JP6763380B2 - 有害節足動物防除剤 - Google Patents

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Description

本発明は、有害節足動物防除剤に関する。
従来より、有害節足動物の防除のために多くの有害節足動物防除剤が開発され、実用に供されている。また、ある種のアミド化合物が知られている(例えば特許文献1参照)。
国際公開第2006/138475号
本発明は、有害節足動物に対して優れた防除効力を有する防除剤を提供することを課題とする。
本発明者等は、有害節足動物に対して優れた防除効力を有する防除剤を見出すべく検討した結果、下記式(I)で示されるアミド化合物と不活性担体とを含有する防除剤が、有害節足動物に対して優れた防除効力を有することを見出し、本発明に到った。
即ち、本発明とは、以下の通りである。
[1] 式(I)
Figure 0006763380
〔式中、
2はヒドロキシ基及びハロゲン原子からなる群より選ばれる1以上の置換基を有していてもよいC1−C3鎖式炭化水素基、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基又はホルミル基を表し、
5及びR6は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、R3で表される基、又は群Aより選ばれる1以上の置換基を有していてもよいフェニル基を表し、
3は1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C4アルキル基を表し、
9は1以上のフッ素原子を有していてもよいC1−C4アルキル基又は1以上のフッ素原子を有していてもよいC1−C4アルコシキ基を表し、
10は1以上のフッ素原子を有していてもよいC1−C4アルキル基、1以上のフッ素原子を有していてもよいC1−C4アルコシキ基又は水素原子を表し、
11は1以上のフッ素原子を有していてもよいC1−C4アルキル基、1以上のフッ素原子を有していてもよいC1−C4アルコシキ基又は水素原子を表し、
12は1以上のフッ素原子を有していてもよいC1−C4アルキル基、1以上のフッ素原子を有していてもよいC1−C4アルコシキ基又は水素原子を表し、
Yは単結合、酸素原子又はS(O)uを表し、
Yが単結合である場合は、mは0を表し、Qは群Cより選ばれる1以上の置換基を有していてもよいC1−C8鎖式炭化水素基を表し、
Yが酸素原子、又はS(O)uである場合は、mは0〜7の整数のいずれかを表し、Qは群Cより選ばれる1以上の置換基を有していてもよいC1−C8鎖式炭化水素基、又は群Bより選ばれる置換基を表し、
a、bは、0、1、2又は3を表し{但し、aとbとの和は1〜6の整数いずれかを表す}、
uは0、1、又は2を表す。
群A:1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C4鎖式炭化水素基、1以上のベンジルオキシ基を有していてもよいC1−C4アルキル基、OR3基、S(O)u3基、カルボキシ基、COOR3基、CONR78基、フェニル基、フェノキシ基、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、メトキシメチル基及びハロゲン原子からなる群(R7及びR8は、それぞれ独立して、R3で表される基又は水素原子を表す。)。
群B:C3−C8シクロアルキル基、インダニル基、1,2,3,4−テトラヒドロナフチル基、フェニル基、ナフチル基、ピリジル基、キノリル基、フリル基、チエニル基、ベンゾフラニル基、ベンゾチエニル基、1,3−ベンゾジオキソリル基、及び1,4−ベンゾジオキサニル基{但し、該C3−C8シクロアルキル基、該インダニル基、該1,2,3,4−テトラヒドロナフチル基、該フェニル基、該ナフチル基、該ピリジル基、該キノリル基、該フリル基、該チエニル基、該ベンゾフラニル基、該ベンゾチエニル基、該1,3−ベンゾジオキソリル基、及び該1,4−ベンゾジオキサニル基は、群Aより選ばれる1以上の置換基を有していてもよい。}からなる群。
群C:群Aより選ばれる1以上の置換基を有していてもよいフェノキシ基、群Bより選ばれる置換基、ハロゲン原子、カルボキシ基、COOR3基、CONR78基、シアノ基、ニトロ基、及びヒドロキシ基からなる群。〕
で示されるアミド化合物(以下、本化合物とも記す)と不活性担体とを含有する有害節足動物防除剤。
[2] 式(I)において、R5及びR6が水素原子であり、Yが酸素原子であり、mが1であり、Qがベンジル基又はナフチルメチル基である[1]記載の有害節足動物防除剤。
[3] 式(I)において、Yが単結合であり、mが0であり、Qが群Cより選ばれる1以上の置換基を有していてもよいC1−C8鎖式炭化水素基である[1]記載の有害節足動物防除剤。
[4] QがC1−C8鎖式炭化水素基である[3]記載の有害節足動物防除剤。
[5] 式(I)
Figure 0006763380
〔式中、
2はヒドロキシ基及びハロゲン原子からなる群より選ばれる1以上の置換基を有していてもよいC1−C3鎖式炭化水素基、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基又はホルミル基を表し、
5及びR6は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、R3で表される基、又は群Aより選ばれる1以上の置換基を有していてもよいフェニル基を表し、
3は1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C4アルキル基を表し、
9は1以上のフッ素原子を有していてもよいC1−C4アルキル基を表し、
10は1以上のフッ素原子を有していてもよいC1−C4アルキル基又は水素原子を表し、
11は1以上のフッ素原子を有していてもよいC1−C4アルキル基、1以上のフッ素原子を有していてもよいC1−C4アルコシキ基又は水素原子を表し、
12は1以上のフッ素原子を有していてもよいC1−C4アルキル基、1以上のフッ素原子を有していてもよいC1−C4アルコシキ基又は水素原子を表し、
Yは単結合、酸素原子又はS(O)uを表し、
Yが単結合の場合は、mは0を表し、Qは群Cより選ばれる1以上の置換基を有していてもよいC1−C8鎖式炭化水素基を表し、
Yが酸素原子、又はS(O)uである場合は、mは0〜7の整数のいずれかを表し、Qは群Cより選ばれる1以上の置換基を有していてもよいC1−C8鎖式炭化水素基、又は群Bより選ばれる置換基を表し、
a、bは、0、1、2又は3を表し{但し、aとbとの和は1〜6の整数のいずれかを表す}、
uは0、1、又は2を表す。
群A:1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C4鎖式炭化水素基、1以上のベンジルオキシ基を有していてもよいC1−C4アルキル基、OR3基、S(O)u3基、カルボキシ基、COOR3基、CONR78基、フェニル基、フェノキシ基、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、メトキシメチル基及びハロゲン原子からなる群(R7及びR8は、それぞれ独立して、R3で表される基又は水素原子を表す。)。
群B:C3−C8シクロアルキル基、インダニル基、1,2,3,4−テトラヒドロナフチル基、フェニル基、ナフチル基、ピリジル基、キノリル基、フリル基、チエニル基、ベンゾフラニル基、ベンゾチエニル基、1,3−ベンゾジオキソリル基、及び1,4−ベンゾジオキサニル基{但し、該C3−C8シクロアルキル基、該インダニル基、該1,2,3,4−テトラヒドロナフチル基、該フェニル基、該ナフチル基、該ピリジル基、該キノリル基、該フリル基、該チエニル基、該ベンゾフラニル基、該ベンゾチエニル基、該1,3−ベンゾジオキソリル基、及び該1,4−ベンゾジオキサニル基は、群Aより選ばれる1以上の置換基を有していてもよい。}からなる群。
群C:群Aより選ばれる1以上の置換基を有していてもよいフェノキシ基、群Bより選ばれる置換基、ハロゲン原子、カルボキシ基、COOR3基、CONR78基、シアノ基、ニトロ基、及びヒドロキシ基からなる群。〕
で示されるアミド化合物を有害節足動物又は有害節足動物の生育場所に施用する有害節足動物の防除方法。
本発明の防除剤は、有害節足動物に対して優れた防除活性を有する。
本化合物は、一つ以上の立体異性体が存在する場合がある。立体異性体としては、エナンチオマー、ジアステレオマー、及び幾何異性体などが挙げられる。本発明には各立体異性体及び任意の比率の立体異性体混合物が含まれる。
本化合物は酸付加塩を形成することがある。酸付加塩を形成する酸としては、例えば、塩化水素、リン酸、硫酸等の無機酸、及び酢酸、トリフルオロ酢酸、安息香酸、p−トルエンスルホン酸等の有機酸が挙げられる。かかる酸付加塩は、本化合物と1モル当量以上の酸とを溶媒中で混合し、溶媒を留去することにより得られる。
本発明における置換基について説明する。
「ハロゲン原子」とは、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、又はヨウ素原子を表す。
「1以上のハロゲン原子を有していてもよい」とは、2以上のハロゲン原子を有している場合、それらのハロゲン原子は互いに同一でも異なっていてもよいことを表す。
「1以上の置換基を有していてもよい」及び「1以上の置換基を有している」とは、2以上の置換基を有している場合、それらの置換基は互いに同一でも異なっていてもよいことを表す。
本明細書における「CX−CY」との表記は、炭素原子数がX乃至Yであることを意味する。例えば「C1−C4」との表記は、炭素原子数が1乃至4であることを意味する。
「鎖式炭化水素基」とは、アルキル基、アルケニル基又はアルキニル基を表す。
「アルキル基」としては、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、1,1−ジメチルプロピル基、2,2−ジメチルプロピル基、1,2−ジメチルプロピル基、1−エチルプロピル基、ブチル基、sec−ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基、1−メチルブチル基、2−メチルブチル基、3−メチルブチル基、1,1−ジメチルブチル基、2,2−ジメチルブチル基、3,3−ジメチルブチル基、1−エチルブチル基、2−エチルブチル基、ペンチル基、1−メチルペンチル基、2−メチルペンチル基、3−メチルペンチル基、4−メチルペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基及びオクチル基が挙げられる。
「アルケニル基」としては、例えばビニル基、1−プロペニル基、2−プロペニル基、1−メチル−1−プロペニル基、1−メチル−2−プロペニル基、1,2−ジメチル−1−プロペニル基、1,1−ジメチル−2−プロペニル基、1−エチル−1−プロペニル基、1−エチル−2−プロペニル基、3−ブテニル基、4−ペンテニル基、5−ヘキセニル基、6−ヘプテニル基及び7−オクテニル基が挙げられる。
「アルキニル基」としては、例えばエチニル基、1−プロピニル基、2−プロピニル基、1−メチル−2−プロピニル基、1,1−ジメチル−2−プロピニル基、1−エチル−2−プロピニル基、2−ブチニル基、4−ペンチニル基、5−ヘキシニル基及び7-オクチニル基が挙げられる。
「1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C4鎖式炭化水素基」としては、例えばメチル基、トリフルオロメチル基、アリル基、3,3−ジクロロ−2−プロペニル基、2−プロピニル基が挙げられる。
「1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C4アルキル基」としては、例えばメチル基、トリフルオロメチル基、クロロジフルオロメチル基、ペルフルオロイソプロピル、ブチル基、ペルフルオロブチル基が挙げられる。
「1以上のフッ素原子を有していてもよいC1−C4アルキル基」としては、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、トリフルオロメチル基が挙げられる。
「C3−C8シクロアルキル基」としては、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロペプチル基及びシクロオクチル基である。
本発明の防除剤における本化合物の態様としては、例えば下記態様に記載のアミド化合物が挙げられる。
〔態様1〕本化合物において、R2がメチル基又は水素原子であり、R5及びR6がそれぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子又はR3で表される基であり、R9がC1−C3アルキル基であり、R10、R11及びR12がそれぞれ独立して水素原子、C1−C3アルキル基又はC1−C3アルコキシ基であり、aとbとの和が1〜3であるアミド化合物;
〔態様2〕態様1において、Yが酸素原子であり、mが0又は1であるアミド化合物;
〔態様3〕態様2において、mが1であるアミド化合物;
〔態様4〕態様3において、Qが群Cより選ばれる1以上の置換基を有していてもよいC1−C8鎖式炭化水素基であるアミド化合物;
〔態様5〕態様3において、Qが群Cより選ばれる1以上の置換基を有していてもよいC1−C8アルキル基であるアミド化合物;
〔態様6〕態様3において、Qが1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C8アルキル基であるアミド化合物;
〔態様7〕態様3において、Qが群Aより選ばれる1以上の置換基を有していてもよいフェニル基であるアミド化合物;
〔態様8〕態様3において、Qが群Aより選ばれる1以上の置換基を有していてもよいC3−C8シクロアルキル基であるアミド化合物;
〔態様9〕態様3において、Qが群Aより選ばれる1以上の置換基を有していてもよいインダニル基であるアミド化合物;
〔態様10〕態様3において、Qが群Aより選ばれる1以上の置換基を有していてもよい1,2,3,4−テトラヒドロナフチル基であるアミド化合物;
〔態様11〕態様3において、Qが群Aより選ばれる1以上の置換基を有していてもよいナフチル基であるアミド化合物;
〔態様12〕態様3において、Qが群Aより選ばれる1以上の置換基を有していてもよいピリジル基であるアミド化合物;
〔態様13〕態様3において、Qが群Aより選ばれる1以上の置換基を有していてもよいキノリル基であるアミド化合物;
〔態様14〕態様3において、Qが群Aより選ばれる1以上の置換基を有していてもよいフリル基であるアミド化合物;
〔態様15〕態様3において、Qが群Aより選ばれる1以上の置換基を有していてもよいチエニル基であるアミド化合物;
〔態様16〕態様3において、Qが群Aより選ばれる1以上の置換基を有していてもよいベンゾフラニル基であるアミド化合物;
〔態様17〕態様3において、Qが群Aより選ばれる1以上の置換基を有していてもよいベンゾチエニル基であるアミド化合物;
〔態様18〕態様3において、Qが群Aより選ばれる1以上の置換基を有していてもよい1,3−ベンゾジオキソリル基であるアミド化合物;
〔態様19〕態様3において、Qが群Aより選ばれる1以上の置換基を有していてもよい1,4−ベンゾジオキサニル基であるアミド化合物;
〔態様20〕態様1において、Yが単結合であり、mが0であり、Qが群Cより選ばれる1以上の置換基を有していてもよいC1−C8鎖式炭化水素基であるアミド化合物;
〔態様21〕態様20において、Qが群Cより選ばれる1以上の置換基を有していてもよいC1−C8アルキル基であるアミド化合物;
〔態様22〕態様20において、Qが1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C8アルキル基であるアミド化合物;
〔態様23〕態様1〜態様22のいずれかにおいて、R5及びR6が水素原子であるアミド化合物。
〔態様24〕本化合物において、Yが単結合であり、mが0であり、QがC1−C8アルキル基であり、R2がメチル基又は水素原子であり、R5及びR6が水素原子であり、R9がC1−C3アルキル基であり、R10、R11及びR12がそれぞれ独立して水素原子又はC1−C3アルキル基であり、aが1であり、bが1であるアミド化合物;
〔態様25〕本化合物において、Yが単結合であり、mが0であり、QがC1−C8アルキル基であり、R2がメチル基又は水素原子であり、R5及びR6が水素原子であり、R9及びR10がメチル基であり、R11及びR12がそれぞれ独立して水素原子又はC1−C3アルキル基であり、aが1であり、bが0であるアミド化合物;
〔態様26〕本化合物において、Yが単結合であり、mが0であり、QがC1−C8アルキル基であり、R2がメチル基又は水素原子であり、R5及びR6が水素原子であり、R9がメチル基であり、R10がエチル基であり、R11及びR12がそれぞれ独立して水素原子又はC1−C3アルキル基であり、aが1であり、bが0であるアミド化合物;
〔態様27〕本化合物において、Yが単結合であり、mが0であり、Qが群Bより選ばれる1以上の置換基を有しているC1−C8アルキル基であり、R2がメチル基又は水素原子であり、R5及びR6が水素原子であり、R9がC1−C3アルキル基であり、R10、R11及びR12がそれぞれ独立して水素原子又はC1−C3アルキル基であり、aとbとの和が1〜3であるアミド化合物;
〔態様28〕本化合物において、Yが酸素原子であり、mが1であり、Qが群Bより選ばれる1以上の置換基を有しているメチル基であり、R2がメチル基又は水素原子であり、R5及びR6が水素原子であり、R9がC1−C3アルキル基であり、R10、R11及びR12がそれぞれ独立して水素原子又はC1−C3アルキル基であり、aとbとの和が1〜3であるアミド化合物;
