JP6769359B2 - 圧力センサおよびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、圧力検出用のダイヤフラムを有する金属ステムにセンサチップを接合してなる圧力センサおよびその製造方法に関する。
従来より、この種の圧力センサとして、例えば特許文献1に記載のものが知られている。特許文献1に記載の圧力センサは、圧力検出用のダイヤフラムを有する金属ステムとダイヤフラムの歪みを検出するセンサチップとが、ダイヤフラム上に設けられた接合ガラスを介してダイヤフラムに接合された構成とされている。
また、上記の圧力センサでは、接合ガラスにフィラーが添加された構成とされ、接合ガラスの線膨張係数が調整されている。これにより、線膨張係数の異なる金属ステムとセンサチップとが安定的に接合された圧力センサとなる。
特開2014−235106号公報
近年、この種の圧力センサでは、高感度化、小型化、軽量化のため、接合ガラスやセンサチップの薄肉化の検討が進められている。
そこで、本発明者らは、ミクロンオーダーのフィラーを含む接合ガラスやセンサチップについて薄肉化した圧力センサについて検討を行った。その結果、単に接合ガラスやセンサチップを薄肉化しただけでは、例えば冷熱サイクル試験などの信頼性試験においてセンサチップの亀裂等が生じ、金属ステムとセンサチップとの接合の信頼性(以下「接合信頼性」という)が確保できないことが判明した。
本発明者らは、この接合信頼性が低下した原因について、接合ガラス内におけるフィラーの凝集が原因であると考えた。具体的には、ミクロンオーダーのフィラーは凝集が起きやすく、フィラーを含有する接合ガラスにおいてフィラーが凝集物を形成すると、接合ガラスのうち接合ガラスとセンサチップとの界面付近に当該凝集物に起因する凹凸形状が生じ得る。このような凹凸形状が接合ガラスに生じると、接合ガラスとセンサチップとの界面に隙間が生じ、これが空気層、すなわちボイドとなる。このようなボイドが形成されると、ボイドが欠陥部位となって、センサチップと接合ガラスとの接合性が低下してしまい、信頼性の低い圧力センサとなってしまうと考えられる。
特許文献1に記載の圧力センサは、接合ガラスがミクロンオーダーのフィラーを含有する場合においては、フィラーが凝集してしまい得るため、このような点に対応できていない。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、ミクロンオーダーのフィラーが含有されると共に、薄肉化された接合ガラスを用いつつも、接合信頼性の低下が抑制された圧力センサおよびその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の圧力センサは、印加される圧力に応じて電気出力を発生させる圧力センサであって、圧力検出用のダイヤフラム(11)が形成された一面(10a)を有する金属ステム(10)と、一面のうちダイヤフラム上に配置され、フィラー(31)を有してなる接合ガラス(30)と、ダイヤフラム上に接合ガラスを介して接合され、ダイヤフラムの歪みに応じた電気出力を発生する歪検出部(41)を備えるセンサチップ(40)と、を備える。このような構成において、フィラーは、体積基準での積算粒度分布における存在率が50%となるときの粒径が2μm〜20μmの範囲内であると共に、ガラス質の材料により覆われたコーティングフィラー(33)とされている。
これにより、接合ガラス内におけるフィラーに起因するボイドの発生や凝集物の発生が抑制されると共に、接合ガラス内における内部応力の偏りが低減され、金属ステムおよびセンサチップと接合ガラスとの接合信頼性の高い圧力センサとなる。
請求項7に記載の圧力センサの製造方法は、印加される圧力に応じて電気出力を発生させる請求項1ないし6のいずれか1つに記載の圧力センサの製造方法であって、一面(10a)を有する金属ステム(10)およびセンサチップ(40)を用意することと、ガラス質の材料とフィラー(31)とを混合して加熱することで、フィラーをガラス質の材料によりその表面がコーティングされたコーティングフィラー(33)を得ることと、ガラス質の材料とコーティングフィラーとを混合し、有機溶剤および有機物によりなるバインダーを添加してペーストガラスを得ることと、ペーストガラスを一面に塗布し、この上にセンサチップを配置して加熱することで金属ステムとセンサチップとを接合することと、を含む。このような製造方法において、ペーストガラスを得ることにおいては、体積基準での積算粒度分布における存在率が50%となるときのフィラーの粒径が2μm〜20μmの範囲内とする。
これにより、フィラーをあらかじめガラス質の材料でコーティングすることにより、フィラーがペーストガラスのうちセンサチップ側の表層に剥き出しで露出することを防ぐと共に、フィラー同士が衝突することによる凝集物の発生を抑制できる。その結果、接合ガラス内におけるフィラーに起因するボイドの発生や凝集物の発生が抑制されると共に、接合ガラス内における内部応力の偏りが低減され、金属ステムおよびセンサチップと接合ガラスとの接合信頼性の高い圧力センサを製造することができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係の一例を示すものである。
