JP2009034190A - カニューレ - Google Patents
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Abstract
【課題】顎骨等の硬い骨組織の骨髄生検針用として用いるのに好適で且つ弱い力で簡単に骨組織の骨皮質を貫通させる操作を行うことができると共に骨組織の骨皮質を貫通した状態における気密性が非常に高いカニューレを提供する。
【解決手段】後端にスタイレットSが挿通される挿通口1aを有する支持筒1が固定されているカニューレの先端の外周に、雄ねじ部2を形成すると共に、この雄ねじ部2の先端側の軸方向に沿って中心軸方向へ凹状を成し且つこの凹状の一端縁にセルフタップ機能を有する切れ刃部2aを形成する。
【選択図】図1
【解決手段】後端にスタイレットSが挿通される挿通口1aを有する支持筒1が固定されているカニューレの先端の外周に、雄ねじ部2を形成すると共に、この雄ねじ部2の先端側の軸方向に沿って中心軸方向へ凹状を成し且つこの凹状の一端縁にセルフタップ機能を有する切れ刃部2aを形成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、後端にスタイレットが挿通される挿通口を有する支持筒が固定されているカニューレであって、特に顎骨等の硬い骨組織内の骨髄生検針用として用いるのに好適なカニューレに関するものである。
一般に、カニューレは、その後端の支持筒の挿通口に挿通されるスタイレットと組合わせて骨髄生検針等として使用されるものであり、このような骨髄生検針用のカニューレ及びスタイレットを用いて、骨組織から骨髄サンプルを採取したり骨組織の骨髄内へ各種の医療用薬剤を注入したりする際には、先ずカニューレの後端の支持筒の挿通口にスタイレットを挿通した状態で、カニューレを骨組織の骨皮質に貫通させることによりその先端が骨組織の骨髄に至るまで穿刺し、しかる後に、骨組織から骨髄サンプルを採取する場合には、スタイレットを引き抜いた後にカニューレの支持筒の挿通口に吸引具や注射器等を取り付けて吸引することにより骨髄サンプルを採取したり、スタイレットを引き抜いた後にカニューレを更に骨髄内へと穿刺することによってカニューレ内に骨髄を導入させることにより骨髄サンプルを採取したり、スタイレットを引き抜いた後にカニューレの支持筒の挿通口より採取器具を挿通することにより骨髄サンプルを採取したりすればよく、また骨組織の骨髄内へ各種の医療用薬剤を注入する場合には、スタイレットを引き抜いた後にカニューレの支持筒の挿通口に薬剤が収容された注射器等を取り付けて薬剤を注入すればよい。
しかしながら、例えばハンドルに固定され先端部切削縁をなす先端を有するカニューレ(例えば、特許文献1参照。)の如き従来より存在する一般的な骨髄生検針用のカニューレを用いて、カニューレの後端の支持筒の挿通口にスタイレットを挿通した状態で、カニューレを骨組織の骨皮質に貫通させることによりその先端が骨組織の骨髄に至るまで穿刺する際には、骨組織の骨皮質自体が非常に硬いものであるため、カニューレの先端で骨組織の骨皮質を貫通させるには強い力でカニューレのハンドルを押圧する必要があるという欠点があり、特に貫通させようとする骨組織が顎骨等の如くその骨皮質が非常に硬い場合には、力任せにカニューレのハンドル等を押圧しなければならず、その操作が大変であるという欠点があるばかりでなく、操作中にカニューレ等が変形したり最悪の場合には折れてしまったりする危険性があるという欠点もあった。
一方、このような一般的な骨髄生検針用のカニューレを用いて、カニューレの後端の支持筒の挿通口にスタイレットを挿通した状態で、カニューレを骨組織の骨皮質に貫通させることによりその先端が骨組織の骨髄に至るまで穿刺する際には、前記の如く強い力でカニューレのハンドル等を押圧することによりカニューレの先端で骨組織の骨皮質を貫通させる方法の代わりに、カニューレの外径と略同一の直径を有する穴を骨組織の骨皮質にドリル等により予め穿設した後に、この骨組織の骨皮質に穿設された穴にカニューレを挿入するという方法も多用されているが、何れの方法であってもカニューレが骨組織の骨皮質を貫通した状態で、カニューレの外周面と骨組織の骨皮質との間に僅かな隙間が生じてしまうという欠点があり、特にスタイレットを引き抜いた後にカニューレの支持筒の挿通口に注射器等を取り付けて吸引することにより骨髄サンプルを採取する場合には、骨組織の骨髄内にかけた負圧がこの僅かな隙間により逃げてしまうので、骨髄サンプルを上手く吸引することができないという欠点もあった。
