JP6766460B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、空気入りタイヤに関する。
特開2010−55014公報及び特開2010−155503公報には、空気入りタイヤが開示されている。これらのタイヤでは、トレッド面に周方向に延びる主溝と、主溝に交差して延びる横溝とが形成されている。このタイヤは、主溝と横溝とによって隔てられたブロックが形成されている。雪上や泥濘路等の悪路の走行において、このブロックが雪や泥を掻く。溝に隔てられたブロックによって、悪路でのスリップが抑制され、高い走行性能が発揮される。
特開2010−55014公報 特開2010−155503公報
雪上や泥濘路等の悪路を走行する際に、溝に雪や泥土が詰まることがある。溝が詰まると、悪路での走行性能が低下する。本発明の目的は、雪上や泥濘路等の悪路での走行性能に優れたタイヤの提供にある。
本発明に係る空気入りタイヤは、トレッドと、一対のサイドウォールとを備えている。それぞれのサイドウォールは、上記トレッドの端から半径方向略内向きに延びている。上記トレッドは、路面に接するトレッド面を形成している。上記トレッド面に周方向に延びる主溝と主溝に交差して延びる横溝とが形成されている。この主溝と横溝とは、上記トレッドを多数のブロックに分割している。上記サイドウォールに周方向に一周する凹部が形成されている。半径方向において、上記凹部の内端は最大幅位置の外側に位置しており、上記凹部の外端が上記横溝の軸方向外端に位置している。
好ましくは、上記横溝の軸方向外端から最大幅位置までの距離Aに対する、上記凹部の幅Bの比(B/A)は、0.5以上1.0未満である。
このタイヤは、一対のビード及びカーカスを備えている。それぞれのビードは、上記サイドウォールの半径方向内側に位置している。上記カーカスは、上記トレッド及び上記サイドウォールの内側に沿って一方のビードと他方のビードとの間に架け渡されている。最大幅位置における上記サイドウォールの外側面から上記カーカスの外側面までの厚さをTとする。このときに、好ましくは、上記厚さTに対する上記凹部の深さDの比(D/T)は、0.2以上0.5以下である。
このタイヤは、一対のビード及びカーカスを備えている。それぞれのビードは、上記サイドウォールの半径方向内側に位置している。上記カーカスは、上記トレッド及び上記サイドウォールの内側に沿って一方のビードと他方のビードとの間に架け渡されている。好ましくは、上記カーカスは、第一プライ及び第二プライを備えている。上記第一プライの半径方向外側に上記第二プライが積層されている。上記第一プライと上記第二プライとのそれぞれは、並列された多数のコードとトッピングゴムとからなっている。それぞれのコードは、赤道面に対して傾斜して延びている。上記第一プライのコードの赤道面に対する傾斜方向は、上記第二プライのコードの赤道面に対する傾斜方向とは逆になっている。
好ましくは、上記トレッド面は、半径方向外向きに凸状に形成されている。好ましくは、周方向に垂直な断面において、上記トレッド面の輪郭のショルダー領域の曲率半径Rsがセンター領域の曲率半径Rcより小さくされている。
このタイヤが、正規リムに組み込まれて正規内圧の空気が充填された装着状態且つ正規荷重が負荷されて路面に接地した状態にされる。この状態において、好ましくは、トレッド端は、上記トレッド面と路面とが接地する軸方向外接より、軸方向外側に位置している。
本発明に係る空気入りタイヤは、凹部を備えている。この凹部を起点にして変形することで、トレッド及びサイドウォールの変形が大きくされている。このタイヤではトレッド面の変形が大きいので、主溝の変形が大きい。この主溝が大きく変形することで、主溝に雪や泥土が詰まることが抑制されている。このタイヤは、雪上及び泥濘路の走行性能に優れている。
図1は、本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤの一部が示された断面図である。 図2は、図1のタイヤのトレッド面の一部の展開図である。 図3は、図2の線分III−IIIに沿った断面図である。 図4(a)は図1のタイヤの使用状態が示された説明図であり、図4(b)は他の使用状態が示された説明図であり、図4(c)は更に他の使用状態が示された説明図である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1には、空気入りタイヤ2が示されている。図1において、上下方向がタイヤ2の半径方向であり、左右方向がタイヤ2の軸方向であり、紙面との垂直方向がタイヤ2の周方向である。図1において、一点鎖線CLはタイヤ2の赤道面を表わす。このタイヤ2の形状は、トレッドパターンを除き、赤道面に対して対称である。
