JP6763959B2 - チャンバ装置、ターゲット生成方法および極端紫外光生成装置 - Google Patents

チャンバ装置、ターゲット生成方法および極端紫外光生成装置 Download PDF

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Description

本開示は、チャンバ装置、ターゲット生成方法および極端紫外光生成装置に関する。
近年、半導体プロセスの微細化に伴って、半導体プロセスの光リソグラフィにおける転写パターンの微細化が急速に進展している。次世代においては、20nm以下の微細加工が要求されるようになる。このため、例えば20nm以下の微細加工の要求に応えるべく、波長13.5nmの極端紫外(EUV)光を生成する極端紫外光生成装置と縮小投影反射光学系(Reduced Projection Reflective Optics)とを組み合わせた露光装置の開発が期待されている。
EUV光生成装置としては、ターゲット材料にパルスレーザ光を照射することによって生成されるプラズマが用いられるLPP(Laser Produced Plasma)式の装置と、放電によって生成されるプラズマが用いられるDPP(Discharge Produced Plasma)式の装置と、電子加速器から出力される電子を用いた自由電子レーザ(Free Electron Laser)装置の3種類の装置が提案されている。
特開2001−267730号公報 特開平9−232742号公報 特表2011−513987号公報 特開2010−118852号公報
概要
本開示の一態様によるチャンバ装置は、チャンバと、チャンバに組み付けられ、チャンバ内の所定領域へターゲット材料であるスズを供給するターゲット生成装置であって、1.スズを貯蔵するタンク部、2.タンク部内のスズの温度を変化させる温度可変装置、3.タンク部内の圧力を変化させる圧力調節器、および4.液体状のスズを吐出するノズル孔を含むノズル部、を備えるターゲット生成装置と、チャンバ内に水素ガスを含むガスを供給するガス供給源と、チャンバ内の気体を排気する排気装置と、ターゲット生成を制御する制御部であって、A.チャンバ内の酸素分圧が4×10−5Pa以下となるように排気装置を制御し、B.スズが溶融するように温度可変装置を制御し、C.溶融したスズをノズル孔から吐出するように圧力調節器を制御し、D.吐出後にチャンバ内に水素ガスを含むガスを供給するようにガス供給源を制御する制御部とを含む。
本開示の一態様によるターゲット生成方法は、チャンバと、チャンバに組み付けられ、チャンバ内の所定領域へターゲット材料であるスズを供給するターゲット生成装置であって、1.スズを貯蔵するタンク部、2.タンク部内のスズの温度を変化させる温度可変装置、3.タンク部内の圧力を変化させる圧力調節器、および4.液体状のスズを吐出するノズル孔を含むノズル部、を備えるターゲット生成装置と、チャンバ内に水素ガスを含むガスを供給するガス供給源と、チャンバ内の気体を排気する排気装置と、ターゲット生成を制御する制御部とを含むチャンバ装置を用いてチャンバ内の所定領域へスズを供給するターゲット生成方法であって、制御部により、A.チャンバ内の酸素分圧が4×10−5Pa以下となるように排気装置を制御し、B.スズが溶融するように温度可変装置を制御し、C.溶融したスズをノズル孔から吐出するように圧力調節器を制御し、D.吐出後にチャンバ内に水素ガスを含むガスを供給するようにガス供給源を制御する。
本開示の一態様による極端紫外光生成装置は、チャンバと、チャンバに組み付けられ、チャンバ内の所定領域へターゲット材料であるスズを供給するターゲット生成装置であって、1.スズを貯蔵するタンク部、2.タンク部内のスズの温度を変化させる温度可変装置、3.タンク部内の圧力を変化させる圧力調節器、および4.液体状のスズを吐出するノズル孔を含むノズル部、を備えるターゲット生成装置と、チャンバ内に水素ガスを含むガスを供給するガス供給源と、チャンバ内の気体を排気する排気装置と、ターゲット生成を制御する制御部であって、A.チャンバ内の酸素分圧が4×10−5Pa以下となるように排気装置を制御し、B.スズが溶融するように温度可変装置を制御し、C.溶融したスズをノズル孔から吐出するように圧力調節器を制御し、D.吐出後にチャンバ内に水素ガスを含むガスを供給するようにガス供給源を制御する制御部と、チャンバ内へ供給されたスズへレーザ光を照射するレーザ装置と、レーザ光が照射されることで生成されたスズのプラズマから放射した極端紫外光を集光して出力する集光ミラーとを含む。
本開示のいくつかの実施形態を、単なる例として、添付の図面を参照して以下に説明する。
図1は、典型的なEUV光生成装置の全体構成を示す概略側面図である。 図2は、比較例としてのEUV光生成装置におけるターゲット生成処理の流れを示すフローチャートである。 図3は、図2に流れを示したターゲット生成処理のタイミングチャートである。 図4は、スズの飽和酸素分圧の特性を示すグラフである。 図5は、実施形態1に係るEUV光生成装置の全体構成を示す概略側面図である。 図6は、図5に示したEUV光生成装置におけるターゲット生成処理の流れを示すフローチャートである。 図7は、図6に流れを示したターゲット生成処理のタイミングチャートである。 図8は、酸素分圧と酸化スズの析出領域との関係を示すグラフである。 図9は、実施形態2に係るEUV光生成装置の全体構成を示す概略側面図である。 図10は、図9に示したEUV光生成装置におけるターゲット生成処理の流れを示すフローチャートである。 図11は、図10に流れを示したターゲット生成処理のタイミングチャートである。 図12は、実施形態3に係るEUV光生成装置の全体構成を示す概略側面図である。 図13は、図12に示したEUV光生成装置におけるターゲット生成処理の流れを示すフローチャートである。 図14は、図13に流れを示したターゲット生成処理のタイミングチャートである。 図15は、実施形態4に係るターゲット生成方法における処理の流れを示すフローチャートである。 図16は、図15に流れを示した処理の一部におけるタイミングチャートである。 図17は、図15に流れを示した処理の他の部分におけるタイミングチャートである。 図18は、実施形態5に係るターゲット生成方法におけるターゲット生成処理の流れを示すフローチャートである。
