JPH1062432A - 自動検体前処理装置および自動検体前処理方法 - Google Patents
自動検体前処理装置および自動検体前処理方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】検体について希釈や前反応等の前処理を、測定
のための反応系とは別個の反応系を用いて実施すること
により、前処理から測定までの一連の反応を自動的かつ
短時間で処理し得る自動検体前処理装置を提供する。 【解決手段】検体ラック、前処理容器及び測定容器、液
体分注手段、容器を担持し移送するための容器担持部を
有する第1容器移送手段、第1容器移送手段の容器担持
部に前処理容器を供給する前処理容器供給手段、第1容
器移送手段の容器担持部に測定容器を供給する測定容器
供給手段、使用済容器を廃棄するための廃棄口、第1容
器移送手段の容器担持部に担持された使用済容器を廃棄
口に移送するための第2容器移送手段、検体について測
定を行うための測定手段を備えた反応槽、第1容器移送
手段の容器担持部に担持された容器を反応槽に移送する
ための第3容器移送手段とからなる装置により前記課題
を解決する。
のための反応系とは別個の反応系を用いて実施すること
により、前処理から測定までの一連の反応を自動的かつ
短時間で処理し得る自動検体前処理装置を提供する。 【解決手段】検体ラック、前処理容器及び測定容器、液
体分注手段、容器を担持し移送するための容器担持部を
有する第1容器移送手段、第1容器移送手段の容器担持
部に前処理容器を供給する前処理容器供給手段、第1容
器移送手段の容器担持部に測定容器を供給する測定容器
供給手段、使用済容器を廃棄するための廃棄口、第1容
器移送手段の容器担持部に担持された使用済容器を廃棄
口に移送するための第2容器移送手段、検体について測
定を行うための測定手段を備えた反応槽、第1容器移送
手段の容器担持部に担持された容器を反応槽に移送する
ための第3容器移送手段とからなる装置により前記課題
を解決する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、検体中の特定成分
を分析するための自動分析装置に搭載され、好ましくは
自動分析装置と一体に構成される、検体の分析に先立っ
て検体を自動的に希釈及び/又は前反応可能な自動検体
前処理装置に関し、特に、自動免疫測定装置等の生化学
測定装置と一体に構成される、検体の自動希釈や自動前
反応用の前処理装置に関するものである。
を分析するための自動分析装置に搭載され、好ましくは
自動分析装置と一体に構成される、検体の分析に先立っ
て検体を自動的に希釈及び/又は前反応可能な自動検体
前処理装置に関し、特に、自動免疫測定装置等の生化学
測定装置と一体に構成される、検体の自動希釈や自動前
反応用の前処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】血液等の体液中の特定物質を測定するこ
とによる、特定疾患の臨床的診断が行われている。例え
ば特定物質に対する抗体等を用いた免疫測定は、比較的
高感度の測定を容易に実施可能であり、近年、大規模な
臨床検査センター等で盛んに行われている。
とによる、特定疾患の臨床的診断が行われている。例え
ば特定物質に対する抗体等を用いた免疫測定は、比較的
高感度の測定を容易に実施可能であり、近年、大規模な
臨床検査センター等で盛んに行われている。
【0003】このような、種々の生化学的又は免疫学的
測定においては、血液検体等に何ら処理を加えることな
く測定に供する場合もあるが、測定装置の検量域を越え
る高濃度の測定対象物質を含有する検体を測定する場合
や、検体中の共存物質の影響を回避し、或いは測定対象
成分を活性化して測定感度や測定精度を向上することを
目的として測定に先立ち前処理を行なうことも多い。前
反応として、例えば、検体中の蛋白を変性させ、特定成
分を阻害又は活性化させるために検体を加熱処理し、更
には測定用試薬とは別に前反応用試薬を添加する等の操
作を例示できる。より具体的に、例えば、検体中の蛋白
結合性低分子成分を免疫測定法で測定する場合等には、
予め蛋白質を加熱変性、酸性又はアルカリ変性させるた
めに前反応を行ない、当該低分子成分を蛋白質から解離
し、後に免疫測定による測定を実施する。
測定においては、血液検体等に何ら処理を加えることな
く測定に供する場合もあるが、測定装置の検量域を越え
る高濃度の測定対象物質を含有する検体を測定する場合
や、検体中の共存物質の影響を回避し、或いは測定対象
成分を活性化して測定感度や測定精度を向上することを
目的として測定に先立ち前処理を行なうことも多い。前
反応として、例えば、検体中の蛋白を変性させ、特定成
分を阻害又は活性化させるために検体を加熱処理し、更
には測定用試薬とは別に前反応用試薬を添加する等の操
作を例示できる。より具体的に、例えば、検体中の蛋白
結合性低分子成分を免疫測定法で測定する場合等には、
予め蛋白質を加熱変性、酸性又はアルカリ変性させるた
めに前反応を行ない、当該低分子成分を蛋白質から解離
し、後に免疫測定による測定を実施する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の如く、希釈や変
性試薬の添加、撹拌、インキュベーション、中和剤の添
加等の操作を含む前反応等の前処理操作は、従来、手作
業により行われることが多く、時間を要するため、大量
の検体について測定を行なう際には特に長時間を要する
という課題があった。また、操作が煩雑であり、再現性
もよくない等の課題もあった。
性試薬の添加、撹拌、インキュベーション、中和剤の添
加等の操作を含む前反応等の前処理操作は、従来、手作
業により行われることが多く、時間を要するため、大量
の検体について測定を行なう際には特に長時間を要する
という課題があった。また、操作が煩雑であり、再現性
もよくない等の課題もあった。
【0005】これら課題を解決するため、前反応専用装
置を用いたり、自動分析装置の反応キュベット中に検体
と前反応試薬を分注して前反応を行い、この後に連続し
て測定試薬を添加する方法等が提案されている。これら
の方法により前処理操作を簡便化し、再現性を向上する
ことも可能ではあるが、しかし、専用装置を用いると前
反応の終了した検体を分析装置に移しかえる作業が必要
となり、前処理から測定までを自動的に行ない得ないと
いう新たな課題を生じる。
置を用いたり、自動分析装置の反応キュベット中に検体
と前反応試薬を分注して前反応を行い、この後に連続し
て測定試薬を添加する方法等が提案されている。これら
の方法により前処理操作を簡便化し、再現性を向上する
ことも可能ではあるが、しかし、専用装置を用いると前
反応の終了した検体を分析装置に移しかえる作業が必要
となり、前処理から測定までを自動的に行ない得ないと
いう新たな課題を生じる。
【0006】また自動分析装置の反応キュベット中に検
体と前反応試薬を分注して前反応を行い、この後に連続
して測定試薬を添加する方法では、実施可能な前反応方
法が限られるという課題がある。更に、前反応を行なう
反応キュベットは、検体間の汚染等を防止する等のため
に一検体一測定用の使い捨てキュベットである場合が多
く、一回の操作で得られた前反応検体液に対して複数の
測定を行うためには測定回数分の前反応操作が必要とな
り、その結果検体使用量が増加したり、前処理に長時間
を要する等の課題がある。
体と前反応試薬を分注して前反応を行い、この後に連続
して測定試薬を添加する方法では、実施可能な前反応方
法が限られるという課題がある。更に、前反応を行なう
反応キュベットは、検体間の汚染等を防止する等のため
に一検体一測定用の使い捨てキュベットである場合が多
く、一回の操作で得られた前反応検体液に対して複数の
測定を行うためには測定回数分の前反応操作が必要とな
り、その結果検体使用量が増加したり、前処理に長時間
を要する等の課題がある。
【0007】一方、測定対象である特定物質が測定装置
の検量域をオーバーする程度に含有されている検体を希
釈して測定する場合には、希釈していない検体について
測定を行った後に手作業で希釈を行ったり、或いは希釈
専用装置を用いて希釈してから再度測定を行ない、得ら
れた結果に希釈倍率をかけて本来の濃度値を算出する方
法が知られている。また、希釈していない検体について
測定を行った後に、検量域から外れた検体のリストを作
成し、オフラインにより測定装置を用いて検体希釈を行
ない、希釈倍率を外部から入力後希釈検体を再度測定に
かけてその本来の濃度値を得る方法や、更には検量域か
ら外れた検体に対し、予め入力した希釈倍率となるよう
に、同一検体の測定中にオンラインにて測定系の中で希
釈を行い、当該入力希釈倍率から本来の濃度値を得る方
法などが知られている。
の検量域をオーバーする程度に含有されている検体を希
釈して測定する場合には、希釈していない検体について
測定を行った後に手作業で希釈を行ったり、或いは希釈
専用装置を用いて希釈してから再度測定を行ない、得ら
れた結果に希釈倍率をかけて本来の濃度値を算出する方
法が知られている。また、希釈していない検体について
測定を行った後に、検量域から外れた検体のリストを作
成し、オフラインにより測定装置を用いて検体希釈を行
ない、希釈倍率を外部から入力後希釈検体を再度測定に
かけてその本来の濃度値を得る方法や、更には検量域か
ら外れた検体に対し、予め入力した希釈倍率となるよう
に、同一検体の測定中にオンラインにて測定系の中で希
釈を行い、当該入力希釈倍率から本来の濃度値を得る方
法などが知られている。
【0008】しかし、手作業による希釈、希釈専用装置
を用いる方法、又は、オフラインにて測定装置を用いて
希釈する方法は、当然のことながら希釈や検体のリセッ
ト、そして装置の条件設定等が必要で自動測定を実現す
ることはできず、測定を終了するまでに長時間を要する
という課題がある。分析装置を用いてオンラインで自動
前希釈する方法は、人手を要することがなく、測定時間
も他の方法に比べて短縮可能であるが、時間当たりの検
体測定速度が低いという課題がある。
を用いる方法、又は、オフラインにて測定装置を用いて
希釈する方法は、当然のことながら希釈や検体のリセッ
ト、そして装置の条件設定等が必要で自動測定を実現す
ることはできず、測定を終了するまでに長時間を要する
という課題がある。分析装置を用いてオンラインで自動
前希釈する方法は、人手を要することがなく、測定時間
も他の方法に比べて短縮可能であるが、時間当たりの検
体測定速度が低いという課題がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、従来技術
に見られる課題は前反応や希釈等の前処理を測定装置中
の測定用容器中で行なう等、測定のための一連の反応系
中で実施することに起因すると考え、種々検討を行っ
た。例えば、オンライン自動希釈機能を搭載する測定装
置は、測定に直接関与する例えば免疫反応や酵素反応等
を行う反応槽と希釈操作等を行う槽を一体に設け、一検
体一測定項目用のキュベットを用いるというような、前
処理が反応系中に組み込まれた装置であるため、同一の
希釈検体を複数回測定する場合であっても測定毎に同様
の希釈操作を繰り返し実施することが必要となるのであ
る。
に見られる課題は前反応や希釈等の前処理を測定装置中
の測定用容器中で行なう等、測定のための一連の反応系
中で実施することに起因すると考え、種々検討を行っ
た。例えば、オンライン自動希釈機能を搭載する測定装
置は、測定に直接関与する例えば免疫反応や酵素反応等
を行う反応槽と希釈操作等を行う槽を一体に設け、一検
体一測定項目用のキュベットを用いるというような、前
処理が反応系中に組み込まれた装置であるため、同一の