このタイヤ2は、トレッド4、一対のサイドウォール6、一対のクリンチ8、一対のビード10、カーカス12、ベルト14、インナーライナー16及び一対のチェーファー18を備えている。このタイヤ2は、チューブレスタイプである。このタイヤ2は、例えばミニホイールローダに装着される。このタイヤ2は、チューブを備えるチューブタイプであってもよい。
トレッド4は、半径方向外向きに凸な形状を呈している。このトレッド4は、ベース20と、このベース20から半径方向略外向きに起立する多数のブロック22とを備えている。このブロック22の外面は、路面に接地するトレッド面26を形成している。図1の符号Ptは、トレッド端を表す。このトレッド端Ptは、トレッド面26の軸方向外端である。トレッド4は、耐摩耗性に優れた架橋ゴムからなる。このトレッド4は、一層の架橋ゴムからなってもよく、ベース層とベース層の外側に積層されるキャップ層とからなってもよい。
それぞれのサイドウォール6は、トレッド4の端から半径方向略内向きに延びている。このサイドウォール6の半径方向外側端は、トレッド4と接合されている。このサイドウォール6の半径方向内側端は、クリンチ8と接合されている。このサイドウォール6は、耐カット性及び耐候性に優れた架橋ゴムからなる。このサイドウォール6は、カーカス12の損傷を防止する。
それぞれのクリンチ8は、サイドウォール6の半径方向略内側に位置している。クリンチ8は、軸方向において、ビード10及びカーカス12よりも外側に位置している。クリンチ8は、耐摩耗性に優れた架橋ゴムからなる。クリンチ8は、リムのフランジと当接する。
それぞれのビード10は、クリンチ8の軸方向内側に位置している。ビード10は、サイドウォール6の半径方向内側に位置している。ビード10は、コア28と、このコア28から半径方向外向きに延びるエイペックス30とを備えている。コア28はリング状であり、巻回された非伸縮性ワイヤーを含む。ワイヤーの典型的な材質は、スチールである。エイペックス30は、半径方向外向きに先細りである。エイペックス30は、高硬度な架橋ゴムからなる。
カーカス12は、第一プライ32と、第一プライ32の外側に積層された第二プライ34とを備えている。第一プライ32及び第二プライ34は、両側のビード10の間に架け渡されており、トレッド4及びサイドウォール6に沿っている。第一プライ32は、コア28の周りにて、軸方向内側から外側に向かって折り返されている。この折り返しにより、第一プライ32には、主部32aと折り返し部32bとが形成されている。第二プライ34は、コア28の周りにて、軸方向内側から外側に向かって折り返されている。この折り返しにより、第二プライ34には、主部34aと折り返し部34bとが形成されている。
図示されないが、第一プライ32及び第二プライ34は、並列された多数のコードとトッピングゴムとからなる。それぞれのコードは、赤道面に対して傾斜して延びている。コードが赤道面に対してなす角度の絶対値は、例えば25°以上40°以下である。第一プライ32のコードの赤道面に対する傾斜方向は、第二プライ34のコードの赤道面に対する傾斜方向とは逆になっている。このカーカス12は、所謂バイアス構造を有する。コードは、有機繊維からなる。好ましい有機繊維として、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、レーヨン繊維、ポリエチレンナフタレート繊維及びアラミド繊維が例示される。カーカスが、1枚のプライから形成されてもよい。それぞれのコードが赤道面に対してなす角度の絶対値は、75°から90°であってもよい。換言すれば、このカーカス12は所謂ラジアル構造を有してもよい。
ベルト14は、トレッド4の半径方向内側に位置している。ベルト14は、カーカス12と積層されている。ベルト14は、カーカス12を補強する。ベルト14は、内側層36及び外側層38からなる。図1から明らかなように、軸方向において、内側層36の幅は外側層38の幅よりも若干大きい。図示されないが、内側層36及び外側層38は、並列された多数のコードとトッピングゴムとからなる。それぞれのコードは、赤道面に対して傾斜している。傾斜角度の一般的な絶対値は、10°以上35°以下である。内側層36のコードの赤道面に対する傾斜方向は、外側層38のコードの赤道面に対する傾斜方向とは逆である。コードの好ましい材質は、スチールである。コードに、有機繊維が用いられてもよい。ベルト14は、一層であってもよく、3以上の層を備えてもよい。
