JP6765831B2 - 還元型酸化黒鉛の製造方法 - Google Patents
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Description
以下に本発明を詳述する。
なお、以下において記載する本発明の個々の好ましい形態を2つ以上組み合わせたものもまた、本発明の好ましい形態である。
本発明の製造方法により得られる還元型酸化黒鉛は、更に、硫黄含有基、窒素含有基等の官能基を有していてもよいが、炭素原子、水素原子、及び、酸素原子のみを構成元素とするものであることが好ましい。
本発明の還元型酸化黒鉛の製造方法において、酸化黒鉛を還元する工程は、酸成分を0.1質量%以上含む液中で還元剤を用いて酸化黒鉛を還元する。本発明者らは、還元剤を作用させて酸化黒鉛を還元する際に液中に還元剤とともに酸成分を共存させることで還元度が高い還元型酸化黒鉛を合成できることを見出した。酸成分を共存させることで還元度が高い還元型酸化黒鉛を合成できる理由は明らかではないが、酸成分が還元時に副生する水分子の生成を促進することで還元反応の触媒として働いていると考えられる。
なお、酸成分の含有量は、実施例に記載の方法により測定することができる。
上記還元剤は、中でも、アスコルビン酸及び/又はヒドラジンであることがより好ましく、アスコルビン酸であることが更に好ましい。アスコルビン酸としては、入手容易性の観点から、L−アスコルビン酸(ビタミンC)が好ましい。
上記液は、その他の成分として、溶媒を含んでいてもよい。溶媒としては、例えば水が好ましい。溶媒を用いる場合は、その量は適宜設定すればよいが、上記液中、1〜90質量%であることが好ましい。溶媒の量は、上記液中、より好ましくは2〜85質量%であり、更に好ましくは5〜80質量%であり、特に好ましくは10〜70質量%である。
還元工程は、空気中で行ってもよく、窒素、ヘリウム、アルゴン等の不活性ガス雰囲気中で行ってもよく、真空中で行ってもよい。
還元工程後の熟成工程において、還元工程で得られた反応液を熟成させる温度及び時間は適宜選択すればよいが、反応液を0〜90℃の温度に維持することが好ましく、より好ましくは、20〜80℃の温度に維持することである。
また熟成させる時間は、0.1〜24時間であることが好ましい。より好ましくは、0.2〜5時間である。
上記還元工程後の精製工程は、空気中で行ってもよく、窒素、ヘリウム、アルゴン等の不活性ガス雰囲気中で行ってもよい。また真空中で行っても良い。
上記還元工程後の精製工程は、例えば、水洗、濾過等の操作が挙げられ、必要に応じて、デカンテーション、遠心分離、分液抽出等を行っても構わない。これら操作のいずれか1つのみを行ってもよく、2つ以上を組み合わせて行ってもよい。また、これらの操作は1回のみ行ってもよく、複数回行ってもよい。なお、還元工程後の精製工程は、通常、酸化工程後の精製工程と比べて容易に行うことができる。
本発明の還元型酸化黒鉛の製造方法は、更に黒鉛を酸化する工程を含んでいてもよい。酸化工程で得られる酸化黒鉛含有組成物中の酸化黒鉛を上述した還元工程の原料として用いることができる。黒鉛を酸化する工程は、黒鉛が酸化されることになる限り、その方法は特に制限されず、上述したHummers法、Brodie法、Staudenmaier法等のいずれの方法における黒鉛の酸化方法を用いてもよく、後述する実施例に記載の方法のように、Hummers法における酸化方法を採用した、黒鉛と硫酸とを含む混合液に過マンガン酸塩を添加する工程であってもよい。このように、酸化工程が、黒鉛と硫酸とを含む混合液に過マンガン酸塩を添加する工程であることは、本発明の好適な実施形態の1つである。
