JP6765354B2 - マッサージ機 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば椅子型マッサージ機などのように、人体の大腿とそれより下の部分を支持する部位を備えたマッサージ機に関し、より詳しくは、マッサージを受けるときに人体の特定部位が押しつけられて痛くなるようなことを回避できるようなマッサージ機に関する。
マッサージ機においては、より効果的なマッサージができるようにすることが求められている。
下記特許文献1には、両肘置き部の内側、つまり人体の大腿を支持する座部の両側に、膨張収縮する位置規制用空気袋を設けた椅子型マッサージ機が開示されている。この椅子型マッサージ機では、人体が座部に座った後で位置規制用空気袋を膨張させて、人体の腰部分を両側から押さえつけて、人体がずれないように位置規制したうえで、オットマンに設けられた他の空気袋によるマッサージを行えば、効果的なマッサージができるというものである(特許文献1の段落[0016]、図6、図7参照)。
しかし、図12に示したように、位置規制用空気袋101を膨張させると、人体の大腿102の外側部が内側に押圧される結果、仮想線で示したように大腿102より下の左右の下腿103も内側に押されて、左右の下腿103の内側部がオットマン104の左右方向中間の上端角部分105に対して押し付けられることになる。左右の下腿103が内側に向けて押されると、脚、特にひざ部分に無理な力がかかる上に、ひざより下側の部分がオットマン104に当たって痛みを感じさせてしまうおそれがある。いたずらに痛みを感じさせてしまうようでは、意識が痛みに集中し、身体に余分な力が入るので、効果的なマッサージはできない。
下記特許文献2にも、効果的なマッサージが行えるようにした椅子型マッサージ機が開示されている。
この椅子型マッサージ機は、ツボ押しマッサージ器(局部押圧マッサージ)が快適に行えるように構成したもので、ツボ押しマッサージのために背もたれに設けられた背部用マッサージ機構のマッサージ体と、座部の上面と座部の側方に設けられた押圧のためのエアバッグを備えている。つまり、このマッサージ機では、座部に着座した人体に前記マッサージ体を押し付けたうえで、座部の上面のエアバッグを膨張させて人体を上昇させてから、座部の側方のエアバッグを膨張させて人体が左右に逃げないように規制して、マッサージ体によるマッサージがなされる(特許文献2の段落[0031][0032][0034]参照)。
しかし、この特許文献2における座部の側方のエアバッグも、人体が逃げないように位置規制するためものもので、マッサージのための他の手段である前記マッサージ体によるマッサージ効果を高めることに用いられる。
そして、特許文献1のマッサージ機と同様に、特許文献2の椅子型マッサージ機でも、座部の側方のエアバッグが人体を左右に逃がさないように押さえつけるので、人体の大腿や下腿が内側に押されて、ひざの下側部分に痛みを感じさせてしまうおそれがある。
ところが、このような問題を解決しようとする発明はこれまでにはない。
特許第4542500号公報 特開2012−90675号公報
そこで、この発明は、ひざの下側部分に痛みを感じさせることがないようにして、効果的なマッサージの実現に貢献できるようにすることを主な目的とする。
そのための手段は、人体の大腿を支持する座部と、人体の左右の下腿をそれぞれ収容する下腿収容部を有したオットマンを備えたマッサージ機であって、前記座部の左右両外側部に、膨張収縮して人体の大腿の外側部をマッサージする大腿外側エアバッグを有するとともに、前記オットマンの下腿収容部に、膨張収縮して人体の下腿の内側部をマッサージする下腿内側エアバッグを少なくとも有し、前記大腿外側エアバッグからのエア開放が開始してから所定時間が経過する時までは前記下腿内側エアバッグからエアを開放しないように制御するマッサージ機である。