図示されないが、タイヤ2は、バンドを備えていてもよい。バンドは、ベルト14の半径方向外側に位置する。軸方向において、バンドの幅はベルト14の幅よりも大きい。バンドは、コードとトッピングゴムとからなる。コードは、例えば螺旋状に巻かれる。このバンドは、所謂ジョイントレス構造を有する。コードは、実質的に周方向に延びる。周方向に対するコードの角度は、5°以下、さらには2°以下である。このコードによりベルト14が拘束されるので、ベルト14のリフティングが抑制される。コードは、有機繊維からなる。好ましい有機繊維として、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、レーヨン繊維、ポリエチレンナフタレート繊維及びアラミド繊維が例示される。
インナーライナー16は、カーカス12の内側に位置している。赤道面の近傍において、インナーライナー16は、カーカス12の内面に接合されている。インナーライナー16は、空気遮蔽性に優れた架橋ゴムからなる。インナーライナー16の典型的な基材ゴムは、ブチルゴム又はハロゲン化ブチルゴムである。インナーライナー16は、タイヤ2の内圧を保持する。
それぞれのチェーファー18は、ビード10の近傍に位置している。タイヤ2がリムに組み込まれると、このチェーファー18がリムと当接する。この当接により、ビード10の近傍が保護される。このタイヤ2では、チェーファー18は、クリンチ8と一体である。従って、チェーファー18の材質はクリンチ8の材質と同じである。チェーファー18はクリンチ8と別体であってもよい。別体のチェーファー18は、布とこの布に含浸したゴムとからなってもよい。
このタイヤ2では、サイドウォール6軸方向外側に、凹部56が形成されている。凹部56は、軸方向内向きに凹んで形成されている。この凹部56は、サイドウォール6を周方向に一周している。
図2に示されるように、トレッド面26に、主溝40、一対の主溝42、多数の横溝44、多数の横溝46、多数の横溝48及び横溝50が形成されている。主溝40は、トレッド面26の軸方向中央に形成されている。主溝40は、周方向にジグザグに延びている。主溝40は、トレッド面26を周方向に一周している。この主溝40は、赤道面を挟んで、一対の主溝として形成されてもよい。一対の主溝42は、主溝40の軸方向外側に形成されている。それぞれの主溝42は、トレッド面26の軸方向外側に形成されている。主溝42は、周方向にジグザグに延びている。主溝42は、トレッド面26を周方向に一周している。
横溝44及び横溝46は、主溝40に交差して延びている。横溝44と横溝46とは、主溝40から軸方向逆向きに延びている。横溝48及び横溝50は、主溝42に交差して延びている。横溝48と横溝50とは、主溝42から軸方向逆向きに延びている。
トレッド4は、主溝40、主溝42、横溝44、横溝46、横溝48及び横溝50によって、多数のブロック22に分割されている。ブロック22は、センターブロック52と、センターブロック52の軸方向外側に位置するショルダーブロック54とを備えている。トレッド面26は、多数のセンターブロック52及びショルダーブロック54のトレッド面に分割されている。このタイヤ2では、ショルダーブロック54がトレッド面26の軸方向端を形成している。センターブロック52は、主溝40、主溝42、横溝44、横溝46及び横溝48によって、他のセンターブロック52及びショルダーブロック54と隔てられている。ショルダーブロック54は、主溝42と横溝50とによって、他のセンターブロック52及びショルダーブロック54と隔てられている。このセンターブロック52に代えて周方向に一周する陸部であるリブが形成されてもよい。
図2の両矢印Wcは、主溝40の開口幅を表している。一点鎖線Lcは、主溝40の中心線を表している。この開口幅Wcは、中心線Lcに直交する方向で測定される。両矢印Wsは、主溝42の開口幅を表している。一点鎖線Lsは、主溝42の中心線を表している。開口幅Wsは、主溝42の中心線Lsに直交する方向で測定される。ここでは、主溝42を例に、雪や泥土の排出機能が説明される。
図3には、主溝42の断面が示されている。この主溝42は、一対の側壁42aと底面42bとを備えている。図3の両矢印Wtは、底面42bの底面幅を表している。この溝42では、底面幅Wtが開口幅Wsより小さい。この溝42の幅は、底面42bからトレッド面26に向かって漸増している。図示されないが、主溝40も、主溝42と同様の形状を備えている。
