JP6765886B2 - 基板及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、フロー実装される基板における電気接点を有する基板と、その基板を備える画像形成装置に関する。
従来から電子写真技術を用いた記録紙に画像を複写する電子写真方式の画像形成装置が普及している。この画像形成装置は、正又は負の高電位に一様に帯電した感光体に対し、レーザ等の光を複写したい画像に応じて投射し、感光体上に静電荷による潜像を形成する。そして、トナー等の現像剤を潜像が形成されている部分に静電気力によって飛ばし、感光体上に現像する。次に現像された感光体に記録紙を重ねて、記録紙の裏面から現像剤の保持する電荷と逆極性の電荷を与え、静電気力によって現像剤を記録紙表面に吸着させて転写する。その後、記録紙に熱と圧力を与え、転写された現像剤を定着させる。このように電子写真方式では各プロセスにおいて静電気力を利用した現像剤の移動が行われるため、様々な極性、様々な高い電圧が必要となる。
これらの電圧は、画像形成装置内に組み込まれる回路基板(以下、高圧基板と記す)で生成され、画像形成装置本体の必要な箇所に供給される。しかし、高圧基板の高電圧出力部から電圧が供給される対象となる場所への接続を、ケーブルを介して行うと、コストがかかるだけでなく本体の組立工程が複雑になり、組立てに時間を要し誤って組立てを行うおそれもある。そのため、これらの課題を解決する方法として、コイルバネ状の弾性部材によるバネ接点を画像形成装置本体に備え、バネ接点に対応する高圧基板上の所定位置にジャンパ線を配置して接点とする方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このような構成とすることで、高圧基板を本体に組み付ける際に、必然的に高圧基板のジャンパ線とバネ接点が加圧接触し電気的に接続されることとなり、ケーブルを使用した場合に比べてコストと組立工数の削減が可能となる。なお、この場合は、本体側のバネ接点が高圧基板のジャンパ線に高圧基板の部品面(リード部品のボディが出る側)から接触が行われるため、部品面が画像形成装置の本体側に向いている必要がある。そのため、本体構成上、高圧基板の半田面(表面実装部品を実装する側)が画像形成装置の本体側に向いている場合には、ジャンパ接点の下に穴を空け、その穴越しにバネ接点をジャンパ線に接触させて電気的な導通をとる必要がある。説明図を図8(A)に示す。図8(A)は、基板側のジャンパ802、ジャンパ802を実装するための基板の貫通部803、高圧基板の部品面804、本体側バネ接点805を示す図である。破線801は中心線を示す。高圧基板のジャンパ802の下に相当する部分に穴815が空いているため、ジャンパ802と本体側バネ接点805は接触することができる。
特開2003−195697号公報
しかしながら図8(A)のようにジャンパ802の下に穴815が空いている状態でフロー実装をすると、ジャンパ802の下側(ばね接点と接触する側)にフロー槽の半田やフラックスが付着し、導電性が低下するなど接点としての信頼性が損なわれる。そのため、通常このような場合は枠冶具という道具を使用する。枠冶具とは、フロー実装する基板に装着し、半田やフラックスが付着してはいけない場所をピンポイントでカバーしてそれらの付着を防ぐ道具であり、図8(B)にその例を示す。図8(B)は、基板側のジャンパ808、ジャンパ808のリード脚の半田付け箇所(以下、ランド)809、枠冶具806、図8(A)の高圧基板の部品面804とは逆の面である高圧基板の半田面807を示す。破線810は中心線を示す。また、図8(B)には、枠冶具806の中央のマスク部811、枠冶具806の中央のマスク部811を支えるための梁812の部分も示す。図8(B)は説明のため枠冶具806が高圧基板の半田面807の上方に描かれているが、フロー実装を実際に行うときには、図8(B)全体の上下を反転し、基板の下に枠冶具806を配置して、下から噴出される半田が基板上の特定の場所に付くことを防ぐ。図8(B)では、ジャンパ808に半田が付着するのを防ぐため、枠冶具806の中央に基板上の穴815と同じ形状のマスク部811が存在する。
