JP6765251B2 - 産業用ロボット - Google Patents

産業用ロボット Download PDF

Info

Publication number
JP6765251B2
JP6765251B2 JP2016150203A JP2016150203A JP6765251B2 JP 6765251 B2 JP6765251 B2 JP 6765251B2 JP 2016150203 A JP2016150203 A JP 2016150203A JP 2016150203 A JP2016150203 A JP 2016150203A JP 6765251 B2 JP6765251 B2 JP 6765251B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arm
base
link mechanism
shaft
rotation axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016150203A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018015873A (ja
Inventor
南 佳孝
佳孝 南
松尾 英樹
英樹 松尾
耕太 星島
耕太 星島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihen Corp
Original Assignee
Daihen Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daihen Corp filed Critical Daihen Corp
Priority to JP2016150203A priority Critical patent/JP6765251B2/ja
Publication of JP2018015873A publication Critical patent/JP2018015873A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6765251B2 publication Critical patent/JP6765251B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Manipulator (AREA)

Description

本発明は、基台と、該基台に回動自在に枢着されたリンク機構と、該リンク機構に回動自在に枢着されたアームと、を少なくとも備えた産業用ロボットに関する。
従来から、部材の溶接・搬送等に、多関節を有した産業用ロボットが利用されている。産業用ロボットは、基台に枢着されたリンク機構を備えており、そのリンク機構には、ロボットの腕部に相当するアームが、回動自在に枢着されている。
このような産業用ロボットとして、例えば特許文献1には、設置面に設置された基台と、基台にリンク機構を枢着された産業用ロボットが提案されている。このリンク機構は、基台に一端が回動自在に枢着され第1下腕および第2下腕と、第1下腕および第2下腕の他端に回動自在に枢着された上部基台とを備えている。この産業用ロボットは、リンク機構の上部基台に回動自在に枢着された上腕部をさらに備えている。
特開平3−202288号公報
しかしながら、特許文献1に係る産業用ロボットのリンク機構では、第1下腕の軸線上の両側に形成された一対の受け部(貫通孔)に、上部基台のシャフトが回動自在に挿通され、リンク機構の上部基台に、上腕部(アーム)が枢着されている。これにより、構造上、可動範囲の大きい上腕部(アーム)がリンク機構を構成する上部基台に近接するため、これらの接触を回避すべく、上腕部(アーム)の可動範囲が制限されることがある。
本発明は、このような点を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、リンク機構に回動自在に枢着されたアームの可動範囲を広げることができる産業用ロボットを提案することにある。
発明者らは、鋭意検討を重ねた結果、基台に枢着されたリンク機構の支持アーム(後述する第1アーム)に対して、支持アームの先端側において、2つのアーム(後述する第3および第4アーム)が枢動する点に着眼した。そして、支持アーム(後述する第1アーム)を挟み込むようなに2つのアームを取り付ければ、リンク機構枢着されたアーム(後述する第4アーム)の可動範囲を広げることができるとの新たな知見を得た。
本発明は、発明者らの新たな知見によるものであり、本発明に係る産業用ロボットは、設置面に設置された基台と、前記基台に一端が回動自在に枢着された第1アームおよび第2アームと、前記第1アームおよび前記第2アームの他端に回動自在に枢着された第3アームと、を有するリンク機構と、前記第1アーム側において、前記リンク機構に対して回動自在に枢着された第4アームと、を備えており、前記第1アームの他端において、前記第1アームの一方側に前記第3アームが配置され、前記第1アームの他方側に前記第4アームが配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、第1アームを挟んだ位置に、第3アームと第4アームが配置されることになるので、リンク機構の可動とともに第4アームがリンク機構に対して枢動しても、第3アームと第4アームとが機械的に干渉し難く、第4アームの可動範囲を広げることができる。これにより、リンク機構に対する第4アームの枢動が起因として、リンク機構の可動範囲が制限され難くなる。
ここで、第1アームの一方側に第3アームが配置され、第1アームの他方側に第4アームが配置されていれば、第1アームと第3アームとが回動する回転軸と、第3アームと第4アームとが回動する回転軸との位置関係は、特に限定されるものではない。しかしながら、より好ましい態様としては、前記第1アームと前記第3アームが回動する回転軸と、前記第3アームと前記第4アームとが回動する回転軸とは、同じ回転軸である。