図1の矢印Rcは、センターブロック52が形成する、赤道面におけるトレッド面26の輪郭の曲率半径を表している。矢印Rsは、ショルダーブロック54が形成するトレッド面26の輪郭の曲率半径を表している。このタイヤ2では、センター領域のトレッド面26が曲率半径Rcで形成されており、ショルダー領域のトレッド面26が曲率半径Rsで形成されている。このタイヤ2では、曲率半径Rsが曲率半径Rcより小さくされている。このトレッド面26の輪郭では、曲率半径Rcと曲率半径Rsとが互いの接線方向に滑らかに連続している。このトレッド面26の輪郭は、曲率半径Rcと曲率半径Rsとの間に他の曲率半径を介在させてもよい。また、このトレッド面26の輪郭は、一つの曲率半径からなってもよい。
二点鎖線L1はベース20の表面を表している。この表面L1は、主溝40、主溝42、横溝44、横溝46、横溝48及び横溝50の底面を形成している。符号Pgは、横溝50の軸方向外端を表している。符号Pbは、ショルダーブロック54の軸方向外端を表す。この外端Pbは、ショルダーブロック54の軸方向外側面54aと底面L1とが交わる軸方向外端として特定される。このタイヤ2では、横溝50の外端Pgは、ショルダーブロック54の軸方向外端Pbを通って、タイヤ2の周方向に延びる線上に位置している。符号Psは、半径方向において凹部56の外端を表している。符号Peは、半径方向において凹部56の内端を表している。二点鎖線L2は、凹部56が形成されなかったときの仮想外側面の輪郭を表している。この輪郭L2は、カーカス12の外側面12aからの厚さが、最大幅位置Pwにおける厚さに同じとして描かれている。符号Pwは、軸方向において、タイヤ2の最大幅位置を表している。
図1に示される様に、このタイヤ2では、トレッド端Ptにおいて、トレッド面26と外側面54aとが交差している。このトレッド端Ptは、トレッド面26と外側面54aとの交点として特定されうる。このトレッド面26と外側面54aとが角を形成している。トレッド端Ptにおいて、ショルダーブロック54の形成するトレッド面26の接線と外側面54aの接線とが交差している。
両矢印Bは、凹部56の幅を表している。この幅Bは、外端Psから内端Peまで、輪郭線L2に沿って測定される。両矢印Aは、横溝50の外端Pgから最大幅位置Pwまでの距離を表している。この距離Aは、外端Pgから最大幅位置Pwまで、輪郭線L2及びサイドウォール6の軸方向外側面6aに沿って測定される。両矢印Dは、凹部56の深さを表している。この深さDは、凹部56の底面から仮想外側面L2までの距離として測定される。両矢印Tは、サイドウォール6の外側面6aからカーカス12の外側面12aまでの厚さを表している。この厚さTは、最大幅位置Pwにおいて測定される。この幅B、距離A、深さD及び厚さTは、図1に示される様に、タイヤ2から切り出された断面で測定される。
図4(a)から図4(c)には、雪上でのタイヤ2の使用状態が示されている。図4(a)から図4(c)には、周方向のある位置における主溝42の断面が示されている。図4(a)から図4(c)は、周方向に垂直な断面である。図4(a)では、この主溝42の軸方向外側のトレッド面26に、ほとんど半径方向の荷重が作用していない。図4(a)の主溝42は、略変形しておらず、略基の形状を保持している。タイヤが回転することで、この主溝42に、雪Sが押し込まれている。
図4(b)では、図4(a)の状態からタイヤ2が回転して、主溝42が車軸の真下に位置している。この主溝42の軸方向外側のトレッド面26に、半径方向に荷重が負荷されている。トレッド4及びサイドウォール6が変形している。図4(b)では、軸方向一方のトレッド端Ptから他方のトレッド端Ptまでのトレッド面26略全体が、雪上(路面)に接地している。この図4(b)では、トレッド4が変形して雪Sが主溝42に挟み込まれている。雪Sが主溝42によって圧縮されている。
図4(c)は、図4(b)の状態からタイヤ2が更に回転して、主溝42が雪上から離れた状態が示されている。このトレッド面26には、荷重が負荷されていない。変形していた主溝42は基の形状に戻っている。圧縮された雪Sと主溝42との間に隙間が形成されている。この雪Sは、タイヤ2が回転する遠心力によって、主溝42から排出されている。
このタイヤ2が平らな舗装路面を転動すると、この路面にトレッド面26が主として接地する。軟弱な地面においては、この地面にブロック52及びブロック54が食い込んで、このブロック52及びブロック54が地面を掻く。このブロック52及びブロック54は、タイヤ2のスリップを抑制する。
