P2)、当該問題式入力エリアGqの空エリアに、[SHIFT]キーと[OPTN]キーの押下をユーザに促すキー入力メッセージ[Press SHIFT OPTN]が表示される(ステップP3)。[SHIFT]キーは、キー入力部16に配列された各キーの機能を、キートップに表記された内容からキー横の電卓本体上に表記された内容に切り替えるキーである。[OPTN]キーのキー横(キーの上辺側)には、表示中の数式の2次元コード(QRコード)への変換を指示するための表記[QR]があり、[SHIFT]キー+[OPTN]キーの押下操作で[QR]キーとして機能する。
[SHIFT]キー+[OPTN]キー([QR]キー)が押下操作されると(ステップP4(Yes))、問題式データエリア12bに記憶された問題式である2元連立方程式f1,f2およびその式番号(0)のデータと、座標設定データエリア12dに記憶された2次の座標範囲のデータが、グラフ生成専用サイト(Webサーバ)30のURLも含めて、図14(B1)に示すように、QRコードQに変換されて表示部17に表示される(ステップP5)。
携帯端末20において、専用アプリを起動させると、例えば、図9(A)に示すように、携帯端末20のタッチパネル付き表示部に専用アプリの初期画面G1が表示される(ステップT1)。専用アプリの初期画面G1には、[QRコード]キーK1、[クラス]キーK2、[履歴]キーK3が設けられる。
前記初期画面G1の[QRコード]キーK1がタッチ操作されると、図9(B)に示すように、QRコード読取枠Atを設けたQR読取画面G2が表示される。そして、図9(C)に示すように、前記QRコード読取枠Atに、前記グラフ関数電卓10の表示部17に表示されているQRコードQ(図14(B1)参照))が納まるようにして撮影すると、当該QRコードQが読み取られてデコードされ(ステップT2)、QRデコード画面G3にてデコードされたグラフ生成専用サイトのURLおよびその引数(問題式f1,f2、式番号(0)、座標範囲)を含む読取コード“http//wes.edu.com/math/index.…”CDqが表示される。この読取コードCDqに含まれるグラフ生成専用サイトのURLおよびその引数(問題式f1,f2、式番号(0)、座標範囲)のデータは、当該式番号(0)と現在日時に対応付けられて履歴データエリア21(図7参照)に記憶される(ステップT3)。
ここで、前記携帯端末20に表示されたグラフ生成専用サイトのURLを含む読取コードCDqに対応付けて設けられた[ブラウザ]キーK4がタッチ操作されると(ステップT4(Yes))、Webブラウザが起動され(ステップT5)、前記グラフ生成専用サイト(Webサーバ)30に接続される(ステップT6)。
そして、前記グラフ生成専用サイトのURLの引数に含まれる問題式f1,f2、式番号(0)、座標範囲のデータが、前記接続されたグラフ生成専用サイト(Webサーバ)30に送信される(ステップT7)。
グラフ生成専用サイト(Webサーバ)30において、前記携帯端末20から送信された問題式f1,f2、式番号(0)、座標範囲のデータが受信されると(ステップE1)、受信された問題式f1,f2、式番号(0)、座標範囲のデータが、データ送信元の携帯端末20の端末IDに対応付けられて、端末データ記憶エリア31(図8参照)に記憶される(ステップE2)。
すると、グラフ生成専用サイト30では、内蔵の画像メモリに対し、前記携帯端末20のタッチパネル付き表示部の画面サイズに対応させて、上段を問題式エリアAq、中段を変形式エリアAc、下段をグラフエリアAgに設定したグラフ生成画面GS(図14(C1)参照)が確保される。そして、問題式エリアAqには、前記端末データ記憶エリア31に記憶された問題式である方程式f1「3x-2y=8」とf2「2x+5y=3」を描画し、また、グラフエリアAgには、同問題式である方程式f1とf2にそれぞれ対応したグラフを前記座標範囲に描画するためのグラフ式を生成し、方程式f1に対応するグラフg1と方程式f2に対応するグラフg2とを、何れも青色BLの表示色で描画してなるグラフ生成画面GSの画像が生成される(ステップE3)。
生成されたグラフ生成画面GSの画像データは、前記データ送信元の携帯端末20へ送信される(ステップE4)。
携帯端末20において、前記グラフ生成専用サイト30にて生成されたグラフ生成画面GSの画像データが受信されると、図14(C1)に示すように、受信されたグラフ生成画面GSの画像データがタッチパネル付き表示部に表示される(ステップT8)。
このように、第2実施形態では、携帯端末20において、前記問題式としての2元連立方程式f1,f2それぞれのグラフg1,g2を表示させることにより、前記第1実施形態と同様に、ユーザは、先ず、各方程式f1,f2にそれぞれ含まれる変数x,yについて、どのような関係にあるかを容易にイメージすることができる。
続いて、図11に示される式入力処理を示すフローチャートに従い、キー入力部16のカーソルキーのユーザ操作に応じて、変形式入力エリアGc内に、データの入力位置を示すカーソルCuを表示させ、前記問題式である方程式f1,f2の変形式が入力される(ステップP7)。具体的には、図14(A2)に示すように、表示部17に設定した変形式入力エリアGcにおいて、ユーザ操作に応じて先ず方程式f1「3x-2y=8」を変形した変形式f1a「6x-4y=-16」を入力して表示させる(ステップP7)。このとき、変形式入力エリアGcには、当該変形式f1a「6x-4y=-16」と共に前記方程式f2「2x+5y=3」がそのまま並べて表示される。
そして、キー入力部16の[EXE]キーのユーザ操作に応じて、前記変形式f1aの入力が決定されると、当該変形式f1aはメモリ12内の変形式データエリア12c1に式番号(1)に対応付けられて記憶される(ステップP8(R1,R3~R5))。また、前記方程式(変形式)f1a,f2の変数x,yの解が計算され、計算された変数x,yの解の座標を含む2次の座標範囲(座標系)が設定され座標設定データエリア12dに記憶される。
なお、前記変形式データエリア12cに複数の数式(連立方程式の場合、ここでは連立の一方の数式と他方の数式とを合わせて1つの数式と見做す)が記憶されている場合に、キー入力部16のカーソルキー([←]または[→])が操作されると(ステップR1(Yes))、当該カーソルキーの操作毎に、変形式データエリア12cに記憶されている複数の数式が順番に切り替えられて読み出され、変形式として前記変形式入力エリアGcに表示される(ステップR2)。
そして、新たにキー入力された数式、または前記カーソルキーの操作に応じて読み出された記憶済みの数式、または前記記憶済みの数式に基づき新たにキー入力された数式を、変形式として表示させた状態で(ステップR3(Yes)→R4)、キー入力部16の[EXE]キーが操作され、表示された変形式である数式の入力が決定されると(ステップR5(Yes))、当該数式には、変形式の入力順に応じた式番号(n)が対応付けられて変形式データエリア12cに記憶される(ステップR6)。
図14(A2)に示したように、前記変形式入力エリアGcに表示された変形式f1a「6x-4y=-16」の入力が決定されると(ステップP7,P8)、前記第1実施形態(図3(A)参照)での変形式の正誤を判断する処理(ステップS4,S5)と同様に、当該変形式f1a「6x-4y=-16」の変数が複数(xとyの2つ)あると判断され(ステップP9(Yes))、また、前記グラフ式データエリア12eに記憶されている前記方程式f1「3x-2y=8」に対応するグラフ式に対して、前記変形式f1a「6x-4y=-16」に対応するグラフ式が同一にならず、当該方程式f1と変形式f1aの各グラフが一致しないと判断される(ステップP10(No))。
すると、変形式f1a「6x-4y=-16」を入力した変形式入力エリアGcに対して、当該変形式f1aが誤りであると判断した誤りメッセージ“FALSE”が表示される(ステップP11)。
また、変形式入力エリアGcの空エリアに、[SHIFT]キーと[OPTN]キーとの押下をユーザに促すキー入力メッセージ[Press SHIFT OPTN]が表示される(ステップP3)。
そして、[SHIFT]キー+[OPTN]キー([QR]キー)が押下操作されると(ステップP4(Yes))、変形式データエリア12c1に記憶された変形式f1a「6x-4y=-16」およびその式番号(1)、座標設定データエリア12dに記憶された2次の座標範囲、変形式f1aの正誤判断結果(FALSE)のデータが、グラフ生成専用サイト(Webサーバ)30のURLも含めて、図14(B2)に示すように、QRコードQに変換されて表示部17に表示される(ステップP5)。
携帯端末20において、図14(C1)で示したように表示されている問題式である方程式f1,f2に対応したグラフ生成画面GSを閉じると(ステップT9(Yes))、前記図9(A)で示した専用アプリの初期画面G1が再表示され、[QRコード]キーK1がタッチ操作されると、図9(B)に示すように、QRコード読取枠Atを設けたQR読取画面G2が再表示される。そして、図9(C)に示すように、前記QRコード読取枠Atに、前記グラフ関数電卓10の表示部17に表示されているQRコードQ(図14(B2)参照))が納まるようにして撮影すると、当該QRコードQが読み取られてデコードされ(ステップT2)、QRデコード画面G3にてデコードされたグラフ生成専用サイトのURLおよびその引数(変形式f1a、式番号(1)、座標範囲、正誤判断結果(FALSE))を含む読取コード“http//wes.edu.com/math/…”CDqが表示される。この読取コードCDqに含まれるグラフ生成専用サイトのURLおよびその引数(変形式f1a、式番号(1)、座標範囲、正誤判断結果(FALSE))のデータは、当該式番号(1)と現在日時に対応付けられて履歴データエリア21(図7参照)に記憶される(ステップT3)。
ここで、前記携帯端末20に表示されたグラフ生成専用サイトのURLを含む読取コードCDqに対応付けて設けられた[ブラウザ]キーK4がタッチ操作されると(ステップT4(Yes))、Webブラウザが起動され(ステップT5)、前記グラフ生成専用サイト(Webサーバ)30に接続される(ステップT6)。
そして、前記グラフ生成専用サイトのURLの引数に含まれる変形式f1a、式番号(1)、座標範囲、正誤判断結果(FALSE)のデータが、前記接続されたグラフ生成専用サイト(Webサーバ)30に送信される(ステップT7)。
グラフ生成専用サイト(Webサーバ)30において、前記携帯端末20から送信された変形式f1a、式番号(1)、座標範囲、正誤判断結果(FALSE)のデータが受信されると(ステップE1)、受信された変形式f1a、式番号(1)、座標範囲、正誤判断結果(FALSE)のデータが、データ送信元の携帯端末20の端末IDに対応付けられて、端末データ記憶エリア31(図8参照)に記憶される(ステップE2)。
すると、グラフ生成専用サイト30では、内蔵の画像メモリに確保されたグラフ生成画面GS(図14(C2)参照)の変形式エリアAcに、前記端末データ記憶エリア31に記憶された変形式f1a「6x-4y=-16」と問題式の他方の方程式f2「2x+5y=3」および当該変形式f1aが誤りであることを知らせる誤りメッセージ“FALSE”を描画し、また、前記問題式である方程式f1,f2に対応する各グラフg1,g2が青色BLで描画されているグラフエリアAgの座標範囲に対して、前記変形式f1aに対応するグラフ式に従ったグラフg1aを赤色REで識別描画してなるグラフ生成画面GSの画像が生成される(ステップE3)。
生成されたグラフ生成画面GSの画像データは、前記データ送信元の携帯端末20へ送信される(ステップE4)。
携帯端末20において、前記グラフ生成専用サイト30にて生成されたグラフ生成画面GSの画像データが受信されると、図14(C2)に示すように、受信されたグラフ生成画面GSの画像データがタッチパネル付き表示部に表示される(ステップT8)。
これにより、第2実施形態では、グラフ関数電卓10および携帯端末20において、ユーザが入力した変形式f1a「6x-4y=-16」が誤りであることを直ちに知ることができるばかりでなく、携帯端末20に赤色REで識別表示された当該変形式f1aに対応するグラフg1aと、前記方程式f1に対応した青色BLのグラフg1との相違に基づいて、当該変形式f1a「6x-4y=-16」にどのような誤りがあるのかを容易にイメージすることができる。