この態様によれば、第1アームと第3アームとが相対的に回動する回転軸と、第3アームと第4アームとが相対的に回動する回転軸とを、一致させることにより、これらアーム同士の相対的な回動を安定させることができる。さらに、共通した1つの回転軸でこれらアームを回転させるので、これらアーム同士の機械的干渉を抑える構造を採用することができる。これにより、リンク機構に対する第4アームの枢動が起因して、リンク機構の可動範囲が制限され難くなる。
さらに好ましい態様としては、前記基台は、設置面に対して固定された固定台と、前記リンク機構を枢着するとともに、該固定台に対して旋回軸の周りに旋回する旋回台と、を備えており、前記第4アームは、アーム本体と、該アーム本体の軸心を回動軸として、該回動軸の周りに、前記アーム本体を回動自在に連接するとともに、前記第3アームに回動自在に枢着された連接部と、を備えており、前記旋回軸と、前記回動軸とは、同一平面上に配置されている。
この態様によれば、旋回台が旋回する旋回軸と、アーム本体の回動軸とを、同一平面上に配置することにより、旋回台の旋回動作に拘わらず、第4アームのアーム本体を回動軸の周りに安定して動作させることができる。
本発明によれば、リンク機構に回動自在に枢着されたアームの可動範囲を広げることができる。
本発明の実施形態に係る産業用ロボットを一方側から視た側面図である。 図1に示す産業用ロボットを他方側から視た側面図である。 図1に示す産業用ロボットの背面図である。 図1に示す産業用ロボットの正面図である。 図1に示す産業用ロボットを一方側から視た斜視図である。 図1に示す産業用ロボットを他方側から視た斜視図である。 図1に示すA−A線矢視断面図である。 図1に示す産業用ロボットを前方側に可動させた状態の側面図である。 (a)は本実施形態に係る産業用ロボットのリンク機構の可動範囲を説明するための模式図であり、(b)は従来に係る産業用ロボットのリンク機構の可動範囲を説明するための模式図である。
以下に、本発明の実施形態に係る産業用ロボット(以下、ロボットという)を図1〜図9を参照しながら詳述する。
1.ロボット1の全体構成
図1〜図6に示すように、ロボット1は、マニュピュレータであり、基台10と、基台10に取付けられたリンク機構20と、リンク機構20に取付けられた手首組立体30と、を備えている。
1−1.基台10
基台10は、設置面Fに設置されており、設置面Fに固定された固定台11と、設置面Fに対して直交する方向に沿った旋回軸Jaの周りに旋回する旋回台12とを備えている。旋回台12は、固定台11に固定されたモータの出力軸(図示せず)が接続されている。これにより、旋回台12を固定台11に対して旋回軸Jaの周りに旋回する。
1−2.リンク機構20
リンク機構20は、第1〜第3アーム21〜23を備えている。第1アーム21は、ロボット1の前方側、すなわち、手首組立体30側において、基台10の旋回台12に回動自在に枢着されている。具体的には、第1アーム21の一端(基端部)には、連接部21aが形成されており、連接部21aは基台10の旋回台12に接続されている。これにより、第1アーム21は、旋回軸Jaと直交する第1回転軸J1の周りに、基台10に対して枢動自在(回転自在)となる。
第1アーム21は、リンク機構20に枢着された第4アーム24から先端側の部材を支持する支持アームであり、リンク機構20の他のアームよりも剛性が高い。具体的には、第1アーム21は、第2アーム22および第3アーム23に比べて、第1回転軸J1に沿った最大の厚みが大きい。
第2アーム22は、ロボット1の後方側において、基台10の旋回台12に、回動自在に枢着されている。具体的には、第2アーム22の一端(基端部)には、連接部22aが形成されており、連接部22aは基台10の旋回台12に接続されている。これにより、第2アーム22は、第1回転軸J1と平行となる第2回転軸J2の周りに、基台10に対して枢動自在(回転自在)となる。さらに、図3に示すように、第1アーム21および第2アーム22は、旋回軸Jaに対して一方側にオフセットした位置に配置されている。これにより、第4アーム24と基台10との間に空間が形成されるため、第4アーム24の可動範囲を確保することができる。
第3アーム23は、その両端部において、第1アーム21の他端(先端部)および第2アームの他端(先端部)に、回動自在に枢着されている。具体的には、第3アーム23の一端には、後述するように、第1アーム21に連接される連接部に相当する関節シャフト23aが形成されている。関節シャフト23aは、第1アーム21の他端に形成された連接部に相当する受け部21bに収容されている。これにより、第3アーム23は、第1回転軸J1と平行となる第3回転軸J3の周りに、第1アーム21に対して枢動自在(回転自在)となり、第1アーム21により軸支される。
一方、第3アーム23の他端には、第2アーム22の他端(先端部)に形成された連接部22bに接続される連接部23bが形成されている。これにより、第3アーム23は、第3回転軸J3と平行となる第4回転軸J4の周りに、第2アーム22に対して枢動自在(回転自在)となる。なお、第2アーム22および第3アーム23は、第1アーム21の枢動を安定させるための補助アームである。
本実施形態では、リンク機構20を水平方向から見て(ロボット1の側面視において)、第1回転軸J1から第3回転軸J3までの距離と、第2回転軸J2から第4回転軸J4までの距離は、等しくなっている。さらに、第1回転軸J1から第2回転軸J2までの距離は、第3回転軸J3から第4回転軸J4までの距離と、等しくなっている。これにより、リンク機構20は、平行リンク機構となり、動作時に、第1アーム21と第2アーム22とが平行な位置関係となるように保持され、リンク機構20の可動範囲を広げることができる。
