JP2019059387A - 照明システム及び移動体 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の挙動を車外に報知することで、周囲に注意を喚起することができる照明システム及び移動体を提供する。【解決手段】照明システム2は、車両1の窓に対して照明を行う照明システム2である。照明システム2は、光を出射する第1発光表示部21及び第2発光表示部22と、車両1が自動運転状態時に、少なくとも窓の一部における第1領域の光の透過度を変更させる制御部24とを備える。そして、制御部24は、自動運転状態時に、第1発光表示部21及び第2発光表示部22に光を出射させることによって、第1領域に車両1の外部から視認される態様で映像を表示することにより、光の透過度を変更させる。【選択図】図3

Description

本開示は、照明システム及び移動体に関する。
従来、車両の車体を構成するパネルに少なくともランプを一体化したパネルモジュールと、ランプの点灯を制御するモジュール制御手段とを備える車両用パネルモジュールが開示されている(例えば特許文献1参照)。
特開2016−40159号公報
近年では、自動運転を行う車両が登場してきており、自動運転を行っている車両であるといった車両の挙動を周囲に報知したいという要望がある。
そこで、本開示は、車両の挙動を車外に報知することで、周囲に注意を喚起することができる照明システム及び移動体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本開示の一態様に係る照明システムは、移動体の窓に対して照明を行う照明システムであって、光を出射する光源部と、前記移動体が自動運転状態時に、少なくとも前記窓の一部における第1領域の光の透過度を変更させる制御部とを備え、前記制御部は、前記自動運転状態時に、前記光源部に光を出射させることによって、前記第1領域に前記移動体の外部から視認される態様で映像を表示することにより、光の前記透過度を変更させる。
また、本開示の一態様に係る移動体は、照明システムを備える。
本開示によれば、車両の挙動を車外に報知することで、周囲に注意を喚起することができる。
図1は、実施の形態1に係る車両を示す模式図である。 図2は、実施の形態1に係る車両を示すブロック図である。 図3は、実施の形態1に係る車両に搭載された照明システムの動作を示すフローチャートである。 図4は、実施の形態1に係る車両の手動運転状態と自動運転状態とにおける、第1発光表示部及び第2発光表示部を示す模式図である。 図5Aは、実施の形態2に係る車両の後側を示す模式図である。 図5Bは、図5AのVB−VB線における、車両200に搭載された照明システム202を示す部分拡大断面図である。 図5Cは、実施の形態2に係る車両200を示すブロック図である。 図6は、実施の形態2に係る車両の自動運転状態における、車両の挙動を示す模式図である。 図7は、実施の形態2に係る車両に搭載された照明システムの動作を示すフローチャートである。 図8は、実施の形態3に係る車両を示すブロック図である。 図9は、実施の形態3に係る車両に搭載された照明システムの動作を示すフローチャートである。 図10は、実施の形態3に係る車両の自動運転状態における、車両の挙動を示す模式図である。 図11は、実施の形態4に係る車両を示すブロック図である。 図12は、実施の形態4に係る車両に搭載された照明システムの動作を示すフローチャートである。 図13は、変形例に係る車両を示す模式図である。 図14は、図13のXIV−XIV線において、変形例に係る車両を示す断面図である。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。以下に説明する実施の形態は、いずれも本開示の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態などは、一例であって本開示を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本開示の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
以下、本開示の実施の形態に係る照明システム及び移動体について説明する。
(実施の形態1)
[構成]
図1は、実施の形態1に係る車両1に搭載された照明システム2を示す斜視図である。
図1に示すように、車両1には、照明システム2が搭載されている。車両1は、操縦者によって手動運転を行うことが可能であるとともに、自動運転を行うことが可能である。車両1は、移動体の一例である。
図2は、実施の形態1に係る車両1を示すブロック図である。図1及び図2に示すように、車両1は、照明システム2と、車体11とを有する。
照明システム2は、車両1の窓に対して照明を行う。照明システム2は、第1発光表示部21と、第2発光表示部22と、制御部24とを有する。
第1発光表示部21は、光を出射し、図4の少なくとも車体11のフロントガラスの一部を構成している。第1発光表示部21は、矩形の板状である。本実施の形態では、第1発光表示部21は、フロントガラス全体を構成している。第1発光表示部21は、車両1の外部から視認される態様で映像を表示する。第1発光表示部21は、車両1の前方から視認することが可能である。ここでいう車両1の前方は、車両1の進行方向である。フロントガラスは、第1窓の一例である。フロントガラスは、車体11の車室内と室外との境界を形成する透光性の窓である。