次に、グラフ関数電卓10において、前記変形式f1a「6x-4y=-16」について、図15(A1)に示すように、ユーザが直した変形式f1b「6x-4y=16」を入力して表示させると(ステップP7,P8)、前記同様に、方程式f1「3x-2y=8」と直した変形式f1b「6x-4y=16」に対応する各グラフが一致するか否かが判断され、同変形式f1bの変形が正しいか誤りかが判断される(ステップP9→P10)。
そして、前記方程式f1「3x-2y=8」に対応するグラフと、直した変形式f1b「6x-4y=16」に対応するグラフとが一致したと判断されると(ステップP10(Yes))、図15(A1)に示すように、当該直した変形式f1b「6x-4y=16」を入力した変形式入力エリアGcに対して、変形式f1bが正しいと判断したメッセージ“TRUE”が表示される(ステップP12)。
ここで、変形式入力エリアGcに“TRUE”として表示された変形式が前記方程式f1,f2の完了形x=[ ],y=[ ]であるか否かが判断され、そうでない場合(ステップP15(No))、変形式入力エリアGcの空エリアに、[SHIFT]キーと[OPTN]キーとの押下をユーザに促すキー入力メッセージ[Press SHIFT OPTN]が再表示される(ステップP3)。
そして、[SHIFT]キー+[OPTN]キー([QR]キー)が押下操作されると(ステップP4(Yes))、変形式データエリア12c2に記憶された変形式f1b「6x-4y=16」およびその式番号(2)、座標設定データエリア12dに記憶された2次の座標範囲、変形式f1bの正誤判断結果(TRUE)のデータが、前記同様に、グラフ生成専用サイト(Webサーバ)30のURLも含めて、図15(B1)に示すように、QRコードQに変換されて表示部17に表示される(ステップP5)。
携帯端末20において、前記同様に、グラフ関数電卓10の表示部17に表示されたQRコードQを撮影して読み取ると、当該携帯端末20が、QRコードQをデコードしたグラフ生成専用サイトのURLに接続され、同URLの引数(変形式f1b、式番号(2)、座標範囲、正誤判断結果(TRUE))のデータが、前記グラフ生成専用サイト(Webサーバ)30に送信される(ステップT2~T7)。
グラフ生成専用サイト(Webサーバ)30において、前記携帯端末20から送信された直した変形式f1b、式番号(2)、座標範囲、正誤判断結果(TRUE)のデータが受信されると(ステップE1)、内蔵の画像メモリに確保されたグラフ生成画面GS(図15(C1)参照)の変形式エリアAcに、前記直した変形式f1b「6x-4y=16」および当該変形式f1bが正しいことを知らせるメッセージ“TRUE”を描画する。この際、前記直した変形式f1b「6x-4y=16」に対応するグラフは、前記グラフ生成画面GS(図15(C1)参照)のグラフエリアAgに既に描画されている方程式f1「3x-2y=8」に対応するグラフg1に一致して重なるので、当該変形式f1bに対応するグラフの描画は行わない(ステップE2,E3)。なお、この際、グラフg1の表示を経時的に変化させることによって、前記方程式f1「3x-2y=8」と、前記直した変形式f1b「6x-4y=16」とが数学的に同一であることを報知してもよい。具体的には、グラフg1を点滅表示したり、複数の色を順次切替えて表示したり、線の太さや線種を順次切替えて表示したりすることによって、表示を経時的に変化するものとしてよい。そして、生成されたグラフ生成画面GSの画像データは、前記データ送信元の携帯端末20へ送信される(ステップE4)。このように、数学的に同一である場合、変形式に対応するグラフは、式変形の対象となった元の数式に対応するグラフに重なって表示されていて、前者のグラフは後者のグラフを兼ねている。
携帯端末20において、前記同様に、グラフ生成専用サイト30にて生成されたグラフ生成画面GSの画像データが受信されると、図15(C1)に示すように、受信されたグラフ生成画面GSの画像データがタッチパネル付き表示部に表示される(ステップT8)。
次に、前記同様に、グラフ関数電卓10において、前記方程式f2「2x+5y=3」について、図15(A1)に示すように、ユーザ操作に応じた変形式f2a「6x+15y=9」を入力して表示させると(ステップP7,P8)、方程式f2「2x+5y=3」と変形式f2a「6x+15y=9」に対応する各グラフが一致するか否かが判断され、同変形式f2aの変形が正しいか誤りかが判断される(ステップP9→P10)。
そして、前記方程式f2「2x+5y=3」に対応するグラフと、変形式f2a「6x+15y=9」に対応するグラフとが一致したと判断されると(ステップP10(Yes))、図15(A1)に示すように、当該変形式f2a「6x+15y=9」を入力した変形式入力エリアGcに対して、変形式f2aが正しいと判断したメッセージ“TRUE”が表示される(ステップP12)。
すると、前記同様に、変形式入力エリアGcの空エリアに、キー入力メッセージ[Press SHIFT OPTN]が再表示される(ステップP15(No)→P3)。
そして、[SHIFT]キー+[OPTN]キー([QR]キー)が押下操作されると(ステップP4(Yes))、変形式データエリア12c2に記憶された変形式f2a「6x+15y=9」およびその式番号(2)、座標設定データエリア12dに記憶された2次の座標範囲、変形式f2aの正誤判断結果(TRUE)のデータが、前記同様に、グラフ生成専用サイト(Webサーバ)30のURLも含めて、図15(B1)に示すように、QRコードQに変換されて表示部17に表示される(ステップP5)。
携帯端末20において、前記同様に、グラフ関数電卓10の表示部17に表示されたQRコードQを撮影して読み取ると、当該携帯端末20が、QRコードQをデコードしたグラフ生成専用サイトのURLに接続され、同URLの引数(変形式f2a、式番号(2)、座標範囲、正誤判断結果(TRUE))のデータが、前記グラフ生成専用サイト(Webサーバ)30に送信される(ステップT2~T7)。
グラフ生成専用サイト(Webサーバ)30において、前記携帯端末20から送信された変形式f2a、式番号(2)、座標範囲、正誤判断結果(TRUE)のデータが受信されると(ステップE1)、内蔵の画像メモリに確保されたグラフ生成画面GS(図15(C1)参照)の変形式エリアAcに、前記変形式f2a「6x+15y=9」および当該変形式f2aが正しいことを知らせるメッセージ“TRUE”を描画する。この場合も前記同様に、前記変形式f2a「6x+15y=9」に対応するグラフは、前記グラフ生成画面GS(図15(C1)参照)のグラフエリアAgに既に描画されている方程式f2「2x+5y=3」に対応するグラフg2に一致して重なるので、当該変形式f2aに対応するグラフの描画は行わない(ステップE2,E3)。そして、生成されたグラフ生成画面GSの画像データは、前記データ送信元の携帯端末20へ送信される(ステップE4)。
携帯端末20において、前記同様に、グラフ生成専用サイト30にて生成されたグラフ生成画面GSの画像データが受信されると、図15(C1)に示すように、受信されたグラフ生成画面GSの画像データがタッチパネル付き表示部に表示される(ステップT8)。
これにより、ユーザは、前記第1実施形態と同様に、当該ユーザが入力した変形式f1b「6x-4y=16」と変形式f2a「6x+15y=9」とが、何れも正しいことを直ちに知ることができるばかりでなく、前記方程式f1,f2に対応した青色BLのグラフg1,g2に対して、当該変形式f1b,f2aに対応したグラフがそれぞれ重なり一致することを容易にイメージすることができる。
この後、グラフ関数電卓10において、図15(A2)に示すように、ユーザ操作に応じて、前記方程式f1「3x-2y=8」を段階的(f1a~f1e)に変形した最終の変形式f1f「x=46/19」と、前記方程式f2「2x+5y=3」を段階的(f2a~f2b)に変形した最終の変形式f2c「y=-(7/19)」とが、順次入力されると(ステップP7,P8)、その都度、前記第1実施形態と同様に、方程式f1,f2に対応する各グラフg1,g2の交点の座標値(x)(y)と、前記最終の変形式f1f,f2cに含まれる変数(x)(y)の座標値とが一致すると判断され(ステップP14(Yes))、前記変形式f1f,f2cを入力した変形式入力エリアGcに対して、同変形式f1f,f2cが正しいと判断したメッセージ“TRUE”が表示される(ステップP12)。
また、変形式入力エリアGcに“TRUE”として表示された変形式f1f,f2cが前記方程式f1,f2の完了形x=[ ],y=[ ]であると判断され(ステップP15(Yes))、変形式入力エリアGcに対して、変形式の完了を知らせるメッセージ“COMPLETE”が表示される(ステップP16)。
すると、前記同様に、変形式入力エリアGcの空エリアに、キー入力メッセージ[Press SHIFT OPTN]が再表示される(ステップP3)。
そして、[SHIFT]キー+[OPTN]キー([QR]キー)が押下操作されると(ステップP4(Yes))、変形式データエリア12cに記憶された最終の変形式f1f「x=46/19」,f2c「y=-(7/19)」およびその式番号、座標範囲、正誤判断結果(TRUE)のデータが、前記同様に、グラフ生成専用サイト(Webサーバ)30のURLも含めて、図15(B2)に示すように、QRコードQに変換されて表示部17に表示される(ステップP5)。
携帯端末20において、前記同様に、グラフ関数電卓10の表示部17に表示されたQRコードQを撮影して読み取ると、当該携帯端末20が、QRコードQをデコードしたグラフ生成専用サイトのURLに接続され、同URLの引数(変形式f1f,f2c、式番号、座標範囲、正誤判断結果(TRUE))のデータが、前記グラフ生成専用サイト(Webサーバ)30に送信される(ステップT2~T7)。
グラフ生成専用サイト(Webサーバ)30において、前記携帯端末20から送信された最終の変形式f1f,f2c、式番号、座標範囲、正誤判断結果(TRUE)のデータが受信されると(ステップE1)、内蔵の画像メモリに確保されたグラフ生成画面GS(図15(C2)参照)の変形式エリアAcに、前記最終の変形式f1f「x=46/19」,f2c「y=-(7/19)」および当該変形式f1f,f2cが正しいことを知らせるメッセージ“TRUE”を描画する。また、前記問題式である方程式f1,f2に対応する各グラフg1,g2が青色BLで描画されているグラフエリアAgの座標範囲に対して、前記変形式f1f,f2cに対応するグラフ式に従い、前記方程式f1,f2に対応する各グラフg1,g2の交点を通り、座標軸xに直交した変形式f1fに対応するグラフg1fと座標軸yに直交した変形式f2cに対応するグラフg2cとを、何れも緑色GRで識別描画してなるグラフ生成画面GSの画像が生成される(ステップE3)。
そして、生成されたグラフ生成画面GSの画像データは、前記データ送信元の携帯端末20へ送信される(ステップE4)。
携帯端末20において、前記同様に、グラフ生成専用サイト30にて生成されたグラフ生成画面GSの画像データが受信されると、図15(C2)に示すように、受信されたグラフ生成画面GSの画像データがタッチパネル付き表示部に表示される(ステップT8)。
これにより、ユーザは、前記第1実施形態と同様に、ユーザが入力した変形式(1元方程式)f1f,f2cに対応するグラフg1f,g2cが前記2元連立方程式f1,f2に対応するグラフg1,g2と一致しなくても、当該変形式f1f,f2cが正しいことを直ちに知ることができるばかりでなく、前記各グラフg1,g2,g1f,g2cの交点が一致しその交点座標が解であることを容易に確認することが可能になる。
なお、前記携帯端末20において、図9(A)に示したように、専用アプリを起動させて初期画面G1を表示させ、当該初期画面G1に設けられた[履歴]キーK3がタッチ操作されると、図9(D)に示すように、履歴データ一覧画面G4が表示される。