第1実施形態の圧力センサを示す断面図である。 図1中の破線で囲む領域IIの部分拡大図である。 コーティングをしないフィラーを含有する接合ガラスを用いた従来の圧力センサとコーティングフィラーを含有する接合ガラスを用いた第1実施形態の圧力センサにおけるそれぞれのボイドの発生について示す図である。 接合ガラスに含まれるフィラーの積算粒径分布が所定の範囲とされた複数の実施例とフィラーの積算粒径分布が所定の範囲内とされていない複数の比較例について、信頼性試験を行った結果を示す図である。 第2実施形態の圧力センサのうち接合ガラスを介した金属ステムとセンサチップとの接合断面を示す拡大断面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
第1実施形態にかかる圧力センサについて説明する。なお、本実施形態の圧力センサは、例えば、自動車における燃料噴射用の燃料パイプの燃料圧やブレーキ液圧の検出用のように、高圧、例えば100〜300MPa程度の圧力検出を行う製品に適用されると好適である。
図1に示されるように、圧力センサは、金属ステム10、ハウジング20、接合ガラス30、センサチップ40、回路基板50、リード60、61、コネクタ70およびターミナル71などによって構成されている。
金属ステム10は、SUS430、SUS630、SUS304のようなステンレス鋼等の金属によって構成され、有底筒状部材とされている。金属ステム10の底面にて薄肉のダイヤフラム11が構成されており、金属ステム10のうちダイヤフラム11と反対側の他端部が中空の開口部12とされている。開口部12から形成された中空の内部空間13は円柱形状とされており、ダイヤフラム11の上面形状が円形状となっている。
また、金属ステム10は、ダイヤフラム11側の方が開口部12側に比べて外周径が大きくなるようにフランジ形状とされた底部14が形成されている。この底部14のうち開口部12と反対側の面を一面10aとして、一面10aの上に、接合ガラス30を介してセンサチップ40が配置されると共に、接合ガラス30およびセンサチップ40の周囲に回路基板50が配置されている。より詳しくは、底部14のうちダイヤフラム11と対応する位置に接合ガラス30を介してセンサチップ40が接合され、ダイヤフラム11の周囲の部分に回路基板50が固定されている。そして、開口部12を通じて導入される圧力媒体の圧力がダイヤフラム11における受圧面に印加され、その圧力に応じた歪みが接合ガラス30を介してセンサチップ40に伝えられるようになっている。
さらに、底部14のうち回路基板50と対応する位置には凹部15が形成されており、当該凹部15内に、回路基板50を貫通するように設けられたリード60の先端が入り込んでいる。この凹部15内には図示しない接着剤等が充填されており、この接着剤を介して回路基板50が底部14に貼り付けられている。
ハウジング20は、例えば図示しない燃料パイプなどの被取付対象に直接取り付けられるもので、外周面に取付用のネジ21が形成されている。このネジ21の部分を例えば燃料パイプに螺合することによって開口部12が燃料パイプ内と連通して、金属ステム10への圧力媒体の導入が可能となる。
ハウジング20の内部には、金属ステム10の一部が嵌め込まれる中空部22と、センサチップ40などが収容される収容空間23とが形成されている。収容空間23の径は、中空部22の径よりも大きくされている。そして、上記した金属ステム10は、底部14よりも開口部12側の部分が中空部22に嵌め込まれることでハウジング20に固定されている。収容空間23には、底部14に加えて、接合ガラス30やセンサチップ40および回路基板50などが収容されている。
また、ハウジング20のうちネジ21と反対側には、ハウジング20の内径が拡大されることで構成された第1段付部24と、更にハウジング20の内径が拡大されることで構成された第2段付部25が形成されている。第1段付部24に当接するようにシール部材26が配置され、シール部材26に当接するようにコネクタ70が配置されている。シール部材26は、ゴムで構成されたOリング26aと樹脂もしくは金属で構成された環状部26bとを有した構成とされている。そして、コネクタ70がOリング26aを押圧するようにしてハウジング20に固定されることで、ハウジング20とコネクタ70との間のシール性が確保されている。
さらに、ハウジング20のうちネジ21の反対側の先端部27が径方向内方にかしめられていることで、このかしめによってコネクタ70が先端部27に固定されている。
なお、本実施形態では、ハウジング20を金属ステム10と別体のもので構成した場合を示してあるが、金属ステム10とハウジング20とを1部材で構成することもできる。例えば、1本の金属材料を用意し、切削加工を行うことによって、金属ステム10とハウジング20とを一体構造としたものを作製することも可能である。
