JP6765055B2 - 照明器具 - Google Patents

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Description

本発明は、導光板を用いた照明器具に関する。
導光板を用いた照明器具が知られている(例えば、特許文献1参照)。導光板は、発光素子からの光が入射する入射部と、入射部に入射した光が出射する出射部と、入射部と出射部との間に形成された導光部とを備えている。導光部は、入射部から出射部まで湾曲しながら延びている。入射部から導光部に入射した光は、導光部の外周面(凸面)で反射しながら出射部に向けて導かれる。
特開2013−101858号公報
しかしながら、上述した従来の照明器具では、導光部において光の伝搬ロスが生じてしまい、発光素子からの光の利用効率が低下するという課題が生じる。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、発光素子からの光の利用効率を高めることができる照明器具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る照明器具は、発光素子と、前記発光素子からの光を所定方向に導くための導光板と、を備え、前記導光板は、前記発光素子からの光が入射する入射部と、前記入射部に入射した光が出射する出射部と、前記入射部と前記出射部との間に形成された導光部であって、前記入射部から前記出射部まで湾曲しながら延び、前記入射部に入射した光を前記出射部に向けて反射させながら導くための第1の反射面及び第2の反射面を外周面に有する導光部と、を有し、前記第1の反射面は、前記導光部を仮想平面で切断したときの断面において、焦点を有する放物線を形成し、前記第2の反射面は、前記断面において、前記第1の反射面よりも前記出射部に近い側に配置され、且つ、前記第1の反射面と前記焦点とを通る仮想直線と交差する位置に配置されている。
本発明の一態様に係る照明器具によれば、発光素子からの光の利用効率を高めることができる。
実施の形態に係る照明器具の床面側の外観を示す斜視図である。 実施の形態に係る照明器具の天井側の外観を示す斜視図である。 拡散カバーを取り外した状態での、実施の形態に係る照明器具を示す分解斜視図である。 化粧カバー、導光板及び反射部材を取り外した状態での、実施の形態に係る照明器具を示す分解斜視図である。 実施の形態に係る照明器具を分解して示す分解斜視図である。 図1のVI−VI線断面図である。 図6の一部を拡大して示す断面図である。 化粧カバー、導光板、反射部材及び拡散カバーを省略した状態での、実施の形態に係る照明器具を示す平面図である。 図8からさらにレンズカバーを省略した状態での、実施の形態に係る照明器具を示す平面図である。 実施の形態に係る導光板を抜き出して示す図である。 図10の(a)のXI−XI線断面図である。 実施の形態に係る導光板の入射部を拡大して示す断面斜視図である。 実施の形態の変形例に係る導光板の一部を拡大して示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される、数値、形状、材料、構成要素、及び、構成要素の配置位置や接続形態などは、一例であって本発明を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。なお、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(実施の形態)
以下、実施の形態に係る照明器具について説明する。
[1.照明器具の構成]
[1−1.照明器具の全体構成]
まず、図1〜図5を参照しながら、実施の形態に係る照明器具2の全体構成について説明する。図1は、実施の形態に係る照明器具2の床面側の外観を示す斜視図である。図2は、実施の形態に係る照明器具2の天井4側の外観を示す斜視図である。図3は、拡散カバー26を取り外した状態での、実施の形態に係る照明器具2を示す分解斜視図である。図4は、化粧カバー20、導光板22及び反射部材24を取り外した状態での、実施の形態に係る照明器具2を示す分解斜視図である。図5は、実施の形態に係る照明器具2を分解して示す分解斜視図である。
照明器具2は、例えば住宅等の建物の天井4(図5参照)に設置され、建物の内部の空間6(後述する図6参照)を照明するためのシーリングライトである。図1〜図5に示すように、照明器具2は、器具本体8、器具取付部材10、電源ユニット12、反射カバー14、発光モジュール16、レンズカバー18、化粧カバー20、導光板22、反射部材24及び拡散カバー26を備えている。
以下、図1〜図12を参照しながら、照明器具2の各構成要素について詳細に説明する。なお、図1〜図12において、Z軸のマイナス側が天井4側、Z軸のプラス側が床面(図示せず)側を表している。説明の都合上、図1及び図3〜図7では、照明器具2を通常の使用時の姿勢とは上下逆の姿勢で図示している。
[1−2.器具本体]
図2、図5、図6及び図7を参照しながら、器具本体8について説明する。図6は、図1のVI−VI線断面図である。図7は、図6の一部を拡大して示す断面図である。
器具本体8は、電源ユニット12及び反射カバー14を支持するための筐体である。図2、図5及び図6に示すように、器具本体8は、中央部に円形状の開口部8aを有するリング状に形成されている。図5及び図7に示すように、器具本体8の外周部には、反射カバー14を支持するためのフランジ部8bが形成されている。なお、器具本体8は、例えばアルミニウム板又は鋼板等の板金をプレス加工することによって上述した形状に成形される。