履歴データ一覧画面G4には、端末処理(図12参照)のステップT3にて、メモリ内の履歴データエリア21(図7参照)に、年月日時刻、式番号に対応付けられて記憶された問題式や変形式である各数式とその正誤判断結果(TRUE/FALSE)が読み出され、読み出された各数式がその式番号、年月日時刻、正誤判断結果(TRUE/FALSE)を対応付けて一覧表示される。
履歴データ一覧画面G4を表示させることにより、ユーザは、過去に入力した問題式である数式と、当該問題式に対して段階的に入力した各変形式である数式およびその正誤判断結果とを、容易に確認できる。
前記携帯端末20では、例えば、前記図9(B)~図9(D)で示した表示中の画面G2~G4が閉じられて初期画面G1に戻った表示状態で(ステップT9(Yes))、専用アプリの終了を指示するユーザ操作が行われると(ステップT10(Yes))、当該専用アプリに従った端末処理が終了される。
したがって、前記グラフ関数電卓10と携帯端末20とグラフ生成専用サイト(Webサーバ)30とを連携した第2実施形態の構成によるグラフ表示システムによれば、グラフ関数電卓10自らがグラフの生成、表示を行なわなくても、前記問題式や変形式に対応するグラフを携帯端末20に表示させて確認することで、前記第1実施形態と同様に、問題式に対しユーザが入力した変形式が誤りなのか正しいのかを容易にイメージして確認できる。
なお、以上説明した第1実施形態及び第2実施形態に限らず、次の第3実施形態で説明するように、例えば、汎用的なパーソナルコンピュータPC(第1の電子機器)で動作するWebブラウザ上で各種入力操作及び表示を行うとともに、インターネットを介して該パーソナルコンピュータPCに接続された、インターネット上のサーバ装置が各入力操作に応じた処理を行ってよい。この場合、例えば、Webブラウザは変形式の入力を受け付けるが、その正誤判定は行わずに、問題式及び入力された変形式をインターネット上のサーバ装置へ送信してよい。問題式及び入力された変形式を受信したサーバ装置は変形式の正誤を判定し、判定結果に応じた画面を生成し、その画像情報をWebブラウザへ送信する。Webブラウザは、受信した画像情報にしたがって、パーソナルコンピュータPCの表示装置に表示を行ってよい。
(第3実施形態)
図16は、パーソナルコンピュータ(第1の電子機器)PCとグラフ生成専用サイト(Webサーバ)30とを連携した本発明の第3実施形態に係るグラフ表示システムの全体構成を示す図である。
本第3実施形態では、パーソナルコンピュータPCで実行中のWebブラウザ上で動作するWebアプリケーションにて入力した問題式およびその関連情報(式番号)からなるデータと、変形式およびその関連情報(式番号)からなるデータとを、各数式が入力された後に受け付けるユーザ操作に応じて、グラフ生成専用サイト30に送信し、当該専用サイト30にて生成された前記各数式に対応するグラフの画像データを受信して表示する。
これにより、パーソナルコンピュータPCで実行中のWebブラウザ上で動作するWebアプリケーション自らがグラフの生成、表示を行なわなくても、前記問題式や変形式に対応するグラフをWebブラウザに表示させて確認することで、前記第1実施形態及び前記第2実施形態と同様に、問題式に対しユーザが入力した変形式が誤りなのか正しいのかを容易にイメージして確認できる構成とする。
図16に示すように、パーソナルコンピュータPCは、メモリ12に、前記グラフ関数電卓10の計算機制御プログラム12aに替えて、Webブラウザプログラム12Aが記憶されている点が異なり、その他の構成は同じである。なお、メモリ12に記憶されている表示データ12gは、パーソナルコンピュータPCではなく、グラフ生成専用サイト30で生成されたものである。
図17は、前記第3実施形態に係るグラフ表示システムのパーソナルコンピュータPCでのWebブラウザプログラム12Aに従ったPC処理を示すフローチャートである。
図18は、前記第3実施形態に係るグラフ表示システムのグラフ生成専用サイト(Webサーバ)30でのサーバ処理を示すフローチャートである。
図19は、前記パーソナルコンピュータPCとグラフ生成専用サイト(Webサーバ)30との連携によるユーザ操作に応じた表示動作を示す図である。
なお、図18に示すグラフ生成専用サイト(Webサーバ)30でのサーバ処理のうち、変形式の正誤を判断する処理(ステップK5~K10)は、前記図2で示した第1実施形態の電卓処理に含まれている変形式の正誤を判断する処理(ステップS4,S5,S7~S10)と同様であるため、その詳細な説明は省略する。
パーソナルコンピュータPCにおいて、ユーザ操作に応じて、Webブラウザプログラム12Aが起動され(ステップJ1)、グラフ生成専用サイトのURLが指定されると、当該パーソナルコンピュータPCは、グラフ生成専用サイト(Webサーバ)30に接続される(ステップJ2)。
この際、パーソナルコンピュータPCの表示部17には、図19に示すように、グラフ生成専用サイト30にて生成された、上段を問題式エリアAq、中段を変形式エリアAc、下段をグラフエリアAgとしたグラフ生成画面GSが表示される。
パーソナルコンピュータPCにおいて、ユーザ操作に応じて、前記グラフ生成画面GSの問題式エリアAq内に、データの入力位置を示すカーソルCuを表示させ、学習対象とする数式(問題式)が入力される(ステップJ3)。
ここでは、前記問題式として、前記第1,第2実施形態と同じ、以下の2元連立方程式f1,f2を入力して表示させる。
f1「3x-2y=8」
f2「2x+5y=3」
このとき、当該方程式(問題式)f1,f2が入力されたエリアが、グラフ生成画面GSの問題式エリアAqであれば、当該方程式f1,f2が問題式であることを示す情報を生成する。そして、キー入力部16の[ENTER]キーのユーザ操作に応じて、前記問題式である2元連立方程式f1,f2の入力が決定されると(ステップJ4(Yes))、当該方程式(問題式)f1,f2のデータが、当該方程式(問題式)f1,f2が問題式であることを示す情報とともに、前記接続されたグラフ生成専用サイト(Webサーバ)30に送信される(ステップJ5)。
グラフ生成専用サイト(Webサーバ)30において、前記パーソナルコンピュータPCから送信された問題式f1,f2のデータが受信されると、受信された問題式f1,f2のデータが、データ送信元のパーソナルコンピュータPCの端末ID、式番号(0)に対応付けられて、端末データ記憶エリア31(図8参照)に記憶される(ステップK1)。
なお、本第3実施形態のグラフ生成専用サイト(Webサーバ)30の端末データ記憶エリア31(図8参照)において、受信された数式の関連情報(座標範囲、正誤判断結果(TRUE/FALSE))のデータは、当該グラフ生成専用サイト(Webサーバ)30により生成されて記憶される。
グラフ生成専用サイト30では、内蔵の画像メモリに対し、前記パーソナルコンピュータPCに表示させるグラフ生成画面GS(図19参照)が確保され、図19(A)に示すように、当該グラフ生成画面GSの問題式エリアAqには、前記端末データ記憶エリア31に記憶された問題式である方程式f1「3x-2y=8」とf2「2x+5y=3」を描画し、また、グラフエリアAgには、問題式である方程式f1に対応するグラフg1と方程式f2に対応するグラフg2とを、何れも青色BLの表示色で描画し、グラフ生成画面GSの画像が生成される(ステップK2)。
生成されたグラフ生成画面GSの画像データは、前記データ送信元のパーソナルコンピュータPCへ送信される(ステップK3)。
パーソナルコンピュータPCにおいて、前記グラフ生成専用サイト30にて生成されたグラフ生成画面GSの画像データが受信されると、図19(A)に示すように、受信されたグラフ生成画面GSの画像データが表示部17に表示される(ステップJ6)。
このように、第3実施形態では、パーソナルコンピュータPCにて入力した問題式としての2元連立方程式f1,f2に従い、グラフ生成専用サイト30にて生成された当該2元連立方程式f1,f2それぞれのグラフg1,g2を、パーソナルコンピュータPCに受信させて表示させることにより、パーソナルコンピュータPCがグラフ描画機能を有していなくても、前記第1,第2実施形態と同様に、ユーザは、先ず、各方程式f1,f2にそれぞれ含まれる変数x,yについて、どのような関係にあるかを容易にイメージすることができる。
続いて、キー入力部16のユーザ操作に応じて、前記グラフ生成画面GSの変形式エリアAc内に、データの入力位置を示すカーソルCuを表示させ、前記問題式である方程式f1,f2の変形式が入力される(ステップJ7)。具体的には、図19(A)に示すように、表示部17に表示されたグラフ生成画面GSの変形式エリアAcにおいて、ユーザ操作に応じて先ず方程式f1「3x-2y=8」を変形した変形式f1a「6x-4y=-16」を入力して表示させる(ステップJ7)。このとき、変形式エリアAcには、当該変形式f1a「6x-4y=-16」と共に前記方程式f2「2x+5y=3」がそのまま並べて表示される。
このとき、当該数式(変形式)f1aが入力されたエリアが、グラフ生成画面GSの変形式エリアAcであれば、当該数式f1aが変形式であることを示す情報を生成する。そして、キー入力部16の[ENTER]キーのユーザ操作に応じて、前記変形式f1aの入力が決定されると(ステップJ8(Yes))、前記変形式エリアAcの変形式f1aのデータが、当該数式(変形式)f1aが変形式であることを示す情報とともに、前記接続されたグラフ生成専用サイト(Webサーバ)30に送信される(ステップJ9)。
グラフ生成専用サイト(Webサーバ)30において、前記パーソナルコンピュータPCから送信された変形式f1aのデータが受信されると、受信された変形式f1aのデータが、データ送信元のパーソナルコンピュータPCの端末ID、式番号(1)に対応付けられて、端末データ記憶エリア31(図8参照)に記憶される(ステップK4)。この際、前記方程式(変形式)f1a,f2の変数x,yの解が計算され、計算された変数x,yの解の座標を含む2次の座標範囲(座標系)が設定され端末データ記憶エリア31(図8参照)に記憶される。
すると、前記第1実施形態(図2参照)での変形式の正誤を判断する処理(ステップS4,S5)と同様に、変形式f1a「6x-4y=-16」の変数が複数(xとyの2つ)あると判断され(ステップK5(Yes))、また、前記問題式f1「3x-2y=8」に対応するグラフ式に対して、前記変形式f1a「6x-4y=-16」に対応するグラフ式が同一にならず、当該方程式f1と変形式f1aの各グラフが一致しないと判断される(ステップK6(No))。
そして、内蔵の画像メモリに確保されたグラフ生成画面GS(図19(A)参照)の変形式エリアAcに、前記変形式f1a「6x-4y=-16」と問題式の他方の方程式f2「2x+5y=3」および当該変形式f1aが誤りであることを知らせる誤りメッセージ“FALSE”を描画し、また、前記問題式である方程式f1,f2に対応する各グラフg1,g2が青色BLで描画されているグラフエリアAgの座標範囲に対して、前記変形式f1aに対応するグラフ式に従ったグラフg1aを赤色REで識別描画してなるグラフ生成画面GSの画像が生成される(ステップK7)。
生成されたグラフ生成画面GSの画像データは、前記データ送信元のパーソナルコンピュータPCへ送信される(ステップK11)。
パーソナルコンピュータPCにおいて、前記グラフ生成専用サイト30にて生成されたグラフ生成画面GSの画像データが受信されると、図19(A)に示すように、受信されたグラフ生成画面GSの画像データが表示部17に表示される(ステップJ10)。
これにより、パーソナルコンピュータPCで実行中のWebブラウザ上で動作するWebアプリケーション自らがグラフの生成、表示、変形式の正誤判断を行なわなくても、当該パーソナルコンピュータPCにおいて、前記第1,第2実施形態と同様に、ユーザが入力した変形式f1a「6x-4y=-16」が誤りであることを直ちに知ることができるばかりでなく、赤色REで識別表示された変形式f1aに対応するグラフg1aと、方程式f1に対応した青色BLのグラフg1との相違に基づいて、当該変形式f1a「6x-4y=-16」にどのような誤りがあるのかを容易にイメージすることができる。