実施形態
<目次>
1.EUV光生成装置の全体説明
1.1 構成
1.2 動作
2.比較例
2.1 構成
2.2 動作
2.3 課題
3.実施形態1
3.1 実施形態1の構成
3.2 実施形態1の動作
3.3 実施形態1の作用・効果
4.実施形態2
4.1 実施形態2の構成
4.2 実施形態2の動作
4.3 実施形態2の作用・効果
5.実施形態3
5.1 実施形態3の構成
5.2 実施形態3の動作
5.3 実施形態3の作用・効果
6.実施形態4
6.1 実施形態4の構成
6.2 実施形態4の動作
6.3 実施形態4の作用・効果
7.実施形態5
7.1 実施形態5の構成
7.2 実施形態5の動作
7.3 実施形態5の作用・効果
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。以下に説明される実施形態は、本開示のいくつかの例を示すものであって、本開示の内容を限定するものではない。また、各実施形態で説明される構成および動作の全てが本開示の構成および動作として必須であるとは限らない。なお、同一の構成要素には同一の参照符号を付して、重複する説明を省略する。
1.EUV光生成装置の全体説明
1.2 構成
図1は、典型的な極端紫外(EUV)光生成装置の全体構成を示す概略側面図である。同図に示すEUV光生成装置は、露光装置100に露光光として利用されるEUV光を供給するために用いられる。すなわち、図1中の露光装置100以外の要素により、EUV光生成装置50が構成されている。このEUV光生成装置50は、レーザ光をターゲット材料(物質)に照射してターゲット材料をプラズマ化することによりEUV光を発生させる、レーザ生成プラズマ(LPP)方式を採用した装置である。このEUV光生成装置50は、チャンバ1と、制御部2と、レーザ装置3と、送光光学系4とを含む。
上記チャンバ1は、その内部でEUV光を生成するためのチャンバであり、好ましくは真空チャンバとされる。チャンバ1は、ドロップレット生成器5と、レーザ光マニュピレータ10と、第1プレート11と、レーザ光マニュピレータ10を介してチャンバ1に保持された第2プレート12と、この第2プレート12に保持された高反射軸外放物面ミラー13と、同じく第2プレート12に保持された高反射平面ミラー14と、レーザ光導入用のウインドウ15とを含む。なお、上記第1プレート11には、レーザ光導入用の貫通孔16が設けられている。上記高反射軸外放物面ミラー13および高反射平面ミラー14は、レーザ光マニュピレータ10と共に、後述するパルスレーザ光Lを集光するためのレーザ集光光学系17を構成している。
チャンバ1はさらに、EUV集光ミラーホルダ20と、このEUV集光ミラーホルダ20に保持されたEUV集光ミラー21と、ターゲット受け22とを含む。EUV集光ミラー21は、例えば回転楕円面形状の反射面を有するミラーであり、第1の焦点がプラズマ生成領域23に位置し、第2の焦点が中間集光点(IF)24に位置するように配置されている。EUV集光ミラー21の表面には、例えば、モリブデンとシリコンとが交互に積層された多層反射膜が形成されていてもよい。
チャンバ1はさらに、水素ガス供給源40と、この水素ガス供給源40から供給される水素ガスを送る配管41と、配管41の先端に取り付けられてチャンバ1内に開口したガスノズル42と、配管41の途中に介設された流量調節器43とを含む。チャンバ1はさらに、チャンバ1内の圧力を検出する圧力センサ45と、チャンバ1内を排気する排気装置46とを含む。
レーザ装置3は、ターゲット材料をプラズマ化するためのパルスレーザ光Lを発生させる。このレーザ装置3としては、一例として発振増幅型レーザ装置(master oscillator power amplifier type laser apparatus)が適用される。あるいは、レーザ装置3として、プリパルスレーザビームを発生させるYAG(Yttrium Aluminum Garnet)レーザ装置と、メインパルスレーザビームを発生させるCOレーザ装置との組合せ等も適用可能である。さらに、レーザ装置3として、その他のレーザ装置が用いられてもよい。このレーザ装置3から出力されるパルスレーザ光Lは、例えばパルス幅が数ns〜数十ns程度、周波数が10kHz〜100kHz程度のレーザ光である。
送光光学系(ビームデリバリシステム)4は、レーザ装置3から出力されたパルスレーザ光Lを反射させてその進行方向を変える第1高反射ミラー91と、この第1高反射ミラー91で反射したパルスレーザ光Lを上記ウインドウ15に向けて反射させる第2高反射ミラー92とを含む。レーザ集光光学系17は、送光光学系4から出力されるレーザ光Lが入力されるように配置されている。レーザ光マニュピレータ10は、第2プレート12を介して、高反射軸外放物面ミラー13および高反射平面ミラー14の位置を変えることができる。それにより、チャンバ1内のレーザ光Lの、X軸、Y軸およびZ軸方向に関する照射位置が、制御部2から指定された位置に移動される。