さらに、図2および図6に示すように、第1アーム21の一端(基端部)には、第1回転軸J1の周りに回転する第1モータ31が接続されており、第1モータ31の出力により、第1アーム21が基台10に対して相対的に枢動(回動)する。この第1アーム21の枢動に伴い、第1アーム21に枢着された第3アーム23および第3アーム23に枢着された第2アーム22がそれぞれ、各回転軸の周りに相対的に枢動し、ロボット1の前後方向に、リンク機構20を動作させることができる。
1−3.手首組立体30
さらに、リンク機構20には、手首組立体30が枢動自在に取り付けられている。具体的には、手首組立体30は、第4アーム(アッパーアーム)24を備えており、第4アーム24は、リンク機構20に対して、回動自在に枢着されている。第4アーム24は、ロボット1の腕部に相当するアーム本体24aと、ロボット1の肘部に相当し、リンク機構20に連接された連接部24bとを備えている。
図5に示すように、第4アーム24の連接部24bは、第1アーム21の他端において、第1アーム21に対して第3アーム23が配置される側を一方側としたときに、第1アーム21の他方側に配置されるように、リンク機構20に対して回動自在に枢着されている。
具体的には、第4アーム24の連接部24bは、第3アーム23の関節シャフト23aに対して、第3回転軸J3の周りに回動自在に枢着されている。本実施形態では、図4および図5に示すように、第3アーム23に対する第1アーム21および第4アーム24の回転軸は、第3回転軸J3で同じ回転軸である。
ここで、第3アーム23に対する第4アーム24の枢動は、第2モータ32により行われる。第2モータ32は、第4アーム24の連接部24bに固定されており、第2モータ32の出力軸32bは、第4回転軸J4の周りに枢動するように第3アーム23に接続される(たとえば図7参照)。これにより、第3アーム23に対して、第4アーム24を第2モータ32の本体と共に回動させることができる。
第4アーム24のアーム本体24aは、連接部24bに対して、軸心に沿った回動軸Jbの周りに回動自在に接続(連接)されている。図3に示すように、連接部24bには、第3モータ33が固定されており、第3モータ33の出力軸(図示せず)は、回動軸Jbにアーム本体24aが回動するようにアーム本体24aに接続されている。この第3モータ33の駆動により、アーム本体24aを、連接部24bに対して、回動軸Jbの周りに回動させることができる。
本実施形態では、回動軸Jbと、旋回軸Jaとは、ロボット1の動作に拘わらず、同一平面上に配置されている。これにより、旋回台12が旋回する中心軸である旋回軸Jaに、回動軸Jbが交差するので、旋回台12の旋回動作に拘わらず、第4アーム24を回動軸Jbの周りに安定して動作させることができる。
さらに、アーム本体24aの先端には、ロボット1の手首部に相当する一対の把持部24c,24cが形成されており、これらの間に、溶接トーチなどのエンドエフェクタ(図示せず)を支持する支持アーム25が取付けられている。支持アーム25は、アーム本体24aに内蔵されたモータおよび動力伝達ベルト等により、第4アーム24に対して、揺動軸Jcの周りを揺動(回動)するとともに、エンドエフェクタが取付けられる支持アーム25の先端部が回動軸Jdの周りに回動するように構成されている。
なお、ロボット1の手首組立体30には、電源ケーブル41を介して、電力が供給される(図7参照)。これにより、各モータに電力が供給され、回動軸Jb,Jd,および揺動軸Jcの周りの回動および揺動の動作を実現することができる。
2.第4アーム24の取付け構造およびリンク機構20との位置関係
上述したように、本実施形態では、第1アーム21は、第1アーム21の一方側から、第3アーム23の関節シャフト23aを受ける受け部21bにより、軸受6を介して第3アーム23を軸支している(図3および図7等参照)。このようにして、第1アーム21の一方側において、第3アーム23は第1アーム21に対して、第3回転軸J3の周りに回動自在に、枢着されている。
受け部21bは、第3アーム23の関節シャフト23aを収容する空洞部分を有した略円筒状の部分である。関節シャフト23aは、第1アーム21の受け部21bの内部に収容された状態で、第3アーム23が第1アーム21に対して回動自在であれば、円柱状または円筒状のいずれの形状であってもよい。また、関節シャフト23aは、第3アーム23に対して着脱自在な構造であってもよい。
さらに、図7に示すように、第4アーム24の連接部24bは、上述した如く、第1アーム21の他方側において、第3アーム23の関節シャフト23aに対して、第3回転軸J3の周りに回動自在に枢着されている。具体的には、上述した如く、第1アーム21の受け部21bに収容された、第3アーム23の関節シャフト23aに、第2モータ32を介して第4アーム24の連接部24bが回動自在に枢着されている。
このような構造を採用することにより、ロボット1は、第1アーム21の他端(先端部)において、第1アーム21の一方側に第3アーム23を配置し、第1アーム21の他方側に前記第4アーム24を配置することができる。さらに、第4アーム24を、第3アーム23に回動自在に枢着させることができる。
したがって、第1アーム21を挟んで、第3アーム23と第4アーム24とが配置されているので、第3アーム23と第4アーム24との機械的な干渉を回避することができる。特に、第1アーム21は、第4アーム24から先端側を支持する支持アームであるため、上述した如く、第3アーム23よりもその最大の厚みが厚い。このため、第3アーム23と第4アーム24とは、第1アーム21の厚み分、離間して配置されるため、第3アーム23に、第1アーム21と第4アーム24とを挟み込むように配置した場合に比べて、第3アーム23と第4アーム24の機械的な干渉を回避することができる。