しかし、大量生産でフロー実装を連続的に行う基板では、枠冶具806も高圧基板の生産数量に比例して増やす必要があり、枠冶具806自体のコストがかかる。また、高圧基板上の基板接点の位置の変更や部品の位置の変更があった場合等に枠冶具806もそれらの変更に合わせて修正しなければならず、更に枠冶具のためのコストが増加する。加えて、図8(B)のようにジャンパ808が高圧基板の中央にあった場合、枠冶具806でジャンパ808を隠すためにはジャンパ808を覆うマスク部811を支える梁812を設ける必要がある。梁812のある部分は半田が付着しなくなるため、梁812に対応する高圧基板の領域は、部品を配置できない領域になってしまう。これは基板の有効活用面積を圧迫し、製品を小型化する上で障害となる。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、フロー実装される基板の小型化、高密度化を実現することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は、以下の構成を備える。
(1)第1の面に挿入部品が実装され、第2の面にフロー実装により半田が塗布される基板において、基板本体が組み付けられる装置側接点部と、電気的に接続される基板側接点部と、を備え、前記基板側接点部は前記第1の面に金属部品により形成され、前記装置側接点部は前記基板を挟んで前記金属部品に対向する位置の前記第2の面側に配置され、前記金属部品の直下の基板部分は圧力を加えることにより前記基板との接続部分に応力が集中し前記基板から分割可能な捨て基板となるようにスリット加工されており、前記捨て基板は実装時において前記基板側接点部を保護する保護部として機能することを特徴とする基板。
(2)像担持体と、前記像担持体を帯電する帯電手段と、前記帯電手段により帯電された前記像担持体に潜像を形成する露光手段と、前記露光手段により形成された潜像を現像しトナー像を形成する現像手段と、前記現像手段により形成されたトナー像を被転写体に転写する転写手段と、前記帯電手段、前記現像手段及び前記転写手段の少なくとも1つに供給される電圧を生成するための前記(1)に記載の基板と、前記基板側接点部と接続される前記装置側接点部と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、枠冶具を使用することなくフロー実装が可能な金属部品を用いた接点を設けることができる。これにより枠冶具分のコスト削減と、束線を使用した場合に比べて誤組の可能性を低減、さらに枠冶具を使用した場合に使えなくなる基板上の実装可能面積を拡大することができ、基板及び製品の小型化・高密度化に貢献する。
実施例1〜5のレーザプリンタの断面図 実施例1の基板と高圧接点部を示す図 実施例2の基板と高圧接点部を示す図 実施例2の捨て基板を矩形形状としたことの説明図 実施例3の高圧接点部を示す図 実施例4の高圧接点部を示す図 実施例5の基板と高圧接点部を示す図 従来例の基板と高圧接点部を示す図
以下、本発明を実施するための形態を、実施例により図面を参照しながら詳しく説明する。
[画像形成装置の構成]
実施例1の画像形成装置であるレーザプリンタにおける高圧接点部について説明する。図1にモノクロレーザプリンタ(以下、単にプリンタという)の断面図を示す。プリンタは、給紙部101、露光手段であるレーザスキャナ102、トナータンク103、現像手段である現像ローラ104、像担持体である感光ドラム105を備えている。また、プリンタは、転写手段である転写ローラ106、帯電手段である帯電ローラ107、廃トナータンク108、定着ローラ109、加圧ローラ110、排出部111、を備えている。また、図1には、搬送経路112、レーザ光113の光路(破線)を示している。給紙部101は、印刷対象となる記録材(被転写体)である用紙Pを格納するもので、内部には用紙Pが積載されている。トナータンク103には、磁性体トナーが充填されている。なお、画像形成装置の構成は図1のモノクロレーザプリンタに限定されず、例えばカラーレーザプリンタ等、他の画像形成装置であってもよい。
[画像形成装置の動作説明]
続いて画像形成装置であるプリンタの動作説明を行う。プリンタは印刷ジョブを受信すると、各ローラとレーザスキャナ102の動作を開始する。帯電ローラ107は、図1には不図示の回路基板から電力を供給され、負の高電圧を発生させて、感光ドラム105の表面を帯電させる。パーソナルコンピュータ(PC)等から画像信号が送信されてくると、レーザスキャナ102は画素に応じてレーザ光を点滅させながら感光ドラム105の表面を走査する。感光ドラム105はレーザ光が照射された部分の電荷が消滅し、感光ドラム105上(像担持体上)に潜像が形成される。現像ローラ104には負の高電圧が供給されており、現像ローラ104の内部に有する磁石によってトナータンク103内の磁性体トナーを磁力によって引き寄せ、静電気力によって潜像に応じてトナーを感光ドラム105に移動させる。これにより、感光ドラム105上にトナー像が形成される。