図6に示すように、器具本体8の開口部8aの周縁部には、器具本体8を器具取付部材10(後述する)に装着するためのホルダ28が固定されている。ホルダ28は、器具本体8の開口部8aの周縁部から床面側に延びている。後述するように、ホルダ28の内部には器具取付部材10が着脱自在に嵌合される。
さらに、図5及び図6に示すように、器具本体8の一方側の面(床面側の面)には、反射カバー14を支持するための絶縁ケース30が固定されている。絶縁ケース30は、略矩形状の筒状に形成され、ホルダ28を囲む位置に配置されている。絶縁ケース30は、例えば樹脂等の絶縁性材料で形成されている。
さらに、図2及び図6に示すように、器具本体8の他方側の面(天井4側の面)には、例えばウレタン等で形成されたクッション部材32が複数取り付けられている。複数のクッション部材32は、器具本体8の周方向に沿って等間隔で配置されている。後述するようにして照明器具2が天井4に設置された際に、複数のクッション部材32が器具本体8と天井4との間に挟み込まれることにより、器具本体8のぐらつきが抑制される。
[1−3.器具取付部材]
次に、図2、図5及び図6を参照しながら、器具取付部材10について説明する。器具取付部材10は、天井4に設置された引っ掛けシーリングボディ34(図5参照)に器具本体8を着脱自在に取り付けるためのアダプタである。
図2、図5及び図6に示すように、器具取付部材10は、略円柱状に形成され、器具本体8のホルダ28の内部に着脱自在に嵌合される。また、器具取付部材10は、引っ掛けシーリングボディ34に着脱自在に取り付けられる。
照明器具2を天井4に設置する際には、ユーザは、まず、器具取付部材10を引っ掛けシーリングボディ34に取り付ける。その後、ユーザは、器具取付部材10が器具本体8のホルダ28の内部に挿入されるようにして、器具本体8を天井4側に押し上げることにより、ホルダ28と器具取付部材10とを嵌合させる。これにより、器具本体8が器具取付部材10及び引っ掛けシーリングボディ34を介して天井4に取り付けられ、照明器具2が天井4に設置される。
なお、引っ掛けシーリングボディ34は、天井4の裏側に配置された商用電源(図示せず)と電線(図示せず)を介して電気的に接続されている。照明器具2が天井4に設置されることにより、商用電源からの交流電力が電線及び引っ掛けシーリングボディ34を介して照明器具2に供給される。
[1−4.電源ユニット]
次に、図5を参照しながら、電源ユニット12について説明する。電源ユニット12は、発光モジュール16を発光させるための電力を生成するためのユニットである。図5に示すように、電源ユニット12は、基板36と、基板36に実装された複数の回路部品38とを有している。
基板36は、複数の回路部品38を実装するためのプリント配線基板であり、略L字状に形成されている。基板36は、複数の回路部品38が床面側を向くようにして、器具本体8の一方側の面に取り付けられている。
複数の回路部品38の各々は、発光モジュール16を発光させるための電力を生成するための電源回路を構成する電源用回路部品である。複数の回路部品38は、例えば、a)電解コンデンサ又はセラミックコンデンサ等の容量素子、b)抵抗器等の抵抗素子、c)整流回路素子、d)コイル素子、e)チョークコイル(チョークトランス)、f)ノイズフィルタ、g)ダイオード又は集積回路素子等の半導体素子等を含んでいる。
複数の回路部品38は、上述した商用電源から電線を介して供給されてきた交流電力を直流電力に変換する。複数の回路部品38で生成された直流電力が発光モジュール16に供給されることにより、発光モジュール16が発光する。
なお、複数の回路部品38には、上述した電源用回路部品だけでなく、その他の回路を構成する回路部品が含まれていてもよい。例えば、複数の回路部品38は、調光回路又は昇圧回路等を構成する駆動用回路部品を含んでいてもよく、あるいは、通信回路を構成する通信用回路部品(通信モジュール)等を含んでいてもよい。
[1−5.反射カバー]
次に、図4〜図7を参照しながら、反射カバー14について説明する。反射カバー14は、発光モジュール16からの光を反射するためのカバーである。なお、反射カバー14は、発光モジュール16からの熱を放熱するためのヒートシンクとしても機能する。
図4〜図6に示すように、反射カバー14は、中央部に略矩形状の開口部14aを有するリング状に形成されている。図7に示すように、反射カバー14の外周部にはフランジ部14bが形成されている。反射カバー14は、例えばアルミニウム板又は鋼板等の板金をプレス加工することによって上述した形状に成形される。なお、反射カバー14の一方側の面(床面側の面)には、反射性を高めて光取り出し効率を向上させるために、白色塗料が塗布、又は、反射性金属材料が蒸着されている。
図6及び図7に示すように、反射カバー14は、器具本体8の一方側の面を覆うように配置されている。反射カバー14のフランジ部14bは、器具本体8のフランジ部8bに複数のネジ40で取り付けられている。また、反射カバー14の開口部14aの周縁部は、絶縁ケース30の先端部に支持されている。
[1−6.発光モジュール]
次に、図4〜図9を参照しながら、発光モジュール16について説明する。図8は、化粧カバー20、導光板22、反射部材24及び拡散カバー26を省略した状態での、実施の形態に係る照明器具2を示す平面図である。図9は、図8からさらにレンズカバー18を省略した状態での、実施の形態に係る照明器具2を示す平面図である。