第2発光表示部22は、光を出射し、少なくとも車体11のリアガラスの一部を構成している。第2発光表示部22は、矩形の板状である。本実施の形態では、第2発光表示部22は、リアガラス全体を構成している。第2発光表示部22は、車両1の外部から視認される態様で映像を表示する。第2発光表示部22は、車両1の後方から視認することが可能である。ここでいう車両1の後方は、車両1の進行方向の反対方向である。リアガラスは、第2窓の一例である。リアガラスは、車体11の車室内と室外との境界を形成する透光性の窓である。第1窓及び第2窓は、窓に含まれる。
ここでいう第1発光表示部21及び第2発光表示部22は、文字、記号、及び、標識の少なくとも1以上を示す映像としての光を出射する。映像は、文字、記号、標識等を示す画像、動画像等を示す映像でもよく、単なる光でもよく、点滅する光でもよい。
なお、第1発光表示部21は、フロントガラスの一部を構成し、フロントガラスを構成する基材と一体的に構成されていてもよい。また、第1発光表示部21は、フロントガラスと対向する位置に車体11に固定されていてもよい。第2発光表示部22は、リアガラスの一部を構成し、リアガラスを構成する基材と一体的に構成されていてもよい。第2発光表示部22は、リアガラスと対向する位置に車体11に固定されていてもよい。
本実施の形態では、第1発光表示部21及び第2発光表示部22は、例えば、自発光型の透明液晶ディスプレイで構成されている。透明液晶ディスプレイは、例えば、液晶層中に高分子によるネットワーク構造体を形成させたポリマーネットワーク型液晶である。なお、第1発光表示部21及び第2発光表示部22は、例えば、光を出射するLEDモジュール、プロジェクター、有機ELディスプレイ等であってもよい。第1発光表示部21及び第2発光表示部22は、光源部の一例である。
第1発光表示部21が備える第1領域、及び、第2発光表示部22が備える第2領域がポリマーネットワーク型液晶である場合、制御部24は、液晶層の内部に電圧を印加する。これにより、液晶層内部の液晶分子の配列が整列し、第1発光表示部21及び第2発光表示部22が透明になる。一方、液晶層の内部に電圧を印加しない状態であれば、発光表示面である第1領域及び第2領域が不透明の状態となる。なお、液晶層の内部に電圧を印加することで、第1領域及び第2領域が透明の状態となる液晶層であってもよい。
例えば、第1領域は、第1発光表示部21の発光表示面、つまりフロントガラスの表面である。また、第2領域は、第2発光表示部22の発光表示面、つまりリアガラスの表面である。
また、制御部24は、クロミック材料により第1発光表示部21及び第2発光表示部22を構成することで、第1発光表示部21及び第2発光表示部22の光の透過度を変更してもよい。具体的には、第1発光表示部21及び第2発光表示部22は、フォトクロミック材料又はエレクトロクロミック材料等のクロミック材料、又は、クロミック材料が基材の表面にコーティングされたパネルで構成されている。フォトクロミック材料は、UVダイオード等が発するUV光によって、透過状態から暗状態に変化してもよい。この場合、フォトクロミック材料は、UV光が除去された後で透過状態に戻る。エレクトロクロミック材料は、プロセッサによってクロミック材料全体にわたって一斉に電荷が印加されたことに応答して、第1発光表示部21の透明度及び第2発光表示部22の透明度を変化させるクロミック材料を含んでもよい。つまり、第1発光表示部21及び第2発光表示部22の透明度を変更することで、第1領域及び第2領域の光の透過度が変更される。
なお、第1発光表示部21及び第2発光表示部22には、クロミックコーティングが施されていてもよい。なお、本実施の形態では、第1発光表示部21及び第2発光表示部22は、クロミック材料又はクロミックコーティングに限定されず、液晶ディスプレイ等で構成されていてもよい。
本実施の形態では、第1発光表示部21は、第1窓の一例である。第2発光表示部22は、第2窓の一例である。第1発光表示部21及び第2発光表示部22は、例えば、自動運転状態等の車両1の挙動を示す情報を車両1の周囲に報知するための光を出射する。第1発光表示部21及び第2発光表示部22は、例えば、車両1が自動運転状態である場合に、「自動運転中」といった文字を表示する。
制御部24は、車両1に搭載されている車両1の走行制御を行うECU111等から、車両1が自動運転状態であることを示す自動運転情報を取得する。制御部24は、自動運転情報をECU111等から取得して、第1発光表示部21及び第2発光表示部22の動作を制御する。自動運転情報は、車両1の挙動を示す情報に含まれる。
制御部24は、車両1が自動運転状態時に、少なくともフロントガラスの一部における第1領域の光の透過度を変更させる。例えば、制御部24は、車両1が手動運転状態時に、第1領域の光の透過度を第1透過度にする。また、制御部24は、車両1が手動運転状態から自動運転状態に切り替わった場合に、第1領域の光の透過度を、第1透過度よりも低い第2透過度に変更する。本実施の形態では、第1発光表示部21がフロントガラスを構成しているため、第1領域はフロントガラス全体となる。
また、制御部24は、車両1が自動運転状態時に、少なくともリアガラスの一部における第2領域の光の透過度を変更させる。例えば、制御部24は、車両1が手動運転状態時に、第2領域の透過度を第1透過度にする。また、制御部24は、車両1が手動運転状態から自動運転状態に切り替わった場合に、第2領域の光の透過度を、第1透過度よりも低い第2透過度に変更する。本実施の形態では、第2発光表示部22がリアガラスを構成しているため、第2領域はリアガラス全体となる。第2透過度は、不透明な状態に限らず、半透明であってもよい。
制御部24は、自動運転状態時に、第1発光表示部21及び第2発光表示部22に光を出射させることによって、第1領域に車両1の外部から視認される態様で映像を表示する。制御部24は、操縦者による手動運転状態から、自動運転状態に切り替わった場合、例えば「自動運転中」という文字を第1発光表示部21及び第2発光表示部22に表示させる。