また、第1アーム21と第4アーム24とは、直接的に枢動することはない。すなわち、第1モータ31の動力が、第1アーム21を介して、第4アーム24に直接的に伝達されることがないので、第2モータ32の動力を、効率的に第3アーム23に枢着された第4アーム24に伝達することができる。
なお、図3および図7に示すように、本実施形態では、第1アーム21の受け部21bと第4アームの連接部24bとにより、電源ケーブル41を収容する空間Sが形成されている。第4アーム24の連接部24bにカバー61を取り付けることにより、空間Sを覆っている。このような構造を採用することにより、第1アーム21の他方側において、第1アーム21と第3アーム23との相対的な枢動に影響を受けず、電源ケーブル41を空間Sに収容することができる。
さらに、本実施形態では、図7に示すように、第3アーム23の関節シャフト23aを、第1アーム21の受け部21bが収容し、第3アーム23の関節シャフト23aに、第2モータ32の出力軸32bを介して、第3アーム23が連結されている。これにより、第1アーム21と第3アーム23が回動する回転軸と、第3アーム23と第4アーム24とが回動する回転軸とは、同じ第3回転軸J3となる。
このように、第1アーム21と第3アーム23とが相対的に回動する回転軸と、第3アーム23と第4アーム24とが相対的に回動する回転軸とを一致させることにより、ロボット1を稼働した際に、これらアームの相対的な回動を安定させることができる。さらに、共通した第3回転軸J3でこれらアームを回転させるので、これらアーム同士の機械的干渉を抑える構造を採用することができる。これにより、リンク機構20に対する第4アーム24の枢動が起因して、リンク機構20の可動範囲に制限を設けなくてもよく、第4アーム24の可動範囲を広げることができる。
さらに、本実施形態では、上述したように、基台10の旋回軸Jaと、第4アーム24の回動軸Jbとは、同一平面上に配置されている(図1および図4等参照)。これに加えて、第1アーム21の他方側に第4アーム24が配置されているので、基台10と第4アーム24との間には、空間が形成される(図4および図6参照)。このような結果、第4アーム24を含む手首組立体30の可動範囲をより広げることができるとともに、旋回台12の旋回動作に拘わらず、第4アーム24を回動軸Jbの周りに安定して動作させることができる。
3.第1〜第4回転軸J1〜J4の位置関係
上述したように、第1〜第4回転軸J1〜J4は、図3および図4に示すように、水平方向に沿って同じ方向に延在している。本実施形態では、図1および図2に示すように、リンク機構20の側面視において、第1アーム21と基台10が相対的に回動する第1回転軸J1よりも、第2アーム22と基台10が相対的に回動する第2回転軸J2の方が、設置面Fから高い位置にある。具体的には、第2回転軸J2は、第1回転軸J1よりも、長さd1だけ、高い位置にある。
これにより、図8に示すように、リンク機構20を可動させた際に、第1アーム21側(ロボット1の前方側)へのリンク機構20の可動範囲を広げることができる。これまでは、図9(b)に示すように、設置面Fに対して同じ高さの第1回転軸J1および第2回転軸J2のリンク機構20’を採用していた。この場合、第1アーム21が設置面Fに対して起立した状態から、リンク機構20’を第1アーム21側(ロボット1の前方側)へ枢動させると、第1アーム21の枢動する角度は、角度θ2となる。
しかしながら、図9(a)に示すように、本実施形態では、リンク機構20は、第1回転軸J1よりも、第2回転軸J2の方が、設置面Fから高い位置にある。したがって、第1アーム21が設置面Fに対して起立した状態から、リンク機構20を第1アーム21側(ロボット1の前方側)へ枢動させると、第1アーム21の枢動する角度は、上述したθ2よりも大きい角度θ1となる。このような結果、図9(b)に示す場合に比べて、第1アーム21側(ロボット1の前方側)へのリンク機構20の可動範囲が広くなる。
このような結果、装置を大型化することなく、図8に示すように、第1アーム21側において、リンク機構20に対して回動自在に枢着された第4アーム24の先端および支持アーム25を、より大きく移動させることができる。
さらに、図1および図2では、ロボット1は、第1アーム21および第2アーム22が設置面Fに対して直交する方向に沿って起立した姿勢にある。この姿勢において、第1アーム21と第3アーム23が回動する第3回転軸J3よりも、第2アーム22と第3アーム23が回動する第4回転軸J4の方が、設置面Fから高い位置にある。第4回転軸J4は、第3回転軸J3よりも、長さd2だけ、高い位置にある。
このように、第3回転軸J3と第4回転軸J4の位置関係を満たしつつ、第3アーム23を、第1アーム21および第2アーム22に回動自在に枢着させているので、第1アーム21を、ロボット1の前方側に、より大きく枢動させることができる。
このような結果、第1アーム21側において、リンク機構20に対して第4アーム24を、その先端側により大きく移動させることができる。特に、本実施形態では、長さd1と長さd2を等しくすることにより、第1回転軸J1から第3回転軸J3までの距離と、第2回転軸J2から第4回転軸J4までの距離が等しくなる。これにより、第1アーム21を、ロボット1の前方側に、さらに大きく枢動させることができる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、前記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱しない範囲で、種々の設計変更を行うことができるものである。
1:ロボット(産業用ロボット)、10:基台、11:固定台、12:旋回台、20:リンク機構、21:第1アーム、21b:受け部、22:第2アーム、23:第3アーム、23a:関節シャフト、24:第4アーム、25:支持アーム、30:手首組立体、41:電源ケーブル、設置面F、J1〜J4:第1〜第4回転軸、Ja:旋回軸、Jb:第5回動軸