次に、パーソナルコンピュータPCにおいて、前記変形式f1a「6x-4y=-16」について、図19(B)に示すように、ユーザが直した変形式f1b「6x-4y=16」を入力して表示させ(ステップJ7)、[ENTER]キーのユーザ操作に応じて、当該変形式f1bの入力が決定されると(ステップJ8(Yes))、当該変形式f1bのデータが、前記接続されたグラフ生成専用サイト(Webサーバ)30に送信される(ステップJ9)。
グラフ生成専用サイト(Webサーバ)30において、前記パーソナルコンピュータPCから送信された変形式f1bのデータが受信されると(ステップK4)、前記同様に、方程式f1「3x-2y=8」と直した変形式f1b「6x-4y=16」に対応する各グラフが一致するか否かが判断され、同変形式f1bの変形が正しいか誤りかが判断される(ステップK5→K6)。
そして、前記方程式f1「3x-2y=8」に対応するグラフと、直した変形式f1b「6x-4y=16」に対応するグラフとが一致したと判断されると(ステップK6(Yes))、内蔵の画像メモリに確保されたグラフ生成画面GS(図19(B)参照)の変形式エリアAcに、前記直した変形式f1b「6x-4y=16」および当該変形式f1bが正しいことを知らせるメッセージ“TRUE”を描画する。この際、前記直した変形式f1b「6x-4y=16」に対応するグラフは、前記グラフ生成画面GS(図19(B)参照)のグラフエリアAgに既に描画されている方程式f1「3x-2y=8」に対応するグラフg1に一致して重なるので、当該変形式f1bに対応するグラフの描画は行わない(ステップK8)。なお、この際、前記各実施形態と同様に、グラフg1の表示を経時的に変化させることによって、前記方程式f1「3x-2y=8」と、前記直した変形式f1b「6x-4y=16」とが数学的に同一であることを報知してもよい。具体的には、グラフg1を点滅表示したり、複数の色を順次切替えて表示したり、線の太さや線種を順次切替えて表示したりすることによって、表示を経時的に変化するものとしてよい。そして、生成されたグラフ生成画面GSの画像データは、前記データ送信元のパーソナルコンピュータPCへ送信される(ステップK11)。
パーソナルコンピュータPCにおいて、前記同様に、グラフ生成専用サイト30にて生成されたグラフ生成画面GSの画像データが受信されると、図19(B)に示すように、受信されたグラフ生成画面GSの画像データが表示部17に表示される(ステップJ10)。
次に、前記同様に、パーソナルコンピュータPCにおいて、図19(C)に示すように、前記方程式f1「3x-2y=8」からの変形式f1b「6x-4y=16」を更に変形した変形式f1d「6x=282/19」を入力して表示させ(ステップJ7)、[ENTER]キーのユーザ操作に応じて、当該変形式f1dの入力が決定されると(ステップJ8(Yes))、当該変形式f1dのデータが、前記接続されたグラフ生成専用サイト(Webサーバ)30に送信される(ステップJ9)。
グラフ生成専用サイト(Webサーバ)30において、前記パーソナルコンピュータPCから送信された変形式f1dのデータが受信されると(ステップK4)、当該変形式f1d「6x=282/19」の変数は複数なく1つ(ここではxの1つ)と判断され(ステップK5(No))、前記方程式f1に対応するグラフg1(グラフ式)と当該変形式f1dに対応するグラフ(グラフ式)とが一致するか否か判断される(ステップK9)。
ここでは、前記方程式f1「3x-2y=8」に対応するグラフg1(グラフ式)の変数はx,yの2つあり(グラフg1は座標軸x,yに対し傾きのある直線)、前記変形式f1d「6x=282/19」に対応するグラフ(グラフ式)の変数はxの1つで(グラフは座標軸xに垂直で座標軸yに平行な直線になる)、各グラフ(グラフ式)は一致しないと判断される(ステップK9(No))。
すると、前記方程式f1「3x-2y=8」,f2「2x+5y=3」に対応する各グラフg1,g2の交点の座標値(変数x又はyの解)と、前記変形式f1d「6x=282/19」に含まれる変数(x)の座標値とが一致するか否か判断される(ステップK10)。
ここで、前記方程式f1,f2に対応する各グラフg1,g2の交点の座標値(x)と、前記変形式f1d「6x=282/19」に含まれる変数(x)の座標値とが一致しないと判断されると(ステップK10(No))、内蔵の画像メモリに確保されたグラフ生成画面GS(図19(C)参照)の変形式エリアAcに、前記変形式f1d「6x=282/19」および当該変形式f1dが誤りであることを知らせる誤りメッセージ“FALSE”を描画し、また、前記問題式である方程式f1,f2に対応する各グラフg1,g2が青色BLで描画されているグラフエリアAgの座標範囲に対して、前記変形式f1dに対応するグラフ式に従ったグラフg1dを赤色REで識別描画してなるグラフ生成画面GSの画像が生成される(ステップK7)。
生成されたグラフ生成画面GSの画像データは、前記データ送信元のパーソナルコンピュータPCへ送信される(ステップK11)。
パーソナルコンピュータPCにおいて、前記グラフ生成専用サイト30にて生成されたグラフ生成画面GSの画像データが受信されると、図19(C)に示すように、受信されたグラフ生成画面GSの画像データが表示部17に表示される(ステップJ10)。
これにより、パーソナルコンピュータPCで実行中のWebブラウザ上で動作するWebアプリケーション自らがグラフの生成、表示、変形式の正誤判断を行なわなくても、ユーザは、当該ユーザが入力した変形式f1d「6x=282/19」が誤りであることを直ちに知ることができるばかりでなく、赤色REで識別表示された当該変形式f1dに対応するグラフg1dが、前記方程式f1,f2に対応した青色BLの各グラフg1,g2の交点よりもx軸の+方向にずれていることに基づいて、当該変形式f1d「6x=282/19」にどのような誤りがあるのかを容易にイメージすることができる。
次に、パーソナルコンピュータPCにおいて、図19(C)に示すように、前記方程式f2「2x+5y=3」からの変形式f2b「-19y=7」を入力して表示させ(ステップJ7)、[ENTER]キーのユーザ操作に応じて、当該変形式f2bの入力が決定されると(ステップJ8(Yes))、当該変形式f2bのデータが、前記接続されたグラフ生成専用サイト(Webサーバ)30に送信される(ステップJ9)。
グラフ生成専用サイト(Webサーバ)30において、前記パーソナルコンピュータPCから送信された変形式f2bのデータが受信されると(ステップK4)、当該変形式f2b「-19y=7」の変数は複数なく1つ(ここではyの1つ)と判断され(ステップK5(No))、前記方程式f2に対応するグラフg2(グラフ式)と当該変形式f2bに対応するグラフ(グラフ式)とが一致するか否か判断される(ステップK9)。
ここでは、前記方程式f2「2x+5y=3」に対応するグラフg2(グラフ式)の変数はx,yの2つあり(グラフg2は座標軸x,yに対し傾きのある直線)、前記変形式f2b「-19y=7」に対応するグラフ(グラフ式)の変数はyの1つで(グラフは座標軸yに垂直で座標軸xに平行な直線になる)、各グラフ(グラフ式)は一致しないと判断される(ステップK9(No))。
すると、前記方程式f1「3x-2y=8」,f2「2x+5y=3」に対応する各グラフg1,g2の交点の座標値(変数x又はyの解)と、前記変形式f2b「-19y=7」に含まれる変数(y)の座標値とが一致するか否か判断される(ステップK10)。
ここで、前記方程式f1,f2に対応する各グラフg1,g2の交点の座標値(y)と、前記変形式f2b「-19y=7」に含まれる変数(y)の座標値とが一致すると判断されると(ステップK10(Yes))、内蔵の画像メモリに確保されたグラフ生成画面GS(図19(C)参照)の変形式エリアAcに、前記変形式f2b「-19y=7」および当該変形式f2bが正しいことを知らせるメッセージ“TRUE”を描画し、また、前記問題式である方程式f1,f2に対応する各グラフg1,g2が青色BLで描画されているグラフエリアAgの座標範囲に対して、当該各グラフg1,g2の交点を通り座標軸yに直交した変形式f2b「-19y=7」に対応するグラフ式に従ったグラフg2bを緑色GRで識別描画してなるグラフ生成画面GSの画像が生成される(ステップK7)。
生成されたグラフ生成画面GSの画像データは、前記データ送信元のパーソナルコンピュータPCへ送信される(ステップK11)。
パーソナルコンピュータPCにおいて、前記グラフ生成専用サイト30にて生成されたグラフ生成画面GSの画像データが受信されると、図19(C)に示すように、受信されたグラフ生成画面GSの画像データが表示部17に表示(ここではメッセージ“TRUE”を表示)される(ステップJ10)。
この場合も前記同様に、パーソナルコンピュータPCで実行中のWebブラウザ上で動作するWebアプリケーション自らがグラフの生成、表示、変形式の正誤判断を行なわなくても、ユーザは、当該ユーザが入力した変形式f2b「-19y=7」が正しいことを直ちに知ることができるばかりでなく、前記方程式f1,f2に対応した青色BLのグラフg1,g2と、緑色GRで識別表示された当該変形式f2bに対応するグラフg2bとの関係、つまり各グラフg1,g2,g2bの交点が一致しその交点座標が解であることを容易にイメージすることができる。
この後、パーソナルコンピュータPCにおいて、図19(D)に示すように、ユーザ操作に応じて、前記方程式f1「3x-2y=8」を段階的に変形した最終の変形式f1f「x=46/19」と、前記方程式f2「2x+5y=3」を段階的に変形した最終の変形式f2c「y=-(7/19)」とが、順次入力され(ステップJ7)、その都度、[ENTER]キーのユーザ操作に応じて、当該変形式f1fとf2cとの入力が決定されると(ステップJ8(Yes))、当該変形式f1fのデータと、変形式f2cのデータとが、前記接続されたグラフ生成専用サイト(Webサーバ)30に送信される(ステップJ9)。
グラフ生成専用サイト(Webサーバ)30において、前記パーソナルコンピュータPCから送信された変形式f1fのデータと、変形式f2cのデータとが順次受信されると(ステップK4)、その都度、前記同様に、方程式f1,f2に対応する各グラフg1,g2の交点の座標値(x)(y)と、前記最終の変形式f1f,f2cに含まれる変数(x)(y)の座標値とが一致すると判断される(ステップK10(Yes))。
そして、内蔵の画像メモリに確保されたグラフ生成画面GS(図19(D)参照)の変形式エリアAcに、前記最終の変形式f1f「x=46/19」,f2c「y=-(7/19)」および当該変形式f1f,f2cが正しいことを知らせるメッセージ“TRUE”を描画する。また、前記問題式である方程式f1,f2に対応する各グラフg1,g2が青色BLで描画されているグラフエリアAgの座標範囲に対して、前記変形式f1f,f2cに対応するグラフ式に従い、前記方程式f1,f2に対応する各グラフg1,g2の交点を通り、座標軸xに直交した変形式f1fに対応するグラフg1fと座標軸yに直交した変形式f2cに対応するグラフg2cとを、何れも緑色GRで識別描画してなるグラフ生成画面GSの画像が生成される(ステップK8)。
そして、生成されたグラフ生成画面GSの画像データは、前記データ送信元のパーソナルコンピュータPCへ送信される(ステップK11)。
パーソナルコンピュータPCにおいて、前記同様に、グラフ生成専用サイト30にて生成されたグラフ生成画面GSの画像データが受信されると、図19(D)に示すように、受信されたグラフ生成画面GSの画像データが表示部17に表示される(ステップJ10)。
これにより、ユーザは、前記第1,第2実施形態と同様に、ユーザが入力した変形式(1元方程式)f1f,f2cに対応する緑色GRのグラフg1f,g2cが前記2元連立方程式f1,f2に対応する青色BLのグラフg1,g2と一致しなくても、メッセージ“TRUE”の表示と共に当該グラフg1f,g2cが緑色GRで識別表示されることで、当該変形式f1f,f2cが正しいことを直ちに知ることができるばかりでなく、前記各グラフg1,g2,g1f,g2cの交点が一致しその交点座標が解であることを容易に確認することが可能になる。
この後、パーソナルコンピュータPCにおいて、ユーザ操作により終了が指示されると(ステップJ11(Yes))、グラフ生成専用サイト(Webサーバ)30との接続が解除され、前記一連のPC処理は終了される。