一方、給紙部101から給紙された用紙Pは搬送経路112を搬送され、転写ローラ106と感光ドラム105の間に搬送される。このとき、転写ローラ106には正の高電圧が印加されており、感光ドラム105上のトナーが転写ローラ106に引かれる形で用紙Pに転写される。トナーが載った用紙Pは、排出部111に向かって搬送される途中で、定着ローラ109と加圧ローラ110の間に搬送される。ここで用紙Pは、定着ローラ109によって数百度に加熱されるとともに加圧ローラ110によって圧迫され、静電気力によってのみ用紙Pに載っていたトナー、言い換えれば未定着のトナーが用紙Pに定着される。
トナーが定着された用紙Pは、排出部111に排出され、積載されていく。一方、感光ドラム105の表面には用紙Pへの転写が行われた後も若干トナーが残る。理想的には全てのトナーが用紙Pへ転写されるべきであるが、実際にはトナーの持つ電荷量が一様ではないことから転写後もトナーが残る場合がある。感光ドラム105上に残ったトナーは、感光ドラム105に接触させたブレードによって剥ぎ取られ、廃トナータンク108に回収される。これにより感光ドラム105上からはトナーがなくなり、再度帯電ローラ107によって帯電され、レーザスキャナ102によって次の潜像が形成されることになる。以上の動作を繰り返しながらレーザプリンタは画像を形成する。
[高圧接点部の説明]
上述の通りレーザプリンタでは、帯電、現像、転写の各プロセスで高電圧が必要とされる。高電圧は回路基板(以降、高圧基板と記す)200(図2(a)参照)によって生成され、プリンタ本体に供給される。具体的には、電圧は高圧基板200によって生成され、上述した帯電ローラ107、現像ローラ104、転写ローラ106等の高電圧が必要とされる部材に供給される。高圧基板200は、フロー実装される片面基板であり、高圧基板200とプリンタ本体の給電部を接続する方法として図2に示す高圧接点部を使用する。図2(a)は、本実施例の高圧基板200と、本実施例の基板側接点部である高圧接点部250を示す図である。図2(b)は、本実施例の高圧接点部250を高圧基板200の部品面205に直交する方向から見た図である。図2(b)には、円形状の捨て基板203、高圧基板200の部品面205側に、高圧基板200のスリット202a及び捨て基板203を跨ぐように設置されたジャンパ201、捨て基板203を保持しているミシン目部204(接続部分)を示している。捨て基板203は、ジャンパ201の直下の基板部分であり、圧力を加えることにより基板との接続部分に応力が集中し基板から分割可能な捨て基板となるようにスリット加工されている。捨て基板203は、実装時において高圧接点部250を保護する保護部として機能する。
図2(c)は、本実施例の後述する捨て基板203を取り除いた後の高圧基板200及び高圧接点部250を示す図であり、捨て基板203があった部分を点線で示している。202aは捨て基板203がついている状態における、捨て基板203と高圧基板200との間のスリット部を差し、202bは捨て基板203を排除した後の穴部を指している。破線210は、捨て基板203又は穴部202bの中心線を示す。
なお、図2(a)には1つの高圧接点部250を示しているが、このような高圧接点部250は、高圧基板200上に必要な数だけ設けられる。また、本実施例での接点構成は、図8(A)と同じように、高圧基板200上に空いた穴部202b(図2(c)参照)に、例えば2本のリードジャンパ(以下、単にジャンパという)201を渡した構成である。高圧基板200がプリンタ本体に組み付けられる際に、高圧基板200のジャンパ201とプリンタ本体側から出ている装置側接点部であるバネ接点207とが加圧され接触することにより電気的に接続される。図2(c)には、本実施例の高圧接点部250とプリンタ本体側のバネ接点207も示す。
図2(a)に示すスリット202aは、プリンタ本体側のバネ接点207がジャンパ201と接触し得るようにバネ接点207の直径より大きく設けられている。捨て基板203の一部にはミシン目部204が設けられており、高圧基板200(基板本体)と接続されている。金属部品であるジャンパ線(以下、ジャンパという)201は、第1の面である高圧基板200の電子部品(挿入部品)が実装される面(以下、部品面という)205側に、スリット202a及び捨て基板203を跨いで実装されている。