発光モジュール16は、例えば白色光を発するための光源である。図4〜図9に示すように、発光モジュール16は、複数の基板42と、複数の基板42の各々に実装された複数の第1の発光素子44及び複数の第2の発光素子46(発光素子の一例)とを有している。
図9に示すように、基板42は、複数の第1の発光素子44及び複数の第2の発光素子46を実装するためのプリント配線基板であり、円弧状に形成されている。複数の基板42の各々は、反射カバー14の開口部14aを囲むようにして、反射カバー14の一方側の面にネジ48で取り付けられている。これにより、複数の基板42は、導光板22(後述する)の周方向に沿ってリング状に並んで配置される。
図9に示すように、基板42の周方向における両端部にはそれぞれ、一対のコネクタ50が実装されている。隣接する一対の基板42の対向する一対のコネクタ50は、リード線52を介して互いに電気的に接続されている。また、他の隣接する一対の基板42の対向する一対のコネクタ50は、リード線54を介して電源ユニット12の基板36に電気的に接続されている。
なお、基板42としては、例えば、樹脂基板、メタルベース基板、セラミック基板又はガラス基板等を用いることができる。また、基板42は、リジッド基板に限定されず、フレキシブル基板であってもよい。
複数の第1の発光素子44は、基板42の内周部に実装されている。具体的には、複数の第1の発光素子44は、基板42の内周部において、基板42の径方向に例えば3列配置されている。各列において、複数の第1の発光素子44は、基板42の周方向に間隔を置いて配置されている。これにより、発光モジュール16全体としては、複数の第1の発光素子44は、リング状に配置されるようになる。
複数の第2の発光素子46は、基板42の外周部に実装されている。具体的には、複数の第2の発光素子46は、基板42の外周部において、基板42の周方向に間隔を置いて例えば1列のみ配置されている。これにより、発光モジュール16全体としては、複数の第2の発光素子46は、リング状に配置されるようになる。
第1の発光素子44及び第2の発光素子46の各々は、例えば、パッケージ化された表面実装(SMD:Surface Mount Device)型の白色LED(Light Emitting Diode)素子である。すなわち、第1の発光素子44及び第2の発光素子46の各々は、凹部を有する白色樹脂製のパッケージ(容器)と、パッケージの凹部の底面に一次実装されたLEDチップと、パッケージの凹部内に封入された封止部材とを有している。LEDチップは、例えば青色光を発する青色LEDチップである。封止部材には、青色LEDチップからの青色光を励起光として蛍光発光するYAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)等の黄色蛍光体が含有されている。
このように、第1の発光素子44及び第2の発光素子46の各々は、青色LEDチップと黄色蛍光体とによって構成されたB−Yタイプの白色LED素子である。具体的には、封止部材に含有される黄色蛍光体は、青色LEDチップからの青色光の一部を吸収することにより励起されて黄色光を放出する。この放出された黄色光と黄色蛍光体に吸収されなかった青色光とが混ざることにより、白色光が生成される。このようにして第1の発光素子44及び第2の発光素子46の各々から白色光が出射される。
なお、本実施の形態では、第1の発光素子44及び第2の発光素子46がともに白色光を発するようにしたが、互いに異なる色(波長)の光を発するようにしてもよい。例えば、第1の発光素子44が白色光を発し、第2の発光素子46が電球色光を発するようにしてもよい。
[1−7.レンズカバー]
次に、図3〜図8を参照しながら、レンズカバー18について説明する。レンズカバー18は、複数の第1の発光素子44の各々からの光の配光角を拡大するための光学部材である。
図3〜図8に示すように、レンズカバー18は、リング状に形成され、透光性を有する材料(例えば透明のアクリル樹脂等)で形成されている。図8に示すように、レンズカバー18は、複数の基板42の各々の内周部を覆うようにして、反射カバー14の一方側の面にネジ56で取り付けられている。このとき、レンズカバー18は、複数の基板42の各々の複数の第1の発光素子44を覆い、且つ、複数の基板42の各々の複数の第2の発光素子46を覆わない。
レンズカバー18には、複数の第1の発光素子44に対応して、複数のレンズ部18aが形成されている。複数の第1の発光素子44の各々からの光は、対応するレンズ部18aを透過する。このとき、複数のレンズ部18aの各々は、透過する光の配光角を拡大させる。
[1−8.化粧カバー]
次に、図5〜図7を参照しながら、化粧カバー20について説明する。化粧カバー20は、反射カバー14及び器具本体8を側方から覆って化粧するためのカバーである。
図5〜図7に示すように、化粧カバー20は、リング状に形成されている。具体的には、化粧カバー20は、一端部(床面側の端部)から他端部(天井4側の端部)に向けてラッパ状に広がっており、反射カバー14及び器具本体8を側方から覆うように配置されている。なお、化粧カバー20は、例えば白色のポリスチレン樹脂等で形成されている。
