JP2006006578A - マッサージユニット及び該マッサージユニットを具えたマッサージ機 - Google Patents

マッサージユニット及び該マッサージユニットを具えたマッサージ機 Download PDF

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Abstract

【課題】 足裏等の被施療部位にソフトな指圧を施すことができるマッサージユニットを提供することである。
【解決手段】 被施療者の足先を載置する一対の凹部15を有する足先用マッサージユニット8で、凹部15の底面に、足先の前後方向に沿って、足指の付け根用エアバック20、土踏まず用エアバック21、かかと用エアバック22を設置する。これら3個のエアバック20乃至22を同時に膨張して足裏を持ち上げた後、足指の付け根用エアバック20とかかと用エアバック22を収縮して足裏をその自重で徐々に下げ、土踏まず用エアバック21に設けた指圧突起35が土踏まずを徐々に押圧するようにする。その結果、ソフトな指圧を被施療部位である土踏まずに施すことができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、空気の供給、排気により膨張収縮するエアバックにより、被施療部位にマッサージを施すマッサージユニット及び該マッサージユニットを具えたマッサージ機に関するものである。
被施療者の被施療部位を受ける施療部位受部の底面に、空気の供給、排気により膨張収縮して被施療部位にマッサージを施すエアバックを配備したマッサージ機として、下記特許文献1に記載のマッサージ機が知られている。
この特許文献1に記載されたマッサージ機は、椅子のシート部前方に、被施療者の脚部(ふくらはぎ部分)を載置するレッグレストを配備すると共に、レッグレストの先端に、被施療者の足先を受ける足先用マッサージユニットを配備し、足先用マッサージユニットの施療部位受部である凹状受部の底面に、複数のエアバックを配備し、これらのエアバックを適宜膨張させることにより、膨張させたエアバックの上面に取りつけた指圧突起により足裏に指圧マッサージを施すようになっている。
特開2004−129896号公報
しかしながら、この特許文献に記載のマッサージ機は、エアバックの上面に取りつけた指圧突起を、エアバックを膨張させることにより足裏に押しつけて指圧するものであり、このときの指圧のスピードは、エアバックの膨張のスピードによって決まり、一般的にエアバックから空気を排気して収縮させるよりも膨張させる方が応答が速く、よって足裏に指圧突起が素速く押圧して、結果として強い指圧ができるが、足裏をソフトに指圧することはできなかった。
本発明の目的は、足裏等の被施療部位をエアバックによりソフトに指圧することができるマッサージユニットを提供することである。また足裏をエアバックによりソフトに指圧することができるマッサージ機を提供することである。
上記課題を解決するために請求項1に記載のマッサージユニットは、被施療部位を受ける施療部位受部の底面に、空気の供給、排気により膨張収縮して被施療部位にマッサージを施す複数のエアバックを配備し、これら複数のエアバックの動作を制御する制御手段を具えたものにおいて、制御手段は、前記複数のエアバックを膨張させて被施療部位を持ち上げた後、一部のエアバックの空気を排気して、残りのエアバックにより被施療部位に指圧マッサージを施すようにしたものである。
また請求項2に記載のマッサージユニットは、請求項1において、前記残りのエアバックには、被施療部位に指圧を施す指圧突起を取り付けたものである。
また請求項3に記載のマッサージユニットは、請求項1や請求項2において、前記複数のエアバックは、一対のシートの外周を溶着して形成したものである。
上記課題を解決するために請求項4に記載のマッサージ機は、椅子のシート部前方に、被施療者の脚部を載置するレッグレストを配備すると共に、レッグレストの先端に、被施療者の足先を受ける請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のマッサージユニットを配備したものである。
また請求項5に記載のマッサージ機は、請求項4において、足先を受けるマッサージユニットの施療部位受部の底面に、足の前後方向に沿って、足指の付け根用、土踏まず用、かかと用の3個のエアバックを配備したものである。