Claims (3)

  1. 設置面に設置された基台と、
    前記基台に一端が回動自在に枢着された第1アームおよび第2アームと、前記第1アームおよび前記第2アームの他端に回動自在に枢着された第3アームと、を有するリンク機構と、
    前記第1アーム側において、前記リンク機構に対して回動自在に枢着された第4アームと、を備えており、
    前記第1アームの他端において、前記第1アームの一方側に前記第3アームが配置され、前記第1アームの他方側に前記第4アームが配置されており、
    前記第1アームと前記第3アームとが回動する回転軸と、前記第3アームと前記第4アームとが回動する回転軸とは、同じ回転軸であり、
    前記基台は、設置面に対して固定された固定台と、前記リンク機構を枢着するとともに、該固定台に対して旋回軸の周りに旋回する旋回台と、を備えており、
    前記第4アームは、アーム本体と、該アーム本体の軸心を回動軸として、該回動軸の周りに、前記アーム本体を回動自在に連接するとともに、前記第3アームに回動自在に枢着された連接部と、を備えており、
    前記旋回軸と、前記回動軸とは、同一平面上に配置されていることを特徴とする産業用ロボット。
  2. 前記第1アームと前記基台が相対的に回動する第1回転軸よりも、前記第2アームと前記基台が相対的に回動する第2回転軸の方が、前記設置面から高い位置にあり、
    前記第1アームおよび前記第2アームが前記設置面に対して直交する方向に沿って起立した姿勢において、前記第1アームと前記第3アームが回動する第3回転軸よりも、前記第2アームと前記第3アームが回動する第4回転軸の方が、前記設置面から高い位置にあることを特徴とする請求項1に記載の産業用ロボット。
  3. 前記第4アームの先端には、エンドエフェクタを支持する支持アームが取り付けられており、前記支持アームは、前記第4アームに対して揺動するとともに、前記支持アームの先端部が前記支持アームの軸心に対して回動することを特徴とする請求項1または2に記載の産業用ロボット。
JP2016150203A 2016-07-29 2016-07-29 産業用ロボット Active JP6765251B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016150203A JP6765251B2 (ja) 2016-07-29 2016-07-29 産業用ロボット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016150203A JP6765251B2 (ja) 2016-07-29 2016-07-29 産業用ロボット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018015873A JP2018015873A (ja) 2018-02-01
JP6765251B2 true JP6765251B2 (ja) 2020-10-07

