JP6764810B2 - 自動分析装置 - Google Patents
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Description
1)分析対象物質の抗原を含む試料に対して、この抗原と選択的に反応する抗体を修飾した磁性粒子が分散した試薬を混合し、抗原と磁性粒子を抗原抗体反応により結合させる。
2)さらに、分析対象物質の抗原と選択的に反応する抗体を結合した発光標識試薬を混合し、先に磁性粒子と結合させたときとは別の抗原の反応サイトに発光標識分子を結合させる。本工程において、一つの抗原を磁性粒子と発光標識分子の2つの抗体が挟み込む形の免疫複合体が生成する。本方法ではこの免疫複合体を検出物質として用いることから、この方法がサンドイッチ法と呼ばれている。発光標識分子としては、波長620nmに発光ピークを有するトリス(2、2’−ビピリジル)ルテニウム(II)錯体が用いられることが多い。
3)この免疫複合体を分析用セルに導入し、永久磁石を利用して、分析用セル内の作用電極上に磁性粒子を磁気捕捉する。
4)次いで、電気化学発光反応に必要な共反応物質(Co−reactant)を含む測定バッファを分析用セル内に導入し、作用電極上に共反応物質を供給するとともに、試料や免疫反応試薬に由来する分析用セル内の共存物質を系外に排出する。共反応物質としては、トリプロピルアミン(TPA)が用いられることが多い。
5)作用電極に既定の電圧を印加し、免疫複合体に結合している発光標識分子と共反応物質の反応を介して、電気化学発光を生じさせる。
6)光検出部において発光検出を行い、発光検出量から分析対象物質の濃度を決定する。光検出部材としては、光電子増倍管(フォトマルチプライヤ、PMT)が用いられることが多い。
試薬容器3において、試薬2が規定の初期量、すなわち最大液量分だけ入っているときの試薬2の液面高さを、試薬液面高さ(最大液量)12と定義する。他方で、試薬容器3において、試薬2が規定の最小量分だけ入っているときの試薬2の液面高さを試薬液面高さ(最小液量)13と定義する。既定の最小量とは、たとえば一定以下の試薬残量において、空吸いが起こるのを防ぐために設定される、使用可能な最低量である。使用可能な最低量は、装置において設定されている。
残試薬排出動作を行うための具体的なトリガは、殺菌処理動作が完了したことの検知または殺菌処理動作が完了した旨の情報の通知となる。この場合、殺菌処理が完了するごとに残試薬排出動作を行うため、殺菌流路に古い試薬が貯留されることはなく、オペレータが任意のタイミングで試薬容器3を新品に交換したとしても、流路内に残った古い試薬が新品の新しい試薬容器に持ち越されることを抑制することが可能となる。
残試薬排出動作を行うための具体的なトリガは、装置からの残試薬排出動作の指示情報の入力である。装置の判断とは、具体的には、例えば装置がソフトカウンティングや(図示しない)液面検出手段にもとづき、試薬容器3内の試薬2の残量が最小液量に到達したこと、あるいは試薬2について設定される消費期限を経過したこと、のいずれかを検知した場合が挙げられる。検知後は試薬容器3の交換が必要となるため、試薬容器3を交換する前に残試薬排出動作を実施することにより、第一の流路41内の試薬は古い試薬容器3内に戻される。その後の任意のタイミングでオペレータが試薬容器3を新品に交換した場合であっても、新しい試薬容器に古い試薬が混合することを抑制することが可能となる。
残試薬排出動作を行うための具体的なトリガは、装置使用者による試薬容器の交換予告を示す情報の入力である。具体的には、例えば装置使用者が、試薬容器を交換する直前に試薬容器の交換開始ボタン(図示せず)を押す、あるいは入力部103を通じて試薬交換の指示を入力する場合が挙げられる。いずれかの発生を検出してから装置が残試薬排出動作を実施することにより、その後の任意のタイミングで試薬容器3が新品に交換される場合であっても、新しい試薬容器内に流路内残試薬の持越しを抑制することが可能となる。
なお、残試薬排出動作を行うタイミングは実施例1の場合と同様である。
前述した各実施の形態においては、各実施形態は、任意に組み合わせて所望の効果を得ることができる。