この構成では、座部の左右両側部の大腿外側エアバッグが収縮を始めても、下腿内側エアバッグで下腿の内側部を支える。下腿内側エアバッグが下腿の内側部を支えると、下腿がオットマンに押し付けられることはなく、下腿に対する当たりを和らげ、人体が痛みを感じることを回避できる。
この発明によれば、座部の左右両側の大腿外側エアバッグがマッサージを行うときに人体の下腿に痛みを感じることを回避できるので、効果的なマッサージを実現することができる。また、大腿外側エアバッグを、従来とは異なって人体の位置規制(拘束)のためだけではなく、真のマッサージに利用できるので、従来にはない態様のマッサージも可能となる。さらに、下腿の内側部をマッサージする下腿内側エアバッグにより、人体の下腿に痛みを感じることを回避する構成となるため、人体の下腿に痛みを回避するためのみの構成を別途設ける必要がないので、マッサージ機の構成を簡素化しながら人体の下腿に痛みを感じることを回避することも可能となる。
椅子型マッサージ機の斜視図。 椅子型マッサージ機の制御回路ブロック図。 作用状態の説明図。 エアポンプからエアバッグまでのエア回路図。 他の例に係るエアポンプからエアバッグまでのエア回路図。 動作パターン1(参考例)のタイミングチャート。 動作パターン2(参考例)のタイミングチャート。 動作パターン3(参考例)のタイミングチャート。 動作パターン4(実施例)のタイミングチャート。 動作パターン5(参考例)のタイミングチャート。 動作パターン6(参考例)のタイミングチャート。
この発明を実施するための一形態を、以下図面を用いて説明する。
図1は、マッサージ機の一例としての椅子型マッサージ機11(以下、「マッサージ機」という)の斜視図であり、このマッサージ機11は、背もたれ部12と、背もたれ部12の下端から前方の張り出す座部13と、座部13の左右両側に立つ肘掛部14と、左右両側の肘掛部14の上端に設けられたアーム収容部15と、前記座部13の前方下に設けられたオットマン16を有している。
前記背もたれ部12には、人体の背中や肩をもむための図示しないメカユニット31(図2参照)が内蔵され、背もたれ部12は、図示しない背もたれ回動アクチュエータ32(図2参照)により傾動可能に支持されている。
前記座部13は、人体の大腿、つまり人体の腰とひざの間の部分を支持する部分で、座部13の上面における左右の大腿が乗る部分には、膨張収縮する右大腿裏側エアバッグ21aと、左大腿裏側エアバッグ21bが備えられている。これらのエアバッグ21a,21bは、収縮時は偏平な形態であり、適宜膨張することで、左右の大腿に押圧の刺激を加える。
このような座部13の左右両外側、換言すれば左右両側の前記肘掛部14の内側には、人体の大腿の外側部をマッサージする大腿外側右エアバッグ22aと大腿外側左エアバッグ22bが備えられている。これらのエアバッグ22a,22bは、収縮時は偏平な形態のもので、面方向を上下方向に向けた立てた姿勢にして、下端部を保持した状態で2枚ずつ重合して、カバー17に収納して備えられている。本実施形態では、エアバッグ22a,22bをそれぞれ2枚重合しているので、面方向と直交する方向の十分な膨張ストロークを得ることができる。これにより、大腿の外側部を効果的に押圧することができる。
前記アーム収容部15は、上面側が開口した縦断面略U字状で、腕に対するマッサージのための適宜の機構(図示せず)が備えられている。
前記オットマン16は、人体の左右の下腿と足をそれぞれ収容する下腿収容部16aと足収容部16bを有しており、図示しないオットマン回動アクチュエータ33(図2参照)により傾動可能に保持されている。前記下腿収容部16aは、下腿の左右両側部を覆う壁部18を備えた溝状形状であり、前記足収容部16bも下腿収容部16aと同様に、足の左右両側を覆う壁部19を備えた溝状形状であって、これらが直交するように配置されている。