上記質量比は、26以上であることがより好ましく、27以上であることが更に好ましく、28以上であることが特に好ましい。また、該質量比は、54以下であることがより好ましく、48以下であることが更に好ましく、42以下であることが特に好ましい。
上記平均粒子径は、粒度分布測定装置により測定することができる。
本発明の製造方法における酸化工程に用いる黒鉛は、1種のみであってもよく、上記平均粒子径、形状等のいずれかにおいて異なる2種以上のものを用いてもよい。
該全添加量は、100質量%以上であることがより好ましく、150質量%以上であることが更に好ましく、200質量%以上であることが一層好ましく、240質量%以上であることが特に好ましい。また、該全添加量は、450質量%以下であることがより好ましく、400質量%以下であることが更に好ましく、350質量%以下であることが一層好ましく、300質量%以下であることが特に好ましい。
上記過マンガン酸塩を複数回に分けて添加する場合、1回当たりの添加量は、それぞれ同じであってもよく、異なっていてもよい。
上記温度は、12℃以上に維持することが好ましく、15℃以上に維持することがより好ましく、18℃以上に維持することが更に好ましく、20℃以上に維持することが特に好ましい。
上記酸化工程は、該温度変化を20℃以下に維持することがより好ましく、15℃以下に維持することが更に好ましく、10℃以下に維持することが特に好ましい。
また、酸化黒鉛を効率的に製造する点から、過マンガン酸塩の添加時間は、8時間以下であることが好ましく、7時間以下であることがより好ましく、6時間以下であることが更に好ましい。
上記酸化工程は、例えば空気中、又は、窒素、ヘリウム、アルゴン等の不活性ガス雰囲気中で行うことができる。また、上記酸化工程は、その圧力条件は特に限定されないが、例えば常圧条件下で行うことが好ましい。
また上記酸化工程の時間は、0.5時間〜120時間とすることが好ましく、1時間〜15時間とすることがより好ましく、2時間〜10時間とすることが更に好ましい。
上記酸化工程は、連続的に行ってもよいし、断続的に行ってもよい。
上記酸化工程後の熟成工程において、酸化工程で得られた反応液を熟成させる温度及び時間は適宜選択すればよいが、反応液を0〜90℃の温度に維持することが好ましく、より好ましくは、20〜80℃の温度に維持することである。
また熟成させる時間は、0.1〜24時間であることが好ましい。より好ましくは、0.5〜5時間である。
上記酸化反応停止工程は、空気中で行ってもよく、窒素、ヘリウム、アルゴン等の不活性ガス雰囲気中で行ってもよい。また真空中で行っても良い。
上記酸化反応停止工程は、例えば、反応液の温度を5〜15℃に設定し、反応液に水を添加し、次いで還元剤として過酸化水素水を添加して行うことができる。また、反応液を、5〜25℃に設定した、水又は過酸化水素水に添加して行ってもよい。
上記酸化反応停止工程の時間は、例えば0.01〜5時間とすることができる。
本明細書中、精製工程とは、酸化反応停止工程等で得られた液から少なくとも固形不純物(例えば、過マンガン酸塩等の酸化剤等)、酸化反応時の溶媒(硫酸等の強酸等)を除き、液を酸化黒鉛の水分散精製物とする工程を言う。例えば、液を精製する工程により得られる精製物の固形分中の酸化黒鉛の純度は、99.9質量%以上である。
本発明の製造方法では、精製にかかる時間的・費用的コストを大幅に削減する観点、また、液中に固形不純物や硫酸が残留していても還元反応が進行し、特に硫酸量が多いと得られる還元型酸化黒鉛の還元度も高められることから、精製工程を行わないことが好ましい。なお、上記精製工程を行う場合、精製工程は、水洗や、固形不純物を水に溶解させたうえでの遠心分離、濾過等の手法の1種又は2種以上を用いて行うことができ、濾過等の際に界面活性剤、有機溶媒等の凝集剤を添加しても構わない。また、上記精製工程は、空気中で行ってもよく、窒素、ヘリウム、アルゴン等の不活性ガス雰囲気中で行ってもよい。また、精製工程を行う際に、水等の一部を除去してもよい。なお、本発明の製造方法が、精製工程を含み、硫酸を除くものである場合は、精製工程後の還元工程の反応に供される液が酸成分を0.1質量%以上含むように酸成分を添加すればよい。