捨て基板203は、高圧基板200の半田面206側から見てジャンパ201とバネ接点207の接触点が隠れるような大きさで設けられている。本実施例では、ミシン目部204は、高圧基板200と捨て基板203との間に1箇所設けられているが、例えば2箇所以上に設けてもよい。ただし、ミシン目部204が設けられている数が多くなるほど捨て基板203を取り除きにくくなる。また、捨て基板203を取り除いた後のミシン目部204の残り部分の数も増える。ミシン目の残り部分はバネ接点が乗り上げる可能性があるため、ミシン目部204を設ける箇所は少ない方が好ましい。
なお、本実施例では、ジャンパ201を2本実装しているが、ジャンパ201の数は2本に限定されない。また、本実施例では、ミシン目部204を通る線αとジャンパ201とが略直交するようにジャンパ201が実装されている。しかし、ミシン目部204を通る線αとジャンパ201とが略平行となるようにジャンパ201が実装されてもよいし、ミシン目部204を通る線αとジャンパ201とが所定の角度となるように実装されてもよい。
[本発明の使い方と効果の説明]
本実施例の特徴は、ジャンパ201の、本体側のバネ接点207と接触する部分が高圧基板200の捨て基板203によって隠されていることである。高圧基板200には、捨て基板203がある状態でジャンパ201を含む全ての部品が実装される。全ての部品が実装された後、捨て基板203がある状態でフロー実装される。フロー実装における半田やフラックスの塗布は、高圧基板200の半田面206側に行われるため、図2(b)の奥側、すなわち、捨て基板203に対してジャンパ201が渡されている側とは反対側から図面の手前方向に向かって半田やフラックスが噴射される。そのため半田やフラックスは捨て基板203によって防がれ、ジャンパ201の捨て基板203と重なっている部分には付着しない。フロー実装後、捨て基板203に対し高圧基板200の部品面205側(ジャンパ201が実装されている側)から力を加えることにより折り倒し、割り捨てた後に(図2(c)参照)プリンタ本体に高圧基板200を組み付ける。これによりプリンタ本体側のバネ接点207とジャンパ201が接触し、電気的な導通を安定して維持することが可能となる。
このように、捨て基板203は、半田面206側に半田が塗布された後に高圧基板200から取り除かれる。そして、高圧基板200を装置に組み付ける際には、捨て基板203が取り除かれたことによって形成された穴部202bを介して、装置側のバネ接点207とジャンパ201が電気的に接続される。捨て基板203は、半田面206に半田が塗布された後で、かつ、高圧基板200を装置に組み付ける前に、部品面205側から力を加えられることによって取り除かれる。
以上、本実施例によれば、枠冶具を使用することなくフロー実装が可能な金属部品を用いた接点を設けることができる。これにより、従来必要とされていた枠冶具に要するコストを削減できる。また、基板をプリンタ本体に組み付ける際に、束線を使用した場合に比べて組立工程における誤組付を低減することもできる。更に、枠冶具を使用した場合に使用できなくなる基板上の実装可能面積を拡大することができ、基板及び製品の小型化、高密度化を実現することもできる。
[高圧接点部の説明]
実施例2の高圧接点部350を図3に示す。図3(a)は、本実施例の高圧基板300と、高圧接点部350を示す図である。図3(b)は、本実施例の高圧接点部350を示す図である。図3(c)は、本実施例の高圧基板300とプリンタ本体側のバネ接点307を示す図である。図3(c)には、本実施例の後述する捨て基板303を取り除いた後の高圧基板300及び高圧接点部350を示し、捨て基板303があった部分を点線で示している。破線310は、捨て基板303又は穴部302bの中心線を示す。なお、実施例1と異なる点についてのみ説明し、実施例1と同じ構成(ジャンパの数、ジャンパとミシン目部との角度、ミシン目部の数、捨て基板の切り離し方等)についての説明は省略する。
本実施例は、図3の高圧接点部350のスリット302a(穴部302b)の形状及び捨て基板303の形状を実施例1の丸形状から四角形状へと変更したものである。図3では、高圧基板300の部品面305側にジャンパ301が実装され、ジャンパ301は高圧基板300のスリット302aを跨いて実装されている。捨て基板303は、本実施例では四角形状となっており、高圧基板300の半田面306から見てジャンパ301とバネ接点307の接触点が隠れるような大きさで設けられている。また、ミシン目部304は捨て基板303を保持しており、高圧基板300と捨て基板303を接続している。実施例1と同様に、高圧基板300がプリンタ本体に組み付けられる際には、本体側のバネ接点307は、高圧基板300の半田面306側からジャンパ301に接触する。