図6及び図7に示すように、化粧カバー20の一端部には、化粧カバー20の径方向内側且つ化粧カバー20の他端部に向けて湾曲しながら延びるリング状の支持部20aが形成されている。支持部20aは、導光板22の導光部22b(後述する)の内周面を支持している。
化粧カバー20の内面には、化粧カバー20の全周に亘って延びるリング状の突部20bが形成されている。突部20bは、反射カバー14のフランジ部14bに接触している。これにより、化粧カバー20は、反射カバー14に対して位置決めされる。
[1−9.導光板]
次に、図1〜図7及び図10を参照しながら、導光板22について説明する。図10は、実施の形態に係る導光板22を抜き出して示す図である。図10の(a)は、導光板22を示す斜視図であり、図10の(b)は、図10の(a)のX−X線断面斜視図である。
導光板22は、入射した複数の第2の発光素子46の各々からの光を所定方向(空間6に向かう方向)に導くための光学部材である。図1〜図7及び図10の(a)に示すように、導光板22の全体形状は、中央部に略円形状の開口部22aを有するリング状(ドーナツ状)に形成されている。導光板22は、導光部22b、入射部22c、出射部22d及び複数の分岐導光部22eを有している。なお、導光板22は、透光性を有する材料(例えば透明のアクリル樹脂等)で形成されている。
出射部22dを形成する面の一部又は全部には、微細な円錐形状の凹形状を有するプリズムが周方向に多数配置されたプリズム形状60(微細構造部の一例)が形成されている。なお、このプリズムの形状は、凹形状に限定されず、凸形状であってもよい。すなわち、プリズム形状60は、凹形状又は凸形状の少なくとも一つの平面乃至曲面が光を透過及び反射させるプリズム面で形成されている。また、このプリズムの形状は、凹形状及び凸形状のいずれにおいても、円錐形状に限定されず、例えば四角錐形状であってもよく、あるいは、非対称の凹部を有する円錐形状、四角錐形状又はリング形状等、斜面の一部が透過及び反射の機能を有する形状等であってもよい。また、プリズム形状60は、プリズムが凸形状で形成されている場合には、特に、散乱性を有する微粒子又は顔料を含むインクを用いてスクリーン印刷等の工法により形成された印刷物であってもよい。あるいは、プリズム形状60は、シボ加工等により形成された粗面であってもよい。また、プリズムの配置に関しては、特定の方向に沿って等間隔で並べてもよいし、ランダムに配置してもよい。また、出射部22dを形成する面のうち、全てにプリズムを配置する必要はなく、一部にのみプリズムを配置してもよい。
図6及び図7に示すように、導光部22bは、入射部22cと出射部22dとの間に形成され、一端部(天井4側の端部)から他端部(床面側の端部)に向けてラッパ状に広がっている。すなわち、導光部22bよりも径方向内側に上述した開口部22aが形成されており、複数の第1の発光素子44及びレンズカバー18は、開口部22aに対向する位置に配置されている。導光部22bは、光を一端部から他端部に向けて導く。導光部22bの内周面(凹面)は、化粧カバー20の支持部20aに支持されている。導光部22bの外周面(凸面)は、反射部材24の反射部24a(後述する)により覆われている。すなわち、導光部22bは、化粧カバー20の支持部20aと反射部材24の反射部24aとの間に挟持されている。
入射部22cは、導光部22bの一端部の全周に亘ってリング状に形成されており、導光部22bの一端部から開口部22aの中心軸58(Z軸方向)に対して略平行に延びている。入射部22cは、複数の第2の発光素子46に対向且つ近接する位置に配置されている。
出射部22dは、導光部22bの他端部の全周から導光板22の径方向外側にリング状に延びている。出射部22dは、化粧カバー20の一端部よりも導光板22の径方向外側に張り出しており、略水平な姿勢で(すなわち、天井4に対して略平行な姿勢で)配置されている。出射部22dの一方側の面(床面側の面)は、光が出射する面である。図7に示すように、出射部22dの他方側の面(天井4側の面)には、上述したプリズム形状60が形成されている。
図5〜図7に示すように、複数の分岐導光部22eは、入射部22cから導光板22の径方向内側(すなわち、導光部22bが延びる方向と異なる方向)に分岐して延びている。複数の分岐導光部22eは、複数の基板42に対応して、入射部22cの周方向に間隔を置いて配置されている。複数の分岐導光部22eの各々は、対応する基板42の所定の領域(複数の第1の発光素子44と複数の第2の発光素子46との間の領域)にネジ48(図8参照)で取り付けられている。
ここで、図10〜図12を参照しながら、導光板22の特徴的な構成についてさらに詳細に説明する。図11は、図10の(a)のXI−XI線断面図である。図12は、実施の形態に係る導光板22の入射部22cを拡大して示す断面斜視図である。なお、説明の都合上、図11では、断面を表すハッチングの図示を省略している。
図11及び図12に示すように、入射部22cは、第2の発光素子46からの発散光の一部を所定の方向に対して平行な光に変換するプリズム構造62を有している。導光部22bを、開口部22aの中心軸58を含む仮想平面で切断した断面(図11及び図12に示す断面)において、プリズム構造62の中心軸64は、鉛直方向(Z軸方向)に対して略平行に延びている。
また、図12に示すように、プリズム構造62は、上記断面において、中心軸64に対して非対称に形成されている。すなわち、上記断面において、プリズム構造62の中心軸64よりも一方側における凸面62aの曲率は、プリズム構造62の中心軸64よりも他方側における凸面62bの曲率と異なっている。