また請求項6に記載のマッサージ機は、請求項5において、前記土踏まず用のエアバックに指圧突起を取り付けると共に、前記制御手段は、3個のエアバックを膨張させた後、足指の付け根用のエアバックとかかと用のエアバックを同時に収縮させ、土踏まず用のエアバックに取りつけた指圧突起で指圧を施すようにしたものである。
また請求項7に記載のマッサージ機は、請求項5や請求項6において、足指の付け根用のエアバックは、前記施療部位受部の底面上に設置すると共に、土踏まず用のエアバックは、前記施療部位受部の底面の下方に配備して、施療部位受部の底面に設けた開口より土踏まず用エアバックに取り付けた指圧突起が出没するようにしたものである。
請求項1の発明のマッサージユニットによれば、制御手段により、複数のエアバックを膨張させて被施療部位全体を持ち上げた後、一部のエアバックの空気を排気する。このエアバックの排気は、通常エアバックを大気中に開放して行うので、ゆっくりと排気されていき、排気されるにつれて、排気されない残りのエアバックによる被施療部位に対する押圧力が次第に強くなる。その結果、排気されないエアバックにより、被施療部位をじわじわと押していくソフトな指圧マッサージが可能となる。
請求項2の発明によれば、上記排気されない残りのエアバックに、指圧突起を取り付けたので、被施療部位に対して、この指圧突起により、ソフトで且つより効果的に指圧マッサージを施すことができる。
請求項3の発明によれば、複数のエアバックを、一対のシートの外周を溶着して形成する。エアバックはこのような作り方で形成する他に、ブロー成形により形成する方法もあるが、一対のシートの外周を溶着して形成すれば、ブロー成形により形成したもの比べて、空気を供給して膨張させる際の反応を早めることができる。従って、複数のエアバックを膨張させて被施療部位を持ち上げる際は素速く持ち上げ、一方で排気はじわじわと排気して、ソフトな指圧が可能となり、時間を有効に使うことができるものである。
請求項4の発明のマッサージ機によれば、椅子のシート部前方のレッグレストの先端に、被施療者の足先を受ける請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のマッサージユニットを配備したので、椅子に座った状態で、足裏に対してエアバックによりソフトな指圧マッサージを施すことができる。
請求項5の発明によれば、足先の前後方向に沿って、足指の付け根用、土踏まず用、かかと用の3個のエアバックを配備したので、これら3箇所に対するソフトな指圧マッサージが可能となる。
請求項6の発明によれば、足指の付け根用と、かかと用と、土踏まず用の3個のエアバックを膨張させて足裏全体を持ち上げた後、足指の付け根用とかかと用のエアバックを同時に収縮させているので、収縮しない土踏まず用のエアバックに取りつけた指圧突起により、土踏まずに対しソフトな指圧マッサージを施すことができる。
請求項7の発明によれば、足指の付け根用のエアバックは、施療部位受部の底面上に設置しているので、このエアバックの膨張により足指付け根部分(足の先端部)を効果的に持ち上げて、その結果ふくらはぎ部分をストレッチすることができると共に、土踏まず用のエアバックは、施療部位受部の底面の下方に配備して、施療部位受部の底面に設けた開口より土踏まず用エアバックに取り付けた指圧突起が出没するようにしたので、土踏まず用エアバックの収縮時における指圧突起が足裏に与える影響を少なくして、土踏まずを指圧するとき以外は、この指圧突起によって足裏に痛みを感じることのないようにできる。
以下、本発明のマッサージユニットを該マッサージユニットを搭載した椅子型マッサージ機に基づいて説明する。図1に示すように、椅子型マッサージ機10のシート部1の前方には、脚部用マッサージユニットを兼ねたレッグレスト7が配置され、レッグレスト7の先端には、フットレストを兼ねた本発明の足先用マッサージユニット8が配置される。椅子の背凭れ部2に配備したマッサージユニットは、公知のものを用いることができる。例えば、図1に示すように、マッサージユニット4は、左右一対の施療指3、3を有し、背凭れ部2に沿って上下に昇降可能であり、施療指3、3を互いに接近離間して被施療者に揉みマッサージを施したり、上下に揺動して叩きマッサージを施すことができる。背凭れ部2は、図示しない布カバーで覆われている。