希釈検体を複数回測定する場合であっても測定毎に同様
の希釈操作を繰り返し実施することが必要となるのであ
る。
【0010】そこで本発明者らは、測定のための反応系
と前処理を別個の系で実施することにより、希釈や前反
応等の前処理を自動的かつ効率的に行い得る自動前処理
装置について検討した結果、本発明を完成するに至っ
た。即ち本発明は、少なくとも、(1)検体ラック、
(2)前処理容器及び測定容器、(3)液体分注手段、
(4)容器を担持し移送するための容器担持部を有する
第1容器移送手段、(5)第1容器移送手段の容器担持
部に前処理容器を供給する前処理容器供給手段、(6)
第1容器移送手段の容器担持部に測定容器を供給する測
定容器供給手段、(7)使用済容器を廃棄するための廃
棄口、(8)第1容器移送手段の容器担持部に担持され
た使用済容器を廃棄口に移送するための第2容器移送手
段、(9)検体について測定を行うための測定手段を備
えた反応槽及び(10)第1容器移送手段の容器担持部
に担持された容器を反応槽に移送するための第3容器移
送手段とを含む自動検体前処理装置であって、(a)検
体ラックは、検体を収容する検体容器及び前処理用液を
収容する容器を担持するものであり、(b)液体分注手
段は、検体ラック上の容器から所定量の液体を吸引し第
1容器移送手段の移送路上の液体吐出位置に位置する容
器に当該所定量の液体を吐出し、かつ当該液体吐出位置
で容器から所定量の液体を吸引し吐出するものであり、
(c)前処理容器供給手段は、複数の前処理容器を貯蔵
すると共に、第1容器移送手段の移送路上の前処理容器
供給位置に位置する容器担持部に該容器を供給するもの
であり、(d)測定容器供給手段は、複数の測定容器を
貯蔵すると共に、第1容器移送手段の移送路上の測定容
器供給位置に位置する容器担持部に該容器を供給するも
のであり、(e)第2容器移送手段は、第1容器移送手
段の移送路上の容器廃棄位置に位置する使用済容器を廃
棄口に移送するものであり、(f)第3容器移送手段
は、第1容器移送手段の移送路上の容器移送位置と反応
槽上の容器受入位置の間で容器を移送するものであり、
(g)反応槽は、前処理されていない検体及び/又は前
処理された検体について所定の測定を行なうための測定
手段を備え、かつ、少なくとも1の容器を担持可能なも
のであり、(h)第1容器移送手段は、前処理容器及び
/又は測定容器を担持可能な容器担持部と、液体分注手
段による前記液体吐出位置、前処理容器供給手段による
前記前処理容器供給位置、測定容器供給手段による前記
測定容器供給位置、第2移送手段による前記容器廃棄位
置及び第3容器移送手段による前記容器移送位置の間を
連結する移送路を有し、該容器担持部をこれら各位置間
で移送するものである、自動検体前処理装置である。以
下本発明を詳細に説明する。
と前処理を別個の系で実施することにより、希釈や前反
応等の前処理を自動的かつ効率的に行い得る自動前処理
装置について検討した結果、本発明を完成するに至っ
た。即ち本発明は、少なくとも、(1)検体ラック、
(2)前処理容器及び測定容器、(3)液体分注手段、
(4)容器を担持し移送するための容器担持部を有する
第1容器移送手段、(5)第1容器移送手段の容器担持
部に前処理容器を供給する前処理容器供給手段、(6)
第1容器移送手段の容器担持部に測定容器を供給する測
定容器供給手段、(7)使用済容器を廃棄するための廃
棄口、(8)第1容器移送手段の容器担持部に担持され
た使用済容器を廃棄口に移送するための第2容器移送手
段、(9)検体について測定を行うための測定手段を備
えた反応槽及び(10)第1容器移送手段の容器担持部
に担持された容器を反応槽に移送するための第3容器移
送手段とを含む自動検体前処理装置であって、(a)検
体ラックは、検体を収容する検体容器及び前処理用液を
収容する容器を担持するものであり、(b)液体分注手
段は、検体ラック上の容器から所定量の液体を吸引し第
1容器移送手段の移送路上の液体吐出位置に位置する容
器に当該所定量の液体を吐出し、かつ当該液体吐出位置
で容器から所定量の液体を吸引し吐出するものであり、
(c)前処理容器供給手段は、複数の前処理容器を貯蔵
すると共に、第1容器移送手段の移送路上の前処理容器
供給位置に位置する容器担持部に該容器を供給するもの
であり、(d)測定容器供給手段は、複数の測定容器を
貯蔵すると共に、第1容器移送手段の移送路上の測定容
器供給位置に位置する容器担持部に該容器を供給するも
のであり、(e)第2容器移送手段は、第1容器移送手
段の移送路上の容器廃棄位置に位置する使用済容器を廃
棄口に移送するものであり、(f)第3容器移送手段
は、第1容器移送手段の移送路上の容器移送位置と反応
槽上の容器受入位置の間で容器を移送するものであり、
(g)反応槽は、前処理されていない検体及び/又は前
処理された検体について所定の測定を行なうための測定
手段を備え、かつ、少なくとも1の容器を担持可能なも
のであり、(h)第1容器移送手段は、前処理容器及び
/又は測定容器を担持可能な容器担持部と、液体分注手
段による前記液体吐出位置、前処理容器供給手段による
前記前処理容器供給位置、測定容器供給手段による前記
測定容器供給位置、第2移送手段による前記容器廃棄位
置及び第3容器移送手段による前記容器移送位置の間を
連結する移送路を有し、該容器担持部をこれら各位置間
で移送するものである、自動検体前処理装置である。以
下本発明を詳細に説明する。
【0011】本発明は、自動分析装置を用いて検体を測
定する際において、前反応や希釈等の前処理を必要とす
る場合、例えば免疫測定装置におけるいわゆるサンドイ
ッチ又は競合的免疫反応とその結果の測定を行なう主反
応系とは別の反応系中で検体を自動的にオンライン前処
理し、処理後の検体について測定を行なう、自動分析装
置に搭載される自動検体前処理装置を提供することにあ
る。
定する際において、前反応や希釈等の前処理を必要とす
る場合、例えば免疫測定装置におけるいわゆるサンドイ
ッチ又は競合的免疫反応とその結果の測定を行なう主反
応系とは別の反応系中で検体を自動的にオンライン前処
理し、処理後の検体について測定を行なう、自動分析装
置に搭載される自動検体前処理装置を提供することにあ
る。
【0012】まず、本発明の装置を用いる、検体を任意
の倍率に希釈し測定する操作を説明する。検体ラックに
は、1又は複数の測定されるべき検体を収容する容器の
他に、検体希釈に使用する希釈液を収容する希釈液容器
が担持される。むろん、これらの容器の他に、後述する
他の試薬、例えば検体測定のための試薬を担持させるこ
ともできる。具体的に免疫測定を行う場合には、酵素等
の標識物質と結合した抗体や抗原、酵素等を標識物質と
して使用した場合の酵素基質溶液、いわゆる結合/未結
合標識物質の分離用洗浄液等を例示できる。また希釈液
は1種類に制限されず、複数種類を用いることもでき
る。検体ラックは、これらの容器を担持する単一の構成
物である必要はなく、例えば検体容器用のラックと希釈
液容器用のラック等を分離して、2つのラックをもって
検体ラックとすることもできる。検体ラックは、前記容
器を担持可能であれば制限はないが、例えば前記容器中
の検体等を温調するためのヒーター及び/又はクーラー
等の温調機構等を具備していても良い。
の倍率に希釈し測定する操作を説明する。検体ラックに
は、1又は複数の測定されるべき検体を収容する容器の
他に、検体希釈に使用する希釈液を収容する希釈液容器
が担持される。むろん、これらの容器の他に、後述する
他の試薬、例えば検体測定のための試薬を担持させるこ
ともできる。具体的に免疫測定を行う場合には、酵素等
の標識物質と結合した抗体や抗原、酵素等を標識物質と
して使用した場合の酵素基質溶液、いわゆる結合/未結
合標識物質の分離用洗浄液等を例示できる。また希釈液
は1種類に制限されず、複数種類を用いることもでき
る。検体ラックは、これらの容器を担持する単一の構成
物である必要はなく、例えば検体容器用のラックと希釈
液容器用のラック等を分離して、2つのラックをもって
検体ラックとすることもできる。検体ラックは、前記容
器を担持可能であれば制限はないが、例えば前記容器中
の検体等を温調するためのヒーター及び/又はクーラー
等の温調機構等を具備していても良い。
【0013】検体ラックは、例えば後述する反応槽と同
一面上に併設したり、反応槽と重なるようにその下部に
設置することができる。特に反応槽と重ねて二階建て様
に構成した場合には、装置の専有面積を減少することが
可能であり、小型の装置が求められる臨床検査等の分野
において好適な装置を供給することが可能である。
一面上に併設したり、反応槽と重なるようにその下部に
設置することができる。特に反応槽と重ねて二階建て様
に構成した場合には、装置の専有面積を減少することが
可能であり、小型の装置が求められる臨床検査等の分野
において好適な装置を供給することが可能である。
【0014】検体ラックに担持された容器中の検体及び
希釈液は、液体分注手段により吸引・吐出される。当該
手段としては、ポンプやエアシリンダーとノズルから構
成される通常の分注手段を使用することができるが、検
体間及び/又は検体と希釈液間の汚染を防止するため、
使い捨てのチップをノズル先端に装着して使用するタイ
プのものを用い、異種の液体について吸引・吐出操作を
行う際には当該操作に先立ってチップを自動交換する構
成が特に好ましい。また液体分注手段は1以上設置され
れば良く、例えば1の液体分注手段を検体と希釈液の吸
引・吐出で兼用したり、希釈液専用の液体分注手段と検
体専用の分注手段を別個に設置しこれらの吸引・吐出を
個別に行なう等しても良い。当然のことながら、検体ラ
ックに前記したような他の試薬を担持させた場合には、
これら試薬の分注操作に該液体分注手段を兼用すること
もできる。
希釈液は、液体分注手段により吸引・吐出される。当該
手段としては、ポンプやエアシリンダーとノズルから構
成される通常の分注手段を使用することができるが、検
体間及び/又は検体と希釈液間の汚染を防止するため、
使い捨てのチップをノズル先端に装着して使用するタイ
プのものを用い、異種の液体について吸引・吐出操作を
行う際には当該操作に先立ってチップを自動交換する構
成が特に好ましい。また液体分注手段は1以上設置され
れば良く、例えば1の液体分注手段を検体と希釈液の吸
引・吐出で兼用したり、希釈液専用の液体分注手段と検
体専用の分注手段を別個に設置しこれらの吸引・吐出を
個別に行なう等しても良い。当然のことながら、検体ラ
ックに前記したような他の試薬を担持させた場合には、
これら試薬の分注操作に該液体分注手段を兼用すること
もできる。
【0015】特に1の液体容器分注手段を検体と希釈液
の吸引・吐出に兼用する場合、操作を2回に分けて行な
うこともできるが、例えば検体と希釈液の両方を一度に
吸引・吐出することも可能である。この場合、検体によ
り希釈液が汚染されるのを防止するため、先ず希釈液を
吸引した後に検体を吸引することが好ましい。操作を2
回に分けて行なう場合であっても、まず希釈液の吸引・
吐出操作を行ない、次に検体の吸引・吐出操作を行なう
ことが好ましい。
の吸引・吐出に兼用する場合、操作を2回に分けて行な
うこともできるが、例えば検体と希釈液の両方を一度に
吸引・吐出することも可能である。この場合、検体によ
り希釈液が汚染されるのを防止するため、先ず希釈液を
吸引した後に検体を吸引することが好ましい。操作を2
回に分けて行なう場合であっても、まず希釈液の吸引・
吐出操作を行ない、次に検体の吸引・吐出操作を行なう
ことが好ましい。
【0016】検体容器等からの液体の吸引は、例えば検
体ラック付近に十分なスペースを確保できるのであれ
ば、検体ラックを不動とし、液体分注手段を任意の容器
