JP3057123B2 - 可搬式産業用ロボット - Google Patents

可搬式産業用ロボット

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JP3057123B2
JP3057123B2 JP4126413A JP12641392A JP3057123B2 JP 3057123 B2 JP3057123 B2 JP 3057123B2 JP 4126413 A JP4126413 A JP 4126413A JP 12641392 A JP12641392 A JP 12641392A JP 3057123 B2 JP3057123 B2 JP 3057123B2
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JP
Japan
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robot
portable
posture
industrial robot
transport
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JP4126413A
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恭秀 永浜
俊一 藤井
雅樹 芝池
達治 湊
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Kobe Steel Ltd
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Kobe Steel Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人力によって作業現場
へ持ち運んだり、移動台車(スライダ)上に搭載したりし
て使用するロボットとして用いて好適の可搬式産業用ロ
ボットに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、アーク溶接ロボットは、自動車
部品を中心に普及してきたが、自動車部品は、通常、5
00mm以下の長さのものがほとんどで、ボディ部品でも
2〜3mのものが最大である。従って、ロボットは固定
式のものがほとんどで、ロボットを、そのロボット本体
を移動させるロボットスライダと組み合わせることはあ
まり多くない。
【0003】また、アークセンサや溶接ワイヤを利用し
た各種タッチセンサの発達により、より大きなワークに
対してロボットによる自動溶接を施すことが可能にな
り、ロボットが、建設機械部品や鉄骨部品の溶接用に多
く利用されるようになってきた。この場合には、ロボッ
トを、ワークを反転させたり位置決めするためのワーク
ポジショナや、ロボット本体を移動させる5m前後のロ
ボットスライダと組み合わせることが一般的になってい
る。
【0004】これまでのロボットの利用方式は、上述し
た2種に大別することができる。また、ロボットの機能
や工夫においても、上述した2種の例に適するものが多
かった。
【0005】これに対し、近年、アーク溶接ロボットの
普及とともに、さらに大きなワーク(例えば造船時の船
殻ブロックなど)の溶接においてもロボット化の要求が
高まってきた。これに対応するため、長尺スライダ,上
下・前後スライダを組み合わせた大型ロボットシステム
が用いられるほか、さらにワークが大型化すると、ロボ
ットをワーク内に運び込んだ方が作業が容易になる場合
もあり、可搬式ロボットの必要性が高まり、現在、種々
の可搬式ロボットが提案され始めている。ここで、作業
員による持ち運びを可能とすべく、通常、可搬式ロボッ
トの重量は20kg以下となるように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な可搬式ロボットでは、その搬送時には、作業員による
ロボットの搬送を行ない易くするため、ロボットを搬送
状態に適した姿勢(以下、搬送姿勢という)にしている。
従って、通常、作業員が、ティーチングボックスによる
インチング操作を行ない、ロボットを所定の搬送姿勢に
位置決めしてから、その搬送姿勢のロボットを持ち運ん
でいる。
【0007】しかしながら、ロボットを搬送する度に、
インチング操作して搬送姿勢に位置決めすることは、極
めて面倒で手間のかかる作業であり、このような作業を
省略し、ロボットを容易に持ち運びできるようにするこ
とが望まれていた。
【0008】本発明は、このような課題を解決しようと
するもので、インチング操作を行なうことなく、容易に
搬送姿勢に位置決めできるようにして、持ち運び作業を
容易に行なえるようにした可搬式産業用ロボットを提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の可搬式産業用ロボットは、産業用ロボット
を構成する部分に搬送用把手と、前記産業用ロボットの
搬送姿勢に対応する位置決めデータを予め記憶する記憶
部とをそなえ、前記搬送用把手による前記産業用ロボッ
トの搬送時には、前記記憶部における前記位置決めデー
タに基づいて前記産業用ロボットを搬送姿勢に位置決め
することを特徴としている。
【0010】
【作用】上述した本発明の可搬式産業用ロボットでは、
作業員が持ち運びを行なう際、ワンタッチのスイッチン
グ操作等により、記憶部に記憶された搬送姿勢に対応す
る位置決めデータに基づいて、ロボットは搬送姿勢に位
置決めされる。そして、作業員が、ロボット構成部分に
設けられた搬送用把手を把持することにより、搬送姿勢
となったロボットの搬送が行なわれる。
【0011】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例としての
可搬式産業用ロボットについて説明すると、図1(a)は
その側面図、図1(b)はその制御系の構成をを示すブロ
ック図、図2はその正面図である。
【0012】図1(a),図2において、1は本実施例の
可搬式ロボット(例えばアーク溶接ロボット)で、このロ
ボット1は、ターンテーブル2,下腕3,上腕4および
手首部5を有しており、S1〜S6の6軸について姿勢
制御されるように構成され、例えば移動台車上に装着さ
れて使用されるものである。
【0013】そして、本実施例の可搬式ロボット1に
は、ターンテーブル2を旋回軸S1まわりに旋回駆動
するS1軸駆動部6と、ターンテーブル2の先端側に
支持される下腕3を揺動軸S2まわりに揺動駆動するS
2軸駆動部7と、下腕3の先端側に支持される上腕4
をリンク部材12を介して揺動軸S3まわりに揺動駆動
するS3軸駆動部8と、上腕4をこの上腕4の長手方
