JP6770389B2 - 発光モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、例えば表示装置用の発光モジュールに関する。
例えば鉄道車両の運転台には、ATS(自動列車停止装置)の動作状態やドアの開閉状態等を表示する表示装置が設置されている。この種の表示装置は、鉄道車両に装備されている各種機器の状態などを表示するもので、事象に応じて各表示項目が個別に発光することが可能に構成されている(例えば特許文献1参照)。
また、機器の状態を個別に表示する発光装置として、複数のLED(Light Emitting Diode)を保持するホルダの前面に複数の表示文字が配列された表示板を設置し、LEDを選択的に発光させて表示文字を個別に点灯表示させる技術が知られている(例えば特許文献2参照)。
特開2008−271678号公報 特許第3684571号公報
鉄道車両の運転台に設置される状態表示用の表示装置においては、車両ごとに表示項目や項目数、表示レイアウト、文字サイズ、点灯色等が異なる。このため、専用の設計が必要となり、部品の共通化が図れず、表示項目の追加や変更も困難であり、多様な仕様ニーズに柔軟に対応することが困難であった。また、表示項目が多くなるほど配線作業が煩雑化し、組立性が低下するという問題があった。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、多様な仕様ニーズに柔軟に対応可能であり、組立性の向上も図ることができる発光モジュールを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る発光モジュールは、導光部材と、配線基板と、支持部材と、カラーフィルタとを具備する。
上記導光部材は、光出射面と、上記光出射面に対して垂直な光入射面とを有する。
上記配線基板は、上記光入射面に対向する発光素子を有する。
上記カラーフィルタは、上記光入射面に配置され、上記発光素子からの出射光を透過させる。
上記発光モジュールによれば、導光部材に対する発光素子の位置決めが容易となり、発光モジュールの保持部材への組み立て性が高められる。また、部品の共通化を図ることができるため、当該発光モジュールを複数組み合わせて表示装置の発光ユニットを構築することができる。この場合、表示装置の多様な仕様ニーズに柔軟に対応することができる。さらに、カラーフィルタを選択することで、任意の発光色で表示部を点灯させることができる。
上記導光部材は無色透明なプラスチック材料で構成され、上記カラーフィルタは有色のフィルム又は塗膜で構成されてもよい。
上記導光部材は、上記光出射面を有する第1の導光板部と、上記第1の導光板部の上記光出射面とは反対側の面に設けられ上記光入射面を有する第2の導光板部と、を有してもよい。この場合、上記支持部材は、上記第2の導光板部が貫通する取付け孔を有し上記導光部材を支持する第1の支持板部と、上記第1の支持板部に接続され上記配線基板を支持する第2の支持板部と、を有する。
上記第1の支持板部および上記第2の支持板部は、それぞれ矩形の板部で構成されてもよい。この場合、上記第1の支持板部は、上記第1の導光板部と接する第1の支持面を含み、上記第2の支持板部は、上記第1の板部の厚さ方向に沿った長辺を有し、上記配線基板と接する第2の支持面を含む。
上記発光モジュールは、ピン部材をさらに具備してもよい。上記ピン部材は、上記第2の支持面側から上記基板本体を貫通し、上記第2の支持板部に結合される。この場合、上記第2の導光板部は、上記第2の支持面に垂直な方向に上記ピン部材の少なくとも一部と対向する対向面をさらに有する。
これにより、第2の支持板部からのピン部材の抜け落ちを防止することができる。
以上のように、本発明の発光モジュールによれば、多様な仕様ニーズに柔軟に対応可能であり、組立性の向上も図ることができる。
本発明の一実施形態に係る表示装置の全体斜視図である。 上記表示装置の内部構造を示す部分透過背面斜視図である。 上記表示装置の分解斜視図である。 上記表示装置における発光モジュールの斜視図である。 上記発光モジュールの分解斜視図である。 上記発光モジュールの平面図(A)、正面図(B)および一側面図(C)である。 上記発光モジュールにおける導光部材の平面図(A)、正面図(B)および一側面図(C)である。 上記発光モジュールにおける支持部材の平面図(A)、正面図(B)および一側面図(C)である。 上記表示装置における保持部材の背面斜視図である。 上記保持部材に対する発光モジュールの組み付け工程を説明する概略側面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る表示装置の全体斜視図、図2はその内部構造を示す部分透過背面斜視図、図3はその分解斜視図である。