また、グラフ生成専用サイト(Webサーバ)30において、前記パーソナルコンピュータPCとの接続が解除されると、前記一連のサーバ処理は終了される(ステップK12(Yes))。
したがって、前記パーソナルコンピュータ(第1の電子機器)PCとグラフ生成専用サイト(Webサーバ)30とを連携した第3実施形態の構成によるグラフ表示システムによれば、ユーザが専用の機器を所有していなくても、汎用的なパーソナルコンピュータPCで動作するWebブラウザを使って、変形式の正誤を確認することができる。しかも、肝心の正誤判定処理などは、Webブラウザ上で動作するスクリプトを使用せずに、インターネット上のサーバ装置で行うことで、公開したくない処理を秘匿することができる。
なお、前記各実施形態では、問題式としての2元連立方程式f1,f2(第1数式)に対応する青色BLのグラフg1,g2(第1グラフ)に対して、変数の解が一致しない変形式f1a,f1d(第2数式(又は第3数式))に対応するグラフg1a,g1d(第2グラフ(又は第3グラフ))を赤色REで識別表示させ、変数の解が一致する場合でも1つの変数(x又はy)を含む変形式(1元方程式)f1c,f1e,f1f,f2b,f2c(第2,第3数式)に対応するグラフg1c,g1e,g1f,g2b,g2c(第2,第3グラフ)は緑色GRで識別表示させる構成としたが、異なる色での識別表示に限らず、各グラフの線種や太さなどを変化させて識別表示させる構成としてもよい。
また、前記各実施形態では、問題式としての2元連立方程式f1,f2(第1数式)に対して、ユーザが誤った変形式f1a,f1d(第2数式(又は第3数式))を入力すると、同変形式f1a,f1dが誤りであることを知らせる誤りメッセージ“FALSE”を、グラフ関数電卓10では表示部17の変形式入力エリアGcに表示(グラフ生成専用サイト30が生成するグラフ生成画面GSでは変形式エリアAcに描画)させる構成としたが、このような文字列“FALSE”等による誤りメッセージに限らず、何らかの記号、図形、および音の何れかを出力して誤りを報知する構成としてもよい。
以上の通り、説明した各実施形態のグラフ表示方法は、2種類以上の変数を含む方程式としての互いに異なる第1数式及び第2数式であって、第1数式(2元連立方程式f1、f2の何れか一方)に対応する第1グラフ(g1、g2の何れか一方)及び第2数式(2元連立方程式f1、f2の他方)に対応する第2グラフ(g1、g2の何れか他方)を、表示部17に表示させ、上記の方程式を解くための変形式として、第1数式及び第2数式とは表記が異なる第3数式(変形式f1c、f1d、f1e、f1f、f2b、f2c)(この場合、第3数式は、上記の方程式に含まれる2種類の変数(x及びy)のうち1種類の変数(x又はy)を含む。)の入力操作を受け付けてから、入力された第3数式に対応する第3グラフ(g1c、g1d、g1e、g1f、g2b、g2c)を、表示部17に表示させる際、第3数式から導かれる上記の1種類の変数に係る少なくとも1つの解のうちいずれか1つの解が、第1数式及び第2数式から導かれる前記方程式に含まれる前記2種類の変数に係る解の少なくとも1つの組の中から選ばれる1つの前記1種類の変数に係る解と一致するという条件が満たされるか(図3(D)のg1c(GR)、図4(A)のg2b(GR)、図4(C)のg1e(GR)、図4(D)のg1f(GR)及びg2c(GR)、図15下段のg1f(GR)及びg2c(GR)、図19(C)のg2b(GR)、図19(D)のg1f(GR)及びg2c(GR))否か(図4(B)のg1d(RE)、図19(C)のg1d(RE))によって、第3グラフを、互いに異なる表示態様で、表示部17に表示させている。
また、以上の通り、説明した各実施形態のグラフ表示方法は、上記の方程式を解くための変形式として、第1数式、第2数式及び第3数式のいずれとも表記が異なる第4数式(変形式f1c、f1d、f1e、f1f、f2b、f2c)(この場合、第4数式は、上記の方程式に含まれる2種類の変数(x及びy)のうち1種類の変数(x又はy)を含む)の入力操作を受け付けてから、入力された第4数式に対応する第4グラフ(g1c、g1d、g1e、g1f、g2b、g2c)を、表示部17に表示させる処理をさらに含み、第4グラフを、表示部17に表示させる際、第3数式及び第4数式から導かれる前記方程式に含まれる前記2種類の変数に係る解の少なくとも1つの組のうちいずれか1つの組が、第1数式及び第2数式から導かれる前記方程式に含まれる前記2種類の変数に係る解の少なくとも1つの組の中から選ばれる1つの解の組と一致するという条件が満たされるか(図4(A)のg1c(GR)及びg2b(GR)、図4(C)のg1e(GR)、図4(D)のg1f(GR)及びg2c(GR)、図15下段のg1f(GR)及びg2c(GR)、図19(D)のg1f(GR)及びg2c(GR))否か(図4(B)のg1d(RE)、図19(C)のg1d(RE))によって、第4グラフを、互いに異なる表示態様で、表示部17に表示させている。
さらに、以上の通り、説明した各実施形態のグラフ表示方法は、第1数式(2元連立方程式の何れかの数式f1、又はf2)に対応する第1グラフ(g1、又はg2)を表示部17に表示させ、第1数式の変形式として、第1数式とは表記が異なる第3数式(変形式f1a、f1b、又はf2a)の入力操作を受け付けてから、第3数式に対応する第3グラフ(g1a、g1(点滅表示等)、又はg2(点滅表示等))を表示部17に表示させる際、第1数式と第3数式とが数学的に同一であるという条件が満たされるか(図3(B)のg1(BL)(点滅表示等)又は図3(C)g2(BL)(点滅表示等)、図15上段のg1(BL)(点滅表示等)又はg2(BL)(点滅表示等)、図19(B)のg1(BL)(点滅表示等))否か(図3(A)のg1a(RE)、図14下段のg1a(RE)、図19(A)のg1a(RE))によって、第3グラフを、互いに異なる表示態様で、表示部17に表示させている。
なお、前記各実施形態において記載したグラフ関数電卓(電子機器)10、携帯端末20、グラフ生成専用サイト(Webサーバ)30、パーソナルコンピュータPCによる各処理の手法、すなわち、図2のフローチャートに示す第1実施形態のグラフ関数電卓10による計算処理、図10,図11のフローチャートに示す第2実施形態のグラフ関数電卓10による電卓処理、図12のフローチャートに示す第2実施形態の携帯端末20による端末処理、図13のフローチャートに示す第2実施形態のグラフ生成専用サイト30によるサーバ処理、図17のフローチャートに示す第3実施形態のパーソナルコンピュータPCによるPC処理、図18のフローチャートに示す第3実施形態のグラフ生成専用サイト30によるサーバ処理等の各手法は、何れもコンピュータに実行させることができるプログラムとして、メモリカード(ROMカード、RAMカード等)、磁気ディスク(フロッピ(登録商標)ディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD-ROM、DVD等)、半導体メモリ等の外部記録装置の媒体に格納して配布することができる。そして、電子機器のコンピュータ(CPU)は、この外部記録装置の媒体に記録されたプログラムを記憶装置に読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、前記各実施形態において説明した計算機能、変形式確認機能、グラフ描画機能を実現し、前述した手法による同様の処理を実行することができる。
また、前記各手法を実現するためのプログラムのデータは、プログラムコードの形態として通信ネットワーク(N)上を伝送させることができ、この通信ネットワーク(N)に接続されたコンピュータ装置(プログラムサーバ)から前記プログラムのデータを、電子機器に取り込んで記憶装置に記憶させ、前述した計算機能、変形式確認機能、グラフ描画機能を実現することもできる。
本願発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、前記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が異なる形態にして組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
2種類以上の変数を含む方程式としての互いに異なる第1数式及び第2数式であって、前記第1数式に対応する第1グラフ及び前記第2数式に対応する第2グラフを、表示部に表示させ、
前記方程式を解くための変形式として、前記方程式に含まれる2種類の変数のうち1種類の変数を含み、前記第1数式及び前記第2数式とは表記が異なる第3数式の入力操作を受け付けてから、入力された前記第3数式に対応する第3グラフを、前記表示部に表示させる際、
前記第3数式から導かれる前記1種類の変数に係る少なくとも1つの解のうちいずれか1つの解が、前記第1数式及び前記第2数式から導かれる前記方程式に含まれる前記2種類の変数に係る解の少なくとも1つの組の中から選ばれる1つの前記1種類の変数に係る解と一致するという条件が満たされるか否かによって、前記第3グラフを、互いに異なる表示態様で、前記表示部に表示させる、
グラフ表示方法。
[付記2]
前記グラフ表示方法は、
前記第1グラフ及び前記第2グラフを互いに同じ表示態様で、前記表示部に表示させ、
前記第3グラフを、前記第1グラフ及び前記第2グラフとは異なる表示態様で、前記第1グラフ及び前記第2グラフとともに、前記表示部に表示させる、
[付記1]に記載のグラフ表示方法。
[付記3]
前記グラフ表示方法は、
前記方程式を解くための変形式として、前記方程式に含まれる2種類の変数のうち1種類の変数を含み、前記第1数式、前記第2数式及び前記第3数式のいずれとも表記が異なる第4数式の入力操作を受け付けてから、前記第1グラフ、入力された前記第4数式に対応する第4グラフを、前記表示部に表示させる処理をさらに含み、
前記第4グラフを、前記表示部に表示させる際、
前記第3数式及び前記第4数式から導かれる前記方程式に含まれる前記2種類の変数に係る解の少なくとも1つの組のうちいずれか1つの組が、前記第1数式及び前記第2数式から導かれる前記方程式に含まれる前記2種類の変数に係る解の少なくとも1つの組の中から選ばれる1つの解の組と一致するという条件が満たされるか否かによって、前記第4グラフを、互いに異なる表示態様で、前記表示部に表示させる、
[付記1]に記載のグラフ表示方法。
[付記4]
前記グラフ表示方法は、
前記第1グラフ及び前記第2グラフを互いに同じ表示態様で、前記表示部に表示させ、
前記第3数式及び前記第4数式から導かれる解の値の組が、前記第1数式及び前記第2数式から導かれる解の値の組と一致しない場合、前記第4グラフを、前記第1グラフ、前記第2グラフ及び前記第3グラフの表示態様のいずれとも異なる表示態様で、前記第2グラフ及び前記第3グラフとともに、前記表示部に表示させる、
[付記3]に記載のグラフ表示方法。
[付記5]
前記グラフ表示方法は、
前記第1グラフ及び前記第2グラフを互いに同じ表示態様で、前記表示部に表示させ、
前記第3数式及び前記第4数式から導かれる解の値の組が、前記第1数式及び前記第2数式から導かれる解の値の組と一致する場合、前記第4グラフを、前記第1グラフ及び前記第2グラフとは異なる表示態様で、且つ、前記第3グラフと同じ表示態様で、前記第2グラフ及び前記第3グラフとともに、前記表示部に表示させる、
[付記3]に記載のグラフ表示方法。
[付記6]
前記グラフ表示方法は、制御部を備える第1の電子機器、制御部を備える第2の電子機器、及び、制御部を備えるサーバ装置と、を備えるグラフ表示システムの1以上の制御部によって実行される方法であって、
前記第1の電子機器の制御部は、
2種類以上の変数を含む方程式としての互いに異なる第1数式及び第2数式であって、前記第1数式に対応する第1グラフ及び前記第2数式に対応する第2グラフを、表示部に表示させ、
前記方程式を解くための変形式として、前記方程式に含まれる2種類の変数のうち1種類の変数を含む前記第3数式の入力操作を受け付けてから、前記第1数式と前記第2数式と前記第3数式とに基づいて、前記第3数式から導かれる前記1種類の変数に係る少なくとも1つの解のうちいずれか1つの解が、前記第1数式及び前記第2数式から導かれる前記方程式に含まれる前記2種類の変数に係る解の少なくとも1つの組の中から選ばれる1つの前記1種類の変数に係る解と一致するか否かの判断を行い、