このオットマン16の下腿収容部16aの壁部18には、図3にも示したように、左右の下腿の外側部をマッサージする右下腿外側エアバッグ23aと、左下腿外側エアバッグ23bが備えられるとともに、左右の下腿の内側部をマッサージする右下腿内側エアバッグ24aと左下腿内側エアバッグ24bが備えられている。またこれら左右の下腿外側エアバッグ23a,23bと下腿内側エアバッグ24a,24bの間、つまり壁部18と壁部18の間の溝底部には、左右の下腿の裏側、つまりふくらはぎをマッサージする右下腿裏側エアバッグ25aと左下腿裏側エアバッグ25bが備えられている。
これらの下腿部分のエアバッグ23a,23b,24a,24b,25a,25bは、収縮時は偏平な形態であり、エアバッグ23a,23b,24a,24b,25a,25bの面方向と、エアバッグ23a,23b,24a,24b,25a,25bを備える部分の面方向とを同一にして保持されている。エアバッグ23a,23b,24a,24b,25a,25bが適宜膨張することで、下腿における対応する部分に対して、押圧の刺激を加える。
オットマン16の足収容部16bには、左右の足の表側部をマッサージする右足表エアバッグ26aと、左足表エアバッグ26bがそれぞれ一対ずつ備えられるとともに、足収容部16bの壁部19と壁部19の間の溝底部には、左右の足の裏面をマッサージする右足裏エアバッグ27aと左足裏エアバッグ27bが備えられている。
これらの足部分のエアバッグ26a,26b,27a,27bは、収縮時は偏平な形態であり、エアバッグ26a,26b,27a,27bの面方向と、エアバッグ26a,26b,27a,27bを備える部分の面方向とを同一にして保持されている。エアバッグ26a,26b,27a,27bが適宜膨張することで、足における対応する部分に対して、押圧の刺激を加える。
これらのエアバッグ20(21a,21b,22a,22b,23a,23b,24a,24b,25a,25b,26a,26b,27a,27b)を膨張収縮させるため、マッサージ機11は、図2に示したようにエアポンプ34と電磁弁35を有し、エアポンプ34と電磁弁35は、前記メカユニット31等と共に、マイクロコンピュータ等で構成される制御部36によって駆動制御されている。
制御部36には、操作信号を入力するためのリモコン装置37や、マッサージ動作パターン等を記憶するための記憶部38や、電力供給のための電源回路39等が接続されており、制御部36は、リモコン装置37からの入力に従って、予め記憶させたプログラムに基づいてエアポンプ34や電磁弁35などの各部の動作を制御する。
前記エアポンプ34と電磁弁35とエアバッグ20の接続状態は、図4に示したとおりである。つまり、エアポンプ34とエアバッグ20の間には、複数の電磁弁35を備えて、所定のエアバッグ20ごとに膨張収縮が行われるように構成されている。
具体的には、座部13の左右両側に備えた大腿外側右エアバッグ22aと大腿外側左エアバッグ22b、座部13に備えた右大腿裏側エアバッグ21aと左大腿裏側エアバッグ21b、オットマン16の右下腿外側エアバッグ23aと右下腿内側エアバッグ24aと左下腿外側エアバッグ23bと左下腿内側エアバッグ24b、オットマン16の右下腿裏側エアバッグ25aと左下腿裏側エアバッグ25b、オットマン16の右足表エアバッグ26aと左足表エアバッグ26b、オットマン16の右足裏エアバッグ27aと左足裏エアバッグ27bを、それぞれ同時に膨張収縮するエアバッグとして、これらごとに、それぞれ1個ずつ電磁弁35a,35b,35c,35d,35e,35fが備えられている。
図5に示したように、右下腿内側エアバッグ24aと左下腿内側エアバッグ24b、右下腿外側エアバッグ23aと左下腿外側エアバッグ23bでさらに分けて膨張収縮が行えるように電磁弁35g,35hを備えることもできる。
このような構成により、少なくとも大腿外側右エアバッグ22a及び大腿外側左エアバッグ22bと、右下腿内側エアバッグ24a及び左下腿内側エアバッグ24bは、独立して膨張収縮することが可能となる。