接合ガラス30は、センサチップ40を金属ステム10に対して接合するための接合材に相当する。接合ガラス30は、例えば酸化物からなるガラス質を母材として構成されている。このような材料としては、酸化鉛(PbO)、酸化ホウ素(B)、アルミナ(Al)、シリカ(SiO)などが挙げられる。これらの中でも、鉛を含むガラス質である酸化鉛については、流動性があり、金属ステム10とセンサチップ40との線膨張係数差に基づく熱膨張の制御を行うのに適していることから、接合ガラス30に好適な材料である。
接合ガラス30は、ガラス質のガラス転位温度でも形状変化が無い材料で構成されたフィラー31を含有している。フィラー31としては、例えばチタン酸鉛、ジルコン酸鉛、ジルコン、ジルコニア、アルミナ、シリカ、コーディエライト、ウイレマイト、リン酸ジルコニウムからなる群のうち少なくとも1つを含む金属酸化物を粒子状としたものを用いることができる。
なお、上記のようなフィラー31を無機ガラスに所定濃度で含有させることにより、接合ガラス30の熱膨張係数を任意の値に調整することができる。また、フィラー31は、上記の材料群のうち1つの材料だけで構成されてもよいし、上記の材料群のうち2つ以上の材料の混合物で構成されてもよい。フィラー31は、上記の材料群のうち少なくとも1つを含んで構成されていればよく、他の金属酸化物を含んでいてもよい。フィラー31が上記のような混合物で構成される場合、それらの混合比については、熱膨張係数の調整の観点から、適宜調整することができる。
フィラー31は、後述する接合ガラス30の形成工程において、センサチップ40を金属ステム10に接合する際、あらかじめ接合ガラス30を構成するガラス質の材料によりコーティングされたコーティングフィラー33とされている。これにより、フィラー31を覆うガラス質の材料が、フィラー31同士の衝突による凝集物の形成を阻害し、ボイド発生の原因となる凝集物が接合ガラス30内に形成されにくくなる。また、センサチップ40のガラス接合の際、後述するペーストガラス302のうちセンサチップ40側の表層からフィラー31が露出することがなくなり、接合ガラス30とセンサチップ40との界面に露出したフィラー31によるボイドが生じにくくなる。その結果、接合ガラス30を介した金属ステム10とセンサチップ40との接合が安定し、その接合の信頼性が高くなるためである。この詳細については、後ほど詳しく説明する。
接合ガラス30は、例えば上記のガラス質の材料とコーティングフィラー33とを混合したものに有機溶媒および有機物によりなるバインダーを加えてなるペーストガラス302(以下、単に「ペーストガラス302」という)を素材とし、これを固化させてなる。具体的には、例えば、PbOを含むガラス質とチタン酸鉛によりなるフィラー31とを混合し、該ガラス質材料のガラス転移温度以上かつ融点以下の温度で加熱することで、フィラー31が該ガラス質材料によりコーティングされたコーティングフィラー33となる。
そして、例えば、ダイヤフラム11が形成された金属ステム10の一面10a上にコーティングフィラー33、該ガラス質材料、バインダーに溶媒を加えてペースト状にしたペーストガラスをディスペンサーで略円形状となるように塗布する。続けて、例えば四角形板状とされたセンサチップ40を接合ガラス30となるペーストガラス上に配置する。その後、例えば、加熱炉にて440℃で10分間の加熱を行い、接合ガラス30のうちガラス質の材料を加熱溶融し、その後自然冷却して固化する。このようにして、図2に示すように、センサチップ40を金属ステム10に接合することができる。
なお、ペーストガラス302を調製する際には、例えば、有機溶媒としてはブチルカルビレートアセテートなどを、バインダーとしてはエチルセルロースなどを用いることができる。また、コーティングフィラー33を調製するために用いるガラス質の材料については、接合ガラス30を構成し得る上記のガラス質の材料であって、接合ガラス30の材料と同じものが用いられてもよいし、これと異なるガラス質の材料が用いられてもよい。
また、上記ではハウジング20に固定される前の金属ステム10にペーストガラス302を塗布する例を説明したが、ハウジング20に固定された後の金属ステム10やハウジング20と一体化された金属ステム10にペーストガラス302を塗布してもよい。
センサチップ40は、開口部12から金属ステム10の内部に導入された圧力媒体の圧力によってダイヤフラム11が変形したときに発生する歪みを検出するものである。具体的には、センサチップ40には、図2に示すように、ダイヤフラム11の歪みに応じた電気出力をセンサ信号として出力する歪検出素子としての歪検出部41が形成されている。例えば、センサチップ40は、本実施形態では、四角形板状とされたシリコン基板によって構成されている。歪検出部41は、例えばセンサチップ40に形成された拡散抵抗によって構成され、4つのゲージ抵抗でホイートストンブリッジ回路が形成されたものとされている。
このような構成とされたセンサチップ40において、圧力印加に伴ってダイヤフラム11が変形すると、それに基づく歪みにより、ホイートストンブリッジ回路を構成する4つのゲージ抵抗のうち一方の対向する1組については圧縮応力が加わる。そして、残る他方の対向する1組については引張応力が加わる。これにより、ゲージ抵抗が構成するホイートストンブリッジ回路の中点電圧が変化するため、歪検出部41では、印加された圧力を電気信号に変換した電気出力をすることが可能となっている。
