JP6770538B2 - 乗客コンベア及びその制御方法 - Google Patents
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Description
図1及び図2において、1は全体として本実施の形態による乗客コンベアを示す。本乗客コンベア1は、建物の上階床及び下階床間を上下に跨ぐように設置されるエスカレーターである。
次に、かかる本実施の形態の乗客コンベア1に搭載された自己診断機能について説明する。この自己診断機能は、乗客コンベア1の運転開始時に移動手すり5のスリップを検出した場合に、移動手すり5を通常運転時とは逆の方向に周回させる運転(以下、これをリトライ運転と呼ぶ)を実行することによって、乗客コンベア1が移動手すり5のスリップがない正常な状態に復旧するか否かを診断し、復旧しない場合にのみ管制センタ等に乗客コンベア1に不具合が発生したことを通知する機能である。
以上のように本実施の形態の乗客コンベア1では、運転開始時に環境要因による移動手すり5のスリップを検出した場合に、移動手すりや踏段を通常運転方向とは逆方向に移動させるリトライ運転を実行し、当該リトライ運転によっても移動手すり5のスリップが解消しなかった場合にのみ管制センタ等に通報する。
なお上述の実施の形態においては、本発明をエスカレーターに適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、歩く歩道など、この他種々の乗客コンベアに広く適用することができる。
Claims (8)
- 無端状に連結された複数の踏段及び無端状の移動手すりが平行に配置され、前記複数の踏段の循環移動と同期して当該踏段と同一方向に前記移動手すりが周回する乗客コンベアであって、
前記複数の踏段を循環移動させると共に前記移動手すりを周回駆動するための原動力を出力する乗客コンベア駆動装置と、
前記乗客コンベアから出力された前記原動力を前記移動手すりに伝達して当該移動手すりを周回駆動する移動手すり駆動装置と、
前記移動手すりの周回速度を検出する移動手すり速度検出装置と、
前記乗客コンベア駆動装置を制御する制御装置と
を備え、
前記制御装置は、
前記乗客コンベアの運転開始時に前記移動手すり速度検出装置により検出された前記移動手すりの周回速度に基づいて前記移動手すりのスリップを検知した場合であって、当該スリップが環境要因によるものであると判定し又は判定されたときに、前記乗客コンベア駆動装置を制御することにより前記踏段及び前記移動手すりを逆方向に周回させるリトライ運転を実行させ、前記リトライ運転中の前記移動手すりの周回速度を、前記移動手すり速度検出装置の出力に基づいて計測し、
計測した前記リトライ運転中の前記移動手すりの周回速度が正常範囲でない場合に、必要な通報先に通報する
ことを特徴とする乗客コンベア。 - 前記制御装置は、
前記乗客コンベアの運転開始時に前記移動手すり速度検出装置により検出された前記移動手すりの周回速度に基づいて前記移動手すりのスリップを検知した場合であって、当該スリップが環境要因によるものであると判定し又は判定されたときに、前記乗客コンベア駆動装置を制御することにより1回目の前記リトライ運転を実行させ、1回目の前記リトライ運転中の前記移動手すりの周回速度を、前記移動手すり速度検出装置の出力に基づいて計測し、
計測した1回目の前記リトライ運転中の前記移動手すりの周回速度が正常範囲でない場合に、前記乗客コンベア駆動装置を制御することにより、1回目の前記リトライ運転よりも低速度で長時間前記踏段及び前記移動手すりを逆方向に周回させる2回目の前記リトライ運転を実行させ、2回目の前記リトライ運転中の前記移動手すりの周回速度を、前記移動手すり速度検出装置の出力に基づいて計測し、
計測した2回目の前記リトライ運転中の前記移動手すりの周回速度が正常範囲でない場合に、前記通報先に通報する
ことを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベア。 - 前記制御装置は、
前記乗客コンベアの運転開始時に前記移動手すり速度検出装置により検出された前記移動手すりの周回速度に基づいて前記移動手すりのスリップを検知した場合に、当該スリップが前記環境要因によるものであるか否かを判定し、
当該スリップが前記環境要因によるものであると判定した場合には、前記リトライ運転を実行させ、当該スリップが前記環境要因によるものでないと判定した場合には、前記リトライ運転を実行させることなく前記通報先に通報する
ことを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベア。 - 前記制御装置は、
前記リトライ運転させる際に、ユーザの注意を促す音声アナウンスを放送する
ことを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベア。 - 無端状に連結された複数の踏段及び無端状の移動手すりが平行に配置され、前記複数の踏段の循環移動と同期して当該踏段と同一方向に前記移動手すりが周回する乗客コンベアの制御方法であって、