エアポンプ34からエアバッグ20までを前記のように接続したマッサージ機11の前記制御部36では、各エアバッグ20やメカユニット31などをあらかじめ記憶させた動作パターンに従って、各部を適宜駆動制御する。これにより、着座した人体へのマッサージが行える。
このとき、前記制御部36は、少なくとも前記大腿外側右エアバッグ22a及び大腿外側左エアバッグ22bを膨張させるときに前記右下腿内側エアバッグ24a及び左下腿内側エアバッグ24bを膨張させるように駆動制御する。前記「膨張させるとき」の「とき」とは、膨張させる「場合」の意味であり、膨張の開始や完了の一定の「時」、すなわち「時点」の意味ではない。
つまり、図3に実線で示したように、前記右下腿内側エアバッグ24a及び左下腿内側エアバッグ24bを膨張することによって、人体の左右の下腿Xaの内側部を外側に向けて押圧して、下腿Xaの内側部を支える。これによって、図3に仮想線で示したように前記大腿外側右エアバッグ22a及び大腿外側左エアバッグ22bが膨張して人体の左右の大腿Xbを内側に押圧しても、左右の下腿Xaが内側に押し付けられることを防止する。
大腿外側右エアバッグ22a及び大腿外側左エアバッグ22bと右下腿内側エアバッグ24a及び左下腿内側エアバッグ24bの膨張収縮動作パターンの具体例を、図6〜図11を用いて説明する。図6〜図11において「大腿外側」は大腿外側右エアバッグ22aと大腿外側左エアバッグ22bの意味で、以下「大腿外側エアバッグ22」という。「下腿内側」は右下腿内側エアバッグ24aと左下腿内側エアバッグ24bの意味で、以下「下腿内側エアバッグ24」という。
なお、1枚のエアバッグ20によるマッサージ強度、例えば「強」「中」「弱」は、エアバッグ20にエアの供給を開始してから供給を停止するまでの時間によって定まる。エアバッグ20の容積によっても異なるが、エアの供給時間が長いほうが強いマッサージが行える。エア供給の時間は、内蔵されたタイマ(図示せず)によって測られる。前記大腿外側エアバッグ22のように、エアバッグを2枚重ねると、押圧量が大きくなる。
図6の動作パターン1(参考例)では、下腿内側エアバッグ24の膨張が大腿外側エアバッグ22の膨張が完了する時、すなわち完了する時点で完了するように制御するが、下腿内側エアバッグ24の膨張を大腿外側エアバッグ22の膨張よりも遅れて開始している。また、下腿内側エアバッグ24が大腿外側エアバッグ22の収縮が開始する時までは膨張しているように制御する。
具体的には、大腿外側エアバッグ22の膨張開始よりも1秒遅れて下腿内側エアバッグ24の膨張が開始され、膨張開始から3秒後に膨張が完了する大腿外側エアバッグ22と同時に下腿内側エアバッグ24の膨張も完了する。
このように下腿内側エアバッグ24には大腿外側エアバッグ22に対して行うよりも短い時間のエア供給がなされるので、下腿内側エアバッグ24の膨張は大腿外側エアバッグ22に比べて「弱」程度の膨張であるが、この膨張により、図3に示したように、下腿Xaの内側部を支える。下腿Xaの内側部の支持は、大腿外側エアバッグ22の膨張が完了する時には行われるので、大腿外側エアバッグ22の押圧力が強くても、下腿Xaの内側部がオットマン16の中間部の壁部18上端角部に押し付けられることを防止する。
大腿外側エアバッグ22と下腿内側エアバッグ24の膨張完了後は、電磁弁35a,35cを閉じて膨張状態を所定時間維持し、その後、開放して大腿外側エアバッグ22と下腿内側エアバッグ24を同時に収縮させる。
図7の動作パターン2(参考例)では、下腿内側エアバッグ24の膨張を大腿外側エアバッグ22の膨張と同時に開始しているが、下腿内側エアバッグ24の膨張を大腿外側エアバッグ22の膨張が完了する時点より前に完了するように制御する。また、下腿内側エアバッグ24が大腿外側エアバッグ22の収縮が開始する時までは膨張しているように制御する。