なお、センサチップ40の所望箇所と回路基板50の所望箇所とがボンディングワイヤ42を介して電気的に接続されており、例えば歪検出部41の電気出力が回路基板50に伝えられる。また、センサチップ40に、歪検出部41の電気出力を信号処理する信号処理回路を備えることもできる。その場合、回路基板50には、歪検出部41の電気出力が信号処理回路で処理されてから回路基板50に対して出力される。
回路基板50は、接着剤などを介して金属ステム10の底部14に固定されている。例えば、回路基板50は、ダイヤフラム11と対応する部分が開口させられた円環板状もしくはC字形板状などによって構成されている。そして、回路基板50には、ボンディングワイヤ42と電気的に接続される図示しない複数のパッドが形成されている。また、回路基板50には複数本のリード60が実装されており、複数のパッドのそれぞれに各リード60が電気的に接続されている。
なお、この回路基板50に対して、歪検出部41の電気出力を信号処理する信号処理回路等が形成されたICチップ等を配置することもできる。この場合、歪検出部41の電気出力がICチップ内の信号処理回路で信号処理されたのち、リード60などを通じて外部に出力されることになる。
リード60は、回路基板50を通じてセンサチップ40との電気的接続を行うための導体部材であり、例えば銅などの金属によって構成されている。リード60は、複数本備えられ、それぞれ回路基板50に対して立設されており、その一端が回路基板50の各パッドに対して電気的に接続され、他端がリード61に電気的に接続されている。
リード61は、リード60とターミナル71とを物理的および電気的に接続する導体部材であり、例えば銅などの金属によって構成されている。リード61は、リード60と対応して複数本備えられており、それぞれが各リード60に対して例えば溶接などによって接続されている。
コネクタ70は、ターミナル71がコネクタケース72にインサート成形された部材である。ターミナル71は、リード60、61を介して回路基板50やセンサチップ40に電気的に接続されている。これにより、センサチップ40からの電気出力は、必要に応じて信号処理回路で信号処理されたのち、ボンディングワイヤ42から回路基板50に伝えられ、リード60、61およびターミナル71に伝えられるようになっている。
また、コネクタ70は、コネクタケース72のうちターミナル71の他端が突き出した側の面を下面として、当該下面をシール部材26側に押圧した状態でハウジング20の先端部27がかしめられることで、ハウジング20に固定保持されている。なお、ターミナル71は、図1では2本示されているが、実際には、電源印加用、GND接続用、出力用、検査用等のために必要な本数が備えられている。そして、コネクタ70に対して、自動車のECUなどに繋がる配線に接続された図示しない外部コネクタを接続することで、圧力センサの検出信号がECUなどに伝達されるようになっている。
コネクタケース72は、コネクタ70の外形を成すものであり、例えばPBT(ポリブチレンテレフタレート樹脂の略)等によって構成されている。コネクタケース72は、下面がフランジ形状を成しており、このフランジ形状とされた部分がシール部材26と当接するようにしてハウジング20の先端部27の内側に挿入され、かしめられた先端部27によってハウジング20に固定保持される。つまり、コネクタケース72は、ハウジング20に組み付けられるパッケージを構成するものであり、ハウジング20に収容されたセンサチップ40や電気的接続箇所等を湿気や機械的外力より保護する機能を果たす。
以上が本実施形態における圧力センサの基本的な構成である。次に、フィラー31をそのまま使用せずに、コーティングフィラー33とした上でこれを用いる理由について、図3を参照して述べる。なお、図3では、工程を分かりやすくするために、センサチップ40のうち歪検出部41や接合部分以外の領域については省略している。
まず、従来の接合ガラス300(以下、単に「接合ガラス300」という)の材料、すなわちフィラー31とガラス質の材料とが混合されたペーストガラス301(以下、単に「ペーストガラス301」という)について検討する。
このとき、ペーストガラス301では、図3(a)に示すように、ペーストガラス301のうちセンサチップ40側の表層301aからフィラー31が露出し得る。このような状態のまま、金属ステム10とセンサチップ40とを接合すると、図3(b)に示すように、表層301aからフィラー31が露出することで凹凸形状が生じ、これらを起点とするボイド32が発生し得る。具体的には、センサチップ40とフィラー31とが接触すると、硬い金属酸化物によりなるフィラー31が、変形することなくセンサチップ40によりペーストガラス301内に押し込まれ、接合ガラス300とセンサチップ40との界面にボイド32が発生し得る。このようなボイド32が生じ、かつそのサイズが大きいと、接合ガラス300によるセンサチップ40を拘束する力が弱まってしまう。
