JP6768162B2 - 自動車ボディ用の構造部材 - Google Patents

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Description

本発明は、特に自動車ボディ用の構造部材であって、冷間変形加工された第1の成形品と、熱間変形加工されかつ焼入れされた第2の成形品とを備えており、この第2の成形品は、第1の成形品との結合のために結合部分を有している構造部材、ならびにこのような構造部材を製造するための方法に関する。
米国特許第8491047号明細書(US 8491047 B1)に基づいて、自動車ボディ用のBピラーが公知である。Bピラーは、内側成形品、この内側成形品に結合されたハット形の支持エレメント、および外側成形品を含んでいる。内側成形品および外側成形品は、互いに結合されている側部のフランジ部分を有している。支持エレメントはそのフランジ部分で内側成形品の内側面に溶接されていて、外側成形品に向かう方向に延びており、このとき支持エレメントの底部分と外側成形品との間には、間隙が形成されている。
独国特許出願公開第102013114108号明細書(DE 102013114108 A1)に基づいて、同様な構造を有するBピラーが公知である。横断面がハット形の補強部材が、内側のピラー部分と外側のピラー部分との間に設けられており、補強部材のフランジ部分は、構造フォームを用いて内側のピラー部分に結合されており、補強部材の底部分は、構造フォームを用いて外側のピラー部分に結合されている。
独国特許出願公開第19735640号明細書(DE 19735640 A1)に基づいて、安全ベルトを固定するために働く自動車用のBピラーまたはCピラーであって、外側金属薄板、内側金属薄板、および内側金属薄板と外側金属薄板との間に配置された補強金属薄板を備えた、BピラーまたはCピラーが公知である。補強金属薄板は、折り曲げられた2つの脚を有していて、両脚は、内側金属薄板に接触していて、内側金属薄板に溶接されている。
欧州特許出願公開第2985209号明細書(EP 2985209 A2)に基づいて、自動車ボディ用のBピラーとして形成された構造部材が公知である。Bピラーは、冷間変形加工された内側成形品と、熱間変形加工されかつ焼入れされた外側成形品とを含んでおり、外側成形品は、長さにわたって変化する厚さを有していて、第1の成形品に結合するための結合縁部を有している。内側成形品と外側成形品とは、高エネルギビーム溶接シームを用いて結合縁部に沿って互いに結合されており、このとき外側成形品の結合縁部は、内側成形品の外縁部から間隔をおいて位置しているので、内側成形品はここで、ボディ部材への固定のためにBピラーの単層のフランジ部分を形成している。
独国特許発明第102013011679号明細書(DE 102013011679 B4)に基づいて、側部における2つのフランジを備えた内側金属薄板、側部における2つのフランジを備えたハット形異形材状の外側金属薄板、および側部における2つのフランジを備えていて内側金属薄板と外側金属薄板との間に配置されたハット形異形材状の補強金属薄板を有するBピラーが公知である。内側金属薄板、補強金属薄板および外側金属薄板のフランジは、まとめられていて、互いに溶接されており、このとき全体としてBピラーの三層のフランジが形成される。
補強部材、特にBピラーの補強部材は、通常、ハット形異形材として形成されている。このとき補強部材もしくはBピラーの接合フランジは、同時にドアフランジを形成しており、このドアフランジには、後の車両組立て時に、縁部保護体もしくはドアシールが取り付けられる。すなわちドアフランジは、Bピラーの構造深さに関してむしろ車両内側に位置している。フレームレスのドアを備えた車両では、Bピラーの接合フランジは、そこでドアウインドと共にシール平面を形成するために、ほぼ上側のドアヒンジの高さから車両外側の方向に移動している。
Bピラーの補強部材の幾何学形状は、Bピラーが受け止めることができる荷重に大きな影響を及ぼす。このとき一般的に、比較的大きな構造深さを備えたBピラーは、比較的僅かな構造深さを備えたBピラーに比べて大きな曲げ剛性を有するということが言える。
本発明の根底を成す課題は、可能な限り僅かな部材深さを有していると共に高い曲げ剛性を有している、自動車ボディ用の補強アセンブリ、特にBピラー補強部材を提案することである。