図11に示すように、導光部22bは、傾斜部66と、湾曲部68とを有している。
図11及び図12に示すように、傾斜部66は、入射部22cからプリズム構造62の中心軸64に対して出射部22dに近付く方向に傾斜しながら延びている。なお、傾斜部66の中心軸64に対する傾斜角度θは、例えば約10°である。
図11に示すように、湾曲部68は、傾斜部66から出射部22dまで湾曲しながら延びている。湾曲部68の外周面(凸面)には、入射部22cに入射した光を出射部22dに向けて反射させながら導くための第1の反射面70、第2の反射面72及び第3の反射面74が形成されている。
第1の反射面70は、上記断面において、焦点Fを有する放物線を形成している。第1の反射面70は、湾曲部68と傾斜部66との境界位置から、焦点Fよりも入射部22cに近い側の位置までの範囲に亘って形成されている。
第2の反射面72は、上記断面において、例えば放物線又は円弧等の曲線を形成している。第2の反射面72は、湾曲部68と出射部22dとの境界位置から、焦点Fよりも出射部22dに近い側の位置までの範囲に亘って形成されている。すなわち、第2の反射面72は、上記断面において、第1の反射面70よりも出射部22dに近い側に配置されている。
より具体的には、第2の反射面72は、上記断面において、第1の反射面70と焦点Fとを通る仮想直線(図11において一点鎖線で示す)と交差する位置に配置されている。換言すると、第2の反射面72は、上記断面において、第1の反射面70の入射部22c側の一端と焦点Fとを通る仮想直線76と、第1の反射面70の出射部22d側の他端と焦点Fとを通る仮想直線78とで挟まれた領域に形成されている。
図10の(a)及び(b)に示すように、第2の反射面72の凸面側には、凹凸加工によって粗面80が形成されている。このとき、粗面80は、第2の反射面72の全域に形成されていてもよいし、第2の反射面72の一部のみに形成されていてもよい。また、上述した凹凸加工に代えて、第2の反射面72に例えばシボ加工又はサンドブラスト処理等のランダムな粗面化処理を施すことにより粗面80を形成してもよい。
第3の反射面74は、上記断面において、例えば放物線又は円弧等の曲線を形成している。第3の反射面74は、第1の反射面70と第2の反射面72との間に形成されている。なお、第1の反射面70、第2の反射面72及び第3の反射面74は、上記断面において、全体として滑らかな曲線を形成している。
図11に示すように、導光部22bの内周面側において、導光部22bと出射部22dとの間には、凹部82が形成されている。凹部82は、導光部22bの他端部の全周に亘ってリング状に形成されている。出射部22dの凹部82が形成された領域における厚み(Z軸方向の大きさ)は、出射部22dの凹部82が形成されていない領域における厚みよりも小さい。
[1−10.反射部材]
次に、図4〜図7を参照しながら、反射部材24について説明する。反射部材24は、導光板22の導光部22bの内部で導かれた光を反射するための部材である。
図4〜図7に示すように、反射部材24は、リング状に形成されている。具体的には、反射部材24は、反射部24a及び押さえ部24bを有している。なお、反射部材24は、例えばポリカーボネート樹脂等で形成されている。
反射部24aは、一端部(天井4側の端部)から他端部(床面側の端部)に向けてラッパ状に広がっている。反射部24aの凹面側には反射面が形成されている。反射部24aの凹面側は、導光板22の導光部22bの外周面を覆っている。
押さえ部24bは、反射部24aの一端部の全周から反射部材24の径方向内側にリング状に延びている。押さえ部24bは、複数の分岐導光部22eとともに、複数の基板42の各々の所定の領域にネジ48で取り付けられている。これにより、図6及び図7に示すように、押さえ部24bの先端部は、レンズカバー18の外周部を複数の基板42に向けて押さえ付けるようになる。
[1−11.拡散カバー]
次に、図1及び図3〜図7を参照しながら、拡散カバー26について説明する。拡散カバー26は、複数の第1の発光素子44の各々からの光を拡散させるためのカバーである。
図1及び図3〜図7に示すように、拡散カバー26は、反射部材24に着脱自在に取り付けられ、導光板22の開口部22aを覆うように配置されている。図3に示すように、拡散カバー26を反射部材24から取り外すことにより、レンズカバー18が導光板22の開口部22aから露出される。図6及び図7に示すように、拡散カバー26は、拡散部26a及び取付部26bを有している。
拡散部26aは円板状に形成され、導光板22の開口部22aを覆うように配置されている。拡散部26aは、透光性を有する材料(例えば乳白色のアクリル樹脂等)で形成されている。
取付部26bは、拡散部26aの外周部の全周から拡散部26aの軸方向(Z軸方向)にラッパ状に延びている。取付部26bは、反射部材24の反射部24aの凸面側に着脱自在に取り付けられている。
[1−12.照明方法]
次に、図6、図7及び図11を参照しながら、上述した照明器具2による照明方法について説明する。電源ユニット12からの直流電力が発光モジュール16に供給されることにより、複数の第1の発光素子44及び複数の第2の発光素子46の各々が発光する。