〔態様29〕本化合物において、R2、R5及びR6が水素原子であり、
9がC1−C4アルキル基であり、R10がC1−C4アルキル基又は水素原子であり、R11がC1−C4アルキル基又は水素原子であり、R12がC1−C4アルキル基又は水素原子であり、
aとbとの和が1又は2であり、
Yが酸素原子であり、mが1であり、Qがベンジル基又はナフチルメチル基であるアミド化合物。
〔態様30〕本化合物において、R2、R5及びR6が水素原子であり、
9がC1−C4アルキル基であり、R10がC1−C4アルキル基又は水素原子であり、
aとbとの和が1又は2であり、
Yが単結合であり、mが0であり、QがC1−C8アルキル基であるアミド化合物。
〔態様31〕本化合物において、R11が1以上のフッ素原子を有していてもよいC1−C4アルキル基又は1以上のフッ素原子を有していてもよいC1−C4アルコシキ基であるアミド化合物。
〔態様32〕本化合物において、R2が水素原子又はメチル基であり、R5及びR6が水素原子であり、
9がC1−C4アルキル基であり、R10がC1−C4アルキル基、C1−C4アルコキシ基又は水素原子であり、R11がC1−C4アルキル基又は水素原子であり、R12がC1−C4アルキル基又は水素原子であり、
aとbとの和が1又は2であり、
Yが酸素原子であり、mが1であり、Qが、1,2,3,4−テトラヒドロナフチル基、フェニル基又は1,3−ベンゾジオキソリル基(但し、該1,2,3,4−テトラヒドロナフチル基、該フェニル基及び該1,3−ベンゾジオキソリル基は、ハロゲン原子、1以上のフッ素原子を有していてもよいC1−C4アルコキシ基及びC1−C4アルキル基からなる群より選ばれる1以上の置換基を有していてもよい)を有しているメチル基であるアミド化合物。
〔態様33〕本化合物において、R2が水素原子又はメチル基であり、R5及びR6が水素原子であり、
9がC1−C4アルキル基であり、R10がC1−C4アルキル基、C1−C4アルコキシ基又は水素原子であり、R11がC1−C4アルキル基又は水素原子であり、R12がC1−C4アルキル基又は水素原子であり、
aとbとの和が1又は2であり、
Yが酸素原子であり、mが1であり、Qが、フェニル基又はピリジル基(但し、該フェニル基及び該ピリジル基は、1以上のハロゲン原子を有していてもよい)であるアミド化合物。
〔態様34〕本化合物において、R2が水素原子又はメチル基であり、R5及びR6が水素原子であり、
9がC1−C4アルキル基であり、R10がC1−C4アルキル基、C1−C4アルコキシ基又は水素原子であり、R11がC1−C4アルキル基又は水素原子であり、R12がC1−C4アルキル基又は水素原子であり、
aとbとの和が1又は2であり、
Yが単結合であり、mが0であり、Qが、C3−C8シクロアルキル基及び1以上のハロゲン原子を有していてもよいフェニル基からなる群より選ばれる1以上の置換基を有していてもよいC1−C8アルキル基であるアミド化合物。
〔態様35〕本化合物において、R2が水素原子又はメチル基であり、R5及びR6が水素原子であり、
9がC1−C4アルキル基であり、R10がC1−C4アルキル基、C1−C4アルコキシ基又は水素原子であり、R11がC1−C4アルキル基又は水素原子であり、R12がC1−C4アルキル基又は水素原子であり、
aとbとの和が1又は2であり、
Yが単結合であり、mが0であり、Qが、ハロゲン原子を有していてもよいC2−C8アルキル基であるアミド化合物。
次に、本化合物の製造法について説明する。
本化合物は、例えば以下の製造法により製造することができる。
(製造法1)
本化合物は、式(A)で示される化合物(以下、化合物(A)と記す)と、式(B)で示される化合物(以下、化合物(B)と記す)とを、塩基及び縮合剤の存在下に反応させることにより製造することができる。
Figure 0006763380
[式中、記号は前記と同じ意味を表す。]
該反応は、通常溶媒中で行われる。該反応に用いられる溶媒としては、例えば、ヘキサン、オクタン、トルエン、キシレン等の炭化水素類(以下、炭化水素類と記す)、ジエチルエーテル、1,4−ジオキサン、エチレングリコールジメチルエーテル、tert−ブチルメチルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル類(以下、エーテル類と記す)、ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素類(以下、ハロゲン化炭化水素類と記す)、ジメチルホルムアミド(以下、DMFと記す)等の酸アミド類(以下、酸アミド類と記す)、及び酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類(以下、エステル類と記す)等が挙げられる。
該反応に用いられる縮合剤としては、例えば、プロピルホスホン酸無水物、ジシクロヘキシルカルボジイミド、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩、1H−ベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート及びヘキサフルオロリン酸(ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ)トリピロリジノホスホニウムが挙げられる。
該反応に用いられる塩基としては、例えば炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属炭酸塩類(以下、アルカリ金属炭酸塩類と記す)、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン、ピリジン、4−ジメチルアミノピリジン等の有機塩基類(以下、有機塩基類と記す)が挙げられる。
該反応には、さらに必要に応じて1−ヒドロキシベンゾトリアゾール、1−ヒドロキシ−7−アザベンゾトリアゾール、N−ヒドロキシコハク酸イミド等を加えることができる。これらの化合物の使用量は、化合物(A)1モルに対して、通常0.01モル〜1モルであり、好ましくは0.05モル〜0.2モルである。
該反応は、通常化合物(A)1モルに対して化合物(B)が1モル〜10モルの割合で、縮合剤が1モル〜5モルの割合で、塩基が1モル〜10モルの割合で用いられる。
該反応の反応時間は、通常、5分間〜72時間の範囲である。
該反応の反応温度は、通常、−20℃〜100℃の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、本発明合物を単離することができる。
化合物(A)は、国際公開第2014/119696号に記載の方法に準じて製造することができる。
(製造法2)
本化合物は、式(C)で示される化合物(以下、化合物(C)と記す)と、化合物(B)とを、塩基の存在下に反応させることにより製造することができる。
Figure 0006763380
[式中、G1は脱離基(例えば塩素原子、臭素原子等)を表し、その他の記号は前記と同じ意味を表す。]
該反応は、通常溶媒中で行われる。該反応に用いられる溶媒としては、例えば、エーテル類、炭化水素類、ハロゲン化炭化水素類、エステル類、アセトニトリル、ブチロニトリル等のニトリル類(以下、ニトリル類と記す)及びこれらの混合物が挙げられる。
該反応に用いられる塩基としては、例えば、アルカリ金属炭酸塩類、有機塩基類が挙げられる。
該反応は、通常化合物(C)1モルに対して、化合物(B)が1〜10モルの割合で、塩基が1〜5モルの割合で用いられる。
該反応の反応時間は、通常、5分間〜72時間の範囲である。
該反応の反応温度は、通常、−20〜100℃の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を有機溶媒で抽出し、有機層を乾燥、濃縮する等の後処理操作を行うことにより、本化合物を単離することができる。
化合物(C)は、国際公開第2014/119696号に記載の方法に準じて製造することができる。
(製造法3)
本化合物は、式(D)で示される化合物(以下、化合物(D)と記す)と酸とを反応させることにより製造することができる。
Figure 0006763380
[式中、R51は、tert−ブトキシカルボニルアミノ基を表し、その他の記号は前記と同じ意味を表す。]
該反応は、通常溶媒中で行われる。該反応に用いられる溶媒としては、例えば、炭化水素類、ハロゲン化炭化水素類、水等が挙げられる。
該反応に用いられる酸としては、例えば、塩化水素、トリフルオロ酢酸が挙げられる。
該反応は化合物(D)1モルに対して酸が通常1モル〜100モルの割合で用いられる。
該反応の反応時間は、通常、5分間〜72時間の範囲である。
該反応の反応温度は、通常、−20℃〜100℃の範囲である。
反応終了後は、反応混合物を塩基性溶液(水酸化ナトリウム水溶液など)に加えた後に有機溶媒抽出、濃縮等の後処理操作を行うことにより、本化合物を単離することができる。
また、反応終了後、反応混合物を濃縮することにより、本化合物の酸付加塩を取り出すことができる。
次に、本化合物の製造中間体の製造法について説明する。
(参考製造法1)
化合物(D)は、化合物(A)と式(E)で示される化合物(以下、化合物(E)と記す)とを、縮合剤の存在下に反応させることにより製造することができる。
Figure 0006763380
[式中、記号は前記と同じ意味を表す。]
該反応は、製造法1に記載の方法に準じて実施することができる。
化合物(E)は、公知であるか公知の方法に準じて製造することができる。
(参考製造法2)
化合物(D)は、化合物(C)と化合物(E)とを塩基の存在下に反応させることにより製造することができる。
Figure 0006763380
[式中、記号は前記と同じ意味を表す。]
該反応は、製造法2に記載の方法に準じて実施することができる。
(参考製造法3)
化合物(A)は、下記スキームに従い製造することもできる。
Figure 0006763380
[式中、Raは、メチル基またはエチル基を表し、その他の記号は前記と同じ意味を表す。]
式(F)で示される化合物は、式(E)で示される化合物とシュウ酸エステルとを塩基の存在下で反応させることにより製造することができる。式(G)で示される化合物は、式(F)で示される化合物とヒドロキシルアミンとを反応させることにより製造することができる。化合物(A)は式(G)で示される化合物を加水分解することにより製造することができる。これらの反応は、例えばBioorganic & Medicinal Chemistry Letters,23,273−280(2013)に記載の方法に準じて実施することができる。
本発明の防除剤が効力を有する有害節足動物としては、例えば、有害昆虫類や有害ダニ類等が挙げられる。かかる有害節足動物としては、具体的には例えば、以下のものが挙げられる。
半翅目害虫:ヒメトビウンカ(Laodelphax striatellus)、トビイロウンカ(Nilaparvata lugens)、セジロウンカ(Sogatella furcifera)、トウモロコシウンカ(Peregrinus maidis)等のウンカ類、ツマグロヨコバイ(Nephotettix cincticeps)、タイワンツマグロヨコバイ(Nephotettix virescens)、Rice green leafhopper (Nephotettix nigropictus)、イナズマヨコバイ(Recilia dorsalis)、チャノミドリヒメヨコバイ(Empoasca onukii)、ポテトリーフホッパー(Empoasca fabae)、コーンリーフホッパー(Dalbulus maidis)、Sugarcane froghopper(Mahanarva posticata)、Sugarcane root spittlebug(Mahanarva fimbriolota)、シロオオヨコバイ(Cofana spectra)、クロスジツマグロヨコバイ(Nephotettix nigropictus)、イナズマヨコバイ(Recilia dorsalis)等のヨコバイ類、ワタアブラムシ(Aphis gossypii)、モモアカアブラムシ(Myzus persicae)、ダイコンアブラムシ(Brevicoryne brassicae)、ユキヤナギアブラムシ(Aphis spiraecola)、チューリップヒゲナガアブラムシ(Macrosiphum euphorbiae)、ジャガイモヒゲナガアブラムシ(Aulacorthum solani)、ムギクビレアブラムシ(Rhopalosiphum padi)、ミカンクロアブラムシ(Toxoptera citricidus)、モモコフキアブラムシ(Hyalopterus pruni)、ダイズアブラムシ(Aphis glycines Matsumura)、トウモロコシアブラムシ(Rhopalosiphum maidis)、オカボノクロアブラムシ(Tetraneura nigriabdominalis)、ブドウネアブラムシ(Viteus vitifoliae)、Grape Phylloxera(Daktulosphaira vitifoliae)、Pecan phylloxera (Phylloxera devastatrix Pergande)、Pecan leaf phylloxera (Phylloxera notabilis pergande)、Southern pecan leaf phylloxera (Phylloxera russellae Stoetzel)等のアブラムシ類、イネクロカメムシ(Scotinophara lurida)、Malayan rice black bug (Scotinophara coarctata)、アオクサカメムシ(Nezara antennata)、トゲシラホシカメムシ(Eysarcoris parvus)、クサギカメムシ(Halyomorpha mista)、ミナミアオカメムシ(Nezara viridula)、Brown stink bug (Euschistus heros)、Southern green stink bug (Nezara viridula)、Red banded stink bug (Piezodorus guildinii)、Burrower brown bug (Scaptocoris castanea)、Oebalus pugnax、Dichelops melacanthus等のカメムシ類、ホソヘリカメムシ(Riptortus clavetus)、クモヘリカメムシ(Leptocorisa chinensis)、ホソクモヘリカメムシ(Leptocorisa acuta)、Leptocorisa属等のホソヘリカメムシ類、アカヒゲホソミドリカスミカメ(Trigonotylus caelestialium)、アカスジカスミカメ(Stenotus rubrovittatus)、ターニッシュドプラントバグ(Lygus lineolaris)、Chinchi bug(Blissus leucopterus leucopterus)等のカスミカメ類、オンシツコナジラミ(Trialeurodes vaporariorum)、タバココナジラミ(Bemisia tabaci)、ミカンコナジラミ(Dialeurodes citri)、ミカントゲコナジラミ(Aleurocanthus spiniferus)等のコナジラミ類、アカマルカイガラムシ(Aonidiella aurantii)、サンホーゼカイガラムシ(Comstockaspis perniciosa)、シトラススノースケール(Unaspis citri)、ルビーロウムシ(Ceroplastes rubens)、イセリヤカイガラムシ(Icerya purchasi)、フジコナカイガラムシ(Planococcus kraunhiae)、クワコナカイガラムシ(Pseudococcus longispinis)、クワシロカイガラムシ(Pseudaulacaspis pentagona)、タトルミーリーバグ(Brevennia rehi)等のカイガラムシ類、ミカンキジラミ(Diaphorina citri)、ナシキジラミ(Psylla pyrisuga)、ポテトプシリッド(Bactericerca cockerelli)などのキジラミ類、ナシグンバイ(Stephanitis nasi)等のグンバイムシ類、トコジラミ(Cimex lectularius)等のトコジラミ類及びGiant Cicada(Quesada gigas)。