上に移動してノズル先端等を容器中に挿入する構成で実
現できる。これにより、検体ラックの構成を簡略化する
ことが可能である。このような構成以外にも、例えば、
液体分注手段の移動範囲を限定し、検体ラック上の所定
の位置に位置する容器に対してのみノズル先端を当該容
器中に挿入し得るようにすることも例示できる。即ち、
例えば検体ラック及び/又は液体分注手段をX−Y方向
に駆動する手段と通常のセンサー等を用いた位置検出手
段とを組み合わせることにより、液体分注手段及び/又
は検体ラック上に担持された容器を前記所定の位置に移
動するのである。また例えば、検体ラックを円盤状のタ
ーンテーブルとして同心円上に容器を配置する構成と
し、かつ、当該円上の所定の位置で容器中の液体の吸引
が行われる構成とすれば、円盤状ターンテーブルの検体
ラックを回転させることにより、その上に担持された全
ての容器中の検体等を吸引可能にすることができる。円
盤上ターンテーブルの検体ラックの複数の同心円上に容
器を配置しても、液体分注手段をこれら全ての同心円を
横切って移動できるようにしておけば、液体分注手段の
駆動範囲を制限しつつ、より多数の容器から液体を吸引
することが可能である。
体ラック付近に十分なスペースを確保できるのであれ
ば、検体ラックを不動とし、液体分注手段を任意の容器
上に移動してノズル先端等を容器中に挿入する構成で実
現できる。これにより、検体ラックの構成を簡略化する
ことが可能である。このような構成以外にも、例えば、
液体分注手段の移動範囲を限定し、検体ラック上の所定
の位置に位置する容器に対してのみノズル先端を当該容
器中に挿入し得るようにすることも例示できる。即ち、
例えば検体ラック及び/又は液体分注手段をX−Y方向
に駆動する手段と通常のセンサー等を用いた位置検出手
段とを組み合わせることにより、液体分注手段及び/又
は検体ラック上に担持された容器を前記所定の位置に移
動するのである。また例えば、検体ラックを円盤状のタ
ーンテーブルとして同心円上に容器を配置する構成と
し、かつ、当該円上の所定の位置で容器中の液体の吸引
が行われる構成とすれば、円盤状ターンテーブルの検体
ラックを回転させることにより、その上に担持された全
ての容器中の検体等を吸引可能にすることができる。円
盤上ターンテーブルの検体ラックの複数の同心円上に容
器を配置しても、液体分注手段をこれら全ての同心円を
横切って移動できるようにしておけば、液体分注手段の
駆動範囲を制限しつつ、より多数の容器から液体を吸引
することが可能である。
【0017】液体分注手段は、吸引した検体及び希釈液
を第1容器移送手段の容器担持部上に担持された容器中
に吐出する。第1容器移送手段の容器担持部に対して
は、後述の前処理容器供給手段又は測定容器供給手段か
ら前処理容器又は測定容器が供給される。仮に希釈を行
うことなく検体の測定を実施する場合には、測定容器供
給手段により測定容器を前記担持部上に供給しておき、
ここに検体を分注して後の操作を実施する。一方、検体
希釈を行う場合、前処理容器供給手段により前処理容器
を供給しておき、ここに検体と希釈液を所定の希釈倍率
となるように吐出する。
を第1容器移送手段の容器担持部上に担持された容器中
に吐出する。第1容器移送手段の容器担持部に対して
は、後述の前処理容器供給手段又は測定容器供給手段か
ら前処理容器又は測定容器が供給される。仮に希釈を行
うことなく検体の測定を実施する場合には、測定容器供
給手段により測定容器を前記担持部上に供給しておき、
ここに検体を分注して後の操作を実施する。一方、検体
希釈を行う場合、前処理容器供給手段により前処理容器
を供給しておき、ここに検体と希釈液を所定の希釈倍率
となるように吐出する。
【0018】検体及び希釈液を吐出し、希釈むらが生じ
ないように好ましくは液体分注手段を用いて前処理容器
中の液体を繰り返し吸引・吐出する等の操作を行った
後、当該手段を用いて所定量の希釈後検体を吸引する
(第1希釈操作)。なお、希釈むらを防止するために、
検体及び希釈液を吐出した後に前処理容器を好ましく撹
拌手段を具備した反応槽に移送し、撹拌を行う等しても
良い。
ないように好ましくは液体分注手段を用いて前処理容器
中の液体を繰り返し吸引・吐出する等の操作を行った
後、当該手段を用いて所定量の希釈後検体を吸引する
(第1希釈操作)。なお、希釈むらを防止するために、
検体及び希釈液を吐出した後に前処理容器を好ましく撹
拌手段を具備した反応槽に移送し、撹拌を行う等しても
良い。
【0019】第1容器移送手段の容器担持部が2以上の
容器を担持し得るもので、更に1個以上の容器を担持し
得る状態にある場合には、担持部を測定容器供給手段に
移送し、測定容器を供給した後、これに吸引した希釈後
検体を吐出して後の操作を実施する。一方、担持部が1
個の容器しか担持し得ないものである場合には、後述の
第2容器移送手段を用いて希釈後検体を保持する前処理
容器を廃棄した後、担持部を測定容器供給手段に移送し
て測定容器を供給し、これに吸引した希釈後検体を吐出
して後の操作を実施する。
容器を担持し得るもので、更に1個以上の容器を担持し
得る状態にある場合には、担持部を測定容器供給手段に
移送し、測定容器を供給した後、これに吸引した希釈後
検体を吐出して後の操作を実施する。一方、担持部が1
個の容器しか担持し得ないものである場合には、後述の
第2容器移送手段を用いて希釈後検体を保持する前処理
容器を廃棄した後、担持部を測定容器供給手段に移送し
て測定容器を供給し、これに吸引した希釈後検体を吐出
して後の操作を実施する。
【0020】前記第1希釈操作による希釈では希釈倍率
が足りず、更に希釈操作が必要な場合、測定容器を供給
する代わりに再度前処理容器を容器担持部に供給し、こ
こに液体分注手段で吸引した、第1希釈操作により希釈
した所定量の希釈後検体及び所定量の希釈液を吐出して
第2希釈操作を行う。この操作では再度検体ラックの容
器から希釈液を吸引する操作が必要になるが、1の液体
分注手段を用いる場合には希釈液が検体で汚染されるの
を防止するために希釈後検体を吐出した後、ノズル先端
のチップを交換してから希釈液を吸引・吐出することが
好ましい。以上の操作を繰り返し実施することにより、
任意の希釈倍率まで検体を希釈することができる。この
操作により測定に供すべき希釈倍率まで希釈された希釈
後検体を調製して液体分注手段でその所定量を吸引した
後は、前述のように測定容器を準備して後の操作を実施
する。
が足りず、更に希釈操作が必要な場合、測定容器を供給
する代わりに再度前処理容器を容器担持部に供給し、こ
こに液体分注手段で吸引した、第1希釈操作により希釈
した所定量の希釈後検体及び所定量の希釈液を吐出して
第2希釈操作を行う。この操作では再度検体ラックの容
器から希釈液を吸引する操作が必要になるが、1の液体
分注手段を用いる場合には希釈液が検体で汚染されるの
を防止するために希釈後検体を吐出した後、ノズル先端
のチップを交換してから希釈液を吸引・吐出することが
好ましい。以上の操作を繰り返し実施することにより、
任意の希釈倍率まで検体を希釈することができる。この
操作により測定に供すべき希釈倍率まで希釈された希釈
後検体を調製して液体分注手段でその所定量を吸引した
後は、前述のように測定容器を準備して後の操作を実施
する。
【0021】本発明においては、容器担持部が1個の容
器のみを担持し得るものであっても前述のように前処理
容器の廃棄と新たな前処理容器又は測定容器の供給を行
うことにより、任意倍率に希釈した検体を測定に供する
ことが可能である。しかしながら、通常、検体の希釈操
作は一度で済む場合が多いことや、検体希釈を行う場合
には最低1個の前処理容器と1個の測定容器の合計2個
を使用することから、容器担持部は2個以上の容器を担
持し得るものが好ましい。3個の容器を担持し得る場合
には、2回の希釈操作に使用する2個の前処理容器と1
個の測定容器(合計3個の容器)、又は、それぞれ1回
の前反応操作と希釈操作に使用する合計2個の前処理容
と1個の測定容器(合計3個の容器)を一度に担持可能
であり、特に好ましい。1の容器担持部を2個以上の容
器を担持可能に構成する場合、後述する当該担持部の移
送方向に対して直列又は並列に容器を担持し得るように
することができる。
器のみを担持し得るものであっても前述のように前処理
容器の廃棄と新たな前処理容器又は測定容器の供給を行
うことにより、任意倍率に希釈した検体を測定に供する
ことが可能である。しかしながら、通常、検体の希釈操
作は一度で済む場合が多いことや、検体希釈を行う場合
には最低1個の前処理容器と1個の測定容器の合計2個
を使用することから、容器担持部は2個以上の容器を担
持し得るものが好ましい。3個の容器を担持し得る場合
には、2回の希釈操作に使用する2個の前処理容器と1
個の測定容器(合計3個の容器)、又は、それぞれ1回
の前反応操作と希釈操作に使用する合計2個の前処理容
と1個の測定容器(合計3個の容器)を一度に担持可能
であり、特に好ましい。1の容器担持部を2個以上の容
器を担持可能に構成する場合、後述する当該担持部の移
送方向に対して直列又は並列に容器を担持し得るように
することができる。
【0022】上記したように、第1容器移送手段の容器
担持部は2個以上の容器を担持し得ることが好ましい
が、第1容器移送手段をそれぞれ1個以上の容器を担持
し得る2以上の独立した容器担持部と、容器担持部の数
と同数の独立した移送路により構成することも可能であ
る。
担持部は2個以上の容器を担持し得ることが好ましい
が、第1容器移送手段をそれぞれ1個以上の容器を担持
し得る2以上の独立した容器担持部と、容器担持部の数
と同数の独立した移送路により構成することも可能であ
る。
【0023】多数の容器を担持し得る、1又は2以上の
容器担持部を使用した場合、最終的に測定に供した希釈
後検体と同一の溶液及び当該溶液に至る過程の、例えば
検体原液と前記測定に供した希釈後検体の中間希釈倍率
の溶液が入った前処理容器を廃棄する必要がなく、仮に
当該希釈後検体について測定した結果、希釈倍率が高す
ぎて(希釈しすぎて)再度測定する必要が生じた場合等
は最初から希釈操作を繰り返す必要がないという効果が
ある。
容器担持部を使用した場合、最終的に測定に供した希釈
後検体と同一の溶液及び当該溶液に至る過程の、例えば
検体原液と前記測定に供した希釈後検体の中間希釈倍率
の溶液が入った前処理容器を廃棄する必要がなく、仮に
当該希釈後検体について測定した結果、希釈倍率が高す
ぎて(希釈しすぎて)再度測定する必要が生じた場合等
は最初から希釈操作を繰り返す必要がないという効果が
ある。
【0024】前記した前処理容器供給手段は、第1容器
移送手段の容器担持部に前処理容器を供給するものであ
る。当該手段は、前処理容器を多数貯蔵する。測定容器
供給手段は、測定容器を多数貯蔵し、第1容器移送手段
の容器担持部に測定容器を供給するものである。
移送手段の容器担持部に前処理容器を供給するものであ
る。当該手段は、前処理容器を多数貯蔵する。測定容器
供給手段は、測定容器を多数貯蔵し、第1容器移送手段
の容器担持部に測定容器を供給するものである。
【0025】例えば最終的に光学的測定等の測定に供さ
れる測定容器にあっては、材質、形状のバラツキ等が測
定に影響を与えないように考慮(管理)されるのが普通
で、比較的高価であるが、前処理容器に対する制限は緩
く、比較的安価である。このような状況において、測定
容器に比較して大量に消費され得る前処理容器としては
安価な容器を、測定容器には高価な容器を使用する場合
等、両容器を選択して使用する本発明の装置は効果的で
ある。また例えば、免疫測定等においては、測定に際し
ては不溶性担体と結合した測定対象物質に対する抗体、
酵素等の標識物質と結合した測定対象物質に対する抗
体、そして免疫反応を安定化するための種々の添加剤等
が封入された容器等を測定容器として使用することがあ
る。このように測定容器を検体の前処理に兼用すること
ができない場合にも本発明の装置は効果的である。もっ
とも同一の容器を前処理と測定に使用する場合、又は状
況に応じて前処理容器と測定容器を選択供給し得るよう
な手段によれば、前処理容器供給手段と測定容器供給手
段を別途設置する必要はなく、1の容器供給手段にて兼
用することができる。この場合の選択供給手段として
は、例えば容器にその容器が前処理容器であるか測定容
器であるかを示すバーコード等のラベルを付し、これを
読みとる読み取り装置等を組み合わせて使用することが
例示できる。なお、例えば希釈に使用する前処理容器と
後述する前反応に使用する前処理容器として異なる容器
を使用する場合においても、前記の選択供給手段等を用
いたり、本発明の装置における前処理容器供給手段とし
て2の手段を配置することで対処可能である。
れる測定容器にあっては、材質、形状のバラツキ等が測
定に影響を与えないように考慮(管理)されるのが普通
で、比較的高価であるが、前処理容器に対する制限は緩
く、比較的安価である。このような状況において、測定
容器に比較して大量に消費され得る前処理容器としては
安価な容器を、測定容器には高価な容器を使用する場合
等、両容器を選択して使用する本発明の装置は効果的で
ある。また例えば、免疫測定等においては、測定に際し
ては不溶性担体と結合した測定対象物質に対する抗体、
酵素等の標識物質と結合した測定対象物質に対する抗
体、そして免疫反応を安定化するための種々の添加剤等
が封入された容器等を測定容器として使用することがあ
る。このように測定容器を検体の前処理に兼用すること
ができない場合にも本発明の装置は効果的である。もっ
とも同一の容器を前処理と測定に使用する場合、又は状
況に応じて前処理容器と測定容器を選択供給し得るよう
な手段によれば、前処理容器供給手段と測定容器供給手
段を別途設置する必要はなく、1の容器供給手段にて兼
用することができる。この場合の選択供給手段として
は、例えば容器にその容器が前処理容器であるか測定容
器であるかを示すバーコード等のラベルを付し、これを
読みとる読み取り装置等を組み合わせて使用することが
例示できる。なお、例えば希釈に使用する前処理容器と
後述する前反応に使用する前処理容器として異なる容器
を使用する場合においても、前記の選択供給手段等を用
いたり、本発明の装置における前処理容器供給手段とし
て2の手段を配置することで対処可能である。
【0026】本発明において用いられる前処理容器及び
測定容器は、第2及び第3容器移送手段による移送を容
易にする目的でこれら手段に捕獲され易い形状で、両者
の形状は類似していることが好ましい。また第1容器移
送手段の容器担持部に担持され得る形状であることも必
要である。
測定容器は、第2及び第3容器移送手段による移送を容
易にする目的でこれら手段に捕獲され易い形状で、両者
の形状は類似していることが好ましい。また第1容器移
送手段の容器担持部に担持され得る形状であることも必
要である。
【0027】第2容器移送手段は、第1容器移送手段の
容器担持部上に担持された使用済容器を廃棄するための
ものである。当該手段は、容器担持部上の容器を捕獲
し、これを廃棄口に導くものであるが、血液や血清等の
生体試料を検体として取り扱う本発明の装置にあって
は、使用済容器は検体を含む溶液を保持しているため、
廃棄口にはそれに続く廃棄物貯蔵庫を設け、廃棄された
容器中の溶液が外部に漏れない構成とすることが好まし
い。また必要に応じて、廃棄口に続く廃棄物貯蔵庫は、
加熱による滅菌操作等を行い得るようにしておくことが
好ましい。
容器担持部上に担持された使用済容器を廃棄するための
ものである。当該手段は、容器担持部上の容器を捕獲
し、これを廃棄口に導くものであるが、血液や血清等の
生体試料を検体として取り扱う本発明の装置にあって
は、使用済容器は検体を含む溶液を保持しているため、
廃棄口にはそれに続く廃棄物貯蔵庫を設け、廃棄された
容器中の溶液が外部に漏れない構成とすることが好まし
い。また必要に応じて、廃棄口に続く廃棄物貯蔵庫は、
加熱による滅菌操作等を行い得るようにしておくことが
好ましい。
【0028】第3容器移送手段は、第1容器移送手段の
容器担持部に担持された容器を後述の反応槽に移送し、
かつ、反応槽上の容器を第1容器移送手段の容器担持部
に移送するためのものである。希釈処理においては希釈
後検体を反応槽に移送する必要が少ないため当該手段を
使用する機会は少ないが、少なくとも希釈を終えた検体
を測定容器に吐出した後は、反応槽上で測定を行うため
に測定容器を移送する際に使用される。また第3容器移
送手段は、後述の前反応を行う場合、前反応試薬と検体
を前処理容器中で混合した後これを一旦反応槽に移送し
て前反応を行なう際や、前反応終了後に容器を第1容器
移送手段の容器担持部に再移送するために使用される。
容器担持部に担持された容器を後述の反応槽に移送し、
かつ、反応槽上の容器を第1容器移送手段の容器担持部
に移送するためのものである。希釈処理においては希釈
後検体を反応槽に移送する必要が少ないため当該手段を
使用する機会は少ないが、少なくとも希釈を終えた検体
を測定容器に吐出した後は、反応槽上で測定を行うため
に測定容器を移送する際に使用される。また第3容器移
送手段は、後述の前反応を行う場合、前反応試薬と検体
を前処理容器中で混合した後これを一旦反応槽に移送し
て前反応を行なう際や、前反応終了後に容器を第1容器
移送手段の容器担持部に再移送するために使用される。
【0029】第2容器移送手段と第3容器移送手段は、
それぞれ別個に設置する必要はなく、1の移送手段を兼
用し、ある場合には第1容器移送手段の担持部から容器
を廃棄口に導き、またある場合には第1容器移送手段の
容器担持部と反応槽の間で容器を移送することも可能で
ある。そして更に第2容器移送手段は、反応槽上に位置
する測定容器を廃棄口に導くように構成することもでき
る。このような構成により、第1容器移送手段から反応
槽へと移送され、その後測定の終了した使用済測定容器
を自動的に廃棄することが可能となる。
それぞれ別個に設置する必要はなく、1の移送手段を兼
用し、ある場合には第1容器移送手段の担持部から容器
を廃棄口に導き、またある場合には第1容器移送手段の
容器担持部と反応槽の間で容器を移送することも可能で
ある。そして更に第2容器移送手段は、反応槽上に位置
する測定容器を廃棄口に導くように構成することもでき
る。このような構成により、第1容器移送手段から反応
槽へと移送され、その後測定の終了した使用済測定容器
を自動的に廃棄することが可能となる。
【0030】これら容器移送手段における前処理容器又
は測定容器の捕獲は、例えば上方から容器の縁(フラン
ジ)を掴むようにしても良いし、2本のアームを用いて
容器を左右から挟み込むような構成としても良い。特に
測定容器が前記した種々の免疫反応用の試薬を含み、か
つその上方開口が適当なシール部材で密封されたような
容器である場合、ヘッド部で吸引により真空部を作りだ
して当該シール部材を吸着するタイプの吸着ヘッドを用
いることもできる。このように適当なシール部材でシー
ルされた測定容器を使用する場合には、検体の分注に先
だって当該シール部材を破開するためのブレーカ装置を
設置する。なお当然のことながら、第2容器移送手段及
び第3容器移送手段においては、それぞれ異なる方法で
前処理容器又は測定容器を捕獲し得る2以上の手段を用
いることができる。この容器の捕獲方法は、前述した前
処理容器供給手段や測定容器供給手段にも応用すること
ができる。
は測定容器の捕獲は、例えば上方から容器の縁(フラン
ジ)を掴むようにしても良いし、2本のアームを用いて
容器を左右から挟み込むような構成としても良い。特に
測定容器が前記した種々の免疫反応用の試薬を含み、か
つその上方開口が適当なシール部材で密封されたような
容器である場合、ヘッド部で吸引により真空部を作りだ
して当該シール部材を吸着するタイプの吸着ヘッドを用
いることもできる。このように適当なシール部材でシー
ルされた測定容器を使用する場合には、検体の分注に先
だって当該シール部材を破開するためのブレーカ装置を
設置する。なお当然のことながら、第2容器移送手段及
び第3容器移送手段においては、それぞれ異なる方法で
前処理容器又は測定容器を捕獲し得る2以上の手段を用
いることができる。この容器の捕獲方法は、前述した前
処理容器供給手段や測定容器供給手段にも応用すること
ができる。
【0031】反応槽は、以上のようにして希釈された検
体や、時には希釈されていない検体について所定の反応
及び測定を行うためのものである。例えば免疫測定にお
いては、主反応系である抗原抗体反応を行い、その結果
を測定するのである。また反応槽は、後述のように前処
理として前反応を行う場合(例えば検体に蛋白質変性剤
等の前反応試薬を添加して一定時間反応させる場合)を
行う場合にも利用される。反応槽は少なくとも1の容器
を担持し得るものであれば良いが、大量の検体を効率的
に前処理し測定するためには複数の容器を担持し得るも
のであることが好ましい。また、後述の前反応等を効率
的に実施するために、反応槽にはヒーター等を設けた
り、またはそれ自体を温調可能な箱の中に設置し、更に
は温度センサー等を設け、所定温度に自動的に温調可能
とすることが好ましい。また反応槽は、希釈後検体の撹
拌や前反応の促進又は安定的進行、更に例えば免疫測定
における免疫反応等の主反応の促進等の目的で撹拌手段
を備えることが好ましい。撹拌手段は、例えば超音波撹
拌手段や反応槽を振動させる振動式撹拌手段、更には通
常の撹拌子を用いる撹拌等のようにそれ自体が容器中の
液体を撹拌し得る手段のほか、予め容器に投入された又
は前処理操作の途中等で容器に投入された磁性物質を、
反応槽の下部に設置した磁石を運動させることで撹拌す
る磁石を用いる撹拌手段を例示することができる。磁石
を用いた撹拌手段は、例えば、免疫反応において免疫反
応に関与する抗原や抗体を固定化した担体であって、フ
ェライト等の磁性物質が練り込まれた熱可塑性樹脂製の
担体が予め投入された測定容器を用いる場合に有効であ
る。
体や、時には希釈されていない検体について所定の反応
及び測定を行うためのものである。例えば免疫測定にお
いては、主反応系である抗原抗体反応を行い、その結果
を測定するのである。また反応槽は、後述のように前処
理として前反応を行う場合(例えば検体に蛋白質変性剤
等の前反応試薬を添加して一定時間反応させる場合)を
行う場合にも利用される。反応槽は少なくとも1の容器
を担持し得るものであれば良いが、大量の検体を効率的
に前処理し測定するためには複数の容器を担持し得るも
のであることが好ましい。また、後述の前反応等を効率
的に実施するために、反応槽にはヒーター等を設けた
り、またはそれ自体を温調可能な箱の中に設置し、更に
は温度センサー等を設け、所定温度に自動的に温調可能
とすることが好ましい。また反応槽は、希釈後検体の撹
拌や前反応の促進又は安定的進行、更に例えば免疫測定
における免疫反応等の主反応の促進等の目的で撹拌手段
を備えることが好ましい。撹拌手段は、例えば超音波撹
拌手段や反応槽を振動させる振動式撹拌手段、更には通
常の撹拌子を用いる撹拌等のようにそれ自体が容器中の
液体を撹拌し得る手段のほか、予め容器に投入された又
は前処理操作の途中等で容器に投入された磁性物質を、
反応槽の下部に設置した磁石を運動させることで撹拌す
る磁石を用いる撹拌手段を例示することができる。磁石
を用いた撹拌手段は、例えば、免疫反応において免疫反
応に関与する抗原や抗体を固定化した担体であって、フ
ェライト等の磁性物質が練り込まれた熱可塑性樹脂製の
担体が予め投入された測定容器を用いる場合に有効であ
る。
【0032】反応槽には、前処理されていない検体及び
/又は前処理された検体について所定の測定を行なうた
めの測定手段が設けられる。前処理されていない検体と
は、例えばpHの調製や希釈処理等の前処理がされなか
った検体であり、検体ラックの検体容器から液体分注手
段により測定容器に吸引・吐出された検体である。
/又は前処理された検体について所定の測定を行なうた
めの測定手段が設けられる。前処理されていない検体と
は、例えばpHの調製や希釈処理等の前処理がされなか
った検体であり、検体ラックの検体容器から液体分注手
段により測定容器に吸引・吐出された検体である。
【0033】測定手段としては、例えば蛍光測定手段、
発光分析手段、吸光測定手段等の光学的測定手段の他、
例えば伝導度測定手段等の電気化学的測定手段や発振器
に抗体等を固定化した免疫センサ等を特に制限なく使用
することができるが、特に蛍光測定手段等の光学的測定
手段が高感度の測定を達成する上で好ましい。
発光分析手段、吸光測定手段等の光学的測定手段の他、
例えば伝導度測定手段等の電気化学的測定手段や発振器
に抗体等を固定化した免疫センサ等を特に制限なく使用
することができるが、特に蛍光測定手段等の光学的測定
手段が高感度の測定を達成する上で好ましい。
【0034】測定手段は、反応槽上に位置する測定容器
中の検体について前述のような測定を行い得るものであ
れば良い。例えば検体からの蛍光を測定するための光学
的測定手段等では、通常、光源及び光源光から任意波長
成分を抽出するフィルター等を含む、検体を蛍光励起す
るための発光系と、検体からの蛍光から任意波長成分を
抽出するフィルター及び受光素子等を含む、蛍光強度測
定のための受光系で構成されるが、これらを反応槽とは
隔離して設置しておき、光ファイバーやミラー等を用い
てこれらと反応槽上の測定容器を光学的に連絡する等す
れば良い。特に、ダイクロックミラー等を用いれば、測
定容器の上方から励起光を照射し、かつ、測定容器の上
方で蛍光等を受光することが可能である。なお、測定手
段の詳細は、主反応系の内容と、その結果得られる信号
の内容に応じて適宜決定すれば良い。例えば酵素を標識
物質として使用する免疫測定においては、当該酵素と基
質との関係により蛍光強度測定のための系や発光測定の
ための系等を適宜使用することができる。
中の検体について前述のような測定を行い得るものであ
れば良い。例えば検体からの蛍光を測定するための光学
的測定手段等では、通常、光源及び光源光から任意波長
成分を抽出するフィルター等を含む、検体を蛍光励起す
るための発光系と、検体からの蛍光から任意波長成分を
抽出するフィルター及び受光素子等を含む、蛍光強度測
定のための受光系で構成されるが、これらを反応槽とは
隔離して設置しておき、光ファイバーやミラー等を用い
てこれらと反応槽上の測定容器を光学的に連絡する等す
れば良い。特に、ダイクロックミラー等を用いれば、測
定容器の上方から励起光を照射し、かつ、測定容器の上
方で蛍光等を受光することが可能である。なお、測定手
段の詳細は、主反応系の内容と、その結果得られる信号
の内容に応じて適宜決定すれば良い。例えば酵素を標識
物質として使用する免疫測定においては、当該酵素と基
質との関係により蛍光強度測定のための系や発光測定の
ための系等を適宜使用することができる。
【0035】一方、例えば測定容器の上方から測定光を
照射し、測定光の照射位置と反対の地点で検体及び測定
容器を通過した光を捕捉して吸光度等を測定する場合に
は、反応槽に光が通過するための小窓等を設ければ良
い。このように反応槽自体が測定手段における光路の一
部として機能するように、両者を一体として構成するこ
とも可能である。
照射し、測定光の照射位置と反対の地点で検体及び測定
容器を通過した光を捕捉して吸光度等を測定する場合に
は、反応槽に光が通過するための小窓等を設ければ良
い。このように反応槽自体が測定手段における光路の一
部として機能するように、両者を一体として構成するこ
とも可能である。
【0036】測定手段は、例えば反応槽に対して移動可
能にしておくことで、反応槽上の1又は複数の測定容器
の全てについて測定が可能となる。特に光学的測定手段
を用いる場合、例えば発光系からの光を伝達する光ファ
イバーと検体からの光を受光系に伝達する光ファイバー
を移動する構成とすること等が例示できるが、測定手段
自体は不動としておき、反応槽を移動して測定容器を測
定手段が測定を行ない得る所定の位置に移送する構成と
することが好ましい。即ち、例えば反応槽をX−Y方向
に稼働する手段と、通常のセンサー等を用いた位置検出
手段とを組み合わせ、反応槽に担持された測定容器を前
記所定の位置に移送するのである。また例えば、反応槽
を円盤状ターンテーブルとして同心円上に測定容器を配
置する構成とし、かつ、当該円上の所定の位置で測定が
行われる構成とすれば、円盤状反応槽を回転させること
により、当該円上に担持された全ての測定容器中の検体
について測定が可能となる。複数の測定容器を複数の同
心円上に配置する場合には、この構成に加えて測定手段
を全ての円を横切る程度に移動可能としたり、第3容器
移送手段を全ての円上に測定容器により移送可能なよう
にしておき、これを用いて任意の円上の測定容器を測定
手段が測定を行ない得る位置に移送され得る円上に移送
しても良い。むろん、第3容器移送装置とは別にこのよ
うな容器移送手段を設けることもできる。
能にしておくことで、反応槽上の1又は複数の測定容器
の全てについて測定が可能となる。特に光学的測定手段
を用いる場合、例えば発光系からの光を伝達する光ファ
イバーと検体からの光を受光系に伝達する光ファイバー
を移動する構成とすること等が例示できるが、測定手段
自体は不動としておき、反応槽を移動して測定容器を測
定手段が測定を行ない得る所定の位置に移送する構成と
することが好ましい。即ち、例えば反応槽をX−Y方向
に稼働する手段と、通常のセンサー等を用いた位置検出
手段とを組み合わせ、反応槽に担持された測定容器を前
記所定の位置に移送するのである。また例えば、反応槽
を円盤状ターンテーブルとして同心円上に測定容器を配
置する構成とし、かつ、当該円上の所定の位置で測定が
行われる構成とすれば、円盤状反応槽を回転させること
により、当該円上に担持された全ての測定容器中の検体
について測定が可能となる。複数の測定容器を複数の同
心円上に配置する場合には、この構成に加えて測定手段
を全ての円を横切る程度に移動可能としたり、第3容器
移送手段を全ての円上に測定容器により移送可能なよう
にしておき、これを用いて任意の円上の測定容器を測定
手段が測定を行ない得る位置に移送され得る円上に移送
しても良い。むろん、第3容器移送装置とは別にこのよ
うな容器移送手段を設けることもできる。
【0037】反応槽には、第2容器移送手段と一体に構
成された、又は第2容器移送手段とは別個に独立して設
置された第3容器移送手段により容器が供給される。こ
こで第3容器移送手段は、反応槽上の全ての位置に容器
を移送し得るものであっても良いし、或いは反応槽上の
所定の位置にのみ容器を移送し得るものであっても良い
が、特に後者の場合は反応槽を円盤状のターンテーブル
とする等して、当該所定の位置に他の容器が存在しない
ように管理すると良い。なお測定を終えた測定容器は、
第3容器移送手段により一旦第1容器移送手段の容器担
持部に移送した後に第2容器移送手段を用いて廃棄する
構成としたり、第2容器移送手段により直接反応槽から
廃棄口に導かれる構成としたり、或いはこれら容器移送
手段とは別個に他の容器移送手段を設置し、これにより
前記廃棄口又はそれとは異なる廃口に導かれるように構
成すれば良い。
成された、又は第2容器移送手段とは別個に独立して設
置された第3容器移送手段により容器が供給される。こ
こで第3容器移送手段は、反応槽上の全ての位置に容器
を移送し得るものであっても良いし、或いは反応槽上の
所定の位置にのみ容器を移送し得るものであっても良い
が、特に後者の場合は反応槽を円盤状のターンテーブル
とする等して、当該所定の位置に他の容器が存在しない
ように管理すると良い。なお測定を終えた測定容器は、
第3容器移送手段により一旦第1容器移送手段の容器担
持部に移送した後に第2容器移送手段を用いて廃棄する
構成としたり、第2容器移送手段により直接反応槽から
廃棄口に導かれる構成としたり、或いはこれら容器移送
手段とは別個に他の容器移送手段を設置し、これにより
前記廃棄口又はそれとは異なる廃口に導かれるように構
成すれば良い。
【0038】反応槽には更に、検体についての測定内容
に沿って他の手段を付加することができる。例えばいわ
ゆる酵素免疫測定を行う場合には、更に酵素基質を反応
槽上の測定容器に分注するための、前記した検体等の液
体分注手段と兼用又はそれとは別個の分注手段や、いわ
ゆる結合/未結合試薬を分離するための1又は2個の洗
浄手段等が例示できる。
に沿って他の手段を付加することができる。例えばいわ
ゆる酵素免疫測定を行う場合には、更に酵素基質を反応
槽上の測定容器に分注するための、前記した検体等の液
体分注手段と兼用又はそれとは別個の分注手段や、いわ
ゆる結合/未結合試薬を分離するための1又は2個の洗
浄手段等が例示できる。
【0039】本発明の装置では、液体分注手段、容器供
給手段、第2容器移送手段、第3容器移送手段が第1容
器移送手段により機能的に結合されている。即ち第1容
器移送手段は、容器を担持するための容器担持部と容器
担持部を移送するための移送路により構成されて容器担
持部を移送路上を移動可能にするもので、アルミニウム
等の金属やアクリル等の樹脂に代表される一定の機械強
度を有する部材で構成された容器担持部を、液体分注手
段による液体分注位置、前処理容器及び測定容器供給手
段による容器供給位置、第2容器移送手段による容器の
捕獲位置、第3容器移送手段による容器捕獲位置に移送
し、これら各手段を連係する。容器担持部の移送には、
例えばステッピングモータとタイミングベルトを組み合
わせた駆動手段を用いることができる。
給手段、第2容器移送手段、第3容器移送手段が第1容
器移送手段により機能的に結合されている。即ち第1容
器移送手段は、容器を担持するための容器担持部と容器
担持部を移送するための移送路により構成されて容器担
持部を移送路上を移動可能にするもので、アルミニウム
等の金属やアクリル等の樹脂に代表される一定の機械強
度を有する部材で構成された容器担持部を、液体分注手
段による液体分注位置、前処理容器及び測定容器供給手
段による容器供給位置、第2容器移送手段による容器の
捕獲位置、第3容器移送手段による容器捕獲位置に移送
し、これら各手段を連係する。容器担持部の移送には、
例えばステッピングモータとタイミングベルトを組み合
わせた駆動手段を用いることができる。
【0040】なお、第1容器移送手段の容器担持部に容
器が存在するか否かを検知するためのセンサーを取り付
けておけば、例えば容器が既に存在するにも拘わらず新
たな別の容器を供給してしまったり、或いは容器が存在
しないにも拘わらず第2又は第3容器移送手段による容
器の移送を行おうとするようなことを防止できる。この
センサーは、容器担持部に容器の底部と嵌挿可能な凹部
を設けた場合、例えば当該部の一部を打ち抜き型等と
し、凹部の下部から検出光を照射するような光学的検知
手段をもって構成できる。
器が存在するか否かを検知するためのセンサーを取り付
けておけば、例えば容器が既に存在するにも拘わらず新
たな別の容器を供給してしまったり、或いは容器が存在
しないにも拘わらず第2又は第3容器移送手段による容
器の移送を行おうとするようなことを防止できる。この
センサーは、容器担持部に容器の底部と嵌挿可能な凹部
を設けた場合、例えば当該部の一部を打ち抜き型等と
し、凹部の下部から検出光を照射するような光学的検知
手段をもって構成できる。
【0041】本発明の装置では、以上に説明した各手段
を連係し、検体の前処理から測定までを完了するため、
各手段の動作を統括する制御部を設けると良い。制御部
としては通常のマイクロコンピュータ等を使用すること
ができ、各種手段にセンサー等を配置して動作状況等を
確認し得るように構成すれば良い。
を連係し、検体の前処理から測定までを完了するため、
各手段の動作を統括する制御部を設けると良い。制御部
としては通常のマイクロコンピュータ等を使用すること
ができ、各種手段にセンサー等を配置して動作状況等を
確認し得るように構成すれば良い。
【0042】次に、前処理として前反応を行う場合につ
いて説明するが、装置の基本的な構成は前述の希釈に関
する説明で述べた通りである。検体ラックには、1又は
複数の測定されるべき検体を収容する容器の他に、前反
応に使用する前反応液を収容する容器が担持される。前
反応液は1種類に制限されず、複数種類を用いることが
できる。例えば検体について蛋白質変性のための前反応
を行う場合には、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム等の水酸化合物、シアン化ナトリウムやシアン化カ
リウム等のシアン化合物等を使用すれば良く、また検体
中の特定成分を還元するための前反応を行う場合には、
例えばジチオスレイトールやメルカプトエタノール等の
還元剤を使用すれば良い。更に、検体のpHを調整する
前反応を行う場合には、例えばリン酸緩衝液や酢酸緩衝
液等の緩衝液を使用すれば良い。これら例示した前反応
液は、2種類以上を組み合わせて複数種の前反応を実施
したり、また例えば還元剤を使用した後に酸化剤を使用
したり、或いは酸性緩衝液を使用した後にアルカリ性緩
衝液を使用する、等のような反応を実施することもでき
る。例えばアルカリ性フォスファターゼを標識物質とし
て抗体や抗原に結合させて使用する酵素免疫測定等、検
体のpHを一定範囲に保持することが好ましい場合があ
るが、このような測定における前反応においてアルカリ
性又は酸性緩衝液を使用するに当たり、最終的にpHを
前記一定範囲に調整するために再度pH調整を行う場合
等である。
いて説明するが、装置の基本的な構成は前述の希釈に関
する説明で述べた通りである。検体ラックには、1又は
複数の測定されるべき検体を収容する容器の他に、前反
応に使用する前反応液を収容する容器が担持される。前
反応液は1種類に制限されず、複数種類を用いることが
できる。例えば検体について蛋白質変性のための前反応
を行う場合には、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム等の水酸化合物、シアン化ナトリウムやシアン化カ
リウム等のシアン化合物等を使用すれば良く、また検体
中の特定成分を還元するための前反応を行う場合には、
例えばジチオスレイトールやメルカプトエタノール等の
還元剤を使用すれば良い。更に、検体のpHを調整する
前反応を行う場合には、例えばリン酸緩衝液や酢酸緩衝
液等の緩衝液を使用すれば良い。これら例示した前反応
液は、2種類以上を組み合わせて複数種の前反応を実施
したり、また例えば還元剤を使用した後に酸化剤を使用
したり、或いは酸性緩衝液を使用した後にアルカリ性緩
衝液を使用する、等のような反応を実施することもでき
る。例えばアルカリ性フォスファターゼを標識物質とし
て抗体や抗原に結合させて使用する酵素免疫測定等、検
体のpHを一定範囲に保持することが好ましい場合があ
るが、このような測定における前反応においてアルカリ
性又は酸性緩衝液を使用するに当たり、最終的にpHを
前記一定範囲に調整するために再度pH調整を行う場合
等である。
【0043】液体分注手段は、吸引した検体及び前反応
液を第1容器移送手段の容器担持部上に担持された容器
中に吐出する。ここで、希釈操作と同様、仮に前反応を
行うことなく検体の測定を実施する場合には、測定容器
供給手段により測定容器を前記担持部上に供給してお
き、ここに検体を分注して後の操作を実施する。一方、
前反応を行う場合、前処理容器供給手段により前処理容
器を供給しておき、ここに検体と前反応液を吐出する。
その後、検体及び前反応液を混合するために液体分注手
段を用いて前処理容器中の液体の吸引吐出操作を行う等
した後、必要に応じて検体及び前反応液の混合液を含む
容器を温調及び撹拌手段等を具備した反応槽に移送して
一定時間の前反応に供する。
液を第1容器移送手段の容器担持部上に担持された容器
中に吐出する。ここで、希釈操作と同様、仮に前反応を
行うことなく検体の測定を実施する場合には、測定容器
供給手段により測定容器を前記担持部上に供給してお
き、ここに検体を分注して後の操作を実施する。一方、
前反応を行う場合、前処理容器供給手段により前処理容
器を供給しておき、ここに検体と前反応液を吐出する。
その後、検体及び前反応液を混合するために液体分注手
段を用いて前処理容器中の液体の吸引吐出操作を行う等
した後、必要に応じて検体及び前反応液の混合液を含む
容器を温調及び撹拌手段等を具備した反応槽に移送して
一定時間の前反応に供する。
【0044】反応槽への容器の移送は、希釈操作の際の
容器移送と同様である。即ち第3容器移送手段を用いれ
ば良い。好ましく反応槽で前反応に供された検体と前反
応液の混合液は、再度第1容器移送手段の容器担持部上
に移送された後、必要に応じて異なる前処理用液が混合
されたり前述のような希釈操作に供される。いずれの場
合も液体分注手段による異なる前処理用液の吐出・分注
操作と、同手段によるその一定量及び希釈液の吸引・吐
出と、前処理容器供給手段による前処理容器の第1移送
手段への供給、また時には第2容器移送手段による使用
済容器の廃棄等が必要に応じて行われる。また、1種類
の前反応液の混合により前処理が完了する場合には、液
体分注手段によりその一定量の吸引と測定容器供給手段
による第1容器移送手段への測定容器の供給が行われ
る。
容器移送と同様である。即ち第3容器移送手段を用いれ
ば良い。好ましく反応槽で前反応に供された検体と前反
応液の混合液は、再度第1容器移送手段の容器担持部上
に移送された後、必要に応じて異なる前処理用液が混合
されたり前述のような希釈操作に供される。いずれの場
合も液体分注手段による異なる前処理用液の吐出・分注
操作と、同手段によるその一定量及び希釈液の吸引・吐
出と、前処理容器供給手段による前処理容器の第1移送
手段への供給、また時には第2容器移送手段による使用
済容器の廃棄等が必要に応じて行われる。また、1種類
の前反応液の混合により前処理が完了する場合には、液
体分注手段によりその一定量の吸引と測定容器供給手段
による第1容器移送手段への測定容器の供給が行われ
る。
【0045】第1容器移送手段の容器担持部が2以上の
容器を容器を担持し得る場合や当該容器担持部が1個の
容器しか担持し得ないものである場合等についての各手
段の動作は前述の希釈操作における場合と同様である。
従って、希釈のみならず前反応を行う場合、或いは希釈
及び前反応の両方を前処理として実施する場合には、第
1容器移送手段の容器担持部を2個以上の容器を担持し
得るようにすること等が好ましい。
容器を容器を担持し得る場合や当該容器担持部が1個の
容器しか担持し得ないものである場合等についての各手
段の動作は前述の希釈操作における場合と同様である。
従って、希釈のみならず前反応を行う場合、或いは希釈
及び前反応の両方を前処理として実施する場合には、第
1容器移送手段の容器担持部を2個以上の容器を担持し
得るようにすること等が好ましい。
【0046】前反応を行う場合においても、前処理容器
供給手段、測定容器供給手段、第2容器移送手段、第3
容器移送手段及び反応槽の構成は前述の通りであるが、
特に前反応においては、反応温度の制御や反応時の撹拌
等が重要であるため、反応槽は温調手段や撹拌手段を具
備することが好ましい。
供給手段、測定容器供給手段、第2容器移送手段、第3
容器移送手段及び反応槽の構成は前述の通りであるが、
特に前反応においては、反応温度の制御や反応時の撹拌
等が重要であるため、反応槽は温調手段や撹拌手段を具
備することが好ましい。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、(1)複数の前反応液
及び希釈液を用いる検体の前処理が可能である、(2)
必要に応じて多段階の希釈操作が実施可能であり、正確
に高希釈倍率の希釈検体液を得ることができる、(3)
希釈や前反応を行った1の検体について複数回の測定を
実施する場合、前処理後検体を保持する前処理容器から
必要な分量の処理後検体を得ることが可能で、測定回数
分の前処理操作を行う必要がない、などの効果を達成で
きる。しかも本発明の前処理装置は、免疫反応測定装置
等と一体として構成することが可能であるため、希釈や
前反応等の前処理操作から測定に至る全ての反応を自動
的に実施することが可能である。
及び希釈液を用いる検体の前処理が可能である、(2)
必要に応じて多段階の希釈操作が実施可能であり、正確
に高希釈倍率の希釈検体液を得ることができる、(3)
希釈や前反応を行った1の検体について複数回の測定を
実施する場合、前処理後検体を保持する前処理容器から
必要な分量の処理後検体を得ることが可能で、測定回数
分の前処理操作を行う必要がない、などの効果を達成で
きる。しかも本発明の前処理装置は、免疫反応測定装置
等と一体として構成することが可能であるため、希釈や
前反応等の前処理操作から測定に至る全ての反応を自動
的に実施することが可能である。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、本発明の前処理装置を図面
に基づき更に詳細に説明するが、本発明はこれら図面に
記載された発明に限定されるものではない。
に基づき更に詳細に説明するが、本発明はこれら図面に
記載された発明に限定されるものではない。
【0049】図1は、本発明の自動検体前処理装置を搭
載する自動免疫測定装置の構成図を示すものである。本
例では、円盤状ターンテーブルとして構成した検体ラッ
ク101及び反応槽102の間に、2個の容器を担持し
得る容器担持部103とその移送路104からなる第1
容器移送手段が直線状に設置されている。検体ラックに
は、検体を収容する検体容器、検体を希釈するための希
釈液を収容する容器、検体を蛋白質変性反応させるため
の蛋白質変性剤を含む前反応液を収容する容器、アルカ
リ性フォスファターゼの基質である4−メチルウンベリ
フェリルリン酸を収容する容器が担持され、それ自体が
矢印の方向に回転動可能である。
載する自動免疫測定装置の構成図を示すものである。本
例では、円盤状ターンテーブルとして構成した検体ラッ
ク101及び反応槽102の間に、2個の容器を担持し
得る容器担持部103とその移送路104からなる第1
容器移送手段が直線状に設置されている。検体ラックに
は、検体を収容する検体容器、検体を希釈するための希
釈液を収容する容器、検体を蛋白質変性反応させるため
の蛋白質変性剤を含む前反応液を収容する容器、アルカ
リ性フォスファターゼの基質である4−メチルウンベリ
フェリルリン酸を収容する容器が担持され、それ自体が
矢印の方向に回転動可能である。
【0050】液体分注手段は、不図示のエアシリンダー
と連結された、先端に使い捨てチップ110を装着した
ノズル本体105と、ノズル本体を検体ラック及び反応
槽間で移送するための移送路106により構成されてい
る。液体分注手段の移送路106が反応槽まで延びてい
るのは、反応槽における免疫測定の際に、当該手段を用