前記第1数式、前記第2数式及び前記第3数式を示す第1の情報と、前記判断の結果を示す第2の情報とをコード化することにより、コンピュータにより読み取り可能なコードを生成し、生成した前記コードを前記第1の電子機器の出力部に出力させ、
前記第2の電子機器の制御部は、
前記第1の電子機器の出力部に出力された前記コードを読み取り、読み取った前記コードにより特定される前記第1の情報及び前記第2の情報を、前記サーバ装置へ送信し、
前記サーバ装置の制御部は、
前記第2の電子機器から受信した前記第1の情報及び前記第2の情報に基づいて、
(1)前記判断の結果が「一致する」であった場合、前記第1数式に対応する第1グラフと前記第2数式に対応する第2グラフとを含み、かつ、前記第1グラフ及び前記第2グラフが表示される第1表示態様とは異なる第2表示態様で前記第3グラフが表現されたグラフ画像を生成し、
(2)前記判断の結果が「一致しない」であった場合、前記第1数式に対応する第1グラフと前記第2数式に対応する第2グラフとを含み、かつ、前記第1表示態様及び前記第2表示態様とは異なる第3表示態様で前記第3グラフが表現されたグラフ画像を生成し、
生成した前記グラフ画像の情報を前記第2の電子機器へ送信し、
前記第2の電子機器の制御部は、
前記サーバ装置から受信した前記グラフ画像の情報に基づいて、前記グラフ画像を前記第2の電子機器の表示部に表示させる、
[付記1]に記載のグラフ表示方法。
[付記7]
前記グラフ表示方法は、制御部を備える第1の電子機器及び制御部を備えるサーバ装置を備えるグラフ表示システムの1以上の制御部によって実行される方法であって、
前記第1の電子機器の制御部は、
2種類以上の変数を含む方程式としての互いに異なる第1数式及び第2数式であって、前記第1数式に対応する第1グラフ及び前記第2数式に対応する第2グラフを、表示部に表示させ、
前記方程式を解くための変形式として、前記方程式に含まれる2種類の変数のうち1種類の変数を含む前記第3数式の入力操作を受け付けてから、前記第1数式、前記第2数式及び前記第3数式を示す第1の情報を、前記サーバ装置へ送信し、
前記サーバ装置の制御部は、
前記第1の電子機器から受信した前記第1の情報に含まれる前記第1数式と前記第2数式と前記第3数式とに基づいて、前記第3数式から導かれる前記1種類の変数に係る少なくとも1つの解のうちいずれか1つの解が、前記第1数式及び前記第2数式から導かれる前記方程式に含まれる前記2種類の変数に係る解の少なくとも1つの組の中から選ばれる1つの前記1種類の変数に係る解と一致するか否かの判断を行い、
前記第1の電子機器から受信した前記第1の情報と、前記判断の結果を示す第2の情報とに基づいて、
(1)前記判断の結果が「一致する」であった場合、前記第1数式に対応する第1グラフと前記第2数式に対応する第2グラフとを含み、かつ、前前記第1グラフ及び前記第2グラフが表示される第1表示態様とは異なる第2表示態様で前記第3グラフが表現されたグラフ画像を生成し、
(2)前記判断の結果が「一致しない」であった場合、前記第1数式に対応する第1グラフと前記第2数式に対応する第2グラフとを含み、かつ、前記第1表示態様及び前記第2表示態様とは異なる第3表示態様で前記第3グラフが表現されたグラフ画像を生成し、
生成した前記グラフ画像の情報を前記第1の電子機器へ送信し、
前記第1の電子機器の制御部は、
前記サーバ装置から受信した前記グラフ画像の情報に基づいて、前記グラフ画像を前記第1の電子機器の表示部に表示させる、
[付記1]に記載のグラフ表示方法。
[付記8]
第1数式に対応する第1グラフを表示部に表示させ、
前記第1数式の変形式として、当該第1数式とは表記が異なる第3数式の入力操作を受け付けてから、前記第3数式に対応する第3グラフを前記表示部に表示させる際、
前記第1数式と前記第3数式とが数学的に同一であるという条件が満たされるか否かによって、前記第3グラフを、互いに異なる表示態様で、前記表示部に表示させる、
グラフ表示方法。
[付記9]
前記第1数式に対応する前記第1グラフを前記表示部に表示させ、
前記第1数式の変形式として、当該第1数式とは表記が異なる第3数式の入力操作を受け付けてから、前記第1数式と前記第3数式とに基づいて、前記第1数式と前記第3数式とが数学的に同一であるか否かの判断を行い、
前記第1数式及び前記第3数式を示す第1の情報と、前記判断の結果を示す第2の情報とに基づいて、
(1)前記判断の結果が「数学的に同一でない」であった場合、前記第1数式に対応する第1グラフと前記第3数式に対応する第3グラフとを含み、かつ、前記第1グラフが表示される第1表示態様とは異なる第3表示態様で前記第3グラフが表現されたグラフ画像を生成し、
(2)前記判断の結果が「数学的に同一である」であった場合、前記第1グラフが表示されていた第1表示態様とは異なる第3表示態様で前記第1グラフを兼ねる前記第3グラフが表現されたグラフ画像を生成し、
生成した前記グラフ画像の情報に基づいて、前記グラフ画像を前記表示部に表示させる、
[付記8]に記載のグラフ表示方法。
[付記10]
前記グラフ表示方法は、制御部を備える第1の電子機器、制御部を備える第2の電子機器、及び、制御部を備えるサーバ装置と、を備えるグラフ表示システムの1以上の制御部によって実行される方法であって、
前記第1の電子機器の制御部は、
第1数式に対応する第1グラフを表示部に表示させ、
前記第1数式の変形式として、当該第1数式とは表記が異なる第3数式の入力操作を受け付けてから、前記第1数式と前記第3数式とに基づいて、前記第1数式と前記第3数式とが数学的に同一であるか否かの判断を行い、
前記第1数式及び前記第3数式を示す第1の情報と、前記判断の結果を示す第2の情報とをコード化することにより、コンピュータにより読み取り可能なコードを生成し、生成した前記コードを前記第1の電子機器の出力部に出力させ、
前記第2の電子機器の制御部は、
前記第1の電子機器の出力部に出力された前記コードを読み取り、読み取った前記コードにより特定される前記第1の情報及び前記第2の情報を、前記サーバ装置へ送信し、
前記サーバ装置の制御部は、
前記第2の電子機器から受信した前記第1の情報及び前記第2の情報に基づいて、
(1)前記判断の結果が「数学的に同一でない」であった場合、前記第1数式に対応する第1グラフと前記第3数式に対応する第3グラフとを含み、かつ、前記第1グラフが表示される第1表示態様とは異なる第3表示態様で前記第3グラフが表現されたグラフ画像を生成し、
(2)前記判断の結果が「数学的に同一である」であった場合、前記第1グラフが表示されていた第1表示態様とは異なる第3表示態様で前記第1グラフを兼ねる前記第3グラフが表現されたグラフ画像を生成し、
生成した前記グラフ画像の情報を前記第2の電子機器へ送信し、
前記第2の電子機器の制御部は、
前記サーバ装置から受信した前記グラフ画像の情報に基づいて、前記グラフ画像を前記第2の電子機器の表示部に表示させる、
[付記8]に記載のグラフ表示方法。
[付記11]
前記グラフ表示方法は、制御部を備える第1の電子機器及び制御部を備えるサーバ装置を備えるグラフ表示システムの1以上の制御部によって実行される方法であって、
前記第1の電子機器の制御部は、
第1数式に対応する第1グラフを表示部に表示させ、
前記第1数式の変形式として、当該第1数式とは表記が異なる第3数式の入力操作を受け付けてから、前記第1数式及び前記3数式を示す第1の情報を、前記サーバ装置へ送信し、
前記サーバ装置の制御部は、
前記第1の電子機器から受信した前記第1の情報に含まれる前記第1数式と前記第3数式とに基づいて、前記第1数式と前記第3数式とが数学的に同一であるか否かの判断を行い、
前記第1の電子機器から受信した前記第1の情報と、前記判断の結果を示す第2の情報とに基づいて、
(1)前記判断の結果が「数学的に同一でない」であった場合、前記第1数式に対応する第1グラフと前記第3数式に対応する第3グラフとを含み、かつ、前記第1グラフが表示される第1表示態様とは異なる第3表示態様で前記第3グラフが表現されたグラフ画像を生成し、
(2)前記判断の結果が「数学的に同一である」であった場合、前記第1グラフが表示されていた第1表示態様とは異なる第3表示態様で前記第1グラフを兼ねる前記第3グラフが表現されたグラフ画像を生成し、
生成した前記グラフ画像の情報を前記第1の電子機器へ送信し、
前記第1の電子機器の制御部は、
前記サーバ装置から受信した前記グラフ画像の情報に基づいて、前記グラフ画像を前記第1の電子機器の表示部に表示させる、
[付記8]に記載のグラフ表示方法。
[付記12]
制御部及び表示部を備える電子機器であって、
前記制御部は、
2種類以上の変数を含む方程式としての互いに異なる第1数式及び第2数式であって、前記第1数式に対応する第1グラフ及び前記第2数式に対応する第2グラフを、前記表示部に表示させ、
前記方程式を解くための変形式として、前記方程式に含まれる2種類の変数のうち1種類の変数を含み、前記第1数式及び前記第2数式とは表記が異なる第3数式の入力操作を受け付けてから、入力された前記第3数式に対応する第3グラフを、前記表示部に表示させる際、
前記第3数式から導かれる前記1種類の変数に係る少なくとも1つの解のうちいずれか1つの解が、前記第1数式及び前記第2数式から導かれる前記方程式に含まれる前記2種類の変数に係る解の少なくとも1つの組の中から選ばれる1つの前記1種類の変数に係る解と一致するという条件が満たされるか否かによって、前記第3グラフを、互いに異なる表示態様で、前記表示部に表示させる、
電子機器。
[付記13]
制御部及び表示部を備える電子機器のコンピュータを、
2種類以上の変数を含む方程式としての互いに異なる第1数式及び第2数式であって、前記第1数式に対応する第1グラフ及び前記第2数式に対応する第2グラフを、前記表示部に表示させ、
前記方程式を解くための変形式として、前記方程式に含まれる2種類の変数のうち1種類の変数を含み、前記第1数式及び前記第2数式とは表記が異なる第3数式の入力操作を受け付けてから、入力された前記第3数式に対応する第3グラフを、前記表示部に表示させる際、
前記第3数式から導かれる前記1種類の変数に係る少なくとも1つの解のうちいずれか1つの解が、前記第1数式及び前記第2数式から導かれる前記方程式に含まれる前記2種類の変数に係る解の少なくとも1つの組の中から選ばれる1つの前記1種類の変数に係る解と一致するという条件が満たされるか否かによって、前記第3グラフを、互いに異なる表示態様で、前記表示部に表示させる、
ように動作させるためのコンピュータ読み込み可能なプログラム。
[付記14]
2種類以上の変数を含む方程式としての互いに異なる第1数式及び第2数式であって、前記第1数式に対応する第1グラフ及び前記第2数式に対応する第2グラフを生成し、
前記方程式を解くための変形式として、前記方程式に含まれる2種類の変数のうち1種類の変数を含み、前記第1数式及び前記第2数式とは表記が異なる、入力操作を受け付けた第3数式に対応する第3グラフを生成する際、前記第3数式から導かれる前記1種類の変数に係る少なくとも1つの解のうちいずれか1つの解が、前記第1数式及び前記第2数式から導かれる前記方程式に含まれる前記2種類の変数に係る解の少なくとも1つの組の中から選ばれる1つの前記1種類の変数に係る解と一致するという条件が満たされるか否かによって、互いに異なる表示態様となるように、前記第3グラフを生成する、
グラフ生成方法。
[付記15]
前記第1グラフ、前記第2グラフ、前記第3グラフ、並びに、前記方程式を解くための変形式として、前記方程式に含まれる2種類の変数のうち1種類の変数を含み、前記第1数式、前記第2数式及び前記第3数式のいずれとも表記が異なる、入力操作を受け付けた第4数式に対応する第4グラフを生成する際、前記第3数式及び前記第4数式から導かれる前記方程式に含まれる前記2種類の変数に係る解の少なくとも1つの組のうちいずれか1つの組が、前記第1数式及び前記第2数式から導かれる前記方程式に含まれる前記2種類の変数に係る解の少なくとも1つの組の中から選ばれる1つの解の組と一致するという条件が満たされるか否かによって、互いに異なる表示態様となるように、前記第4グラフを生成する、ことをさらに含む、