図4(A)の401は図2の高圧接点部250、402は図3の高圧接点部350を示しており、符号の表示は省略する。403は、401と402を重ねて図示したものである。401と402の形状の違いから、本実施例の高圧接点部350である403は、捨て基板303の形状を四角形状にしたことによってジャンパ301を隠している面積が増えている。なお、増えた部分の面積を黒く塗りつぶしてγとして示している。図4(B)は、図3の四角い高圧接点部350にプリンタ本体側のバネ接点307を重ねたものである。
図4(A)の403では高圧接点部350の形状を丸形状から四角形状に変えたことによって増えた面積(塗りつぶされた部分γ)はわずかである。しかし、図4(B)に示すように、プリンタ本体側のバネ接点307が高圧基板300のジャンパ301と接触する場所は、図4(B)の破線丸で囲んだ4か所の「点」である。本実施例のように、高圧接点部350の形状を丸形状から四角形状に変えたことによって、ちょうどこの部分の捨て基板303が捨て基板203よりも延長される。これにより、これらの「点」が相対的に捨て基板303の内側に位置することとなり、より確実にフロー実装時の半田やフラックスのジャンパ301への付着を防止することができるようになる。以上、本実施例によれば、実施例1と同様の効果を奏し、更に、より接点の導通の信頼性を高めることができる。
[高圧接点部の説明]
実施例3の高圧接点部550を図5に示す。本実施例は、図3の高圧接点部350のスリット302a(穴部302b)の形状及び捨て基板303の形状を更に変更し、多角形としたものである。なお、実施例1、2と異なる点についてのみ説明し、実施例1、2と同じ構成(ジャンパの数、ジャンパとミシン目部との角度、捨て基板の切り離し方等)についての説明は省略する。形状以外は図2及び図3と同様であり、図2・図3における(a)と(c)の図は省略する。
図5では、高圧基板500の部品面508側にジャンパ501が実装され、ジャンパ501は高圧基板500のスリット502a及び捨て基板503を跨いて実装されている。捨て基板503は、本実施例では多角形状となっている。また、ミシン目部504は、捨て基板503を保持しており、高圧基板500と捨て基板503を接続している。実施例1と同様に、高圧基板500がプリンタ本体に組み付けられる際には、本体側のバネ接点は、高圧基板500の半田面側から穴部を通ってジャンパ501に接触する。また、505、506は捨て基板503上の破線丸で囲む範囲の部分を指している。
本実施例の特徴は、図3の高圧接点部350に対してミシン目部504をジャンパ501から遠ざけている点にある。これにより、捨て基板503を高圧基板500から切り離したときに残るミシン目部504の残りの部分(バリ)がジャンパ501からより遠ざかるようにしている。本実施例でこのような構成にした理由について説明する。ミシン目部504の残り部分が長い場合、プリンタ本体側から出ているバネ接点がジャンパ501に接触する前にミシン目部504の残り部分に接触して高圧基板500の半田面側で乗り上げてしまう。バネ接点がミシン目部504の残り部分に乗り上げてしまうことにより、本来、ジャンパ501と4点で接触するはずのところ(図4(B)参照)、4点未満でしかジャンパ501と接触できなくなるおそれがある。また、高圧基板500をプリンタ本体に装着する際に、バネ接点がミシン目部504の残り部分に引っ掛かり、折れ曲がってジャンパ501に全く接触できないおそれもある。そこで、本実施例では、ジャンパ501をミシン目部504から遠ざけて実装できるようにしている。
なお、ミシン目部504の残り部分の長さについて、実際の回路基板により検討を行った。この結果、捨て基板503を割るときに力を加える場所は、図5の範囲506より範囲505の方が、平均的にミシン目部504の残り部分の長さを短くできることがわかった。推測される理由としては、範囲506は支点となるミシン目部504から最も遠いために割れるまでの基板の変形量が範囲505を押した場合に比べて大きく、基板断面方向に対してトゲ状(ささくれ状)のような形で割れ残りが発生するためと考えられる。なお、この結果は、高圧基板500の厚みや材質、吸湿の度合いやミシン目部504の太さ等、他の要因によっても変わると考えられる。このため、ミシン目部504の残り部分の長さを短くするために、捨て基板503のどの範囲に力を加えるかについては、改めて実際に用いる高圧基板500の捨て基板503及びミシン目部504についての検討が必要である。