また、コーティング等がなされていないフィラー31は、いわば剥き出しの状態であるため、ペーストガラス301内の他のフィラー31と衝突することにより、凝集物311が発生する。その後、ペーストガラス301を硬化させて得た接合ガラス300内では、凝集物311が存在すると共に、フィラー31が接合ガラス300内で偏在することとなる。接合ガラス300内のガラス質の材料とフィラー31とでは、その線膨張係数が異なるため、このような接合ガラス300は、その内部における線膨張係数の偏り、すなわち内部応力の偏りが生じる。
したがって、このようなボイド32や凝集物311が発生すると、金属ステム10とセンサチップ40との接合信頼性が低下し得る。また、ペーストガラス301内におけるフィラー31の偏在が生じると、ペーストガラス301での材料の流動にも偏りが生じ、接合ガラス300内に生じるボイド32の径Rも大きくなりやすいと考えられる。
これに対して、本実施形態の接合ガラス30の材料、すなわちコーティングフィラー33とガラス質の材料とを混合して得られるペーストガラス302について検討する。ペーストガラス302では、図3(c)に示すように、コーティングフィラー33がセンサチップ40側の表層302aから露出したとしても、フィラー31自体については、表層302aから露出することはない。センサチップ40とコーティングフィラー33とが接合工程で接触しても、コーティングフィラー33のうちセンサチップ40に押された部分のガラス質の材料が、センサチップ40に追従するように変形する。その結果、図3(b)で見られたようなフィラー31とセンサチップ40との接触によるボイド32の発生が抑制される。
また、コーティングフィラー33は、ペーストガラス302内で流動して他のコーティングフィラー33と接触しても、フィラー31を覆うガラス質の材料により、フィラー31同士が衝突することが抑制されるため、凝集物311が発生しにくい。その結果、コーティングフィラー33は、図3(d)に示すように、接合ガラス300におけるフィラー31に比べて接合ガラス30内での配置の偏りが少ない。したがって、接合ガラス30内におけるフィラー31の偏在が抑制され、接合ガラス30内における線膨張係数の偏り、すなわち内部応力の偏りが少なくなると考えられる。また、ペーストガラス302内におけるフィラー31の偏りが低減されることで、ペーストガラス302内での材料の流動の偏りも低減され、接合ガラス30内におけるボイド32の径Rは、接合ガラス300内におけるボイド径と比べて小さくなると考えられる。
上記のように、コーティングフィラー33を用いることで、接合ガラス30内におけるボイド32の発生が抑制されると共に、接合ガラス30内での内部応力が低減され、金属ステム10とセンサチップ40との接合信頼性が向上する。
なお、ここでいうボイド32の径Rとは、図3(b)もしくは図3(d)に示すように、ボイド32の内壁面同士の距離が最大となる寸法、すなわち最大直径を指す。
次に、フィラー31の好ましい粒度分布およびこれによる接合ガラス30内における気泡、すなわちボイドの成長抑制の効果について説明する。
フィラー31は、体積基準での積算粒度分布が所定の範囲内となるように調整されている。ここでいう「体積基準での積算粒度分布」とは、フィラー31の粒度分布であって、フィラー31における各粒径の粒子体積のフィラー31全体の体積に対する存在率を、粒径の小さい順に順次積算して得られる分布を意味する。具体的には、フィラー31の積算粒度分布において、積算された存在率の合計が50%となるときの粒径(以下「平均粒径」という)が2〜20μmの範囲内とされている。また、フィラー31は、積算粒度分布における積算された存在率が95%となる粒径(以下「95%粒径」という)が28μm〜78μmの範囲内とされることが好ましい。
つまり、ペーストガラス302内においては、フィラー31がコーティングフィラー33とされた上で分散しており、凝集物311が形成されにくいため、上記の積算粒度分布にある個々のフィラー31がその粒径のまま点在している状態となる。その結果、ペーストガラス302内の材料の流動の偏りも低減されることで、最終的に得られる接合ガラス30内における大きなボイド32の発生が抑制されると共に、その内部応力の偏りも抑制されると考えられる。
よって、フィラー31の積算粒度分布を上記の範囲内とすることで、フィラー31の凝集物311の発生が抑制されると共に、接合ガラス30内における内部応力の偏りが低減され、金属ステム10とセンサチップ40との接合信頼性が向上すると考えられる。
次に、本実施形態の圧力センサにおける接合の信頼性評価の結果について、図4に示す各実施例および各比較例を参照して述べる。
図4は、接合ガラス30内のフィラー31の粒径が所定の範囲に制御された複数の実施例とこのような制御がなされていない複数の比較例について、信頼性試験を行った結果を示している。信頼性試験としては冷熱サイクル試験を行った後、接合ガラス30やセンサチップ40に剥離や割れ亀裂が生じていないか目視で確認を行った。冷熱サイクル試験については、250℃に加熱して5分間保持した後、−40℃に冷却して5分間保持する冷熱工程を200サイクル繰り返している。