[付記14]に記載のグラフ生成方法。
[付記16]
第1数式に対応する第1グラフを生成し、
前記第1数式の変形式として、当該第1数式とは表記が異なる、入力操作を受け付けた第3数式に対応する第3グラフを生成する際、前記第1数式と前記第3数式とが数学的に同一であるという条件が満たされるか否かによって、互いに異なる表示態様となるように、前記第3グラフを生成する、
グラフ生成方法。
[付記17]
制御部及び表示部を備える電子機器であって、
前記制御部は、
2種類以上の変数を含む方程式としての互いに異なる第1数式及び第2数式であって、前記第1数式に対応する第1グラフ及び前記第2数式に対応する第2グラフを生成し、
前記方程式を解くための変形式として、前記方程式に含まれる2種類の変数のうち1種類の変数を含み、前記第1数式及び前記第2数式とは表記が異なる、入力操作を受け付けた第3数式に対応する第3グラフを生成する際、前記第3数式から導かれる前記1種類の変数に係る少なくとも1つの解のうちいずれか1つの解が、前記第1数式及び前記第2数式から導かれる前記方程式に含まれる前記2種類の変数に係る解の少なくとも1つの組の中から選ばれる1つの前記1種類の変数に係る解と一致するという条件が満たされるか否かによって、互いに異なる表示態様となるように、前記第3グラフを生成する、
電子機器。
[付記18]
制御部及び表示部を備える電子機器であって、
前記制御部は、
第1数式に対応する第1グラフを生成し、
前記第1数式の変形式として、当該第1数式とは表記が異なる、入力操作を受け付けた第3数式に対応する第3グラフを生成する際、前記第1数式と前記第3数式とが数学的に同一であるという条件が満たされるか否かによって、互いに異なる表示態様となるように、前記第3グラフを生成する、
電子機器。
[付記19]
制御部を備える電子機器のコンピュータを、
2種類以上の変数を含む方程式としての互いに異なる第1数式及び第2数式であって、前記第1数式に対応する第1グラフ及び前記第2数式に対応する第2グラフを生成させ、
前記方程式を解くための変形式として、前記方程式に含まれる2種類の変数のうち1種類の変数を含み、前記第1数式及び前記第2数式とは表記が異なる、入力操作を受け付けた第3数式に対応する第3グラフを生成する際、前記第3数式から導かれる前記1種類の変数に係る少なくとも1つの解のうちいずれか1つの解が、前記第1数式及び前記第2数式から導かれる前記方程式に含まれる前記2種類の変数に係る解の少なくとも1つの組の中から選ばれる1つの前記1種類の変数に係る解と一致するという条件が満たされるか否かによって、互いに異なる表示態様となるように、前記第3グラフを生成させる、
ように動作させるためのコンピュータ読み込み可能なプログラム。
[付記20]
制御部を備える電子機器のコンピュータを、
第1数式に対応する第1グラフを生成させ、
前記第1数式の変形式として、当該第1数式とは表記が異なる、入力操作を受け付けた第3数式に対応する第3グラフを生成する際、前記第1数式と前記第3数式とが数学的に同一であるという条件が満たされるか否かによって、互いに異なる表示態様となるように、前記第3グラフを生成させる、
ように動作させるためのコンピュータ読み込み可能なプログラム。
10 …グラフ関数電卓
11 …CPU
12 …メモリ
12a…計算制御プログラム
12b…問題式データエリア
12c…変形式データエリア
12d…座標設定データエリア
12e…グラフ式データエリア
12f…グラフ描画データエリア
12g…表示データエリア
12A…Webブラウザプログラム
13 …外部記録媒体
14 …記録媒体読取部
15 …通信部
16 …キー入力部
17 …タッチパネル付き表示部
20 …携帯端末
21 …履歴データエリア
30 …Webサーバ(グラフ生成専用サイト)
31 …端末データ記憶エリア
Q …QRコード(2次元コード)
PC …パーソナルコンピュータ
N …通信ネットワーク

Claims (20)

  1. 2種類以上の変数を含む方程式としての互いに異なる第1数式及び第2数式であって、前記第1数式に対応する第1グラフ及び前記第2数式に対応する第2グラフを、表示部に表示させ、
    前記方程式を解くための変形式として、前記方程式に含まれる2種類の変数のうち1種類の変数を含み、前記第1数式及び前記第2数式とは表記が異なる第3数式の入力操作を受け付けてから、入力された前記第3数式に対応する第3グラフを、前記表示部に表示させる際、
    前記第3数式から導かれる前記1種類の変数に係る少なくとも1つの解のうちいずれか1つの解が、前記第1数式及び前記第2数式から導かれる前記方程式に含まれる前記2種類の変数に係る解の少なくとも1つの組の中から選ばれる1つの前記1種類の変数に係る解と一致するという条件が満たされるか否かによって、前記第3グラフを、互いに異なる表示態様で、前記表示部に表示させる、
    グラフ表示方法。
  2. 前記グラフ表示方法は、
    前記第1グラフ及び前記第2グラフを互いに同じ表示態様で、前記表示部に表示させ、
    前記第3グラフを、前記第1グラフ及び前記第2グラフとは異なる表示態様で、前記第1グラフ及び前記第2グラフとともに、前記表示部に表示させる、
    請求項1に記載のグラフ表示方法。
  3. 前記グラフ表示方法は、
    前記方程式を解くための変形式として、前記方程式に含まれる2種類の変数のうち1種類の変数を含み、前記第1数式、前記第2数式及び前記第3数式のいずれとも表記が異なる第4数式の入力操作を受け付けてから、前記第1グラフ、入力された前記第4数式に対応する第4グラフを、前記表示部に表示させる処理をさらに含み、
    前記第4グラフを、前記表示部に表示させる際、
    前記第3数式及び前記第4数式から導かれる前記方程式に含まれる前記2種類の変数に係る解の少なくとも1つの組のうちいずれか1つの組が、前記第1数式及び前記第2数式から導かれる前記方程式に含まれる前記2種類の変数に係る解の少なくとも1つの組の中から選ばれる1つの解の組と一致するという条件が満たされるか否かによって、前記第4グラフを、互いに異なる表示態様で、前記表示部に表示させる、
    請求項1に記載のグラフ表示方法。
  4. 前記グラフ表示方法は、
    前記第1グラフ及び前記第2グラフを互いに同じ表示態様で、前記表示部に表示させ、
    前記第3数式及び前記第4数式から導かれる解の値の組が、前記第1数式及び前記第2数式から導かれる解の値の組と一致しない場合、前記第4グラフを、前記第1グラフ、前記第2グラフ及び前記第3グラフの表示態様のいずれとも異なる表示態様で、前記第2グラフ及び前記第3グラフとともに、前記表示部に表示させる、
    請求項3に記載のグラフ表示方法。
  5. 前記グラフ表示方法は、
    前記第1グラフ及び前記第2グラフを互いに同じ表示態様で、前記表示部に表示させ、
    前記第3数式及び前記第4数式から導かれる解の値の組が、前記第1数式及び前記第2数式から導かれる解の値の組と一致する場合、前記第4グラフを、前記第1グラフ及び前記第2グラフとは異なる表示態様で、且つ、前記第3グラフと同じ表示態様で、前記第2グラフ及び前記第3グラフとともに、前記表示部に表示させる、
    請求項3に記載のグラフ表示方法。
  6. 前記グラフ表示方法は、制御部を備える第1の電子機器、制御部を備える第2の電子機器、及び、制御部を備えるサーバ装置と、を備えるグラフ表示システムの1以上の制御部によって実行される方法であって、
    前記第1の電子機器の制御部は、
    2種類以上の変数を含む方程式としての互いに異なる第1数式及び第2数式であって、前記第1数式に対応する第1グラフ及び前記第2数式に対応する第2グラフの入力操作を受け付けて
    前記方程式を解くための変形式として、前記方程式に含まれる2種類の変数のうち1種類の変数を含む前記第3数式の入力操作を受け付けてから、前記第1数式と前記第2数式と前記第3数式とに基づいて、前記第3数式から導かれる前記1種類の変数に係る少なくとも1つの解のうちいずれか1つの解が、前記第1数式及び前記第2数式から導かれる前記方程式に含まれる前記2種類の変数に係る解の少なくとも1つの組の中から選ばれる1つの前記1種類の変数に係る解と一致するか否かの判断を行い、
    前記第1数式、前記第2数式及び前記第3数式を示す第1の情報と、前記判断の結果を示す第2の情報とをコード化することにより、コンピュータにより読み取り可能なコードを生成し、生成した前記コードを前記第1の電子機器の出力部に出力させ、
    前記第2の電子機器の制御部は、
    前記第1の電子機器の出力部に出力された前記コードを読み取り、読み取った前記コードにより特定される前記第1の情報及び前記第2の情報を、前記サーバ装置へ送信し、
    前記サーバ装置の制御部は、
    前記第2の電子機器から受信した前記第1の情報及び前記第2の情報に基づいて、
    (1)前記判断の結果が「一致する」であった場合、前記第1数式に対応する第1グラフと前記第2数式に対応する第2グラフとを含み、かつ、前記第1グラフ及び前記第2グラフが表示される第1表示態様とは異なる第2表示態様で前記第3グラフが表現されたグラフ画像を生成し、
    (2)前記判断の結果が「一致しない」であった場合、前記第1数式に対応する第1グラフと前記第2数式に対応する第2グラフとを含み、かつ、前記第1表示態様及び前記第2表示態様とは異なる第3表示態様で前記第3グラフが表現されたグラフ画像を生成し、
    生成した前記グラフ画像の情報を前記第2の電子機器へ送信し、
    前記第2の電子機器の制御部は、
    前記サーバ装置から受信した前記グラフ画像の情報に基づいて、前記グラフ画像を前記第2の電子機器の表示部に表示させる、
    請求項1に記載のグラフ表示方法。
  7. 前記グラフ表示方法は、制御部を備える第1の電子機器及び制御部を備えるサーバ装置を備えるグラフ表示システムの1以上の制御部によって実行される方法であって、
    前記第1の電子機器の制御部は、
    2種類以上の変数を含む方程式としての互いに異なる第1数式及び第2数式であって、前記第1数式に対応する第1グラフ及び前記第2数式に対応する第2グラフを、表示部に表示させ、
    前記方程式を解くための変形式として、前記方程式に含まれる2種類の変数のうち1種類の変数を含む前記第3数式の入力操作を受け付けてから、前記第1数式、前記第2数式及び前記第3数式を示す第1の情報を、前記サーバ装置へ送信し、
    前記サーバ装置の制御部は、
    前記第1の電子機器から受信した前記第1の情報に含まれる前記第1数式と前記第2数式と前記第3数式とに基づいて、前記第3数式から導かれる前記1種類の変数に係る少なくとも1つの解のうちいずれか1つの解が、前記第1数式及び前記第2数式から導かれる前記方程式に含まれる前記2種類の変数に係る解の少なくとも1つの組の中から選ばれる1つの前記1種類の変数に係る解と一致するか否かの判断を行い、
    前記第1の電子機器から受信した前記第1の情報と、前記判断の結果を示す第2の情報とに基づいて、
    (1)前記判断の結果が「一致する」であった場合、前記第1数式に対応する第1グラフと前記第2数式に対応する第2グラフとを含み、かつ、前記第1グラフ及び前記第2グラフが表示される第1表示態様とは異なる第2表示態様で前記第3グラフが表現されたグラフ画像を生成し、
    (2)前記判断の結果が「一致しない」であった場合、前記第1数式に対応する第1グラフと前記第2数式に対応する第2グラフとを含み、かつ、前記第1表示態様及び前記第2表示態様とは異なる第3表示態様で前記第3グラフが表現されたグラフ画像を生成し、
    生成した前記グラフ画像の情報を前記第1の電子機器へ送信し、
    前記第1の電子機器の制御部は、
    前記サーバ装置から受信した前記グラフ画像の情報に基づいて、前記グラフ画像を前記第1の電子機器の表示部に表示させる、
    請求項1に記載のグラフ表示方法。
  8. 第1数式に対応する第1グラフを表示部に表示させ、
    前記第1数式の変形式として、当該第1数式とは表記が異なる第3数式の入力操作を受け付けてから、前記第3数式に対応する第3グラフを前記表示部に表示させる際、