脚部用マッサージユニットを兼ねたレッグレスト7は、シート部1の前方に、連結フレーム9を介して、回動自在且つ任意の角度で位置決め可能に連結されている。
レッグレスト7は、樹脂等から構成されたユニット筺体5に被施療者の脚部(ふくらはぎ部)を挿入する一対の樋状の凹部6、6を形成し、各凹部6、6の各々の相対向する側壁面に、側面エアバック11、11を配備して形成される。
側面エアバック11は、ポリエチレン等からブロー成形により構成することができる。側面エアバック11は、凹部6の側壁面に完全に接着等を施すと、膨張、収縮の際に側面エアバック11の接着部分に応力が生じてしまうので、一部分だけが凹部6の側壁面取り付けられている。
側面エアバック11は、配管用のチューブ(図示せず)と電磁バルブ12を介してエアポンプ13(図6参照)に接続される。電磁バルブ12は、エアポンプ13と側面エアバック11を連通するか、この連通を遮断して側面エアバック11を大気中と連通するかを切り替える。側面エアバック11は、エアポンプ13と連通させることにより、エアポンプ13から空気の供給を受けて膨張し、大気中と連通させることによりエアバック11内の空気は排気されて収縮する。この膨張収縮を繰り返すことにより、凹部6、6内に保持された被施療者のふくらはぎを側面から押圧したり押圧を解放したりしてマッサージを施すものである。
レッグレスト7に具えられた上記4個の側面エアバック11は1個の電磁バルブ12でもって一体的に動作するようになっている。
上記レッグレスト7は、布カバー(図示せず)で表面を覆われており、この布カバーで覆うことにより、側面エアバック11は、凹部6の側壁面に接着等しなくても、凹部6内へ倒れることはなく、側壁面に沿って保持することも可能である。
次に本発明の足先用のマッサージユニット8について説明する。
上記レッグレスト7の先端には、図1に示すように、足先用マッサージユニット8が回動自在に連結されている。足先用マッサージユニット8は、図示しないリンク機構により、レッグレスト7の回動にかかわらず常にほぼ水平状態(図1の状態)を維持できるようにレッグレスト7に連結されており、レッグレスト7をシート部1とほぼ同じ高さまで上方へ回動させても、足先用マッサージユニット8は水平状態を保つ。従って、レッグレスト7をシート部1とほぼ同じ高さまで回動したとき、被施療者がマッサージ機10に腰掛けたた状態で、足を前方に伸ばすことができる。
足先用マッサージユニット8は、図1に示すように、樹脂製のユニット筺体14に被施療者の足先(踝よりも下の部分)を挿入する一対の樋状の凹部15、15を形成し、各凹部15、15の各々の相対向する側壁面に、側面エアバック16乃至19が配備され、さらに各凹部15、15の底面に、3個の底面エアバック20、21、22を配備して形成される。
側面エアバック16乃至19は、ポリエチレン等からブロー成形により構成することができる。側面エアバック16乃至19は、凹部15の側壁面に完全に接着等を施すと、膨張、収縮の際に側面エアバック16乃至19の接着部分に応力が生じてしまうので、一部分だけが凹部15の側壁面に取り付けられている。
4個の側面エアバック16乃至19は、夫々配管用のチューブ(図示せず)と電磁バルブ23乃至26を介してエアポンプ13に接続される(図6参照)。電磁バルブ23乃至26は、エアポンプ13と各側面エアバック16乃至19を連通するか、この連通を遮断してエアバック16乃至19を大気中と連通するかを切り替える。各側面エアバック16乃至19は、エアポンプ13と連通させることにより、エアポンプから空気の供給を受けて膨張し、大気中と連通させることによりエアバック16乃至19内の空気が排気されて収縮される。この膨張収縮を繰り返すことにより、凹部15、15内に保持された被施療者の足先を側面から押圧したり押圧を解放したりしてマッサージを施すものである。
足先用マッサージユニット8の各凹部15の底面には、図2及び図3に示すように、開口30が形成されている。ユニット筺体14は、その裏側に固定したユニット筺体14の周囲を形どる金属製のパイプ枠31によって補強され、このパイプ枠31が図示しないリンク機構によってレッグレスト7に連結されている。ユニット筺体14の裏側には、ベース板32が固定されている。このベース板32は、ユニット筺体14と共に前記パイプ枠31にネジ33にて固定されている。