このように、本実施例では、ミシン目部504の残り部分が捨て基板503を除去した後にジャンパ501から遠い位置に残るようにした捨て基板形状となっている。
具体的には、2本のジャンパ501の中心軸をδ、δからミシン目部504までの距離をL2、δから捨て基板503のミシン目部504が設けられている側とは反対側の端部までの距離L1とすると、L2>L1という関係が成り立つ場合に本実施例の効果が表れる。以上、本実施例によれば、実施例1と同様の効果を奏し、更に、より接点の接触の信頼性を高めることができる。
[高圧接点部の説明]
実施例4の高圧接点部650を、図6を用いて説明する。図6は図3と同様に四角形状のスリット602a(穴部)と捨て基板603を有する高圧接点部650であり、基本的な技術的思想は実施例1〜3と同様である。
本実施例では高圧基板600に実装されたジャンパ601は1本であり、捨て基板603を支えるミシン目部604が、このジャンパ601と平行に備えられていることが特徴である。ミシン目部604は、ジャンパ601が半田面に露呈する部分がなくなるようにジャンパ601の形状に合わせて配置されている。ミシン目部604は、高圧基板600の半田面側から見たときにジャンパ601を隠すように、ジャンパ601に対向して設けられている。このようにすることで、捨て基板603そのものだけでなく、ミシン目部604によってもジャンパ601に半田やフラックスが付着することを防ぐことができる。このため、本実施例では、より確実にプリンタ本体側のバネ接点との導通をとることができるようになる。なおこの場合、捨て基板603を割るときは、ジャンパ601の上の領域608又は下の領域609の捨て基板603を押し、ねじれの力を加えることによって捨て基板603を除去する。以上、本実施例によれば、実施例1及び実施例2と同様の効果を奏し、更に接点の導通の信頼性を高めることができる。
実施例5の高圧接点部750を図7を用いて説明する。図7は高圧接点部750を高圧基板700の端部に配置した例である。図7(a)は、本実施例の高圧基板700と高圧接点部750を示す図である。図7(b)は、本実施例の高圧接点部750を示す図である。図7(c)は、本実施例の高圧基板700とプリンタ本体側のバネ接点707を示す図である。図7(c)には、本実施例の後述する捨て基板703を取り除いた後の高圧基板700及び高圧接点部750を示し、捨て基板703があった部分を点線で示している。破線710は、バネ接点707の中心線を示す。
図7では、高圧基板700の部品面705側に1本のジャンパ701が実装されている。本実施例では、高圧基板700の端部に高圧基板700の外形部分である切欠き部702bが設けられ、ジャンパ701は高圧基板700の切欠き部702bを跨ぐように実装されている(図7(c)参照)。
また、前記切欠き部702bの所定の部分を覆う捨て基板703が設けられており、その形状は切欠き部702bに応じた形状となっている。また、ミシン目部704は、1箇所で捨て基板703を保持しており、高圧基板700と捨て基板703を接続している。実施例1と同様に、高圧基板700がプリンタ本体に組み付けられる際には、本体側のバネ接点707は、高圧基板700の半田面706側からジャンパ701に接触する。なお、ジャンパ701は1本に限定されない。また、ミシン目部704を実施例4のように、ジャンパ701に平行に2箇所設ける構成としてもよい。
高電圧の出力部が高圧基板の中央付近に実装されている場合には、実施例1〜4で説明したように、高圧接点部は穴形状とせざるを得ない。しかし、高電圧の出力部が高圧基板の端部に実装されている場合には、本実施例のように穴の一片を高圧基板700の外形と繋げてしまうことにより、更なる省スペース化を図ることができる。また、この場合プリンタ本体側の接点はバネ接点707だけでなく、例えばねじりバネによって高圧基板700の外側から接触させて導通をとることも可能になる。以上、本実施例によれば、他の実施例と同様の効果を奏し、更に、よりスペースを削減することができる。
200 高圧基板
201 ジャンパ
202a スリット
203 捨て基板
204 ミシン目部
207 バネ接点

Claims (18)

  1. 第1の面に挿入部品が実装され、第2の面にフロー実装により半田が塗布される基板において、
    基板本体が組み付けられる装置側接点部と、
