JP6767613B2 - 部品実装装置および部品実装方法 - Google Patents

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Description

本発明は、部品供給装置から部品を取り出して基板に実装する部品実装装置および部品実装方法に関するものである。
基板に部品を実装する部品実装装置では、テープフィーダなどの部品供給装置の所定の供給位置に送られた部品を、実装ヘッドに装着された吸着ノズルによって吸着して取り出す部品取出動作が反復して行われる。テープフィーダにおいて供給位置に送られた部品の位置は、部品を収納保持する部品ポケット内での位置のばらつきや部品送りの際の振動の影響など種々の要因によって必ずしも安定していない。このため吸着ノズルによって供給位置から部品を吸着して取り出す際の位置精度が安定せず、部品の吸着ミスや実装位置ずれなどの部品実装動作における不具合の要因となっていた。
このような部品実装動作における不具合を抑制することを目的として、従来より実装ヘッドに備えられた基板認識カメラの撮像機能によって供給位置に位置した部品を撮像して、供給位置における部品の位置ずれ状態を検出する機能を有する部品実装装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2011−228377号公報
しかしながら、上述の先行技術例では、吸着位置に位置した部品の位置認識は実装ヘッドに設けられた基板認識カメラで行うため、認識している間は部品の吸着や実装といった動作を実施することができない。よって、数多くの部品を認識しようとすると、実装にかかるタクトが大幅に増加してしまう。しかし、先行技術例では、この問題を解決するために、特定タイミングのみ位置認識を行うことを提案しているが、複数の部品が連続して送られる通常の部品供給においては、部品ポケット内での位置のばらつきや部品送りの際の振動などによって、部品が送られる度に部品の位置ずれが変わる場合が多く、特定タイミングのみの位置認識では、吸着ミスや実装位置ずれなどの不具合を低減するには限界があった。
そこで本発明は、実装タクトの増加を抑えて、部品の吸着位置精度を向上させることができる部品実装装置および部品実装方法を提供することを目的とする。
本発明の部品実装装置は、部品を供給位置に位置させる複数の部品供給装置と、吸着ノズルにより前記供給位置から前記部品を取り出して基板に実装する実装ヘッドと、前記実装ヘッドと独立して移動可能であり、複数の前記部品供給装置のそれぞれの前記供給位置に移動し、それぞれの前記供給位置に位置する部品を上方より撮像するカメラと、前記撮像により取得された画像を認識処理することにより前記部品の位置ずれ状態を検出する認識処理部と、前記検出された位置ずれ状態に基づいて前記吸着ノズルによって前記部品を取り出す位置を補正する位置補正部と、前記カメラの移動を制御するカメラ制御部と、を備え、前記カメラ制御部は、前記実装ヘッドが前記供給位置にアクセスして前記部品を取り出す部品取り出し動作を行っている間、前記カメラをいずれの前記供給位置の上方に位置させず、前記供給位置の上方とは異なる待機位置に待機させ、前記実装ヘッドが部品取り出し動作を終えて、前記基板へ前記部品を実装している間に前記カメラを次の実装ターンにおいて吸着する対象の複数の前記部品のそれぞれの供給位置の上方に移動させて前記供給位置に位置する前記部品を撮像させ、前記カメラと前記実装ヘッドは、互いが干渉しない異なる高さ位置に設けられるようにしたものである。
本発明の部品実装方法は、部品供給装置の複数の供給位置に位置したそれぞれの部品を実装ヘッドによって取り出して基板に実装する部品実装方法であって、部品を複数の前記供給位置おのおのに位置させるステップと、実装ヘッドの吸着ノズルにより前記供給位置から前記部品を取り出して基板に実装するステップと、前記実装ヘッドと独立して移動可能であり、複数の前記部品供給装置のそれぞれの前記供給位置に前記実装ヘッドと干渉しない高さ位置で移動するカメラにより、それぞれの前記供給位置に位置する部品を上方より撮像するステップと、前記撮像により取得された画像を認識処理することにより前記部品の位置ずれ状態を検出するステップと、前記検出された位置ずれ状態に基づいて前記吸着ノズルによって前記部品を取り出す位置を補正するステップと、前記実装ヘッドが前記供給位置にアクセスして前記部品を取り出す部品取り出し動作を行っている間、前記カメラをいずれの前記供給位置の上方に位置させず、前記供給位置の上方とは異なる待機位置に待機させ、前記実装ヘッドが部品取り出し動作を終えて、前記基板へ前記部品を実装している間に前記カメラを次の実装ターンにおいて吸着する対象の複数の前記部品のそれぞれの供給位置の上方に移動させて前記供給位置に位置する前記部品を撮像させるステップとを含む、ものである。