向軸S4まわりに回転駆動するS4軸駆動部9と、上
腕4の先端側に支持される手首部5を揺動軸S5まわり
に揺動駆動すべく上腕4内に内蔵されるS4軸駆動部1
0と、手首部5の先端に取り付けられる治具(例えば
溶接トーチ)を軸S6まわりに回転駆動するS6軸駆動
部11とがそなえられている。
【0014】これらの各駆動部6〜11は、図1(b)に
示すように、レゾルバ14により回転角を検出されその
検出結果をフィードバックしながら、ドライバ13によ
り動作状態を制御されるものである。また、図1(b)に
おいて、15は可搬式ロボット1の姿勢制御すべく各ド
ライバ13に制御指令を出力するCPUユニット、16
は可搬式ロボット1に対して教示作業を行なう際などに
CPUユニット15へ各種指令を入力するためのティー
チングボックスである。
【0015】ところで、図1(a),図2に示すように、
本実施例の可搬式ロボット1の下腕3の一側面には、搬
送(持ち運び)時に作業員によって把持される搬送用把手
17が設けられている。さらに、本実施例の可搬式ロボ
ット1の制御系においては、図1(b)に示すように、可
搬式ロボット1の搬送姿勢に対応する位置決めデータを
予め記憶・格納するメモリ18がそなえられている。
【0016】搬送姿勢としては、作業員が把手17を把
持して搬送する際に可搬式ロボット1全体がバランスの
よい形態となる姿勢(持ち運び易い姿勢)が選ばれ、この
ような姿勢についての位置決めデータ(各軸S1〜S6
についての角度データ)がメモリ18に予め格納され
る。また、メモリ18としては、ROMまたはバッテリ
バックアップされたRAM等が用いられる。
【0017】そして、ティーチングボックス16には、
可搬式ロボット1を前述のような搬送姿勢にする際に操
作される搬送姿勢位置決め指令入力部19がそなえられ
ており、この入力部19を操作することにより、CPU
ユニット15は、メモリ18から搬送姿勢に対応する位
置決めデータを読み出し、そのデータに基づいて各ドラ
イバ13を制御し、駆動部6〜11により可搬式ロボッ
ト1を搬送姿勢に位置決め駆動制御するようになってい
る。
【0018】上述のごとく構成された本実施例の可搬式
ロボット1では、作業員が持ち運びを行なう際、ティー
チングボックス16の搬送姿勢位置決め指令入力部19
をワンタッチ操作することにより、CPUユニット15
により、メモリ18内の搬送姿勢に対応する位置決めデ
ータに基づいて、ロボット1が搬送姿勢に位置決め制御
されることになる。そして、作業員は、下腕3側面に設
けられた搬送用把手17を把持することにより、搬送姿
勢のロボット1を搬送することができる。
【0019】このように、本実施例の可搬式ロボット1
によれば、ティーチングボックス16によるインチング
操作等を行なうことなく、搬送姿勢位置決め指令入力部
19をワンタッチ操作するだけで、ロボット1を、持ち
運び易い形態(搬送姿勢)に容易に位置決めすることがで
き、簡単な把手17にて十分運ぶことができる。また、
簡単な把手17を設けるだけであるので、その把手17
がロボット1の動作等に支障を来すこともない。
【0020】なお、本発明を適用される産業用ロボット
が分割可能なものである場合には、その一体時と分割時
とのそれぞれについて搬送姿勢データをメモリ18に格
納するなど、目的別に複数の搬送姿勢データをメモリ1
8に格納するようにしてもよい。
【0021】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の可搬式産
業用ロボットによれば、ワンタッチのスイッチング操作
等により、記憶部に記憶された搬送姿勢に対応する位置
決めデータに基づいてロボットを搬送姿勢に位置決めで
き、搬送用把手を把持することにより搬送姿勢のロボッ
トを搬送できるように構成したので、インチング操作を
行なうことなく、容易に搬送姿勢に位置決めでき、持ち
運び作業を極めて容易に行なえる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての可搬式産業用ロボッ
トを示すもので、(a)はその側面図、(b)はその制御系
の構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例のロボットを示す正面図である。
【符号の説明】
1 可搬式ロボット 2 ターンテーブル 3 下腕 4 上腕 5 手首部 6 S1軸駆動部 7 S2軸駆動部 8 S3軸駆動部 9 S4軸駆動部 10 S5軸駆動部 11 S6軸駆動部 12 リンク部材 13 ドライバ 14 レゾルバ 15 CPUユニット 16 ティーチングボックス 17 搬送用把手 18 メモリ(記憶部) 19 搬送姿勢位置決め指令入力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 湊 達治 神奈川県藤沢市宮前字裏河内100−1 株式会社神戸製鋼所 藤沢事業所内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B25J 9/06 B25J 13/00 B25J 19/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 産業用ロボットを構成する部分に搬送用
    把手が設けられるとともに、 前記産業用ロボットの搬送姿勢に対応する位置決めデー
    タを予め記憶する記憶部がそなえられ、 前記搬送用把手による前記産業用ロボットの搬送時に
    は、前記記憶部における前記位置決めデータに基づいて
    前記産業用ロボットを搬送姿勢に位置決めすることを特
    徴とする可搬式産業用ロボット。
JP4126413A 1992-05-19 1992-05-19 可搬式産業用ロボット Expired - Lifetime JP3057123B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP4126413A JP3057123B2 (ja) 1992-05-19 1992-05-19 可搬式産業用ロボット

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JP4126413A JP3057123B2 (ja) 1992-05-19 1992-05-19 可搬式産業用ロボット

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JPH05318348A JPH05318348A (ja) 1993-12-03
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