具体的には、大腿外側エアバッグ22の膨張開始と下腿内側エアバッグ24の膨張開始を同時行い、大腿外側エアバッグ22では3秒後に膨張を完了するのに対して、下腿内側エアバッグ24では、それよりも早い2秒後に膨張を完了する。
このように下腿内側エアバッグ24には大腿外側エアバッグ22に対して行うよりも短い時間のエア供給がなされるので、下腿内側エアバッグ24の膨張は大腿外側エアバッグ22に比べて「弱」程度の膨張であるが、この膨張により、図3に示したように、下腿Xaの内側部を支える。下腿Xaの内側部の支持は、大腿外側エアバッグ22の膨張が完了する前になされるので、下腿Xaの内側部がオットマン16の中間部の壁部18上端角部に押し付けられることを確実に防止する。
大腿外側エアバッグ22と下腿内側エアバッグ24の膨張完了後は、電磁弁35a,35cを閉じて膨張状態を所定時間維持し、その後、開放して大腿外側エアバッグ22と下腿内側エアバッグ24を同時に収縮させる。
図8の動作パターン3(参考例)では、下腿内側エアバッグ24の膨張を大腿外側エアバッグ22の膨張よりも先に開始し、下腿内側エアバッグ24の膨張を大腿外側エアバッグ22の膨張が完了する時点より前に完了するように制御する。また、下腿内側エアバッグ24が大腿外側エアバッグ22の収縮が開始する時までは膨張しているように制御する。
具体的には、下腿内側エアバッグ24の膨張を大腿外側エアバッグ22の膨張よりも1秒早く開始し、下腿内側エアバッグ24の膨張を、大腿外側エアバッグ22の膨張開始から1秒後に完了している。大腿外側エアバッグ22の膨張は、下腿内側エアバッグ24の膨張完了後3秒後に完了する。
このように下腿内側エアバッグ24には大腿外側エアバッグ22に対して行ったよりも短い時間のエア供給がなされるので、下腿内側エアバッグ24の膨張は大腿外側エアバッグ22に比べて「弱」程度の膨張であるが、この膨張により、図3に示したように、下腿Xaの内側部を支える。下腿Xaの内側の支持は、大腿外側エアバッグ22の膨張の完了よりも前になされるので、下腿Xaの内側部がオットマン16の中間部の壁部18の上端角部に押し付けられることを確実に防止する。
大腿外側エアバッグ22と下腿内側エアバッグ24の膨張完了後は、電磁弁35a,35cを閉じて膨張状態を所定時間維持し、その後、開放して大腿外側エアバッグ22と下腿内側エアバッグ24を同時に収縮させる。
図9の動作パターン4(実施例)では、下腿内側エアバッグ24の膨張と大腿外側エアバッグ22の膨張を同時に開始するが、下腿内側エアバッグ24の膨張を大腿外側エアバッグ22の膨張完了よりも先に完了させるとともに、下腿内側エアバッグ24が大腿外側エアバッグ22の収縮よりも後に収縮を開始するように制御する。
具体的には、下腿内側エアバッグ24と大腿外側エアバッグ22を同時に膨張させ、下腿内側エアバッグ24は2秒で膨張を完了する一方、大腿外側エアバッグ22は膨張開始から4秒後に膨張を完了する。下腿内側エアバッグ24と大腿外側エアバッグ22の膨張完了後は、電磁弁を閉じてそれぞれ膨張状態を所定時間維持する。下腿内側エアバッグ24では、大腿外側エアバッグ22が膨張しきるまでの2秒間と、大腿外側エアバッグ22の膨張が完了してから収縮を開始するまでの7秒間と、大腿外側エアバッグ22の収縮開始から1秒間の、合計10秒間、膨張状態を維持する。つまり、下腿内側エアバッグ24は、大腿外側エアバッグ22の収縮開始から1秒遅れて収縮を開始する。
このように下腿内側エアバッグ24には大腿外側エアバッグ22に対して行うよりも短い時間のエア供給がなされるので、下腿内側エアバッグ24の膨張は大腿外側エアバッグ22に比べて「弱」程度の膨張であるが、この膨張により、図3に示したように、下腿Xaの内側部を支える。下腿Xaの内側の支持は、大腿外側エアバッグ22の膨張の完了よりも前になされるので、大腿外側エアバッグ22が強力に大腿Xbを押圧しようとも、下腿Xaの内側部がオットマン16の中間部の壁部18の上端角部に押し付けられることを確実に防止する。