なお、図4中における「接合ガラスの厚み」とは、接合ガラス30の一面法線方向における厚みをいう。図4中におけるフィラー31の積算粒度分布における粒径の欄における「50%」の欄に示された値については、平均粒径を意味し、「95%」の欄に示された値については、95%粒径を意味する。また、フィラー31の積算粒度分布については、各実施例及び各比較例で用いたフィラー31をレーザー回折法により測定して得られたものである。
図4中のボイドの粒径の欄における「平均」とは、接合ガラス30内で検出されたすべてのボイド径Rの平均値を意味し、「最大」とは、接合ガラス30内で検出されたボイド径Rのうち最大値を意味する。また、図4中の接合ガラス中のボイド径Rの測定については、X線CTにより行った。
また、図4中の信頼性試験評価結果の欄には、接合ガラス30やセンサチップ40の剥離・亀裂等の有無について示してある。ここで、「変化なし」とは、信頼性試験後における目視確認において剥離や亀裂等が確認できないことを意味しており、信頼性に影響を与えない程度の小さな亀裂まで完全に存在していないことを意味しているのではない。
さらに、図4に示した各実施例および各比較例では、平面寸法が4.2mm角サイズであって、厚みが90μmとされたセンサチップ40を用いた。図4に示した各実施例および各比較例は、金属ステム10、接合ガラス30およびセンサチップ40が図2に示す配置とされている。具体的には、各実施例および各比較例では、正方形板状とされたセンサチップ40が、一面法線方向から見て金属ステム10の一面10a上に設けられ、略円形とされた接合ガラス30にすべて収まるように配置されている。また、各実施例および各比較例では、接合ガラス30の材料についてはPbOを主材料とする鉛ガラスを用い、フィラー31の材料についてはチタン酸鉛、ジルコンおよびアルミナの混合物を用いた。そして、各実施例では、フィラー31の平均粒径および95%粒径が後述する所定の範囲内とされると共に、フィラー31をガラス質の材料でコーティングしたコーティングフィラー33とした上で、接合ガラス30を形成した。一方、各比較例では、フィラー31の積算粒度分布が各実施例での所定の範囲内となるように制御されておらず、フィラー31をそのまま使用して接合ガラスを形成した。
図4に示すように、フィラー31が予め接合ガラス30を構成するガラス質の材料でコーティングされると共に、接合ガラス30にフィラー31の積算粒径分布が所定の範囲内とされた実施例1〜16では、接合ガラス30の亀裂等が発生しなかった。
具体的には、実施例1〜4では、接合ガラス30の厚みについては300μmとされ、フィラー31の平均粒径については20μmから2μmまで段階的に小さくされている。その結果、実施例1〜4では、95%粒径については64〜78μmの範囲内であり、接合ガラス30中で検出されたボイドの径Rの平均値については71〜76μmの範囲内であり、ボイド径Rの最大値については87〜92μmの範囲内であった。そして、冷熱サイクル試験の結果、接合ガラス30の亀裂、破壊およびセンサチップ40の亀裂、剥離等が見られなかった。
実施例5〜8では、接合ガラス30の厚みについては200μmと薄くされ、フィラー31の平均粒径については20μmから2μmまで段階的に小さくされている。その結果、実施例5〜8では、95%粒径については30〜55μmの範囲内であり、接合ガラス30中で検出されたボイドの径Rの平均値については58〜61μmの範囲内であり、ボイド径Rの最大値については79〜85μmの範囲内であった。そして、冷熱サイクル試験の結果、接合ガラス30の亀裂、破壊およびセンサチップ40の亀裂、剥離等が見られなかった。
実施例9〜12では、接合ガラス30の厚みについては100μmとより薄くされ、フィラー31の平均粒径については20μmから2μmまで段階的に小さくされている。その結果、実施例9〜12では、95%粒径については28〜50μmの範囲内であり、接合ガラス30中で検出されたボイドの径Rの平均値については48〜54μmの範囲内であり、ボイド径Rの最大値については62〜70μmの範囲内であった。そして、冷熱サイクル試験の結果、接合ガラス30の亀裂、破壊およびセンサチップ40の亀裂、剥離等が見られなかった。
実施例13〜16では、接合ガラス30の厚みについては50μmとさらに薄くされ、フィラー31の平均粒径については20μmから2μmまで段階的に小さくされている。その結果、実施例13〜16では、95%粒径については10〜40μmの範囲内であり、接合ガラス30中で検出されたボイドの径Rの平均値については20〜40μmの範囲内であり、ボイド径Rの最大値については50〜60μmの範囲内であった。そして、冷熱サイクル試験の結果、接合ガラス30の亀裂、破壊およびセンサチップ40の亀裂、剥離等が見られなかった。
これらの結果は、コーティングフィラー33を含む接合ガラス30により金属ステム10とセンサチップ40とが接合され、フィラー31の平均粒径が2μm〜20μmの範囲内とされた構成とすることで、接合信頼性の高い圧力センサとなることを示している。また、フィラー31の平均粒径を所定の範囲となるように調整することにより、接合ガラス30の厚みを50μmまで薄肉化しつつも、接合安定性の高い圧力センサとなることが判明した。