図6及び図7に示すように、複数の第1の発光素子44の各々からの光は、レンズカバー18の対応するレンズ部18aを透過した後に、導光板22の開口部22aを通して拡散カバー26に入射する。拡散カバー26に入射した光は、拡散カバー26から拡散されながら出射した後に、空間6を照射する。すなわち、複数の第1の発光素子44の各々からの光は、導光板22に入射せずに空間6を直接照射する。
なお、図7に示すように、複数の第1の発光素子44の各々からの光の一部は、反射部材24等で反射した後に反射カバー14の一方側の面で反射する。このように多重反射した光は、拡散カバー26に入射する。これにより、光の取り出し効率を高めることができる。
一方、図7及び図11に示すように、複数の第2の発光素子46の各々からの光(発散光)は、導光板22の入射部22cに入射した際に、プリズム構造62により光の一部が導光方向に対して平行な光に変換される。入射部22cに入射した平行光は、導光部22bの内部において第1の反射面70、第2の反射面72及び第3の反射面74で反射しながら(また、反射部材24の反射部24aで反射しながら)入射部22cから出射部22dに向けて導かれる。
図11に示すように、導光部22bの内部に導かれた光は、まず、第1の反射面70の凹面側に臨界角よりも大きい入射角で入射することにより、第1の反射面70で全反射する。このとき、第1の反射面70は、入射部22cに入射した平行光の大部分が全反射することが可能な領域に配置されていることが好ましい。第1の反射面70で全反射した光は、導光部22bの内部を焦点Fに向けて収束しながら進み、焦点Fで集光された後は発散しながら第2の反射面72に入射する。
第1の反射面70からの光は、第2の反射面72の凹面側に臨界角よりも大きい入射角で入射することにより、第2の反射面72で全反射する。第2の反射面72で全反射した光は、出射部22dの内部に導かれ、出射部22dの他方側の面に形成されたプリズム形状60で反射することにより、出射部22dの一方側の面から出射する。
このとき、第2の発光素子46からの光は、プリズム構造62により平行光に変換された後に、第1の反射面70が有する放物線の形状の特性によって焦点Fに集光される。そのため、仮に、第2の反射面72の凸面側が平滑面である場合には、第2の反射面72で全反射した光は、集光された光束のまま出射部22dの内部に導かれるので、出射部22dの一方側の面に、集光された光束の粗密の分布に起因する縞模様が発生してしまう。これに対して、本実施の形態では、第2の反射面72には粗面80が形成されているので、第2の反射面72で全反射した光は、拡散されながら出射部22dの内部に導かれる。これにより、出射部22dの一方側の面に、上述した縞模様が発生するのを抑制することができる。
なお、導光部22bの内部に導かれた光の一部は、第3の反射面74の凹面側で反射した後に、出射部22dの内部に導かれる。
また、プリズム形状60で多数回反射した光の一部(戻り光)は、導光部22bに戻る方向に進もうとする。しかしながら、図11に示すように、この戻り光は、導光板22に形成された凹部82で反射することにより、導光部22bに戻ることなく、出射部22dの内部に再度導かれる。
また、図11に示すように、導光板22の入射部22cに入射した光のうち、プリズム構造62により平行光に変換されなかった光のうち一部は、分岐導光部22eに入射する。このとき、反射部材24の押さえ部24bを例えば透明な樹脂等で形成することにより、分岐導光部22eに入射した光は、押さえ部24bを透過して拡散カバー26に入射するようになる。あるいは、反射部材24の押さえ部24bを省略することによっても、分岐導光部22eに入射した光を拡散カバー26に入射させることができる。また、第2の反射面72に例えばシボ加工等の粗面化処理をした場合、導光した光の一部を拡散カバー26に入射させることができ、発光時に拡散カバー26が均一に発光するため、照明としての外観上の品位を向上させることができる。
以上のようにして、拡散カバー26からの光によって空間6を直射照明し、且つ、導光板22の出射部22dからの光によって空間6を導光照明することができる。これにより、照明器具2の直下の空間6は、拡散カバー26からの光によって比較的明るく直射照明されるので、例えば読書又は手作業等に必要な照度を確保することができる。一方、照明器具2の周囲の空間6は、導光板22の出射部22dからの光によってあたかも間接照明のように比較的薄暗く導光照明されるので、くつろぎ感を演出することができる。
なお、本実施の形態では、複数の第1の発光素子44及び複数の第2の発光素子46をともに点灯させる場合について説明したが、例えば室内の雰囲気に応じて、複数の第1の発光素子44のみを点灯させてもよく、あるいは、複数の第2の発光素子46のみを点灯させてもよい。
[2.効果]
本実施の形態の照明器具2は、第2の発光素子46と、第2の発光素子46からの光を所定方向に導くための導光板22とを備える。導光板22は、第2の発光素子46からの光が入射する入射部22cと、入射部22cに入射した光が出射する出射部22dと、入射部22cと出射部22dとの間に形成された導光部22bであって、入射部22cから出射部22dまで湾曲しながら延び、入射部22cに入射した光を出射部22dに向けて反射させながら導くための第1の反射面70及び第2の反射面72を外周面に有する導光部22bとを有する。第1の反射面70は、導光部22bを仮想平面で切断したときの断面において、焦点Fを有する放物線を形成する。第2の反射面72は、断面において、第1の反射面70よりも出射部22dに近い側に配置され、且つ、第1の反射面70と焦点Fとを通る仮想直線と交差する位置に配置されている。