鱗翅目害虫:ニカメイガ(Chilo suppressalis)、Darkheaded stm borer (Chilo polychrysus)、サンカメイガ(Tryporyza incertulas)、ネッタイメイチュウ(Chilo polychrysus)、シロメイチュウ(Scirpophaga innotata)、Yellow stem borer(Scirpophaga incertulas)、Pink borer (Sesamia inferens)、Rupela albinella、コブノメイガ(Cnaphalocrocis medinalis)、Marasmia patnalis、Marasmia exigna、ワタノメイガ(Notarcha derogata)、ノシメマダラメイガ(Plodia interpunctella)、アワノメイガ(Ostrinia furnacalis)、ハイマダラノメイガ(Hellula undalis)、シバツトガ(Pediasia teterrellus)、ライスケースワーム(Nymphula depunctalis)、Marasmia属、Hop vine borer (Hydraecia immanis)、European corn borer (Ostrinia nubilalis)、Lesser cornstalk borer(Elasmopalpus lignosellus)、Bean Shoot Borer (Epinotia aporema)、Sugarcane borer(Diatraea saccharalis)、Giant Sugarcane borer(Telchin licus)等のメイガ類、ハスモンヨトウ(Spodoptera litura)、シロイチモジヨトウ(Spodoptera exigua)、アワヨトウ(Pseudaletia separata)、ヨトウガ(Mamestra brassicae)、イネヨトウ(Sesamia inferens)、シロナヨトウ(Spodoptera mauritia)、ツマジロクサヨトウ(Spodoptera frugiperda)、Spodoptera exempta、タマナヤガ(Agrotis ipsilon)、タマナギンウワバ(Plusia nigrisigna)、Soybean looper (Pseudoplusia includens)、トリコプルシア属、タバコガ(Heliothis virescens)等ヘリオティス属、オオタバコガ(Helicoverpa armigera)等ヘリコベルパ属、Velvetbean caterpillar(Anticarsia gammatalis)、Cotton leafworm (Alabama argillacea)等のヤガ類、モンシロチョウ(Pieris rapae)等のシロチョウ類、アドキソフィエス属、ナシヒメシンクイ(Grapholita molesta)、マメシンクイガ(Leguminivora glycinivorella)、アズキサヤムシガ(Matsumuraeses azukivora)、リンゴコカクモンハマキ(Adoxophyes orana fasciata)、チャノコカクモンハマキ(Adoxophyes honmai.)、チャハマキ(Homona magnanima)、ミダレカクモンハマキ(Archips fuscocupreanus)、コドリンガ(Cydia pomonella)等のハマキガ類、チャノホソガ(Caloptilia theivora)、キンモンホソガ(Phyllonorycter ringoneella)のホソガ類、モモシンクイガ(Carposina niponensis)、Citrus fruit borer
(Ecdytolopha aurantiana)等のシンクイガ類、Coffee Leaf miner(Leucoptera coffeela)、リオネティア属等のハモグリガ類、リマントリア属、ユープロクティス属等のドクガ類、コナガ(Plutella xylostella)等のスガ類、ワタアカミムシ(Pectinophora gossypiella)ジャガイモガ(Phthorimaea operculella)等のキバガ類、アメリカシロヒトリ(Hyphantria cunea)等のヒトリガ類。
総翅目害虫:ミカンキイロアザミウマ(Frankliniella occidentalis)、ミナミキイロアザミウマ(Thrips parmi)、チャノキイロアザミウマ(Scirtothrips dorsalis)、ネギアザミウマ(Thrips tabaci)、ヒラズハナアザミウマ(Frankliniella intonsa)、ウェスタンフラワースリップス(Frankliniella occidentalis)イネクダアザミウマ(Haplothrips aculeatus)、イネアザミウマ(Stenchaetothrips biformis)等のアザミウマ類。
双翅目害虫:アカイエカ(Culex pipiens pallens)、コガタアカイエカ(Culex tritaeniorhynchus)、ネッタイイエカ(Culex quinquefasciatus)等のイエカ類、ネッタイシマカ(Aedes aegypti)、ヒトスジシマカ(Aedes albopictus)等のエーデス属、シナハマダラカ(Anopheles sinensis)等のアノフェレス属、ユスリカ類、イエバエ(Musca domestica)、オオイエバエ(Muscina stabulans)等のイエバエ類、タネバエ(Delia platura)、タマネギバエ(Delia antiqua)シュガービートルートマゴット(Tetanops myopaeformis)等のハナバエ類、イネハモグリバエ(Agromyza oryzae)、イネヒメハモグリバエ(Hydrellia griseola)、トマトハモグリバエ(Liriomyza sativae)、マメハモグリバエ(Liriomyza trifolii)、ナモグリバエ(Chromatomyia horticola)等のハモグリバエ類、イネキモグリバエ(Chlorops oryzae)等のキモグリバエ類、ウリミバエ(Dacus cucurbitae)、チチュウカイミバエ(Ceratitis capitata)等のミバエ類、トウヨウイネクキミギワバエ(Hydrellia philippina)イネクキミギワバエ(Hydrellia sasakii)等のミギワバエ類、ショウジョウバエ類、オオキモンノミバエ(Megaselia spiracularis)等のノミバエ類、オオチョウバエ(Clogmia albipunctata)等のチョウバエ類、クロバネキノコバエ類。ヘシアンバエ(Mayetiola destructor)、イネノシントメタマバエ(Orseolia oryzae)等のタマバエ類、Diopsis macrophthalma等のシュモクバエ類、Common cranefly(Tipula oleracea)、European cranefly(Tipula paludosa)等のガガンボ類。
鞘翅目害虫:ウエスタンコーンルートワーム(Diabrotica virgifera virgifera)、サザンコーンルートワーム(Diabrotica undecimpunctata howardi)、ノザンコーンルートワーム(Diabrotica barberi)、メキシカンコーンルートワームDiabrotica virgifera zeae)、バンデッドキューカンバービートル(Diabrotica balteata LeConte)、サンアントニオビートル(Diabrotica speciosa)、Cucurbit Beetle(Diabrotica speciosa)、ビーンリーフビートル(Cerotoma trifurcata)、シリアルリーフビートル(Oulema melanopus)、ウリハムシ(Aulacophora femoralis)、キスジノミハムシ(Phyllotreta striolata)、コロラドハムシ(Leptinotarsa decemlineata)、イネドロオイムシ(Oulema oryzae)、グレープ・コラスピス(Colaspis brunnea)、コーン・フレアビートル(Chaetocnema pulicaria)、ポテト・フレアビートル(Epitrix cucumeris)、イネトゲハムシ(Dicladispa armigera)、Seedcorn beetle(Stenolophus lecontei)、Slender seedcorn beetle (Clivinia impressifrons )等のハムシ類、ドウガネブイブイ(Anomala cuprea)、ヒメコガネ(Anomala rufocuprea)、マメコガネ(Popillia japonica)、European Chafer(Rhizotrogus majalis)carrot beetle (Bothynus gibbosus)、Grape Colaspis(Colaspis brunnea)、southern Corn leaf beetle (Myochrous denticollis)、Holotrichia属、ジューン・ビートル(Phyllophaga crinita)などPhyllophaga属等のコガネムシ類、コクゾウムシ(Sitophilus zeamais)、イネゾウムシ(Echinocnemus squameus)、イネミズゾウムシ(Lissorhoptrus oryzophilus)、シバオサゾウムシ(Sphenophorus venatus)等のイネゾウムシ類、ワタミゾウムシ(Anthonomus grandis)、Southern Corn Billbug(Sphenophorus callosus)、Soybean stalk weevil (Sternechus subsignatus)及びSphenophorus levis等Sphenophorus属等のゾウムシ類、ニジュウヤホシテントウ(Epilachna vigintioctopunctata)等のエピラクナ類、ヒラタキクイムシ(Lyctus brunneus)、マツノキクイムシ(Tomicus piniperda)等のキクイムシ類、ナガシンクイムシ類、ヒョウホンムシ類、ゴマダラカミキリ(Anoplophora malasiaca)、Migdolus fryanus等のカミキリムシ類、オキナワカンシャクコメツキ(Melanotus okinawensis)、トビイロムナボソコメツキ(Agriotes ogurae fuscicollis)、クシコメツキ(Melanotus legatus)等のコメツキムシ類(Agriotes sp.、Aelous sp.、Anchastus sp.、Melanotus sp.、Limonius sp.、Conoderus sp.、Ctenicera sp.)、アオバアリガタハネカクシ(Paederus fuscipes)等のハネカクシ類及びCoffee Barry Borer(Hypothenemus hampei)。
直翅目害虫:トノサマバッタ(Locusta migratoria)、ケラ(Gryllotalpa africana)、モロッコトビバッタ(Dociostaurus maroccanus)、オーストラリアトビバッタ(Chortoicetes terminifera)、アカトビバッタ(Nomadacris septemfasciata)、Brown Locust(Locustana pardalina)、Tree Locust (Anacridium melanorhodon)、Italian Locust (Calliptamus italicus)、Differential grasshopper(Melanoplus differentialis)、Twostriped grasshopper(Melanoplus bivittatus)、Migratory grasshopper(Melanoplus sanguinipes)、Red-Legged grasshopper(Melanoplus femurrubrum)、Clearwinged grasshopper(Camnula pellucida)、サバクワタリバッタ(Schistocerca gregaria)、Yellow-winged locust (Gastrimargus musicus)、Spur-throated locust (Austracris guttulosa)、コバネイナゴ(Oxya yezoensis)、ハネナガイナゴ(Oxya japonica)、タイワンツチイナゴ(Patanga succincta)、イエコオロギ(Acheta domesticus)、及びエンマコオロギ(Teleogryllus emma)、Mormon cricket (Anabrus simplex)等コオロギ類。
膜翅目害虫:カブラハバチ(Athalia rosae)、ニホンカブラバチ(Athalia japonica)等のハバチ類。ファイアーアント類。Brown leaf-cutting ant (Atta capiguara)等ハキリアリ類。
ゴキブリ目害虫:チャバネゴキブリ(Blattella germanica)、クロゴキブリ(Periplaneta fuliginosa)、ワモンゴキブリ(Periplaneta americana)、トビイロゴキブリ(Periplaneta brunnea)、トウヨウゴキブリ(Blatta orientalis)。
シロアリ目害虫:ヤマトシロアリ(Reticulitermes speratus)、イエシロアリ(Coptotermes formosanus)、アメリカカンザイシロアリ(Incisitermes minor)、ダイコクシロアリ(Cryptotermes domesticus)、タイワンシロアリ(Odontotermes formosanus)、コウシュンシロアリ(Neotermes koshunensis)、サツマシロアリ(Glyptotermes satsumensis)、ナカジマシロアリ(Glyptotermes nakajimai)、カタンシロアリ(Glyptotermes fuscus)、コダマシロアリ(Glyptotermes kodamai)、クシモトシロアリ(Glyptotermes kushimensis)、オオシロアリ(Hodotermopsis japonica)、コウシュウイエシロアリ(Coptotermes guangzhoensis)、アマミシロアリ(Reticulitermes amamianus)、ミヤタケシロアリ(Reticulitermes miyatakei)、カンモンシロアリ(Reticulitermes kanmonensis)、タカサゴシロアリ(Nasutitermes takasagoensis)、ニトベシロアリ(Pericapritermes nitobei)、ムシャシロアリ(Sinocapritermes mushae)、Cornitermes cumulans等。
ダニ目害虫:ナミハダニ(Tetranychus urticae)、カンザワハダニ(Tetranychus kanzawai)、ミカンハダニ(Panonychus citri)、リンゴハダニ(Panonychus ulmi)、オリゴニカス属及びSouthern Turkey spider mites (Brevipalpus phoenicis)等のハダニ類、ミカンサビダニ(Aculops pelekassi)、リュウキュウミカンサビダニ(Phyllocoptruta citri)、トマトサビダニ(Aculops lycopersici)、チャノサビダニ(Calacarus carinatus)、チャノナガサビダニ(Acaphylla theavagrans)、ニセナシサビダニ(Eriophyes chibaensis)、リンゴサビダニ(Aculus schlechtendali)等のフシダニ類、チャノホコリダニ(Polyphagotarsonemus latus)等のホコリダニ類、ミナミヒメハダニ(Brevipalpus phoenicis)等のヒメハダニ類、ケナガハダニ類、フタトゲチマダニ(Haemaphysalis longicornis)、ヤマトチマダニ(Haemaphysalis flava)、タイワンカクマダニ(Dermacentor taiwanicus)、アメリカンイヌカクマダニ(Dermacentor variabilis)、ヤマトマダニ(Ixodes ovatus)、シュルツマダニ(Ixodes persulcatus)、ブラックレッグドチック(Ixodes scapularis)、アメリカキララマダニ(Amblyomma americanum)、オウシマダニ(Boophilus microplus)、クリイロコイタマダニ(Rhipicephalus sanguineus)等のマダニ類、ケナガコナダニ(Tyrophagus putrescentiae)、ホウレンソウケナガコナダニ(Tyrophagus similis)等のコナダニ類、コナヒョウヒダニ(Dermatophagoides farinae)、ヤケヒョウヒダニ(Dermatophagoides ptrenyssnus)等のヒョウヒダニ類。
本発明の有害節足動物防除剤は、本化合物と不活性担体とを含有する。本発明の有害節足動物防除剤は、通常、本化合物と固体担体、液体担体、ガス状担体等の不活性担体とを混合し、必要に応じて界面活性剤、その他の製剤用補助剤を添加して、乳剤、油剤、粉剤、粒剤、水和剤、フロアブル剤、マイクロカプセル剤、エアゾール剤、燻煙剤、毒餌剤、樹脂製剤、シャンプー剤、ペースト状製剤、泡沫剤、炭酸ガス製剤、錠剤等に製剤化される。これらの製剤は蚊取り線香、電気蚊取りマット、液体蚊取り製剤、燻煙剤、燻蒸剤、シート製剤、スポットオン剤、経口処理剤に加工されて、使用されることもある。また、本発明の有害節足動物防除剤は、他の殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺菌剤、植物成長調節剤、除草剤及び共力剤と混用することもできる。製剤化の際、本化合物を用いてもよく、本化合物の酸付加塩の形態で用いてもよい。
本発明の有害節足動物防除剤は、本化合物を通常0.01〜95重量%含有する。
製剤化の際に用いられる固体担体としては、例えば粘土類(カオリンクレー、珪藻土、ベントナイト、フバサミクレー、酸性白土等)、合成含水酸化珪素、タルク、セラミック、その他の無機鉱物(セリサイト、石英、硫黄、活性炭、炭酸カルシウム、水和シリカ等)、化学肥料(硫安、燐安、硝安、尿素、塩安等)等の微粉末及び粒状物等、並びに合成樹脂(ポリプロピレン、ポリアクリロニトリル、ポリメタクリル酸メチル、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂、ナイロン−6、ナイロン−11、ナイロン−66等のナイロン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、塩化ビニル−プロピレン共重合体等)があげられる。