このタイヤ2では、凹部56が形成されているので、トレッド4及びサイドウォール6が変形し易い。凹部56が形成されているので、主溝42の変形量が大きい。図4(a)から図4(c)に示される様に、主溝42が雪Sを圧縮し易い。主溝42から圧縮された雪Sが排出され易い。このタイヤ2では、ショルダーブロック54は、主溝42と横溝50とで、センターブロック52や他のショルダーブロック54と隔てられている。この様に隔てられたショルダーブロック54は、凹部56によって、一層変形量が大きくなっている。
凹部56が形成されているので、トレッド4が変形し易い。このタイヤ2では、この凹部56の外端Psは横溝50の外端Pgに位置しているので、トレッド4が更に変形し易い。トレッド4を変形し易くする観点から、この凹部56の外端Psは、半径方向において、ショルダーブロック54の軸方向外端Pbの外側に位置していてもよい。この場合、外端Psが横溝50の外端Pgに位置するので、半径方向において、外端Psが外側に位置する分だけ、外端Pgも外側に位置する。
半径方向外向きに凸状に形成されているトレッド面26は、接地することで凸状から路面に沿った形状に変化する。これにより、主溝42の変形量が大きくなっている。この観点から、このタイヤ2のトレッド面26は、半径方向外向きに凸状に形成されることが好ましい。
半径方向外向きに凸状に形成されているトレッド面26では、周方向においてセンター領域の接地長が長く、ショルダー領域の接地長が短い。このタイヤ2では、センター領域が、大きく変形する。センター領域の変形量に比べてショルダー領域の変形量が小さい。このタイヤ2では、ショルダー領域の曲率半径Rsをセンター領域の曲率半径Rcより小さくして、ショルダーブロック54の変形量が大きくされている。このタイヤ2では、接地長が短いショルダーブロック54で、トレッド面20の変形量が比較的に大きくされている。このタイヤ2では、主溝42の雪の排出性が向上している。
このタイヤ2が正規リムに組み込まれて正規内圧の空気が充填された装着状態にされる。この装着状態のタイヤ2が半径方向に正規荷重が負荷されて路面に接地した正規荷重負荷状態にされる。この状態において、トレッド端Ptは、トレッド面26と路面とが接地する軸方向外端より、軸方向外側に位置することが好ましい。このタイヤ2では、負荷される荷重が漸増されて正規荷重に近付くにつれて、ショルダーブロック54と路面との接地幅は漸増する。このタイヤ2は、正規荷重負荷状態に至るまで、更には正規荷重を越える負荷状態に至るまで、軸方向の接地幅が漸増する。このトレッド面26の変形が漸増する。主溝42の変形量が、正規荷重負荷状態に至るまで、漸増する。このタイヤ2は、主溝42の雪の排出性に一層優れる。
凹部56の幅Bが大きいタイヤ2では、トレッド4及びサイドウォール6の変形が大きい。このタイヤ2では、主溝42の変形が大きい。この主溝42は、雪や泥土の排出性に優れる。この観点から、横溝50の外端Pgから最大幅位置Pwまでの距離Aに対する幅Bの比(B/A)は、好ましくは0.5以上であり、更に好ましくは0.6以上であり、特に好ましくは0.7以上である。
一方で、凹部56の幅Bが小さいタイヤ2では、サイドウォール6の損傷が生じ難い。このタイヤ2は耐久性に優れている。この観点から、比(B/A)は、好ましくは1.0未満であり、更に好ましくは0.9以下であり、特に好ましくは0.8以下である。このタイヤ2では、半径方向において凹部56の内端Peがタイヤ2の最大幅位置Pwより外側に位置してるので、サイドウォール6の損傷が抑制されている。
凹部56の深さDが大きいタイヤ2では、トレッド4及びサイドウォール6の変形が大きい。このタイヤ2では、主溝42が大きく変形するので、主溝42が雪の排出性に優れている。この観点から、最大幅位置Pwにおけるサイドウォール6の外側面6aからカーカス12の外側面12aまでの厚さTに対する、凹部56の深さDの比(D/T)は、好ましくは0.2以上であり、更に好ましくは0.3以上である。一方で、凹部56の深さDが小さいタイヤ2では、サイドウォール6の損傷が抑制される。この観点から、この比(D/T)は、好ましくは0.5以下であり、更に好ましくは0.4以下である。
