JP6764806B2 - 蓋付容器 - Google Patents
蓋付容器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6764806B2 JP6764806B2 JP2017027581A JP2017027581A JP6764806B2 JP 6764806 B2 JP6764806 B2 JP 6764806B2 JP 2017027581 A JP2017027581 A JP 2017027581A JP 2017027581 A JP2017027581 A JP 2017027581A JP 6764806 B2 JP6764806 B2 JP 6764806B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lid
- hook
- knob
- beam portion
- end side
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
これに対して、蓋体が容器本体に完全に閉まっていない位置にある場合においては、蓋体が容器本体に完全に閉まっていないことを、使用者が視認できるようにした技術が知られている(下記特許文献1)。
ここで、使用者の操作性を維持するためにつまみの梁部の一方端部を大きく取ることも考えられるが、部品が大型化するなどして不経済である。
有底筒状の容器本体の蓋部に設けられ、係合位置に位置する場合に当該容器本体と当該蓋部との閉塞状態を維持するフックと、
前記蓋部に軸支された回転軸で揺動自在な梁部を有し、前記梁部の一方端部側が持ち上がることによって前記梁部の他方端部側で前記フックを前記係合位置から移動させ、前記容器本体と前記蓋部との閉塞状態の維持を解除するつまみと、
前記梁部の一方端部側を持ち上げる向きに、前記梁部の他方端部側を付勢する付勢部材と、を備え、
前記付勢部材は、前記フックが前記係合位置から移動した場合、前記梁部の一方端部側が持ち上がる状態に付勢する点にある。
前記付勢部材は、前記梁部に固定された前記回転軸に外挿されるコイル部を有するねじりコイルバネを含み、
前記ねじりコイルばねは、前記コイル部の一端に第一腕部と、前記コイル部の他端に第二腕部とを備え、
前記第一腕部が前記蓋部に固定されていることによって、前記第二腕部が、前記梁部の一方端部側を持ち上げる向きに、前記梁部の他方端部側から前記回転軸を付勢する点にある。
前記付勢部材は、前記回転軸に外挿されるコイル部を有するねじりコイルバネを含み、
前記ねじりコイルばねは、前記コイル部の一端に第一腕部と、前記コイル部の他端に第二腕部とを備え、
前記第一腕部が前記蓋部に固定されていることによって、前記第二腕部が前記梁部の他方端部側を付勢する点にある。
図1から図9に基づいて、本発明の実施形態に係る蓋付容器100について説明する。本実施形態では、蓋付容器100として、図1に示す電気ポットを例示して説明する。
以下、蓋付容器100の各構成要素について具体的に説明する。
図1に示した実施形態の蓋付容器100は、容器本体1の肩部材2の上部に蓋部3をヒンジ14(図3参照)により開閉自在に取付けている。肩部材2のくちばし部21の前部上面に操作パネル6が設けられ、その下方に湯の吐出口7が設けられている。また、蓋部3には容器本体1に対して蓋部3の開閉を行うためのつまみ8が設けられる。
外蓋30の外蓋本体31の前後方向Yの前方Y1の前端部には、つまみ取付凹部33が設けられる。
第一腕部73は、回転軸83に外挿したコイル部72を支点として、梁部80の他方端部側にあるバネ受け部87を回転軸83の回転方向における、下方Z2に向けて付勢するように取り付けられている。
第二腕部74は、回転軸83に外挿したコイル部72を支点として、外蓋本体31の下方Z2側の面に係合して固定端として取り付けられる。本実施形態では、外蓋本体31の下方Z2側の面に、当該面から下方Z2に突出した蓋側バネ受け部38を設け、第二腕部74を蓋側バネ受け部38に係合させて取り付けられている。
外蓋本体31の下向き開放の凹部である外蓋凹部37と、内蓋40の上向き開放の凹部である内蓋凹部47とにより軸穴61が形成され、その軸穴61に回転軸83、84が揺動自在に嵌合した状態に組み立てられる。すなわち、つまみ8は、その梁部80が蓋部3で軸支された回転軸83、84で揺動自在になっている。
つまみ8およびフック5を取り付けた蓋部3の組み立て手順について補足する。
つまみ8は、図3の一点鎖線矢印で示すように、つまみ8をつまみ取付凹部33の開放部35下方から差し込み、ねじりコイルバネ71を回転軸83に取り付けた状態で、その回転軸83、84を外蓋凹部37に嵌合する。当該嵌合により、つまみ8はつまみ取付凹部33を外蓋30と同一面となった状態で閉塞する。そして、隠し壁85が支点リブ34の前面に重なり、底部36の前面の開口部分を覆う状態になる。