本発明は、前記従来技術の欠点を解消し、後端にスタイレットが挿通される挿通口を有する支持筒が固定されているカニューレであって、特に顎骨等の硬い骨組織の骨髄生検針用として用いるのに好適で且つ弱い力で簡単に骨組織の骨皮質を貫通させる操作を行うことができると共に骨組織の骨皮質を貫通した状態における気密性が非常に高いカニューレを提供することを課題とする。
本発明者らは前記課題を解決すべく鋭意研究の結果、カニューレの先端の外周に雄ねじ部を形成すると共に、この雄ねじ部の先端にセルフタップ機能を有する切れ刃部を形成すれば、予めドリル等により骨組織の骨皮質に穿設された、カニューレの雄ねじ部の谷径と略同一の直径を有する穴に、切れ刃部の先端を当接させた状態で支持筒等をカニューレの中心軸を中心として回転させるという簡単な操作によって、セルフタップ機能を有する切れ刃部でカニューレの雄ねじ部の谷径と略同一の径を有する穴の周面に雌ねじを切りながら、その雄ねじ部が骨組織の骨皮質を貫通してその切れ刃部の先端が骨組織の骨髄に至るまで漸次螺入させることができるので、顎骨等の硬い骨組織の骨髄生検針用として用いるのに好適で且つ弱い力で簡単に骨組織の骨皮質を貫通させることができると共に骨組織の骨皮質を貫通した状態における気密性を非常に高くすることができることを究明して本発明を完成したのである。
即ち本発明は、後端にスタイレットが挿通される挿通口を有する支持筒が固定されているカニューレであって、先端の外周に雄ねじ部が形成されていると共に、該雄ねじ部の先端側の軸方向に沿って中心軸方向へ凹状を成し且つ該凹状の一端縁にセルフタップ機能を有する切れ刃部が形成されていることを特徴とするカニューレである。
そして、本発明に係るカニューレにおいて、切れ刃部が形成された部位の雄ねじ部が、先端へ行くに従って直径が漸次小さくなるように縮径された形状を成すものであれば、予めドリル等により骨組織の骨皮質に穿設された、カニューレの雄ねじ部の谷径と略同一の直径を有する穴に、セルフタップ機能を有する切れ刃部を挿入した状態から支持筒等をカニューレの中心軸を中心として回転させる操作を開始することができるので、その操作性を向上させることができるので好ましいことも究明したのである。
また、切れ刃部が、雄ねじ部の先端側の外周に略等間隔で複数形成されていれば、セルフタップ機能を有する切れ刃部の数が増すことにより予めドリル等により骨組織の骨皮質に穿設された穴の周面に雌ねじを切る能力が向上するので、その雄ねじ部が骨組織の骨皮質を貫通してその切れ刃部の先端が骨組織の骨髄に至るまで螺入させる操作における必要な回転力を軽減することができて好ましく、更にまた雄ねじ部の外径と雄ねじ部よりも後端側の部位の直径とが略同一であれば、骨組織の骨皮質を貫通した状態における気密性を更に向上させることができて好ましいことも究明したのである。
本発明に係るカニューレは、前記した構成より成るものであるから、顎骨等の硬い骨組織の骨髄生検針用として用いるのに好適であるばかりでなく、予めドリル等により骨組織の骨皮質に穿設された、カニューレの雄ねじ部の谷径と略同一の直径を有する穴に、切れ刃部の先端を当接させた状態で支持筒等をカニューレの中心軸を中心として回転させるという簡単な操作によって、セルフタップ機能を有する切れ刃部でカニューレの雄ねじ部の谷径と略同一の直径を有する穴の周面に雌ねじを切りながら、この穴の周面に漸次切られていく雌ねじにカニューレの雄ねじ部を螺合させることによりカニューレを漸次前進させて、その雄ねじ部が骨組織の骨皮質を貫通してその切れ刃部の先端が骨組織の骨髄に至るまで漸次螺入させるものであるから、支持筒等をカニューレの中心軸を中心として付与される回転力のみによりカニューレをその切れ刃部の先端が骨組織の骨髄に至るまで螺入させることができるので、弱い力で簡単に骨組織の骨皮質を貫通させることができるのみならず、従来のカニューレの如く強い力でカニューレのハンドル等を押圧することによりカニューレの先端で骨組織の骨皮質を貫通させる操作を行う必要が全くないので、従来のカニューレと比較してその操作性を格段に向上させることができると共に、操作中にカニューレ等が変形したり折れてしまったりする危険性を一切排除することができる。