これによれば、第1の反射面70は、断面において焦点Fを有する放物線を形成するので、導光部22bの内部に導かれた光のうち第1の反射面70で反射した光は、導光部22bの内部を焦点Fに向けて収束しながら進み、焦点Fで集光された後は発散しながら第2の反射面72に入射する。また、第2の反射面72で反射した光は、出射部22dの内部に導かれ、出射部22dから空間6に向けて出射する。これにより、第1の反射面70で反射した光を効率良く第2の反射面72に入射させることができるので、導光部22bにおける光の伝搬ロスの発生を抑制することができ、第2の発光素子46からの光の利用効率を高めることができる。
さらに、入射部22cは、第2の発光素子46からの光の一部を導光方向に対して平行な光に変換するプリズム構造62を有する。
これによれば、第2の発光素子46からの光を効率良く第1の反射面70で反射させることができるので、第2の発光素子46からの光の利用効率をより一層高めることができる。
さらに、プリズム構造62は、断面においてプリズム構造62の中心軸64に対して非対称に形成されている。
これによれば、プリズム構造62からの平行光束の光軸がプリズム構造62の中心軸64に対して傾斜するので、プリズム構造62からの平行光束を第1の反射面70に臨界角よりも大きい入射角で入射させることができる。その結果、第1の反射面70に入射した光は第1の反射面70で全反射するので、第2の発光素子46からの光の利用効率をより一層高めることができる。
さらに、導光部22bは、入射部22cからプリズム構造62の中心軸64に対して出射部22dに近付く方向に傾斜しながら延びる傾斜部66と、傾斜部66から出射部22dまで湾曲しながら延び、第1の反射面70及び第2の反射面72が形成された湾曲部68とを有する。
これによれば、プリズム構造62からの平行光束を傾斜部66の内部に効率良く導くことができる。
さらに、第2の反射面72の少なくとも一部には粗面80が形成されている。
これによれば、第2の反射面72で反射した光は、粗面80によって拡散されながら出射部22dの内部に導かれる。これにより、出射部22dに、集光された光束の粗密の分布に起因する縞模様が発生するのを抑制することができる。
さらに、第2の反射面72は、断面において曲線を形成する。
これによれば、第2の反射面72で反射した光を出射部22dの内部に効率良く導くことができる。
さらに、導光部22bの内周面側において、導光部22bと出射部22dとの間には凹部82が形成されている。
これによれば、出射部22dから導光部22bに戻る方向に進もうとする戻り光は、凹部82で反射することにより、導光部22bに戻ることなく、出射部22dの内部に再度導かれる。その結果、第2の発光素子46からの光の利用効率をより一層高めることができる。
さらに、導光板22は、入射部22cから導光部22bとは異なる方向に分岐して延びる分岐導光部22eを有する。
これによれば、入射部22cに入射した光のうち、導光部22bの内部に導かれなかった光を分岐導光部22eに入射させることができる。その結果、分岐導光部22eに入射した光を空間6の直射照明に寄与させることができ、第2の発光素子46からの光の利用効率をより一層高めることができる。
さらに、出射部22dの少なくとも一部には、出射部22dから光を出射させるためのプリズム形状60が形成されている。
これによれば、出射部22dの内部に導かれた光は、プリズム形状60で反射することにより、出射部22dから出射する。その結果、光を出射部22dから効率良く出射させることができる。
さらに、導光板22は、開口部22aを有するリング状に形成されている。導光部22bは、開口部22aを有し、入射部22cから出射部22dに向けてラッパ状に広がっている。入射部22cは、導光部22bの一端部から開口部22aの中心軸58に対して略平行に延びている。出射部22dは、導光部22bの他端部から導光部22bの径方向外側に延びている。また、仮想平面は、開口部22aの中心軸58を含む平面である。
これによれば、導光板22をリング状に形成することにより、照明器具2を例えば円形状のシーリングライト等として適用することができる。
(変形例)
次に、図13を参照しながら、実施の形態の変形例に係る導光板22Aについて説明する。図13は、実施の形態の変形例に係る導光板22Aの一部を拡大して示す斜視図である。
図13に示すように、変形例に係る導光板22Aの第2の反射面72Aには、プリズム形状によって粗面80Aが形成されている。このような構成によっても、上記実施の形態で説明したのと同様に、出射部22dに集光された光束の粗密の分布に起因する縞模様が発生するのを抑制することができる。
なお、上述したプリズム形状に代えて、第2の反射面72Aに例えばマイクロレンズアレイ形状等を形成することにより粗面80Aを形成してもよい。
(他の変形例等)
以上、本発明について実施の形態及び変形例に基づいて説明したが、本発明は、上記実施の形態及び変形例に限定されるものではない。
上記実施の形態等では、照明器具2をシーリングライトとしたが、これに限定されず、例えばシャンデリア、ペンダントライト、ブラケットライト、バスルームライト又はキッチンライト等としてもよい。あるいは、照明器具2を例えば液晶表示装置に搭載されるバックライト等としてもよい。