また、下腿内側エアバッグ24の膨張が大腿外側エアバッグ22の膨張よりも長く続いているので、下腿内側エアバッグ24が収縮したことによって大腿外側エアバッグ22の押圧力を受けて下腿Xaの内側部がオットマン16の中間部の壁部18の上端角部に押し付けられるようなことを確実に防止する。
図10の動作パターン5(参考例)では、下腿内側エアバッグ24の膨張が大腿外側エアバッグ22の膨張よりも遅れて開始されるが、同じ時間エアの供給がなされて膨張が完了するように制御する。また、下腿内側エアバッグ24が大腿外側エアバッグ22の収縮が開始する時までは膨張しているように制御する。
具体的には、大腿外側エアバッグ22の膨張開始よりも1秒遅れて下腿内側エアバッグ24の膨張が開始され、膨張開始から3秒後に膨張が完了する大腿外側エアバッグ22と同じ時間をかけて下腿内側エアバッグ24の膨張が完了する。
このように下腿内側エアバッグ24には大腿外側エアバッグ22に対して行うのと同じ時間のエア供給がなされるので、下腿内側エアバッグ24は大腿外側エアバッグ22の膨張と同程度に大きく膨張し、この膨張により、図3に示したように、下腿Xaの内側部を支えるとともに、強くマッサージを行う。下腿内側エアバッグ24の膨張は大腿外側エアバッグ22の膨張の完了後に完了するものの、下腿Xaの内側部の支持は、大腿外側エアバッグ22の膨張の途中からなされるので、大腿外側エアバッグ22の押圧力が強くても、下腿Xaの内側部がオットマン16の中間部の壁部18上端角部に押し付けられることを防止する。
大腿外側エアバッグ22と下腿内側エアバッグ24の膨張完了後は、電磁弁35a,35cを閉じて膨張状態を所定時間維持し、その後、開放して大腿外側エアバッグ22と下腿内側エアバッグ24を同時に収縮させる。
図11の動作パターン6(参考例)では、下腿内側エアバッグ24の膨張を大腿外側エアバッグ22の膨張よりも先に開始し、下腿内側エアバッグ24の膨張を大腿外側エアバッグ22の膨張と同じ時間をかけて行うように制御する。また、下腿内側エアバッグ24が大腿外側エアバッグ22の収縮が開始する時までは膨張しているように制御する。
具体的には、下腿内側エアバッグ24の膨張を大腿外側エアバッグ22の膨張よりも1秒早く開始し、下腿内側エアバッグ24へのエア供給を、大腿外側エアバッグ22へのエア供給と同じ4秒間行う。
このように下腿内側エアバッグ24には大腿外側エアバッグ22に対して行ったのと同じ時間のエア供給がなされるので、下腿内側エアバッグ24の膨張は大腿外側エアバッグ22と同程度の大きな膨張となり、この膨張により、図3に示したように、下腿Xaの内側部を支えるとともに、強くマッサージを行う。下腿内側エアバッグ24の膨張は大腿外側エアバッグ22の膨張よりも先に完了するので、下腿Xaの内側の支持は、大腿外側エアバッグ22の膨張完了前に確実にできる。このため、下腿Xaの内側部がオットマン16の中間部の壁部18の上端角部に押し付けられることを確実に防止する。
大腿外側エアバッグ22と下腿内側エアバッグ24の膨張完了後は、電磁弁35a,35cを閉じて膨張状態を所定時間維持し、その後、開放して大腿外側エアバッグ22と下腿内側エアバッグ24を同時に収縮させる。
以上のように、座部13の左右両側部の大腿外側エアバッグ22が膨張収縮して大腿Xbの外側部をマッサージするときに、下腿内側エアバッグ24を大腿外側エアバッグ22に先立って、同時に、または若干遅らせて膨張させ、下腿内側エアバッグ24で下腿Xaの内側部を支える。また下腿内側エアバッグ24は、下腿Xaを支えて緩衝機能を果たすほか、膨張の度合いを高めれば、積極的なマッサージもできる。
下腿内側エアバッグ24は、大腿外側エアバッグ22が膨張して大腿を内側に押圧して下腿Xaを内側に移動させる時点で、下腿Xaを支持できる程度に膨張すればよく、その膨張の度合いは、いわゆる「弱」程度のものであっても、強くマッサージを行う「強」程度であってもよい。いずれにしても、下腿Xaの内側部は下腿内側エアバッグ24で支えられるので、下腿Xaの内側部がオットマン16に押し付けられて痛みを感じるような事態の発生を回避できる。