足先マッサージユニット8の各凹部15の底面には、足先の前後方向に(つま先からかかと沿った方向)3個のエアバック20、21、22が配設されている。最も前側(つま先側)のエアバック20は、足指の付け根用のエアバックで、凹部15の底面上に設置されている。最も後側(かかと側)のエアバック22は、かかと用のエアバックで、凹部15の底面上に設置されている。中央のエアバック21は、土踏まず用のエアバックで、凹部15の底面と前記ベース板32との間に設置されている。
これら3個のエアバック20乃至22は、ナイロン製の布地にウレタンをラミネートした上下一対のシートの外周を溶着して、袋状にしたものである。3個のエアバックの内、足指の付け根用エアバック20と、土踏まず用エアバック21の上面には、夫々指圧突起34、35が取り付けられている。これら指圧突起34、35は、エアバックの上側のシートの上面に設けた穴に、指圧突起34、35の下端フランジ部を嵌め込んで溶着して取り付けられている。土踏まず用エアバック21に設けた指圧突起35は、足指の付け根用エアバック20に設けた指圧突起34よりも高くなっていて、凹部底面に設けた前記開口30より、エアバック21の膨張収縮に応じて出没するようになっている。また土踏まず用エアバック21に設けた指圧突起35は、図4、図5に示すように、凹部15に挿入した足裏の土踏まずに対応するように、凹部15の底面の左右方向における中央よりも内側に寄った位置に設けられている。
これら3個のエアバック20乃至22は、夫々配管用のチューブ(図示せず)と電磁バルブ27乃至29を介してエアポンプ13に接続される(図6参照)。各電磁バルブ27乃至29は、エアポンプ13と各エアバック20乃至22を連通するか、この連通を遮断してエアバック20乃至22を大気中と連通するかを切り替える。各エアバック20乃至22は、エアポンプ13と連通されることにより、エアポンプ13から空気が供給されて膨張し、大気中と連通されることによりエアバック20乃至22内の空気が排気されて収縮される。
土踏まず用エアバック21が収縮した状態では、指圧突起35は前記開口30から僅かに突出する程度で、被施療者が足裏で踏んでも、足裏に強く指圧突起35が当たって、痛みを感じることのないようにしている。
上記足先用マッサージユニット8も、布カバー(図示せず)で覆われており、布カバーで表面を覆うことにより、側面エアバック16乃至19を凹部15の側壁面に接着等しなくても、凹部15内へ倒れることはなく、側壁面に沿って保持することも可能である。
図6は上記エアポンプ13と各エアバック11、及び16乃至22の接続と制御手段50との関係を示す図である。各エアバック11、及び16乃至22への空気の供給を制御する電磁バルブ12、及び23乃至29は、制御手段50からの信号により開閉され、開成時に対応するエアバックへ空気を供給し、閉成時に対応するエアバックを大気中と連通する。制御手段50はマイコンより構成されるもので、マッサージ機10の適所に配備される。制御手段50は、電磁バルブへの開閉信号の他、エアポンプ13の駆動停止の信号も送り、また背凭れ部2のマッサージユニット4への制御信号も送る。
被施療者が椅子型マッサージ機10に腰掛け、脚部(ふくらはぎ部)をレッグレスト7の凹部6、6に挿入し、足先を足先用マッサージユニット8の凹部15、15に夫々挿入した状態で、電磁バルブ12や電磁バルブ23乃至26を開いてエアポンプ13を駆動して、レッグレスト7の4個の側面エアバック11や、足先用マッサージユニット8の側面エアバック16乃至19を膨張させると、被施療者の脚部や足先が側面から押圧され、電磁バルブ12や電磁バルブ23乃至26を閉じて各側面エアバックを収縮することによりこの押圧が解除され、このような膨張収縮を繰り返すことにより、脚部や足先を側面からマッサージすることができる。
また足先用マッサージユニット8の凹部底面に配設した3個のエアバック20乃至22は、個別に電磁バルブ27乃至29を開閉することにより、膨張収縮を繰り返して、これらのエアバック20乃至22で足裏を押圧することができる。足指の付け根用エアバック20が膨張した場合は、指圧突起34にて足指の付け根近辺を指圧マッサージでき、土踏まず用エアバック21が膨張した場合は、指圧突起35にて土踏まず近辺を指圧マッサージでき、かかと用エアバック22が膨張した場合は、かかと近辺を押圧して指圧マッサージできる。