    前記第1数式と前記第3数式とが数学的に同一であるという条件が満たされるか否かによって、前記第3グラフを、互いに異なる表示態様で、前記表示部に表示させる、
    グラフ表示方法。
  9. 前記第1数式に対応する前記第1グラフを前記表示部に表示させ、
    前記第1数式の変形式として、当該第1数式とは表記が異なる第3数式の入力操作を受け付けてから、前記第1数式と前記第3数式とに基づいて、前記第1数式と前記第3数式とが数学的に同一であるか否かの判断を行い、
    前記第1数式及び前記第3数式を示す第1の情報と、前記判断の結果を示す第2の情報とに基づいて、
    (1)前記判断の結果が「数学的に同一でない」であった場合、前記第1数式に対応する第1グラフと前記第3数式に対応する第3グラフとを含み、かつ、前記第1グラフが表示される第1表示態様とは異なる第3表示態様で前記第3グラフが表現されたグラフ画像を生成し、
    (2)前記判断の結果が「数学的に同一である」であった場合、前記第1グラフが表示されていた第1表示態様とは異なる第3表示態様で前記第1グラフを兼ねる前記第3グラフが表現されたグラフ画像を生成し、
    生成した前記グラフ画像の情報に基づいて、前記グラフ画像を前記表示部に表示させる、
    請求項8に記載のグラフ表示方法。
  10. 前記グラフ表示方法は、制御部を備える第1の電子機器、制御部を備える第2の電子機器、及び、制御部を備えるサーバ装置と、を備えるグラフ表示システムの1以上の制御部によって実行される方法であって、
    前記第1の電子機器の制御部は、
    第1数式に対応する第1グラフの入力操作を受け付けて
    前記第1数式の変形式として、当該第1数式とは表記が異なる第3数式の入力操作を受け付けてから、前記第1数式と前記第3数式とに基づいて、前記第1数式と前記第3数式とが数学的に同一であるか否かの判断を行い、
    前記第1数式及び前記第3数式を示す第1の情報と、前記判断の結果を示す第2の情報とをコード化することにより、コンピュータにより読み取り可能なコードを生成し、生成した前記コードを前記第1の電子機器の出力部に出力させ、
    前記第2の電子機器の制御部は、
    前記第1の電子機器の出力部に出力された前記コードを読み取り、読み取った前記コードにより特定される前記第1の情報及び前記第2の情報を、前記サーバ装置へ送信し、
    前記サーバ装置の制御部は、
    前記第2の電子機器から受信した前記第1の情報及び前記第2の情報に基づいて、
    (1)前記判断の結果が「数学的に同一でない」であった場合、前記第1数式に対応する第1グラフと前記第3数式に対応する第3グラフとを含み、かつ、前記第1グラフが表示される第1表示態様とは異なる第3表示態様で前記第3グラフが表現されたグラフ画像を生成し、
    (2)前記判断の結果が「数学的に同一である」であった場合、前記第1グラフが表示されていた第1表示態様とは異なる第3表示態様で前記第1グラフを兼ねる前記第3グラフが表現されたグラフ画像を生成し、
    生成した前記グラフ画像の情報を前記第2の電子機器へ送信し、
    前記第2の電子機器の制御部は、
    前記サーバ装置から受信した前記グラフ画像の情報に基づいて、前記グラフ画像を前記第2の電子機器の表示部に表示させる、
    請求項8に記載のグラフ表示方法。
  11. 前記グラフ表示方法は、制御部を備える第1の電子機器及び制御部を備えるサーバ装置を備えるグラフ表示システムの1以上の制御部によって実行される方法であって、
    前記第1の電子機器の制御部は、
    第1数式に対応する第1グラフを表示部に表示させ、
    前記第1数式の変形式として、当該第1数式とは表記が異なる第3数式の入力操作を受け付けてから、前記第1数式及び前記3数式を示す第1の情報を、前記サーバ装置へ送信し、
    前記サーバ装置の制御部は、
    前記第1の電子機器から受信した前記第1の情報に含まれる前記第1数式と前記第3数式とに基づいて、前記第1数式と前記第3数式とが数学的に同一であるか否かの判断を行い、
    前記第1の電子機器から受信した前記第1の情報と、前記判断の結果を示す第2の情報とに基づいて、
    (1)前記判断の結果が「数学的に同一でない」であった場合、前記第1数式に対応する第1グラフと前記第3数式に対応する第3グラフとを含み、かつ、前記第1グラフが表示される第1表示態様とは異なる第3表示態様で前記第3グラフが表現されたグラフ画像を生成し、
    (2)前記判断の結果が「数学的に同一である」であった場合、前記第1グラフが表示されていた第1表示態様とは異なる第3表示態様で前記第1グラフを兼ねる前記第3グラフが表現されたグラフ画像を生成し、
    生成した前記グラフ画像の情報を前記第1の電子機器へ送信し、
    前記第1の電子機器の制御部は、
    前記サーバ装置から受信した前記グラフ画像の情報に基づいて、前記グラフ画像を前記第1の電子機器の表示部に表示させる、
    請求項8に記載のグラフ表示方法。
  12. 制御部及び表示部を備える電子機器であって、
    前記制御部は、
    2種類以上の変数を含む方程式としての互いに異なる第1数式及び第2数式であって、前記第1数式に対応する第1グラフ及び前記第2数式に対応する第2グラフを、前記表示部に表示させ、
    前記方程式を解くための変形式として、前記方程式に含まれる2種類の変数のうち1種類の変数を含み、前記第1数式及び前記第2数式とは表記が異なる第3数式の入力操作を受け付けてから、入力された前記第3数式に対応する第3グラフを、前記表示部に表示させる際、
    前記第3数式から導かれる前記1種類の変数に係る少なくとも1つの解のうちいずれか1つの解が、前記第1数式及び前記第2数式から導かれる前記方程式に含まれる前記2種類の変数に係る解の少なくとも1つの組の中から選ばれる1つの前記1種類の変数に係る解と一致するという条件が満たされるか否かによって、前記第3グラフを、互いに異なる表示態様で、前記表示部に表示させる、
    電子機器。
  13. 制御部及び表示部を備える電子機器のコンピュータを、
    2種類以上の変数を含む方程式としての互いに異なる第1数式及び第2数式であって、前記第1数式に対応する第1グラフ及び前記第2数式に対応する第2グラフを、前記表示部に表示させ、
    前記方程式を解くための変形式として、前記方程式に含まれる2種類の変数のうち1種類の変数を含み、前記第1数式及び前記第2数式とは表記が異なる第3数式の入力操作を受け付けてから、入力された前記第3数式に対応する第3グラフを、前記表示部に表示させる際、
    前記第3数式から導かれる前記1種類の変数に係る少なくとも1つの解のうちいずれか1つの解が、前記第1数式及び前記第2数式から導かれる前記方程式に含まれる前記2種類の変数に係る解の少なくとも1つの組の中から選ばれる1つの前記1種類の変数に係る解と一致するという条件が満たされるか否かによって、前記第3グラフを、互いに異なる表示態様で、前記表示部に表示させる、
    ように動作させるためのコンピュータ読み込み可能なプログラム。
  14. 2種類以上の変数を含む方程式としての互いに異なる第1数式及び第2数式であって、前記第1数式に対応する第1グラフ及び前記第2数式に対応する第2グラフを生成し、
    前記方程式を解くための変形式として、前記方程式に含まれる2種類の変数のうち1種類の変数を含み、前記第1数式及び前記第2数式とは表記が異なる、入力操作を受け付けた第3数式に対応する第3グラフを生成する際、前記第3数式から導かれる前記1種類の変数に係る少なくとも1つの解のうちいずれか1つの解が、前記第1数式及び前記第2数式から導かれる前記方程式に含まれる前記2種類の変数に係る解の少なくとも1つの組の中から選ばれる1つの前記1種類の変数に係る解と一致するという条件が満たされるか否かによって、互いに異なる表示態様となるように、前記第3グラフを生成する、
    グラフ生成方法。
  15. 前記第1グラフ、前記第2グラフ、前記第3グラフ、並びに、前記方程式を解くための変形式として、前記方程式に含まれる2種類の変数のうち1種類の変数を含み、前記第1数式、前記第2数式及び前記第3数式のいずれとも表記が異なる、入力操作を受け付けた第4数式に対応する第4グラフを生成する際、前記第3数式及び前記第4数式から導かれる前記方程式に含まれる前記2種類の変数に係る解の少なくとも1つの組のうちいずれか1つの組が、前記第1数式及び前記第2数式から導かれる前記方程式に含まれる前記2種類の変数に係る解の少なくとも1つの組の中から選ばれる1つの解の組と一致するという条件が満たされるか否かによって、互いに異なる表示態様となるように、前記第4グラフを生成する、ことをさらに含む、
    請求項14に記載のグラフ生成方法。
  16. 第1数式に対応する第1グラフを生成し、
    前記第1数式の変形式として、当該第1数式とは表記が異なる、入力操作を受け付けた第3数式に対応する第3グラフを生成する際、前記第1数式と前記第3数式とが数学的に同一であるという条件が満たされるか否かによって、互いに異なる表示態様となるように、前記第3グラフを生成する、
    グラフ生成方法。
  17. 制御部及び表示部を備える電子機器であって、
    前記制御部は、
    2種類以上の変数を含む方程式としての互いに異なる第1数式及び第2数式であって、前記第1数式に対応する第1グラフ及び前記第2数式に対応する第2グラフを生成し、
    前記方程式を解くための変形式として、前記方程式に含まれる2種類の変数のうち1種類の変数を含み、前記第1数式及び前記第2数式とは表記が異なる、入力操作を受け付けた第3数式に対応する第3グラフを生成する際、前記第3数式から導かれる前記1種類の変数に係る少なくとも1つの解のうちいずれか1つの解が、前記第1数式及び前記第2数式から導かれる前記方程式に含まれる前記2種類の変数に係る解の少なくとも1つの組の中から選ばれる1つの前記1種類の変数に係る解と一致するという条件が満たされるか否かによって、互いに異なる表示態様となるように、前記第3グラフを生成する、
    電子機器。
  18. 制御部及び表示部を備える電子機器であって、
    前記制御部は、
    第1数式に対応する第1グラフを生成し、
    前記第1数式の変形式として、当該第1数式とは表記が異なる、入力操作を受け付けた第3数式に対応する第3グラフを生成する際、前記第1数式と前記第3数式とが数学的に同一であるという条件が満たされるか否かによって、互いに異なる表示態様となるように、前記第3グラフを生成する、
    電子機器。
  19. 制御部を備える電子機器のコンピュータを、
    2種類以上の変数を含む方程式としての互いに異なる第1数式及び第2数式であって、前記第1数式に対応する第1グラフ及び前記第2数式に対応する第2グラフを生成させ、
    前記方程式を解くための変形式として、前記方程式に含まれる2種類の変数のうち1種類の変数を含み、前記第1数式及び前記第2数式とは表記が異なる、入力操作を受け付けた第3数式に対応する第3グラフを生成する際、前記第3数式から導かれる前記1種類の変数に係る少なくとも1つの解のうちいずれか1つの解が、前記第1数式及び前記第2数式から導かれる前記方程式に含まれる前記2種類の変数に係る解の少なくとも1つの組の中から選ばれる1つの前記1種類の変数に係る解と一致するという条件が満たされるか否かによって、互いに異なる表示態様となるように、前記第3グラフを生成させる、
    ように動作させるためのコンピュータ読み込み可能なプログラム。
  20. 制御部を備える電子機器のコンピュータを、
    第1数式に対応する第1グラフを生成させ、
    前記第1数式の変形式として、当該第1数式とは表記が異なる、入力操作を受け付けた第3数式に対応する第3グラフを生成する際、前記第1数式と前記第3数式とが数学的に同一であるという条件が満たされるか否かによって、互いに異なる表示態様となるように、前記第3グラフを生成させる、
    ように動作させるためのコンピュータ読み込み可能なプログラム。
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