液体担体としては、例えば水、アルコール類(メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、ブタノール、ヘキサノール、ベンジルアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、フェノキシエタノール等)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等)、芳香族炭化水素類(トルエン、キシレン、エチルベンゼン、ドデシルベンゼン、フェニルキシリルエタン、メチルナフタレン等)、脂肪族炭化水素類(ヘキサン、シクロヘキサン、灯油、軽油等)、エステル類(酢酸エチル、酢酸ブチル、ミリスチン酸イソプロピル、オレイン酸エチル、アジピン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジイソブチル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート等)、ニトリル類(アセトニトリル、イソブチロニトリル等)、エーテル類(ジイソプロピルエーテル、1,4−ジオキサン、エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール等)、酸アミド類、ハロゲン化炭化水素類、スルホキシド類(ジメチルスルホキシド等)、炭酸プロピレン及び植物油(大豆油、綿実油等)が挙げられる。
ガス状担体としては、例えばフルオロカーボン、ブタンガス、LPG(液化石油ガス)、ジメチルエーテル及び炭酸ガスがあげられる。
界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル等の非イオン界面活性剤、及びアルキルスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩等の陰イオン界面活性剤が挙げられる。
その他の製剤用補助剤としては、固着剤、分散剤、着色剤及び安定剤等、具体的には例えばカゼイン、ゼラチン、糖類(でんぷん、アラビアガム、セルロース誘導体、アルギン酸等)、リグニン誘導体、ベントナイト、合成水溶性高分子(ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸類等)、PAP(モノイソプロピルホスフェートとジイソプロピルホスフェートとの混合物)、BHT(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール)、BHA(2−tert−ブチル−4−メトキシフェノールと3−tert−ブチル−4−メトキシフェノールとの混合物)が挙げられる。
樹脂製剤の基材としては、例えば塩化ビニル系重合体、ポリウレタン等を挙げることができ、これらの基材には必要によりフタル酸エステル類(フタル酸ジメチル、フタル酸ジオクチル等)、アジピン酸エステル類、ステアリン酸等の可塑剤が添加されていてもよい。樹脂製剤は該基材中に化合物を通常の混練装置を用いて混練した後、射出成型、押出成型、プレス成型等により成型することにより得られ、必要により更に成型、裁断等の工程を経て、板状、フィルム状、テープ状、網状、ひも状等の樹脂製剤に加工できる。これらの樹脂製剤は、例えば動物用首輪、動物用イヤータッグ、シート製剤、誘引ひも、園芸用支柱として加工される。
毒餌剤の基材としては、例えば穀物粉、植物油、糖、結晶セルロース等が挙げられ、更に必要に応じて、ジブチルヒドロキシトルエン、ノルジヒドログアイアレチン酸等の酸化防止剤、デヒドロ酢酸等の保存料、トウガラシ末等の子供やペットによる誤食防止剤、チーズ香料、タマネギ香料ピーナッツオイル等の害虫誘引性香料等が添加される。
本発明の有害節足動物防除方法は、本化合物の有効量を有害節足動物に直接、及び/又は、有害節足動物の生息場所(植物、土壌、家屋内、動物体等)に施用することにより行われる。本発明の有害節足動物防除方法は、通常、本発明の有害節足動物防除剤の形態で用いられる。
本発明の有害節足動物防除剤を農業分野の有害節足動物防除に用いる場合、本化合物の施用量は、10000m2あたり通常1〜10000gである。本発明の有害節足動物防除剤が乳剤、水和剤、フロアブル剤等に製剤化されている場合は、通常、本化合物の濃度が0.01〜10000ppmとなるように水で希釈して施用し、粒剤、粉剤等は、通常、そのまま施用する。
これらの製剤や製剤の水希釈液は、有害節足動物又は有害節足動物から保護すべき植物に直接散布処理してもよく、また耕作地の土壌に生息する有害節足動物を防除するために、該土壌に処理してもよい。
また、シート状やひも状に加工した樹脂製剤を植物に巻き付ける、作物近傍に張り渡す、株元土壌に敷く等の方法により処理することもできる。
本発明の有害節足動物防除剤を家屋内に生息する有害節足動物の防除に用いる場合、本化合物の施用量は、面上に処理する場合は処理面積1m2あたり、通常、0.01〜1000mgであり、空間に処理する場合は処理空間1m3あたり、通常、0.01〜500mgである。本発明の有害節足動物防除剤が乳剤、水和剤、フロアブル剤等に製剤化されている場合は、通常本化合物の濃度が0.1〜10000ppmとなるように水で希釈して施用し、油剤、エアゾール剤、燻煙剤、毒餌剤等はそのまま施用する。
本発明の有害節足動物防除剤をウシ、ウマ、ブタ、ヒツジ、ヤギ、ニワトリ等用の家畜、イヌ、ネコ、ラット、マウス等の小動物の外部寄生虫防除に用いる場合は、獣医学的に公知の方法で動物に使用することができる。具体的な使用方法としては、全身抑制を目的にする場合には、例えば錠剤、飼料混入、坐薬、注射(筋肉内、皮下、静脈内、腹腔内等)により投与され、非全身的抑制を目的とする場合には、例えば油剤若しくは水性液剤を噴霧する、ポアオン処理若しくはスポットオン処理を行う、シャンプー製剤で動物を洗う又は樹脂製剤を首輪や耳札にして動物に付ける等の方法により用いられる。動物体に投与する場合の本化合物の量は、通常動物の体重1kgに対して、0.1〜1000mgの範囲である。
以下に製造例、製剤例及び試験例を示して、本発明を説明するが、本発明はこれらの例に限定されない。また、本明細書においてMeはメチル基を表す。
製造例1
5−{(ベンジルオキシ)メチル}イソオキサゾール−3−カルボン酸(0.50g,2.15mmol)をDMF(1.0mL)に溶解し、室温で2−メチルプロパン−1,2−ジアミン(0.27mL,2.58mmol)、プロピルホスホン酸無水物(50%酢酸エチル溶液)(1.0mL,3.22mmol)及びジイソプロピルエチルアミン(1.2mL,6.44mmol)を各々加えた。室温で2時間攪拌した後、反応混合物に冷水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下式(1)で示される化合物(以下、本化合物(1)と記す)0.23gを得た。
Figure 0006763380
1H−NMR(CDCl3、TMS、δ(ppm)):7.39−7.33(5H,m),6.73(1H,s),4.66(2H,s),4.61(2H,s),3.33(2H,d),1.17(6H,s).
製造例2
5−[{(ナフタレン−2−イル)メトキシ}メチル]イソオキサゾール−3−カルボン酸(2.00g,7.1mmol)、2−メチルプロパン−1,2−ジアミン(0.68g,8.1mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(0.1g,0.7mmol)及びトリエチルアミン(0.82g,8.1mmol)をクロロホルム(30mL)に加えた。該混合液に、室温で1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(1.35g,8.1mmol)を加えた後、室温で2時間30分間攪拌した。反応混合物に0.2mol/L水酸化ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルで2回抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下式(2)で示される化合物(以下、本化合物(2)と記す)0.14gを得た。
Figure 0006763380
1H−NMR(CDCl3、TMS、δ(ppm)):7.88−7.79(4H,m),7.52−7.46(3H,m),6.76(1H,s),4.77(2H,s),4.70−4.68(2H,m),3.33−3.32(2H,m),1.17(6H,s).
製造例3
5−ブチルイソオキサゾール−3−カルボン酸(以下、中間体(1A)と記す)(1.00g,5.91mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(0.08g,0.59mmol)、及び2−メチルプロパン−1,2−ジアミン(0.62g,7.1mmol)をクロロホルム(10mL)に加えた。次いで、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(1.35g,7.1mmol)を加え、室温で一晩攪拌した。その後、反応混合物に水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。有機層に飽和食塩水を加えて分液し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下式(3)で示される化合物(以下、本化合物(3)と記す。)0.71gを得た。
Figure 0006763380
1H−NMR(CDCl3、TMS、δ(ppm)):7.24(1H,brs),6.45−6.43(1H,m),3.32(2H,d),2.82−2.77(2H,m),1.75−1.66(2H,m),1.46−1.34(4H,m),1.17(6H,s),0.95(3H,t).
製造例4
5−ブチルイソオキサゾール−3−カルボン酸(0.22g,1.3mmol)を酢酸エチル(5ml)に溶解し、DMF(0.02g)を加えた。該混合液に塩化オキサリル(約0.5mL)を加え室温で15分間攪拌した後減圧下濃縮した。得られた濃縮物に酢酸エチル(5mL)を加えた。この溶液を、2,3−ジメチルブタン−2,3−ジアミン2塩酸塩(0.39g,2.1mmol)の1mol/L水酸化ナトリウム水溶液(10mL)に氷冷下でゆっくり滴下した。同温で1時間、激しく攪拌した後、反応混合物に水を加え酢酸エチルで抽出した。有機層を0.5mol/L塩酸で抽出し、該水層に水酸化ナトリウムを加えアルカリ性とし、酢酸エチルで2回抽出した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下式(4)で示される化合物(以下、本化合物(4)と記す。)0.01gを得た。
Figure 0006763380
1H−NMR(CDCl3、TMS、δ(ppm)):8.22(1H,brs),6.38(1H,s),2.80−2.74(2H,m),1.73−1.63(2H,m),1.55(2H,s),1.48(6H,s),
1.44−1.33(2H,s),1.19(6H,s),0.93(3H,t).
製造例5
参考製造例1に記載のN−[3−{(tert−ブトキシカルボニル)アミノ}−2,2−ジメチルプロピル]−5−ブチルイソオキサゾール−3−カルボキサミド(以下、中間体(2)と記す)(1.0g,2.89mmol)にトリフルオロ酢酸(1.0ml)を加え、室温で30分攪拌した。反応混合物にクロロホルムを加えて、減圧下濃縮し、下式(5)で示される化合物(以下、本化合物(5)と記す。)のトリフルオロ酢酸塩1.0gを得た。
Figure 0006763380
1H−NMR(CDCl3、TMS、δ(ppm)):7.82−7.76(2H,m),7.50−7.46(1H,m),6.45(1H,s),5.45−5.32(1H,m),3.33(2H,d),2.82(2H,t),1.75−1.67(2H,m),1.41(2H,td),1.28(2H,t),1.14(6H,s),0.96(3H,t).
製造例6
中間体(2)(0.46g,1.30mmol)に濃塩酸(0.23ml)を加え、室温で2時間攪拌した。反応混合物に酢酸エチルを加えて、減圧下濃縮し、本化合物(5)の塩酸塩470mgを得た。
1H−NMR(CDCl3、TMS、δ(ppm)):8.54−8.48(3H,m),7.51−7.47(1H,m),6.43(1H,s),3.41(2H,d),2.92−2.88(2H,m),2.78(2H,t),1.72−1.64(2H,m),1.44−1.34(2H,m),1.18(6H,s),0.94(3H,t).
製造例7
本化合物(5)の塩酸塩(175mg, 0.60mmol)をクロロホルム(2.0mL)に溶かし、飽和炭酸ナトリウム水溶液(2.0ml)を加えて室温で2時間攪拌した。反応混合物をクロロホルムで抽出し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮し、本化合物(5)138mgを得た。
1H−NMR(CDCl3、TMS、δ(ppm)):8.24−8.20(1H,m),6.43(1H,s),3.34(2H,d),2.78(2H,t),2.61(2H,s),1.74−1.64(2H,m),1.46−1.34(2H,m),1.42−1.22(2H,m),0.95(6H,s),0.94(3H,t).
製造例8
中間体(1A)に代えて5−プロピルイソオキサゾール−3−カルボン酸を用い、製造例3に記載の方法に準じて下式(6)で示される化合物(以下、本化合物(6)と記す。)1.46gを得た。
Figure 0006763380
1H−NMR(CDCl3、TMS、δ(ppm)):7.24(1H,brs),6.45−6.44(1H,m),3.33−3.29(2H,m),2.80−2.74(2H,m),1.80−1.70(2H,m),1.42(2H,brs),1.16(6H,s),1.00(3H,t).
製造例9
5−[(2H−1,3−ベンゾジオキソール−5−イルメトキシ)メチル]イソオキサゾール−3−カルボン酸(0.70g,2.53mmol)をジクロロメタン(10mL)に溶解し、これに室温で2−メチルプロパン−1,2−ジアミン(0.3mL,3.03mmol)、プロピルホスホン酸無水物(50%酢酸エチル溶液)(2.4mL,3.79mmol)及びジイソプロピルエチルアミン(1.3mL,7.58mmol)を加えた。この混合物を室温で16時間攪拌した。この反応混合物に冷水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濾過し、濾液を減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下式(7)で示される化合物(以下、本化合物(7)と記す。)を0.41g得た。
Figure 0006763380
1H−NMR(DMSO−d6、TMS、δ(ppm)):8.44(1H,s),6.83−6.91(4H,m),6.60(2H,s),4.65(2H,s),4.46(2H,s),3.14(2H,s),1.64(2H,s),0.99(6H,s).
製造例10
製造例9に記載の方法に準じて製造した本化合物及びその物性値を以下に示す。
式(I−1)
Figure 0006763380
で示される化合物において、Zが[表1]に記載のいずれかである化合物。
Figure 0006763380

本化合物(8)
1H−NMR(DMSO−d6、TMS、δ(ppm)):8.45(1H,brs),7.02(3H,d),6.82(1H,s),4.66(2H,s),4.47(2H,s),3.15(2H,brs),2.70(4H,brs),1.65−1.85(6H,m),1.00(6H,s).
本化合物(9)
1H−NMR(DMSO−d6、TMS、δ(ppm)):8.67(1H,brs),7.70(1H,d),7.35(1H,d),7.16(1H,d),
6.89(1H,s),4.74(2H,s),4.58(2H,s),3.40(2H,brs),3.23(2H,s),1.08(6H,s).
本化合物(10)
1H−NMR(DMSO−d6、TMS、δ(ppm)):8.44(1H,brs),7.46(2H,d),7.35(2H,d),6.86(1H,s),4.73(2H,s),4.61(2H,s),3.14(2H,s),1.55(2H,brs),0.99(6H,s).
本化合物(11)
1H−NMR(DMSO−d6、TMS、δ(ppm)):8.49(1H,brs),7.30−7.08(4H,m),6.84(1H,s),4.69(2H,s),4.53(2H,s),3.17(2H,s),2.37(2H,brs),2.30(3H,s),1.01(6H,s).
本化合物(12)
1H−NMR(DMSO−d6、TMS、δ(ppm)):8.44(1H,brs),7.30−7.20(2H,m),6.95−6.88(2H,m),6.82(1H,s),4.66(2H,s),4.49(2H,s),3.74(3H,s),3.14(2H,s),1.56(2H,brs),0.99(6H,s).
本化合物(19)
1H−NMR(DMSO−d6、TMS、δ(ppm)):8.35(1H,brs),7.40−7.25(5H,m),6.54(1H,s),4.20(2H,s),3.11(2H,s),1.51(2H,brs),0.97(6H,s).
本化合物(20)
1H−NMR(DMSO−d6、TMS、δ(ppm)):8.37(1H,brs),7.44−7.36(1H,m),7.22−7.08(3H,m),6.58(1H,s),4.24(2H,s),3.12(2H,s),1.48(2H,brs),0.97(6H,s).
本化合物(23)
1H−NMR(DMSO−d6、TMS、δ(ppm)):8.51(1H,brs),7.36−7.28(2H,m),7.08−6.96(3H,m),6.93(1H,s),5.34(2H,s),3.15(2H,s),1.00(6H,s).
本化合物(24)
1H−NMR(DMSO−d6、TMS、δ(ppm)):8.48(1H,brs),7.22−7.16(2H,m),7.10−7.03(1H,m),6.96(1H,s),5.41(2H,s),3.14(2H,s),1.49(2H,brs),0.99(6H,s).