本発明によれば、実装タクトの増加を抑えて、部品の吸着位置精度を向上させることができる。
本発明の一実施の形態の部品実装装置の斜視図 本発明の一実施の形態の部品実装装置の平面図 本発明の一実施の形態の部品実装装置におけるカメラ移動機構の構成説明図 本発明の一実施の形態の部品実装装置の第2実施例におけるカメラ移動機構の構成説明図 本発明の一実施の形態の部品実装装置の制御系の構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態の部品実装方法における部品実装作業処理を示すフロー図 本発明の一実施の形態の部品実装方法における部品位置認識の説明図
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。まず図1,図2を参照して、部品実装装置1の構成を説明する。部品実装装置1は、部品供給装置の供給位置に位置した部品を実装ヘッドによって取り出して基板に実装する機能を有するものである。図1,図2において、基台1aの上面には基板搬送機構2がX方向(基板搬送方向)に配設されている。基板搬送機構2は上流側装置から受け渡された基板3を搬送して、以下に説明する部品実装機構11による実装作業位置に位置決めして保持する。
基板搬送機構2の両側には、それぞれ部品供給部4が配置されており、部品供給部4は部品供給装置であるテープフィーダ5を複数並設して配置可能となっている。テープフィーダ5は、部品Pを保持したキャリアテープ18(図7参照)をピッチ送りすることにより、部品実装機構11を構成する実装ヘッド9への供給位置5aに部品を位置させる。なお部品供給装置の種類としてはここに示すテープフィーダ5には限定されず、スティックフィーダやバルクフィーダなど、所定の供給位置に個片の部品Pを順次供給可能なものであれば、本実施の形態における部品供給装置として用いることができる。
基台1aの上面におけるX方向の一端部には、Y軸移動ビーム7がY方向に水平に配設されている。Y軸移動ビーム7には1対のX軸移動ビーム8が移動プレート7aを介してY方向にスライド自在に装着されている。X軸移動ビーム8はY軸移動ビーム7が備えたリニア駆動機構によりY方向に駆動される。それぞれのX軸移動ビーム8には、実装ヘッド9がX方向にスライド自在に装着されている。実装ヘッド9は複数の保持ヘッド10を備えた多連型ヘッドであり、X軸移動ビーム8が備えたリニア駆動機構によりX方向に駆動される。
それぞれの保持ヘッド10の下端部には吸着ノズル10a(図3参照)が装着されている。X軸移動ビーム8、実装ヘッド9を駆動することにより、保持ヘッド10は吸着ノズル10aによってそれぞれの部品供給部4に配置されたテープフィーダ5の供給位置5aから部品Pを取り出して、基板3に移送して実装する。上記構成において、Y軸移動ビーム7、X軸移動ビーム8および実装ヘッド9は、部品実装機構11を構成する。
それぞれの部品供給部4において、複数のテープフィーダ5の供給位置5aの上方には、撮像方向を下方に向けた姿勢の供給位置認識カメラ14(カメラ)が、カメラ移動機構13によってX方向に移動自在に配設されている。供給位置認識カメラ14は実装ヘッド9と独立して移動可能となっており、カメラ移動機構13を駆動することにより、供給位置認識カメラ14は部品供給部4に配置された複数のテープフィーダ5の供給位置5aの上方を移動する。これにより、各テープフィーダ5の供給位置5aに位置する部品Pを供給位置認識カメラ14によって撮像することができるようになっている。
すなわちカメラ移動機構13は、供給位置認識カメラ14を部品供給部4に配置された複数の部品供給装置であるテープフィーダ5の供給位置5aの上方で移動させる。本実施の形態においては、供給位置認識カメラ14によって供給位置5aを撮像して取得された画像を認識処理することにより、供給位置5aにおける部品Pの位置ずれ状態を検出し、検出された位置ずれ状態に基づいて吸着ノズル10aによって部品Pを取り出す位置を補正するようにしている。