Family

ID=61079058

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016150203A Active JP6765251B2 (ja) 2016-07-29 2016-07-29 産業用ロボット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6765251B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0790474B2 (ja) * 1985-04-27 1995-10-04 日産自動車株式会社 関節型産業用ロボット
JPH03239483A (ja) * 1990-02-15 1991-10-25 Fanuc Ltd 産業用ロボットの駆動機構
JP3057123B2 (ja) * 1992-05-19 2000-06-26 株式会社神戸製鋼所 可搬式産業用ロボット
JP2550375Y2 (ja) * 1993-06-29 1997-10-08 川崎重工業株式会社 産業用ロボット
JPH1015875A (ja) * 1996-07-08 1998-01-20 Fanuc Ltd 産業用ロボット
JP2001138274A (ja) * 1999-11-10 2001-05-22 Meidensha Corp ロボット装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018015873A (ja) 2018-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5884785B2 (ja) ロボット
JP4971984B2 (ja) ロボットの関節構造
JP5949693B2 (ja) ロボット
JP3952955B2 (ja) 多関節ロボット
JP5888988B2 (ja) 産業用ロボット
JP2011101918A (ja) ロボット及びロボットシステム
JP6494647B2 (ja) 多関節アームロボット型装置
JP2003039352A (ja) ロボット
US20140196561A1 (en) Robot
TW201932256A (zh) 工業機器人手臂
JP2010094749A (ja) 多関節ロボット及びロボットシステム
KR102206699B1 (ko) 산업용 로봇
US20160031095A1 (en) Robot
JP6765249B2 (ja) 産業用ロボット
US20160031094A1 (en) Robot
WO2018003631A1 (ja) ロボットアーム機構及び回転関節機構
US8648963B2 (en) Eyeball device for use in robots
JP2007144559A (ja) 多関節ロボット
JP6765251B2 (ja) 産業用ロボット
JP6398905B2 (ja) ロボット
JP6765250B2 (ja) 産業用ロボット
JP2012240180A (ja) 双腕ロボット
JP2012192499A (ja) パラレルリンクロボット
TW201408420A (zh) 搬運裝置
JP5840590B2 (ja) 可動体支持装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190529

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200527

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200609

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200807

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200901

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200915

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6765251

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250