蓋部3を開閉する場合のつまみ8およびフック5の動作について説明する。
まず、蓋部3を開く動作について説明する。
蓋部3が閉じた状態、すなわち容器本体1と蓋部3との閉塞状態においては、フック5は付勢ばね59に付勢され係合位置(図4、図7参照)にある。なお、本実施形態において、係合位置とは、フック5が係合凹部25と係合している状態を形成する位置を意味するのでは無く、蓋部3との位置関係において、フック5が、付勢ばね59に付勢され、前進規制部49で前進を規制されている状態を形成する位置をいう。
なお、容器本体1と蓋部3との閉塞状態とは、蓋部3が容器本体1を閉塞している状態の事をいい、蓋部3が容器本体1に対して半閉まりとなる状態を含まない。
なお、図6および図9は、引き上げ側端部82を指先で把持したまま持ち上げた状態を維持した場合を図示しているが、蓋部3を開放した状態で、使用者が指先から引き上げ側端部82を開放すると、フック5は、付勢ばね59に付勢されて前進し、前進規制部49で前進を規制されて止まる。つまり、蓋部3を開放した状態で、つまみ8が使用者の指先から解放されると、フック5は、係合位置に位置して止まる。
蓋部3が開いた状態においては、フック5は、付勢ばね59に付勢され、前進規制部49で前進を規制されている状態にあり、係合位置に位置する。
蓋部3が開いた状態から蓋部3を閉じるべく、使用者が指先で蓋部3を押し下げ、蓋部3が半閉まり状態になると、フック5の係合部55が、肩部材2の内側に当たる。このため、フック5は、付勢ばね59の付勢力に抗して肩部材2の内側から相対的に押圧されて後退する。なお、半閉まり状態とは、フック5が、肩部材2と接触するが、蓋部3が閉塞状態ではない状態のことを言う。
フック5が係合凹部25と係合しておらず、蓋部3と容器本体1の閉塞状態の維持が解除されていることを、つまみ8の引き上げ側端部82が下降して、つまみ8が外蓋30と平面を形成する状態により、視覚的に使用者に知らせることができる。
(1)上記実施形態では、つまみ8を付勢する付勢部材としてのねじりコイルバネ71を備え、ねじりコイルバネ71のコイル部72を、回転軸83に外挿して取り付ける場合を例示した。しかしながら、つまみ8を付勢する付勢部材として、ぜんまいバネを備え、当該ぜんまいバネの、バネの巻部を、回転軸83に外挿して取り付けてもよい。
3 :蓋部
5 :フック
71 :ねじりコイルバネ(付勢部材)
72 :コイル部
73 :第一腕部
74 :第二腕部
80 :梁部
81 :押し下げ側端部(梁部の他方端部)
82 :引き上げ側端部(梁部の一方端部)
83 :回転軸
84 :回転軸
86 :押圧部
100 :蓋付容器
Claims (2)
- 有底筒状の容器本体の蓋部に設けられ、係合位置に位置する場合に当該容器本体と当該蓋部との閉塞状態を維持するフックと、
前記蓋部に軸支された回転軸で揺動自在な梁部を有し、前記梁部の一方端部側が持ち上がることによって前記梁部の他方端部側で前記フックを前記係合位置から移動させ、前記容器本体と前記蓋部との閉塞状態の維持を解除するつまみと、
前記梁部の一方端部側を持ち上げる向きに、前記梁部の他方端部側を付勢する付勢部材と、を備え、
前記付勢部材は、前記フックが前記係合位置から移動した場合、前記梁部の一方端部側が持ち上がる状態に付し、
前記付勢部材は、前記梁部に固定された前記回転軸に外挿されるコイル部を有するねじりコイルバネを含み、
前記ねじりコイルばねは、前記コイル部の一端に第一腕部と、前記コイル部の他端に第二腕部とを備え、
前記第一腕部が前記蓋部に固定されていることによって、前記第二腕部が、前記梁部の一方端部側を持ち上げる向きに、前記梁部の他方端部側から前記回転軸を付勢する蓋付容器。 - 有底筒状の容器本体の蓋部に設けられ、係合位置に位置する場合に当該容器本体と当該蓋部との閉塞状態を維持するフックと、
前記蓋部に軸支された回転軸で揺動自在な梁部を有し、前記梁部の一方端部側が持ち上がることによって前記梁部の他方端部側で前記フックを前記係合位置から移動させ、前記容器本体と前記蓋部との閉塞状態の維持を解除するつまみと、
前記梁部の一方端部側を持ち上げる向きに、前記梁部の他方端部側を付勢する付勢部材と、を備え、
前記付勢部材は、前記フックが前記係合位置から移動した場合、前記梁部の一方端部側が持ち上がる状態に付し、
前記付勢部材は、前記回転軸に外挿されるコイル部を有するねじりコイルバネを含み、
前記ねじりコイルばねは、前記コイル部の一端に第一腕部と、前記コイル部の他端に第二腕部とを備え、