また、上記実施の形態等では、プリズム構造を、第2の発光素子46からの発散光を平行光に変換するプリズム構造62としたが、これに限定されず、例えば第2の発光素子46からの発散光を収束光に変換する集光レンズ構造としてもよい。
また、上記実施の形態等では、導光板22(22A)をリング状に形成したが、これに限定されず、例えば矩形状に形成してもよい。
また、上記実施の形態等では、第2の反射面72が上記断面において曲線を形成するようにしたが、これに限定されず、第2の反射面72が上記断面において例えば直線を形成するようにしてもよい。
また、上記実施の形態等では、第1の発光素子44及び第2の発光素子46の各実装構造をSMD構造としたが、これに限定されず、例えばLEDチップを基板42に直接実装したCOB(Chip On Board)構造であってもよい。この場合、封止部材によって、基板42上に実装された複数のLEDチップを一括に封止してもよく、あるいは、個別に封止してもよい。また、封止部材には、上述した黄色蛍光体等の波長変換材が含有されていてもよい。
また、上記実施の形態等では、第1の発光素子44及び第2の発光素子46としてLEDを例示したが、これに限定されず、例えば半導体レーザ等の半導体発光素子、有機EL(Electro Luminescence)又は無機EL等、その他の固体発光素子を用いてもよい。
その他、上記実施の形態等に対して当業者が思い付く各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
2 照明器具
22,22A 導光板
22a 開口部
22b 導光部
22c 入射部
22d 出射部
22e 分岐導光部
46 第2の発光素子(発光素子)
58,64 中心軸
60 プリズム形状(微細構造部)
62 プリズム構造
66 傾斜部
68 湾曲部
70 第1の反射面
72,72A 第2の反射面
76,78 仮想直線
80,80A 粗面
82 凹部
F 焦点

Claims (10)

  1. 発光素子と、
    前記発光素子からの光を所定方向に導くための導光板と、を備え、
    前記導光板は、
    前記発光素子からの光が入射する入射部と、
    前記入射部に入射した光が出射する出射部と、
    前記入射部と前記出射部との間に形成された導光部であって、前記入射部から前記出射部まで湾曲しながら延び、前記入射部に入射した光を前記出射部に向けて反射させながら導くための第1の反射面及び第2の反射面を外周面に有する導光部と、を有し、
    前記第1の反射面は、前記導光部を仮想平面で切断したときの断面において、焦点を有する放物線を形成し、
    前記第2の反射面は、前記断面において、前記第1の反射面よりも前記出射部に近い側に配置され、且つ、前記第1の反射面と前記焦点とを通る仮想直線と交差する位置に配置されており、
    前記導光部の内部に導かれた光のうち前記第1の反射面で反射した光は、前記導光部の内部を前記焦点に向けて収束しながら進み、前記焦点で集光された後は発散しながら前記第2の反射面で反射し、
    前記第2の反射面で反射した光は、前記出射部の内部に導かれ、前記出射部から出射する
    照明器具。
  2. 前記入射部は、前記発光素子からの光を平行光又は収束光に変換するプリズム構造を有する
    請求項1に記載の照明器具。
  3. 前記プリズム構造は、前記断面において前記プリズム構造の中心軸に対して非対称に形成されている
    請求項2に記載の照明器具。
  4. 前記導光部は、
    前記入射部から前記プリズム構造の中心軸に対して前記出射部に近付く方向に傾斜しながら延びる傾斜部と、
    前記傾斜部から前記出射部まで湾曲しながら延び、前記第1の反射面及び前記第2の反射面が形成された湾曲部と、を有する
    請求項3に記載の照明器具。
  5. 前記第2の反射面の少なくとも一部には粗面が形成されている
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の照明器具。
  6. 前記第2の反射面は、前記断面において曲線を形成する
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の照明器具。
  7. 前記導光部の内周面側において、前記導光部と前記出射部との間には凹部が形成されている
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の照明器具。
  8. 前記導光板は、さらに、前記入射部から前記導光部とは異なる方向に分岐して延びる分岐導光部を有する
    請求項1〜7のいずれか1項に記載の照明器具。
  9. 前記出射部の少なくとも一部には、前記出射部から光を出射させるための微細構造部が形成されている
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の照明器具。
  10. 前記導光板は、開口部を有するリング状に形成され、
    前記導光部は、前記開口部を有し、前記入射部から前記出射部に向けてラッパ状に広がり、
    前記入射部は、前記導光部の一端部から前記開口部の中心軸に対して略平行に延び、
    前記出射部は、前記導光部の他端部から前記導光部の径方向外側に延びており、
    前記仮想平面は、前記開口部の前記中心軸を含む平面である
    請求項1〜9のいずれか1項に記載の照明器具。
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