また、本発明に係るカニューレは、予めドリル等により骨組織の骨皮質に穿設された、カニューレの雄ねじ部の谷径と略同一の直径を有する穴に、セルフタップ機能を有する切れ刃部でカニューレの雄ねじ部の谷径と略同一の直径を有する穴の周面に雌ねじを切りながら、その雄ねじ部が骨組織の骨皮質を貫通してその切れ刃部の先端が骨組織の骨髄に至るまで漸次螺入させる構成となっているから、その雄ねじ部が骨組織の骨皮質を貫通してその切れ刃部の先端が骨組織の骨髄に至るまで螺入された状態において、骨組織の骨皮質に穿設された穴の周面に亘ってその雄ねじ部が螺合した状態となっているため、カニューレと骨組織の骨皮質との間に一切隙間が生じることがないので、骨組織の骨皮質を貫通した状態における気密性を非常に高くすることができるばかりでなく、特にスタイレットを引き抜いた後にカニューレの支持筒の挿通口に注射器等を取り付けて吸引することにより骨髄サンプルを採取する場合には、骨組織の骨髄内にかけた負圧が逃げる余地が一切ないので、骨髄サンプルを効率良く吸引することができる。
そして、本発明に係るカニューレにおいて、切れ刃部が形成された部位の雄ねじ部が、先端へ行くに従って直径が漸次小さくなるように縮径された形状を成すものであれば、予めドリル等により骨組織の骨皮質に穿設された、カニューレの雄ねじ部の谷径と略同一の直径を有する穴に、セルフタップ機能を有する切れ刃部を挿入した状態から支持筒等をカニューレの中心軸を中心として回転させる操作を開始することができるので、その操作性を向上させることができるので好ましい。
また、切れ刃部が、雄ねじ部の先端側の外周に略等間隔で複数形成されていれば、セルフタップ機能を有する切れ刃部の数が増すことにより予めドリル等により骨組織の骨皮質に穿設された穴の周面に雌ねじを切る能力が向上するので、その雄ねじ部が骨組織の骨皮質を貫通してその切れ刃部の先端が骨組織の骨髄に至るまで螺入させる操作における必要な回転力を軽減することができて好ましいばかりでなく、切れ刃部で削られた骨皮質の削りカスが溜まる切れ刃部間に形成される空間をも広くすることができるので、その切削効率を向上させることができて好ましく、更にまた雄ねじ部の外径と雄ねじ部よりも後端側の部位の直径とが略同一であれば、骨組織の骨皮質を貫通した状態における気密性を更に向上させることができて好ましい。
以下、図面により本発明に係るカニューレについて詳細に説明する。
図1は本発明に係るカニューレの1実施例を示す正面説明図、図2は図1の右側面説明図、図3は図1のA部拡大正面説明図、図4は図1のA部拡大左側面説明図、図5は図4のB−B線拡大断面説明図、図6は図1に示す本発明に係るカニューレと共に用いられるスタイレットの1例を示す正面説明図である。
図1は本発明に係るカニューレの1実施例を示す正面説明図、図2は図1の右側面説明図、図3は図1のA部拡大正面説明図、図4は図1のA部拡大左側面説明図、図5は図4のB−B線拡大断面説明図、図6は図1に示す本発明に係るカニューレと共に用いられるスタイレットの1例を示す正面説明図である。
図面中、1は後端に固定されておりスタイレットSが挿通される挿通口1aを有する支持筒であり、予めドリル等により骨組織の骨皮質に穿設された、カニューレの後述する雄ねじ部2の谷径と略同一の直径を有する穴に、本発明に係るカニューレをその雄ねじ部2が骨組織の骨皮質を貫通して雄ねじ部2の切れ刃部2aの先端が骨組織の骨髄に至るまで螺入する際に術者によりカニューレの中心軸を中心として回転させる力が付与されると共に、その挿通口1aにスタイレットSや採取器具等が挿通されたり吸引具や注射器等が取り付けられたりする役目を果たす。
この支持筒1は、図2に示す如くスタイレットSや採取器具等が挿通される挿通口1aを有しており、この支持筒1の挿通口1aは言うまでもなく円筒状を成すカニューレの先端の穴へと連通するものであるから、支持筒1の挿通口1aに挿入されたスタイレットSや採取器具等は、円筒状を成すカニューレ内に導入されるか、又は円筒状を成すカニューレ先端の穴からその先端側が突出するような位置まで貫通されるのである。
この支持筒1としては、スタイレットSが挿通される挿通口1aを有するものであればどのような形状のものであってもよいが、例えば図1に示す如くその外周面に凹状の溝が形成されていたり、図1及び図2に示す如く操作される部位が非円形状に形成されていたり、図示しないがその両側にレバーが設けられていたりすれば、術者がカニューレの中心軸を中心として回転させる力を付与させ易くその操作性が向上して好ましい。