本化合物(25)
1H−NMR(DMSO−d6、TMS、δ(ppm)):8.44(1H,brs),7.85−7.80(1H,m),7.52−7.44(1H,m),6.65(1H,s),6.47−6.40(1H,m),6.32−6.28(1H,m),5.32(2H,s),3.12(2H,s),1.55(2H,brs),0.97(6H,s).
本化合物(29)
1H−NMR(DMSO−d6、TMS、δ(ppm)):8.37(1H,brs),6.72(1H,s),3.16−3.06(4H,m),2.84−2.68(2H,m),1.49(2H,brs),0.98(6H,s).
本化合物(30)
1H−NMR(DMSO−d6、TMS、δ(ppm)):8.32(1H,brs),6.56(1H,s),3.15−3.10(2H,m),2.75−2.84(2H,m),1.70−1.58(2H,m),1.58(2H,brs),1.34−1.16(10H,m),0.98(6H,s),0.88−0.80(3H,m).
本化合物(31)
1H−NMR(DMSO−d6、TMS、δ(ppm)):8.32(1H,brs),6.57(1H,s) ,3.16−3.10(2H,m),2.84−2.78(2H,m),1.80−1.40(11H,m),1.15−1.05(2H,m),0.98(6H,s).
本化合物(32)
1H−NMR(DMSO−d6、TMS、δ(ppm)):8.34(1H,brs),6.61(1H,s),3.16−3.10(2H,m),2.72(2H,d),1.48(2H,brs),1.02−1.10(1H,m),0.99(6H,s),0.60−0.50(2H,m),0.28−0.20(2H,m).
製造例11
参考製造例2に記載の中間体(3A)(0.62g,1.35mmol)を1,4−ジオキサン(2mL)に溶解し、これに氷冷下、4mol/L塩化水素(1,4−ジオキサン溶液,10mL)をゆっくり加えた。この混合物を室温で3時間攪拌した後、減圧下濃縮した。得られた残さにエタノール及びamberlystA21を加え、室温で5時間撹拌した。この反応液を濾過し、濾液を減圧下濃縮し、下記に示される本化合物(13)を0.34g得た。
Figure 0006763380
1H−NMR(DMSO−d6、TMS、δ(ppm)):8.91(1H,s),6.95−6.78(4H,m),6.00(2H,s),4.65(2H,s),4.46(2H,s),3.12(2H,s),2.34(2H,s),0.81(6H,s).
製造例12
参考製造例3に記載の各中間体を用いて、製造例11に記載の方法に準じて製造した化合物及びその物性値を以下に示す。
式(M)
Figure 0006763380
で示される化合物において、Zが[表2]に記載のいずれかである化合物。
Figure 0006763380

本化合物(14)
1H−NMR(DMSO−d6、TMS、δ(ppm)):8.92(1H,brs),7.05−6.99(3H,m),6.80(1H,s),4.66(2H,s),4.47(2H,s),3.16(2H,s),2.69(4H,brs),2.34(2H,s),1.72(4H,brs),0.81(6H,s).
本化合物(15)
1H−NMR(DMSO−d6、TMS、δ(ppm)):8.93(1H,brs),7.69(1H,dd),7.35(1H,d),7.15(1H,d),6.85(1H,s),4.73(2H,s),4.58(2H,s),3.13(2H,s),2.39(2H,s),0.83(6H,s).
本化合物(16)
1H−NMR(DMSO−d6、TMS、δ(ppm)):8.95(1H,brs),7.48(2H,d),7.35(2H,d),6.86(1H,s),4.69(2H,s),4.61(2H,s),3.15(2H,s),2.46(2H,s),0.86(6H,s).
本化合物(16)
1H−NMR(DMSO−d6、TMS、δ(ppm)):8.92(1H,brs),7.29−7.08(4H,m),6.82(1H,s),4.65(2H,s),4.53(2H,s),3.06(2H,s),2.38(2H,s),2.30(3H,s),0.82(6H,s).
本化合物(18)
1H−NMR(DMSO−d6、TMS、δ(ppm)):8.93(1H,brs),7.30−7.24(2H,m),6.95−6.88(2H,m),6.63(1H,s),4.65(2H,s),4.48(2H,s),3.74(3H,s),3.12(2H,s),2.34(2H,s),0.81(6H,s).
本化合物(21)
1H−NMR(DMSO−d6、TMS、δ(ppm)):8.90(1H,brs),7.40−7.25(5H,m),6.56(1H,s),4.21(2H,s),3.20−3.13(2H,m)2.57(2H,s),0.90(6H,s).
本化合物(22)
1H−NMR(DMSO−d6、TMS、δ(ppm)):8.91(1H,brs),7.78−7.10(6H,m),6.60(1H,s),4.25(2H,s),3.16(2H,s),2.60(2H,s),0.91(6H,s).
本化合物(26)
1H−NMR(DMSO−d6、TMS、δ(ppm)):9.00(1H,brs),7.38−7.18(2H,m),7.08−6.97(3H,m),6.94(1H,s),5.34(2H,s),3.16(2H,s),2.52(2H,s),0.88(6H,s).
本化合物(27)
1H−NMR(DMSO−d6、TMS、δ(ppm)):8.99(1H,brs),7.22−7.16(2H,m),7.10−7.04(1H,m),6.95(1H,s),5.41(2H,s),3.14(2H,s),2.44(2H,s),0.85(6H,s).
本化合物(28)
1H−NMR(DMSO−d6、TMS、δ(ppm)):9.00(1H,brs),8.22−8.15(1H,m),7.92−7.73(3H,m),7.10−7.04(1H,m),6.97−6.86(2H,m),5.55(2H,s),3.25−3.15(2H,s),2.63(2H,s),0.93(6H,s).
本化合物(33)
1H−NMR(DMSO−d6、TMS、δ(ppm)):8.94(1H,brs),6.80(2H,brs),6.74(1H,s),3.20−3.05(4H,m),2.82−2.65(2H,m),2.56(2H,s),0.90(6H,s).
本化合物(34)
1H−NMR(DMSO−d6、TMS、δ(ppm)):8.87(1H,brs),7.40(2H,brs),6.55(1H,s),3.16−3.11(2H,m),2.80−2.72(2H,m),2.56(2H,s),1.67−1.56(2H,m),1.30−1.18(10H,m),0.88(6H,s),0.85−0.80(3H,m).
本化合物(35)
1H−NMR(DMSO−d6、TMS、δ(ppm)):8.89(1H,brs),6.99(2H,brs),6.59(1H,s),3.20−3.12(2H,m),2.84−2.76(2H,m),2.56(2H,s),1.80−1.42(9H,m),1.16−1.02(2H,m),0.90(6H,s).
本化合物(36)
1H−NMR(DMSO−d6、TMS、δ(ppm)):8.84(1H,brs),6.58(1H,s),3.11(2H,s),2.71(2H,d),2.33(2H,s),1.71(2H,brs),1.10−1.00(1H,m),0.80(6H,s),0.57−0.48(2H,m),0.29−0.19(2H,m).
参考製造例1
中間体(1A)(0.50g,2.96mmol)を酢酸エチル(15ml)に溶解し、DMF(0.01ml)を加えた。該混合液に塩化チオニル(0.26mL,3.55mmol)を加え80度で1時間攪拌した。その後、反応混合物を室温まで冷却し、減圧下濃縮した。得られた濃縮物にトルエン(0.5ml)を加えた。この溶液を、N−(tert−ブトキシカルボニル)−2,2−ジメチルプロパン−1,3−ジアミン(0.60g, 1.42mmol)及び1規定水酸化ナトリウム水溶液(7.4ml)の混合液に氷冷下で加えた。同温で1時間攪拌した後、反応混合物に酢酸エチルを加えて2回抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下式(6)で示される化合物(以下、本化合物(6)と記す。)下記で示される中間体(2A)1.04gを得た。
Figure 0006763380
1H−NMR(CDCl3、TMS、δ(ppm)):7.59−7.55(1H,m),6.43(1H,s),5.30−5.25(1H,m),3.21(2H,d),2.93(2H,d),2.79(2H,t),1.73−1.66(2H,m),1.45(9H,s),1.40(2H,dd),0.94(3H,t),0.92(6H,s).
参考製造例2
2−メチルプロパン−1,2−ジアミンの代わりに、(3−アミノ−2,2−ジメチルプロピル)カルバミン酸tert−ブチルエステルを用い、製造例9に記載の方法に準じて、下式(3A)で示される化合物(以下、中間体(3A)と記す。)を得た。
Figure 0006763380
1H−NMR(DMSO−d6、TMS、δ(ppm)):8.62(1H,s),6.92−6.81(5H,m),6.00(2H,s),4.66(2H,s),4.46(2H,s),3.05(2H,d),2.77(2H,d),1.38(9H,s),0.78(6H,s).
参考製造例3
参考製造例2に記載の方法に準じて製造した化合物及びその物性値を以下に示す。
式(M)
Figure 0006763380
で示される化合物において、Zが[表3]に記載のいずれかである化合物。
Figure 0006763380

中間体(4A)
1H−NMR(DMSO−d6、TMS、δ(ppm)):8.66−8.60(1H,m),7.05−7.00(3H,m),6.92−6.87(1H,m),6.80(1H,s),4.66(2H,s),4.47(2H,s),3.10−3.00(2H,m),2.80−2.75(2H,m),2.69(4H,brs),1.71(4H,brs),1.38(9H,s),0.78(6H,s).
中間体(5A)
1H−NMR(DMSO−d6、TMS、δ(ppm)):8.62(1H,brs),7.74−7.66(1H,m),7.39−7.31(1H,m),7.20−7.12(1H,m),6.92−6.82(2H,m),4.74(2H,s),4.58(2H,s),3.09−3.01(2H,m),2.81−2.73(2H,m),1.38(9H,s),0.78(6H,s).
中間体(6A)
1H−NMR(DMSO−d6、TMS、δ(ppm)):8.65−8.61(1H,m),7.48(2H,d),7.35(2H,d),6.92−6.87(1H,m),6.84(1H,s),4.74(2H,s),4.61(2H,s),3.08−3.01(2H,m),2.80−2.74(2H,m),1.38(9H,s),0.78(6H,s).
中間体(7A)
1H−NMR(DMSO−d6、TMS、δ(ppm)):8.68−8.60(1H,m),7.27−7.09(4H,m),6.92−6.85(1H,m),6.82(1H,s),4.69(2H,s),4.53(2H,s),3.10−3.01(2H,m),2.81−2.73(2H,m),2.30(3H,s),1.38(9H,s),0.78(6H,s).
中間体(8A)
1H−NMR(DMSO−d6、TMS、δ(ppm)):8.68−8.54(1H,m),7.31−7.24(2H,m),6.95−6.82(3H,m),6.80(1H,s),4.66(2H,s),4.49(2H,s),3.74(3H,s),3.08−3.01(2H,m),2.80−2.73(2H,m),1.38(9H,s),0.78(6H,s).
中間体(9A)
1H−NMR(DMSO−d6、TMS、δ(ppm)):8.58−8.51(1H,m),7.39−7.24(5H,m),6.70−6.82(1H,m),6.52(1H,s),4.20(2H,s),3.05−2.99(2H,m),2.79−2.71(2H,m),1.37(9H,s),0.77(6H,s).
中間体(10A)
1H−NMR(DMSO−d6、TMS、δ(ppm)):8.59−8.52(1H,m),7.44−7.39(1H,m),7.21−7.08(3H,m),6.90−6.83(1H,m),6.56(1H,s),4.24(2H,s),3.05−2.99(2H,m),2.79−2.72(2H,m),1.37(9H,s),0.77(6H,s).
中間体(11A)
1H−NMR(DMSO−d6、TMS、δ(ppm)):8.68−8.61(1H,m),7.36−7.28(2H,m),7.09−6.84(5H,m),5.34(2H,s),3.08−3.02(2H,m),2.80−2.74(2H,m),1.38(9H,s),0.78(6H,s).
中間体(12A)
1H−NMR(DMSO−d6、TMS、δ(ppm)):8.69−8.64(1H,m),7.22−7.15(2H,m),7.10−7.03(1H,m),6.95(1H,s),6.91−6.87(1H,m),5.41(2H,s),3.07−3.02(2H,m),2.80−2.74(2H,m),1.38(9H,s),0.78(6H,s).
中間体(13A)
1H−NMR(DMSO−d6、TMS、δ(ppm)):8.68−8.60(1H,m),8.22−8.17(1H,m),8.22−8.17(1H,m),7.81−7.72(1H,m),7.09−7.03(1H,m),6.95−6.85(1H,m),6.84(1H,s),5.44(2H,s),3.06−3.01(2H,m),2.79−2.74(2H,m),1.38(9H,s),0.77(6H,s).
中間体(14A)
1H−NMR(DMSO−d6、TMS、δ(ppm)):8.61−8.54(1H,m),6.93−6.86(1H,m),6.71(1H,s),3.13−3.01(4H,m),2.85−2.70(4H,m),1.38(9H,s),0.78(6H,s).
中間体(15A)
1H−NMR(DMSO−d6、TMS、δ(ppm)):8.57−8.50(1H,m),6.91−6.88(1H,m),6.55(1H,s),3.06−3.00(2H,m),2.83−2.74(4H,m),1.66−1.60(2H,m),1.38(9H,s),1.33−1.21(10H,m),0.87−0.81(3H,m),0.78(6H,s).
中間体(16A)
1H−NMR(DMSO−d6、TMS、δ(ppm)):8.56−8.49(1H,m),6.91−6.86(1H,m),6.56(1H,s) ,3.05−3.01(2H,m),2.84−2.73(4H,m),1.78−1.42(9H,m),1.38(9H,s),1.17−1.04(2H,m),0.77(6H,s).
中間体(17A)
1H−NMR(DMSO−d6、TMS、δ(ppm)):8.55(1H,brs),6.89(1H,brs),6.60(1H,s),3.05−3.02(2H,m),2.79−2.70(4H,m),1.38(9H),1.09−1.02(1H,m),0.78(6H,s),0.56−0.51(2H,m),0.25−0.21(2H,m).
参考製造例4
参考製造例6に記載の中間体(22A)(5g,21.1mmol)のTHF(20mL)溶液に、氷浴を用いて反応系を0〜10℃の範囲内に保ちながら5規定水酸化ナトリウム水溶液(4mL)を加えた後、室温で5時間撹拌した。その後、反応液に6規定塩酸をゆっくりと滴下し、pH2−3に調整した。5分間静置後、析出物を濾取し、残さを水及びペンタンで順次洗浄した。得られた固体を減圧下に乾燥し、下式(18A)で示される化合物(以下、中間体(18A)と記す。)を4.1g得た。
Figure 0006763380
1H−NMR(DMSO−d6、TMS、δ(ppm)):14.01(1H,brs),6.75(1H,s),3.13−3.05(2H,m),2.84−2.69(2H,m).
参考製造例5
参考製造例7に記載の各中間体を用いて、参考製造例4に記載の方法に準じて製造した化合物及びその物性値を以下に示す。
式(N)
Figure 0006763380
で示される化合物において、Zが[表4]に記載のいずれかである化合物。
Figure 0006763380

中間体(19A)
1H−NMR(DMSO−d6、TMS、δ(ppm)):14.03(1H,brs),6.55(1H,s),2.83−2.75(2H,m),1.70−1.58(2H,m),1.34−1.18(10H,m),0.90−0.82(3H,m).
中間体(20A)
1H−NMR(DMSO−d6、TMS、δ(ppm)):13.87(1H,brs),6.59(1H,s),2.84−2.76(2H,m),1.79−1.41(9H,m),1.18−1.02(2H,m).
中間体(21A)
1H−NMR(DMSO−d6、TMS、δ(ppm)):13.78(1H,brs),6.62(1H,s),2.75−2.69(2H,m),1.10−1.01(1H,m),0.55−0.50(2H,m),0.26−0.21(2H,m).
中間体(31A)
1H−NMR(DMSO−d6、TMS、δ(ppm)):14.04(1H,brs),7.85−7.80(1H,m),7.51−7.44(1H,m),6.67(1H,s),6.46−6.40(1H,m),6.32−6.27(1H,m),5.32(2H,m).
参考製造例6
参考製造例8に記載の中間体(26A)(5g,20.8mmol)のエタノール(50mL)溶液にヒドロキシルアミン塩酸塩(2.9g,41.6mmol)を加え、窒素雰囲気下、加熱還流下、16時間撹拌した。この反応液を室温に戻した後、減圧下濃縮した。得られた残さに水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下記に示される中間体(22A)を4.6g得た。
Figure 0006763380
1H−NMR(CDCl3、TMS、δ(ppm)):6.49(1H,s),4.42(2H,q),3.13−3.06(2H,m),2.62−2.46(2H,m),1.40(3H,t).
参考製造例7
参考製造例9に記載の各中間体を用いて、参考製造例6に記載の方法に準じて製造した化合物及びその物性値を以下に示す。
式(O)
Figure 0006763380
で示される化合物において、Zが[表5]に記載のいずれかである化合物。
Figure 0006763380

中間体(23A)
1H−NMR(CDCl3、TMS、δ(ppm)):6.38(1H,s),4.40(2H,q),2.81−2.67(2H,m),1.73−1.65(2H,m),1.43−1.18(13H,m),0.89−0.82(3H,m).
中間体(24A)
1H−NMR(CDCl3、TMS、δ(ppm)):6.37(1H,s),4.38(2H,q),2.82−2.67(2H,m),1.82−1.42(9H,m),1.38(3H,t),1.18−1.02(2H,m).
中間体(25A)
1H−NMR(CDCl3、TMS、δ(ppm)):6.50(1H,s),4.42(2H,q),2.69(2H,d),1.40(3H,t),1.08−1.01(1H,m),0.64−0.56(2H,m),0.26−0.21(2H,m).
参考製造例8
シュウ酸ジエチル(5g,35.7mmol)及び5,5,5−トリフルオロペンタン−2−オンのTHF(30mL)溶液に、窒素雰囲気下、氷/塩化ナトリウム浴を用いて反応系を−20〜−15℃の範囲内に保ちながらカリウムtert−ブトキシド(5g,46.4mmol)及びTHF(10mL)の混合物をゆっくり加えた。この反応混合物を−30〜−20℃の範囲内で30分間撹拌後、室温まで昇温し、さらに16時間撹拌した。この反応混合物を冷却しながら1規定塩酸をゆっくり滴下し、pH2−3に調整した。これを酢酸エチルで2回抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下記に示される中間体(26A)を5g得た。
Figure 0006763380
1H−NMR(CDCl3、TMS、δ(ppm)):13.96(1H,brs),6.39(1H,s),4.35(2H,q),2.83−2.76(2H,m),2.57−2.41(2H,m),1.36(3H,t).
参考製造例9
参考製造例8に記載の方法に準じて製造した化合物及びその物性値を以下に示す。
式(N)
Figure 0006763380
で示される化合物において、Zが[表6]に記載のいずれかである化合物。
Figure 0006763380

中間体(27A)
1H−NMR(CDCl3、TMS、δ(ppm)):14.50(1H,brs),6.34(1H,s),4.39−4.30(2H,m),2.50−2.45(2H,m),1.67−1.59(2H,m),1.40−1.20(13H,m),0.88−0.83(3H,m).
中間体(28A)
1H−NMR(CDCl3、TMS、δ(ppm)):14.49(1H,brs),6.35(1H,s),4.39−4.29(2H,m),2.52−2.45(2H,m),1.82−1.45(9H,m),1.36(3H,t),1.17−1.02(2H,m).
中間体(29A)
1H−NMR(CDCl3、TMS、δ(ppm)):14.51(1H,brs),6.43(1H,s),4.39−4.30(2H,m),2.42−2.33(2H,m),1.36(3H,t),1.08−0.94(1H,m),0.62−0.55(2H,m),0.20−0.12(2H,m).
参考製造例10
5−ブロモメチル−3−イソキサゾールカルボン酸エチルエステル(5g,21.3mmol)のDMF(30mL)溶液にピリジン−2−オール(2.4g,25.6mmol)、及び炭酸カリウム(7g,51.2mmol)を室温で順次加え、70℃で16時間撹拌した。この反応液を室温に戻した後、水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、下記に示される中間体(30A)を2g得た。
Figure 0006763380
中間体(30A)
1H−NMR(DMSO−d6、TMS、δ(ppm)):7.86−7.80(1H,m),7.51−7.43(1H,m),6.74(1H,s),6.43(1H,d),6.34−6.26(1H,m),5.33(2H,m),4.34(2H,q),1.28(3H,t).
上記の方法に準じて式(Y−1)〜式(Y−47)で示されるアミド化合物(以下、本化合物Aと記す)を得ることができる。下記の〔U1〕及び〔U2〕において、Phはフェニル基を表し、NA1はナフタレン−1−イルを表し、NA2はナフタレン−2−イルを表し、IN1はインダン−1−イルを表し、IN2はインダン−2−イルを表し、Py2は2−ピリジルを表し、Qun2は2−キノリルを表し、Fur2は2−フリルを表し、Thi2は2−チエニルを表し、BF5は5−ベンゾフラニルを表し、BF2は2−ベンゾフラニルを表し、BT5は5−ベンゾチエニルを表し、BT2は2−ベンゾチエニルを表し、BDXO5は1,3−ベンゾジオキソール−5−イルを表し、BDXA6は1,4−ベンゾジオキサン−6−イルを表し、3Cyはシクロプロピルを表し、5Cyはシクロペンチルを表し、8Cyはシクロオクチルを表し、TNはテトラヒドロナフタレン−2−イルを表す。
例えば、〔CH2CH2CH2Ph〕は3−フェニルプロピル基を表し、〔CH2CH2(8-F-NA2)〕は2−(8−フルオロナフタレン−2−イル)エチル基を表し、〔CH2CH2(2,2-F2-3Cy)〕は2−(2,2−ジフルオロシクロプロピル)エチル基を表す。
式(Y−1)〜式(Y−19)で示されるアミド化合物〔式中、U1は下記群(U−1)より選ばれるいずれかの基を表す〕。
Figure 0006763380

Figure 0006763380
(群U−1)
〔U1〕=〔H〕,〔CH3〕,〔CH2CH3〕,〔CH2CH2CH3〕,〔CH2CH2CH2CH3〕,〔CH2CH2CH2CH2CH3〕,〔CH2CH2CH2CH2CH3〕,〔CH2CH2CH2CH2CH2CH3〕,〔CH2CH2CH2CH2CH2CH2CH3〕,〔CH2CF3〕,〔CH2CH2CF3〕,〔CH2CH2CH2CF3〕,〔CH2CH2CH2CH2CF3〕,〔Ph〕,〔CH2Ph〕,〔CH2CH2Ph〕,〔CH2CH2CH2Ph〕,〔CH2CH2CH2CH2Ph〕,〔2-F-Ph〕,〔CH2(2-F-Ph)〕,〔CH2CH2(2-F-Ph)〕,〔CH2CH2CH2(2-F-Ph)〕,〔CH2CH2CH2CH2(2-F-Ph)〕,〔3-F-Ph〕,〔CH2(3-F-Ph)〕,〔CH2CH2(3-F-Ph)〕,〔CH2CH2CH2(3-F-Ph)〕,〔CH2CH2CH2CH2(3-F-Ph)〕,〔4-F-Ph〕,〔CH2(4-F-Ph)〕,〔CH2CH2(4-F-Ph)〕,〔CH2CH2CH2(4-F-Ph)〕,〔CH2CH2CH2CH2(4-F-Ph)〕,〔2-Cl-Ph〕,〔CH2(2-Cl-Ph)〕,〔CH2CH2(2-Cl-Ph)〕,〔CH2CH2CH2(2-Cl-Ph)〕,〔CH2CH2CH2CH2(2-Cl-Ph)〕,〔3-Cl-Ph〕,〔CH2(3-Cl-Ph)〕,〔CH2CH2(3-Cl-Ph)〕,〔CH2CH2CH2(3-Cl-Ph)〕,〔CH2CH2CH2CH2(3-Cl-Ph)〕,〔4-Cl-Ph〕,〔CH2(4-Cl-Ph)〕,〔CH2CH2(4-Cl-Ph)〕,〔CH2CH2CH2(4-Cl-Ph)〕,〔CH2CH2CH2CH2(4-Cl-Ph)〕,〔2-Br-Ph〕,〔CH2(2-Br-Ph)〕,〔CH2CH2(2-Br-Ph)〕,〔CH2CH2CH2(2-Br-Ph)〕,〔CH2CH2CH2CH2(2-Br-Ph)〕,〔3-Br-Ph〕,〔CH2(3-Br-Ph)〕,〔CH2CH2(3-Br-Ph)〕,〔CH2CH2CH2(3-Br-Ph)〕,〔CH2CH2CH2CH2(3-Br-Ph)〕,〔4-Br-Ph〕,〔CH2(4-Br-Ph)〕,〔CH2CH2(4-Br-Ph)〕,〔CH2CH2CH2(4-Br-Ph)〕,〔CH2CH2CH2CH2(4-Br-Ph)〕,〔3-Br-5-F-Ph〕,〔CH2(3-Br-5-F-Ph)〕,〔CH2CH2(3-Br-5-F-Ph)〕,〔CH2CH2CH2(3-Br-5-F-Ph)〕,〔CH2CH2CH2CH2(3-Br-5-F-Ph)〕,〔CH2(4-Br-3-F-Ph)〕,〔CH2CH2(4-Br-3-F-Ph)〕,〔CH2CH2CH2(4-Br-3-F-Ph)〕,〔3-Me-Ph〕,〔CH2(3-Me-Ph)〕,〔CH2CH2(3-Me-Ph)〕,〔CH2CH2CH2(3-Me-Ph)〕,〔2-CF3-Ph〕,〔CH2(2-CF3-Ph)〕,〔CH2CH2(2-CF3-Ph)〕,〔CH2CH2CH2(2-CF3-Ph)〕,〔CH2CH2CH2CH2(2-CF3-Ph)〕,〔3-CF3-Ph〕,〔CH2(3-CF3-Ph)〕,〔CH2CH2(3-CF3-Ph)〕,〔CH2CH2CH2(3-CF3-Ph)〕,〔CH2CH2CH2CH2(3-CF3-Ph)〕,〔4-CF3-Ph〕,〔CH2(4-CF3-Ph)〕,〔CH2CH2(4-CF3-Ph)〕,〔CH2CH2CH2(4-CF3-Ph)〕,〔CH2CH2CH2CH2(4-CF3-Ph)〕,〔3-OMe-Ph〕,〔CH2(3-OMe-Ph)〕,〔CH2CH2(3-OMe-Ph)〕,〔CH2CH2CH2(3-OMe-Ph)〕,〔4-OMe-Ph〕,〔CH2(4-OMe-Ph)〕,〔CH2CH2(4-OMe-Ph)〕,〔CH2CH2CH2(4-OMe-Ph)〕,〔2-OCF3-Ph〕,〔CH2(2-OCF3-Ph)〕,〔CH2CH2(2-OCF3-Ph)〕,〔CH2CH2CH2(2-OCF3-Ph)〕,〔CH2CH2CH2CH2(2-OCF3-Ph)〕,〔3-OCF3-Ph〕,〔CH2(3-OCF3-Ph)〕,〔CH2CH2(3-OCF3-Ph)〕,〔CH2CH2CH2(3-OCF3-Ph)〕,〔CH2CH2CH2CH2(3-OCF3-Ph)〕,〔4-OCF3-Ph〕,〔CH2(4-OCF3-Ph)〕,〔CH2CH2(4-OCF3-Ph)〕,〔CH2CH2CH2(4-OCF3-Ph)〕,〔CH2CH2CH2CH2(4-OCF3-Ph)〕,〔2-SCF3-Ph〕,〔CH2(2-SCF3-Ph)〕,〔CH2CH2(2-SCF3-Ph)〕,〔CH2CH2CH2(2-SCF3-Ph)〕,〔CH2CH2CH2CH2(2-SCF3-Ph)〕,〔3-SCF3-Ph〕,〔CH2(3-SCF3-Ph)〕,〔CH2CH2(3-SCF3-Ph)〕,〔CH2CH2CH2(3-SCF3-Ph)〕,〔CH2CH2CH2CH2(3-SCF3-Ph)〕,〔4-SCF3-Ph〕,〔CH2(4-SCF3-Ph)〕,〔CH2CH2(4-SCF3-Ph)〕,〔CH2CH2CH2(4-SCF3-Ph)〕,〔CH2CH2CH2CH2(4-SCF3-Ph)〕,〔NA1〕,〔CH2(NA1)〕,〔CH2CH2(NA1)〕,〔CH2CH2CH2(NA1)〕,〔CH2CH2CH2CH2(NA1)〕,〔NA2〕,〔CH2(NA2)〕,〔CH2CH2(NA2)〕,〔CH2CH2CH2(NA2)〕,〔8-F-NA2〕,〔CH2(8-F-NA2)〕,〔CH2CH2(8-F-NA2)〕,〔CH2CH2CH2(8-F-NA2)〕,〔8-Cl-NA2〕,〔CH2(8-Cl-NA2)〕,〔CH2CH2(8-Cl-NA2)〕,〔CH2CH2CH2(8-Cl-NA2)〕,〔8-Br-NA2〕,〔CH2(8-Br-NA2)〕,〔CH2CH2(8-Br-NA2)〕,〔CH2CH2CH2(8-Br-NA2)〕,〔CH2CH2OPh〕,〔CH2CH2OCH2Ph〕,〔CH2CH2CH2OPh〕,〔CH2CH2CH2OCH2Ph〕,〔CH2CH2CH2CH2OPh〕,〔CH2CH2CH2CH2OCH2Ph〕,〔CH2CH2CH2CH2CH2OPh〕,〔CH2CH2CH2CH2CH2OCH2Ph〕,〔CH2CH2O(NA2)〕,〔CH2CH2OCH2(NA2)〕,〔CH2CH2CH2O(NA2)〕,〔CH2CH2CH2OCH2(NA2)〕,〔CH2CH2CH2CH2O(NA2)〕,〔CH2CH2CH2CH2OCH2(NA2)〕,〔CH2CH2CH2CH2CH2O(NA2)〕,〔CH2CH2CH2CH2CH2OCH2(NA2)〕, 〔CH2CH2(IN1)〕,〔CH2CH2(IN2)〕,〔CH2CH2(Py2)〕,〔CH2CH2(Qun2)〕,〔CH2CH2(Fur2)〕,〔CH2CH2(Thi2)〕,〔CH2CH2(BF5)〕,〔CH2CH2(BF2)〕,〔CH2CH2(BT5)〕,〔CH2CH2(BT2)〕,〔CH2CH2(BDXO5)〕,〔CH2CH2(BDXA6)〕,〔CH2(3Cy)〕,〔CH2CH2(3Cy)〕,〔CH2(5Cy)〕,〔CH2CH2(5Cy)〕,〔CH2(8Cy)〕,〔CH2CH2(8Cy)〕,〔CH2CH2(2,2-F2-3Cy〕,〔CH2CH2(2-CN-3Cy)〕,〔CH2CH2(2,2-F2-BDXO5)〕,〔CH2CH2(2,2-F2-3Cy)〕,〔IN1〕,〔Py2〕,〔Thi2〕,〔3Cy〕,〔5Cy〕,〔CH2TN〕