ここで足指の付け根用エアバック20のみを膨張させる場合、足先の先端が持ち上げられることによって、ふくらはぎのストレッチ効果も得ることができ、特にレッグレスト7の側面エアバック11を膨張させて脚部を側面エアバック11によって挟み込んで持ち上がらないように固定している場合は、この効果がより発揮できる。また、足指の付け根用エアバック20が凹部15の底面の下でなく底面上に設置してあるので、足指の付け根用エアバック20の少しの膨張によって足先を効率よく持ち上げることができる。言い換えれば指圧突起34の高さも低くすることができ、エアバックの収縮時に足裏で指圧突起34を踏んでも痛くない程度の高さにすることができる。
上述した各エアバック20乃至22による足裏の指圧マッサージは、エアバック20乃至22が上下一対のシートの外周を溶着して形成されているので、ブロー成形により形成したもの比べて、空気を供給して膨張させる際の反応が速くなり、素速く膨張するので、強い指圧マッサージが得られる。
本発明では、ソフトな指圧マッサージを施せるようにしたもので、次に本発明の特徴とするソフトな指圧マッサージについて説明する。
3個のエアバック20乃至22に対応する電磁バルブ27乃至29を同時に開成して、各エアバック20乃至22を同時に膨張させる。これらのエアバックの膨張は約2秒間で完了し、この膨張によって足裏は図2の如く持ち上げられる。膨張完了後も約2秒間は各電磁バルブ27乃至29は開成した状態を保ち、その後、土踏まず用エアバック21に対応する電磁バルブ28は引き続き開成したままで、足指の付け根用エアバック20に対応する電磁バルブ27と、かかと用エアバック22に対応する電磁バルブ29を閉成する。その結果、これらのエアバック20及び22が大気中と連通してゆっくりと収縮し始める。
収縮が進むにつれ持ち上げられていた足裏が自重で下がってゆき、その結果土踏まず用エアバック21の指圧突起35が次第に強く土踏まずに当たるようになる。エアバック20、22の収縮は完了するまでは約4秒間かかり、この間、指圧突起35の土踏まずに与える力は徐々に強くなる。即ち、結果として、じわじわと押されるような感じのソフトな指圧が土踏まずに与えられる(図3参照)。なお、図2や図3では、脚部や足先を一点鎖線で示している。
その後、2個の電磁バルブ27及び29を再び開成してエアバック20及び22を膨張させて足裏を持ち上げ、上記の動作を繰り返す。即ち、電磁バルブ28は開成したままで、電磁バルブ27と29の開成、閉成を4秒毎に繰り返し、ソフトな指圧を土踏まずに与える。
ここで、電磁バルブ27乃び29の開成時間を4秒間にしているが、エアバック20及び22の膨張は2秒足らずで完了するので、電磁バルブ27及び29の開成時間を2秒間にしてもよい。このようにすれば、時間を有効に利用できる。エアバック20乃至22は、空気を供給して膨張させる際の反応を早めるために、上下一対のシートの外周を溶着して形成したタイプのものを用いており、このエアバックの特性を活用するためにも、電磁バルブ20及び22の開成時間を短くして、時間を有効活用するのが好ましい。
また、電磁バルブ27と29の閉成時間を4秒間にして、足指の付け根用エアバック20とかかと用エアバック22をほぼ完全に収縮させるようにしているが、電磁バルブ27と29の閉成時間を短くして、足指の付け根用エアバック20とかかと用エアバック22が途中までしか収縮しないようにすれば、土踏まず用エアバック21の指圧突起35が土踏まずに与える力を弱くすることができる。
また以上の説明では、土踏まず用エアバック21の指圧突起35によってソフトな指圧を得るようにしたが、足指の付け根用エアバック20の指圧突起34よって、ソフトな指圧を得ることも同様にできる。この場合、足指の付け根用エアバック20に対応する電磁バルブ27は開成したままで、土踏まず用エアバック21とかかと用エアバック22に対応する電磁バルブ28と29の開成、閉成を繰り返せばよい。
本発明のソフトな指圧は、別の見方をすれば、被施療部位の自重を利用して行うものであるので、足裏以外に例えば腕等にでも腕等を収納する凹部の底面に同様の複数のエアバックを設けて、ソフトな指圧を施すことができる。