つまり、不要な痛みを感じさせることがなく、リラックス感覚を阻害する要因を排除でき、この結果、備えらたれ各部のマッサージ機構と動作パターンにより効果的なマッサージを実現できる。
しかも、痛み回避のために膨張させる下腿内側エアバッグ24には、マッサージ用の既存のエアバッグを利用できるので、痛み回避のためだけに別途に新たな装置を設ける必要はなく、主に制御で実現できる。このためコストを抑えることが可能である。
大腿外側エアバッグ22と下腿内側エアバッグ24にはそれぞれ別の電磁弁35a,35cを接続して、制御部36による駆動制御が行われるように構成しているので、制御の設定は容易で、多様な態様のマッサージを実現できる。
さらに、大腿外側エアバッグ22を、人体の位置規制のためだけではなく、真のマッサージに利用できるので、従来にはない態様のマッサージも可能となり、効果的マッサージの創出にも貢献する。
この発明の構成と前記一形態の構成との対応において、
この発明のマッサージ機は、前記椅子型マッサージ機に対応し、
以下、同様に、
大腿外側エアバッグは、前記大腿外側右エアバッグ22aと大腿外側左エアバッグ22bに対応し、
下腿内側エアバッグは、前記右下腿内側エアバッグ24aと左下腿内側エアバッグ24bに対応するも、
この発明は前記の構成のみに限定されるものではなく、その他の構成を採用することができる。
例えば、マッサージ機は、椅子型ではなく、人体が寝た状態で使用されるマット型のものであってもよい。
また、前記の例では複数の電磁弁を備えたが、少なくとも大腿外側エアバッグ22と下腿内側エアバッグ24を別々に駆動できるように2個の電磁弁を備えるように構成することもできる。電磁弁を複数備えて別々に駆動するようにするほか、例えば別に駆動したいエアバッグごとにエアポンプを備えるようにしてもよい。
オットマン16については、下腿収容部16aのほか、足収容部16bも備えたものを示したが、下腿収容部のみを有するものであってもよい。
また、本実施形態では、右下腿内側エアバッグ24aおよび左下腿内側エアバッグ24bを、それぞれ、壁部18の上端近傍から下端近傍に延びるように配置した例を示したが、右下腿内側エアバッグ24aおよび左下腿内側エアバッグ24bは、それぞれ、少なくとも壁部18の上端近傍の領域内に配置されていればよい。この場合、上端近傍の領域内に配置された下腿内側エアバッグの下方に、上端近傍の領域内に配置された下腿内側エアバッグとは別個の下腿内側エアバッグを設け、下腿内側エアバッグを上下に並設するようにしてもよい。
11…椅子型マッサージ機
13…座部
16…オットマン
16a…下腿収容部
22…大腿外側エアバッグ
22a…大腿外側右エアバッグ
22b…大腿外側左エアバッグ
24…下腿内側エアバッグ
24a…右下腿内側エアバッグ
24b…左下腿内側エアバッグ
35…電磁弁
36…制御部
Xa…下腿
Xb…大腿

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  1. 人体の大腿を支持する座部と、人体の左右の下腿をそれぞれ収容する下腿収容部を有したオットマンを備えたマッサージ機であって、
    前記座部の左右両外側部に、膨張収縮して人体の大腿の外側部をマッサージする大腿外側エアバッグを有するとともに、
    前記オットマンの下腿収容部に、膨張収縮して人体の下腿の内側部をマッサージする下腿内側エアバッグを少なくとも有し、
    前記大腿外側エアバッグからのエア開放が開始してから所定時間が経過する時までは前記下腿内側エアバッグからエアを開放しないように制御する
    マッサージ機。
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