基台1aにおいて基板搬送機構2とそれぞれの部品供給部4との間には、部品認識カメラ6が撮像方向を上向きにした姿勢で配設されている。部品供給部4から部品Pを取り出した実装ヘッド9が部品認識カメラ6の上方を移動することにより、部品認識カメラ6は実装ヘッド9において吸着ノズル10aに保持された状態の部品Pを撮像する。図2に示すように、X軸移動ビーム8の下面側には実装ヘッド9と一体的に移動する基板認識カメラ12が撮像方向を下向きにした姿勢で配設されている。実装ヘッド9を基板搬送機構2に保持された基板3の上方に移動させることにより、基板認識カメラ12によって基板3の位置認識マークなどの基準点を撮像することができる。
部品認識カメラ6、基板認識カメラ12によって取得された撮像データを認識処理部23(図5参照)によって認識処理することにより、実装ヘッド9において吸着ノズル10aに保持された状態の部品Pの位置ずれや、基板搬送機構2に保持された基板3の位置ずれを検出することができる。部品実装機構11による部品実装動作においては、これらの位置ずれを加味して実装ヘッド9による部品搭載位置が補正される。
次に図3を参照して、供給位置認識カメラ14、カメラ移動機構13の構成および機能を説明する。図3(a)、(b)に示すように、部品供給部4に配置された複数のテープフィーダ5の上方には、X方向にカメラ移動機構13が配設されている。カメラ移動機構13には、供給位置認識カメラ14が供給位置5aの上方においてX方向に移動自在に装着されている。カメラ移動機構13を駆動して供給位置認識カメラ14を任意のテープフィーダ5の供給位置5aの上方に位置させることにより、テープフィーダ5において供給位置5aに送られた部品Pを供給位置認識カメラ14によって撮像することが可能となっている。
図3(b)に示すように、カメラ移動機構13は部品供給部4においてテープフィーダ5の配置幅の外側に設定された待機位置[SP]まで延出して配設されている。カメラ移動機構13によって供給位置認識カメラ14を移動させて待機位置[SP]に位置させた状態では、部品供給部4において全てのテープフィーダ5の供給位置5aの上方にはフリーな空間が確保される。これにより、テープフィーダ5の供給位置5aに実装ヘッド9の吸着ノズル10aをアクセスさせて部品Pを吸着保持して取り出す部品取り出し動作が、供給位置認識カメラ14によって阻害されることがない。
本実施の形態においては、実装ヘッド9による部品取り出し時には供給位置認識カメラ14を待機位置[SP]に位置させた待機状態としておき、実装ヘッド9が部品取り出しを終えて基板搬送機構2の上方に移動しているタイミングにのみ、供給位置認識カメラ14による供給位置5aの撮像を行うようにしている。
なお、供給位置5aを撮像する目的の供給位置認識カメラの構成として、図3に示すように供給位置認識カメラ14を供給位置5aの上方でX方向に移動させる構成に替えて、図4に示すような構成を用いてもよい。すなわち図4に示す例では、基台1aの上面において、部品供給部4に配置されたテープフィーダ5と部品認識カメラ6との間にカメラ移動機構13AをX方向に配置する。そしてカメラ移動機構13Aの上面に供給位置認識カメラ14Aを撮像方向を上向きにしてX方向に移動自在に装着する。ここでカメラ移動機構13Aは、部品供給部4においてテープフィーダ5が配置される幅範囲を移動範囲に包含するように配設される。
図4に示すように、供給位置認識カメラ14Aの上方には下面に反射面16aを有する反射鏡16が、保持ブラケット17を介して斜め姿勢で装着されている。この構成により、撮像面が上向きの供給位置認識カメラ14Aによって、テープフィーダ5の供給位置5aを撮像することが可能となっている。すなわち供給位置5aから反射された撮像光は反射面16aによって反射されて供給位置認識カメラ14Aに入射し、供給位置5aの撮像画面が取得される。
このような構成を採用することにより、供給位置認識カメラ14Aの位置に拘わらず供給位置5aの上方には常にフリーな空間が確保され、供給位置5aに実装ヘッド9の吸着ノズル10aをアクセスさせることが可能となる。もちろん、図3に示す例と同様に待機位置[SP]を設定して、供給位置5aの撮像時以外には供給位置認識カメラ14Aを待機位置[SP]に待機させるようにしてもよい。これによりテープフィーダ5と基板搬送機構2との間に供給位置認識カメラ14Aが存在しない状態として、実装ヘッド9の移動の自由度を増大させる効果を得る。