この課題を解決する解決策は、特にBピラーとして形成された、自動車ボディ用の構造部材であって、1つの外壁と、互いに向かい合って位置している2つの側壁と、該側壁から側方に突出する2つの外側のフランジ部分とを備えた外側金属薄板と、1つの内壁と、互いに向かい合って位置している2つの側壁と、該側壁から側方に突出する2つの内側のフランジ部分とを備えた内側金属薄板と、1つの異形材底と、互いに向かい合って位置している2つの異形材壁と、該異形材壁に結合された2つの結合部分とを備えた補強異形材と、を含んでおり、このとき構造部材の少なくとも上側の領域において、補強異形材の最大の断面高さが、外側金属薄板の最大の断面高さよりも大きく構成されており、補強異形材の結合部分は、内側金属薄板の内壁に支持されており、かつ外側金属薄板の外側のフランジ部分と内側金属薄板の内側のフランジ部分とは、互いに直接接触していて、互いに固定されている、構造部材にある。特に、補強異形材の結合部分は、構造部材の少なくとも下側の領域において、外側金属薄板の外側のフランジ部分と内側金属薄板の内側のフランジ部分との間に固定されていることが、提案されてよい。
このように構成された構造部材の利点としては、構造部材の曲げ剛性に大きな影響を及ぼす、補強異形材の有効な断面高さが、構造部材の少なくとも上に述べた上側の領域において高められているということがある。このように構成されていると、例えば、構造部材の断面高さが同じ場合、かつ/または補強異形材の金属薄板厚さが同じ場合に、補強異形材の、ひいては構造部材のより高い曲げ剛性を得ることができる、もしくは構造部材の曲げ剛性が同じ場合には、構造部材の断面高さおよび/または補強異形材の金属薄板厚さを減じることができる。本発明に係る構成によって、構造部材において得ることができる比較的高い曲げ剛性に基づいて、場合によっては追加的な補強部材を省くことが可能であり、このことはまた、構造部材のための製作コストおよび組立てコストを低減させる。さらに構造部材において得ることができる比較的僅かな断面高さによって、もしくは補強異形材において得ることができる比較的僅かな金属薄板厚さによって、重量低減の可能性が得られる。
構造部材は、特に自動車の車両ピラーの形態で構成されていてよく、特にAピラー、BピラーまたはCピラーであってよい。閉鎖金属薄板、ピラーインナ、インナパネル、または内側成形品とも呼ばれる内側金属薄板は、これによって車両構造内側の一部を形成する。外側成形品、ピラーアウタ、またはアウタパネルとも呼ばれる外側金属薄板は、相応に車両構造外側の一部を形成する。車両ピラーは、通常のように、外側から見えるボディ金属薄板であるアウタシェルに結合される。
センタピラーとも呼ばれるBピラーは、機能的に複数の部分領域に分割することができ、特にルーフバーにBピラーを結合するためのヘッド領域、ヘッド領域から下方に向かって延びる上側のピラー領域、さらに下方に向かって延びる下側のピラー領域、およびこの下側のピラー領域に接続していて、シルにBピラーを結合するように構成されたベース領域に分割することができる。
本発明では特に、補強異形材の最大の断面高さが外側金属薄板の最大の断面高さよりも大きい構造上の構成が、Bピラーの全高の少なくとも0.3倍にわたって、特に全高の少なくとも0.4倍、特に全高の少なくとも0.5倍にわたって延びていることが提案されている。また、この構成をさらにより大きな延在長さにわたって実現すること、特に補強異形材の全長にわたって実現することも可能である。その結果、高められた曲げ剛性もしくは減じられた重量という上に述べた利点が、相応にこのピラー領域においてもそれぞれの延在長さにわたって得られる。
上側のピラー領域の少なくとも一部において、特に上側のピラー領域の全体においても、補強異形材の最大の断面高さは、外壁と内壁との間における最小の間隔の0.9倍よりも大きいことが提案されている。補強異形材の可能な限り大きな断面高さを有するこの構造上の構成は、中央のもしくは下側のピラー部分にまで続いていてよく、これによって、高められた曲げ剛性という、これに関連した利点を、それぞれの延在長さにわたって得ることができる。
上側のピラー領域の少なくとも一部において、補強異形材の結合部分は、内側成形品の内壁に支持されている。もちろん、この構造上の構成は、内壁に支持された補強異形材が、下方に向かって、中央もしくは下側のピラー部分にまでさらに延びている形態においても実現することができる。このように構成されていると、高められた曲げ剛性もしくは減じられた重量の上に述べた利点は、相応にこのピラー領域においてもそれぞれの延在長さにわたって得られる。