ドロップレット生成器5は、EUV光を発生させるために用いられるターゲット材料Tを、球状のドロップレットDLとしてチャンバ1内に供給する。ターゲット材料Tは、一般には、スズ、テルビウム、ガドリニウム、リチウム、キセノン、または、それらの内のいずれか2つ以上の組合せを含んでもよい。ただし、本開示では特にスズが用いられることを前提とするチャンバ装置、ターゲット生成方法および極端紫外光生成装置について言及する。したがって、以下で述べる「ターゲット材料T」は全てスズである。ドロップレット生成器5は、圧力調節器31と、溶融した状態のターゲット材料Tを蓄えるタンク32と、ターゲット材料Tを溶融させるヒータ33と、溶融状態のターゲット材料TをドロップレットDLとして吐出させるノズル孔を含むノズル34と、ノズル34の側壁を振動させるピエゾ素子35と、タンク32の温度を検出する温度センサ36とを含む。タンク32は本開示におけるタンク部であり、ノズル34は本開示におけるノズル部である。上記ドロップレットDLは断続的かつ周期的に生成され、チャンバ1内においてドロップレット軌道上を進行する。
上記タンク32には圧力調節器31が接続されている。この圧力調節器31は、制御部2に接続されている。また、ピエゾ素子35を駆動するピエゾ電源37と、ヒータ33を駆動するヒータ電源38が設けられている。これらのピエゾ電源37およびヒータ電源38、並びに上述した温度センサ36も制御部2に接続されている。ヒータ33およびヒータ電源38は、本開示における温度可変装置を構成する。なおEUV光生成装置50は、ドロップレットDLの存在、軌跡、位置、速度等を検出する、図示外のドロップレットセンサを含んで構成されてもよい。
1.2 動作
上記の構成において、タンク32中のターゲット材料Tは、ヒータ33によって融点以上の所定温度に加熱される。ターゲット材料Tがスズ(Sn)である場合、スズはその融点(232℃)以上の250〜290℃の温度範囲に加熱される。この加熱を行うに当たっては、制御部2によりヒータ電源38の動作を制御して、温度調節を行ってもよい。また、制御部2により圧力調節器31の動作が制御されて、タンク32内の圧力が、融解したターゲット材料Tのジェットがノズル34から所定の速度で出力する圧力に維持される。そして制御部2により、ピエゾ電源37を介してピエゾ素子35に、所定波形の電圧信号であるドロップレット供給信号が印加される。それによりピエゾ素子35が振動して、この振動がノズル34に加えられる。そこで、ノズル34から出力される上記ジェットがノズル34の振動によって所定周期で分断され、この分断により形成されたドロップレットDLが断続的にチャンバ1内に供給される。
一方、例えば前述した図示外のドロップレットセンサから、ドロップレットDLの存在、軌跡、位置、速度等を示す信号が制御部2に入力される。制御部2は、ドロップレットDLが所定位置を通過したことを示すタイミング信号を受けると、その時点から所定の時間遅延させて発光トリガを出力する。この発光トリガは、レーザ装置3に入力される。レーザ装置3は、発光トリガが入力されると、例えば内部に有する光シャッタを開く等により、パルスレーザ光Lを出力する。このパルスレーザ光Lは、送光光学系4の第1高反射ミラー91および第2高反射ミラー92で反射した後、ウインドウ15を通過してチャンバ1内に入射する。
上記パルスレーザ光Lは、レーザ集光光学系17の高反射軸外放物面ミラー13および高反射平面ミラー14で反射した後、EUV集光ミラー21の中央部に設けられた開口を通過して、EUV集光ミラー21の光軸上を進行する。このパルスレーザ光Lは、高反射軸外放物面ミラー13の作用により、プラズマ生成領域23において集光する。プラズマ生成領域23に到達したドロップレットDLは、この集光したパルスレーザ光Lの照射を受けてプラズマ化し、このプラズマからEUV光が生成される。なお、パルスレーザ光Lが照射されなかったドロップレットDLは、ターゲット受け22に受けられる。
ドロップレットDLは周期的に生成され、そしてこのドロップレットDLがドロップレットセンサにおいて検出される毎にパルスレーザ光Lが出力されるので、EUV光は周期的に生成される。こうして周期的に生成されるEUV光は、中間集光点24に集光した後、露光装置100に入射する。露光装置100では、入射したEUV光が半導体露光等に用いられる。
なお、露光装置100からの指令によって、プラズマ生成領域23を移動させる場合がある。プラズマ生成領域23の移動は、前述したレーザ光マニュピレータ10により高反射軸外放物面ミラー13および高反射平面ミラー14を移動させることによってなされ得る。レーザ光マニュピレータ10の作動は、制御部2によって制御される。
また、ドロップレット生成器5がチャンバ1に組み付けられた後、チャンバ1内の大気を排気するために、制御部2の指令に基づいて排気装置46を駆動してもよい。大気成分の排気のために、チャンバ1内のパージと排気を繰り返してもよい。パージガスは窒素(N2)やアルゴン(Ar)でもよい。タンク32内のターゲット材料Tは、インゴットの形態で用いられてもよい。そのインゴットとタンク32の内面との間には、空間があってもよい。
さらに、チャンバ1内には、水素ガス供給源40から配管41、ガスノズル42および流量調節器43を介して水素ガスを低流量で導入してもよい。この水素ガス導入は、
2H+O→2H
の化学反応式で示される化学反応によりチャンバ1内の酸素分圧を下げることで、ターゲット材料T、例えばスズの酸化防止を図るために行われる。なお、上記の化学反応を前提としないで、高純度の水素ガスを導入するようにしてもよい。
本例のEUV光生成装置50においては、圧力調節器31、タンク32、温度可変装置を構成するヒータ33とヒータ電源38、およびノズル34を含んでターゲット生成装置が構成されている。また、チャンバ1に加えて、以上のターゲット生成装置、水素ガス供給源40、排気装置46、および制御部2を含んでチャンバ装置が構成されている。また、このチャンバ装置、レーザ装置3、送光光学系4、およびレーザ集光光学系17を含んでEUV光生成装置50が構成されている。なお本例では、ターゲットをプラズマ生成領域23にドロップレットDLとして供給しているので、ターゲット生成とは、ドロップレット生成と同義である。
2.比較例
2.1 比較例の構成
