JP6763370B2 - 積層ガラス板 - Google Patents

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Description

配向フィルム、透明樹脂成形体、及びガラス板が積層した積層ガラス板が開示される。
透明樹脂成形体は、耐物理的衝撃性に優れ、光透過性に優れることから、一般建築物及び高層ビル等で使用される窓材、屋根からの明かり採り、額縁及び展示ケース、自動車及び電車等の乗り物に使用される窓材等に広く使用されている。
しかしながら、透明樹脂成形体は、透明で採光性に優れる点においては、無機材料であるガラスに匹敵するが、耐薬品性、耐候性、及び耐擦傷性ではガラスに劣る。また、表面の質感もガラスに及ばず、高級感の演出にはガラスの方が適している。
このような観点から、透明樹脂成形体にガラス板を積層したガラス板が多数提案されている。例えば、特許文献1には、ガラス/ポリビニルブチラール/ポリカーボネート/ポリビニルブチラール/ガラスを順次に積層した積層ガラス板が提案されている。特許文献1には、耐候性及び耐擦傷性に優れるガラス板で透明樹脂成形体を挟むことで、ガラス板及び透明樹脂成形体の夫々の短所を夫々の長所で補完することが提案されている。
特開平6−915号公報
透明樹脂成形体とガラス板とを組み合わせた積層ガラス板を、例えば、高層ビル等の建築物の窓ガラスに使用した場合、窓ガラスに太陽光及び蛍光灯等などの光が照射されると、色斑(虹斑を含む)が観察されるという問題が見つかった。
また、樹脂材料は、ガラスと比較して、色のバリエーションに富み、無色で透明度の高い製品、透明性着色品、及び不透明な着色品等様々な製品に使用されている。例えば、装飾品のカバー及びケース等である。これらの用途においても、例えば、外光が透明樹脂成形体で反射した場合に僅かに色斑を呈するという問題が見つかった。
これらの透明樹脂成形体が積層したガラス板における色斑の問題等を解決することが課題である。
リタデーションが3000nm以上150000nm以下に制御された配向フィルムを利用することによって上記の問題が解決されることが見出された。斯かる知見に基づき、下記に代表される発明が提供される。
項1.
3000以上150000nm以下のリタデーションを有する配向フィルム、
透明樹脂成形体、及び
ガラス板、
が積層した積層ガラス板。
項2.
透明樹脂成形体がアクリル樹脂、及びポリカーボネート樹脂からなる群より選択される少なくとも1種の樹脂で形成される、項1に記載の積層ガラス板。
項3.
配向フィルムがポリエステルフィルムである、項1又は2に記載の積層ガラス板。
項4.
建材用である、項1〜3のいずれかに記載の積層ガラス板。
項5
乗り物用である、請求項1〜3のいずれかに記載の積層ガラス板。
項6.
3000以上150000nm以下のリタデーションを有する配向フィルム、
透明樹脂成形体、及び
ガラス板、
が積層した窓ガラス。
太陽光及び蛍光灯等の白色光が照射された場合の色斑(虹斑)の発生が抑制された積層ガラス板が提供される。好適な一実施形態において、抑制される色斑は、積層ガラス板に斜め方向から照射された光の一部が反射する状態で観察される色斑である。
積層ガラス板は、3000以上150000nm以下のリタデーションを有する配向フィルム、透明樹脂成形体、ガラス板が積層されていることが好ましい。配向フィルム、透明樹脂成形体、及びガラス板の積層順序は任意である。具体的な積層順序は後述する。一実施形態において、積層ガラス板は、透明樹脂成形体の少なくとも一方の面に配向フィルムを有することが好ましく、両面に配向フィルムを有することがより好ましい。また、一実施形態において、積層ガラス板は、透明樹脂積層体の少なくとも一方の面にガラス板が積層されていることが好ましくは、両面にガラス板が積層されていることがより好ましい。これらの具体的な構成は後述する。
<配向フィルム>
配向フィルムのリタデーションは、色斑を低減するという観点から、3000nm以上150000nm以下であることが好ましい。本書において、リタデーションとは、別段の断りがない限り、測定波長589nmにおけるリタデーションを意味する。また、本書において、単に「リタデーション」と記載する場合は、面内リタデーションを意味する。より効果的に虹斑の発生を抑制するという観点から、配向フィルムのリタデーションの下限値は、好ましくは4500nm以上、好ましくは6000nm以上、好ましくは8000nm以上、好ましくは10000nm以上である。一方、配向フィルムのリタデーションの上限は、それ以上のリタデーションを有する配向フィルムを用いたとしても更なる視認性の改善効果は実質的に得られず、またリタデーションの高さに応じては配向フィルムの厚みも上昇する傾向があるため、積層ガラス板の薄型化への要請に反し兼ねないという観点から、150000nmと設定されるが、更に高い値とすることもできる。透明樹脂成形体の両面に配向フィルムを有する場合、2枚の配向フィルムのリタデーションは同一であっても異なっていても良い。