なお、図においてX軸、Y軸およびZ軸は相互に直交する3軸方向を示しており、X軸は前後方向、Y軸は左右方向、Z軸方向は高さ方向にそれぞれ相当する。
本実施形態の表示装置100は、筐体10と、筐体10の内部に収容された発光ユニット20とを有する。表示装置100は、鉄道車両の運転台に設置され、電源系統やブレーキ系統、車両のドアの開閉等の車両状態に対応する複数の表示項目を有し、車両状態に応じて各々の表示項目を個別に点灯表示することが可能に構成される。
[筐体]
筐体10は、ケース本体11と、ケース本体11の前面を覆う表示パネル12と、ケースの背面に取り付けられた配電カバー13等を有する。
ケース本体11は、前面側が開放された概略直方体形状の箱体であり、典型的には、金属板のプレス成形体で構成される。ケース本体11は、その天板部に設けられた複数のブラケット111を介して図示しない運転台の所定位置に設置される。
ケース本体11の背面には、配電カバー13が挿通される挿通孔112が設けられている。挿通孔112は矩形の開口からなり、配電カバー13はケース本体11の内部から後方に向かって挿通される。配電カバー13は、概略直方体形状を有し、車両各部の状態検出対象部位から引き出された複数の配線ケーブルを集約する。これらの配線ケーブルは、後述する複数の発光モジュール20Mに個々に接続される。
表示パネル12は、前面板121と、前面板121の内側に貼り合わされた表示板122とを有する。前面板121は例えば金属板で構成され、表示板122は光透過性のプラスチック板で構成される。
前面板121は、表示板122を部分的に露出させる複数(本例では4つ)の窓部12a,12b,12c,12dを有する。各窓部12a〜12dは、典型的には矩形状に形成され、前面板121の面内の任意の位置に形成される。表示板122は、窓部12a〜12dに対応する領域に、複数の表示部123を有する。
複数の表示部123は、図1及び図3において二点鎖線で示す大きさの表示領域をそれぞれ有し、各窓部12a〜12dには単数又は複数の表示部123が割り当てられる。例えば図1に示すように、窓部12a,12bには7つの表示部123が縦方向にそれぞれ割り当てられ、窓部12c、12dには一つの表示部123がそれぞれ割り当てられる。各表示部123は、典型的には文字情報であるが、これに限られず、図形や記号等であってもよい。文字情報の表示態様も特に限定されず、横書き、縦書き等、表示領域の大きさに応じて適宜選択される。
表示部123に表示される表示項目は特に限定されず、車両に応じて適宜設定される。典型的には、ATS(Automatic Train Stop)、ATC(Automatic Train Control)、回生ブレーキ、緊急ブレーキ、受給電、車両ドア、車両異常等の車両状態に関する情報が挙げられ、さらにホームドア等の駅構内設置物に関連する情報が含まれてもよい。
これらの表示部123は、車両状態に応じて個別に点灯表示され、運転手に注意を喚起する。各表示部123は正常時に点灯されてもよいし、異常時に点灯されてもよい。表示色は特に限定されず、典型的には緑色、赤色、青色等が採用され、緊急度の高いものは赤色で表示するなど、重要度に応じて色分けされてもよい。
発光ユニット20は、図2及び図3に示すように、各表示部123を点灯表示させる複数の発光モジュール20Mと、複数の発光モジュール20Mを共通に保持する保持部材26とを有する。
[発光モジュール]
図4は発光モジュール20Mの斜視図、図5はその分解斜視図である。図6A〜Cはそれぞれ、発光モジュール20Mの平面図、正面図および側面図である。
各発光モジュール20Mは同様の構成を有しており、各表示部123に対応して、各表示部123の背面側に配置される。各発光モジュール20Mは、導光部材21と、配線基板22と、支持部材23と、カラーフィルタ24と、ピン部材25とを有する。
図7A〜Cはそれぞれ、導光部材21の平面図、正面図および側面図である。図8A〜Cはそれぞれ、支持部材23の平面図、正面図および側面図である。
(導光部材)
導光部材21は、無色透明なプラスチック材料の射出成形体で構成され、例えば図5に示すように、光出射面S11と、光出射面S11に対して垂直な光入射面S12とを有する。導光部材21は、光入射面S12へ入射した配線基板22上の発光素子222からの射出光を光出射面S11から前方へ向けて照射するエッジライト方式の面発光体として構成される。
本実施形態において導光部材21は、第1の導光板部211と、第2の導光板部212とを有する。第1の導光板部211は、光出射面S11を有する矩形の板部で構成される。第2の導光板部212は、第1の導光板部211の光出射面S11とは反対側の面(背面)11s5(図7A,C参照)に設けられた矩形の板部で構成される。
第1の導光板部211および第2の導光板部212はいずれもY軸方向に長辺を有し、第1の導光板部211の長辺は、第2の導光板部212の長辺よりも長く形成されている。第1の導光板部211の短辺と第2の導光板部211の短辺とは相互に垂直であり、第1の導光板部211の短辺はZ軸方向に、第2の導光板部212の短辺はX軸方向に、それぞれ平行に配置される。第2の導光板部212の厚み寸法は、第1の導光板部211の短辺の大きさよりも小さく形成される。第2の導光板部212は、第1の導光板部211の背面11s5の略中央部に一体的に設けられている。
第2の導光板部212の短辺側の一端部は、光入射面S12として構成される。光入射面S12への入射光(発光素子222からの射出光)は、第2の導光板部212の内部を全反射しながら進行し、第1の導光板部211の光出射面S11へ導かれる。
発光素子222の射出光を効率よく光出射面S11へ導くために、第2の導光板部212の上面12s1、下面12s2、入射面S12とは反対側の側面12s3および背面12s5は、白色や金属色のフィルムや塗膜等で構成された光反射膜(図示略)で被覆される。第1の導光板部211についても同様に、その上面11s1、下面11s2、両側面11s3,11s4がそれぞれ光反射膜(図示略)で被覆される。
(配線基板)
配線基板22は、基板本体221と、基板本体221に搭載された発光素子222とを有する。
基板本体221は、X軸方向に沿った長辺と、Z軸方向に沿った短辺とを有する矩形のプリント配線板で構成される。基板本体221には、後述するピン部材25の軸部251が貫通する貫通孔221aが穿設されている。
基板本体221の実装面の一端側には発光素子222が搭載され、その他端側にはコネクタ部品223が搭載されている。コネクタ部品223には、筐体10の配電カバー13に集約された配線ケーブルのうち、対応する配線ケーブルが接続される。当該配線ケーブルは、鉄道車両の監視対象部位に接続され、配線基板22を駆動する給電ラインをも兼ねる。さらに基板本体221の実装面には、コネクタ部品223と発光素子222との間を電気的に接続する駆動回路の構成要素(配線、部品など)が搭載されている。
発光素子222は、典型的には、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)で構成される。発光素子222は、その発光面を導光部材21の光入射面S12に向けて基板本体221に実装される。発光素子222の発光色は特に限定されず、典型的には、白色である。
(カラーフィルタ)
本実施形態の光源モジュール20Mは、光入射面S12に配置されたカラーフィルタ24をさらに有する(図6A参照)。カラーフィルタ24は、典型的には、発光素子222からの射出光が透過する光透過性の有色のプラスチックフィルムや塗膜などで構成される。
カラーフィルタ24の色は特に限定されず、発光素子222の発光色や表示項目の種類などに応じて適宜選択される。本実施形態では、発光素子222の発光色は白であるため、表示したい色に合わせて赤、緑、青、橙、アンバー等の適宜のカラーフィルタ24が採用される。したがってカラーフィルタ24は、すべての発光モジュール20Mについて同一の色で構成されているとは限られず、各表示部123の表示色に対応する色で構成される。
さらに、カラーフィルタ24に代えて、導光部材21の材質を有色透明なプラスチック材料で構成することも可能である。これにより上述と同様の作用効果を得ることができる。この場合、第1の導光板部211および第2の導光板部212の少なくとも一方を有色透明なプラスチック材料で構成してもよい。また、カラーフィルタ24と組み合わせて任意の発光色を得るようにしてもよい。
なお、発光素子222の発光色は、白に限られず、赤、青、緑等の適宜の色であってもよい。この場合、カラーフィルタ24の配置を省略することができる。また、発光素子222の数は、典型的には1つであるが、これに限られず2つ以上(複数)であってもよい。この場合、複数の発光素子を同時に発光させてもよいし、個々に発光させてもよい。複数の発光素子を個別に発光させる場合、各発光素子の発光色を異ならせてもよいし、故障時の予備として用いてもよい。
(支持部材)
支持部材23は、例えば合成樹脂材料の射出成形体で構成され、導光部材21と、配線基板22をそれぞれ支持することが可能に構成される。支持部材23は、導光部材21を支持する第1の支持板部231と、配線基板22を支持する第2の支持板部232とを有する。
第1の支持板部231は、導光部材21の第2の導光板部212が貫通する取付け孔231aを有する。取付け孔231aは、第1の支持板部231の略中央部に設けられ、Y軸方向に長手の矩形の貫通孔で構成される。取付け孔231aは、第2の導光板部212の外形形状に対応する開口形状を有し、第2の導光板部212との嵌合作用によって導光部材21を支持する。
第1の支持板部231は、Y軸方向に平行な長辺とZ軸方向に平行な短辺とを有する矩形の板部で構成される。第1の支持板部231の長辺は第1の導光板部211の長辺と同一であり、第1の支持板部231の短辺は第1の導光板部211の短辺よりも若干大きく形成されている。第1の支持板部231の前面は、第1の導光板部211の背面11s5と接する第1の支持面S21を形成する。
第2の支持板部232は、X軸方向(第1の支持板部231の厚み方向)に平行な長辺とZ軸方向(第1の支持板部231の幅方向)に平行な短辺とを有する矩形の板部で構成される。第2の支持板部232は、第1の支持板部231の第1の支持面S21とは反対側の面(背面31s1)の一方側(図6A、図8Aにおいて右方側)の端部近傍に接続される。第1の支持板部231の背面31s1は、後述する保持部材26の保持板261の前面に当接する当接面として機能する。
第2の支持板部232は、第1の支持板部231に支持された導光部材21の光入射面S12に対してY軸方向に所定の間隔をおいて対向する。第2の支持板部232の導光部材21側の主面は、配線基板22の基板本体221と接する第2の支持面S22を形成する。第2の支持板部232には、後述するピン部材25の軸部251が貫通する貫通孔232aが穿設されている。
支持部材23は、補助壁部233と、底面部234とをさらに有する。補助壁部233は、第2の支持板部232とY軸方向に対向する矩形の板部で構成され、第1の支持板部231の背面31s1の他方側(図6A、図8Aにおいて左方側)の端部近傍に接続される。底面部234は、第2の支持板部232と補助壁部233との間に連接された略L字状の平面で構成され、第1お領域234aと、第2の領域234bとを有する。第1の領域234aは、第1の支持板部231に支持された導光部材21の第2の導光板部212の下面12s2に対向し、第2の領域234bは、第2の支持板部232に支持された配線基板22の長辺側の一側縁部に対向する。
補助壁部233および底面部234は、主として、第1の支持板部231および第2の支持板部232の剛性を高める補強部として構成されるものであり、その大きさ、形状等は任意に設定可能である。また、補助壁部233および底面部234は、必要に応じて省略されてもよい。
(ピン部材)
本実施形態の光源モジュール20Mは、配線基板22を第2の支持面S22へ固定するためのピン部材25をさらに有する。ピン部材25は、軸部251と頭部252とを有し、配線基板22の基板本体221(貫通孔221a)および第2の支持板部232(貫通孔232a)を貫通する。
ピン部材25の軸部251は、第2の支持面S22側から挿通され、その頭部251が配線基板22と当接する。軸部251の先端部は、第2の支持板部232の第2の支持面S22とは反対側の外側面32s1から突出する。図示せずとも軸部251の先端部には、第2の支持板部232を貫通したときに外側面32s1と係合する弾性変形可能な爪部が設けられており、これにより第2の支持板部232と結合される。あるいは、軸部251の先端部が熱カシメ等によって第2の支持板部232に結合されてもよい。
ピン部材25の数は単数に限られず、複数であってもよい。本実施形態によれば、第2の支持板部232の底部に底面部234が設けられているため、ピン部材25が単数の場合でも配線基板22のピン部材25を中心とした回転が底面部234によって阻止される。すなわち本実施形態によれば、単一のピン部材25によって配線基板22を第2の支持面S22に適切に位置決めすることができる。
ピン部材25による配線基板22の固定位置は特に限定されず、配線基板22の中央部でもよいし、発光素子22側あるいはコネクタ部品23側に偏った部位であってもよい。本実施形態ではピン部材25の頭部252が導光部材21の第2の導光板部212にY軸方向に対向する位置に設けられる。
この場合、第2の導光板部212は、図6Aに示すように、第2の支持面S22に垂直な方向にピン部材25の頭部252の少なくとも一部と対向する対向面212Aを有する。対向面212Aは、典型的には光入射面S12が属する短辺側の端面で構成されるが、勿論これに限られない。このような対向面212Aを第2の導光板部212に設けることにより、車両の振動等によるピン部材25の配線基板22からの抜け落ちを防止することが可能となる。
[保持部材]
以上のように構成される発光モジュール20Mは、各々の光出射面S11を前方に向けた状態で保持部材26に共通に保持される。
図9は保持部材26の背面側の斜視図、図10は保持部材26に対する発光モジュール20Mの組み付け工程を説明する概略側面図である。
保持部材26は、表示パネル12の背面に対向する保持板261を有する。保持板261は概略矩形の金属板で構成され、その面内の所定位置には複数(本例では4つ)の開口部26a,26b,26c,26dが設けられている。各開口部26a〜26dは、表示板122上の表示部123の表示領域に対向しており、典型的には、前面板121の窓部12a〜12dに対応する位置に、窓部12a〜12dに対応する形状に形成される。開口部26a〜26dのY軸方向に沿った幅寸法は、発光モジュール20Mの第1の支持板部231の長辺の大きさよりも小さく、第2の支持板部232の外側面32s1と補助壁部233の外側面との間の距離よりも大きな値に設定される。
開口部26a〜26dには、発光モジュール20Mが挿通される。図2および図9に示すように、開口部26a,26bにはそれぞれ7つの発光モジュール20Mが横向きに挿通され、開口部26c,26dにはそれぞれ1つの発光モジュール20Mが縦向きに挿通される。特に開口部26a,26bに対しては、各発光モジュール20MがZ軸方向に相互に隣接した状態で挿通される。
発光モジュール20Mは、光出射面S11を前方に向けて姿勢で、開口部26a〜26dに保持板261の前面側より挿通される。このとき、支持部材23の第2の支持板部232、補助壁部233および底面部234は、開口部26a〜26dに摺接して発光モジュール20Mの挿通をガイドする機能する。開口部26a〜26dに対する発光モジュール20Mの挿通深さは、第1の支持板部231の背面31s1(当接面)と保持板261の前面との当接位置で規定される。これにより、保持板261に対する各発光モジュール20Mの適切な位置決めが可能となるとともに、保持板261上にすべての光出射面S11を同一平面内に配列することができる。
保持部材26は、複数の脚部262をさらに有する。複数の脚部262は、保持部材26の背面側の適宜の位置に立設される。これらの脚部262は、表示装置100の内部において、配線カバー13から各発光モジュール20M(コネクタ部品223)に接続される配線ケーブルを保持する固定バーとして利用される。これにより、車両の振動等による配線ケーブルの筐体10内での振動や揺動を防止し、コネクタ部品223との安定した電気的接続を確保することができる。
また、複数の脚部262は、表示装置100の組み立て工程において、図10に示すように、保持板261が水平姿勢となるように保持部材26を作業テーブル上に載置させる機能を有する。脚部262の高さは、開口部26a〜26dに挿通された発光モジュール20Mの保持板261からの突出量よりも大きな値に設定される。これにより、保持板261に対する発光モジュール20Mの組み付け作業性を向上させることができる。
保持部材26に組み付けられた発光モジュール20Mは、表示パネル12と保持板261との間に挟持される。図3に示すように、表示パネル12の表示板122の内面側には保持板261の前面に当接するクッション層124が設けられており、これらクッション層124を介して発光モジュール20Mの光出射面S11と表示板122の表示部123とが相互に接触あるいは近接配置される。保持板261は、前面板121の内面に設けられた複数のボス部B1に対してネジB2を介して固定される。各表示部123は個々の光出射面S11に対向して配置され、個別に点灯表示可能に構成される。
[表示装置の作用]
以上のように構成される本実施形態の表示装置100においては、複数の発光モジュール20Mを保持板261の開口部26a〜26dに挿通することで組み立てられる。したがって、各発光モジュール20Mの部品の共通化を図ることができるとともに、表示項目(表示部123)の追加や変更も容易に行うことができる。
また、前面板121の窓部12a〜12dおよび保持板261の開口部26a〜26dの個数やレイアウト等を変更するのみで、車両ごとに仕様が異なる表示装置を容易に構成することができる。しかも、ケース本体11に対して配電カバー13、発光ユニット20および表示パネル12を前面側から順次組み付けることで表示装置100を組み立てることができる。したがって本実施形態によれば、多様な仕様ニーズに柔軟に対応することができ、組立性の低下も抑えられる。
一方、本実施形態の各発光モジュール20Mは、主として、導光部材21、配線基板22および支持部材23で構成されているため、これら3部材の共通化を図ることができ、個別の設計が不要となる。これにより発光モジュール20Mの設計コストが抑えられ、多品種少量生産に対応でき、車両ごとに異なる専用設計の表示装置100を低コストかつ短納期で提供することができる。
また、各発光モジュール20Mは、カラーフィルタ24を備えているため、導光部材21の色や発光素子222の発光色を変更することなく、任意の発光色で表示部123を点灯させることができる。これにより、導光部材21、配線基板22および支持部材23の部品の共通化を促進して、発光モジュール20Mのさらなる低コスト化を図ることができる。
また、導光部材21および配線基板22が支持部材23を介して支持されるため、両者間の相互位置決めが容易となる。しかも、支持部材23に対する導光部材21および配線基板22の組み付けに接着剤やネジ等が不要とされるため、工具を必要とすることなく簡単に発光モジュール20Mを組み立てることが可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく種々変更を加え得ることは勿論である。
例えば以上の実施形態では、表示装置100として、鉄道車両の運転台に設置される状態表示用の表示装置を例に挙げて説明したが、これに限られず、車両運行システムの司令センタや発電システムの制御監視センタ等に設置される表示装置などにも本発明は適用可能である。
また以上の実施形態では、発光モジュール20Mとして、状態表示用の表示装置への適用例を説明したが、これに限られず、運転台に設置される各種計器類や、運転台に載置された懐中時計の照明用光源等にも本発明は適用可能である。
さらには看板や広告、操作盤上の表示灯、エレベータの回数表示灯などの光源として、発明に係る発光モジュールが採用されてもよい。
10…筐体
12…表示パネル
20…発光ユニット
20M…発光モジュール
21…導光部材
22…配線基板
23…支持部材
24…カラーフィルタ
25…ピン部材
26…保持部材
100…表示装置
121…前面板
122…表示板
123…表示部
211…第1の導光板部
212…第2の導光板部
212A…対向面
221…基板本体
222…発光素子
231…第1の支持板部
231a…取付け孔
232…第2の支持板部
261…保持板
262…脚部
S11…光出射面
S12…光入射面
S21…第1の支持面
S22…第2の支持面

Claims (4)

  1. 光出射面と、前記光出射面に対して垂直な光入射面とを有する導光部材と、
    前記光入射面に対向する発光素子を有する配線基板と、
    前記導光部材と前記配線基板とを支持する支持部材と、
    前記光入射面に配置され、前記発光素子からの出射光を透過させるカラーフィルタと
    を具備し、
    前記導光部材は、前記光出射面を有する第1の導光板部と、前記第1の導光板部の前記光出射面とは反対側の面に設けられ前記光入射面を有する第2の導光板部と、を有し、
    前記支持部材は、前記第2の導光板部が貫通する取付け孔を有し前記導光部材を支持する第1の支持板部と、前記第1の支持板部に接続され前記配線基板を支持する第2の支持板部と、を有し、
    前記第2の支持板部は、矩形の板部で構成され、前記第1の支持板部の厚さ方向に沿った長辺を有し、前記配線基板と接する第2の支持面を含む
    発光モジュール。
  2. 請求項1に記載の発光モジュールであって、
    前記導光部材は無色透明なプラスチック材料で構成され、
    前記カラーフィルタは有色のフィルム又は塗膜で構成される
    発光モジュール。
  3. 請求項1又は2に記載の発光モジュールであって、
    前記第1の支持板部は、矩形の板部で構成され、
    前記第1の支持板部は、前記第1の導光板部と接する第1の支持面を含む
    発光モジュール。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の発光モジュールであって、
    前記第2の支持面側から前記配線基板を貫通し前記第2の支持板部に結合されるピン部材をさらに具備し、
    前記第2の導光板部は、前記第2の支持面に垂直な方向に前記ピン部材の少なくとも一部と対向し前記光入射面と隣接する対向面をさらに有する
    発光モジュール。
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