次に図2および図3を参照して、図1の構成における比較例としてのターゲット生成方法、すなわちドロップレット生成方法について説明する。図2は、このドロップレット生成のための各処理の流れを示すフローチャートである。また図3は、上記各処理に係る要素の動作等のタイミングを示すタイミングチャートである。
図2に示す各処理は、基本的に制御部2の制御に基づいて行われる。また図3は、より詳しくは、排気装置46のONとOFF(駆動と停止)、流量調節器43による水素ガス導入のONとOFF、およびヒータ33のONとOFFのタイミングを示している。さらに図3は、それらのONとOFFによって変化するチャンバ1内の状態、すなわちチャンバ内のガス圧、スズ温度、ドロップレットDLの生成、停止等のタイミングを示している。
2.2 比較例の動作
図2に示すようにドロップレット生成処理がスタートすると、制御部2はまずステップS11において排気装置46をONにする指令(図3の「排気装置ON指令」)を発し、チャンバ1内の排気を開始させる。この排気がなされることにより、チャンバ1内のガス圧は次第に低下する。制御部2はこのガス圧を、圧力センサ45の出力に基づいて検出し、ステップS12においてこのガス圧が第1所定圧力以下であるか否かを判定する。この第1所定圧力は例えば1Paとされる。ガス圧が第1所定圧力以下でなければ、処理の流れはステップS12に戻る。ガス圧が第1所定圧力以下になると、制御部2はステップS13において、ヒータ電源38をONにする指令(図3の「ヒータON指令」)を発して、ヒータ33をONつまり加熱状態に設定する。それにより、タンク32内のターゲット材料Tは融点以上の第1所定温度まで昇温される(ステップS13)。
制御部2は、温度センサ36で温度をモニターしながらヒータ33を加熱させ、必要に応じてヒータ電源38を適宜OFFにしながら、タンク32の温度つまりはターゲット材料Tであるスズの温度を第1所定温度に維持させる(ステップS14)。それにより、タンク32内のターゲット材料Tは溶融状態となる。この第1所定温度は、一例として232℃とされるが、それに限らず、250〜290℃の値とされてもよい。
制御部2は次にステップS15において、ドロップレット生成の指示が与えられているか否かを判定する。指示が与えられていなければ、処理の流れはステップS15に戻り、この判定が繰り返される。ドロップレット生成の指示が与えられている場合、制御部2は圧力調節器31の動作を制御して、タンク32内を第2所定圧力まで加圧させ(ステップS16)、その第2所定圧力を維持させる(ステップS17)。第2所定圧力は、例えば3MPa以上とされる。
タンク32内が第2所定圧力に維持された後、制御部2はステップS18において、ピエゾ電源37に対して、ピエゾ素子35に所定波形の電圧を供給する指令(図3の「ドロップレット吐出指令」)を発する。これにより溶融状態のターゲット材料Tが、ノズル34のノズル孔から所定周期のドロップレットDLに生成されて吐出する。その後制御部2はステップS19において、流量調節器43に対して、水素ガス供給源40から水素ガスをチャンバ1内に導入させる指令(図3の「水素ガス導入指令」)を発する。そして制御部2は、水素ガスの流量を流量調節器43で調節させて、圧力センサ45の出力信号が示すチャンバ内圧力を、第3所定圧力に維持させる。なお第3所定圧力は、例えば100Pa以下とされる。以上により、一連のドロップレット生成処理が終了する。
2.3 課題
ターゲット材料Tであるスズは酸化しやすい金属で、一般に次の化学反応式によって酸化が進行することが知られている。この知見は、例えば袁章福、向井楠宏、高木克彦、大高雅彦:日本金属学会誌 Vol.65 (2001) pp.21-28に示されている。
Sn+O→SnO
ここで、SnとSnOの活量を1とおいて、スズ平衡酸素分圧(飽和酸素分圧)を計算した結果を図4に示す。この図4より、スズ温度が250〜290℃である場合のスズの飽和酸素分圧は、6×10-43 〜 8×10-39 Paである。チャンバ内の酸素分圧を、飽和酸素分圧以下にすれば、スズの酸化を防止できる。しかし、酸素分圧を飽和酸素分圧まで下げることはほぼ不可能であるので、チャンバ内雰囲気に接しているスズは酸化し、酸化スズが析出する。
また、スズインゴットの溶融を開始してから、溶融したスズがノズル34のノズル孔から吐出されるまでは、ノズル孔とスズとの間に空間がある。この空間の酸素分圧は、チャンバ内の酸素分圧と同等で、スズの飽和酸素分圧より桁違いに高い。このため、ノズル孔より上流側で酸化スズが析出する。特に溶融後は、温度が高いこともありスズの酸化が進行する。
酸化スズは固体であるので、ノズル孔の詰まりの原因になる。また、ノズル孔を詰まらせずにドロップレットDLが生成されたとしても、酸化スズがノズル孔の近傍に存在すると、ドロップレットDLの吐出方向が変わり得る。この変化が大きいとパルスレーザ光をドロップレットDLに集光照射できなくなる。
そこで以下の実施形態では、ターゲット材料Tである溶融スズの酸化を抑制し得るチャンバ装置、ターゲット生成方法、およびEUV光生成装置を開示する。
3.実施形態1
3.1 実施形態1の構成
次に図5、図6および図7を参照して、実施形態1について説明する。図5は、実施形態1に係るチャンバ装置を備えたEUV光生成装置150の概略構成を示す模式図である。本実施形態1のEUV光生成装置150は、図1に示した比較例のEUV光生成装置50と対比すると、基本的に、チャンバ1内の酸素分圧を測定する酸素分圧計70を含む点で相違している。この酸素分圧計70の出力信号は、制御部2に入力される。なお、この制御部2が行う制御も、一部が比較例における制御と相違している。
上記酸素分圧計70としては、例えば質量分析計やジルコニア式酸素濃度計が適用可能である。また排気装置46としては、容器型ポンプ、ルーツ式やスクロール式等のドライポンプが適用可能である。ドライポンプの軸受部等は、高純度の窒素ガス等でパージされることが望ましい。その場合、パージする窒素ガス等は、酸素濃度が例えば0.1 vol.ppm以下のガスが好ましい。