    電気的に接続される基板側接点部と、
    を備え、
    前記基板側接点部は前記第1の面に金属部品により形成され、
    前記装置側接点部は前記基板を挟んで前記金属部品に対向する位置の前記第2の面側に配置され、
    前記金属部品の直下の基板部分は圧力を加えることにより前記基板との接続部分に応力が集中し前記基板から分割可能な捨て基板となるようにスリット加工されており、
    前記捨て基板は実装時において前記基板側接点部を保護する保護部として機能することを特徴とする基板。
  2. 前記保護部は、前記第2の面側に半田が塗布された後に前記基板本体から取り除かれ、前記基板本体を前記装置に組み付ける際には、前記保護部が取り除かれたことによって形成された穴部を介して、前記装置側接点部と前記金属部品が電気的に接続されることを特徴とする請求項1に記載の基板。
  3. 前記保護部は、前記第2の面に半田が塗布された後で、かつ、前記基板本体を前記装置に組み付ける前に、前記第1の面側から力を加えられることによって取り除かれることを特徴とする請求項2に記載の基板。
  4. 前記装置側接点部は、前記第2の面側から前記穴部を通って前記金属部品と接触することを特徴とする請求項3に記載の基板。
  5. 前記保護部は、円形状であることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の基板。
  6. 前記保護部は、四角形状であることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の基板
  7. 前記接続部分は、前記金属部品が前記第2の面に露呈する部分がなくなるように前記金属部品の形状に合わせて配置されたことを特徴とする請求項3又は4に記載の基板。
  8. 前記保護部は、多角形であることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の基板。
  9. 前記接続部分は、前記捨て基板と前記基板本体の間の1箇所に設けられていることを特徴とする請求項8に記載の基板。
  10. 前記接続部分は、前記保護部の前記接続部分が設けられている方の端部と前記金属部品との間の距離が、前記保護部の前記接続部分が設けられた側とは反対側の端部と前記金属部品との間の距離よりも長いことを特徴とする請求項9に記載の基板。
  11. 前記圧力は、前記保護部の前記反対側の端部よりも前記接続部分に近い領域に加えられることを特徴とする請求項10に記載の基板。
  12. 前記基板側接点部は、前記基板本体の端部に設けられており、
    前記保護部は、前記第2の面側に半田が塗布された後に前記基板本体から取り除かれ、前記基板本体を前記装置に組み付ける際には、前記保護部が取り除かれたことによって形成された切欠き部を介して、前記装置側接点部と前記金属部品が電気的に接続されることを特徴とする請求項1に記載の基板。
  13. 前記保護部は、前記第2の面に半田が塗布された後で、かつ、前記基板本体を前記装置に組み付ける前に、前記第1の面側から圧力を加えられることによって取り除かれることを特徴とする請求項12に記載の基板。
  14. 前記装置側接点部は、前記第2の面側から前記切欠き部を通って前記金属部品と接触することを特徴とする請求項13に記載の基板。
  15. 前記金属部品は、ジャンパ線であることを特徴とする請求項13又は請求項14に記載の基板。
  16. 像担持体と、
    前記像担持体を帯電する帯電手段と、
    前記帯電手段により帯電された前記像担持体に潜像を形成する露光手段と、
    前記露光手段により形成された潜像を現像しトナー像を形成する現像手段と、
    前記現像手段により形成されたトナー像を被転写体に転写する転写手段と、
    前記帯電手段、前記現像手段及び前記転写手段の少なくとも1つに供給される電圧を生成するための請求項1から請求項15のいずれか1項に記載の基板と、
    前記基板側接点部と接続される前記装置側接点部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  17. 前記装置側接点部は、バネ接点であることを特徴とする請求項16に記載の画像形成装置。
  18. 前記バネ接点は、ねじりバネであることを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。
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