レッグレスト7について言えば、レッグレスト7をシート部1とほぼ同じ高さになるように回動すれば、その凹部6の底面でふくらはぎを支えることになるので、レッグレスト7の凹部6の底面にも同様の動作をする複数のエアバックを設けることにより、レッグレスト7をシート部1とほぼ同じ高さになるように回動した状態で、ふくらはぎの裏側に、ソフトな指圧マッサージを施すこともできる。
本発明のソフトな指圧マッサージは、所定のマッサージ動作があらかじめプログラムによって定めらている自動コース付きマッサージ機において、自動コースの最終部分にこのソフトな指圧マッサージを組み込むようにすれば、施療者へのリラックス効果を増加することができる。
次に脚部の側面(ふくらはぎから足首部にかけての側面)のストレッチを行うマッサージについて図4や図5に基づいて説明をする。ここで便宜上左右の脚部の一方の脚部(この場合は右側の脚部)について説明するが、他方の脚部についても同様である。なお、図4や図5では脚部や足先を一点鎖線で示している。
レッグレスト7の樋状の凹部6の両側面にある側面エアバック11、11を、電磁バルブ12を開成することにより膨張させて、図4や図5のように被施療者の脚部を両エアバック11により挟持してホールドする。この状態で、足先用マッサージユニット8の凹部15の両側面にある側面エアバック16と17(18と19)を交互に膨張収縮させる。
図4の場合、凹部15の外側側壁面に設けた側面エアバック16を電磁バルブ23を開成して膨張させ、内側側壁面に設けた側面エアバック17は電磁バルブ24を閉じて大気中と連通して収縮させる。この結果、足先部がエアバック16により図の矢印Aのように内側に押しやられる。ふくらはぎ部分が上述の如くエアバック11によりホールドされているので、足先部のこの動きによって、脚部の外側の側面S1の筋にストレッチが与えられる。
図5の場合、凹部15の内側側壁面に設けた側面エアバック17を電磁バルブ24を開成して膨張させ、外側側壁面に設けた側面エアバック16は電磁バルブ23を閉じて大気中と連通して収縮させる。この結果、足先部がエアバック17により図の矢印Bのように外側に押しやられる。ふくらはぎ部分が上述の如くエアバック11によりホールドされているので、足先部のこの動きによって、脚部の内側の側面S2の筋にストレッチが与えられる。
図4と図5の状態を繰り返すことにより、脚部の内側面と外側面に交互にストレッチを与えることができる。
電磁バルブ23と24(25と26)のタイムチャートとして、両電磁バルブ23、24が閉成した状態(エアバック16、17が収縮した状態)から、電磁バルブ23のみを2秒間開成してエアバック16を膨張させ(脚部の外側面S1のストレッチ状態(図4))、次に電磁バルブ24も2秒間開成してエアバック17も膨張させ(足先部の両側面の押圧状態)、次に電磁バルブ23を2秒間閉成してエアバック16を収縮させ(脚部の内側面S2のストレッチ状態(図5))、次に電磁バルブ23を2秒間開成してエアバック16膨張させ(足先部の両側面の押圧状態)、次に電磁バルブ24を2秒間閉成してエアバック17を収縮し(脚部の外側面S1のストレッチ状態(図4))というサイクルを例示できる。
足先用マッサージユニット8の一対の凹部15、15の側面には、夫々独立して膨張収縮をするエアバック16乃至19を設けているので、各エアバックの膨張収縮の組み合わせによって、例えば、左右の脚部の共に内側面(外側面)に同時にストレッチを施したり、一方の脚部の内側面(外側面)にストレッチを施すときは他方の脚部の外側面(内側面)にストレッチを施すようにすることもできる。
以上の説明では、レッグレスト7に収納した脚部を挟持してホールドする手段として、凹部6の両側面に設けた側面エアバック11を用いているが、側面エアバック11は凹部6の両側面でなく一方の側面にだけ設けて、他方の側面には発砲樹脂等の弾性体を設け、一方の側面に設けた側面エアバックの膨張により脚部を弾性体の方へ押し込むようにして、この側面エアバックと弾性体で脚部をホールドするようにしてもよい。
また側面エアバックを用いずに凹部6の両側面に沿う挟持板を設け、この挟持板をモータ等によって左右方向に移動させて脚部を挟持してホールドすることもできる。