3 試薬容器
41 第一の流路
42 第二の流路
43 殺菌時吸引口
44 殺菌時吐出口
45 殺菌時吸引口高さ調整機構
46 第二の流路の吸引口
5 主殺菌部
6 ポンプ
7 検出部
8 三方弁
81,82,83,84 流路
9 開閉弁
91、92 流路
12 最大液量の液面
13 最少液量の液面
21、22 表示
Claims (13)
- 試薬を殺菌する殺菌部と、
試薬容器内に貯留された試薬を吸引する吸引口、および前記試薬を前記試薬容器内に吐出する吐出口を有し、前記吸引口と前記吐出口の間に前記殺菌部が配置された殺菌流路と、
前記殺菌流路を通して試薬を前記試薬容器と前記殺菌部の間で移送するポンプと、
試薬を利用した分析を行う検出部と、
前記試薬容器内に貯留された試薬を吸引する吸引口を有し、前記試薬容器内の試薬を前記検出部に移送する検出流路と、
自動分析装置を制御する制御部を備え、
所定のタイミングで、前記殺菌流路内に空気を取り入れ、前記殺菌流路内に残留する試薬を前記試薬容器内に排出する残試薬排出動作を行うことを特徴とする、自動分析装置。 - 請求項1記載の分析装置において、
前記制御部は、前記殺菌流路の少なくとも一部を一時的に大気解放させる、自動分析装置。 - 請求項2記載の自動分析装置において、
前記吐出口は試薬が前記試薬容器内に最大液量の試薬が貯留された際の液面よりも高い位置に位置づけられており、
前記ポンプは前記吸引口から前記吐出口へ試薬を送液する第一の送液方向と、前記第一の送液方向と逆方向に試薬を送液する第二の送液方向に試薬を送液可能である、自動分析装置。 - 請求項3記載の分析装置において、
前記吐出口は前記殺菌流路の外壁近傍に位置づけられている、自動分析装置。 - 請求項3記載の分析装置において、
残試薬排出時の前記ポンプの流量の絶対値は、殺菌処理時の流量の絶対値よりも低下させることを特徴とする自動分析装置。 - 請求項2記載の分析装置において、
試薬容器の高さ方向に前記吸引口の位置を調整する高さ調整機構を備え、
前記制御部は、所定のトリガを検出すると、前記吸引口の高さが試薬容器内に最大液量の試薬が貯留された際の液面よりも高い位置に位置づけるよう前記高さ調整機構を制御する、自動分析装置。 - 請求項6記載の分析装置において、
前記吐出口は、前記試薬容器内に最少液量の試薬が貯留された際の液面のよりも低い位置に位置づけられる、自動分析装置。 - 請求項6記載の分析装置において、
前記吸引口と前記ポンプとの間に設けられ、外気と接続する大気解放流路と、
前記殺菌流路と前記大気解放流路とを切り替え可能に接続する弁と、を有し、
前記制御部は、前記殺菌流路と前記大気解放流路を接続することで、前記殺菌流路中の残試薬を前記試薬容器内に吐き戻す、自動分析装置。 - 請求項8記載の分析装置において、
前記弁と前記吸引口との間に第2のポンプを有し、
前記所定のトリガを検出すると、前記第2のポンプは前記大気解放流路から前記吸引口の方向の流れを生じさせる、自動分析装置。 - 請求項2記載の自動分析装置において、
前記検出流路の吸引口の高さは、前記殺菌流路の吸引口よりも低い位置に位置づけられており、
前記試薬容器内の試薬を、前記殺菌流路の吸引口の高さよりも低い試薬液面高さとなるまで前記検出流路の吸引口から吸引し、その後に前記試薬液面高さよりも高い位置に位置づけられた殺菌流路の吐出口から当該殺菌流路内の残試薬を排出する、自動分析装置。 - 請求項1記載の自動分析装置において、
前記ポンプによる液の流れの方向は殺菌処理時と残試薬排出時で同方向とすることを特徴とする自動分析装置。 - 請求項1記載の自動分析装置において、
前記ポンプまたは前記殺菌流路の途中に設けられた弁により、殺菌処理時以外は、試薬の流通を遮断させる、自動分析装置。 - 請求項1記載の自動分析装置において、
前記所定のタイミングは、殺菌処理後、装置による指示があったとき、あるいは、装置使用者よる試薬容器の交換予告があったとき、の少なくともいずれかである、自動分析装置。
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