以下、添付図面を参照して本発明に係る実施の形態の一例を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
[1.授業支援システムの構成]
図1は、本実施の形態における授業支援システム900の概略構成を示す図である。
この図に示すように、本実施の形態における授業支援システム900は、関数電卓を用いた授業を支援するためのシステムであり、2つの関数電卓2a,2bと、2つのパソコン3,4とを備えている。
[2.関数電卓2a,2b(生徒端末5a,5b)の構成]
図2は、関数電卓2a,2bの概略的な機能構成を示すブロック図である。
この図に示すように、関数電卓2a,2bは、表示部22と、入力部21と、通信部26と、記録媒体読取部27と、記憶部24と、CPU(Central Processing Unit)25と、を備えて構成されている。
表示部22は、ディスプレイ220を備えており、CPU25からの表示信号に従って各種情報をディスプレイ220に表示するようになっている。なお、本実施の形態におけるディスプレイ220は、いわゆるタッチパネル221と一体的に形成されており、ユーザによるタッチ操作を受け付け可能となっている。
入力部21は、キー群210や上述のタッチパネル221を備えており、押下されたキーの種類やタッチパネル221の位置に対応する信号をCPU25に出力するようになっている。
通信部26は、パソコン4(後述の教師端末1)との通信が可能となっている。
記録媒体読取部27は、SDカード等の外部記憶媒体27aから情報を読み出したり、当該外部記憶媒体27aに情報を記録したりするようになっている。
記憶部24は、関数電卓2a、2bの各種機能を実現するためのプログラムやデータを記憶するとともに、CPU25の作業領域として機能するメモリである。この記憶部24は、操作手順送信プログラム240と、メモリデータ242と、キー操作データ243とを記憶している。
操作手順送信プログラム240は、後述の操作手順送信処理(図5参照)をCPU25に実行させるためのプログラムである。
メモリデータ242は、例えばセットアップデータや、現時点での自機の表示内容に対応するデータ、リストデータ、グラフ式データ、いわゆるビューウインドウ(表示画面)についてのデータ(座標系の表示範囲や目盛間隔についてのデータ)等を含んでいる。
キー操作データ243は、キー群210の操作手順を示すデータである。
CPU25は、関数電卓2a、2bの各部を中央制御する。具体的には、CPU25は、記憶部24に記憶されているシステムプログラム及び各種アプリケーションプログラムの中から指定されたプログラムを展開し、展開されたプログラムとの協働で、各種処理を実行する。
以上の関数電卓2a,2bは、授業中にそれぞれ別の生徒により生徒端末5として使用されるようになっている。
[3.パソコン3(生徒端末5c)の構成]
図3は、パソコン3の概略的な機能構成を示すブロック図である。
この図に示すように、パソコン3は、表示部32と、入力部31と、通信部36と、記録媒体読取部37と、記憶部34と、CPU(Central Processing Unit)35と、を備えて構成されている。
表示部32は、ディスプレイ320を備えており、CPU35からの表示信号に従って各種情報をディスプレイ320に表示するようになっている。なお、本実施の形態におけるディスプレイ320は、いわゆるタッチパネル311と一体的に形成されており、ユーザによるタッチ操作を受け付け可能となっている。
入力部31は、キー群310や上述のタッチパネル311を備えており、押下されたキーの種類やタッチパネル311の位置に対応する信号をCPU35に出力するようになっている。
通信部36は、パソコン4(後述の教師端末1)との通信が可能となっている。
記録媒体読取部37は、SDカード等の外部記憶媒体37aから情報を読み出したり、当該外部記憶媒体37aに情報を記録したりするようになっている。
記憶部34は、パソコン3の各種機能を実現するためのプログラムやデータを記憶するとともに、CPU35の作業領域として機能するメモリである。本実施の形態においては、記憶部34は、関数電卓2a,2bをエミュレートするためのエミュレートプログラム340を記憶している。
CPU35は、パソコン3の各部を中央制御する。具体的には、CPU35は、記憶部34に記憶されているシステムプログラム及び各種アプリケーションプログラムの中から指定されたプログラムを展開し、展開されたプログラムとの協働で、各種処理を実行する。
以上のパソコン3においては、CPU35がエミュレートプログラム340を実行することにより、関数電卓2a,2bをエミュレートするようになっている。これにより、例えば記憶部34には、エミュレートにより実現された仮想の関数電卓における仮想の記憶部24のデータエリアが形成される。また、ディスプレイ320には、エミュレータウィンドウWE及びキーログウィンドウWK(図1参照)が表示される。そして、エミュレータウィンドウWEには、仮想の関数電卓におけるディスプレイ220の表示画面やキー群210が表示され、キーログウィンドウWKには、仮想のキー群210に対して行われたキー操作の内容(例えばキートップの画像を示すアイコンなど)がキーログKとして表示される(図16の左側部分を参照)。
そして、パソコン3によってエミュレートされた関数電卓は、授業中に生徒によって生徒端末5として使用されるようになっている。
[4.パソコン4(教師端末1)の構成]
図4は、パソコン4の概略構成を示すブロック図である。
この図に示すように、パソコン4は、本発明に係る電子機器であり、表示部42と、入力部41と、記憶媒体読取部47と、通信部46と、記憶部44と、CPU45等とを備えて構成されている。
表示部42は、ディスプレイ420を備えており、CPU45から入力される表示信号に基づいて各種情報をディスプレイ420に表示するようになっている。なお、本実施の形態におけるディスプレイ420は、いわゆるタッチパネル411と一体的に形成されており、ユーザによるタッチ操作を受け付け可能となっている。
入力部41は、キー群410や上述のタッチパネル411を備えており、押下されたキーの種類やタッチパネル411の位置に対応する信号をCPU45に出力するようになっている。
記憶媒体読取部47は、SDカード等の外部記憶媒体47aから情報を読み出したり、当該外部記憶媒体47aに情報を記録したりするようになっている。
通信部46は、生徒端末5(関数電卓2a,2b、パソコン3)との通信が可能となっている。
記憶部44は、パソコン4の各種機能を実現するためのプログラムやデータを記憶するとともに、CPU45の作業領域として機能するメモリである。本実施の形態においては、記憶部44は、本発明に係る操作手順表示プログラム440を記憶している。この操作手順表示プログラム440は、後述の操作手順表示処理(図6参照)をCPU45に実行させるためのプログラムである。なお、本実施の形態における操作手順表示プログラム440では、生徒端末5をエミュレートできるようになっている。
また、この記憶部44には、後述の操作手順表示処理(図6参照)において、生徒端末5ごとに他機データ記憶テーブル443が作成されるようになっている。この他機データ記憶テーブル443は、対応する生徒端末5から送信されるメモリデータ242及びキー操作データ243を対応付けて記憶するとともに、当該生徒端末5がエミュレートされる場合に、その仮想の記憶部24として使用されるようになっている。
CPU45は、パソコン4の各部を中央制御する。具体的には、CPU45は、記憶部44に記憶されているシステムプログラム及び各種アプリケーションプログラムの中から指定されたプログラムを展開し、展開されたプログラムとの協働で、各種処理を実行する。
以上のパソコン4は、授業中に教師によって教師端末1として使用されるようになっている。
なお、図1に示すように、以上のパソコン4は、プロジェクタ402と接続されている。このプロジェクタ402は、パソコン4におけるディスプレイ420の表示画面を拡大して表示させるものである。なお、このようなプロジェクタ402としては、従来より公知のプロジェクタを用いることができる。
[5.生徒端末5の動作]
続いて、生徒端末5によって実行される操作手順送信処理について、図5を参照しつつ説明する。
図5は、操作手順送信処理の動作を説明するためのフローチャートである。なお、この操作手順送信処理は、ユーザにより入力部21を介して操作手順送信処理の実行指示が入力されると、記憶部24から操作手順送信プログラム240が読み出されて適宜展開される結果、当該操作手順送信プログラム240とCPU25との協働によって実行される。なお、パソコン3においては、CPU35がエミュレートプログラム340を実行し、生徒端末5c(関数電卓2a,2b)をエミュレートした状態で、仮想の入力部21を介して操作手順送信処理の実行指示が入力されると、仮想の記憶部24から仮想の操作手順送信プログラム240が読み出されて適宜展開される結果、当該操作手順送信プログラム240と、仮想のCPU25との協働によって実行される。このとき、パソコン3のディスプレイ320には、エミュレータウィンドウWE及びキーログウィンドウWKが表示される。
この図に示すように、操作手順送信処理においては、まずCPU25は、ユーザによるキー操作を検知する(ステップW1)。なお、このとき行われるキー操作は、1つのキー操作であっても良いし、複数のキー操作であっても良い。
次に、CPU25は、ステップW1で検知された一連のキー操作がキー操作データ243の送信モードをオン(送信可)にする旨の操作であるか否かを判定する(ステップW2)。
このステップW2において一連のキー操作がキー操作データ243の送信モードをオンにする旨の操作であると判定した場合(ステップW2;Yes)には、CPU25は、通信部26を介して教師端末1に自機の端末識別データを送信するとともに(ステップW3)、自機のメモリデータ242を送信する(ステップW4)。
次に、CPU25は、キー操作データ243の送信モードをオン(送信可)に設定し(ステップW5)、上述のステップW1に移行する。
また、ステップW2においてキー操作データ243の送信モードをオンにする旨の操作が行われないと判定した場合(ステップW2;No)には、CPU25は、現時点でキー操作データ243の送信モードがオンになっているか否かを判定し(ステップW11)、オンになっていないと判定した場合(ステップW11;No)には後述のステップW13に移行する。
また、ステップW11においてキー操作データ243の送信モードがオンになっていると判定した場合(ステップW11;Yes)には、CPU25は、ステップW1で自機のキー群210に対して行われた一連のキー操作(1つのみのキー操作を含む)についてのキー操作データ243を、通信部26を介して教師端末1に送信する(ステップW12)。
次に、CPU25は、ステップW2で自機のキー群210に対して行われた一連のキー操作を自機に入力し、表示画面を更新した後(ステップW13)、上述のステップW1に移行する。
なお、生徒端末5cにおいては、このステップW13の後にCPU25は、自機のキー群210に対して行われた一連のキー操作の内容をキーログKとしてキーログウィンドウWKに黒色で表示させ、後述のステップU3と同様にしてキー操作識別処理を行った後、ステップW1に移行することとしても良い。但し、このとき行われるキー操作識別処理においては、CPU25は、受信したキー操作データ243によって特定される一連のキー操作(1つのみのキー操作を含む)の代わりに、自機のキー群210に対して行われた一連のキー操作を用いるようになっている。
[6.教師端末の動作]
続いて、教師端末1によって実行される操作手順表示処理について、図6を参照しつつ説明する。
図6は、操作手順表示処理の動作を説明するためのフローチャートである。なお、この操作手順表示処理は、ユーザにより入力部41を介して操作手順表示処理の実行指示が入力されると、記憶部44から操作手順表示プログラム440が読み出されて適宜展開される結果、当該操作手順表示プログラム440とCPU45との協働によって実行される。
この図に示すように、操作手順表示処理においては、まずCPU45は、通信部46が生徒端末5から端末識別データを受信したか否を判定する(ステップS1)。
このステップS1において生徒端末5から端末識別データを受信したと判定した場合(ステップS1;Yes)には、CPU45は、端末エミュレータ表示処理を行う(ステップS2)。
具体的には、図7に示すように、この端末エミュレータ表示処理においてまずCPU45は、端末識別データを受信した生徒端末5をエミュレートするとともに、エミュレートにより実現された仮想の生徒端末5(以下、仮想生徒端末5Kとする)の仮想の記憶部24のデータエリアとして、当該端末識別データに対応する他機データ記憶テーブル443を記憶部44に作成する(ステップT1)。
次に、CPU45は、端末識別データを受信した生徒端末5から、当該生徒端末5の記憶部24に記憶されているメモリデータ242を通信部46によって受信し、ステップT1で作成した他機データ記憶テーブル443に記憶させる(ステップT2)。
次に、CPU45は、端末識別データに対応付けてエミュレータウィンドウWE及びキーログウィンドウWK(図10参照)をディスプレイ420に表示させて、エミュレータウィンドウWEに仮想生徒端末5Kのディスプレイ220やキー群210を表示させ(ステップT3)、端末エミュレータ表示処理を終了した後、図6に示すように、上述のステップS1に移行する。ここで、キーログウィンドウWKには、当該キーログウィンドウWKに対応する端末識別データの生徒端末5から受信されるキーログKが、後述のステップS4において表示されるようになっているため、これにより、キーログKが送信元の生徒端末5ごとに表示されることとなる。また、エミュレータウィンドウWE及びキーログウィンドウWKが端末識別データに対応付けて表示されるので、これらエミュレータウィンドウWE及びキーログウィンドウWKが互いに対応付けて表示されることとなり、その結果、生徒端末5ごとのキーログKに対応付けて、各仮想生徒端末5Kの表示画面が表示されることとなる。
また、ステップS1において端末識別データを受信しないと判定した場合(ステップS1;No)には、CPU45は、通信部46が生徒端末5からキー操作データ243を受信したか否かを判定する(ステップS3)。なお、本実施の形態においては、上述のステップS1で端末識別データを受信した生徒端末5のみから、キー操作データ243を受信するようになっている。また、このとき受信されるキー操作データ243は、1つのキー操作についてのデータであっても良いし、複数のキー操作についてのデータであっても良い。
このステップS3においてキー操作データ243を受信したと判定した場合(ステップS3;Yes)には、CPU45は、当該キー操作データ243を、当該キー操作データ243の送信元の生徒端末5に対応する他機データ記憶テーブル443に記憶させ、キー操作受信対応処理を行う(ステップS4)。
具体的には、図8(a)に示すように、このキー操作受信対応処理においてまずCPU45は、受信したキー操作データ243によって特定される一連のキー操作を、当該キー操作データ243の送信元の生徒端末5に対応する仮想生徒端末5Kに順に入力することにより、当該キー操作が当該生徒端末5(送信元の生徒端末5)に入力された場合に当該生徒端末5で表示される表示画面を他機操作時表示画面として生成し、この他機操作時表示画面に基づいてエミュレータウィンドウWEにおける仮想生徒端末5Kの表示画面を更新する(ステップU1)。これにより、後述のステップU2で表示されるキーログK内のキー操作ごとに、当該キー操作が該当の生徒端末5に入力された場合の他機操作時表示画面が生徒端末5ごとに生成され、表示されることとなる。なお、このステップU1や、後述のステップS42,S52においてCPU45は、該当の他機データ記憶テーブル443に記憶されたメモリデータ242に基づいて、他機操作時表示画面を生成するようになっている。
次に、CPU45は、受信したキー操作データ243によって特定される一連のキー操作についてのキーログKを、キーログウィンドウWKにおける表示済みのキーログKに黒色で追加表示させるとともに、その末尾にカーソルCを移動させた後(ステップU2)、キー操作識別処理を行う(ステップU3)。
具体的には、図8(b)に示すように、このキー操作識別処理においてまずCPU45は、ステップS3で受信したキー操作データ243によって特定される一連のキー操作がデータ入力系のキー操作であるか否かを判定する(ステップV1)。ここで、データ入力系のキー操作とは、データを入力・編集するために行われるキー操作である。
このステップV1において一連のキー操作がデータ入力系のキー操作であると判定した場合(ステップV1;Yes)には、CPU45は、そのキーログKをキーログウィンドウWK内で青色に変更して識別表示した後(ステップV2)、キー操作識別処理を終了する。
また、ステップV1において一連のキー操作がデータ入力系のキー操作ではないと判定した場合(ステップV1;No)には、CPU45は、当該一連のキー操作がデータ処理系のキー操作であるか否かを判定する(ステップV3)。ここで、データ処理系のキー操作とは、入力されたデータをデータ処理するために行われるキー操作であり、データ処理とは、例えばデータをリストやグラフで表すことである。
このステップV3において一連のキー操作がデータ処理系のキー操作であると判定した場合(ステップV3;Yes)には、CPU45は、そのキーログKをキーログウィンドウWK内で赤色に変更して識別表示した後(ステップV4)、キー操作識別処理を終了する。
また、ステップV3において一連のキー操作がデータ処理系のキー操作ではないと判定した場合(ステップV3;No)には、CPU45は、そのキーログKをキーログウィンドウWK内で黒色のままにしてキー操作識別処理を終了する。
以上のキー操作識別処理が終了したら、図8(a),図6に示すように、次にCPU45は、キー操作受信対応処理を終了し、上述のステップS1に移行する。
また、上述のステップS3において生徒端末5からキー操作データ243を受信しないと判定した場合(ステップS3;No)には、CPU45は、エミュレータウィンドウWEまたはキーログウィンドウWKを最小化する旨の操作が行われるか否かを判定する(ステップS21)。
このステップS21においてエミュレータウィンドウWEまたはキーログウィンドウWKを最小化する旨の操作が行われたと判定した場合(ステップS21;Yes)には、CPU45は、操作対象のウィンドウ(エミュレータウィンドウWEまたはキーログウィンドウWK)を最小化して表示させた後(ステップS22)、上述のステップS1に移行する。
また、ステップS21においてエミュレータウィンドウWEまたはキーログウィンドウWKを最小化する旨の操作が行われないと判定した場合(ステップS21;No)には、CPU45は、最小化されたウィンドウ(エミュレータウィンドウWEまたはキーログウィンドウWK)を開く旨の操作が行われるか否かを判定する(ステップS31)。
このステップS31において最小化されたウィンドウ(エミュレータウィンドウWEまたはキーログウィンドウWK)を開く旨の操作が行われたと判定した場合(ステップS31;Yes)には、CPU45は、操作対象のウィンドウ(エミュレータウィンドウWEまたはキーログウィンドウWK)を開き、最小化される直前の状態に復元して表示させる(ステップS32)。
次に、CPU45は、現時点で複数のウィンドウ(エミュレータウィンドウWEまたはキーログウィンドウWK)が開いて表示されているか否かを判定し(ステップS33)、複数のウィンドウが開いて表示されていないと判定した場合(ステップS33;No)には上述のステップS1に移行する。
また、ステップS33において現時点で複数のウィンドウ(エミュレータウィンドウWEまたはキーログウィンドウWK)が開いて表示されていると判定した場合(ステップS33;Yes)には、CPU45は、開いて表示されている各ウィンドウを同サイズにして整列して表示させた後(ステップS34)、上述のステップS1に移行する。
また、上述のステップS31において最小化されたウィンドウを開く旨の操作が行われないと判定した場合(ステップS31;No)には、CPU45は、キーログウィンドウWK内でカーソルCの位置を変更する旨の操作が行われるか否かを判定する(ステップS41)。
このステップS41においてキーログウィンドウWKのキーログK内でカーソルCの位置を変更する旨の操作が行われたと判定した場合(ステップS41;Yes)には、CPU45は、当該操作に応じてカーソルCの位置を変更するとともに、当該キーログウィンドウWKに対応する端末識別データの仮想生徒端末5Kに対し、キーログKの先頭からカーソルCの位置までのキー操作を順に入力することにより、当該端末識別データに対応する生徒端末5に当該キー操作が入力された場合の他機操作時表示画面を生成し、この他機操作時表示画面に基づいてエミュレータウィンドウWEにおける仮想生徒端末5Kの表示画面を更新した後(ステップS42)、上述のステップS1に移行する。これにより、キーログK内のキー操作ごとに、当該キー操作が該当の生徒端末5に入力された場合の他機操作時表示画面が生徒端末5ごとに生成され、表示されることとなる。
また、ステップS41においてキーログウィンドウWK内でカーソルCの位置を変更する旨の操作が行われないと判定した場合(ステップS41;No)には、CPU45は、オートプレイを指示する旨の操作が行われるか否かを判定する(ステップS51)。
このステップS51においてオートプレイを指示する旨の操作が行われたと判定した場合(ステップS51;Yes)には、CPU45は、各仮想生徒端末5Kに対し、対応するキーログKのカーソルCの位置から末尾までのキー操作を順に入力することにより、当該端末識別データに対応する生徒端末5に当該キー操作が入力された場合の他機操作時表示画面を生成し、この他機操作時表示画面に基づいて各エミュレータウィンドウWEにおける仮想生徒端末5Kの表示画面を順次更新した後(ステップS52)、上述のステップS1に移行する。これにより、キーログK内のキー操作ごとに、当該キー操作が該当の生徒端末5に入力された場合の他機操作時表示画面が生徒端末5ごとに生成され、表示されることとなる。
また、ステップS51においてオートプレイを指示する旨の操作が行われないと判定した場合(ステップS51;No)には、CPU45は、他の操作が行われるか否かを判定する(ステップS61)。
そして、このステップS61において他の操作が行われないと判定した場合(ステップS61;No)には、CPU45は、上述のステップS1に移行し、他の操作が行われたと判定した場合(ステップS61;Yes)には当該操作に応じた他の処理へ移行する。
[7.生徒端末及び教師端末の動作例]
続いて、図面を参照しつつ、上述した生徒端末5や教師端末1の動作を具体的に説明する。なお、以下の動作例においては、必要に応じ、関数電卓2a,2bとしての生徒端末5を生徒端末5a,5bとし、パソコン3によりエミュレートされる関数電卓としての生徒端末5を生徒端末5cとして区別する。また、生徒端末5aの端末識別データを「生徒1」とし、生徒端末5bの端末識別データを「生徒2」とし、生徒端末5cの端末識別データを「生徒3」として説明を行う。更に、以下の動作例においては、図9(a)の左側に示すリストデータが生徒端末5aに入力され、図9(b)の左側に示すリストデータが生徒端末5bに入力され、図9(c)の左側に示すリストデータが生徒端末5cに入力されることとして説明する。これらのリストデータは、もやし等の植物を植えて観察を行った場合の経過日数と、生育した長さとの関係を示しており、図9の右側に示されるように回帰グラフで近似されるようになっている。
[7.1 動作例1]
まず、生徒端末5aにおいてユーザがキー操作データ243の送信モードをオンにする旨の操作を行うと(ステップW1、ステップW2;Yes)、教師端末1に対して生徒端末5aの端末識別データ「生徒1」が送信されるとともに(ステップW3)、生徒端末5aのメモリデータ242が送信され(ステップW4)、キー操作データ243の送信モードがオン(送信可)に設定される(ステップW5)。
一方、このとき教師端末1においては、生徒端末5aから端末識別データ「生徒1」を受信したと判定され(ステップS1;Yes)、生徒端末5aがエミュレートされるとともに、エミュレートにより実現された仮想の生徒端末5a(以下、仮想生徒端末5Kaとする)の仮想の記憶部24のデータエリアとして、他機データ記憶テーブル443aが記憶部44に作成される(ステップT1)。次に、生徒端末5aからメモリデータ242が受信され、他機データ記憶テーブル443aに記憶される(ステップT2)。そして、図10(a)の右側部分に示すように、端末識別データ「生徒1」に対応付けてエミュレータウィンドウWE及びキーログウィンドウWKがディスプレイ420に表示されて、エミュレータウィンドウWEに仮想生徒端末5Kaのディスプレイ220やキー群210が表示される(ステップT3)。なお、この図10や、後述の図11等では、エミュレータウィンドウWE内のキー群210を省略して表示している。
次に、図10(a),(b)の左側部分に示すように、生徒端末5aにおいてユーザがキー操作を行って、図9(a)のリストデータを入力すると(ステップW1)、キー操作データ243の送信モードがオンになっていると判定され(ステップW11;Yes)、キー群210に対して行われた一連のキー操作についてのキー操作データ243が教師端末1に対して送信された後(ステップW12)、当該一連のキー操作が生徒端末5aに入力され、表示画面が更新される(ステップW13)。
一方、このとき教師端末1においては、生徒端末5aからキー操作データ243を受信したと判定され(ステップS3;Yes)、当該キー操作データ243が他機データ記憶テーブル443aに記憶された後、受信したキー操作データ243によって特定される一連のキー操作が仮想生徒端末5Kaに順に入力されることにより、図10(a),(b)の右側部分に示すように、当該キー操作が生徒端末5aに入力された場合に当該生徒端末5aで表示される表示画面が他機操作時表示画面として生成され、この他機操作時表示画面に基づいてエミュレータウィンドウWEにおける仮想生徒端末5Kaの表示画面が更新される(ステップU1)。次に、受信したキー操作データ243によって特定されるキーログKがキーログウィンドウWKに黒色で追加表示されるとともに、その末尾にカーソルCが移動される(ステップU2)。次に、受信したキー操作データ243によって特定される一連のキー操作がデータ入力系のキー操作であると判定され(ステップV1;Yes)、そのキーログKがキーログウィンドウWK内で青色に変更されて識別表示される(ステップV2)。なお、本動作例で参照する図面においては、青色で表示されるキーログK(データ入力系のキーログK)を破線で囲って図示しており(図10(a)等参照)、赤色で表示されるキーログK(データ処理系のキーログK)を一点鎖線で囲って図示している(後述の図12(a)等参照)。
次に、図11(a),(b)の左側部分に示すように、生徒端末5aにおいてユーザがキー操作を行って統計グラフについてのビューウィンドウ(表示画面)をマニュアルで設定し、座標系の表示範囲(Xmin:0,Xmax:6.3,Ymin:-5,Ymax25)や目盛間隔(scale:1)を入力する旨の操作を行うと(ステップW1)、キー操作データ243の送信モードがオンになっていると判定され(ステップW11;Yes)、キー群210に対して行われた一連のキー操作についてのキー操作データ243が教師端末1に対して送信された後(ステップW12)、当該一連のキー操作が生徒端末5aに入力され、表示画面が更新される(ステップW13)。
一方、このとき教師端末1においては、生徒端末5aからキー操作データ243を受信したと判定され(ステップS3;Yes)、当該キー操作データ243が他機データ記憶テーブル443aに記憶された後、受信したキー操作データ243によって特定される一連のキー操作が仮想生徒端末5Kaに順に入力されることにより、図11(a),(b)の右側部分に示すように、当該キー操作が生徒端末5aに入力された場合に当該生徒端末5aで表示される表示画面が他機操作時表示画面として生成され、この他機操作時表示画面に基づいてエミュレータウィンドウWEにおける仮想生徒端末5Kaの表示画面が更新される(ステップU1)。次に、受信したキー操作データ243によって特定されるキーログKがキーログウィンドウWKに黒色で追加表示されるとともに、その末尾にカーソルCが移動される(ステップU2)。次に、受信したキー操作データ243によって特定される一連のキー操作がデータ入力系のキー操作であると判定され(ステップV1;Yes)、そのキーログKがキーログウィンドウWK内で青色に変更されて識別表示される(ステップV2)。
次に、図12(a),(b)の左側部分に示すように、生徒端末5aにおいてユーザがキー操作を行ってリストデータの散布図を描画させ、直線の回帰グラフを計算させる旨の操作を行うと(ステップW1)、キー操作データ243の送信モードがオンになっていると判定され(ステップW11;Yes)、キー群210に対して行われた一連のキー操作についてのキー操作データ243が教師端末1に対して送信された後(ステップW12)、当該一連のキー操作が生徒端末5aに入力され、表示画面が更新される(ステップW13)。なお、図12(b)の左側部分では、回帰グラフの関数式についてのパラメータの計算結果が図示されている。
一方、このとき教師端末1においては、生徒端末5aからキー操作データ243を受信したと判定され(ステップS3;Yes)、当該キー操作データ243が他機データ記憶テーブル443aに記憶された後、受信したキー操作データ243によって特定される一連のキー操作が仮想生徒端末5Kaに順に入力されることにより、図12(a),(b)の右側部分に示すように、当該キー操作が生徒端末5aに入力された場合に当該生徒端末5aで表示される表示画面が他機操作時表示画面として生成され、この他機操作時表示画面に基づいてエミュレータウィンドウWEにおける仮想生徒端末5Kaの表示画面が更新される(ステップU1)。次に、受信したキー操作データ243によって特定されるキーログKがキーログウィンドウWKに黒色で追加表示されるとともに、その末尾にカーソルCが移動される(ステップU2)。次に、受信したキー操作データ243によって特定される一連のキー操作がデータ処理系のキー操作であると判定され(ステップV3;Yes)、そのキーログKがキーログウィンドウWK内で赤色に変更されて識別表示される(ステップV4)。
次に、図13(a),(b)の左側部分に示すように、生徒端末5aにおいてユーザがキー操作を行って回帰グラフを散布図内に描画させ、当該回帰グラフをトレースし、トレースポインタTを移動させてx=6の位置(6日目の植物の生育長さを示す位置)まで移動させる旨の操作を行うと(ステップW1)、キー操作データ243の送信モードがオンになっていると判定され(ステップW11;Yes)、キー群210に対して行われた一連のキー操作についてのキー操作データ243が教師端末1に対して送信された後(ステップW12)、当該一連のキー操作が生徒端末5aに入力され、表示画面が更新される(ステップW13)。
一方、このとき教師端末1においては、生徒端末5aからキー操作データ243を受信したと判定され(ステップS3;Yes)、当該キー操作データ243が他機データ記憶テーブル443aに記憶された後、受信したキー操作データ243によって特定される一連のキー操作が仮想生徒端末5Kaに順に入力されることにより、図13(a),(b)の右側部分に示すように、当該キー操作が生徒端末5aに入力された場合に当該生徒端末5aで表示される表示画面が他機操作時表示画面として生成され、この他機操作時表示画面に基づいてエミュレータウィンドウWEにおける仮想生徒端末5Kaの表示画面が更新される(ステップU1)。次に、受信したキー操作データ243によって特定されるキーログKがキーログウィンドウWKに黒色で追加表示されるとともに、その末尾にカーソルCが移動される(ステップU2)。次に、受信したキー操作データ243によって特定される一連のキー操作がデータ処理系のキー操作であると判定され(ステップV3;Yes)、そのキーログKがキーログウィンドウWK内で赤色に変更されて識別表示される(ステップV4)。
そして、教師端末1において生徒端末5aに対応するエミュレータウィンドウWE及びキーログウィンドウWKをそれぞれ最小化する旨の操作をユーザが行うと(ステップS21;Yes)、操作対象のウィンドウ(エミュレータウィンドウWE及びキーログウィンドウWK)が最小化して表示される(ステップS22)。
[7.2 動作例2]
まず、上述の動作例1と同様にして、生徒端末5bにおいてユーザがキー操作データ243の送信モードをオンにする旨の操作を行うと(ステップW1、ステップW2;Yes)、教師端末1に対して生徒端末5bの端末識別データ「生徒2」が送信されるとともに(ステップW3)、生徒端末5bのメモリデータ242が送信され(ステップW4)、キー操作データ243の送信モードがオン(送信可)に設定される(ステップW5)。
一方、このとき教師端末1においては、生徒端末5bから端末識別データ「生徒2」を受信したと判定され(ステップS1;Yes)、生徒端末5bがエミュレートされるとともに、エミュレートにより実現された仮想の生徒端末5b(以下、仮想生徒端末5Kbとする)の仮想の記憶部24のデータエリアとして、他機データ記憶テーブル443bが記憶部44に作成される(ステップT1)。次に、生徒端末5bからメモリデータ242が受信され、他機データ記憶テーブル443bに記憶される(ステップT2)。そして、端末識別データ「生徒2」に対応付けてエミュレータウィンドウWE及びキーログウィンドウWKがディスプレイ420に表示されて、エミュレータウィンドウWEに仮想生徒端末5Kbのディスプレイ220やキー群210が表示される(ステップT3)。
次に、生徒端末5bにおいてユーザがキー操作を行って、図9(b)のリストデータを入力すると(ステップW1)、キー操作データ243の送信モードがオンになっていると判定され(ステップW11;Yes)、キー群210に対して行われた一連のキー操作についてのキー操作データ243が教師端末1に対して送信された後(ステップW12)、当該一連のキー操作が生徒端末5bに入力され、表示画面が更新される(ステップW13)。
一方、このとき教師端末1においては、生徒端末5bからキー操作データ243を受信したと判定され(ステップS3;Yes)、当該キー操作データ243が他機データ記憶テーブル443bに記憶された後、受信したキー操作データ243によって特定される一連のキー操作が仮想生徒端末5Kbに順に入力されることにより、当該キー操作が生徒端末5bに入力された場合に当該生徒端末5bで表示される表示画面が他機操作時表示画面として生成され、この他機操作時表示画面に基づいてエミュレータウィンドウWEにおける仮想生徒端末5Kbの表示画面が更新される(ステップU1)。次に、受信したキー操作データ243によって特定されるキーログKがキーログウィンドウWKに黒色で追加表示されるとともに、その末尾にカーソルCが移動される(ステップU2)。次に、受信したキー操作データ243によって特定される一連のキー操作がデータ入力系のキー操作であると判定され(ステップV1;Yes)、そのキーログKがキーログウィンドウWK内で青色に変更されて識別表示される(ステップV2)。
次に、生徒端末5bにおいてユーザがキー操作を行って統計グラフについてのビューウィンドウ(表示画面)をマニュアルで設定し、座標系の表示範囲(Xmin:0,Xmax:6.3,Ymin:-5,Ymax25)や目盛間隔(scale:1)を入力する旨の操作を行うと(ステップW1)、キー操作データ243の送信モードがオンになっていると判定され(ステップW11;Yes)、キー群210に対して行われた一連のキー操作についてのキー操作データ243が教師端末1に対して送信された後(ステップW12)、当該一連のキー操作が生徒端末5bに入力され、表示画面が更新される(ステップW13)。
一方、このとき教師端末1においては、生徒端末5bからキー操作データ243を受信したと判定され(ステップS3;Yes)、当該キー操作データ243が他機データ記憶テーブル443bに記憶された後、受信したキー操作データ243によって特定される一連のキー操作が仮想生徒端末5Kbに順に入力されることにより、当該キー操作が生徒端末5bに入力された場合に当該生徒端末5bで表示される表示画面が他機操作時表示画面として生成され、この他機操作時表示画面に基づいてエミュレータウィンドウWEにおける仮想生徒端末5Kbの表示画面が更新される(ステップU1)。次に、受信したキー操作データ243によって特定されるキーログKがキーログウィンドウWKに黒色で追加表示されるとともに、その末尾にカーソルCが移動される(ステップU2)。次に、受信したキー操作データ243によって特定される一連のキー操作がデータ入力系のキー操作であると判定され(ステップV1;Yes)、そのキーログKがキーログウィンドウWK内で青色に変更されて識別表示される(ステップV2)。
次に、図14の左側部分に示すように、生徒端末5bにおいてユーザがキー操作を行ってリストデータの散布図を描画させ、2次関数の回帰グラフを計算させる旨の操作を行うと(ステップW1)、キー操作データ243の送信モードがオンになっていると判定され(ステップW11;Yes)、キー群210に対して行われた一連のキー操作についてのキー操作データ243が教師端末1に対して送信された後(ステップW12)、当該一連のキー操作が生徒端末5bに入力され、表示画面が更新される(ステップW13)。
一方、このとき教師端末1においては、生徒端末5bからキー操作データ243を受信したと判定され(ステップS3;Yes)、当該キー操作データ243が他機データ記憶テーブル443bに記憶された後、受信したキー操作データ243によって特定される一連のキー操作が仮想生徒端末5Kbに順に入力されることにより、図14の右側部分に示すように、当該キー操作が生徒端末5bに入力された場合に当該生徒端末5bで表示される表示画面が他機操作時表示画面として生成され、この他機操作時表示画面に基づいてエミュレータウィンドウWEにおける仮想生徒端末5Kbの表示画面が更新される(ステップU1)。次に、受信したキー操作データ243によって特定されるキーログKがキーログウィンドウWKに黒色で追加表示されるとともに、その末尾にカーソルCが移動される(ステップU2)。次に、受信したキー操作データ243によって特定される一連のキー操作がデータ処理系のキー操作であると判定され(ステップV3;Yes)、そのキーログKがキーログウィンドウWK内で赤色に変更されて識別表示される(ステップV4)。
次に、図15(a),(b)の左側部分に示すように、生徒端末5bにおいてユーザがキー操作を行って回帰グラフを散布図内に描画させ、当該回帰グラフをトレースし、トレースポインタTを移動させてx=6の位置(6日目の植物の生育長さを示す位置)まで移動させる旨の操作を行うと(ステップW1)、キー操作データ243の送信モードがオンになっていると判定され(ステップW11;Yes)、キー群210に対して行われた一連のキー操作についてのキー操作データ243が教師端末1に対して送信された後(ステップW12)、当該一連のキー操作が生徒端末5bに入力され、表示画面が更新される(ステップW13)。
一方、このとき教師端末1においては、生徒端末5bからキー操作データ243を受信したと判定され(ステップS3;Yes)、当該キー操作データ243が他機データ記憶テーブル443bに記憶された後、受信したキー操作データ243によって特定される一連のキー操作が仮想生徒端末5Kbに順に入力されることにより、図15(a),(b)の右側部分に示すように、当該キー操作が生徒端末5bに入力された場合に当該生徒端末5bで表示される表示画面が他機操作時表示画面として生成され、この他機操作時表示画面に基づいてエミュレータウィンドウWEにおける仮想生徒端末5Kbの表示画面が更新される(ステップU1)。次に、受信したキー操作データ243によって特定されるキーログKがキーログウィンドウWKに黒色で追加表示されるとともに、その末尾にカーソルCが移動される(ステップU2)。次に、受信したキー操作データ243によって特定される一連のキー操作がデータ処理系のキー操作であると判定され(ステップV3;Yes)、そのキーログKがキーログウィンドウWK内で赤色に変更されて識別表示される(ステップV4)。
そして、教師端末1において生徒端末5bに対応するエミュレータウィンドウWE及びキーログウィンドウWKをそれぞれ最小化する旨の操作をユーザが行うと(ステップS21;Yes)、操作対象のウィンドウ(エミュレータウィンドウWE及びキーログウィンドウWK)が最小化して表示される(ステップS22)。
[7.3 動作例3]
まず、上述の動作例1と同様にして、生徒端末5cにおいてユーザがキー操作データ243の送信モードをオンにする旨の操作を行うと(ステップW1、ステップW2;Yes)、教師端末1に対して生徒端末5cの端末識別データ「生徒3」が送信されるとともに(ステップW3)、生徒端末5cのメモリデータ242が送信され(ステップW4)、キー操作データ243の送信モードがオン(送信可)に設定される(ステップW5)。
一方、このとき教師端末1においては、生徒端末5cから端末識別データ「生徒3」を受信したと判定され(ステップS1;Yes)、生徒端末5cがエミュレートされるとともに、エミュレートにより実現された仮想の生徒端末5c(以下、仮想生徒端末5Kcとする)の仮想の記憶部24のデータエリアとして、他機データ記憶テーブル443cが記憶部44に作成される(ステップT1)。次に、生徒端末5cからメモリデータ242が受信され、他機データ記憶テーブル443cに記憶される(ステップT2)。そして、端末識別データ「生徒3」に対応付けてエミュレータウィンドウWE及びキーログウィンドウWKがディスプレイ420に表示されて、エミュレータウィンドウWEに仮想生徒端末5Kcのディスプレイ220やキー群210が表示される(ステップT3)。
次に、図16(a)の左側部分に示すように、生徒端末5cにおいてユーザがキー操作を行って、図9(c)のリストデータを入力すると(ステップW1)、キー操作データ243の送信モードがオンになっていると判定され(ステップW11;Yes)、キー群210に対して行われた一連のキー操作についてのキー操作データ243が教師端末1に対して送信された後(ステップW12)、当該一連のキー操作が生徒端末5cに入力され、表示画面が更新される(ステップW13)。
一方、このとき教師端末1においては、生徒端末5cからキー操作データ243を受信したと判定され(ステップS3;Yes)、当該キー操作データ243が他機データ記憶テーブル443cに記憶された後、受信したキー操作データ243によって特定される一連のキー操作が仮想生徒端末5Kcに順に入力されることにより、図16(a)の右側部分に示すように、当該キー操作が生徒端末5cに入力された場合に当該生徒端末5cで表示される表示画面が他機操作時表示画面として生成され、この他機操作時表示画面に基づいてエミュレータウィンドウWEにおける仮想生徒端末5Kcの表示画面が更新される(ステップU1)。次に、受信したキー操作データ243によって特定されるキーログKがキーログウィンドウWKに黒色で追加表示されるとともに、その末尾にカーソルCが移動される(ステップU2)。次に、受信したキー操作データ243によって特定される一連のキー操作がデータ入力系のキー操作であると判定され(ステップV1;Yes)、そのキーログKがキーログウィンドウWK内で青色に変更されて識別表示される(ステップV2)。
次に、図16(b)の左側部分に示すように、生徒端末5cにおいてユーザがキー操作を行って統計グラフについてのビューウィンドウ(表示画面)をマニュアルで設定し、座標系の表示範囲(Xmin:0,Xmax:6.3,Ymin:-5,Ymax25)や目盛間隔(scale:1)を入力する旨の操作を行うと(ステップW1)、キー操作データ243の送信モードがオンになっていると判定され(ステップW11;Yes)、キー群210に対して行われた一連のキー操作についてのキー操作データ243が教師端末1に対して送信された後(ステップW12)、当該一連のキー操作が生徒端末5cに入力され、表示画面が更新される(ステップW13)。
一方、このとき教師端末1においては、生徒端末5cからキー操作データ243を受信したと判定され(ステップS3;Yes)、当該キー操作データ243が他機データ記憶テーブル443cに記憶された後、受信したキー操作データ243によって特定される一連のキー操作が仮想生徒端末5Kcに順に入力されることにより、図16(b)の右側部分に示すように、当該キー操作が生徒端末5cに入力された場合に当該生徒端末5cで表示される表示画面が他機操作時表示画面として生成され、この他機操作時表示画面に基づいてエミュレータウィンドウWEにおける仮想生徒端末5Kcの表示画面が更新される(ステップU1)。次に、受信したキー操作データ243によって特定されるキーログKがキーログウィンドウWKに黒色で追加表示されるとともに、その末尾にカーソルCが移動される(ステップU2)。次に、受信したキー操作データ243によって特定される一連のキー操作がデータ入力系のキー操作であると判定され(ステップV1;Yes)、そのキーログKがキーログウィンドウWK内で青色に変更されて識別表示される(ステップV2)。
次に、図17(a)の左側部分に示すように、生徒端末5cにおいてユーザがキー操作を行ってリストデータの散布図を描画させ、直線の回帰グラフを計算させる旨の操作を行うと(ステップW1)、キー操作データ243の送信モードがオンになっていると判定され(ステップW11;Yes)、キー群210に対して行われた一連のキー操作についてのキー操作データ243が教師端末1に対して送信された後(ステップW12)、当該一連のキー操作が生徒端末5cに入力され、表示画面が更新される(ステップW13)。
一方、このとき教師端末1においては、生徒端末5cからキー操作データ243を受信したと判定され(ステップS3;Yes)、当該キー操作データ243が他機データ記憶テーブル443cに記憶された後、受信したキー操作データ243によって特定される一連のキー操作が仮想生徒端末5Kcに順に入力されることにより、図17(a)の右側部分に示すように、当該キー操作が生徒端末5cに入力された場合に当該生徒端末5cで表示される表示画面が他機操作時表示画面として生成され、この他機操作時表示画面に基づいてエミュレータウィンドウWEにおける仮想生徒端末5Kcの表示画面が更新される(ステップU1)。次に、受信したキー操作データ243によって特定されるキーログKがキーログウィンドウWKに黒色で追加表示されるとともに、その末尾にカーソルCが移動される(ステップU2)。次に、受信したキー操作データ243によって特定される一連のキー操作がデータ処理系のキー操作であると判定され(ステップV3;Yes)、そのキーログKがキーログウィンドウWK内で赤色に変更されて識別表示される(ステップV4)。
次に、図17(b)の左側部分に示すように、生徒端末5cにおいてユーザがキー操作を行って回帰グラフを散布図内に描画させ、当該回帰グラフをトレースし、トレースポインタTを移動させてx=6の位置(6日目の植物の生育長さを示す位置)まで移動させる旨の操作を行うと(ステップW1)、キー操作データ243の送信モードがオンになっていると判定され(ステップW11;Yes)、キー群210に対して行われた一連のキー操作についてのキー操作データ243が教師端末1に対して送信された後(ステップW12)、当該一連のキー操作が生徒端末5cに入力され、表示画面が更新される(ステップW13)。
一方、このとき教師端末1においては、生徒端末5cからキー操作データ243を受信したと判定され(ステップS3;Yes)、当該キー操作データ243が他機データ記憶テーブル443cに記憶された後、受信したキー操作データ243によって特定される一連のキー操作が仮想生徒端末5Kcに順に入力されることにより、図17(b)の右側部分に示すように、当該キー操作が生徒端末5cに入力された場合に当該生徒端末5cで表示される表示画面が他機操作時表示画面として生成され、この他機操作時表示画面に基づいてエミュレータウィンドウWEにおける仮想生徒端末5Kcの表示画面が更新される(ステップU1)。次に、受信したキー操作データ243によって特定されるキーログKがキーログウィンドウWKに黒色で追加表示されるとともに、その末尾にカーソルCが移動される(ステップU2)。次に、受信したキー操作データ243によって特定される一連のキー操作がデータ処理系のキー操作であると判定され(ステップV3;Yes)、そのキーログKがキーログウィンドウWK内で赤色に変更されて識別表示される(ステップV4)。
そして、教師端末1において生徒端末5cに対応するエミュレータウィンドウWE及びキーログウィンドウWKをそれぞれ最小化する旨の操作をユーザが行うと(ステップS21;Yes)、操作対象のウィンドウ(エミュレータウィンドウWE及びキーログウィンドウWK)が最小化して表示される(ステップS22)。
[7.4 動作例4]
以上の動作例1〜3がそれぞれ行われると、図18(a)に示すように、教師端末1では各生徒端末5a〜5cに対応するエミュレータウィンドウWE及びキーログウィンドウWKがそれぞれ最小化して表示される(ステップS22)。
次に、教師端末1において各生徒端末5a〜5cのエミュレータウィンドウWEを開く旨の操作をユーザが行うと(ステップS31;Yes)、操作対象の各エミュレータウィンドウWEが開かれ、最小化される直前の状態に復元されて表示される(ステップS32)。次に、図18(b)に示すように、現時点で複数のウィンドウが開いて表示されていると判定され(ステップS33;Yes)、開いて表示されている各エミュレータウィンドウWEが同サイズにされて整列して表示される(ステップS34)。
次に、教師端末1において各生徒端末5a〜5cのキーログウィンドウWKを開く旨の操作をユーザが行うと(ステップS31;Yes)、操作対象の各キーログウィンドウWKが開かれ、最小化される直前の状態に復元されて表示される(ステップS32)。次に、図18(c)に示すように、現時点で複数のウィンドウが開いて表示されていると判定され(ステップS33;Yes)、開いて表示されている各エミュレータウィンドウWE及びキーログウィンドウWKが同サイズにされて整列して表示される(ステップS34)。
次に、教師端末1において生徒端末5a〜5cに対応する各キーログウィンドウWKのキーログK内で、カーソルCの位置を散布図の描画指示操作の直後に変更する旨の操作をユーザが行うと(ステップS41;Yes)、当該操作に応じてカーソルCの位置が変更されるとともに、当該キーログウィンドウWKに対応する端末識別データ「生徒1」〜「生徒3」の仮想生徒端末5Ka〜5Kcに対し、キーログKの先頭からカーソルCの位置までのキー操作が順に入力されることにより、図19(a)に示すように、生徒端末5a〜5cに当該キー操作が入力された場合の他機操作時表示画面が生成され、この他機操作時表示画面に基づいてエミュレータウィンドウWEにおける仮想生徒端末5Ka〜5Kcの表示画面が更新される(ステップS42)
そして、教師端末1においてオートプレイを指示する旨の操作をユーザが行うと(ステップS51;Yes)、各仮想生徒端末5Ka〜5Kcに対し、対応するキーログKのカーソルCの位置から末尾までのキー操作が順に入力されることにより、図19(b),(c)に示すように、当該端末識別データに対応する生徒端末5に当該キー操作が入力された場合の他機操作時表示画面が生成され、この他機操作時表示画面に基づいて各エミュレータウィンドウWEにおける仮想生徒端末5Kの表示画面が順次更新される(ステップS52)。
以上、本実施の形態によれば、図6のステップS4,S42,S52や図8のステップU1、図10〜図19等に示したように、生徒端末5に入力されたキー操作の手順がキーログKとして表示されるとともに、生徒端末5がエミュレートされることにより、キーログK内のキー操作ごとに、当該キー操作が生徒端末5に入力された場合に当該生徒端末5で表示される表示画面が他機操作時表示画面として生成されて表示されるので、生徒端末5で行われた各操作の入力時点での表示画面を表示することができる。従って、操作手順を学習したいユーザが操作内容と表示画面とを関連付けて学習することができるため、学習効率を向上させることができる。
また、図6のステップS4,S42,S52や図8のステップU1等に示したように、生徒端末5の記憶部24に記憶されているメモリデータ242が仮想生徒端末5Kにおける仮想の記憶部24に記憶され、当該仮想の記憶部24に記憶されたメモリデータ242に基づいて他機操作時表示画面が生成されるので、生徒端末5の表示画面を正確に表示することができる。
また、図6のステップS1〜S4や図18、図19等に示したように、各キーログウィンドウWKにおける生徒端末5ごとのキー操作手順に対応付けて、各他機操作時表示画面がエミュレータウィンドウWEに表示されるので、複数の生徒端末5の操作手順及び他機操作時表示画面が表示される場合であっても、操作手順と表示画面との対応関係が分からなくなってしまうのを防止することができる。従って、各生徒端末5での操作手順を、表示画面に基づいて比較することができるため、操作についての理解を深めることができる。
また、図6のステップS21〜S34や図18、図19等に示したように、キーログウィンドウWK及びエミュレータウィンドウWEを最小化された状態と、復元された状態との間で切り替えることができるので、複数の生徒端末5の操作手順及び他機操作時表示画面が表示される場合であっても、操作手順と表示画面との対応関係が分からなくなってしまうのを確実に防止することができる。
また、図8のステップV1〜V4や図10〜図19等に示したように、他機キー操作手順に含まれるキー操作のうち、データ入力系のキー操作と、データ処理系のキー操作とがそれぞれ識別表示されるので、操作についての理解を深めることができる。
なお、上記の実施の形態における教師端末1の各構成要素の細部構成及び細部動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であることは勿論である。
例えば、本発明に係る電子機器を教師端末1として説明したが、本発明が適用可能なものは、このような製品に限定されず、関数電卓、携帯電話、パソコン、PDA(Personal Digital Assistant)、ゲーム機などの電子機器全般に適用可能である。また、本発明に係る操作手順表示プログラム440は、教師端末1に対して着脱可能なメモリカード、CD等に記憶されることとしてもよい。
また、生徒端末5のキー群210(ハードウェアキー)に行われたキー操作の手順を表示することとして説明したが、タッチパネルに表示されるソフトウェアキーに対する操作の手順を表示することとしてもよい。
また、端末識別データを受信した生徒端末5から、当該生徒端末5の記憶部24に記憶されたメモリデータ242を受信して他機データ記憶テーブル443に記憶させることとして説明したが、記憶部24に記憶された全てのデータを受信して他機データ記憶テーブル443に記憶させることとしても良い。
また、生徒端末5を本発明における他の電子機器として説明したが、本発明に係る電子機器としても良い。この場合には、生徒端末5は教師端末1と同様の構成を備えて同様の動作を行うこととなる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
他機の電子機器との間で通信を行い、当該他機の電子機器に入力されたキー操作の手順である他機キー操作手順を受信する通信手段と、
前記他機キー操作手順を表示する制御を行うキー操作手順表示制御手段と、
前記他機の電子機器をエミュレートすることにより、前記他機キー操作手順内のキー操作ごとに、当該キー操作が前記他機の電子機器に入力された場合に当該他機の電子機器で表示される表示画面を、他機操作時表示画面として生成するキー操作時表示画面生成手段と、
前記他機操作時表示画面を表示する制御を行う他機表示画面表示制御手段と、
を備えることを特徴とする電子機器。
<請求項2>
請求項1記載の電子機器において、
前記通信手段は、
前記他機の電子機器から前記他機キー操作手順を受信する場合に、当該他機の電子機器の記憶手段に記憶されているメモリデータを当該他機の電子機器から受信する他機メモリデータ受信手段、
を有し、
前記キー操作時表示画面生成手段は、
エミュレートされて実現された仮想の前記他機の電子機器における仮想の記憶手段に対し、前記他機メモリデータ受信手段によって受信されたメモリデータを記憶させ、当該仮想の記憶手段に記憶されたメモリデータに基づいて前記他機操作時表示画面を生成することを特徴とする電子機器。
<請求項3>
請求項1または2記載の電子機器において、
前記通信手段は、
複数の前記他機の電子機器から前記他機キー操作手順をそれぞれ受信し、
前記キー操作手順表示制御手段は、
前記他機キー操作手順を、当該他機キー操作手順の送信元の前記他機の電子機器ごとに表示する制御を行い、
前記キー操作時表示画面生成手段は、
各他機の電子機器をエミュレートすることにより、前記他機操作時表示画面を前記他機の電子機器ごとに生成し、
前記他機表示画面表示制御手段は、
前記キー操作手順表示制御手段により表示される前記他機の電子機器ごとの前記他機キー操作手順に対応付けて、各他機操作時表示画面を表示する制御を行うことを特徴とする電子機器。
<請求項4>
請求項3記載の電子機器において、
前記キー操作手順表示制御手段は、
前記他機の電子機器ごとに別々のウィンドウで前記他機キー操作手順を表示する制御を行い、
前記他機表示画面表示制御手段は、
前記他機の電子機器ごとに別々のウィンドウで前記他機操作時表示画面を表示する制御を行い、
当該電子機器は、
ユーザ操作に応じて、前記キー操作手順表示制御手段及び前記他機表示画面表示制御手段により表示されるウィンドウを、最小化された状態と、復元された状態との間で切り替えるウィンドウ表示切替手段を備えることを特徴とする電子機器。
<請求項5>
請求項1〜4の何れか一項に記載の電子機器において、
前記キー操作手順表示制御手段は、
前記他機キー操作手順に含まれるキー操作のうち、データ入力系のキー操作と、データ処理系のキー操作とをそれぞれ識別表示する制御を行うことを特徴とする電子機器。
<請求項6>
他機の電子機器との間で通信を行い、当該他機の電子機器に入力されたキー操作の手順である他機キー操作手順を受信する通信手段を備えるコンピュータに、
前記他機キー操作手順を表示する制御を行うキー操作手順表示制御機能と、
前記他機の電子機器をエミュレートすることにより、前記他機キー操作手順内のキー操作ごとに、当該キー操作が前記他機の電子機器に入力された場合に当該他機の電子機器で表示される表示画面を、他機操作時表示画面として生成するキー操作時表示画面生成機能と、
前記他機操作時表示画面を表示する制御を行う他機表示画面表示制御機能と、
を実現させることを特徴とするプログラム。
<請求項7>
他機の電子機器との間で通信を行い、当該他機の電子機器に入力されたキー操作の手順である他機キー操作手順を受信する通信手段を備えるコンピュータにおける操作手順学習支援方法であって、
前記他機キー操作手順を表示する制御を行うキー操作手順表示制御ステップと、
前記他機の電子機器をエミュレートすることにより、前記他機キー操作手順内のキー操作ごとに、当該キー操作が前記他機の電子機器に入力された場合に当該他機の電子機器で表示される表示画面を、他機操作時表示画面として生成するキー操作時表示画面生成ステップと、
前記他機操作時表示画面を表示する制御を行う他機表示画面表示制御ステップと、
を含むことを特徴とする操作手順学習支援方法。