次に図5を参照して、制御系の構成を説明する。図5において、制御部20は演算処理機能を有するCPUであり、記憶部21に記憶された各種のプログラムを実行することにより、以下に説明する各部を制御して部品実装装置1における作業動作や演算処理を実行させる。制御部20は処理機能としてカメラ制御部20a、位置補正部20bを備えている。これらの作業動作や演算処理においては、記憶部21に記憶された実装データ21aが参照される。実装データ21aには、基板3に実装される部品Pの種類や実装位置座標、実装ヘッド9によって部品供給部4から取り出した部品Pを基板3に移送搭載する実装ターンの実行順序を規定する実装シーケンスなどが含まれている。
機構駆動部22は制御部20に制御されて、基板搬送機構2、部品実装機構11、カメラ移動機構13を駆動する。これにより、基板3の搬送位置決め、実装ヘッド9による基板3への部品実装動作が実行されるとともに、カメラ制御部20aによってカメラ移動機構13が制御されることにより、供給位置5aの撮像のための供給位置認識カメラ14の移動が行われる。認識処理部23は、基板認識カメラ12、部品認識カメラ6および供給位置認識カメラ14により取得された画像を認識処理する。これにより、実装ヘッド9において吸着ノズル10aに保持された状態の部品Pの位置ずれや、基板搬送機構2に保持された基板3の位置ずれを検出するとともに、各テープフィーダ5の供給位置5aにおける部品Pの位置ずれ状態が検出される。
すなわち上記構成において、カメラ制御部20aはカメラ移動機構13および供給位置認識カメラ14を制御し、これにより部品供給部4においてテープフィーダ5の供給位置5aに位置する部品Pの撮像が行われる。そして位置補正部20bは、供給位置認識カメラ14により取得された画像を認識処理することにより検出された位置ずれ状態に基づいて、実装ヘッド9の吸着ノズル10aによって部品Pを取り出す位置を補正する処理を行う。これにより、各テープフィーダ5において供給位置5aに送られた部品Pの位置がばらついている場合にあっても、吸着ノズル10aを正しく部品Pに位置合わせして取り出すことができる。
次に、図6、図7を参照して、部品実装装置1により実行される部品実装方法について説明する。この部品実装方法は、部品供給装置であるテープフィーダ5の供給位置5aに位置した部品Pを実装ヘッド9によって取り出して基板3に実装するものである。図6に示す部品実装作業処理フローは、この部品実装方法における供給位置認識カメラ14による処理ステップ(STA1〜 )と、実装ヘッド9による作業動作ステップ(STC1〜 )とを関連づけて示したものである。なお供給位置撮像、実装ターンを示す各ステップに付されている(N)、(N+1)・・は、実行される順序を示すインデックスである。
まず部品実装作業の開始に際しては、供給位置認識カメラ14は待機位置[SP](図3参照)にて待機状態にある(STA1)。そしてこの後、次の実装ターンのためにテープフィーダ5の供給位置5aに送られた部品Pの位置ずれ状態を検出するための供給位置撮像が実行される(撮像ステップ−STA2)。この(撮像ステップ−STA2)においては、テープフィーダ5の供給位置5aに位置する部品を、実装ヘッド9と独立して移動可能な供給位置認識カメラ14によって撮像する。
すなわち、待機位置[SP]から複数のテープフィーダ5の上方へ移動した供給位置認識カメラ14を、これら複数のテープフィーダ5の供給位置5aの上方で移動させる(STA21)。そして図7(a)に示すように、これらの複数の供給位置5aのうち次の実装ターンにおいて実装対象となる部品Pを供給するテープフィーダ5の供給位置5aを、供給位置認識カメラ14によって順次撮像する(STA22)。そして(撮像ステップ−STA2)が終了したならば、供給位置認識カメラ14を待機位置[SP]に移動させて待機させる(ST3A)。
図7(b)は、この撮像における供給位置5aの状態を示している。すなわち、テープフィーダ5によってテープ送りされるキャリアテープ18の部品ポケット18a内には部品Pが収納されている。部品Pが供給位置5aに到達すると部品ポケット18aを覆うカバーテープ18bが剥離され、これにより部品Pは供給位置5a内において上方に露呈された状態となる。そしてこの状態の部品Pが供給位置認識カメラ14によって撮像され、これにより図7(c)に示すように、部品ポケット18a内に収納された部品Pの画像14aが取得される。
次いで、この撮像により取得された画像を認識処理部23によって認識処理する(認識処理ステップ−STB1)。これにより、供給位置5aにおける部品Pの位置ずれ状態が検出される。すなわち、図7(d)に示すように、供給位置認識カメラ14の光学座標系の基準位置OCに対する部品Pの部品中心PCのX,Y、θ方向の位置ずれ量Δx、Δy、Δθが検出される。そして検出された位置ずれ状態に基づいて、実装ヘッド9の吸着ノズル10aによって部品Pを取り出す位置を補正する位置補正処理が、位置補正部20bによって実行される(位置補正ステップ−STB2)。
そして制御部20は、この位置補正結果に基づいて実装ヘッド9を制御して、当該部品Pを対象とする実装ターン(N)を実行する(STC1)。この実装ターン(N)(STC1)においては、まず部品吸着が行われる(STC11)。すなわち実装データ21aの実装シーケンスにて規定される部品Pと保持ヘッド10との組み合わせに基づいて、吸着ノズル10aによって供給位置5aに位置する部品Pを吸着して取り出す。
この部品吸着における部品取り出し位置は、(撮像ステップ−STA2)にて検出された部品Pの位置ずれ状態に基づいて補正されていることから、良好な部品吸着位置精度で安定した部品取り出しを行うことができる。なお、部品吸着(STC11)の実行タイミングにおいては、供給位置認識カメラ14は待機位置[SP]にあることから、部品供給部4において供給位置5aの上方にはクリアスペースが確保されており、実装ヘッド9のアクセスが阻害されることはない。
この後、供給位置5aから部品Pを取り出した実装ヘッド9は部品認識カメラ6の上方へ移動し、ここで部品認識が実行される(STC12)。すなわち吸着ノズル10aに吸着保持された状態の部品Pを下方から部品認識カメラ6によって撮像し、撮像結果を認識処理部23によって認識処理することにより部品Pの位置ずれを検出する。次いで部品Pを保持した実装ヘッド9は基板3へ移動し、部品実装を実行する(STC13)。すなわち部品Pを保持した吸着ノズル10aを基板3に対して下降させて、部品Pを実装点に実装する。
この実装ターン(N)(STC1)において、部品吸着(STC11)を終えたならば、次の実装ターン(N+1)において実装される部品Pを供給するテープフィーダ5を対象とする供給位置撮像(N+1)(撮像ステップ−STA4)が実行される。この(撮像ステップ−STA4)においても(撮像ステップ−STA2)と同様に、待機位置[SP]から複数のテープフィーダ5の上方へ移動した供給位置認識カメラ14をこれら複数のテープフィーダ5の供給位置5aの上方で移動させる(STA41)。そしてこれらの複数の供給位置5aのうち次の実装ターンにおいて実装対象となる部品Pを供給するテープフィーダ5の供給位置5aを、供給位置認識カメラ14によって順次撮像する(STA42)。そして(撮像ステップ−STA4)が終了したならば、供給位置認識カメラ14は待機位置[SP]に移動して待機する(ST5A)。
次いで撮像(STA42)にて取得された画像は、認識処理(STB3)、位置補正(STB4)の対象となる。これにより、次の実装ターン(N+1)(STC2)にて実装される部品Pを吸着ノズル10aによって取り出す位置が補正される。この後の実装ターン(N+1)(STC2)の部品吸着(STC21)においては、位置補正(STB4)にて補正された取り出し位置に基づいて吸着ノズル10aによって部品Pを吸着する。そしてこれ以降、供給位置認識カメラ14、実装ヘッド9について同様の作業処理が反復して実行される。
すなわち上述の部品実装作業処理フローに示す部品実装方法は、テープフィーダ5の供給位置5aに位置する部品Pを、実装ヘッド9と独立して移動可能な供給位置認識カメラ14によって撮像する撮像ステップ(STA2)、(ST4A)・・と、この撮像により取得された画像を認識処理することにより部品Pの位置ずれ状態を検出する認識処理ステップ(STB1)、(STB3)・・と、検出された位置ずれ状態に基づいて吸着ノズル10aによって部品Pを取り出す位置を補正する位置補正ステップ(STB3)、(STB4)・・とを含む形態となっている。
そしてカメラ制御部20aによってカメラ移動機構13および供給位置認識カメラ14を制御することにより実行される撮像ステップ(STA2)、(ST4A)・・においては、以下に説明するような作業形態が採用されている。まず、供給位置認識カメラ14を部品供給部4上の複数のテープフィーダ5の供給位置5aの上方で移動させるようにしている。これにより、共通の供給位置認識カメラ14によって効率よく供給位置5aの撮像を行うことが可能となっている。
また部品吸着(STC11)、(STC21)・・を終えた実装ヘッド9が基板3へ部品Pを実装している間に、供給位置認識カメラ14を待機位置[SP]から供給位置5aに移動させて、供給位置5aに位置している部品Pを撮像させるようにしている。これにより、供給位置5aの上方における実装ヘッド9と供給位置認識カメラ14の動作の干渉が排除されている。