3.2 実施形態1の動作
図6は、このEUV光生成装置150におけるドロップレット生成の各処理の流れを示すフローチャートである。また図7は、上記各処理に係る要素の動作等のタイミングを示すタイミングチャートである。以下、これらの図6および図7を参照して、実施形態1の動作について説明する。
図6に示すフローチャートは、図2に示した比較例におけるフローチャートと対比すると、ステップS12がステップS20に代えられている点で相違する。制御部2はこのステップS20において、酸素分圧計70の出力信号が示すチャンバ1内の酸素分圧が、第1所定酸素分圧以下であるか否かを判定する。酸素分圧が第1所定酸素分圧以下でない場合、処理の流れはステップS20に戻って、この判定処理が繰り返される。チャンバ1内の酸素分圧が第1所定酸素分圧以下である場合は、次のステップS13以下の処理が、比較例の場合と同様になされる。第1所定酸素分圧は、例えば1×10−5Paとされる。なお上記ステップS20の判定処理がなされることに対応して、図7のタイミングチャートでは、チャンバ1内の酸素分圧の変化についても示してある。
3.3 実施形態1の作用・効果
以上のステップS20の処理がなされることにより、図7のタイミングチャートに示す通りドロップレット生成は、チャンバ1内の酸素分圧が1×10−5Pa以下になっている状態下でなされるようになる。そこで、溶融スズの酸化が効果的に抑制される。
以下、上記の酸化抑制効果について、図8を参照して詳しく説明する。本発明者等は、様々な酸素分圧中でスズを溶融して、スズの酸化量と酸素分圧との関係を調べた。スズの酸化量は、スズ表面に析出した酸化スズの領域の割合として求めた。表面に析出した酸化スズは、走査電子顕微鏡(SEM)で観察した。その結果を図8に示す。なお、スズの保持温度は290℃、保持時間は20時間である。図8より、酸素分圧を1×10−5Pa以下にすると、酸化スズの析出が大幅に抑制される。この酸素分圧以下では、酸化スズの析出量はゆるやかに減少し、8×10−39Paで0(ゼロ)になると考えられる。また図8から、酸素分圧を1×10−5Paを超えて4×10−5Pa以下としても、スズの酸化を抑制する顕著な効果が得られることが分かる。
なお、以上述べたスズの酸化量と酸素分圧との関係は、シグモイド関数(sigmoid function)でモデル化できることが知られており、図8の関係も、その知見に基づいて求めた。
本実施形態1では、ノズル34のノズル孔からスズまでの間の空間の酸素分圧が1×10−5Pa以下になった後に、スズインゴットを溶融し、ノズル孔からスズを吐出させるので、この間でのスズの酸化は大幅に抑制される。
また本実施形態1では、ドライポンプの軸受部等を高純度の窒素ガス等でパージしているので、軸受部等を通ってチャンバ1内に酸素が侵入することを抑制可能である。それにより、チャンバ1内の酸素分圧を確実に下げることができる。
4.実施形態2
4.1 実施形態2の構成
次に図9、図10および図11を参照して、実施形態2について説明する。図9は、実施形態2に係るチャンバ装置を備えたEUV光生成装置250の概略構成を示す模式図である。本実施形態2のEUV光生成装置250は、図1に示した比較例のEUV光生成装置50と対比すると、基本的に、チャンバ1内の酸素分圧を測定する酸素分圧計70を含む点、および排気装置として、高真空ポンプ140およびドライポンプ141が直列に配置されてなる排気装置146が用いられている点で相違している。なお、制御部2が行う制御も、一部が比較例における制御と相違している。酸素分圧計70の出力信号は、制御部2に入力される。
上記酸素分圧計70としては、例えば質量分析計やジルコニア式酸素濃度計が適用可能である。また高真空ポンプ140としては、例えばターボ分子ポンプ、クライオポンプやスパッタイオンポンプ等が適用可能である。ドライポンプ141としては、例えば容積型ポンプ、ルーツ式やスクロール式等のポンプが適用可能である。ドライポンプ141の軸受部等は、高純度の窒素ガス等でパージされることが望ましい。その場合、パージする窒素ガス等は、酸素濃度が例えば0.1 vol.ppm以下のガスが好ましい。
4.2 実施形態2の動作
図10は、このEUV光生成装置250におけるドロップレット生成の各処理の流れを示すフローチャートである。また図11は、上記各処理に係る要素の動作等のタイミングを示すタイミングチャートである。以下、これらの図10および図11を参照して、実施形態2の動作について説明する。
図10に示すフローチャートは、図2に示した比較例におけるフローチャートと対比すると、ステップS12がステップS20に代えられている点、およびステップS18とステップS19との間にステップS30が存在する点で相違する。制御部2はステップS20において、酸素分圧計70の出力信号が示すチャンバ1内の酸素分圧が、第1所定酸素分圧以下であるか否かを判定する。酸素分圧が第1所定酸素分圧以下でない場合、処理の流れはステップS20に戻って、この判定処理が繰り返される。チャンバ1内の酸素分圧が第1所定酸素分圧以下である場合は、次のステップS13以下の処理が、比較例の場合と同様になされる。第1所定酸素分圧は、例えば1×10−5Paとされる。
制御部2はステップS11において排気装置146の全体、つまり高真空ポンプ140とドライポンプ141とをONにさせているが、ステップS30において高真空ポンプ140を停止させ、ドライポンプ141のみで排気を続けさせる。
なお、上記ステップS20の判定処理がなされることに対応して、図11のタイミングチャートでは、チャンバ1内の酸素分圧の変化についても示してある。また、上記ステップS30の判定処理がなされることに対応して、図11のタイミングチャートでは、高真空ポンプ140とドライポンプ141のON、OFFを互いに独立して示してある。
4.3 実施形態2の作用・効果