前記乗客コンベアは、
前記複数の踏段を循環移動させると共に前記移動手すりを周回駆動するための原動力を出力する乗客コンベア駆動装置と、
前記乗客コンベアから出力された前記原動力を前記移動手すりに伝達して当該移動手すりを周回駆動する移動手すり駆動装置と、
前記移動手すりの周回速度を検出する移動手すり速度検出装置と、
前記乗客コンベア駆動装置を制御する制御装置と
を有し、
前記制御装置が、前記乗客コンベアの運転開始時に前記移動手すり速度検出装置により検出された前記移動手すりの周回速度に基づいて前記移動手すりのスリップを検知した場合であって、当該スリップが環境要因によるものであると判定し又は判定されたときに、前記乗客コンベア駆動装置を制御することにより前記踏段及び前記移動手すりを逆方向に周回させるリトライ運転を実行させ、前記リトライ運転中の前記移動手すりの周回速度を、前記移動手すり速度検出装置の出力に基づいて計測する第1のステップと、
前記制御装置が、計測した前記リトライ運転中の前記移動手すりの周回速度が正常範囲でない場合に、必要な通報先に通報する第2のステップと
を備えることを特徴とする乗客コンベアの制御方法。 - 前記第1のステップにおいて、前記制御装置は、
前記乗客コンベアの運転開始時に前記移動手すり速度検出装置により検出された前記移動手すりの周回速度に基づいて前記移動手すりのスリップを検知した場合であって、当該スリップが環境要因によるものであると判定し又は判定されたときに、前記乗客コンベア駆動装置を制御することにより1回目の前記リトライ運転を実行させ、1回目の前記リトライ運転中の前記移動手すりの周回速度を、前記移動手すり速度検出装置の出力に基づいて計測し、
計測した1回目の前記リトライ運転中の前記移動手すりの周回速度が正常範囲でない場合に、前記乗客コンベア駆動装置を制御することにより、1回目の前記リトライ運転よりも低速度で長時間前記踏段及び前記移動手すりを逆方向に周回させる2回目の前記リトライ運転を実行させ、2回目の前記リトライ運転中の前記移動手すりの周回速度を、前記移動手すり速度検出装置の出力に基づいて計測し、
前記第2のステップにおいて、前記制御装置は、
計測した2回目の前記リトライ運転中の前記移動手すりの周回速度が正常範囲でない場合に、前記通報先に通報する
ことを特徴とする請求項5に記載の乗客コンベアの制御方法。 - 前記第1のステップにおいて、前記制御装置は、
前記乗客コンベアの運転開始時に前記移動手すり速度検出装置により検出された前記移動手すりの周回速度に基づいて前記移動手すりのスリップを検知した場合に、当該スリップが前記環境要因によるものであるか否かを判定し、
当該スリップが前記環境要因によるものであると判定した場合には、前記リトライ運転を実行させ、当該スリップが前記環境要因によるものでないと判定した場合には、前記リトライ運転を実行させることなく前記通報先に通報する
ことを特徴とする請求項5に記載の乗客コンベアの制御方法。 - 前記第1のステップにおいて、前記制御装置は、
前記リトライ運転させる際に、ユーザの注意を促す音声アナウンスを放送する
ことを特徴とする請求項5に記載の乗客コンベアの制御方法。
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JP2018004575A JP6770538B2 (ja) | 2018-01-15 | 2018-01-15 | 乗客コンベア及びその制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018004575A JP6770538B2 (ja) | 2018-01-15 | 2018-01-15 | 乗客コンベア及びその制御方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2019123582A JP2019123582A (ja) | 2019-07-25 |
JP6770538B2 true JP6770538B2 (ja) | 2020-10-14 |
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Family Applications (1)
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JP2018004575A Active JP6770538B2 (ja) | 2018-01-15 | 2018-01-15 | 乗客コンベア及びその制御方法 |
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JP2008037601A (ja) * | 2006-08-08 | 2008-02-21 | Hitachi Building Systems Co Ltd | 移動手摺の滑り検知方法およびこの方法を採用した移動手摺の滑り検知装置 |
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