そして、図1及び図2に示す如くこの支持筒1のカニューレと反対側の端部の外周面にカニューレの中心軸を中心と垂直な突起部が設けられていると共に、図6に示す如くスタイレットSの後端側の保持部に支持筒1の前記突起部と係合する係合溝が形成されていれば、支持筒1の挿通口1aへ挿通された状態でスタイレットSを支持筒1に係合させることができるので、例えば術者によりカニューレの中心軸を中心として回転させる力を付与する操作を行う際に、スタイレットSがカニューレより外れるのを防止することができて好ましい。
2はカニューレの先端の外周に形成されている雄ねじ部であり、この雄ねじ部2にはその先端側の軸方向に沿って中心軸方向へ凹状を成し且つこの凹状の一端縁にセルフタップ機能を有する切れ刃部2aが形成されている。この雄ねじ部2は、予めドリル等により骨組織の骨皮質に穿設された、カニューレの雄ねじ部2の谷径と略同一の直径を有する穴に、切れ刃部2aの先端を当接させた状態で支持筒1等にカニューレの中心軸を中心として回転力を付与されることにより、骨組織の骨皮質を貫通してその切れ刃部2aの先端が骨組織の骨髄に至るまで漸次螺入されると共に、骨組織の骨皮質を貫通した状態における気密性を非常に高くする役目を果たす。
この雄ねじ部2は、予めドリル等により骨組織の骨皮質に穿設された、カニューレの雄ねじ部2の谷径と略同一の直径を有する穴に、その先端側の軸方向に沿って形成された切れ刃部2aの先端を当接させた状態で支持筒1等にカニューレの中心軸を中心として回転力を付与されることにより、中心軸方向へ凹状を成し且つこの凹状の一端縁にセルフタップ機能を有する切れ刃部2aでカニューレの雄ねじ部2の谷径と略同一の直径を有する穴の周面に雌ねじを切りながら、この穴の周面に漸次切られていく雌ねじに雄ねじ部2を螺合させることによりカニューレを漸次前進させて、その雄ねじ部2が骨組織の骨皮質を貫通してその切れ刃部2aの先端が骨組織の骨髄に至るまで漸次螺入させるものである。
この雄ねじ部2としては、カニューレの先端の外周、即ち円筒状を成すカニューレの中間から先端へ亘る外周に形成された雄ねじより成るものものであれば何でもよく、図1及び図3〜図5に示す如く雄ねじ部2の外径と雄ねじ部2よりも後端側の部位の直径とが略同一であれば、骨組織の骨皮質を貫通した状態における気密性を更に向上させることができて好ましい。
この雄ねじ部2の先端側には、その軸方向に沿って中心軸方向へ凹状を成し且つこの凹状の一端縁にセルフタップ機能を有する切れ刃部2aが形成されており、この切れ刃部2aは、予めドリル等により骨組織の骨皮質に穿設された、カニューレの雄ねじ部2の谷径と略同一の直径を有する穴の周面に、雄ねじ部2が螺合能可な雌ねじを形成することができるような形状のものであれば特に限定されないが、図1及び図3〜図5に示す如く切れ刃部2aが形成された部位の雄ねじ部2が、先端へ行くに従って直径が漸次小さくなるように縮径された形状を成すものであれば、予めドリル等により骨組織の骨皮質に穿設された、カニューレの雄ねじ部2の谷径と略同一の直径を有する穴に、セルフタップ機能を有する切れ刃部2aを挿入した状態から支持筒1等をカニューレの中心軸を中心として回転させる操作を開始することができるので、その操作性を向上させることができるので好ましい。
また、この切れ刃部2aは、少なくとも1つ形成されていればよいが、図1及び図3〜図5に示す如く切れ刃部2aが雄ねじ部2の先端側の外周に略等間隔で複数形成されていれば、セルフタップ機能を有する切れ刃部2aの数が増すことにより予めドリル等により骨組織の骨皮質に穿設された穴の周面に雌ねじを切る能力が向上するので、その雄ねじ部2が骨組織の骨皮質を貫通してその切れ刃部2aの先端が骨組織の骨髄に至るまで螺入させる操作における必要な回転力を軽減することができて好ましいばかりでなく、切れ刃部2aで削られた骨皮質の削りカスが溜まる切れ刃部2a間に形成される空間をも広くすることができるので、その切削効率を向上させることができて好ましい。
次に、このような構成の本発明に係るカニューレの使用方法について説明する。
初めに準備として、骨髄サンプルの採取や骨髄内へ各種の医療用薬剤の注入等を行う骨組織の骨皮質に、ドリル等によりカニューレの雄ねじ部2の谷径と略同一の直径を有する穴を穿設すると共に、スタイレットSをカニューレの支持筒1の挿通口1aに挿通させることによりスタイレットSをカニューレに装着する操作を行う。