式(Y−5)において、U1が〔CH2CH2CH2(4-F-Ph)〕である化合物とは、式(Y−5)において、U1が3−(4−フルオロフェニル)プロピル基である化合物を表し、下記構造で示される化合物を表す。
Figure 0006763380
式(Y−20)〜式(Y−47)で示されるアミド化合物〔式中、U2は下記群(U−2)より選ばれるいずれかの基を表す〕。
Figure 0006763380

Figure 0006763380

Figure 0006763380
(群U−2)
〔U2〕=〔CH2CH3〕,〔CH2CH2CH3〕,〔CH2CH2CH2CH3〕,〔CH2CH2CH2CH2CH3〕,〔CH2CF3〕,〔CH2CH2CF3〕,〔CH2CH2CH2CF3〕,〔Ph〕,〔CH2Ph〕,〔CH2CH2Ph〕,〔CH2CH2CH2Ph〕,〔CH2CH2CH2CH2Ph〕,〔CH2CH2CH2CH2CH2Ph〕,〔2-F-Ph〕,〔CH2(2-F-Ph)〕,〔CH2CH2(2-F-Ph)〕,〔CH2CH2CH2(2-F-Ph)〕,〔3-F-Ph〕,〔CH2(3-F-Ph)〕,〔CH2CH2(3-F-Ph)〕,〔CH2CH2CH2(3-F-Ph)〕,〔4-F-Ph〕,〔CH2(4-F-Ph)〕,〔CH2CH2(4-F-Ph)〕,〔CH2CH2CH2(4-F-Ph)〕,〔2-Cl-Ph〕,〔CH2(2-Cl-Ph)〕,〔CH2CH2(2-Cl-Ph)〕,〔CH2CH2CH2(2-Cl-Ph)〕,〔3-Cl-Ph〕,〔CH2(3-Cl-Ph)〕,〔CH2CH2(3-Cl-Ph)〕,〔CH2CH2CH2(3-Cl-Ph)〕,〔4-Cl-Ph〕,〔CH2(4-Cl-Ph)〕,〔CH2CH2(4-Cl-Ph)〕,〔CH2CH2CH2(4-Cl-Ph)〕,〔2-Br-Ph〕,〔CH2(2-Br-Ph)〕,〔CH2CH2(2-Br-Ph)〕,〔CH2CH2CH2(2-Br-Ph)〕,〔3-Br-Ph〕,〔CH2(3-Br-Ph)〕,〔CH2CH2(3-Br-Ph)〕,〔CH2CH2CH2(3-Br-Ph)〕,〔4-Br-Ph〕,〔CH2(4-Br-Ph)〕,〔CH2CH2(4-Br-Ph)〕,〔CH2CH2CH2(4-Br-Ph)〕,〔3-Br-5-F-Ph〕,〔CH2(3-Br-5-F-Ph)〕,〔CH2CH2(3-Br-5-F-Ph)〕,〔CH2CH2CH2(3-Br-5-F-Ph)〕,〔CH2(4-Br-3-F-Ph)〕,〔CH2CH2(4-Br-3-F-Ph)〕,〔CH2CH2CH2(4-Br-3-F-Ph)〕,〔3-Me-Ph〕,〔CH2(3-Me-Ph)〕,〔CH2CH2(3-Me-Ph)〕,〔CH2CH2CH2(3-Me-Ph)〕,〔2-CF3-Ph〕,〔CH2(2-CF3-Ph)〕,〔CH2CH2(2-CF3-Ph)〕,〔CH2CH2CH2(2-CF3-Ph)〕,〔3-CF3-Ph〕,〔CH2(3-CF3-Ph)〕,〔CH2CH2(3-CF3-Ph)〕,〔CH2CH2CH2(3-CF3-Ph)〕,〔4-CF3-Ph〕,〔CH2(4-CF3-Ph)〕,〔CH2CH2(4-CF3-Ph)〕,〔CH2CH2CH2(4-CF3-Ph)〕,〔3-OMe-Ph〕,〔CH2(3-OMe-Ph)〕,〔CH2CH2(3-OMe-Ph)〕,〔CH2CH2CH2(3-OMe-Ph)〕,〔4-OMe-Ph〕,〔CH2(4-OMe-Ph)〕,〔CH2CH2(4-OMe-Ph)〕,〔CH2CH2CH2(4-OMe-Ph)〕,〔2-OCF3-Ph〕,〔CH2(2-OCF3-Ph)〕,〔CH2CH2(2-OCF3-Ph)〕,〔CH2CH2CH2(2-OCF3-Ph)〕,〔3-OCF3-Ph〕,〔CH2(3-OCF3-Ph)〕,〔CH2CH2(3-OCF3-Ph)〕,〔CH2CH2CH2(3-OCF3-Ph)〕,〔4-OCF3-Ph〕,〔CH2(4-OCF3-Ph)〕,〔CH2CH2(4-OCF3-Ph)〕,〔CH2CH2CH2(4-OCF3-Ph)〕,〔2-SCF3-Ph〕,〔CH2(2-SCF3-Ph)〕,〔CH2CH2(2-SCF3-Ph)〕,〔CH2CH2CH2(2-SCF3-Ph)〕,〔3-SCF3-Ph〕,〔CH2(3-SCF3-Ph)〕,〔CH2CH2(3-SCF3-Ph)〕,〔CH2CH2CH2(3-SCF3-Ph)〕,〔4-SCF3-Ph〕,〔CH2(4-SCF3-Ph)〕,〔CH2CH2(4-SCF3-Ph)〕,〔CH2CH2CH2(4-SCF3-Ph)〕,〔NA1〕,〔CH2(NA1)〕,〔CH2CH2(NA1)〕,〔CH2CH2CH2(NA1)〕,〔NA2〕,〔CH2(NA2)〕,〔CH2CH2(NA2)〕,〔CH2CH2CH2(NA2)〕,〔CH2CH2CH2CH2(NA2)〕,〔CH2CH2CH2CH2CH2(NA2)〕,〔8-F-NA2〕,〔CH2(8-F-NA2)〕,〔CH2CH2(8-F-NA2)〕,〔CH2CH2CH2(8-F-NA2)〕,〔8-Cl-NA2〕,〔CH2(8-Cl-NA2)〕,〔CH2CH2(8-Cl-NA2)〕,〔CH2CH2CH2(8-Cl-NA2)〕,〔8-Br-NA2〕,〔CH2(8-Br-NA2)〕,〔CH2CH2(8-Br-NA2)〕,〔CH2CH2CH2(8-Br-NA2)〕,〔CH2CH2OPh〕,〔CH2CH2O(NA2)〕 ,
〔CH2(IN1)〕,〔CH2CH2(IN2)〕,〔CH2(Py2)〕,〔CH2(Qun2)〕,〔CH2(Fur2)〕,〔CH2(Thi2)〕,〔CH2(BF5)〕,〔CH2(BF2)〕,〔CH2(BT5)〕,〔CH2(BT2)〕,〔CH2(BDXO5)〕,〔CH2(BDXA6)〕,〔CH2(3Cy)〕,〔CH2(5Cy)〕,〔CH2(8Cy)〕,〔CH2(2,2-F2-3Cy)〕,〔CH2(2-CN-3Cy)〕,〔CH2(2,2-F2-BDXO5)〕,〔CH2(2,2-F2-3Cy)〕,〔Py2〕,〔Thi2〕,〔Fur2〕,〔3Cy〕,〔5Cy〕,〔CH2TN〕,
式(Y−26)において、U2が〔CH2(3Cy)〕である化合物とは、式(Y−26)において、U2がシクロプロピルメチル基である化合物を表し、下記構造で示される化合物を表す。
Figure 0006763380
次に製剤例を示す。なお、部は重量部を示す。
製剤例1
本化合物Aのいずれか1種20部にキシレン65部、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム7.5部及びノニルフェノールエトキシレート7.5部を加え、よく攪拌混合して、乳剤を得る。
製剤例2
本化合物Aのいずれか1種40部にドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム2.5部及びノニルフェノールエトキシレート2.5部を加え、よく混合して含水二酸化珪素32部、及び300メッシュ珪藻土23部を加え、ジュースミキサーで攪拌混合して、水和剤を得る。
製剤例3
本化合物Aのいずれか1種1.5部及び含水二酸化珪素1部、リグニンスルホン酸ナトリウム2部、ベントナイト30部及びカオリンクレー65.5部をよく粉砕混合し、水を加えてよく練り合わせた後、押出し造粒機で造粒し、乾燥して、1.5%粒剤を得る。
製剤例4
本化合物Aのいずれか1種10部、フェニルキシリルエタン10部及びトリレンジイソシアネート0.5部を混合した後、得られた混合物をアラビアガムの10%水溶液20部中に加え、ホモミキサーで攪拌して、平均粒径20μmのエマルジョンを得る。ここにエチレングリコール2部を加え、さらに60℃の温浴中で24時間攪拌してマイクロカプセルスラリーを得る。一方、ザンサンガム0.2部、及びアルミニウムマグネシウムシリケート1.0部をイオン交換水56.3部に分散させて増粘剤溶液を得る。上記マイクロカプセルスラリー42.5部及び増粘剤溶液57.5部を混合して、マイクロカプセル剤を得る。
製剤例5
本化合物Aのいずれか1種10部とフェニルキシリルエタン10部とを混合した後、得られた混合物をポリエチレングリコールの10%水溶液20部中に加え、ホモミキサーで攪拌して、平均粒径3μmのエマルジョンを得る。一方、ザンサンガム0.2部、及びアルミニウムマグネシウムシリケート1.0部をイオン交換水58.8部に分散させて増粘剤溶液を得る。上記エマルジョン溶液40部及び増粘剤溶液60部を混合してフロアブル剤を得る。
製剤例6
本化合物Aのいずれか1種5部を含水二酸化珪素3部、PAP0.3部及びタルク(300メッシュ)91.7部を加え、ジュースミキサーで攪拌混合し、粉剤を得る。
製剤例7
本化合物Aのいずれか1種0.1部をイソプロピルアルコール10部に加え、これをケロシン89.9部に混合して、油剤を得る。
製剤例8
本化合物Aのいずれか1種1部、ジクロロメタン5部及びケロシン34部を混合し、エアゾール容器に充填し、バルブ部分を取付けた後、該バルブ部分を通じて噴射剤(液化石油ガス)60部を加圧充填して、油性エアゾールを得る。
製剤例9
本化合物Aのいずれか1種0.6部、キシレン5部、ケロシン3.4部及びアトモス(登録商標)300(乳化剤)1部を混合したものと、水50部とをエアゾール容器に充填し、バルブ部分を通じて噴射剤(液化石油ガス)40部を加圧充填して、水性エアゾールを得る。
製剤例10
本化合物Aのいずれか1種0.3gをアセトン20mlにし、これと線香用基材(タブ粉:粕粉:木粉=4:3:3の割合で混合したもの)99.7gとを均一に攪拌混合した後、水100mlを加え、十分練り合わせたものを成型乾燥し、殺虫線香を得る。
製剤例11
本化合物Aのいずれか1種0.8g、及びピペロニルブトキシド0.4gにアセトンを加えて、全部で10mlとする。この溶液0.5mlを2.5cm×1.5cm、厚さ0.3cmの電気殺虫マット用基材(コットンリンターとパルプとの混合物のフィリブルを板状に固めたもの)に均一に含浸させて、電気殺虫マット剤を得る。
製剤例12
本化合物Aのいずれか1種3部をケロシン97部に加えて液剤を得、これを塩化ビニル製容器に入れ上部をヒーターで加熱できるようにした吸液芯(無機粉体をバインダーで固め、焼結したもの)を挿入することにより、吸液芯型加熱蒸散装置に用いるパーツを得る。
製剤例13
本化合物Aのいずれか1種100mgを適量のアセトンに溶解し、4.0cm×4.0cm、厚さ1.2cmの多孔セラミック板に含浸させて、加熱燻煙剤を得る。
製剤例14
本化合物Aのいずれか1種100μgを適量のアセトンに溶解し、2cm×2cm、厚さ0.3mmの濾紙に均一に塗布した後、アセトンを風乾して、常温揮散剤を得る。
製剤例15
本化合物Aのいずれか1種10部、ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートアンモニウム塩とホワイトカーボンとの混合物(重量比1:1)35部及び水55部を混合し、湿式粉砕法で微粉砕することにより、各々のフロアブル剤を得る。
次に、本化合物の有害節足動物防除効力を試験例として示す。
試験例1
製剤例7により得られた本化合物(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)、(16)、(18)、(21)、(22)、(33)、(34)及び(35)の製剤を、各々の化合物の濃度が0.5%w/vとなるようにイソプロピルアルコール/ケロシン=1/9混合液で希釈し、本化合物(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)、(16)、(18)、(21)、(22)、(33)、(34)又は(35)を含む希釈液を得た。
ポリエチレンカップ(底面直径10.6cm)にアカイエカ成虫10頭を放飼し、16メッシュのナイロンゴースで蓋をした。そのポリエチレンカップを試験用チャンバー(底面:46cm×46cm、高さ:70cm)の内側底部に設置した。ポリエチレンカップ上面より30cmの高さから前記希釈液0.5mlをスプレーガンを用いて各々噴霧した(噴霧圧力0.4kg/cm2)。噴霧後ただちにカップを試験用チャンバーから取り出し、2分後、5分後、及び15分後にノックダウンした虫数(各時間経過後にノックダウンしている状態の虫数)をカウントし、ノックダウン率を求めた。ノックダウン率は下式により計算した。
ノックダウン率(%)=(ノックダウン虫数/供試虫数)×100
その結果、本化合物(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)、(16)、(18)、(21)、(22)、(33)、(34)又は(35)を用いた場合、ノックダウン率はいずれも80%以上であった。
試験例2
製剤例15により得られた本化合物(1)、(2)、(3)及び(4)の製剤を各々の化合物の濃度が500ppmとなるように水で希釈し、本化合物(1)、(2)、(3)又は(4)の希釈液を得た。
前記希釈液0.7mlをイオン交換水100mlに加えた(濃度3.5ppm)。得られた濃度3.5ppmの希釈液中にアカイエカ(Culexpipienspallens)終令幼虫30頭を放ち、1日後にその生死を調査し死虫率を求めた。死虫率は下式により計算した。
死虫率(%)=(死亡虫数/供試虫数)×100
その結果、本化合物(1)、(2)、(3)又は(4)の処理区を用いた場合、各々死虫率91%以上を示した。
試験例3
製剤例15により得られた本化合物(1)及び(2)の製剤を各々の化合物の濃度が500ppmとなるように水で希釈し、本化合物(1)又は(2)の希釈液を得た。
直径5.5cmのポリエチレンカップの内側底部に同大の濾紙を敷き、該希釈液0.7mlを濾紙上に滴下し、餌としてポリエチレンカップにショ糖30mgを均一に入れた。該ポリエチレンカップ内にイエバエ(Muscadomestica)雌成虫10頭を放ち、蓋をした。24時間後にイエバエの生死を調査し死虫率を求めた。死虫率は下式により計算した。
死虫率(%)=(死亡虫数/供試虫数)×100
その結果、本化合物(1)又は(2)を用いた場合、各々死虫率80%以上を示した。
試験例4
製剤例7により得られた本化合物(1)、(2)、(3)、(5)、(7)、(8)、(11)、(12)、(13)、(14)、(15)、(17)、(19)、(20)、(24)及び(36)の製剤を、各々の化合物の濃度が0.00625%w/vとなるようにイソプロピルアルコール/ケロシン=1/9混合液で希釈し、本化合物(1)、(2)、(3)、(5)、(7)、(8)、(11)、(12)、(13)、(14)、(15)、(17)、(19)、(20)、(24)又は(36)を含む希釈液を得た。