さらに実装ヘッド9が次の実装ターン(N)、(N+1)・・において吸着する対象の複数の部品Pのそれぞれの供給位置5aの上方に供給位置認識カメラ14を移動させて、供給位置5aに位置する部品Pを撮像させるようにしている。これにより、各実装ターンにおいて実装の対象となる部品Pを確実に撮像して位置補正の対象とすることができる。
上記説明したように、本実施の形態に示す部品実装装置および部品実装方法では、部品供給装置であるテープフィーダ5の供給位置5aに位置した部品Pを実装ヘッド9によって取り出して基板3に実装する部品実装において、テープフィーダ5の供給位置5aに位置する部品Pを実装ヘッド9と独立して移動可能な供給位置認識カメラ14よって撮像する。そしてこの撮像により取得された画像を認識処理することにより供給位置5aにおける部品Pの位置ずれ状態を検出し、検出された位置ずれ状態に基づいて吸着ノズル10aによって部品Pを取り出す位置を補正するようにしている。これにより、テープフィーダ5の供給位置5aにおける部品Pの位置認識を全ての部品Pについて行って、部品Pの吸着位置精度を向上させることができる。
本発明の部品実装装置および部品実装方法は、実装タクトの増加を抑えて、部品の吸着位置精度を向上させることができるという効果を有し、部品供給装置から部品を取り出して基板に実装する部品品実装分野において有用である。
1 部品実装装置
3 基板
4 部品供給部
5 テープフィーダ
5a 供給位置
9 実装ヘッド
10a 吸着ノズル
13,13A カメラ移動機構
14、14A 供給位置認識カメラ
P 部品
[SP] 待機位置

Claims (2)

  1. 部品を供給位置に位置させる複数の部品供給装置と、
    吸着ノズルにより前記供給位置から前記部品を取り出して基板に実装する実装ヘッドと、
    前記実装ヘッドと独立して移動可能であり、複数の前記部品供給装置のそれぞれの前記供給位置に移動し、それぞれの前記供給位置に位置する部品を上方より撮像するカメラと、
    前記撮像により取得された画像を認識処理することにより前記部品の位置ずれ状態を検出する認識処理部と、
    前記検出された位置ずれ状態に基づいて前記吸着ノズルによって前記部品を取り出す位置を補正する位置補正部と、
    前記カメラの移動を制御するカメラ制御部と、を備え、
    前記カメラ制御部は、前記実装ヘッドが前記供給位置にアクセスして前記部品を取り出す部品取り出し動作を行っている間、前記カメラをいずれの前記供給位置の上方に位置させず、前記供給位置の上方とは異なる待機位置に待機させ、前記実装ヘッドが部品取り出し動作を終えて、前記基板へ前記部品を実装している間に前記カメラを次の実装ターンにおいて吸着する対象の複数の前記部品のそれぞれの供給位置の上方に移動させて前記供給位置に位置する前記部品を撮像させ
    前記カメラと前記実装ヘッドは、互いが干渉しない異なる高さ位置に設けられる部品実装装置。
  2. 部品供給装置の複数の供給位置に位置したそれぞれの部品を実装ヘッドによって取り出して基板に実装する部品実装方法であって、
    部品を複数の前記供給位置おのおのに位置させるステップと、
    実装ヘッドの吸着ノズルにより前記供給位置から前記部品を取り出して基板に実装するステップと、
    前記実装ヘッドと独立して移動可能であり、複数の前記部品供給装置のそれぞれの前記供給位置に前記実装ヘッドと干渉しない高さ位置で移動するカメラにより、それぞれの前記供給位置に位置する部品を上方より撮像するステップと、
    前記撮像により取得された画像を認識処理することにより前記部品の位置ずれ状態を検出するステップと、
    前記検出された位置ずれ状態に基づいて前記吸着ノズルによって前記部品を取り出す位置を補正するステップと、
    前記実装ヘッドが前記供給位置にアクセスして前記部品を取り出す部品取り出し動作を行っている間、前記カメラをいずれの前記供給位置の上方に位置させず、前記供給位置の上方とは異なる待機位置に待機させ、前記実装ヘッドが部品取り出し動作を終えて、前記基板へ前記部品を実装している間に前記カメラを次の実装ターンにおいて吸着する対象の複数の前記部品のそれぞれの供給位置の上方に移動させて前記供給位置に位置する前記部品を撮像させるステップとを含む、部品実装方法。
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