これに対して、平均粒径が25μmもしくは50μmとされたフィラーを含有する接合ガラスを用いて構成された比較例1〜8については、いずれも接合ガラス30での破壊等やセンサチップ40の剥離等が発生した。
具体的には、比較例1、2では、共に接合ガラス30の厚みについては300μmとされ、フィラー31の平均粒径については、比較例1では50μm、比較例2では25μmとされている。その結果、比較例1の95%粒径については605μmであり、接合ガラス30中で検出されたボイドの径Rの平均値については615μmであり、ボイド径Rの最大値については920μmであった。また、比較例2の95%粒径については305μmであり、接合ガラス30中で検出されたボイドの径Rの平均値については295μmであり、ボイド径Rの最大値については652μmであった。そして、信頼性試験の結果、比較例1、2では、いずれも接合ガラスの破壊およびセンサチップの剥離が発生した。
これは、実施例1〜4においては、接合ガラス中のボイド径の最大値がいずれも接合ガラス30の厚み以下である一方、比較例1、2では、接合ガラス中のボイド径の最大値がいずれも接合ガラス30の厚みの2倍以上であることに起因すると考えられる。つまり、比較例1、2におけるボイド径が、実施例1〜4におけるボイド径に比べて大きいこと、すなわち比較例1、2における接合ガラスがセンサチップを拘束する力が実施例1〜4におけるそれに比べて弱いことにより、接合信頼性が低かったと考えられる。
比較例3、4では、共に接合ガラス30の厚みについては200μmと薄くされ、フィラー31の平均粒径については、比較例3では50μm、比較例4では25μmとされている。その結果、比較例3の95%粒径については430μmであり、接合ガラス30中で検出されたボイドの径Rの平均値については420μmであり、ボイド径Rの最大値については856μmであった。また、比較例4の95%粒径については200μmであり、接合ガラス30中で検出されたボイドの径Rの平均値については185μmであり、ボイド径Rの最大値については420μmであった。そして、信頼性試験の結果、比較例3、4では、いずれも接合ガラスの破壊、およびセンサチップの剥離もしくは一部欠損が発生した。この原因については、比較例1、2と同様の理由であると考えられる。
比較例5、6では、共に接合ガラス30の厚みについては100μmとより薄くされ、フィラー31の平均粒径については、比較例5では50μm、比較例6では25μmとされている。その結果、比較例5の95%粒径については311μmであり、接合ガラス30中で検出されたボイドの径Rの平均値については305μmであり、ボイド径Rの最大値については705μmであった。また、比較例6の95%粒径については125μmであり、接合ガラス30中で検出されたボイドの径Rの平均値については120μmであり、ボイド径Rの最大値については385μmであった。そして、信頼性試験の結果、比較例5では、接合ガラスの破壊およびセンサチップの剥離が発生し、比較例6では、接合ガラスの亀裂およびセンサチップの一部欠損が発生した。この原因については、比較例1、2と同様の理由であると考えられる。
比較例7、8では、共に接合ガラス30の厚みについては50μmとさらに薄くされ、フィラー31の平均粒径については、比較例7では50μm、比較例8では25μmとされている。その結果、比較例7の95%粒径については203μmであり、接合ガラス30中で検出されたボイドの径Rの平均値については198μmであり、ボイド径Rの最大値については526μmであった。また、比較例8の95%粒径については80μmであり、接合ガラス30中で検出されたボイドの径Rの平均値については85μmであり、ボイド径Rの最大値については245μmであった。そして、信頼性試験の結果、比較例7、8では、いずれも接合ガラスの破壊、およびセンサチップの剥離もしくは一部欠損が発生した。この原因については、比較例1、2と同様の理由であると考えられる。
このように第1実施形態によれば、コーティングフィラー33を含む接合ガラス30としつつ、フィラー31の積算粒度分布が所定の範囲内の構成とされることで、フィラー31の露出による凹凸形成や凝集等による接合信頼性の低下を抑えた圧力センサとなる。
また、フィラー31の凝集が抑制されるため、接合ガラス30をより薄肉化することが可能となり、金属ステム10に形成されたダイヤフラム11の歪みを精度良く検出でき、高感度の圧力センサとなる。加えて、接合ガラス30の薄肉化により、高感度の圧力センサとなることで、センサチップ40の必要なサイズおよびこれに付随する接合ガラス30のサイズをさらに小さくでき、小型化、軽量化された圧力センサとなる。そして、高感度化、小型化、軽量化されることで製造コストの少ない圧力センサとなる。
(第2実施形態)
第2実施形態にかかる圧力センサについて、図5を参照して説明する。本実施形態の圧力センサは、接合ガラス30に添加されたコーティングフィラー33が熱処理フィラー34とされている点で上記第1実施形態と相違する。本実施形態では、当該相違点について主に説明する。