好ましくは、補強異形材の結合部分は、内側金属薄板の内壁に面接触している。このように構成されていると、補強異形材から内側金属薄板への良好な力導入もしくは支持が得られる。結合部分は、フランジ状に側壁から折り曲げられ、内壁に支持されている、もしくは内壁に結合されている。したがって、結合部分をフランジ部分もしくは支持部分と呼ぶこともできる。
結合部分は、Bピラーの少なくともヘッド領域において、内側金属薄板の内壁に固定されている。結合は、特に溶接または接着を用いて素材結合式に、かつ/または特にリベット結合を用いて形状結合式に実現することができる。下方に向かってのさらなる経過において、つまりヘッド領域に接続する上側のピラー領域において、結合部分は、同様に内側成形品の内壁に固定されていてよい。択一的にまた、結合部分が上側のピラー領域の少なくとも一部において、内側成形品の内壁に固定されずに、即ち単に接触して支持されている構成も可能である。すなわち補強異形材は、単に内壁に支持されているだけで、溶接のような特別の固定手段を用いて固定されているのではない。内側金属薄板との補強異形材の堅固な結合は、この場合ヘッド領域における上側の固定部と下側のピラー部分における下側の固定部とを介して実現されることになる。
上側のピラー領域の少なくとも一部において、特に上側のピラー領域全体において、外側金属薄板のフランジ部分と内側金属薄板のフランジ部分とは、特に溶接を用いて素材結合式に、互いに直接固定されている。このように構成されていると、Bピラーはこの部分において両側に、特にドアフランジとして働く二層のフランジを有している。二層のフランジには、比較的肉厚の三層のフランジである、自動車のアウタシェルとの良好な溶接可能性という利点がある。
内側金属薄板の内壁は、横断面で見て、側部における2つの凹部を有することができ、両凹部は、内側の側壁部分に隣接して配置されていて、これらの側壁部分に対して平行に延びている。凹部は、例えばBピラーの中央の領域に設けられていてよく、このときもちろん、凹部は上側のピラー領域および/または下側のピラー領域内にも延びていてよい。特に、横断面で見て、補強異形材の結合部分のうちの少なくとも1つが、側部における凹部のうちの1つの凹部内に支持されていることが提案されている。凹部内にまで至る補強異形材の延在長さは、同様に、大きな断面高さに、ひいては高められた曲げ剛性に貢献する。
1つの可能な実施形態によれば、少なくとも下側のピラー領域において、補強異形材の結合部分が外側金属薄板の外側のフランジ部分と内側金属薄板の内側のフランジ部分との間に固定されていることが提案されている。このように構成されていると、下側のピラー領域においてBピラーの両側に、特にドアフランジとして働く三層のフランジが形成される。3つのフランジ層の固定、つまり外側金属薄板のフランジ部分、補強異形材の結合部分、および内側金属薄板のフランジ部分の固定は、特に溶接を用いて、例えば抵抗スポット溶接または高エネルギビーム溶接を用いて行われる。補強異形材の結合部分が外側金属薄板のフランジ部分と内側金属薄板のフランジ部分との間に固定されているという、構造上の構成は、Bピラーの全高の0.5倍未満の延在長さにわたって選択されていてよい。本発明の開示の枠内において、下側のピラー領域というのは、特に、ほぼ自動車ドアとオーバラップしている領域と見なすことができる。上側のピラー領域は、特に、ほぼサイドウインドの領域に位置している領域を一緒に含むことができる。上側のピラー領域と下側のピラー領域との間に位置していてよい中央のピラー領域は、特にほぼ車両のショルダラインの高さに位置していることができる。
好適な構成によれば、補強異形材は、異形材壁のうちの少なくとも1つが、構造部材の少なくとも1つの横断面において、異形材底に対して垂直な平面との間に、5°未満、特に3°未満、特に2°未満である角度を成すように構成されている。この構成によって、異形材壁は、そこから異形材壁が外壁の方向に延びる内壁に関して、比較的急勾配に延びることが達成される。その結果、異形材底は、可能な限り大きな幅を有するので、異形材底は、大きな圧力を受け止めることができる。
好ましくは、補強異形材の結合部分は、20mm未満の幅を、特に16mm未満の幅を有している。結合部分の縁部もしくは側端部は、可能な限り内側金属薄板の側壁の近くに配置されている。結合部分の可能な限り僅かな幅と相俟って、この構成は同様に、可能な限り広幅の補強異形材を得るために貢献する。
上側のピラー領域の少なくとも一部、特に少なくとも上側のピラー領域全体において、補強異形材の側壁の間の平均的な幅は、内側金属薄板の側壁の間の平均的な幅の0.3倍より大きく、かつ/または0.7倍未満であってよい。このように構成されていると、補強異形材の底部分は、可能な限り大きな幅を有し、ひいては押込みに対して大きな抵抗力を有するようになる。
1つの可能な構成によれば、内側金属薄板および/または外側金属薄板は、金属製材料、特に鋼板から冷間変形加工された部材として製造することができる。冷間変形加工というのは、材料の再結晶温度よりも明らかに低い温度で材料を変形させる加工を意味している。鋼材料としては、例えば冷間圧延されたマイクロ合金化された鋼板を使用することができる。鋼板は、腐食防止被覆層、特に亜鉛被覆層を備えていてよい。
補強異形材は、好ましくは金属製材料から成る、熱間変形加工されかつ焼入れされた部材である。熱間変形加工というのは、本明細書の開示の枠内においては、特に金属の再結晶温度を上回る温度で金属を変形させる加工を意味している。補強異形材のための鋼材料としては、特に例えば22MnB5のようなホウ素鋼である、焼入れ可能な鋼を使用することができる。補強異形材は、特にアルミニウム・ケイ素合金または亜鉛によって被覆されていてよく、このようにすると、熱間変形加工中における部材の酸化を回避すること、もしくは腐食防止として働くことができる。補強異形材は、熱間変形加工後に、または熱間変形加工と一緒に、少なくとも部分領域において、好ましくは全体的に焼入れされる。熱間変形加工および焼入れは、プレス焼入れ型における1回のプロセスにおいて実施することができる。この組み合わせられた変形加工・焼入れプロセスは、プレス焼入れとも呼ばれる。
1つの可能な実施形態によれば、補強異形材、内側金属薄板および/または外側金属薄板といった部材のうちの少なくとも1つが、長さにわたって変化する厚さを有することができる。長さにわたって変化する厚さを有する部材は、例えば帯材をフレキシブルに圧延し、次いで金属薄板ブランクを引出し加工すること(Tailor Rolled Blanks)によって、または異なった金属薄板厚さの複数の部分ブランクを結合すること(Tailor Welded Blanks)によって製造することができる。この構成によって、厚さを種々様々な部材領域のそれぞれの荷重特性に適合させることができるので、全体として、重量最適化された部材が得られる。
1つの可能な実施形態によれば、外側金属薄板および内側金属薄板のフランジ部分は、Bピラーの上側の領域において、内壁と外壁との間で延びている中心平面に対して、外側金属薄板の外壁に向かう方向にずらされて位置していてよい。車両外側の方向にずらされたフランジを備えたこの構成は、特にフレームレスのドアを備えた自動車のために適している。この構成では、外方に向かってずらされたフランジは、自動車のドアウインドと共にシール平面を形成する。択一的にまたは補足的に、内側金属薄板および外側金属薄板のフランジ部分は、下側のピラー領域において、中心平面に対して、内側金属薄板の内壁に向かう方向にずらされて位置していてよい。この構成では、内方に向かってずらされたフランジは、ドアと共にシール平面を形成する。
次に図面を参照しながら、好適な実施形態について説明する。
Bピラーとして形成された本発明に係る構造部材を、斜め前から見て示す斜視図である。 図1に示したBピラーを後ろから見た側面図である。 図2の断面線A−Aに沿った、図1に示したBピラーの横断面図である。 図2の断面線B−Bに沿った、図1に示したBピラーの横断面図である。 図2の断面線C−Cに沿った、図1に示したBピラーの横断面図である。
以下において一緒に記載される図1〜図3には、本発明に係る構造部材2が示されている。図示の構造部材は、Bピラー2の形態で構成されており、このとき構造部材が他の構成を有していてもよいことは自明である。構造部材としては、本明細書における開示との関連において、特に、自動車ボディ部材用の、構造を形成する成形部材、例えばAピラー、BピラーまたはCピラー、ドア衝撃吸収体、ステーまたはバンパが挙げられる。
Bピラーというのは、車室の真ん中に位置する支持ピラーであって、自動車のルーフ領域をボディ下部構造に結合する支持ピラーである。事故時に車両ピラーには、車室を変形に抗して安定させるという役割がある。車両ピラーの特に重要な役割は、側面衝突時における力の吸収であり、これによって乗員の怪我を未然に防ぐことができる。
Bピラーとして形成された図示の構造部材2は、取り付けられた状態において車両外側Voに向く外側金属薄板3、取り付けられた状態において車両内側Viに向く内側金属薄板4、および少なくとも1つの補強異形材5を含んでおり、この補強異形材5は、外側金属薄板3と内側金属薄板4との間に形成された中空室6内に配置されていて、構造部材を補強するために役立つ。Bピラーはさらに、Bピラーをルーフバーに結合するヘッド領域Pk、ヘッド領域Pkから下方に向かって延びる上側のピラー領域Pa、中央のピラー領域Pb、この中央のピラー領域Pbに接続していてさらに下方に向かって延びる下側のピラー領域Pc、およびこの下側のピラー領域Pcに接続していて、Bピラーをシルに結合するように構成されたベース領域Pfを含んでいる。
外側成形品とも呼ぶことができる外側金属薄板3は、1つの外壁7、互いに向かい合って位置している2つの側壁8,8’、および両側壁8,8’から側方に突出する2つのフランジ部分9,9’を含んでいる。これによって外側金属薄板3は、ほぼハット形異形材状の横断面を有している。外側金属薄板3の形状は、長手方向延在長さ(L)にわたって変化する。すなわち外側金属薄板3は、上側領域においては平らに形成されていて、ここでは、特に図3Aにおいて認識できるように僅かな断面高さH3を有している。外壁7は、僅かだけフランジ部分9,9’から外方に向かってずらされており、側壁8,8’は相応に僅かな勾配しか有しておらず、比較的短い。下方に向かって、つまりピラーベースの方向において、外側金属薄板3の断面高さH3は、図3Bおよび図3Cにおいて認識できるように増大している。図3Bにおいて認識できるように中央のピラー領域Pbにおいては、フランジ部分9,9’は明らかに外壁7からずらされて、Bピラー2の全断面高さH2のほぼ真ん中に位置している。側壁8,8’は、この中央の領域Pbにおいて、上側のピラー領域Paにおけるよりも大きな勾配を有している。下側のピラー領域Pcにおいて外側金属薄板3の断面高さH3は、再度増大している。フランジ部分9,9’は、外壁7から最大の間隔を有していて、Bピラーの全断面高さH2に関して、この下側のピラー領域Pcにおいて平らに形成された内側金属薄板4とほぼ一平面に位置している。
内側成形品とも呼ぶことができる内側金属薄板4は、1つの内壁10、互いに向かい合って位置している2つの側壁11,11’、および両側壁11,11’から側方に突出する2つのフランジ部分12,12’を含んでいる。これによって内側金属薄板4は、同様にほぼハット形異形材状の横断面を有している。内側金属薄板4の横断面は、外側金属薄板3の増大する断面高さH3の増大と共に、内側金属薄板4の断面高さH4が相応に減少し、かつ断面高さH3の減少と共に、内側金属薄板4の断面高さH4が相応に増大するという点に関しては、外側金属薄板3とは真逆に変化している。
補強異形材5は、1つの異形材底13、互いに向かい合って位置している2つの異形材壁14,14’、および両異形材壁14,14’から側方に突出する2つの異形材フランジ15,15’を含んでいる。これによって補強異形材5もまた同様に、ほぼハット形異形材状の横断面を有している。補強異形材5は、Bピラー2を補強するために働き、したがって補強異形材5は、外側金属薄板3および内側金属薄板4よりも大きな壁厚を有している。補強異形材5は、最大の断面高さH5を有しており、この断面高さH5は、少なくとも上側のピラー領域Paにおいて、このピラー領域Paにおける外側金属薄板3の最大の断面高さH3よりも大きい。このとき特に、補強異形材5の最大の断面高さH5は、外壁7と内壁10との間における最小の間隔H6の0.9倍よりも大きいことが提案されている。異形材底13と外壁7との間には、Bピラーの全延在長さにわたって間隙が形成されている。比較的大きな断面高さH5によって、Bピラー2の特に高い曲げ剛性が生じ、この曲げ剛性は、つまり補強異形材5の有効な断面高さH5に依存している。
好ましくは、補強異形材5の断面高さH5は、Bピラー2の全長L2の少なくとも30%の長さにわたって、外側金属薄板3の断面高さH3よりも大きい。他のピラー領域における特に高い曲げ剛性のためにも、補強異形材5の断面高さH5は、Bピラーの他の領域においても外側金属薄板3の最大の断面高さH3よりも大きくてよい。本実施形態では、断面高さH5は、少なくともなおヘッド領域Pkおよび/または中央のピラー領域Pbおよび/または下側のピラー領域Pcの部分において、それぞれのピラー領域における外側金属薄板3の最大の断面高さH3よりも大きい。
補強異形材5は、特に図3Aおよび図3Bにおいて認識できるように、少なくとも上側のピラー領域Paにおいて、その異形材フランジ15,15’で、内側成形品4の内壁10に支持されている。Bピラー2のこれらの領域、つまり補強異形材5の異形材フランジ15,15’が完全に中空室6内に配置されている領域において、外側金属薄板のフランジ部分9,9’とフランジ部分12,12’とは、互いに直接接触している、もしくは互いに結合されていて、相応にBピラー2の両側において、Bピラー2のそれぞれ1つの二層のフランジ18,18’を形成している。
異形材フランジ15,15’は、特に、内側金属薄板4における補強異形材5の結合もしくは支持のために、もしくは下側のピラー領域Pcにおいては外側金属薄板3との補強異形材5の結合もしくは支持のために働く。したがって異形材フランジ15,15’は、結合部分もしくは支持部分15,15’とも呼ぶことができる。異形材フランジ15,15’は、Bピラー2のヘッド領域Pkにおいて内側金属薄板4の内壁10に、例えば溶接によって、特に抵抗スポット溶接またはレーザ溶接によって、または接着によって固定されている。Bピラー2は、したがってピラーの主延在長さに沿って4つの結合ラインを、すなわちフランジ18,18’に沿った2つの結合ラインと、異形材フランジ15,15’と内壁10との間における2つの別の結合ラインとを含んでいる。異形材フランジ15,15’は、好ましくは20mm未満の幅を、特に16mm未満の幅を有している。縁部16,16’もしくは異形材フランジ15,15’の側端部は、内側金属薄板4の側壁11,11’に隣接して配置されていて、これらの側壁11,11’に対して平行に延びている。異形材フランジ15,15’が内壁10に支持されているか、もしくは中空室6の内部に位置しているピラー領域において、側方の端部16,16’は、上方に向かって折り曲げられており、これによって内側金属薄板4の壁11,11’の湾曲に追従している。
補強異形材5の側壁14,14’は、フランジ部分15,15’もしくは内壁10に対して比較的急勾配に起立している。特に、少なくとも1つのピラー領域Pk,Pa,Pb,Pc,Pfにおいて、異形材壁14,14’のうちの少なくとも1つは、内壁10に対して垂直な平面E1との間に角度α14を成すことが提案されており、この角度α14は、10°未満であり、特に5°未満であり、場合によっては2°未満である。このような構成は、相応に大きな圧力を受け止めることができる、補強異形材5の可能な限り大きな幅を実現するために貢献する。
上側のピラー領域Paから下側のピラー領域Pcへの経過において、補強異形材5の横断面および内側金属薄板4への補強異形材5の結合は変化する。補強異形材5の異形材フランジ15,15’が上側のピラー領域Paにおいて内壁10に支持されていて、完全に中空室6内に収容されているのに対して、異形材フランジ15,15’は下側のピラー領域Pcにおいては、内側金属薄板4と外側金属薄板3との間に形成された中空室から外方に延びていて、ここで外側金属薄板3のフランジ部分9,9’と内側金属薄板4のフランジ部分12,12’との間に配置されている。相応にBピラーは、この下側のピラー領域Pcにおいて、特にドアフランジとして働く三層のフランジ18,18’を有している。3つのフランジ層9,15,12;9’,15’,12’は、特に溶接によって、例えば抵抗スポット溶接または高エネルギビーム溶接によって互いに結合される。三層のフランジ18,18’は、自動車ボディの組み立てられた状態においてドアフランジとして働き、このドアフランジには、ドアシールを取り付けることができる。
上側のピラー領域Paと下側のピラー領域Pcとの間において補強異形材5は、形状を変化させていて、補強異形材5の幅は増大し、かつ異形材フランジ15,15’は内壁10からフランジ部分9,9’;12,12’の方向に移動している。この移行は、ほぼ中央のピラー領域Pbにおいて行われる。図3bにおいては例えば、右側の異形材フランジ15が既に内壁10から持ち上げられていることを認識することができる。
特にフレームレスのドアを備えた自動車のために適している、Bピラー2の本実施形態では、補強異形材5の変化は長さにわたって、Bピラー2のフランジ18,18’のフランジ平面E18の変位に付随して現れる。特に図2において認識できるように、フランジ18,18’は上側のピラー領域Paにおいて外方に向かってずらされて位置していて、ここでドアウインドのためのシール平面を形成している。下側のピラー領域Pcにおいてフランジ18,18’は、内方に向かってずらされていて、ここでドアフランジを形成している。移行領域とも呼ぶことができる中央のピラー領域Pbにおいて、フランジ平面は外側から内方に向かって変位している。
内壁10は、Bピラー2の少なくとも1つの部分延在長さにわたって、側部における2つの凹部17,17’を有しており、両凹部17,17’は、側壁11,11’に沿って延びている、もしくはR部をもって側壁11,11’に移行している。本実施形態では、通路とも呼ぶことができる凹部17,17’は、ほぼ、中央のピラー領域Pb(図3B)から下方に向かって下側のピラー領域Pc(図3C)へと延びている。凹部17,17’を備えたこれらのピラー領域において、異形材フランジ15,15’は、凹部内にもしくは凹部の領域に配置されている。両凹部17,17’のうちの少なくとも1つは、ヘッド領域Pkからベース領域Pfに至るまで連続的に形成されていてよく、特に伸縮継ぎ目(Dehnfuge)として働くことができる。このとき凹部は、追加的に、この領域が焼入れされていないように構成することができる。
外側金属薄板3および内側金属薄板4は、好ましくは鋼板から冷間変形加工によって製造されている。鋼板には、ボディ保護被覆層、特に亜鉛被覆層を設けることができる。補強異形材5は、好ましくは、例えば22MnB5のような、焼入れ可能な鋼材料製の、熱間変形加工されかつ焼入れされた部材である。補強異形材5は、特にアルミニウム・ケイ素合金または亜鉛によって被覆されていてよく、このようにすると、熱間変形加工中における部材の酸化を回避すること、もしくは腐食防止として働くことができる。
補強異形材5は、長さLにわたって変化する厚さDを有することができる。これによって厚さDを、種々様々な構成部分領域Pk,Pa,Pb,Pc,Pfにおける負荷耐性に関するその都度の技術的な要求に適合させることができ、このことはBピラー2の重量軽減に貢献する。同じことは、同様に長さにわたって変化する厚さを有することができる内側金属薄板4に対しても言える。

2 構造部材
3 外側金属薄板
4 内側金属薄板
5 補強異形材
6 中空室
7 外壁
8,8’ 側壁
9,9’ フランジ部分
10 内壁
11,11’ 側壁
12,12’ フランジ部分
13,13’ 異形材底
14,14’ 異形材壁
15,15’ 異形材フランジ
16,16’ 縁部
17,17’ 凹部
18,18’ フランジ
B 幅
H 断面高さ
L 長さ
Pk ヘッド領域
Pa 上側のピラー領域
Pb 中央のピラー領域
Pc 下側のピラー領域
Pf ベース領域
Vi 内側
Vo 外側

Claims (16)

  1. 自動車ボディ用のBピラーとして形成された構造部材であって、
    1つの外壁(7)と、互いに向かい合って位置している2つの側壁(8,8’)と、該側壁(8,8’)から側方に突出する2つの外側のフランジ部分(9,9’)とを備えた外側金属薄板(3)と、
    1つの内壁(10)と、互いに向かい合って位置している2つの側壁(11,11’)と、該側壁(11,11’)から側方に突出する2つの内側のフランジ部分(12,12’)とを備えた内側金属薄板(4)と、
    1つの異形材底(13)と、互いに向かい合って位置している2つの異形材壁(14,14’)と、該異形材壁(14,14’)に結合された2つの結合部分(15,15’)とを備えた補強異形材(5)と、を含んでおり、
    当該構造部材(2)の少なくとも上側の領域(Pa)において、前記補強異形材(5)の最大の断面高さ(H5)が、前記外側金属薄板(3)の最大の断面高さ(H3)よりも大きく、前記補強異形材(5)の前記結合部分(15,15’)は、前記内側金属薄板(4)の前記内壁(10)に支持されており、かつ前記外側のフランジ部分(9,9’)と前記内側のフランジ部分(12,12’)とは、互いに直接接触していて、互いに固定されている、構造部材において、
    前記補強異形材(5)の前記結合部分(15,15’)は、当該構造部材(2)の少なくとも下側の領域(Pc)において、前記外側金属薄板(3)の前記外側のフランジ部分(9,9’)と前記内側金属薄板(4)の前記内側のフランジ部分(12,12’)との間に固定されている
    ことを特徴とする、構造部材。
  2. 前記結合部分(15,15’)は、前記自動車のルーフバーへの結合のために形成された、当該構造部材(2)のヘッド領域(Pk)において、前記内側金属薄板(4)の前記内壁(10)に固定されている、
    請求項1記載の構造部材。
  3. 前記補強異形材(5)の前記最大の断面高さ(H5)が前記外側金属薄板(3)の前記最大の断面高さ(H3)よりも大きい、当該構造部材(2)の前記上側の領域(Pa)は、当該構造部材の全長(L2)の少なくとも0.3倍である
    請求項1または2記載の構造部材。
  4. 前記補強異形材(5)の前記最大の断面高さ(H5)は、当該構造部材(2)の少なくとも前記上側の領域(Pa)において、前記外壁(7)と前記内壁(10)との間における最小の間隔(H6)の0.9倍よりも大きい、
    請求項1から3までのいずれか1項記載の構造部材。
  5. 前記結合部分(15,15’)は、少なくとも前記上側の領域(Pa)において、前記内側金属薄板(4)の前記内壁(10)に面接触している、
    請求項1から4までのいずれか1項記載の構造部材。
  6. 前記補強異形材(5)の前記結合部分(15,15’)は、当該構造部材の前記上側の領域(Pa)の少なくとも一部において、前記内側金属薄板(4)の前記内壁(10)に固定されている、
    請求項1から5までのいずれか1項記載の構造部材。
  7. 前記補強異形材(5)の前記結合部分(15,15’)は、当該構造部材(2)の前記上側の領域(Pa)の少なくとも一部において、固定されずに前記内側金属薄板(4)の前記内壁(10)に支持されている、
    請求項1から5までのいずれか1項記載の構造部材。
  8. 前記結合部分(15,15’)は、少なくとも、前記結合部分(15,15’)が前記内壁(10)に支持されている領域において、20mm未満の幅(B15)を有している、
    請求項1から7までのいずれか1項記載の構造部材。
  9. 前記補強異形材(5)の前記側壁(14,14’)のうちの少なくとも1つが、前記Bピラー(2)を通る少なくとも1つの横断面において、前記異形材底(13)に対して垂直な平面(E1)との間に角度(α14)を成していて、該角度(α14)は、5°未満である、
    請求項1から8までのいずれか1項記載の構造部材。
  10. 当該構造部材の少なくとも前記上側の領域(Pa)における横断面において、前記補強異形材(5)の異形材壁(14,14’)の間の平均的な幅は、前記内側金属薄板(4)の前記側壁(11,11’)の間の平均的な幅の0.3倍より大きく、かつ/または0.7倍未満である、
    請求項1から9までのいずれか1項記載の構造部材。
  11. 前記内側金属薄板(4)の前記内壁(10)は、当該構造部材の少なくとも中央の領域(Pb)に、側部における2つの凹部(17,17’)を有しており、該凹部(17,17’)は、前記内側の側壁部分(11,11’)に隣接して配置されていて、該側壁部分(11,11’)に対して平行に延びており、
    前記補強異形材(5)の前記結合部分(15,15’)のうちの少なくとも1つが、前記側部における凹部(17,17’)のうちの1つに支持されている、
    請求項1から10までのいずれか1項記載の構造部材。
  12. 前記補強異形材(5)の前記結合部分(15,15’)は、当該構造部材(2)の少なくとも前記下側の領域(Pc)において、前記外側金属薄板(3)の前記外側のフランジ部分(9,9’)と前記内側金属薄板(4)の前記内側のフランジ部分(12,12’)との間に固定されている、
    請求項1から11までのいずれか1項記載の構造部材。
  13. 前記補強異形材(5)の前記結合部分(15,15’)が前記外側金属薄板(3)の前記外側のフランジ部分(9,9’)および前記内側金属薄板(4)の前記内側のフランジ部分(12,12’)に結合されている、当該構造部材(2)の前記下側の領域(Pc)は、当該構造部材(2)の全長(L2)の0.5倍未満である、
    請求項1から12までのいずれか1項記載の構造部材。
  14. 前記内側金属薄板(4)および/または前記外側金属薄板(3)は、冷間変形加工されており、前記補強異形材(5)は、熱間変形加工されかつ焼入れされている、
    請求項1から13までのいずれか1項記載の構造部材。
  15. 前記内側金属薄板(4)および前記補強異形材(5)のうちの少なくとも1つが、長さ(L)にわたって変化する厚さ(D)を有している、
    請求項1から14までのいずれか1項記載の構造部材。
  16. 前記外側のフランジ部分(9,9’)および前記内側のフランジ部分(12,12’)は、当該構造部材(2)の前記上側の領域(Pa)において、前記内壁(10)と前記外壁(7)との間で延びている中心平面に対して、前記外側金属薄板(3)の前記外壁(7)に向かう方向にずらされて位置しており、
    前記外側金属薄板(3)の前記外側のフランジ部分(9,9’)および前記内側金属薄板(4)の前記内側のフランジ部分(12,12’)は、当該構造部材(2)の前記下側の領域(Pc)において、前記中心平面に対して、前記内側金属薄板(4)の前記内壁(10)に向かう方向にずらされて位置している、
    請求項1から15までのいずれか1項記載の構造部材。
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