上記乾燥工程とは、精製工程等で得られた液から水を除き、乾燥物とする工程を言う。例えば、酸化黒鉛含有組成物を乾燥する工程により得られる乾燥物中の固形分濃度は、99.9質量%以上である。上記濃縮工程とは、精製工程等で得られた液から水の一部を除去する工程である。上記希釈工程とは、精製工程等で得られた液を水で希釈することを言う。本発明の製造方法では、時間的・費用的コストを削減する観点、また、還元反応の進行が特に妨げられない観点から、乾燥工程、濃縮工程、及び、希釈工程を行わないことが好ましい。なお、上記乾燥工程を行う場合、乾燥工程は、遠心分離、濾過、蒸発等の手法の1種又は2種以上を用いて行うことができ、濾過等の際に界面活性剤、有機溶媒等の凝集剤を添加しても構わない。該蒸発は、例えば減圧条件下で行ったり、加熱条件下で行ったりすることができるが、減圧条件下かつ加熱条件下で行うことが好ましい。また、遠心分離や濾過は、空気中で行ってもよく、窒素、ヘリウム、アルゴン等の不活性ガス雰囲気中で行ってもよい。上記濃縮工程を行う場合、濃縮工程は、上記蒸発と同様の条件下で行うことができる。上記希釈工程を行う場合、精製工程等で得られた液に水を適量添加すればよい。
本発明はまた、電気伝導率が3000S/m以上であることを特徴とする還元型酸化黒鉛でもある。
上記電気伝導率は、4000S/m以上であることが好ましく、6000S/m以上であることがより好ましく、8000S/m以上であることが更に好ましく、10000S/m以上であることが特に好ましい。
上記電気伝導率の上限値は、特に限定されないが、上記電気伝導率は、通常は1000000S/m以下である。
本発明の還元型酸化黒鉛の製造方法により、上記のように電気伝導率が高い還元型酸化黒鉛を得ることができる。
上記電気伝導率は、実施例に記載の方法により測定することができる。
本発明の還元型酸化黒鉛の製造方法により、上記のように酸素量が少ない還元型酸化黒鉛を得ることができる。なお、酸素量が少ないことは、還元度が高いことを示す指標である。
上記酸素量は、実施例に記載のXPS測定により測定することができる。
本発明の還元型酸化黒鉛の製造方法において、例えば還元剤としてアスコルビン酸を用いることより、得られる還元型酸化黒鉛中への各種原子の混入を充分に防止することができ、各種原子の含有量が低い還元型酸化黒鉛を得ることができる。
上述した各種原子の含有量は、後述する実施例の方法により測定することができる。
なお、上記電池としては、例えば、リチウムイオン二次電池、固体高分子型燃料電池、金属−空気電池等が挙げられる。
上記熱電変換材料が用いられる熱電変換装置としては、例えば、地熱・温泉熱発電機、太陽熱発電機、工場や自動車等の廃熱発電機、体温発電機等の発電機や、該発電機を電源の少なくとも一つとして用いた各種電気製品、電動機、人工衛星等が挙げられる。
XRF測定は、蛍光X線分析装置(Philips社製、PW2404)を用いて、検量線法にて測定を行った。
(XRD測定)
XRD測定は、全自動水平型X線回折装置(リガク社製、SMART LAB)を用いて、以下の条件により行った。
CuKα1線:0.15406nm
走査範囲:10°−90°
X線出力設定:45kV−200mA
ステップサイズ:0.020°
スキャン速度:0.5°min−1−4°min−1
なお、XRD測定は、試料をグローブボックス中にて気密試料台に装填することにより、不活性雰囲気を保った状態で行った。
(XPS測定)
XPS測定は、光電子分光装置(JPS−9000MX,日本電子株式会社製)を用いて行った。C1sのナロースキャンに於けるピーク分離は、バックグラウンド補正をShirley法で行い、フィッティング関数としてGauss−Lorentz関数を用いたピークフィットにより行った。
(電気伝導率測定)
電気伝導率は乾燥粉末を錠剤成形機にて直径10mm、厚さ約500μmに加工しロレスタ‐GP MCP−T600(三菱化学アナリテック社製)を用いて四端子法で測定を実施した。
耐食性反応器に濃硫酸(試薬特級、和光純薬工業製)28.75部と天然黒鉛(Z−5F、鱗片状黒鉛、伊藤黒鉛工業製)1.00部を加えて混合液とした。混合液を撹拌しながら過マンガン酸カリウム(試薬特級、和光純薬工業製)を15分間隔で混合液中へ20回投入した。過マンガン酸カリウムの一回の投入量は0.125部であり、投入量の合計は2.50部であった。過マンガン酸カリウムの投入終了後、混合液を35℃まで昇温し液温を維持したまま2時間熟成を行った。その後60℃以下の液温を維持したままイオン交換水15.48部と30%過酸化水素水(試薬特級、和光純薬工業製)1.77部を投入し反応を停止させた。当該手法により得られた酸化黒鉛含有スラリーを以下から“反応後スラリー”と呼称する。当該反応後スラリーとイオン交換水を50/50(重量比)でよく混合し60℃にて静置することで酸化黒鉛の沈降を促し透明な上澄みを生じさせた。透明な上澄みを除去し、除去した上澄みと同重量のイオン交換水を投入する操作を6回繰り返すデカンテーション法により精製を行った。得られたスラリーを卓上遠心分離機(アズワン社製AS185)により10000rpmにて10分間処理し上澄みを廃棄し酸化黒鉛ウェットケーキを得た。当該ウェットケーキを50℃真空下にて一晩乾燥させることで精製された酸化黒鉛乾燥粉末を得た。得られた乾燥粉末のXRD、XPS測定結果をそれぞれ図1、2に示す。図1から酸化黒鉛特有の10−13°のピークを確認した。図2から286eVに酸素官能基に由来するピークを確認した。またXPS測定から得られる元素%(原子%)は炭素/酸素/硫黄=69.7/29.1/1.2であった。これらのことから酸化黒鉛が得られたことを確認した。
調製例1で得られた酸化黒鉛乾燥粉末1.01gをイオン交換水100gに分散させた。XRF測定の結果から求められた分散液中の硫酸濃度は0.019質量%であった。内温を75℃に調整し、よく撹拌しながらL−アスコルビン酸(特級、和光純薬工業社製)を酸化黒鉛に対して300質量%投入し酸化黒鉛の還元反応を実施した。反応時間は1時間とした。得られた還元型酸化黒鉛含有スラリーを濾過水洗を行い、得られたウェットケーキを100℃にて一晩乾燥することで還元型酸化黒鉛乾燥粉末を得た。得られた乾燥粉末のXRD、XPS測定結果をそれぞれ図3、4に示す。図3から酸化黒鉛特有のXRDピークの消失を確認した。図4から酸素官能基に由来するピーク強度が減衰していることを確認したもののXPS測定から得られる元素%は炭素/酸素=79.0/21.0であり依然多くの酸素官能基が残存していることが明らかになった。得られた乾燥粉末の導電率は1560S/mであった。
分散液中の硫酸濃度が0.11質量%になるように硫酸(試薬特級、和光純薬工業社製)を添加した以外は比較例1と同様に還元反応を実施した。得られた還元型酸化黒鉛乾燥粉末を得た。得られた乾燥粉末のXRD、XPS測定結果をそれぞれ図5、6に示す。図5から酸化黒鉛特有のXRDピークの消失を確認した。図6から酸素官能基に由来するピーク強度が減衰していることを確認し、XPS測定から得られる元素%は炭素/酸素=82.0/18.0であり硫酸が0.1質量%以上含まれる反応液中で還元反応を実施することでより還元反応が促進されたことが明らかとなった。得られた乾燥粉末の導電率は4195S/mであった。高い還元度から高い導電率を発現可能であることを確認した。
調製例1で作成した反応後スラリー50gとイオン交換水200gをよく混合し均一な黒色スラリーを得た。当該黒色スラリーをよく撹拌しながら内温を75℃に調整した。XRF測定の結果から求められた分散液中の硫酸濃度は11.0質量%であった。L−アスコルビン酸を4.5g(酸化黒鉛に対して300質量%)投入し酸化黒鉛の還元反応を実施した。反応時間は1時間とした。得られた還元型酸化黒鉛含有スラリーを濾過水洗を行い、得られたウェットケーキを100℃にて一晩乾燥することで還元型酸化黒鉛乾燥粉末を得た。得られた乾燥粉末のXRD、XPS測定結果をそれぞれ図7、8に示す。図7から酸化黒鉛特有のXRDピークの消失を確認した。図8から酸素官能基に由来するピーク強度が減衰していることを確認し、XPS測定から得られる元素%は炭素/酸素/硫黄=83.6/16.2/0.2であり、より多くの硫酸が含まれる反応液中で還元反応を実施することでより還元反応が促進されたことが明らかとなった。得られた乾燥粉末の導電率は7040S/mであった。高い還元度から高い導電率を発現可能であることを確認した。
調製例1で反応後スラリー2553gをよく撹拌し分散液を得た。XRF測定の結果から求められた分散液中の硫酸濃度は59.0質量%であった。L−アスコルビン酸を230g(酸化黒鉛に対して300質量%)投入し酸化黒鉛の還元反応を実施した。反応時内温は30℃に調整した。反応時間は1時間とした。得られた還元型酸化黒鉛含有スラリーを濾過水洗を行い、得られたウェットケーキを100℃にて一晩乾燥することで還元型酸化黒鉛乾燥粉末を得た。得られた乾燥粉末のXRD、XPS測定結果をそれぞれ図9、10に示す。図9から酸化黒鉛特有のXRDピークの消失を確認した。図10から酸素官能基に由来するピーク強度が減衰していることを確認し、XPS測定から得られる元素%は炭素/酸素/硫黄=84.5/15.0/0.5であり、より多くの硫酸が含まれる反応液中で還元反応を実施することでより還元反応が促進されたことが明らかとなった。得られた乾燥粉末の導電率は10780S/mであった。高い還元度から高い導電率を発現可能であることを確認した。
Claims (5)
- 酸化黒鉛が還元された還元型酸化黒鉛を製造する方法であって、
該製造方法は、黒鉛を酸化して酸化黒鉛を得る工程、及び、
酸化黒鉛を還元する工程を含み、
該還元工程は、酸成分を0.1質量%以上含む液中で還元剤を用いて酸化黒鉛を還元し、
該還元剤は、アスコルビン酸、ヒドラジン、尿素、チオ尿素、ヨウ化水素、鉄、水素化ホウ素アルカリ金属塩、水素化アルミニウムアルカリ金属塩、アルミニウム、及び、亜鉛からなる群より選択される少なくとも1種であることを特徴とする還元型酸化黒鉛の製造方法。 - 前記液は、酸成分を90質量%以下含む
ことを特徴とする請求項1に記載の還元型酸化黒鉛の製造方法。 - 前記酸成分は、硫酸及び/又は硝酸である
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の還元型酸化黒鉛の製造方法。 - 前記還元型酸化黒鉛は、電気伝導率が3000S/m以上である
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の還元型酸化黒鉛の製造方法。 - 前記還元型酸化黒鉛は、窒素原子の含有量が0.1原子%以下である
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の還元型酸化黒鉛の製造方法。
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