熱処理フィラー34は、図5に示すように、本実施形態では、接合ガラス30内に含まれている。熱処理フィラー34は、コーティングフィラー33をガラス質の材料のガラス転移温度以上であって、加熱溶融の処理温度未満の温度、例えば300℃〜400℃で10分程度加熱して得られるものである。これにより、熱処理フィラー34におけるフィラー31とこれを覆うガラス質の材料との結合は、コーティングフィラー33におけるそれよりもさらに強くされている。そのため、本実施形態の圧力センサでは、上記第1実施形態にて説明した接合ガラス30内におけるボイド32や凝集物311の発生をさらに低減し、金属ステム10とセンサチップ40との接合信頼性が高い圧力センサとなる。
また、上記第1実施形態の圧力センサと同様に、接合ガラス30をより薄肉化することが可能となり、金属ステム10に形成されたダイヤフラム11の歪みを精度良く検出でき、高感度の圧力センサとなる。加えて、接合ガラス30の薄肉化により、高感度の圧力センサとなることで、センサチップ40の必要なサイズおよびこれに付随する接合ガラス30のサイズをさらに小さくでき、小型化、軽量化された圧力センサとなる。そして、高感度化、小型化、軽量化されることで製造コストの少ない圧力センサとなる。
(他の実施形態)
なお、上記した各実施形態に示した圧力センサおよびその製造方法は、本発明の圧力センサの一例を示したものであり、上記の各実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。
例えば、上記各実施形態では、センサチップ40が四角形板状とされた例について説明したが、これに限られず、円形板状、楕円形板状とされてもよいし、他の形状とされてもよい。
また、フィラー31として2以上の金属酸化物を用いる場合、これらの混合割合については、任意であり、熱膨張係数等の観点で適宜調整可能である。
10 金属ステム
11 ダイヤフラム
20 ハウジング
30 接合ガラス
31 フィラー
32 ボイド
40 センサチップ
41 歪検出部
70 コネクタ

Claims (8)

  1. 印加される圧力に応じて電気出力を発生させる圧力センサであって、
    圧力検出用のダイヤフラム(11)が形成された一面(10a)を有する金属ステム(10)と、
    前記一面のうち前記ダイヤフラム上に配置され、フィラー(31)を有してなる接合ガラス(30)と、
    前記ダイヤフラム上に前記接合ガラスを介して接合され、前記ダイヤフラムの歪みに応じた電気出力を発生する歪検出部(41)を備えるセンサチップ(40)と、を備え、
    前記フィラーは、体積基準での積算粒度分布における存在率が50%となるときの粒径が2μm〜20μmの範囲内であると共に、ガラス質の材料により覆われたコーティングフィラー(33)とされている圧力センサ。
  2. 前記フィラーは、体積基準での積算粒度分布における存在率が95%となるときの粒径が28μm〜78μmの範囲内である請求項1に記載の圧力センサ。
  3. 前記フィラーは、チタン酸鉛、ジルコン酸鉛、ジルコン、ジルコニア、アルミナ、シリカ、コーディエライト、ウイレマイト、リン酸ジルコニウムからなる群のうち少なくも1つを有してなる請求項1または2に記載の圧力センサ。
  4. 前記接合ガラスは、鉛を含有するガラスにより構成されている請求項1ないし3のいずれか1つに記載の圧力センサ。
  5. 前記金属ステムは、ステンレス鋼により構成されている請求項1ないし4のいずれか1つに記載の圧力センサ。
  6. 前記金属ステムは、SUS430もしくはSUS630により構成されている請求項1ないし5のいずれか1つに記載の圧力センサ。
  7. 印加される圧力に応じて電気出力を発生させる請求項1ないし6のいずれか1つに記載の圧力センサの製造方法であって、
    一面(10a)を有する金属ステム(10)およびセンサチップ(40)を用意することと、
    ガラス質の材料とフィラー(31)とを混合して加熱することで、前記フィラーを前記ガラス質の材料によりその表面がコーティングされたコーティングフィラー(33)を得ることと、
    前記ガラス質の材料と前記コーティングフィラーとを混合し、有機溶剤および有機物によりなるバインダーを添加してペーストガラスを得ることと、
    前記ペーストガラスを前記一面に塗布し、この上に前記センサチップを配置して加熱することで前記金属ステムと前記センサチップとを接合することと、を含み、
    前記ペーストガラスを得ることにおいては、体積基準での積算粒度分布における存在率が50%となるときの前記フィラーの粒径が2μm〜20μmの範囲内とする圧力センサの製造方法。
  8. 前記ペーストガラスを得ることにおいては、予め前記コーティングフィラーを加熱することで、熱処理フィラー(34)を得ると共に、前記熱処理フィラーを前記コーティングフィラーとして用いる請求項7に記載の圧力センサの製造方法。
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