車体11は、ECU111(Electronic Control Unit)と、アクチュエータ112とを有する。
ECU111は、自動運転情報を照明システム2の制御部24に送信する。ECU111は、車両1の走行を制御するエンジンコンピュータである。ECU111は、CPU(Central ProcessingUnit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(RandomAccess Memory)等を有する電子制御ユニットである。ECU111は、走行に応じた制御信号を、アクチュエータ112に出力する。
アクチュエータ112は、スロットルアクチュエータ、ブレーキアクチュエータ、操舵アクチュエータ等である。アクチュエータ112は、ECU111からの制御信号に応じた動作を行う。
[動作]
次に、本実施の形態における照明システム2の動作について説明する。
図3は、実施の形態1に係る車両1に搭載された照明システム2の動作を示すフローチャートである。
図3に示すように、まず、制御部24は、車両1が自動運転状態であるか否かを判断する(S1)。
次に、車両1が自動運転状態である場合に(S1でYES)、制御部24は、フロントガラスの第1領域及びリアガラスの第2領域を不透明化する(S2)。具体的には、制御部24は、ECU111から自動運転状態であることを示す自動運転情報を取得することで、自動運転状態に切り替わったと判断する(S1でYES)。これにより、制御部24は、第1発光表示部21及び第2発光表示部22の各々の液晶パネルに電圧を印加させることで、第1発光表示部21の透明度及び第2発光表示部22の透明度を変化させる(S2)。図3で示すように、第1領域を構成する第1発光表示部21、及び、第2領域を構成する第2発光表示部22が不透明となる。つまり、制御部24は、第1発光表示部21及び第2発光表示部22を不透明化させる。
次に、制御部24は、第1発光表示部21及び第2発光表示部22を制御して、車両1の挙動に応じた映像を、第1発光表示部21及び第2発光表示部22に表示させる(S3)。
図4は、実施の形態1に係る車両1の手動運転状態と自動運転状態とにおける、第1発光表示部及び第2発光表示部を示す模式図である。図4では、手動運転状態における車両前側及び車両後側、自動運転状態における車両前側及び車両後側を示している。自動運転状態時では、例えば、第1発光表示部21及び第2発光表示部22に「自動運転中」という文字を表示させる。図4において、車両前側のハッチの入っている領域が第1領域であり、車両後側のハッチの入っている領域が第2領域である。
一方、制御部24は、車両1が手動運転状態であれば(S1でNO)、第1発光表示部21及び第2発光表示部22への電圧の印加を停止して、第1領域及び第2領域を透明化する(S4)。つまり、手動運転状態時では、制御部24は、第1発光表示部21及び第2発光表示部22を透明化させる(S4)。
こうして、制御部24は、このフローを終了してステップS1に戻る。照明システム2では、車両1の自動運転状態の場合に車両1の第1発光表示部21及び第1発光表示部21の各々に「自動運転中」であることを示す文字が表示される。これにより、車両1の周囲の人は、自動運転であることを認知することができる。
[作用効果]
次に、本実施の形態における照明システム2及び車両1の作用効果について説明する。
上述したように、本実施の形態に係る照明システム2は、車両1の窓に対して照明を行う照明システム2である。照明システム2は、光を出射する第1発光表示部21及び第2発光表示部22と、車両1が自動運転状態時に、少なくとも窓の一部における第1領域の光の透過度を変更させる制御部24とを備える。そして、制御部24は、自動運転状態時に、第1発光表示部21及び第2発光表示部22に光を出射させることによって、第1領域に車両1の外部から視認される態様で映像を表示することにより、光の透過度を変更させる。
これによれば、車両1の自動運転状態時に、制御部24が第1領域の光の透過度を変更する。制御部24は、第1発光表示部21及び第2発光表示部22に光を出射させることによって、第1領域に車両1の外部から視認される態様で映像を表示する。これにより、第1領域には、車両1の外部から視認される態様で表示される。このため、照明システム2では、自動運転状態であることを、周囲に知らせることができる。
したがって、この照明システム2では、車両1の挙動を車外に報知することで、周囲に注意を喚起することができる。これにより、車両1の周囲の人は、車両1が自動運転状態であることを認知することができる。
また、本実施の形態に係る車両1は、照明システム2を備える。
この車両1においても、上述と同様の作用効果を奏する。
また、本実施の形態に係る照明システム2において第1発光表示部21及び第2発光表示部22は、文字、記号、及び、標識の少なくとも1以上を示す映像としての光を出射する。
これによれば、文字、記号、及び、標識を認識することができるため、照明システム2では、車両1が自動運転状態であることを、周囲に注意喚起することができる。
(実施の形態2)
[構成]
本実施の形態に係る照明システム202及び車両200の構成について説明する。
図5Aは、実施の形態2に係る車両200の後側を示す模式図である。図5Bは、図5AのVB−VB線における、車両200に搭載された照明システム202を示す部分拡大断面図である。図5Cは、実施の形態2に係る車両200を示すブロック図である。