色斑をより効果的に抑制するという観点から、配向フィルムは、そのリタデーション(Re)と厚さ方向リタデーション(Rth)の比(Re/Rth)が、好ましくは0.2以上であり、好ましくは0.5以上、好ましくは0.6以上である。厚さ方向リタデーションは、フィルム厚さ方向断面から見たときの2つの複屈折△Nxz及び△Nyzにそれぞれフィルム厚みdを掛けて得られるリタデーションの平均値を意味する。Re/Rthが大きいほど、複屈折の作用は等方性を増し、色斑の発生をより効果的に抑制することができる。厚さ方向リタデーションも測定波長589nmで測定される。
Re/Rthの最大値は2.0(即ち、完全な1軸対称性フィルム)であるが、完全な1軸対称性フィルムに近づくにつれて配向方向と直交する方向の機械的強度が低下する傾向がある。よって、ポリエステルフィルムのRe/Rthの上限は、好ましくは1.2以下、好ましくは1.0以下である。
リタデーションは、公知の手法に従って測定することができる。具体的には、2軸方向の屈折率と厚みを測定して求めることができる。商業的に入手可能な自動複屈折測定装置(例えば、KOBRA−21ADH:王子計測機器株式会社製)を用いて求めることもできる。
配向フィルムは、公知の手法を適宜選択して製造することができる。例えば、配向フィルムは、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、シンジオタクチックポリスチレン樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、シクロオレフィン樹脂、液晶性ポリマー樹脂、及びセルロース系樹脂に液晶化合物を添加した樹脂から成る群より選択される一種以上を用いて製造することができる。従って、配向フィルムは、ポリエステルフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリスチレンフィルム、シンジオタクチックポリスチレンフィルム、ポリエーテルエーテルケトンフィルム、ポリフェニレンサルファイドフィルム、シクロオレフィンフィルム、液晶性フィルム、セルロース系樹脂に液晶化合物が添加されたフィルムであり得る。
配向フィルムの好ましい原料樹脂は、ポリカーボネート、ポリエステル、及びシンジオタクチックポリスチレンから成る群より選択される一種以上の樹脂である。これらの樹脂は透明性に優れるとともに、熱的、機械的特性にも優れており、延伸加工によって容易にリタデーションを制御することができる。ポリエチレンテレフタレート及びポリエチレンナフタレートに代表されるポリエステルは固有複屈折が大きく、フィルムの厚みが薄くても比較的容易に大きなリタデーションが得られるので配向フィルムの原料として好ましい。特に、ポリエチレンナフタレートは、ポリエステルの中でも固有複屈折率が大きいことから、リタデーションを特に高くしたい場合や、リタデーションを高く保ちながらフィルム厚みを薄くしたい場合に好適である。
<配向フィルムの製造方法>
以下に、ポリエステルフィルムを例に、配向フィルムの製造方法を説明する。ポリエステルフィルムは、任意のジカルボン酸とジオールとを縮合させて得ることができる。ジカルボン酸としては、例えば、テレフタル酸、イソフタル酸、オルトフタル酸、2,5−ナフタレンジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、1,4−ナフタレンジカルボン酸、1,5−ナフタレンジカルボン酸、ジフェニルカルボン酸、ジフェノキシエタンジカルボン酸、ジフェニルスルホンカルボン酸、アントラセンジカルボン酸、1,3−シクロペンタンジカルボン酸、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、ヘキサヒドロイソフタル酸、マロン酸、ジメチルマロン酸、コハク酸、3,3−ジエチルコハク酸、グルタル酸、2,2−ジメチルグルタル酸、アジピン酸、2−メチルアジピン酸、トリメチルアジピン酸、ピメリン酸、アゼライン酸、ダイマー酸、セバシン酸、スベリン酸、ドデカジカルボン酸等を挙げることができる。
ジオールとしては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ヘキサメチレングリコール、ネオペンチルグリコール、1,2−シクロヘキサンジメタノール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、デカメチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサジオール、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン等を挙げることができる。
ポリエステルフィルムを構成するジカルボン酸成分とジオール成分はそれぞれ1種又は2種以上を適宜組み合わせて用いても良い。ポリエステルフィルムを構成する具体的なポリエステル樹脂としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等が挙げられ、好ましくはポリエチレンテレフタレート及びポリエチレンナフタレートであり、好ましくはポリエチレンテレフタレートである。ポリエステル樹脂は他の共重合成分を含んでも良く、機械強度の点からは共重合成分の割合は3モル%以下が好ましく、好ましくは2モル%以下、更に好ましくは1.5モル%以下である。これらの樹脂は透明性に優れるとともに、熱的、機械的特性にも優れる。また、これらの樹脂は、延伸加工によって容易にリタデーションを制御することができる。