以上のステップS20の処理がなされることにより、図7のタイミングチャートに示す通りドロップレット生成は、チャンバ1内の酸素分圧が1×10−5Pa以下になっている状態下でなされるようになる。そこで、溶融スズの酸化が効果的に抑制される。また本実施形態2では、ノズル34のノズル孔からスズまでの間の空間の酸素分圧が1×10−5Pa以下になった後に、スズインゴットを溶融し、ノズル孔からスズを吐出させているので、この空間でのスズの酸化が大幅に抑制される。
本実施形態2における排気装置146は、高真空ポンプ140とドライポンプ141とを直列配置して構成されているので、チャンバ1内の圧力を、高真空状態の圧力、具体的には10-1 〜 10-5 Pa程度まで下げることができる。そこで、チャンバ1内の酸素分圧を容易に1×10−5Pa以下にすることができる。
また、ドライポンプ141の軸受部等が、高純度の窒素ガス等でパージされているので、軸受部等を通ってチャンバ1内に酸素が侵入することを抑制可能であり、そこで、チャンバ1内の酸素分圧を下げることができる。以上の他、本実施形態2で得られる作用・効果は、本質的に実施形態1における作用・効果と同様である。
5.実施形態3
5.1 実施形態3の構成
次に図12、図13および図14を参照して、実施形態3について説明する。図12は、実施形態3に係るチャンバ装置を備えたEUV光生成装置350の概略構成を示す模式図である。本実施形態3のEUV光生成装置350は、図9に示した実施形態2のEUV光生成装置250と対比すると、基本的に、ノズル34内にフィルタ80が配されている点で相違している。このフィルタ80は、より詳しくは、ノズル34のノズル孔とタンク32との間に配されている。フィルタ80は、酸化スズ等のパーティクルを捕捉する。
5.2 実施形態3の動作
図13は、このEUV光生成装置350におけるドロップレット生成の処理の流れを示すフローチャートである。また図14は、上記各処理に係る要素の動作等のタイミングを示すタイミングチャートである。以下、これらの図13および図14を参照して、実施形態3の動作について説明する。
図13に示すフローチャートは、図2に示した比較例におけるフローチャートと対比すると、ステップS15とステップS16との間にステップS20が存在する点、およびステップS18とステップS19との間にステップS30が存在する点で相違する。制御部2はステップS20において、酸素分圧計70の出力信号が示すチャンバ1内の酸素分圧が、第1所定酸素分圧以下であるか否かを判定する。酸素分圧が第1所定酸素分圧以下でない場合、処理の流れはステップS20に戻って、この判定処理が繰り返される。チャンバ1内の酸素分圧が第1所定酸素分圧以下である場合は、ステップS16の以下の処理が、比較例の場合と同様になされる。第1所定酸素分圧は、例えば1×10−5Paとされる。
制御部2はステップS11において排気装置146の全体、つまり高真空ポンプ140とドライポンプ141とをONにさせているが、ステップS30において高真空ポンプ140を停止させ、ドライポンプ141のみで排気を続けさせる。
なお、上記ステップS20の判定処理がなされることに対応して、図14のタイミングチャートでは、チャンバ1内の酸素分圧の変化についても示してある。また、上記ステップS30の判定処理がなされることに対応して、図14のタイミングチャートでは、高真空ポンプ140とドライポンプ141のON、OFFを互いに独立して示してある。
5.3 実施形態3の作用・効果
本実施形態3では、スズインゴットを溶融してタンク32に保持している際に、スズはフィルタ80より、スズの流れ方向の上流側にあるので、酸化スズが析出してもフィルタ80で捕捉可能となっている。そして、フィルタ80からノズル34のノズル孔までの間の空間の酸素分圧が1×10−5Pa以下になった後にタンク内を加圧して、ノズル孔からスズを吐出させているので、フィルタ80からノズル孔の間でのスズの酸化が大幅に抑制される。
また、上記ステップS20の処理がなされることにより、図14のタイミングチャートに示す通りドロップレット生成は、チャンバ1内の酸素分圧が1×10−5Pa以下になっている状態下でなされるようになる。そこで、溶融スズの酸化が効果的に抑制される。また本実施形態3では、チャンバ1内の圧力が第1所定圧力(例えば1Pa)以下になれば、ターゲット材料Tの昇温が可能で、さらに、タンク32内を加圧する前までに、酸素分圧が1×10−5Pa以下になれば良い。このため、チャンバ1内の排気開始からドロップレットDLの吐出までの時間を短くできる。
6.実施形態4
6.1 実施形態4の構成
本実施形態4は、制御部2による制御が既述の実施形態とは異なる。そこで、本実施形態4の基本的な構成としては、実施形態1、実施形態2あるいは実施形態3のいずれの構成が適用されてもよい。
6.2 実施形態4の動作
本実施形態4の動作は、ドロップレット生成後の動作に特徴を有する。そこで本実施形態4において、ドロップレット生成までの動作は実施形態1、実施形態2あるいは実施形態3のいずれかの動作と同じでよい。
図15は、本実施形態4におけるドロップレット生成停止処理、およびそれに関連する各処理の流れを示すフローチャートである。また図16および図17は、上記各処理に係る要素の動作等のタイミングを示すタイミングチャートである。ここで図16は、ドロップレット生成の停止指令が制御部2に入力されたとき、チャンバ1内の酸素分圧が前述した第1所定酸素分圧以下である場合のタイミングチャートである。一方図17は、ドロップレット生成の停止指令が制御部2に入力されたとき、チャンバ1内の酸素分圧が前述した第1所定酸素分圧より高い場合のタイミングチャートである。