ポリエチレンカップ(底面直径10.6cm)にアカイエカ成虫10頭を放飼し、16メッシュのナイロンゴースで蓋をした。そのポリエチレンカップを試験用チャンバー(底面:46cm×46cm、高さ:70cm)の内側底部に設置した。ポリエチレンカップ上面より30cmの高さから前記希釈液0.5mlをスプレーガンを用いて各々噴霧した(噴霧圧力0.4kg/cm2)。噴霧後ただちにカップを試験用チャンバーから取り出し、2分後、5分後、及び15分後にノックダウンした虫数(各時間経過後にノックダウンしている状態の虫数)をカウントし、ノックダウン率を求めた。ノックダウン率は下式により計算した。
ノックダウン率(%)=(ノックダウン虫数/供試虫数)×100
その結果、本化合物(1)、(2)、(3)、(5)、(7)、(8)、(11)、(12)、(13)、(14)、(15)、(17)、(19)、(20)、(24)又は(36)を用いた場合、ノックダウン率はいずれも80%以上であった。
試験例5
製剤例7により得られた本化合物(7)、(8)、(9)、(10)、(11)、(12)、(13)、(15)、(17)、(19)、(20)、(23)、(24)、(26)、(27)、(29)、(30)、(31)、(32)及び(36)の製剤を、各々の化合物の濃度が0.5%w/vとなるようにイソプロピルアルコール/ケロシン=1/9混合液で希釈し、本化合物(7)、(8)、(9)、(10)、(11)、(12)、(13)、(15)、(17)、(19)、(20)、(23)、(24)、(26)、(27)、(29)、(30)、(31)、(32)又は(36)を含む希釈液を得た。
チャバネゴキブリ10頭(雄雌各5頭)を、内壁にバターを塗った試験用コンテナー(直径8.75cm、高さ7.5cm、底面16メッシュ金網張り)内に放飼し、該コンテナーを試験用チャンバー(底面:46cm×46cm、高さ:70cm)の底部に設置した。該コンテナー上面より60cmの高さから、該希釈液1.5mLをスプレーガンを用いて噴霧した(噴霧圧力0.42kg/cm2)。噴霧後ただちにカップを試験用チャンバーから取り出し、2分後、5分後、及び15分後にノックダウンした虫数(各時間経過後にノックダウンしている状態の虫数)をカウントし、ノックダウン率を求めた。ノックダウン率は下式により計算した。
ノックダウン率(%)=(ノックダウン虫数/供試虫数)×100
その結果、本化合物(7)、(8)、(9)、(10)、(11)、(12)、(13)、(15)、(17)、(19)、(20)、(23)、(24)、(26)、(27)、(29)、(30)、(31)、(32)又は(36)を用いた場合、いずれのノックダウン率も80%以上であった。
試験例6
本化合物を製剤例15に記載の方法に準じて製剤とし、これに水を加え、本化合物を所定濃度含有する希釈液を調製する。
直径5.5cmのプラスチックカップの内側底部に同大の濾紙を敷き、濾紙上に該希釈液0.7mlを滴下し、餌として該プラスチックカップにショ糖30mgを均一に入れる。該プラスチックカップにイエバエ雌成虫10頭を放ち、蓋をする。24時間後にイエバエの生死を調査し死虫率を求める。死虫率は下式により計算する。
死虫率(%)=(死亡虫数/供試虫数)×100
試験例7
本化合物を製剤例15に記載の方法に準じて製剤とし、これに水を加え、本化合物を所定濃度含有する希釈液を調製する。
直径5.5cmのプラスチックカップの内側底部に同大の濾紙を敷き、濾紙上に該希釈液0.7mlを滴下し、餌として該プラスチックカップにショ糖30mgを均一に入れる。該プラスチックカップにチャバネゴキブリ雄成虫2頭を放ち、蓋をする。6日後にチャバネゴキブリの生死を調査し死亡虫数を数え、次式により死虫率を求める。
死虫率(%)=(死亡虫数/供試虫数)×100
試験例8
本化合物を製剤例15に記載の方法に準じて製剤とし、これに展着剤0.03容量%含有する水を加え、本化合物を所定濃度含有する希釈液を調製する。
プラスチックカップに植えたキュウリ(Cucumis sativus)苗(第2本葉展開期)にワタアブラムシ(全ステージ)約30頭を接種する。1日後、この苗に、該希釈液を10mL/苗の割合で散布する。更に5日後、生存虫数を調査し、以下の式により防除価を求める。
防除価(%)={1−(Cb×Tai)/(Cai×Tb)}×100
なお、式中の文字は以下の意味を表す。
Cb:無処理区の供試虫数
Cai:無処理区の調査時の生存虫数
Tb:処理区の供試虫数
Tai:処理区の調査時の生存虫数
ここで無処理区とは、供試化合物を使用しないこと以外は処理区と同じ操作をする区を意味する。
試験例9
本化合物を製剤例15に記載の方法に準じて製剤とし、これに展着剤0.03容量%含有する水を加え、本化合物を所定濃度含有する希釈液を調製する。
プラスチックカップに植えたイネ(Oryza sativa)苗(第2葉展開期)に該希釈液を10mL/苗の割合で散布する。その後、トビイロウンカ3齢幼虫を20頭放す。6日後、生存虫数を調査し、以下の式により死虫率を求める。
死虫率(%)={1−生存虫数/20}×100
試験例10
本化合物を製剤例15に記載の方法に準じて製剤とし、これに水を加え、本化合物を所定濃度含有する希釈液を調製する。
プラスチックカップに該希釈液5mLを加え、これにプラスチックカップに植えたイネ(Oryza sativa)苗(第2葉展開期)を収容する。7日後、トビイロウンカ3齢幼虫を20頭放す。更に6日後、生存虫数を調査し、以下の式により死虫率を求める。
死虫率(%)={1−生存虫数/20}×100
試験例11
本化合物を製剤例15に記載の方法に準じて製剤とし、これに水を加え、本化合物を所定濃度含有する希釈液を調製する。
プラスチックカップに、7.7gの人工飼料(インセクタLF、日本農産工業)を置き、これに該希釈液2mLを灌注する。該人工飼料上にハスモンヨトウ4齢幼虫5頭を放ち、蓋をする。5日後、生存虫数を数え次式より死虫率を求める。
死虫率(%)=(1−生存虫数/5)×100
試験例12
本化合物を製剤例15に記載の方法に準じて製剤とし、これに展着剤0.03容量%含有する水を加え、本化合物を所定濃度含有する希釈液を調製する。
プラスチックカップに植えたキャベツ(Brassicae oleracea)苗(第2〜3本葉展開期)に該希釈液を20mL/苗の割合で散布する。その後、この苗の茎葉部を切り取り、ろ紙を敷いたプラスチックカップ内に入れる。これにコナガ2齢幼虫5頭を放ち、蓋をする。5日後、生存虫数を数え、次式より死虫率を求める。
死虫率%=(1−生存虫数/5)×100
本発明の防除剤は、有害節足動物に対して優れた防除活性を有する。

Claims (5)

  1. 式(I)
    Figure 0006763380
    〔式中、
    2はヒドロキシ基及びハロゲン原子からなる群より選ばれる1以上の置換基を有していてもよいC1−C3鎖式炭化水素基、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基又はホルミル基を表し、
    5及びR6は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、R3で表される基、又は群Aより選ばれる1以上の置換基を有していてもよいフェニル基を表し、
    3は1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C4アルキル基を表し、
    9は1以上のフッ素原子を有していてもよいC1−C4アルキル基又は1以上のフッ素原子を有していてもよいC1−C4アルコシキ基を表し、
    10は1以上のフッ素原子を有していてもよいC1−C4アルキル基、1以上のフッ素原子を有していてもよいC1−C4アルコシキ基又は水素原子を表し、
    11は1以上のフッ素原子を有していてもよいC1−C4アルキル基、1以上のフッ素原子を有していてもよいC1−C4アルコシキ基又は水素原子を表し、
    12は1以上のフッ素原子を有していてもよいC1−C4アルキル基、1以上のフッ素原子を有していてもよいC1−C4アルコシキ基又は水素原子を表し、
    Yは単結合、酸素原子又はS(O)uを表し、
    Yが単結合である場合は、mは0を表し、Qは群Cより選ばれる1以上の置換基を有していてもよいC1−C8鎖式炭化水素基を表し、
    Yが酸素原子、又はS(O)uである場合は、mは0〜7の整数のいずれかを表し、Qは群Cより選ばれる1以上の置換基を有していてもよいC1−C8鎖式炭化水素基、又は群Bより選ばれる置換基を表し、
    a、bは、0、1、2又は3を表し{但し、aとbとの和は1〜6の整数いずれかを表す}、
    uは0、1、又は2を表す。
    群A:1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C4鎖式炭化水素基、1以上のベンジルオキシ基を有していてもよいC1−C4アルキル基、OR3基、S(O)u3基、カルボキシ基、COOR3基、CONR78基、フェニル基、フェノキシ基、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、メトキシメチル基及びハロゲン原子からなる群(R7及びR8は、それぞれ独立して、R3で表される基又は水素原子を表す。)。
    群B:C3−C8シクロアルキル基、インダニル基、1,2,3,4−テトラヒドロナフチル基、フェニル基、ナフチル基、ピリジル基、キノリル基、フリル基、チエニル基、ベンゾフラニル基、ベンゾチエニル基、1,3−ベンゾジオキソリル基、及び1,4−ベンゾジオキサニル基{但し、該C3−C8シクロアルキル基、該インダニル基、該1,2,3,4−テトラヒドロナフチル基、該フェニル基、該ナフチル基、該ピリジル基、該キノリル基、該フリル基、該チエニル基、該ベンゾフラニル基、該ベンゾチエニル基、該1,3−ベンゾジオキソリル基、及び該1,4−ベンゾジオキサニル基は、群Aより選ばれる1以上の置換基を有していてもよい。}からなる群。
    群C:群Aより選ばれる1以上の置換基を有していてもよいフェノキシ基、群Bより選ばれる置換基、ハロゲン原子、カルボキシ基、COOR3基、CONR78基、シアノ基、ニトロ基、及びヒドロキシ基からなる群。〕
    で示されるアミド化合物と不活性担体とを含有する有害節足動物防除剤。
  2. 式(I)において、R5及びR6が水素原子であり、Yが酸素原子であり、mが1であり、Qがベンジル基又はナフチルメチル基である請求項1記載の有害節足動物防除剤。
  3. 式(I)において、Yが単結合であり、mが0であり、Qが群Cより選ばれる1以上の置換基を有していてもよいC1−C8鎖式炭化水素基である請求項1記載の有害節足動物防除剤。
  4. QがC1−C8鎖式炭化水素基である請求項3記載の有害節足動物防除剤。
  5. 式(I)
    Figure 0006763380
    〔式中、
    2はヒドロキシ基及びハロゲン原子からなる群より選ばれる1以上の置換基を有していてもよいC1−C3鎖式炭化水素基、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基又はホルミル基を表し、
    5及びR6は、それぞれ独立して、水素原子、ハロゲン原子、R3で表される基、又は群Aより選ばれる1以上の置換基を有していてもよいフェニル基を表し、
    3は1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C4アルキル基を表し、
    9は1以上のフッ素原子を有していてもよいC1−C4アルキル基を表し、
    10は1以上のフッ素原子を有していてもよいC1−C4アルキル基又は水素原子を表し、
    11は1以上のフッ素原子を有していてもよいC1−C4アルキル基、1以上のフッ素原子を有していてもよいC1−C4アルコシキ基又は水素原子を表し、
    12は1以上のフッ素原子を有していてもよいC1−C4アルキル基、1以上のフッ素原子を有していてもよいC1−C4アルコシキ基又は水素原子を表し、
    Yは単結合、酸素原子又はS(O)uを表し、
    Yが単結合の場合は、mは0を表し、Qは群Cより選ばれる1以上の置換基を有していてもよいC1−C8鎖式炭化水素基を表し、
    Yが酸素原子、又はS(O)uである場合は、mは0〜7の整数のいずれかを表し、Qは群Cより選ばれる1以上の置換基を有していてもよいC1−C8鎖式炭化水素基、又は群Bより選ばれる置換基を表し、
    a、bは、0、1、2又は3を表し{但し、aとbとの和は1〜6の整数のいずれかを表す}、
    uは0、1、又は2を表す。
    群A:1以上のハロゲン原子を有していてもよいC1−C4鎖式炭化水素基、1以上のベンジルオキシ基を有していてもよいC1−C4アルキル基、OR3基、S(O)u3基、カルボキシ基、COOR3基、CONR78基、フェニル基、フェノキシ基、シアノ基、ニトロ基、ヒドロキシ基、メトキシメチル基及びハロゲン原子からなる群(R7及びR8は、それぞれ独立して、R3で表される基又は水素原子を表す。)。
    群B:C3−C8シクロアルキル基、インダニル基、1,2,3,4−テトラヒドロナフチル基、フェニル基、ナフチル基、ピリジル基、キノリル基、フリル基、チエニル基、ベンゾフラニル基、ベンゾチエニル基、1,3−ベンゾジオキソリル基、及び1,4−ベンゾジオキサニル基{但し、該C3−C8シクロアルキル基、該インダニル基、該1,2,3,4−テトラヒドロナフチル基、該フェニル基、該ナフチル基、該ピリジル基、該キノリル基、該フリル基、該チエニル基、該ベンゾフラニル基、該ベンゾチエニル基、該1,3−ベンゾジオキソリル基、及び該1,4−ベンゾジオキサニル基は、群Aより選ばれる1以上の置換基を有していてもよい。}からなる群。
    群C:群Aより選ばれる1以上の置換基を有していてもよいフェノキシ基、群Bより選ばれる置換基、ハロゲン原子、カルボキシ基、COOR3基、CONR78基、シアノ基、ニトロ基、及びヒドロキシ基からなる群。〕
    で示されるアミド化合物を有害節足動物又は有害節足動物の生育場所(但し、人体を除く。)に施用する有害節足動物の防除方法。
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