初めに準備として、骨髄サンプルの採取や骨髄内へ各種の医療用薬剤の注入等を行う骨組織の骨皮質に、ドリル等によりカニューレの雄ねじ部2の谷径と略同一の直径を有する穴を穿設すると共に、スタイレットSをカニューレの支持筒1の挿通口1aに挿通させることによりスタイレットSをカニューレに装着する操作を行う。
このような準備が完了した後に、組織の骨皮質に穿設された穴に、切れ刃部2aの先端を当接させた状態で、支持筒1等をカニューレの中心軸を中心として回転させる操作を行うことにより、その雄ねじ部2が骨組織の骨皮質を貫通してその切れ刃部2aの先端が骨組織の骨髄に至るまで漸次螺入させる。
この操作により、セルフタップ機能を有する切れ刃部2aで組織の骨皮質に穿設された穴の周面に雌ねじを切りながら、この穴の周面に漸次切られていく雌ねじにカニューレの雄ねじ部2を螺合させることによりカニューレを漸次前進させられるから、支持筒1等をカニューレの中心軸を中心として付与される回転力のみによりカニューレをその切れ刃部2aの先端が骨組織の骨髄に至るまで螺入させることができる。
この際、図1及び図3〜図5に示す如く切れ刃部2aが形成された部位の雄ねじ部2が、先端へ行くに従って直径が漸次小さくなるように縮径された形状を成すものである場合には、組織の骨皮質に穿設された穴に、セルフタップ機能を有する切れ刃部2aを挿入した状態から支持筒1等をカニューレの中心軸を中心として回転させる操作を開始することができるので、その操作性を向上させることができて好ましい。
かくして、本発明に係るカニューレをその雄ねじ部2が骨組織の骨皮質を貫通してその切れ刃部2aの先端が骨組織の骨髄に至るまで螺入すると、骨組織の骨皮質に穿設された穴の周面に亘ってその雄ねじ部2が螺合した状態となっているため、カニューレと骨組織の骨皮質との間に一切隙間が生じることがないから、骨組織の骨皮質を貫通した状態における高い気密性を得ることができる。
そして、このように本発明に係るカニューレを気密性が高い状態で骨組織の骨皮質に貫通させた後に、骨組織から骨髄サンプルを採取したり骨組織の骨髄内へ各種の医療用薬剤を注入したりすればよいのである。
1 支持筒
1a 挿通口
2 雄ねじ部
2a 切れ刃部
S スタイレット
1a 挿通口
2 雄ねじ部
2a 切れ刃部
S スタイレット
Claims (4)
- 後端にスタイレット(S)が挿通される挿通口(1a)を有する支持筒(1)が固定されているカニューレであって、先端の外周に雄ねじ部(2)が形成されていると共に、該雄ねじ部(2)の先端側の軸方向に沿って中心軸方向へ凹状を成し且つ該凹状の一端縁にセルフタップ機能を有する切れ刃部(2a)が形成されていることを特徴とするカニューレ。
- 切れ刃部(2a)が形成された部位の雄ねじ部(2)が、先端へ行くに従って直径が漸次小さくなるように縮径された形状を成す請求項1に記載のカニューレ。
- 切れ刃部(2a)が、雄ねじ部(2)の先端側の外周に略等間隔で複数形成されている請求項1又は2に記載のカニューレ。
- 雄ねじ部(2)の外径と該雄ねじ部(2)よりも後端側の部位の直径とが略同一である請求項1から3までの何れか1項に記載のカニューレ。
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JP2007199178A JP2009034190A (ja) | 2007-07-31 | 2007-07-31 | カニューレ |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US9925068B2 (en) | 2014-05-30 | 2018-03-27 | Treace Medical Concepts, Inc. | Bone harvester and bone marrow removal system and method |
US11020244B2 (en) | 2014-05-30 | 2021-06-01 | Treace Medical Concepts, Inc. | Bone harvester and bone marrow removal system and method |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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EP2022405A1 (en) | 2009-02-11 |
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