本実施形態4の構成および動作は上述の通りであるので、ここでは実施形態1による図5の構成と、図6中の一部の処理が適用されるとして説明する。図15に示すステップS15〜ステップS18およびステップS19は、図6中のステップS15〜ステップS19と同じである。そしてステップS18とステップS19との間に、ステップS40およびステップS20が存在する。制御部2は、ステップS15〜ステップS18の処理は、実施形態1におけるのと同様に制御する。そして制御部2は、ステップS18の処理の後、ステップS40において、ドロップレット生成の停止指令(図16および図17の「ドロップレット停止指令」)が入力されているか否かを判定する。
制御部2は、ドロップレット生成の停止指令が入力されていない場合、ステップS42において、水素ガス供給源40からチャンバ1内に水素ガスを導入させ、その状態を維持させる。その後、一連の処理が終了する。
一方、ドロップレット生成の停止指令が入力されている場合、制御部2はステップS20において、酸素分圧計70(図5参照)の出力信号が示すチャンバ1内の酸素分圧が、第1所定酸素分圧以下であるか否かを判定する。酸素分圧が第1所定酸素分圧以下であると判定された場合、制御部2はステップS41においてドロップレット生成を停止させ、一連の処理が終了する。ステップS20において、酸素分圧が第1所定酸素分圧以下でないと判定された場合、制御部2はステップS19において、水素ガス供給源40からチャンバ1内に水素ガスを導入させ(図17の「水素ガス導入指令」)、その状態を維持させる。次いで制御部2はステップS41においてドロップレット生成を停止させ、一連の処理が終了する。なお、ドロップレット生成を停止させる処理は、具体的には、タンク32内の圧力を前述した第2所定圧力よりも低下させ、そしてピエゾ素子35に対する所定波形の電圧供給を停止することによってなされる。
なお、ステップS19における水素ガス導入の前に、排気装置として高真空ポンプを使用している場合は、高真空ポンプを停止させた後に、ドロップレット生成を停止させるのが望ましい。
6.3 実施形態4の作用・効果
以上説明の通り、本実施形態4では、チャンバ1内の酸素分圧が第1所定酸素分圧より高い場合は、ドロップレットDLの生成を停止しない。そして、チャンバ1内の酸素分圧が第1所定酸素分圧以下の場合に、または、酸素分圧を低くする水素ガス導入の後に、ドロップレットDLの生成を停止するようにしている。このため、ドロップレットDLの生成停止後のチャンバ1内の酸素分圧は、第1所定酸素分圧以下となる。したがって本実施形態4によれば、ドロップレットDLの生成停止後のチャンバ内雰囲気に接している、ノズル孔部のスズの酸化を抑制できる。
7.実施形態5
7.1 実施形態5の構成
本実施形態5は、制御部2による制御が既述の実施形態とは異なる。そこで、本実施形態4の基本的な構成としては、実施形態1、実施形態2あるいは実施形態3のいずれの構成が適用されてもよい。ただし、図5等に示す酸素分圧計70は省かれてもよい。
7.2 実施形態5の動作
本実施形態5の動作は、酸素分圧の測定を不要としたことが特徴であり、その点以外の動作は実施形態1、実施形態2あるいは実施形態3のいずれかの動作と同じでよい。そこで以下では、図6に示した実施形態1の動作を基に本実施形態5の動作を説明する。
図18は、本実施形態5におけるドロップレット生成の処理の流れを示すフローチャートである。このフローチャートは、図6に示した実施形態1におけるフローチャートと対比すると、ステップS20に代えてステップS50が存在する点だけで相違している。このステップS50の次のステップS13では、ターゲット材料Tを第1所定温度まで上昇させるためにヒータ33を加熱するが、ステップS50ではこの加熱に入る前に、第1所定時間待つようにしている。
7.3 実施形態5の作用・効果
上記の第1所定時間を例えば実験や経験に基づいて適切な値に設定しておくと、チャンバ1内のガスが十分な時間に亘って排気され、チャンバ1内の酸素分圧が第1所定酸素分圧以下となる。この第1所定酸素分圧は、例えば1×10−5Paとされる。そこで、ノズル34のノズル孔からスズまでの間の空間の酸素分圧が1×10−5Pa以下になってからスズインゴットが溶融され、ノズル34からスズがドロップレットDLとして吐出される。したがって、上記空間でのスズの酸化が大幅に抑制される。また、酸素分圧計を不要とすることができるので、装置構成を簡素化することができる。
なお以上の説明は、制限ではなく単なる例示を意図したものである。したがって、添付の請求の範囲を逸脱することなく本開示の実施形態に変更を加えることができることは、当業者には明らかであろう。
本明細書および添付の請求の範囲全体で使用される用語は、「限定的でない」用語と解釈されるべきである。例えば、「含む」または「含まれる」という用語は、「含まれるものとして記載されたものに限定されない」と解釈されるべきである。「有する」という用語は、「有するものとして記載されたものに限定されない」と解釈されるべきである。また、本明細書、および添付の請求の範囲に記載される不定冠詞「1つの」は、「少なくとも1つ」または「1またはそれ以上」を意味すると解釈されるべきである。
1 チャンバ
2 制御部
3 レーザ装置
4 送光光学系
5 ドロップレット供給部
10 レーザ光マニュピレータ
13 高反射軸外放物面ミラー
14 高反射平面ミラー
17 レーザ集光光学系
21 EUV集光ミラー
23 プラズマ生成領域
31 圧力調節器
32 タンク
33 ヒータ
34 ノズル
35 ピエゾ素子
40 水素ガス供給源
43 流量調節器
45 圧力センサ
46、146 排気装置
50、150、250、350 EUV光生成装置
70 酸素分圧計
80 フィルタ
100 露光装置
140 高真空ポンプ
141 ドライポンプ
DL ドロップレット
L パルスレーザ光

Claims (20)

  1. チャンバと、
    前記チャンバに組み付けられ、チャンバ内の所定領域へターゲット材料であるスズを供給するターゲット生成装置であって、
    1.スズを貯蔵するタンク部、
    2.タンク部内のスズの温度を変化させる温度可変装置、