本実施の形態では、さらに、自動運転状態であること以外の車両200の挙動を、第1発光表示部21及び第2発光表示部22によって周囲に報知する点で実施の形態1と異なっている。また、本実施の形態では、特に明記しない場合は、実施の形態1と同様であり、同一の構成については同一の符号を付して構成に関する詳細な説明を省略する。
図5Aに示すように、リアガラスは、第2発光表示部22と、透光パネル231とで構成されている。
図5Bに示すように、透光パネル231は、第2発光表示部22と、重ね合わさった状態で一体的に形成されている。つまり、第2発光表示部22には、透光パネル231が貼り付けられている。第2発光表示部22は車室内側に配置され、透光パネル231は車外側に配置されている。透光パネル231は、第2発光表示部22と同程度の大きさであり、アクリル、ガラス等で形成された、板状の透光性の部材である。
本実施の形態では、第2発光表示部22と透光パネル231とで第2領域を構成している。
図5B、図5Cに示すように、照明システム202は、2つの発光モジュール240をさらに備える。発光モジュール240は、透光パネル231の端面である入射面232aに向けて光を出射する姿勢で配置されている。発光モジュール240は、発光素子241と、基板242とを有する。
発光素子241は、リアガラスの端面に対向配置されている。つまり、発光素子241は、リアガラスの端面、つまり、透光パネル231の端面である入射面232aに光を出射する姿勢で配置されている。2つの発光素子241は、自動運転状態時に点灯するように制御部24に制御される。発光素子241が出射した光は、入射面232aから入射して透光パネル231の内部を導光し、透光パネル231と第2発光表示部22との間で反射し、透光パネル231の車外側の面である出射面232bから出射する。
発光素子241は、例えば所定の光を放射状に出射するLED(Light Emitting Diode)光源である。発光素子241は、例えば白色光を出射するように構成されている。発光素子241は、COB(Chip On Board)型LEDで構成され、基板242と、基板242上に実装されたベアチップである複数のLEDと、それらLEDを封止し、蛍光体を含む封止部材とを備える。
基板242は、発光素子241を実装する基板である。基板242は、複数の発光素子241を実装するための実装基板であって、例えばセラミックス基板、樹脂基板又は絶縁被覆されたメタルベース基板などである。基板242は、発光素子241に給電するリード線等の配線部材を介して制御部24と電気的に接続されている。
図6は、実施の形態2に係る車両200の自動運転状態における、車両200の挙動を示す模式図である。
図6に示すように、制御部24は、自動運転時における車両200の挙動に応じて、態様の異なる映像を第1領域及び第2領域に表示する。つまり、制御部24は、自動運転時における車両200の挙動に応じて、態様の異なる映像を第1発光表示部21、第2発光表示部22及び透光パネル231に表示させる。制御部24は、車両200に搭載されている車両200の走行制御を行うECU111等から、車両200の挙動を示す情報を取得する。車両200の挙動を示す情報は、自動運転情報、車両200が右折することを示す右折情報、車両200が左折することを示す左折情報、車両200が車線変更を行う車線変更情報、ブレーキを行うことを示すブレーキ情報、一時停止することを示す停止情報等である。車両200の挙動を示す情報に基づいて、制御部24は、自動運転状態であること、車両200が右折すること、車両200が左折すること、車線変更すること、ブレーキを掛けていること、一時停止していること等を、第1領域及び第2領域に表示させる。
また、自動運転状態において、右折、左折、車線変更、ブレーキ、一時停止する場合には、制御部24は、第2領域の点灯状態を制御する。具体的には、図6の(a1)及び図6の(a2)に示すように、制御部24は、車両200が右折する場合、例えば右折することを示す映像を第1発光表示部21表示させ、かつ、右折する側の発光素子241を点灯させる。これにより、透光パネル231の右側から光が出射する。また、制御部24は、車両200が左折する場合、例えば左折することを示す映像を第1発光表示部21に表示させ、かつ、左折する側の発光素子241を点灯させる。これにより、透光パネル231の左側から光が出射する。透光パネル231から出射する光も映像に含む。
さらに、図6の(b1)及び図6の(b2)に示すように、制御部24は、例えば、車両200が右へ車線変更する場合、右へ車線変更することを示す映像を第1発光表示部21に表示させ、かつ、右側の発光素子241を点灯させる。これにより、透光パネル231の右側から光が出射する。
また、図6の(c1)及び図6の(c2)に示すように、車両200のECU111がブレーキを掛けた場合、制御部24は、例えば「ブレーキ」という文字を第1発光表示部21表示させ、かつ、2つの発光素子241を点灯させる。これにより、透光パネル231の両側から光が出射する。
他にも、図6の(d1)及び図6の(d2)に示すように、制御部24は、車両200が一時停止する場合に「一時停止中」という文字を第1発光表示部21に表示させ、かつ、ブレーキの場合と異なる色で、2つの発光素子241を点灯させる。これにより、透光パネル231の両側から光が出射する。
なお、本実施の形態では、自動運転状態、右折、左折、車線変更、ブレーキ、一時停止等をする場合では、文字で表示することに限定されず、記号、標識、音等で報知してもよい。また、車両200が右折することを意味する記号、車両200が左折することを意味する記号は、記号に限定されず、文字、音等で報知してもよい。
第1発光表示部21及び第2発光表示部22は、制御部24によって、例えば、車両200の挙動を示す情報を車両200の周囲に報知するための光を出射する。
[動作]
次に、本実施の形態における照明システム202の動作について説明する。照明システム202の動作についても実施の形態1と同様であるため、詳細な説明を省略する。
図7は、実施の形態2に係る車両200の自動運転状態における、車両200の挙動を示す模式図である。
図7に示すように、車両200が自動運転状態である場合に(S1でYES)、制御部24は、第1発光表示部21及び第2発光表示部22を不透明化させる(S2)。
図7に示すように、次に、制御部24は、車両200の挙動に応じて、第1発光表示部21及び第2発光表示部22に映像を表示させる(S3)。
次に、制御部24は、車両200の挙動に応じて、2つの発光モジュール240を選択的に点灯させる(S13)。これにより、第1発光表示部21の映像と連動して、透光パネル231から発光モジュール240が出射した光が出射する。
一例を挙げると、制御部24は、右折情報をECU111等から取得すると、第1発光表示部21に右折記号を表示させ、かつ、右折側の発光モジュール240を点灯させる。これにより、右折側の透光パネル231からは光が出射する。
もう一例を挙げると、制御部24は、ブレーキ情報をECU111等から取得すると、第1発光表示部21にブレーキを掛けていることを示す文字を表示させ、かつ、2つの発光モジュール240を点灯させる。これにより、両側の透光パネル231から光が出射する。
なお、車両200が一時停止する場合、制御部24は、ブレーキを掛けている場合と異なる色の光を出射させてもよい。
一方、制御部24は、車両200が手動運転状態であれば(S1でNO)、第1発光表示部21及び第2発光表示部22への電圧の印加を停止して、第1発光表示部21及び第2発光表示部22を透明化させる(S4)。
こうして、制御部24は、このフローを終了してステップS1に戻る。この照明システム202では、車両200の自動運転状態における車両200の挙動を周囲に報知する。これにより、車両200の周囲の人は、自動運転状態における、右折、左折、車線変更、ブレーキ、一時停止等といった車両200の挙動を認知することができる。
[作用効果]
次に、本実施の形態における照明システム202及び車両200の作用効果について説明する。
上述したように、本実施の形態に係る照明システム202において、制御部24は、車両200が手動運転状態時に、第1領域の光の透過度を第1透過度にし、自動運転状態時に、第1領域を第1透過度よりも低い第2透過度にする。
これによれば、制御部24は、車両200が手動運転状態時に第1領域の光の透過度を上げて、自動運転状態時に第1領域の光の透過度を下げる。このため、車両200の周囲の人は、自動運転状態時に表示される映像を認識し易くなる。
また、本実施の形態に係る照明システム202において、制御部24は、さらに、自動運転状態時における車両200の挙動に応じて、態様の異なる映像を第1領域に表示する。
これによれば、制御部24は、自動運転状態時における、右折、左折、車線変更、ブレーキ、一時停止等の車両200の挙動に応じて、態様の異なる映像を第1領域に表示する。このため、照明システム202では、自動運転状態における車両200の挙動について、周囲に注意喚起することができる。その結果、車両200の周囲の人は、自動運転状態における、右折、左折、車線変更、ブレーキ、一時停止等といった車両200の挙動を認知することができる。
本実施の形態における他の作用効果についても、実施の形態1と同様の作用効果を奏する。
(実施の形態3)
[構成]
本実施の形態に係る照明システム302及び車両300の構成について説明する。
図8は、実施の形態3に係る車両300を示すブロック図である。
図8に示すように、本実施の形態では、さらに、車両300の挙動と2つの前方信号灯121と、2つの後方信号灯122の点灯とが連動する点で実施の形態1と異なっている。また、本実施の形態の照明システム302は、特に明記しない場合は、実施の形態1と同様であり、同一の構成については同一の符号を付して構成に関する詳細な説明を省略する。
車両300は、フロントガラス及びリアガラスの他に、2つの前方信号灯121と、2つの後方信号灯122と、照明システム302とを有する。
前方信号灯121は、車両300の進行方向側に配置された信号灯である。後方信号灯122は、車両300の進行方向と反対側に配置された信号灯である。前方信号灯121及び後方信号灯122は、車両300の挙動と共に点灯する、ターンランプ及びブレーキランプである。このような前方信号灯121及び後方信号灯122は、ヘッドランプ又はテールランプ等に設けられている。
照明システム302の制御部24は、自動運転状態時における車両300の挙動に応じて、態様の異なる映像を第1領域及び第2領域に表示させ、かつ、前方信号灯121及び後方信号灯122の点灯状態を制御する。つまり、制御部24は、前方信号灯121及び後方信号灯122の点灯に連動して、第1発光表示部21及び第2発光表示部22に映像を表示させる。例えば、制御部24は、第1領域及び前方信号灯121、又は、第2領域及び後方信号灯122を連動して点灯させる。
一例を挙げると、制御部24は、ECU111等から右折情報を取得すると、第1発光表示部21に右折記号を表示させ、かつ、右折側の発光モジュール240を点灯させて透光パネル231から光を出射させる。制御部24は、これとほぼ同時に、車体11の前後に配置されている前方信号灯121及び後方信号灯122である各々の右側のターンランプを点灯させる。
もう一例を挙げると、制御部24は、ブレーキ情報をECU111等から取得すると、第1発光表示部21にブレーキを掛けていることを示す映像を表示させ、かつ、2つの発光モジュール240を点灯させて透光パネル231の両側から光を出射させる。制御部24は、これとほぼ同時に、車体11の後方に配置されている後方信号灯122である2つのブレーキランプを点灯させる。
[動作]
次に、本実施の形態における照明システム302の動作について説明する。照明システム302の動作についても実施の形態1と同様であるため、詳細な説明を省略する。
図9は、実施の形態3に係る車両300に搭載された照明システム302の動作を示すフローチャートである。図10は、実施の形態3に係る車両300の自動運転状態における、車両300の挙動を示す模式図である。
図9に示すように、車両300が自動運転状態である場合に(S1でYES)、制御部24は、第1発光表示部21及び第2発光表示部22を不透明化させる(S2)。
次に、制御部24は、車両300の挙動に応じて、第1発光表示部21及び第2発光表示部22に映像を表示させる(S3)。
次に、制御部24は、車両300の挙動に応じて、2つの発光モジュール240を選択的に点灯させる(S13)。
次に、制御部24は、車両300の挙動に応じて、前方信号灯121及び後方信号灯122を点灯させる(S24)。具体的には、制御部24は、ステップS3における第1発光表示部21に映像の表示と、ステップS13における発光モジュール240の点灯と、前方信号灯121及び後方信号灯122の点灯とを連動させる。
一例を挙げると、制御部24は、右折情報をECU111等から取得すると、第1発光表示部21に右折記号を表示させ、かつ、右折側の発光モジュール240を点灯させて透光パネル231から光を出射させ、かつ、前方信号灯121及び後方信号灯122である右側のターンランプを点灯させる。
また、もう一例を挙げると、制御部24は、ブレーキ情報をECU111等から取得すると、第1発光表示部21にブレーキを掛けていることを示す文字を表示させ、かつ、2つの発光モジュール240を点灯させて両側の透光パネル231から光を出射させ、かつ、前方信号灯121及び後方信号灯122であるブレーキランプを点灯させる。
一方、制御部24は、手動運転状態時では(S1でNO)、第1発光表示部21及び第2発光表示部22を透明化させる(S4)。
こうして、制御部24は、このフローを終了してステップS1に戻る。照明システム302では、車両300の自動運転状態における車両300の挙動を周囲に報知する。これにより、車両300の周囲の人は、自動運転状態における、右折、左折、車線変更、ブレーキ、一時停止等といった車両300の挙動を認知することができる。
[作用効果]
次に、本実施の形態における照明システム302及び車両300の作用効果について説明する。
上述したように、本実施の形態に係る照明システム302において、車両300は、信号灯を有する。そして、制御部24は、自動運転状態時における車両300の挙動に応じて、態様の異なる映像を第1領域に表示させ、かつ、信号灯の点灯状態を制御する。
これによれば、制御部24は、自動運転状態時における車両300の挙動に応じて、態様の異なる映像を第1領域に表示させ、かつ、信号灯の点灯状態を制御する。このため、照明システム302では、自動運転状態における車両300の挙動について、周囲に注意喚起することができる。その結果、車両300の周囲の人は、自動運転状態における、右折、左折、車線変更、ブレーキ、一時停止等といった車両300の挙動をより認知することができる。
また、本実施の形態に係る照明システム302において、窓は、車両300の進行方向に配置され、第1領域を有する第1窓と、進行方向と反対側に配置され、態様で映像を表示する第2領域を有する第2窓とを含む。また、車両300は、進行方向に配置され、信号灯である前方信号灯121と、進行方向と反対側に配置され、信号灯である後方信号灯122とを有する。そして、制御部24は、第1領域及び前方信号灯121、又は、第2領域及び後方信号灯122が連動して点灯する。
これによれば、制御部24は、第1領域及び前方信号灯121、又は、第2領域及び後方信号灯122が連動して点灯する。このため、照明システム302では、自動運転状態における車両300の挙動について、周囲に注意喚起することができる。その結果、車両300の周囲の人は、自動運転状態における、右折、左折、ブレーキ、車線変更、一時停止等といった車両300の挙動をより認知することができる。
本実施の形態における他の作用効果についても、実施の形態1等と同様の作用効果を奏する。
(実施の形態4)
[構成]
本実施の形態に係る照明システム402及び車両400の構成について説明する。
図11は、実施の形態4に係る車両400を示すブロック図である。
図11に示すように、本実施の形態では、さらに、第1領域が遮光状態となった場合に、室内灯423を点灯させる点で実施の形態1と異なっている。また、本実施の形態の照明システム402は、特に明記しない場合は、実施の形態1と同様であり、同一の構成については同一の符号を付して構成に関する詳細な説明を省略する。
車両400は、さらに、室内灯423を有する。室内灯423は、例えばルームランプである。
制御部24は、自動運転状態となった場合に、室内灯423を点灯させる。制御部24は、ECU111等から自動運転情報を取得すると、室内灯423を点灯させるように室内灯423を制御する。
[動作]
次に、本実施の形態における照明システム402の動作について説明する。照明システム402の動作についても実施の形態1と同様であるため、詳細な説明を省略する。
図12は、実施の形態4に係る車両400に搭載された照明システム402の動作を示すフローチャートである。
図12に示すように、車両400が自動運転状態である場合に(S1でYES)、制御部24は、第1発光表示部21及び第2発光表示部22を不透明化させる(S2)。