また足先部を凹部15の一方の側壁面に向かって移動させる手段として、側面エアバック16乃至19を用いたが、凹部15の両側壁面に沿う移動板を設け、この移動板をモータ等によって左右方向に移動させて、足先部を一方の側壁面に向かって移動させるようにすることもできる。
上記実施例の説明は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、あるいは範囲を縮減するよう解釈すべきではない。また本発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
例えば、上記実施例では、足指の付け根用エアバック20に指圧突起34を設けたが、土踏まずに対するソフトな指圧を重点的に行いたいのであれば、この指圧突起34はなくてもよい。
また足裏を持ち上げるのに、3個のエアバック20乃至22を同時に膨張させたが、必ずしも同時に膨張させなくともよい。ソフトな指圧を開始するまで(エアバック20及び22の収縮を開始させるまで)に足裏が持ち上がるように膨張すればよい。
本発明のマッサージユニットを搭載した椅子型のマッサージ機の斜視図である。 同マッサージユニットの足の前後方向に沿った縦断面図で、側面エアバックを省略して被施療部である足裏を持ち上げた状態を示す。 同マッサージユニットの足の前後方向に沿った縦断面図で、側面エアバックを省略して被施療部である足裏を下げてソフトな指圧を施している状態を示す。 同マッサージ機のレッグレストと足先用のマッサージユニットの模式的な正面図で、脚部の外側面に対するストレッチを施している状態を示す。 同マッサージ機のレッグレストと足先用のマッサージユニットの模式的な正面図で、脚部の内側面に対するストレッチを施している状態を示す。 制御手段の電気的な接続と、エアポンプとエアバックの接続を示す説明図である。
符号の説明
15 凹部(施療部位受部)
20 足指の付け根用エアバック
21 土踏まず用エアバック
22 かかと用エアバック
50 制御手段
13 エアポンプ
27 電磁バルブ
28 電磁バルブ
29 電磁バルブ
8 足先用マッサージユニット
35 指圧突起
1 シート部
7 レッグレスト
30 開口

Claims (7)

  1. 被施療部位を受ける施療部位受部の底面に、空気の供給、排気により膨張収縮して被施療部位にマッサージを施す複数のエアバックを配備し、該複数のエアバックの動作を制御する制御手段を具えたものにおいて、前記制御手段は、前記複数のエアバックを膨張させて被施療部位を持ち上げた後、一部のエアバックの空気を排気して、残りのエアバックにより被施療部位に指圧マッサージを施すようにしたことを特徴とするマッサージユニット。
  2. 前記残りのエアバックには、被施療部位に指圧を施す指圧突起が取り付けられている請求項1に記載のマッサージユニット。
  3. 前記複数のエアバックは、一対のシートの外周を溶着して形成してなる請求項1又は請求項2に記載のマッサージユニット。
  4. 椅子のシート部前方に、被施療者の脚部を載置するレッグレストを配備すると共に、レッグレストの先端に、被施療者の足先を受ける請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の前記マッサージユニットを配備してなるマッサージ機。
  5. 前記足先を受けるマッサージユニットの施療部位受部の底面に、足の前後方向に沿って、足指の付け根用、土踏まず用、かかと用の3個のエアバックを配備してなる請求項4に記載のマッサージ機。
  6. 前記土踏まず用のエアバックに指圧突起を取り付けると共に、前記制御手段は、前記3個のエアバックを膨張させた後、足指の付け根用のエアバックとかかと用のエアバックを同時に収縮させ、土踏まず用のエアバックに取りつけた指圧突起で指圧を施すようにした請求項5に記載のマッサージ機。
  7. 前記足指の付け根用のエアバックは、前記施療部位受部の底面上に設置すると共に、前記土踏まず用のエアバックは、前記施療部位受部の底面の下方に配備して、施療部位受部の底面に設けた開口より土踏まず用エアバックに取り付けた指圧突起が出没するようにした請求項5又は請求項6に記載のマッサージ機。
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