    3.タンク部内の圧力を変化させる圧力調節器、および
    4.液体状のスズを吐出するノズル孔を含むノズル部、
    を備えるターゲット生成装置と、
    前記チャンバ内に水素ガスを含むガスを供給するガス供給源と、
    前記チャンバ内の気体を排気する排気装置と、
    ターゲット生成を制御する制御部であって、
    A.チャンバ内の酸素分圧が4×10−5Pa以下となるように前記排気装置を制御し、
    B.スズが溶融するように前記温度可変装置を制御し、
    C.溶融したスズをノズル孔から吐出するように前記圧力調節器を制御し、
    D.吐出後にチャンバ内に水素ガスを含むガスを供給するように前記ガス供給源を制御する制御部と、
    を備えたチャンバ装置。
  2. 前記制御部は、前記チャンバ内の酸素分圧が1×10−5Pa以下となるように前記排気装置を制御する請求項1記載のチャンバ装置。
  3. 前記制御部は、前記A.の制御を行った後に前記B.の制御を行う請求項1記載のチャンバ装置。
  4. 前記制御部は、前記B.の制御を行った後に前記A.の制御を行う請求項1記載のチャンバ装置。
  5. 前記チャンバの酸素分圧を測定する酸素分圧計を含む請求項1記載のチャンバ装置。
  6. 前記排気装置は、高真空ポンプとドライポンプとを直列に配置して構成されている請求項1記載のチャンバ装置。
  7. 前記高真空ポンプは、ターボ分子ポンプ、クライオポンプ、スパッタイオンポンプの少なくとも一つからなる請求項6記載のチャンバ装置。
  8. 前記ドライポンプは、酸素濃度が0.1vol.ppm以下のガスでパージされている請求項6記載のチャンバ装置。
  9. 前記高真空ポンプにより、チャンバ内の酸素分圧を4×10−5Pa以下とした後は、前記ドライポンプのみで排気を行う請求項6記載のチャンバ装置。
  10. 前記タンク部に、パーティクルを捕捉するフィルタを備え、
    溶融前のスズを、前記フィルタよりスズの流れ方向上流側にのみ存在させた、
    請求項1記載のチャンバ装置。
  11. 前記制御部は、前記B.の制御を行った後に前記A.の制御を行う請求項10記載のチャンバ装置。
  12. 前記チャンバ内の酸素分圧が4×10−5Pa以下である場合、および/または前記チャンバ内へ前記ガスの導入がなされた場合に、前記スズの吐出を停止する請求項1記載の
    チャンバ装置。
  13. 前記チャンバへ流入する前記ガスの流量を調節する流量調節器を含む請求項1記載のチャンバ装置。
  14. 前記制御部は、前記チャンバ内へ前記ガスを導入後、前記チャンバ内の圧力を100Pa以下に維持させる請求項13記載のチャンバ装置。
  15. チャンバと、
    前記チャンバに組み付けられ、チャンバ内の所定領域へターゲット材料であるスズを供給するターゲット生成装置であって、
    1.スズを貯蔵するタンク部、
    2.タンク部内のスズの温度を変化させる温度可変装置、
    3.タンク部内の圧力を変化させる圧力調節器、および
    4.液体状のスズを吐出するノズル孔を含むノズル部、
    を備えるターゲット生成装置と、
    前記チャンバ内に水素ガスを含むガスを供給するガス供給源と、
    前記チャンバ内の気体を排気する排気装置と、
    ターゲット生成を制御する制御部と、
    を備えたチャンバ装置を用いて前記チャンバ内の所定領域へスズを供給するターゲット生成方法であって、前記制御部により、
    A.チャンバ内の酸素分圧が4×10−5Pa以下となるように前記排気装置を制御し、
    B.スズが溶融するように前記温度可変装置を制御し、
    C.溶融したスズをノズル孔から吐出するように前記圧力調節器を制御し、
    D.吐出後にチャンバ内に水素ガスを含むガスを供給するように前記ガス供給源を制御するターゲット生成方法。
  16. 前記制御部により、前記チャンバ内の酸素分圧が1×10−5Pa以下となるように前記排気装置を制御する請求項15記載のターゲット生成方法。
  17. 前記排気装置として、直列に配置された高真空ポンプとドライポンプとを用いる請求項15記載のターゲット生成方法。
  18. 前記チャンバへ流入する前記ガスの流量を調節可能とした請求項15記載のターゲット生成方法。
  19. チャンバと、
    前記チャンバに組み付けられ、チャンバ内の所定領域へターゲット材料であるスズを供給するターゲット生成装置であって、
    1.スズを貯蔵するタンク部、
    2.タンク部内のスズの温度を変化させる温度可変装置、
    3.タンク部内の圧力を変化させる圧力調節器、および
    4.液体状のスズを吐出するノズル孔を含むノズル部、
    を備えるターゲット生成装置と、
    前記チャンバ内に水素ガスを含むガスを供給するガス供給源と、
    前記チャンバ内の気体を排気する排気装置と、
    ターゲット生成を制御する制御部であって、
    A.チャンバ内の酸素分圧が4×10−5Pa以下となるように前記排気装置を制御し、
    B.スズが溶融するように前記温度可変装置を制御し、
    C.溶融したスズをノズル孔から吐出するように前記圧力調節器を制御し、
    D.吐出後にチャンバ内に水素ガスを含むガスを供給するように前記ガス供給源を制御
    する制御部と、
    前記チャンバ内へ供給された前記スズへレーザ光を照射するレーザ装置と、
    前記レーザ光が照射されることで生成された前記スズのプラズマから放射した極端紫外光を集光して出力する集光ミラーと、
    を備えた極端紫外光生成装置。
  20. 前記制御部は、前記チャンバ内の酸素分圧が1×10−5Pa以下となるように前記排気装置を制御する請求項19記載の極端紫外光生成装置。
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