次に、制御部24は、ECU111等から自動運転情報を取得すると、室内灯423を点灯させる(S34)。
次に、制御部24は、車両400の挙動に応じて、第1発光表示部21及び第2発光表示部22に映像を表示させる(S3)。
次に、制御部24は、車両400の挙動に応じて、2つの発光モジュール240を選択的に点灯する(S13)。
次に、制御部24は、車両400の挙動に応じて、前方信号灯121及び後方信号灯122を点灯させる(S24)。具体的には、制御部24は、ステップS3における第1発光表示部21に映像と、ステップS13における発光モジュール240の点灯と、前方信号灯121及び後方信号灯122とを連動して点灯させる。
一方、制御部24は、手動運転状態時では(S1でNO)、第1発光表示部21及び第2発光表示部22を透明化させる(S4)。この場合、制御部24は、自動運転状態で室内灯423が点灯していた場合は、室内灯423を消灯する。
こうして、制御部24は、このフローを終了してステップS1に戻る。照明システム402では、車両400の自動運転状態における車両400の挙動を周囲に報知する。これにより、車両400の周囲の人は、自動運転状態における、右折、左折、車線変更、ブレーキ、一時停止等といった車両400の挙動を認知することができる。
[作用効果]
次に、本実施の形態における照明システム402及び車両400の作用効果について説明する。
上述したように、本実施の形態に係る照明システム402において、車両400は、室内灯423を有する。制御部24は、自動運転状態となった場合に、室内灯423を点灯させる。
これによれば、制御部24は、自動運転状態となった場合に、室内灯423を点灯させる。このため、車両400に搭乗している搭乗者が快適に過ごしやすくなる。
本実施の形態における他の作用効果についても、実施の形態1等と同様の作用効果を奏する。
(その他変形例等)
以上、本開示について、実施の形態1〜4に基づいて説明したが、本開示は、上記実施の形態1〜4に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態1〜4に係る照明システムでは、光源モジュールが第2窓の端面から光を入射させる構成であるが、例えば車室にプロジェクター等の光源モジュールを設置して、第2窓に向けて光を出射してもよい。光源モジュールは、例えば車室の天井、第2窓を支持するフレーム等に設置される。この場合、車両が右折する場合に第2領域の右側に光を出射し、車両が左折する場合に第2領域の左側に光を出射する。また、一時停止する場合は、第2領域の両側に光を出射する。この場合、2つの光源モジュールを配置してもよい。光源モジュールから光が出射することにより、右側領域及び左側領域が選択的に発光する。
また、上記実施の形態1〜4に係る照明システムにおいて、図13及び図14に示すように、第1発光表示部521は、例えばヘッドアップディスプレイであってもよい。図13は、変形例に係る車両を示す模式図である。図14は、図13のXIV−XIV線において、変形例に係る車両を示す断面図である。図14に示すように、本実施の形態では、第1発光表示部521は、車両のダッシュボードと、トランクルームとにそれぞれ配置されている。図14では、ダッシュボードに配置されている第1発光表示部521について説明する。第1発光表示部521は、ホログラム方式又はダイクロイック方式のいずれであってもよい。フロントガラス511aに対する車室内側には、コンバイナー531が配置されている。コンバイナー531は、フロントガラス511aと対向し、第1発光表示部521の筐体521aに対して倒立する姿勢で指示されている。コンバイナー531を構成するパネルには、クロミック材料、液晶等が用いられている。例えば、自動運転状態では、制御部がコンバイナー531に電圧を印加することで、コンバイナー531の透明度を低下させる。また、制御部は、筐体521aに収容された第1発光表示部521の光源部521bに映像を表示させる。光源部521bが出射した光は、コンバイナー531で反射され、フロントガラス511aを透過して車両の外に出射する。これにより、フロントガラス511aに映像が表示されているかのように見えるため、車両の周囲の人は、映像を認知することができる。なお、この場合における第1領域は、コンバイナー531と対向するフロントガラスの一部である。
このような、光源部521bは、車両の室内に配置されていてもよい。この場合、第1発光表示部521が太陽光の光を直接浴びにくくなるため、長寿命化を図ることができる。
また、上記実施の形態1〜4に係る照明システムにおいて、第1発光表示部及び第2発光表示部に車両の挙動を示す映像を表示するが、第1発光表示部及び第2発光表示部のうちいずれか一方であってもよい。
例えば、上記実施の形態1〜4に係る照明システムは、フロントガラスとリアガラスとに限定されない。例えば、照明システムは、車両のサイドガラス及びドアガラスに適用されてもよい。
また、上記実施の形態1〜3に係る照明システムにおいて、制御部が第1発光表示部の光の透過度を第1透過度から第2透過度に変更する場合に、これと同時に第1発光表示部に光拡散性を付与してもよい。一例を挙げると、第1発光表示部が第2透過度になった場合に、第1発光表示部を、単に不透明又は半透明な状態にするのではなく、高分子分散液晶等の材料により、電圧を印加しないことで、不透明又は半透明な状態かつ光散乱させる状態にしてもよい。この場合、第1発光表示部が第2透過度の場合に、第1発光表示部から出射される光が拡散するため、車外の広範囲に車両の挙動を報知することができる。このため、車両の周囲の人は、車両が自動運転状態であることを認知し易くなる。第2発光表示部においても同様であるため説明を省略する。