前記第一腕部が前記蓋部に固定されていることによって、前記第二腕部が前記梁部の他方端部側を付勢する蓋付容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017027581A JP6764806B2 (ja) | 2017-02-17 | 2017-02-17 | 蓋付容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017027581A JP6764806B2 (ja) | 2017-02-17 | 2017-02-17 | 蓋付容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018130426A JP2018130426A (ja) | 2018-08-23 |
JP6764806B2 true JP6764806B2 (ja) | 2020-10-07 |
Family
ID=63249166
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017027581A Active JP6764806B2 (ja) | 2017-02-17 | 2017-02-17 | 蓋付容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6764806B2 (ja) |
-
2017
- 2017-02-17 JP JP2017027581A patent/JP6764806B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018130426A (ja) | 2018-08-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN105525809B (zh) | 用于防止具有外部把手的车门打开的装置 | |
JP5007443B2 (ja) | 圧力調理器 | |
JP6764806B2 (ja) | 蓋付容器 | |
JP4014545B2 (ja) | 圧力式炊飯器の蓋ロック構造 | |
JP4894583B2 (ja) | 電気炊飯器 | |
JP5582886B2 (ja) | 炊飯器 | |
JP6111825B2 (ja) | 炊飯器 | |
JP6683537B2 (ja) | 加熱調理器 | |
JP4457078B2 (ja) | 高周波加熱装置 | |
JP4974146B2 (ja) | コンパクト容器 | |
JP4762931B2 (ja) | 炊飯器 | |
JP5542929B2 (ja) | 炊飯器 | |
WO2010087035A1 (ja) | ロック装置及びそれを用いた扉 | |
CN212912810U (zh) | 盖体和烹饪器具 | |
JP6795407B2 (ja) | 開き扉の引手構造、及び、開き扉付き什器 | |
CN215993624U (zh) | 一种电压力锅 | |
JP6931780B2 (ja) | 加熱調理器 | |
JP2022106687A (ja) | 補強された支持部材を備えた脱着可能なハンドル | |
JP3982477B2 (ja) | 床下収納庫 | |
JP6945229B2 (ja) | かばん・ケース類の錠前 | |
JP7167504B2 (ja) | 加熱調理器 | |
JP4145630B2 (ja) | 液体容器の蓋ロック解除機構 | |
JP4487283B2 (ja) | 容器の蓋体 | |
JP2021180790A (ja) | 炊飯器 | |
JP2004337505A (ja) | 炊飯器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190305 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200122 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200204 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200311 |
|
RD05 | Notification of revocation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425 Effective date: 20200311 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200908 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200914 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6764806 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |