JP6770059B2 - 組織採取デバイス - Google Patents

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Description

本発明は、組織採取を定量的に行うことができるデバイスに関する。
再生医療等製品は、ヒト組織などを原料としてヒトの細胞に培養などの加工を施したものである。再生医療等製品を作製するためには、作製に必要な量の組織を確保する必要があるため、人体をメスなどで切開して組織を採取しているが、このような方法は侵襲性が高く、人体への影響が大きい。
また、低侵襲的な手段として、生検用の組織採取ニードルなどが存在しているが、これはあくまで検査のために微量の組織を採取するものであり、再生医療等製品に必要な量の組織を確保するためには、かかるニードルを人体に対して複数回使用する必要がある。
例えば、特許文献1には、先端が注射針状に形成された筒状体と、先端が針状に形成されてその近傍にブラシ毛が突設したブラシ棒とを備えた、細胞組織採取具が開示されている。この細胞組織採取具は、ブラシ棒を筒状体内に挿脱自在に配置して、ブラシ毛と先端針から出し入れさせることで、臓器内の広い範囲から細胞を採取しようとするものであるが、侵襲性が高いなどの問題が懸念される。
特許文献2には、管状のシースと、先端部に螺旋状の溝を有する針本体を構成するコアシャフトとを備えた、生検デバイスが開示されている。このデバイスは、コアシャフトをシース内に挿通して出し入れさせることで、螺旋状の溝に組織を捕捉しようとするものであるが、コアシャフトがシース内の容積を占有してしまう為、採取量が少ないなどの問題が懸念される。
特許文献3には、鞘部材と、針管と、回転刃が設けられた針部材とを備え、針部材操作部及び針管操作部の外周に目盛りが設けられた、穿刺針が開示されている。この穿刺針は、目盛りによって、針部材の突出する長さを調整しようとするものであるが、かかる調整は操作者の手技に依存するため、組織を定量的に採取できないなどの問題が懸念される。
特開2000−60859号公報 特開2012−235878号公報 特開2015−85141号公報
このような中、本発明者は、組織採取を効率的に行うデバイスを開発するにあたり、針状体の進退により組織を採取する従来の生検デバイスでは、一回の操作で十分な量の組織を確保することができないこと、また、操作者の手技により採取量に差が出るなどの問題に直面した。したがって、本発明の目的は、そのような問題を解決し、簡単な操作で組織を定量的に採集することができるデバイスを提供することにある。
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意研究を進める中で、手技によって採取量に差が出ないようにするためには、簡単な操作で、誰でも定量的に組織を採取できるデバイスを開発しなければならないことに着眼した。そして、さらに研究を進めた結果、組織採取デバイスの進退を螺合機構で制御することにより、組織を定量的に採取できることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち本発明は、以下に関する。
[1]第1螺合部を内面に有する鞘部材、および該鞘部材内を進退自在に挿通され、外面に前記第1螺合部に螺合する第2螺合部を有する、穿刺筒を含み、前記鞘部材および/または前記穿刺筒が先端に刃を有する、組織採取デバイス。
[2]穿刺筒が、該穿刺筒の内面に突設された螺旋状の刃を有する、上記[1]に記載の組織採取デバイス。
[3]鞘部材の外面に目盛りを有する、上記[1]または[2]に記載の組織採取デバイス。
[4]穿刺筒が、外側筒状体、および該外側筒状体内を進退自在に挿通される内側筒状体を含む、上記[1]〜[3]のいずれか一つに記載の組織採取デバイス。
[5]内側筒状体が軸方向に延伸する溝を有する、上記[4]に記載の組織採取デバイス。
[6]第2螺合部と螺合する第3螺合部を有する、穿刺筒を収容するための容器をさらに含む、上記[1]〜[5]のいずれか一つに記載の組織採取デバイス。
[7]少なくとも一部が光透過性の材料で構成される、上記[1]〜[6]のいずれか一つに組織採取デバイス。