いて検体ラックに担持されたアルカリ性フォスファター
ゼの基質溶液を測定容器に分注するためである。第2容
器移送手段と第3容器移送手段を兼ねる容器移送手段1
07はその回転動により第1容器移送手段の末端、使用
済容器廃棄口a及び反応槽間で容器を移送可能に構成し
てある。また測定容器供給手段108と前処理容器供給
手段109は、その回転動によりそれぞれ不図示の測定
容器貯蔵庫又は前処理容器貯蔵庫と第1容器移送手段の
末端間で容器を移送可能に構成してある。本例における
前処理容器は空の容器であり、測定容器は抗体を固定化
した直径約1.5mmの担体とアルカリ性フォスファタ
ーゼが標識物質として結合された抗体を凍結乾燥した状
態で保持する容器又は抗体を固定化した直径約1.5m
mの担体とアルカリ性フォスファターゼが標識物質とし
て結合された抗原を凍結乾燥した状態で保持する容器で
ある。この担体にはフェライトが錬り込まれており、反
応槽に設置された磁石装置により撹拌操作を実施し得る
ように構成されている。また測定容器はシール箔で密封
されており、測定容器貯蔵庫から第1容器移送装置に移
送される際に当該シール箔を破開できるように不図示の
シール箔ブレーカを設置した。
と連結された、先端に使い捨てチップ110を装着した
ノズル本体105と、ノズル本体を検体ラック及び反応
槽間で移送するための移送路106により構成されてい
る。液体分注手段の移送路106が反応槽まで延びてい
るのは、反応槽における免疫測定の際に、当該手段を用
いて検体ラックに担持されたアルカリ性フォスファター
ゼの基質溶液を測定容器に分注するためである。第2容
器移送手段と第3容器移送手段を兼ねる容器移送手段1
07はその回転動により第1容器移送手段の末端、使用
済容器廃棄口a及び反応槽間で容器を移送可能に構成し
てある。また測定容器供給手段108と前処理容器供給
手段109は、その回転動によりそれぞれ不図示の測定
容器貯蔵庫又は前処理容器貯蔵庫と第1容器移送手段の
末端間で容器を移送可能に構成してある。本例における
前処理容器は空の容器であり、測定容器は抗体を固定化
した直径約1.5mmの担体とアルカリ性フォスファタ
ーゼが標識物質として結合された抗体を凍結乾燥した状
態で保持する容器又は抗体を固定化した直径約1.5m
mの担体とアルカリ性フォスファターゼが標識物質とし
て結合された抗原を凍結乾燥した状態で保持する容器で
ある。この担体にはフェライトが錬り込まれており、反
応槽に設置された磁石装置により撹拌操作を実施し得る
ように構成されている。また測定容器はシール箔で密封
されており、測定容器貯蔵庫から第1容器移送装置に移
送される際に当該シール箔を破開できるように不図示の
シール箔ブレーカを設置した。
【0051】反応槽には、免疫反応により間接的に担体
と結合した酵素標識抗体(又は抗原)と未結合の酵素標
識抗体(又は抗原)を分離するための、約1mm幅のス
リットを有する二重ノズル管と、それに連結された吸引
ポンプ及び洗浄液タンクからなる洗浄手段b、アルカリ
性フォスファターゼの基質溶液を分注するための分注手
段c及びアルカリ性フォスファターゼにより前記基質が
分解して生じる蛍光性物質(4−メチルウンベリフェロ
ン)を蛍光検出するための検出手段dが設置されてお
り、反応槽自体が矢印の方向に回転動することで測定容
器をこれら手段に移送する。なお、検体の前反応の際に
は、反応槽は前処理容器をこれら手段に移送することな
く(スキップして)第3容器移送手段107により捕獲
可能な位置まで早送りする。この図から明らかなよう
に、本例では前述の液体分注手段をアルカリ性フォスフ
ァターゼの基質溶液を分注するための分注手段cと兼用
にしてある。また反応槽の下部には、磁石を担持する同
径の円盤が設置されており、反応槽の回転動により自動
的に測定容器中の担体が運動し、撹拌操作が行われるよ
うに構成されている。
と結合した酵素標識抗体(又は抗原)と未結合の酵素標
識抗体(又は抗原)を分離するための、約1mm幅のス
リットを有する二重ノズル管と、それに連結された吸引
ポンプ及び洗浄液タンクからなる洗浄手段b、アルカリ
性フォスファターゼの基質溶液を分注するための分注手
段c及びアルカリ性フォスファターゼにより前記基質が
分解して生じる蛍光性物質(4−メチルウンベリフェロ
ン)を蛍光検出するための検出手段dが設置されてお
り、反応槽自体が矢印の方向に回転動することで測定容
器をこれら手段に移送する。なお、検体の前反応の際に
は、反応槽は前処理容器をこれら手段に移送することな
く(スキップして)第3容器移送手段107により捕獲
可能な位置まで早送りする。この図から明らかなよう
に、本例では前述の液体分注手段をアルカリ性フォスフ
ァターゼの基質溶液を分注するための分注手段cと兼用
にしてある。また反応槽の下部には、磁石を担持する同
径の円盤が設置されており、反応槽の回転動により自動
的に測定容器中の担体が運動し、撹拌操作が行われるよ
うに構成されている。
【0052】図2は、第1容器移送手段を示す図であ
る。本図の第1容器移送手段は、不図示のモータからの
駆動力を伝動するためのタイミングベルト201、タイ
ミングベルトに装着され、平行一対の走査ガイド軸20
2上を矢印の方向に移送させるための走行台203とか
らなる移送路と、走行台に設けられた、2個の容器を担
持するための凹部を有する1個の容器担持部204から
構成される。走行ガイド軸202の上方および両端に設
けられた不図示の検知器により、容器担持部204の初
期位置や容器担持部に担持された容器の有無が検知でき
るようになっており、図1における測定容器の供給位
置、前処理容器の供給位置、検体等の液体分注位置、第
2及び第3容器移送手段による容器移送位置への容器の
正確な移送が可能になっている。
る。本図の第1容器移送手段は、不図示のモータからの
駆動力を伝動するためのタイミングベルト201、タイ
ミングベルトに装着され、平行一対の走査ガイド軸20
2上を矢印の方向に移送させるための走行台203とか
らなる移送路と、走行台に設けられた、2個の容器を担
持するための凹部を有する1個の容器担持部204から
構成される。走行ガイド軸202の上方および両端に設
けられた不図示の検知器により、容器担持部204の初
期位置や容器担持部に担持された容器の有無が検知でき
るようになっており、図1における測定容器の供給位
置、前処理容器の供給位置、検体等の液体分注位置、第
2及び第3容器移送手段による容器移送位置への容器の
正確な移送が可能になっている。
【0053】図3は、図2に示した容器担持部を詳細に
示した図である。2個の容器を載置して担持し得るよう
に2個の嵌挿用凹部301を有しており、かつ、容器の
有無をその底部から検知器にて検知し得るようにそれぞ
れ1個の溝302を有している。
示した図である。2個の容器を載置して担持し得るよう
に2個の嵌挿用凹部301を有しており、かつ、容器の
有無をその底部から検知器にて検知し得るようにそれぞ
れ1個の溝302を有している。
【0054】図1に記載した本発明の装置は、同図に不
図示の制御手段により、以下のように操作される。
図示の制御手段により、以下のように操作される。
【0055】(1)液体分注手段は検体ラック上の所定
位置まで移送される。これと同時に、検体ラックは回転
動して所定の希釈液又は前反応液を収容する容器を当該
位置の直下に位置させて停止する。
位置まで移送される。これと同時に、検体ラックは回転
動して所定の希釈液又は前反応液を収容する容器を当該
位置の直下に位置させて停止する。
【0056】(2)液体分注手段は前記位置で下降し、
ノズル軸に装着したチップの先端が容器中に侵入する。
検体収容容器等の大きさ等は予め制御手段に入力されて
おり、チップ先端は容器の底部に接触しない程度に下降
距離は制御される。ノズルの下降を停止し、所定量の液
体(希釈液及び/又は前反応液)を吸引する。ノズルを
上昇させると共に再度検体ラックを回転動させ、任意の
検体容器を前記位置の直下に位置させた後に同様にして
所定量の検体を吸引する。なお、検体について前処理を
行わない場合には検体のみを吸引する。
ノズル軸に装着したチップの先端が容器中に侵入する。
検体収容容器等の大きさ等は予め制御手段に入力されて
おり、チップ先端は容器の底部に接触しない程度に下降
距離は制御される。ノズルの下降を停止し、所定量の液
体(希釈液及び/又は前反応液)を吸引する。ノズルを
上昇させると共に再度検体ラックを回転動させ、任意の
検体容器を前記位置の直下に位置させた後に同様にして
所定量の検体を吸引する。なお、検体について前処理を
行わない場合には検体のみを吸引する。
【0057】(3)以上の操作とは別に、第1容器移送
手段を駆動し、前処理容器供給手段による容器供給位置
に容器担持部を移送して前処理容器を供給する。続いて
第1容器移送手段の移送路と液体分注手段の移送路の交
点に容器担持部を移送し、前記のようにして液体分注手
段のチップ中に吸引された検体及び前処理用液を吐出す
る。液体分注手段により、前処理容器中に吐出された液
体を吸引吐出して撹拌する。なお、検体について前処理
を行わない場合には測定容器を使用する。
手段を駆動し、前処理容器供給手段による容器供給位置
に容器担持部を移送して前処理容器を供給する。続いて
第1容器移送手段の移送路と液体分注手段の移送路の交
点に容器担持部を移送し、前記のようにして液体分注手
段のチップ中に吸引された検体及び前処理用液を吐出す
る。液体分注手段により、前処理容器中に吐出された液
体を吸引吐出して撹拌する。なお、検体について前処理
を行わない場合には測定容器を使用する。
【0058】(4)第1容器移送手段を駆動して容器担
持部を第3容器移送手段による容器捕獲位置に移送し、
第3容器移送手段を駆動して前処理容器を第3容器移送
手段により所定温度に温調された反応槽に移送し、所定
時間放置して前反応を行なう。検体について前処理を行
わない場合には反応槽において担体に固定化した抗体、
検体中の特定物質及び酵素と結合した抗体等を免疫反応
させ、続いて反応槽を回転動させて測定容器を洗浄手
段、基質分注手段及び光学測定手段に移送して免疫測定
を行なう。また検体について一定時間の反応を行わせる
必要のない前処理、例えば単なる希釈を行なう場合に
は、このステップを省略して(6)のステップを行な
う。
持部を第3容器移送手段による容器捕獲位置に移送し、
第3容器移送手段を駆動して前処理容器を第3容器移送
手段により所定温度に温調された反応槽に移送し、所定
時間放置して前反応を行なう。検体について前処理を行
わない場合には反応槽において担体に固定化した抗体、
検体中の特定物質及び酵素と結合した抗体等を免疫反応
させ、続いて反応槽を回転動させて測定容器を洗浄手
段、基質分注手段及び光学測定手段に移送して免疫測定
を行なう。また検体について一定時間の反応を行わせる
必要のない前処理、例えば単なる希釈を行なう場合に
は、このステップを省略して(6)のステップを行な
う。
【0059】(5)所定時間の前反応終了後、反応槽を
回転動させて前処理容器を第3容器移送手段による容器
捕獲位置に移送し、第3容器移送手段を駆動して前処理
容器を第1容器移送手段の容器担持部に移送する。
回転動させて前処理容器を第3容器移送手段による容器
捕獲位置に移送し、第3容器移送手段を駆動して前処理
容器を第1容器移送手段の容器担持部に移送する。
【0060】(6)更に他の前処理を行う場合には、容
器担持部の容器が積載されていない部位に前処理容器を
供給し、液体分注手段を前述のように駆動して前処理用
液を吐出し、反応槽において所定時間の反応を行なう。
この前反応が終了した後、ステップ(5)〜(7)(希
釈等、反応槽における反応の必要がない場合には以下の