また、上記実施の形態1〜4に係る照明システムに含まれる各処理部は典型的に集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部又は全てを含むように1チップ化されてもよい。
また、集積回路化はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後にプログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)、又はLSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
なお、上記各実施の形態1〜4において、各構成要素は、専用のハードウェアで構成されるか、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPU又はプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスク又は半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
また、上記で用いた数字は、全て本開示を具体的に説明するために例示するものであり、本開示の実施の形態1〜4は例示された数字に制限されない。
また、ブロック図における機能ブロックの分割は一例であり、複数の機能ブロックを一つの機能ブロックとして実現したり、一つの機能ブロックを複数に分割したり、一部の機能を他の機能ブロックに移してもよい。また、類似する機能を有する複数の機能ブロックの機能を単一のハードウェア又はソフトウェアが並列又は時分割に処理してもよい。
また、フローチャートにおける各ステップが実行される順序は、本開示を具体的に説明するために例示するためであり、上記以外の順序であってもよい。また、上記ステップの一部が、他のステップと同時(並列)に実行されてもよい。
その他、実施の形態1〜4に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で実施の形態1〜4における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本開示に含まれる。
1、200、300、400 車両(移動体)
2、202、302、402 照明システム
511a フロントガラス(窓、第1窓)
21 第1発光表示部(光源部、窓、第1窓)
22 第2発光表示部(光源部、窓、第2窓)
521a 光源部
24 制御部
121 前方信号灯(信号灯)
122 後方信号灯(信号灯)
423 室内灯

Claims (9)

  1. 移動体の窓に対して照明を行う照明システムであって、
    光を出射する光源部と、
    前記移動体が自動運転状態時に、少なくとも前記窓の一部における第1領域の光の透過度を変更させる制御部とを備え、
    前記制御部は、前記自動運転状態時に、前記光源部に光を出射させることによって、前記第1領域に前記移動体の外部から視認される態様で映像を表示することにより、光の前記透過度を変更させる
    照明システム。
  2. 前記制御部は、
    前記移動体が手動運転状態時に、前記第1領域の光の前記透過度を第1透過度にし、
    前記自動運転状態時に、前記第1領域を前記第1透過度よりも低い第2透過度にする
    請求項1に記載の照明システム。
  3. 前記制御部は、さらに、前記自動運転状態時における前記移動体の挙動に応じて、前記態様の異なる映像を前記第1領域に表示する
    請求項1又は2に記載の照明システム。
  4. 前記移動体は、信号灯を有し、
    前記制御部は、前記自動運転状態時における前記移動体の挙動に応じて、前記態様の異なる映像を前記第1領域に表示させ、かつ、前記信号灯の点灯状態を制御する
    請求項3に記載の照明システム。
  5. 前記窓は、前記移動体の進行方向に配置され、前記第1領域を有する第1窓と、前記進行方向と反対側に配置され、前記態様で映像を表示する第2領域を有する第2窓とを含み、
    前記移動体は、
    前記進行方向に配置され、前記信号灯である前方信号灯と、
    前記進行方向と反対側に配置され、前記信号灯である後方信号灯とを有し、
    前記制御部は、前記第1領域及び前記前方信号灯、又は、前記第2領域及び前記後方信号灯を連動して点灯させる
    請求項4に記載の照明システム。
  6. 前記光源部は、文字、記号、及び、標識の少なくとも1以上を示す映像としての光を出射する
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の照明システム。
  7. 前記光源部は、前記移動体の室内に配置されている
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の照明システム。
  8. 前記移動体は、室内灯を有し、
    前記制御部は、前記自動運転状態となった場合に、前記室内灯を点灯させる
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の照明システム。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の照明システムを備える
    移動体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2021253948A1 (zh) * 2020-06-18 2021-12-23 北京航迹科技有限公司 一种车窗内容显示方法、装置、电子设备及可读存储介质

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