本発明によれば、簡単な操作で組織を定量的に採取できるデバイスを提供することができる。また、本発明のデバイスを使用することにより、操作者の手技に依存せずに、一回の操作で定量的に組織を採取することができるため、低侵襲性を達成することができる。
図1は、本発明の第1実施態様に係るデバイスを概略的に示す、断面図である。 図2A〜図2Dは、本発明の第1実施態様に係るデバイスの使用例を概略的に示す、断面図である。 図3Aおよび図3Bは、本発明の螺旋状刃3を概略的に示す、断面図である。 図4は、本発明の第2実施態様に係るデバイスを概略的に示す、断面図である。 図5は、本発明の第3実施態様に係るデバイスを概略的に示す、断面図である。 図6Aおよび図6Bは、本発明の第3実施態様に係るデバイスの使用例を概略的に示す、断面図である。 図7Aおよび図7Bは、本発明の容器を概略的に示す、断面図である。
以下、本発明を、図面を参照しつつ、好適な実施態様に基づき、詳細に説明する。なお、図中の各部材の大きさは説明のために適宜強調されており、実際の比率、大きさを示すものではない。また、以下の説明において、基端部とは、デバイスにおける操作者側の端部、先端部とは、デバイスにおける組織側の端部をいう。
〔第1実施態様〕
まず、本発明の第1実施態様に係るデバイスについて説明する。図1は、本発明の第1実施態様に係るデバイスを概略的に示す、断面図である。デバイスは、鞘部材1および穿刺筒2を含み、穿刺筒2は、鞘部材1内に進退自在に挿通することができる。鞘部材1および穿刺筒2は、共に筒状体である。鞘部材1は、基端側の内面に第1螺合部11が突設されており、鞘部材1の先端部12は、鞘部材1の長軸に対して垂直な面に対して傾斜しており、組織に刺し込むことができる先尖形状の刃として形成されている。穿刺筒2は、基端側の外面に、第1螺合部11と螺合する第2螺合部21が突設されている。第1螺合部11の長さは、第2螺合部21の長さと略同一であり、鞘部材1の第1螺合部11より先端側の長さは、穿刺筒2の第2螺合部21より先端側の長さと略同一である。
穿刺筒2の先端部22には、内面に螺旋状刃3が突設されており、穿刺筒2の基端部23には、操作部24が設けられている。第1螺合部11が突設された鞘部材1の基端側の外径は、第1螺合部11より先端側の鞘部材1の外径より大きく、この外径の段差によりストッパー13を形成している。また、鞘部材1の第1螺合部11より先端側の内径は、穿刺筒2の第2螺合部21の外径より小さく、第2螺合部21が鞘部材1の第1螺合部11より先端側に螺入しないように設計されている。
図2A〜図2Dは、本発明の第1実施態様に係るデバイスの使用例を概略的に示す、断面図である。本発明のデバイスを使用する場合は、鞘部材1の先端部12を適用部位に穿刺して、切開および組織の切り出しを行い、鞘部材1の内側に組織を取り込む(図2A)。鞘部材1は、ストッパー13を有しているため、鞘部材1が適用部位に不用意に入り込むなどの問題が起こりにくい。ここで、鞘部材1の適用部位における穿刺深さを確認することができるように、鞘部材1は、外面に目盛りを有していてもよい。
次に、穿刺筒2を鞘部材1に挿入して、穿刺筒2の第2螺合部21と、鞘部材1の第1螺合部11とを螺合させ、操作部24を操作して穿刺筒2を回転させる(図2B)。穿刺筒2は回転しながら鞘部材1の先端方向(下矢印方向)に螺入し、穿刺筒2の螺旋状刃3が鞘部材1内の組織を細切りにしながら、穿刺筒2の内側に取り込む。穿刺筒2を回転させる際には、鞘部材1を固定した状態で回転させるのが好ましい。
鞘部材1の先端側の内径は、穿刺筒2の第2螺合部21の外径より小さいため、穿刺筒2の螺入は途中で停止する(図2C)。すなわち、操作部24をさらに操作しても穿刺筒2は回転せず、それ以上は進まない。組織を取り出す際には、鞘部材1を穿刺筒2と共に上矢印の方向に引き抜くか、または、穿刺筒2を先程とは逆方向に回転させて上矢印の方向に引き抜く(図2D)。穿刺筒2を回転させて引き抜く場合は、予め鞘部材1と穿刺筒2とを一体的に回転させて、螺旋状刃3によって穿刺筒2内の組織を適用部位から確実に切断するようにしてもよい。ここで、鞘部材1と穿刺筒2との螺合は、穿刺筒2が鞘部材1内で一定の位置まで螺入されると空回りを始め、軸方向にそれ以上進まない構造としてもよい。この場合は、穿刺筒2が鞘部材1内で空回りすることで組織を切断可能であり、鞘部材1と共に回転させて組織を切断する場合より、低侵襲に組織を回収できる。
以上のように、本発明のデバイスは、穿刺筒2の進退を螺合により制限しているため、操作者の不注意により穿刺筒2が適用部位に不用意に入り込むなどの問題が起こりにくい。また、穿刺筒2の進退距離は、操作部24の回転距離によって決まるため、例えば、組織の採取量を操作部24の回転数によって定量的に調節することができる。また、本発明の鞘部材1の外面にはストッパー13が形成されているため、鞘部材1を適用部位に穿刺した際に、鞘部材1が適用部位に不用意に入り込むなどの問題が起こりにくい。
本発明の穿刺筒2は、筒状体であるため、穿刺筒2の内側に十分な量の組織を取り込むことができる。そして、内面に螺旋状刃3が突設されているため、穿刺筒2は、適用部位を回転しながら進み、組織を細切りにすることができる。また、螺旋状刃3は、穿刺筒2の先端部22において蓋の機能を果たし、穿刺筒2内に組織を取り込んだ状態で、鞘部材1および/または穿刺筒2を引き抜く際に、組織が穿刺筒2の先端部22から抜け落ちないようにすることができる。
図3Aおよび図3Bは、本発明の螺旋状刃3を概略的に示す、部分断面図である。図3Aに示されるように、螺旋状刃3は、穿刺筒2の長軸に対して垂直な面に対して傾斜した、先端に刃31を有する2つの板状の部材32である。刃31は、穿刺筒2の長軸に対して垂直な面に対して傾斜するように配置されており、適用部位の表面に斜めから入り込んで進み、組織を細切りにすることができる。螺旋状刃3は、穿刺筒2の先端部の内面に突設されており、螺旋状刃3の軸方向長さは、穿刺筒2の軸方向長さより短い。すなわち、螺旋状刃3は穿刺筒2の先端部より基端側には設けられておらず、穿刺筒2内に取り込まれた組織を取り出す際に邪魔にならない。また、螺旋状刃3は穿刺筒2の内面に固定されており、オーガスクリューのように支柱が穿刺筒2の容積を占有することがないため、その分だけ多くの組織を取り込むことができる。
図3Bは、螺旋状刃3が突設された穿刺筒2を軸方向から見た図である。板状の部材32は、軸方向から見て角度90度の扇形であり、2つの板状の部材32が、穿刺筒2の内面の対向する位置に突設されている。すなわち、2つの板状の部材32が、穿刺筒2内で二重螺旋を描くように配置されており、組織をより細切りにすることができる。また、2つの板状の部材32の2つの刃31は、穿刺筒2の直径を横断するように配置されており、穿刺筒2を回転させながら適用部位に差し込む際に、螺旋状刃3が組織に入り込み易い。さらに、対向する2つの板状の部材32によって、穿刺筒2内に取り込まれた組織をより確実に保持することができる。
以上のように、本発明の第1実施態様に係るデバイスは、操作者の手技に依存せずに、一回の操作で定量的に組織を採取することができるため、低侵襲性を達成することができる。
なお、鞘部材1は、上記の実施態様に限定されるものではなく、種々の変形例をとることが可能である。例えば、鞘部材1のストッパー13は、上記のような段差を利用したものに限られず、例えば、鞘部材1の外面に固定可能で、鞘部材1の軸方向にスライド可能な鍔状部(図示せず)を設けても良い。これにより、鍔状部を上記のような鞘部材1外面の目盛りに合わせてスライドさせることで、定量的な組織採取を達成することができる。
また、螺旋状刃3の螺旋ピッチを、穿刺筒2と鞘部材1との螺合ピッチと同一としてもよい。これにより、螺旋状刃3による組織の破壊を最小にして、螺旋状刃3を組織内にスムーズに進入させることができる。螺旋状刃3を構成する部材32の軸方向から見た角度は90度に限定されず、1〜360度の間、または360度以上で、自由に設定することができる。すなわち、螺旋状刃3は、糸状の刃であっても、扇形の刃であっても、360度以上の螺旋刃であってもよい。部材32の枚数も2枚に限定されず、例えば、1〜10枚など自由に設定することができる。さらに、螺旋状刃3の中心方向突出高さを、穿刺筒2の半径より大きくすることで、組織の切り離し効果を高めてもよい。
〔第2実施態様〕
次に、本発明の第2実施態様に係るデバイスについて説明する。図4は、本発明の第2実施態様に係るデバイスを概略的に示す、断面図である。なお、以下の説明では、第1実施態様に係るデバイスの構成と同じ部分については、同じ符号を付してそれらの説明は省略する。
本実施態様において、穿刺筒2Aは、内側筒状体5(図中央)および外側筒状体4(図左側)を含む。内側筒状体5は、外側筒状体4内を進退自在に挿通される(図右側)。外側筒状体4は基端側に開口43を有し、内側筒状体5を、外側筒状体4の基端側から挿通させることができる。内側筒状体5は、内面に螺旋状刃3が突設されており、外側筒状体4は、外面に螺合部41が突設されている。本実施態様において、鞘部材1(図示せず)の第1螺合部11(図示せず)は、外側筒状体4の螺合部41に螺合し、組織は内側筒状体5の内側に取り込まれる。
内側筒状体5の基端側には把持部51が設けられており、把持部51の外径は、外側筒状体4の内径より大きい。操作者は、把持部51を把持して、内側筒状体5を外側筒状体4内で摺動させることができるが、把持部51の進入は外側筒状体4の基端側で止まる。把持部51は、外側筒状体4の操作部44に取り外し可能に固定することができ、外側筒状体4と内側筒状体5とは一体的に回転させることができる。
内側筒状体5には、軸方向に延伸する薄肉部Tが設けられている。組織を取り出す際には、内側筒状体5を外側筒状体4から引き抜き、内側筒状体5の基端側から棒状体や空気を入れるなどして組織を先端側へ押し出すか、内側筒状体5を薄肉部Tに沿って縦に割ることで、容易に取り出すことができる。また、内側筒状体5は、光透過性の材料で構成されており、外面に目盛り52を有する。したがって、操作者は、内側筒状体5内に取り込まれた組織の量を内側筒状体5の外側から確認することができる。そして、採取量が少ない場合は、内側筒状体5を外側筒状体4内に戻し、再び、穿刺筒2Aを鞘部材1内で回転させることで、不足している量の組織を取り込むことができる。
以上のように、本発明の第2実施態様に係るデバイスは、操作者の手技に依存せずに、一回の操作で定量的に組織を採取することができるため、低侵襲性を達成することができる。
なお、穿刺筒2Aは、上記の実施態様に限定されるものではなく、種々の変形例をとることが可能である。例えば、内側筒状体5および外側筒状体4の両方を光透過性の材料で構成することで、穿刺筒2Aを鞘部材1から取り出すだけで組織の採取量を確認できるようにしてもよい。さらに、鞘部材1も光透過性の材料で構成することで、穿刺筒2Aを鞘部材1から取り出すことなく、組織の採取量を確認できるようにしてもよい。
〔第3実施態様〕
次に、本発明の第3実施態様に係るデバイスについて説明する。図5は、本発明の第3実施態様に係るデバイスを概略的に示す、断面図である。なお、以下の説明では、第1実施態様および第2実施態様に係るデバイスの構成と同じ部分については、同じ符号を付してそれらの説明は省略する。
本実施態様において、鞘部材1A(図左側)の第1螺合部11より先端側の長さは、穿刺筒2B(図中央)の第2螺合部21より先端側の長さより短い。鞘部材1の先端部12Aは、鞘部材1の長軸に対して垂直な面に対して平行である。鞘部材1の先端部12Aには刃が設けられておらず、鞘部材1の先端部12Aを適用部位に押し付けても刺さらないように設計されている。穿刺筒2Bの先端部22Bは、穿刺筒2Bの長軸に対して垂直な面に対して平行である。本実施態様において、穿刺筒2Bの内面には螺旋状刃が設けられておらず、代わりに、穿刺筒2Bの下端、すなわち、先端部22Bに刃22Cが設けられている。したがって、穿刺筒2Bの先端部22Bを適用部位に穿刺して、切開および組織の切り出しを行い、穿刺筒2Bの内側に組織を取り込むことができる。穿刺筒2Bの基端部23には、開口部25が設けられている。穿刺筒2Bを鞘部材1A内に挿通させると、穿刺筒2Bの先端側は、鞘部材1Aの先端部12Aから露出する(図中右側)。
図6Aおよび図6Bは、本発明の第3実施態様に係るデバイスの使用例を示す、断面図である。本実施態様のデバイスを使用する場合は、鞘部材1Aの先端部12Aを適用部位の表面に載置する(図6A)。先端部12Aには刃が設けられていないため、鞘部材1Aは適用部位に刺さらない。次に、穿刺筒2Bを鞘部材1Aに挿入して、穿刺筒2Bの第2螺合部21と、鞘部材1Aの第1螺合部11とを螺合させ、操作部24を操作して穿刺筒2Bを回転させる。穿刺筒2Bの先端部22Bに設けられた刃22Cは、適用部位の表面を切開して組織の切り出しを行い、組織を内側に取り込む(図6B)。組織を取り出す際には、穿刺筒2Bの開口部25を指などで閉じた状態で穿刺筒2B内を密閉し、穿刺筒2Bを鞘部材1Aと共に引き抜くことで適用部位から組織を引き剥すことができる。