ステップ)を実施する。測定を行う場合には容器担持部
の容器が積載されていない部位に測定容器を供給した
後、第1容器移送手段の移送路と液体分注手段の移送路
の交点に容器担持部を移送し、液体分注手段を駆動して
前処理容器から所定量の処理後検体を吸引し、これを測
定容器に吐出する。なお、2段階の前処理反応を行った
後は容器担持部に空きがないため、一旦第1容器移送手
段を駆動して容器担持部を第2容器移送手段による容器
捕獲位置まで移送し、ここで不要となった前処理容器を
排出口に廃棄する。
器担持部の容器が積載されていない部位に前処理容器を
供給し、液体分注手段を前述のように駆動して前処理用
液を吐出し、反応槽において所定時間の反応を行なう。
この前反応が終了した後、ステップ(5)〜(7)(希
釈等、反応槽における反応の必要がない場合には以下の
ステップ)を実施する。測定を行う場合には容器担持部
の容器が積載されていない部位に測定容器を供給した
後、第1容器移送手段の移送路と液体分注手段の移送路
の交点に容器担持部を移送し、液体分注手段を駆動して
前処理容器から所定量の処理後検体を吸引し、これを測
定容器に吐出する。なお、2段階の前処理反応を行った
後は容器担持部に空きがないため、一旦第1容器移送手
段を駆動して容器担持部を第2容器移送手段による容器
捕獲位置まで移送し、ここで不要となった前処理容器を
排出口に廃棄する。
【0061】(7)測定を行う場合には測定容器を前述
のようにして反応槽に移送し、担体に固定化した抗体、
検体中の特定物質及び酵素と結合した抗体等を免疫反応
させ、続いて反応槽を回転動させて測定容器を洗浄手
段、基質分注手段及び光学測定手段に移送して免疫測定
を行なう。
のようにして反応槽に移送し、担体に固定化した抗体、
検体中の特定物質及び酵素と結合した抗体等を免疫反応
させ、続いて反応槽を回転動させて測定容器を洗浄手
段、基質分注手段及び光学測定手段に移送して免疫測定
を行なう。
【0062】なお、免疫測定の結果については、不図示
のマイクロコンピュータ等を用いて演算処理し、ディス
プレイ及びプリンタから出力可能とした。また図1の装
置は、担体に固定化した抗体(抗原)のみが凍結乾燥状
態で入れられた測定容器を使用し、酵素と結合した抗体
(抗原)を分注する分注手段を反応槽に設置することに
より、2度の分離を行なう、いわゆる2ステップ測定
(フォワード測定)の実施も可能である。更に、例えば
空の測定容器を使用し、例えば担体と結合した抗体と酵
素と結合した抗体をそれぞれ別途測定容器に分注する分
注手段を装備させることも可能である。
のマイクロコンピュータ等を用いて演算処理し、ディス
プレイ及びプリンタから出力可能とした。また図1の装
置は、担体に固定化した抗体(抗原)のみが凍結乾燥状
態で入れられた測定容器を使用し、酵素と結合した抗体
(抗原)を分注する分注手段を反応槽に設置することに
より、2度の分離を行なう、いわゆる2ステップ測定
(フォワード測定)の実施も可能である。更に、例えば
空の測定容器を使用し、例えば担体と結合した抗体と酵
素と結合した抗体をそれぞれ別途測定容器に分注する分
注手段を装備させることも可能である。
【図1】本発明の自動検体前処理装置を装備する、自動
免疫測定装置の一例を示す図である。
免疫測定装置の一例を示す図である。
【図2】本発明の自動検体前処理装置を装備する自動免
疫測定装置における、第1容器移送手段の詳細を示す図
である。
疫測定装置における、第1容器移送手段の詳細を示す図
である。
【図3】本発明の自動検体前処理装置を装備する自動免
疫測定装置における、第1容器移送手段の容器担持部の
詳細を示す図である。
疫測定装置における、第1容器移送手段の容器担持部の
詳細を示す図である。
101 検体ラック 102 反応槽 103 第1容器移送手段の容器担持部 104 第1容器移送手段の移送路 105 液体分注手段の本体 106 液体分注手段の移送路 107 第3容器移送手段を兼ねる第2容器移送手段 108 測定容器供給手段 109 前処理容器供給手段 110 使い捨てチップ 201 タイミングベルト 202 平行一対の走査ガイド軸 203 走行台 204 容器担持部 301 嵌挿用凹部 302 容器の有無を検知するための溝 a 使用済容器の廃棄口 b 洗浄手段 c 液体分注手段による酵素基質の分注位置 d 光学的蛍光強度測定手段
Claims (15)
- 【請求項1】少なくとも、(1)検体ラック、(2)前
処理容器及び測定容器、(3)液体分注手段、(4)容
器を担持し移送するための容器担持部を有する第1容器
移送手段、(5)第1容器移送手段の容器担持部に前処
理容器を供給する前処理容器供給手段、(6)第1容器
移送手段の容器担持部に測定容器を供給する測定容器供
給手段、(7)使用済容器を廃棄するための廃棄口、
(8)第1容器移送手段の容器担持部に担持された使用
済容器を廃棄口に移送するための第2容器移送手段、
(9)検体について測定を行うための測定手段を備えた
反応槽及び(10)第1容器移送手段の容器担持部に担
持された容器を反応槽に移送するための第3容器移送手
段、とを含む自動検体前処理装置であって、(a)検体
ラックは、検体を収容する検体容器及び前処理用液を収
容する容器を担持するものであり、(b)液体分注手段
は、検体ラック上の容器から所定量の液体を吸引し第1
容器移送手段の移送路上の液体吐出位置に位置する容器
に当該所定量の液体を吐出し、かつ当該液体吐出位置で
容器から所定量の液体を吸引し吐出するものであり、
(c)前処理容器供給手段は、複数の前処理容器を貯蔵
すると共に、第1容器移送手段の移送路上の前処理容器
供給位置に位置する容器担持部に該容器を供給するもの
であり、(d)測定容器供給手段は、複数の測定容器を
貯蔵すると共に、第1容器移送手段の移送路上の測定容
器供給位置に位置する容器担持部に該容器を供給するも
のであり、(e)第2容器移送手段は、第1容器移送手
段の移送路上の容器廃棄位置に位置する使用済容器を廃
棄口に移送するものであり、(f)第3容器移送手段
は、第1容器移送手段の移送路上の容器移送位置と反応
槽上の容器受入位置の間で容器を移送するものであり、
(g)反応槽は、前処理されていない検体及び/又は前
処理された検体について所定の測定を行なうための測定
手段を備え、かつ、少なくとも1の容器を担持可能なも
のであり、(h)第1容器移送手段は、前処理容器及び
/又は測定容器を担持可能な容器担持部と、液体分注手
段による前記液体吐出位置、前処理容器供給手段による
前記前処理容器供給位置、測定容器供給手段による前記
測定容器供給位置、第2移送手段による前記容器廃棄位
置及び第3容器移送手段による前記容器移送位置の間を
連結する移送路を有し、該容器担持部をこれら各位置間
で移送するものである、自動検体前処理装置。 - 【請求項2】第1容器移送手段の容器担持部が、2個の
容器を担持し得るものである請求項1の自動検体前処理
装置。 - 【請求項3】第1容器移送手段の容器担持部が、3個以
上の容器を担持し得るものである請求項1の自動検体前
処理装置。 - 【請求項4】第1容器移送手段が、それぞれ1個以上の
容器を担持し得る2以上の独立した容器担持部と、容器
担持部の数と同数の独立した移送路により構成されるこ
とを特徴とする請求項1〜3いずれかの項に記載の自動
検体前処理装置。 - 【請求項5】反応槽が、担持された容器中の液体を温調
する温調機能を有していることを特徴とする請求項1の
自動検体前処理装置。 - 【請求項6】反応槽が、担持された容器中の液体を撹拌
し得る撹拌機能を有していることを特徴とする請求項1
の自動検体前処理装置。 - 【請求項7】検体ラックが円盤状のターンテーブルであ
り、検体容器及び/又は前処理用液を収容する容器を同
一又は異なる同心円上に担持可能であることを特徴とす
る請求項1の自動検体前処理装置。 - 【請求項8】反応槽が円盤状のターンテーブルであるこ
とを特徴とする請求項1の自動検体前処理装置。 - 【請求項9】前処理用液が検体を希釈するための希釈液
であり、前処理の内容が検体の希釈であることを特徴と
する請求項1又は7の自動検体前処理装置。 - 【請求項10】前処理用液が検体を前反応させるための
前反応液であり、前処理の内容が検体の前反応であるこ
とを特徴とする請求項1又は7の自動検体前処理装置。 - 【請求項11】前処理用液が検体を希釈するための希釈
液及び検体を前反応させるための前反応液であり、前処
理の内容が検体の希釈及び前反応であることを特徴とす
る請求項1又は7の自動検体前処理装置。 - 【請求項12】液体分注手段が垂直方向及び水平方向に
移動可能である請求項1の自動検体前処理装置。 - 【請求項13】第1容器移送手段の容器担持部に、該容
器担持部上に容器が存在するか否かを検知するためのセ
ンサーが取り付けられていることを特徴とする請求項1
の自動検体前処理装置。 - 【請求項14】測定手段が、発光系と受光系から構成さ
れる光学測定手段であることを特徴とする請求項1の自
動検体前処理装置。 - 【請求項15】測定手段が、反応槽上の任意の位置に位
置する測定容器について測定を行うものであることを特
徴とする請求項1又は14の自動検体前処理装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19332496A JP3582240B2 (ja) | 1996-06-14 | 1996-07-23 | 自動検体前処理装置および自動検体前処理方法 |
US08/869,597 US5882594A (en) | 1996-06-14 | 1997-06-05 | Device and method for automatic sample pretreatment |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8-153866 | 1996-06-14 | ||
JP15386696 | 1996-06-14 | ||
JP19332496A JP3582240B2 (ja) | 1996-06-14 | 1996-07-23 | 自動検体前処理装置および自動検体前処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1062432A true JPH1062432A (ja) | 1998-03-06 |
JP3582240B2 JP3582240B2 (ja) | 2004-10-27 |
Family
ID=26482362
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19332496A Expired - Fee Related JP3582240B2 (ja) | 1996-06-14 | 1996-07-23 | 自動検体前処理装置および自動検体前処理方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5882594A (ja) |
JP (1) | JP3582240B2 (ja) |
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WO2021147186A1 (zh) * | 2020-01-21 | 2021-07-29 | 深圳迎凯生物科技有限公司 | 稀释方法及稀释装置 |
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WO2023233914A1 (ja) * | 2022-06-03 | 2023-12-07 | 富士フイルム株式会社 | 検査装置 |
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