バイアス構造のカーカス12では、第一プライ32のコードと第二プライ34のコードとが菱形状に交差している。このカーカス12を備えるタイヤ2は、空気が充填されるとトレッド面26が半径方向外向きに凸状の曲面になり易い。この交差したコードが、周方向及び軸方向の負荷に対応して変形する。このカーカス12を備えるトレッド4は、変形し易い。このカーカス12を備えるタイヤ2では、主溝42が変形しやすい。このカーカス12を備えるタイヤ2では、主溝42が雪や泥土の排出性に優れている。
ここでは、主に主溝42を例に説明がされたが、このタイヤ2では、主溝40も同様に雪を圧縮し排出しうる。また、ここでは、雪を例に説明がされたが、このタイヤ2は、泥土についても同様に主溝40及び主溝42から排出しうる。
本発明では、特に言及されない限り、タイヤ2の各部材の寸法及び角度は、タイヤ2が正規リムに組み込まれ、正規内圧となるようにタイヤ2に空気が充填された状態で測定される。測定時には、タイヤ2には荷重がかけられない。本明細書において正規リムとは、タイヤ2が依拠する規格において定められたリムを意味する。JATMA規格における「標準リム」、TRA規格における「Design Rim」、及びETRTO規格における「Measuring Rim」は、正規リムである。正規内圧とは、タイヤ2が依拠する規格において定められた内圧を意味する。JATMA規格における「最高空気圧」、TRA規格における「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に掲載された「最大値」、及びETRTO規格における「INFLATION PRESSURE」は、正規内圧である。正規荷重とは、タイヤ2が依拠する規格において定められた荷重を意味する。JATMA規格における「最高負荷能力」、TRA規格における「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に掲載された「最大値」、及びETRTO規格における「LOAD CAPACITY」は、正規荷重である。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実施例1]
図1及び図2に示されたタイヤを製作した。このタイヤは、ミニホイールローダに装着される。図1の距離Aに対する凹部の幅Bの比(B/A)、厚さTに対する凹部の深さDの比(D/T)は、表1に示される通りとした。
[比較例1]
従来のタイヤが準備された。このタイヤは、凹部が形成されていない他は、実施例1と同様の構成を備えてた。
[実施例2及び3]
比(B/A)及び比(D/T)を下記の表1に示される通りとした他は実施例1と同様にして、実施例2及び3のタイヤを得た。
[溝幅変化率]
正規リムに組み込み正規内圧になるように空気が充填されたタイヤが準備された。このタイヤで、荷重が負荷されていない状態と正規荷重が負荷された状態とのそれぞれで、軸方向中央の主溝の開口幅Wcが測定された。荷重が負荷されていない状態の開口幅Wcに対して、正規荷重が負荷されたときの開口幅Wcの比が求められた。同様にして、軸方向外側の主溝についても、荷重が負荷されていない状態の開口幅Wsに対して、正規荷重が負荷されたときの開口幅Wsの比が求められた。比較例1のこれらの比を100として、実施例1−3で求められた比が指数化された。その結果が表1に示されている。この指数は、大きいほど開口幅Wc及びWsの変化率が大きい。この指数は、大きいほど、好ましい。
[雪排出性]
タイヤがミニホイールローダに装着された。このミニホイールローダが雪上を走行した。走行後に、全主溝面積に対して雪詰まりの面積の比が求められた。比較例1の比を100として、実施例1−3で求められた比が指数化された。その結果が表1に示されている。この指数が小さいほど雪詰まりの面積が小さい。この指数は、小さいほど、好ましい。
[耐外傷性]
正規リムに組み込み正規内圧になるように空気が充填されたタイヤが準備された。タイヤの最大幅位置に、錘の円錐状の先端を所定の速度で衝突させた。この衝突によって、タイヤのサイドウォールに生じる傷の深さが測定された。比較例1の測定結果を100として、実施例1−3で求められた測定結果が指数化された。その結果が表1に示されている。この指数は、大きいほど傷が小さい。この指数は、大きいほど、好ましい。
Figure 0006766460
表1に示されるように、実施例のタイヤでは、比較例のタイヤに比べて、雪排出性に優れている。更に実施例1及び2では、耐外傷性が損なわれていない。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