以上のように、本発明の第3実施態様に係るデバイスは、操作者の手技に依存せずに、一回の操作で定量的に組織を採取することができるため、低侵襲性を達成することができる。
なお、穿刺筒2Bは、上記の実施態様に限定されるものではなく、種々の変形例をとることが可能である。例えば、穿刺筒2Bの先端部22Bの刃に加えて、穿刺筒2Bの内面に螺旋状刃を突設させてもよい。また、開口部25は開閉可能とすることで、操作者の手技に依存せずに、穿刺筒2B内を密閉することもできる。さらに穿刺筒2Bは、開口部25に挿入することができるピストン部材(図示せず)を含んでもよい。これにより、ピストン部材を穿刺筒2B内で摺動させて、穿刺筒2B内に取り込まれた組織を基端部23側に引き上げたり、逆に穿刺筒2Bの先端部22側から押し出したりすることができる。
図7Aおよび図7Bは、本発明の容器を概略的に示す、断面図である。図7Aに示されるように、容器6は、有底筒状の容器であり、内部に液体を収容することができる。かかる液体としては、限定されず、例えば、液体培地、生理食塩水、等張液、緩衝液、凍結保護液などが挙げられる。容器6は、開口部62を有し、開口部62の内側には、第3螺合部61が突設されている。第3螺合部61は、第1実施態様における穿刺筒2の第2螺合部21、第2実施態様における穿刺筒2Aの第2螺合部41、第3実施態様における穿刺筒2Bの第2螺合部21と螺合可能である。すなわち、容器6は、穿刺筒2、穿刺筒2Aおよび穿刺筒2Bを収容することができる。図7Bは、穿刺筒2Aを収容した容器6を示す。
穿刺筒2Aの第2螺合部41を、容器6の第3螺合部61と螺合させることで、穿刺筒2Aを容器6に確実に螺着させて容器6を密閉状態にすることができる。穿刺筒2A内には組織が取り込まれており、組織は、容器6内の液体に浸漬された状態で保存されている。容器6内に保存されている組織の状態を確認する場合は、穿刺筒2Aの内側筒状体5の把持部51を把持し、内側筒状体5を穿刺筒2Aから引き抜くことで、簡単に確認することができる。ここで、容器および外側筒状体4を光透過性の材料で構成することで、組織の状態を容器の外側から確認できるようにしてもよい。
以上、本発明の実施態様1〜3に係るデバイスについて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。当業者は、上記の実施態様1〜3に係るデバイスの構成および形状を好適に組み合わせて、異なる構成や形状を有するデバイスを設計することができる。例えば、本発明において、刃は、鞘部材1の先端、穿刺筒2の先端、穿刺筒2の板状の部材の先端に選択的に設けてもよい。螺旋状刃は、オーガスクリューに使用されるような、螺旋形状の刃を穿刺筒2の内面に突設させてもよいし、オーガスクリューのように螺旋状刃を支柱に取り付けて、穿刺筒2の軸方向に摺動可能に設計してもよい。
本発明においては、各構成は、同様の機能を発揮し得る任意のものと置換することができ、あるいは、任意の構成を付加することもできる。
1、1A 鞘部材
2、2A、2B 穿刺筒
3 螺旋状刃
4 外側筒状体
5 内側筒状体
6 容器

Claims (6)

  1. 第1螺合部を内面に有する鞘部材、および該鞘部材内を進退自在に挿通され、外面に前記第1螺合部に螺合する第2螺合部を有する、穿刺筒を含み、前記鞘部材および/または前記穿刺筒が先端に刃を有し、穿刺筒が、該穿刺筒の内面に突設された螺旋状の刃を有する、組織採取デバイス。
  2. 鞘部材の外面に目盛りを有する、請求項1に記載の組織採取デバイス。
  3. 穿刺筒が、外側筒状体、および該外側筒状体内を進退自在に挿通される内側筒状体を含む、請求項1または2に記載の組織採取デバイス。
  4. 内側筒状体が軸方向に延伸する溝を有する、請求項に記載の組織採取デバイス。
  5. 第2螺合部と螺合する第3螺合部を有する、穿刺筒を収容するための容器をさらに含む、請求項1〜のいずれか一項に記載の組織採取デバイス。
  6. 少なくとも一部が光透過性の材料で構成される、請求項1〜のいずれか一項に記載の組織採取デバイス。
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