以上説明されたタイヤは、主溝が形成されたタイヤに広く適用されうる。本発明に係るタイヤは、産業車両用に限らず、二輪自動車用、乗用車用、軽トラック用、小型トラック用、バス・トラック用、建設車両用、農業機械用等の、スタッドレスタイヤやオフロードタイヤ等として広く適用されうる。
2・・・タイヤ
4・・・トレッド
6・・・サイドウォール
12・・・カーカス
20・・・ベース
22・・・ブロック
26・・・トレッド面
32・・・第一プライ
34・・・第二プライ
40、42・・・主溝
44、46、48、50・・・横溝
52・・・センターブロック
54・・・ショルダーブロック
56・・・凹部

Claims (7)

  1. トレッドと、一対のサイドウォールとを備えており、
    それぞれのサイドウォールが、上記トレッドの端から半径方向略内向きに延びており、
    上記トレッドが路面に接するトレッド面を形成しており、
    上記トレッド面に周方向に延びる主溝と主溝に交差して延びる横溝とが形成されており、この主溝と横溝とが上記トレッドを多数のブロックに分割しており、
    上記サイドウォールに周方向に一周する凹部が形成されており、
    半径方向において、上記凹部の内端が最大幅位置の外側に位置しており、上記凹部の外端が上記横溝の軸方向外端に位置しており、
    上記横溝の軸方向外端から最大幅位置までの距離Aに対する、上記凹部の幅Bの比が、0.5以上1.0未満である、空気入りタイヤ。
  2. 一対のビード及びカーカスを備えており、
    それぞれのビードが、上記サイドウォールの半径方向内側に位置しており、
    上記カーカスが、上記トレッド及び上記サイドウォールの内側に沿って一方のビードと他方のビードとの間に架け渡されており、
    最大幅位置における上記サイドウォールの外側面から上記カーカスの外側面までの厚さをTとするときに、上記厚さTに対する上記凹部の深さDの比が0.2以上0.5以下である請求項1に記載のタイヤ。
  3. 一対のビード及びカーカスを備えており、
    それぞれのビードが、上記サイドウォールの半径方向内側に位置しており、
    上記カーカスが、上記トレッド及び上記サイドウォールの内側に沿って一方のビードと他方のビードとの間に架け渡されており、
    上記カーカスが第一プライ及び第二プライを備えており、
    上記第一プライの半径方向外側に上記第二プライが積層されており、
    上記第一プライと上記第二プライのそれぞれが並列された多数のコードとトッピングゴムとからなっており、
    それぞれのコードは、赤道面に対して傾斜して延びており、
    上記第一プライのコードの赤道面に対する傾斜方向は、上記第二プライのコードの赤道面に対する傾斜方向とは逆になっている請求項1又は2に記載のタイヤ。
  4. 上記トレッド面が半径方向外向きに凸状に形成されている請求項1から3のいずれかに記載のタイヤ。
  5. 周方向に垂直な断面において、上記トレッド面の輪郭のショルダー領域の曲率半径Rsがセンター領域の曲率半径Rcより小さくされている請求項4に記載のタイヤ。
  6. 正規リムに組み込まれて正規内圧の空気が充填された装着状態且つ正規荷重が負荷されて路面に接地した状態において、トレッド端が、上記トレッド面と路面とが接地する軸方向外端より、軸方向外側に位置している請求項4又は5に記載のタイヤ。
  7. トレッドと、一対のサイドウォールとを備えており、
    それぞれのサイドウォールが、上記トレッドの端から半径方向略内向きに延びており、
    上記トレッドが路面に接するトレッド面を形成しており
    上記トレッド面に周方向に延びる主溝と主溝に交差して延びる横溝とが形成されており、この主溝と横溝とが上記トレッドを多数のブロックに分割しており、
    上記サイドウォールに周方向に一周する凹部が形成されており、
    半径方向において、上記凹部の内端が最大幅位置の外側に位置しており、上記凹部の外端が上記横溝の軸方向外端に位置しており、
    一対のビード及びカーカスを備えており、
    それぞれのビードが、上記サイドウォールの半径方向内側に位置しており、
    上記カーカスが、上記トレッド及び上記サイドウォールの内側に沿って一方のビードと他方のビードとの間に架け渡されており、
    最大幅位置における上記サイドウォールの外側面から上記カーカスの外側面までの厚さをTとするときに、上記厚さTに対する上記凹部の深さDの比が0.2以上0.5以下である、空気入りタイヤ。
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