ポリエステルフィルムは、一般的な製造方法に従って得ることができる。具体的には、ポリエステル樹脂を溶融し、シート状に押出し成形された無配向ポリエステルをガラス転移温度以上の温度において、ロールの速度差を利用して縦方向に延伸した後、テンターにより横方向に延伸し、熱処理を施すことにより配向ポリエステルフィルムが挙げられる。ポリエステルフィルムは、一軸延伸フィルムであっても、二軸延伸フィルムであっても良い。上記配向フィルムは斜め45度に延伸されたものであってもよい。
ポリエステルフィルムを得るための製造条件は、公知の手法に従って適宜設定することが出来る。例えば、縦延伸温度及び横延伸温度は、通常80〜130℃であり、好ましくは90〜120℃である。縦延伸倍率は、通常1.0〜3.5倍であり、好ましくは1.0倍〜3.0倍である。また、横延伸倍率は、通常2.5〜6.0倍であり、好ましくは3.0〜5.5倍である。
リタデーションを特定範囲に制御することは、延伸倍率や延伸温度、フィルムの厚みを適宜設定することにより行うことができる。例えば、縦延伸と横延伸の延伸倍率差が高いほど、延伸温度が低いほど、フィルムの厚みが厚いほど高いリタデーションを得やすくなる。逆に、縦延伸と横延伸の延伸倍率差が低いほど、延伸温度が高いほど、フィルムの厚みが薄いほど低いリタデーションを得やすくなる。また、延伸温度が高いほど、トータル延伸倍率が低いほど、リタデーションと厚さ方向リタデーションの比(Re/Rth)が低いフィルムが得やすくなる。逆に、延伸温度が低いほど、トータル延伸倍率が高いほど、リタデーションと厚さ方向リタデーションの比(Re/Rth)が高いフィルムが得られる。更に、熱処理温度は、通常140〜240℃が好ましく、好ましくは180〜240℃である。
ポリエステルフィルムにおけるリタデーションの変動を抑制する為には、フィルムの厚み斑が小さいことが好ましい。リタデーション差をつけるために縦延伸倍率を低くすると、縦厚み斑の値が高くなる場合がある。縦厚み斑の値は延伸倍率のある特定の範囲で非常に高くなる領域があるため、そのような範囲を外すように製膜条件を設定することが望ましい。
配向フィルムの厚み斑は5.0%以下であることが好ましく、4.5%以下であることがさらに好ましく、4.0%以下であることがよりさらに好ましく、3.0%以下であることが特に好ましい。フィルムの厚み斑は、任意の手段で測定することができる。例えば、フィルムの流れ方向に連続したテープ状サンプル(長さ3m)を採取し、市販される測定器(例えば、(株)セイコー・イーエム製電子マイクロメータ ミリトロン1240)を用いて、1cmピッチで100点の厚みを測定し、厚みの最大値(dmax)、最小値(dmin)、平均値(d)を求め、下記式にて厚み斑(%)を算出することができる。厚み斑(%)=((dmax−dmin)/d)×100
配向フィルムの厚みは特に制限されない。例えば、配向フィルムの厚みの下限は、20μm以上、好ましくは50μm以上であり、配向フィルムの厚みの上限は300μm以下、好ましくは250μm以下である。
<透明樹脂成形体>
透明樹脂成型体は、透明性を有する熱可塑性樹脂から、公知の手法を適宜選択して製造することができる。透明樹脂成形体の原料樹脂として、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)、ポリカーボネート(PC)、ポリスチレン(PS)、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、及びポリメチルペンテン(PMP)等が挙げられる。これらの中でも、機械的強度に優れているという観点から、ポリカーボネート(PC)、及びアクリル樹脂なら成る群より選択される1種以上が好ましい。
透明樹脂成形体は、任意の形状であり得、例えば、フィルム又はシート等の平面状、曲面状、筐体又は筐体の一部であり得る。
透明樹脂成形体は、典型的に、タデーションが150nm以上ある部分が存在する。
透明樹脂成形体の厚みは任意であるが、例えば0.1mm以上又は0.2mm以上である。透明樹脂成形体の厚みの上限は、例えば、5mm以下又は4mm以下である。
透明樹脂成形体の製造方法は、特に限定されず、熱可塑性樹脂組成物について一般に採用されている成形法を任意に採用することができる。例えば、透明樹脂成形体が未延伸シートである場合には、溶融押出し法、カレンダー成形法、射出成形法、シートのプレス成形法、真空成形法、圧空成形法等を挙げることができる。透明樹脂成形体は多層シートであってもよく、延伸又は未延伸フィルムをインモールド成形、インサート成形等したものであってもよい。
透明樹脂成形体は、延伸されていなくても、成形時の流動又は歪みの名残で分子が配向している。特に、射出成型体では分子が不規則な配向を有している。これが原因となって、外光が透明樹脂成形体に照射された際に、色斑が観察されると推察されるが、透明樹脂成形体の少なくとも一方の面に配向フィルムを積層するという簡便な構成で、色斑発生を抑制することができる。
<ガラス板>
ガラス板は、建築物又は乗り物等の窓、或いは展示ケースに使用されるようなガラス板であればその材質、形状、大きさ等は任意であり、特に制限されない。ガラス板は平面状、曲面状であってよい。ガラス板を構成するガラスは、例えば、ケイ酸塩ガラスであり、好ましくはシリカガラス、ホウ珪酸ガラス、ソーダライムガラス、及びアルミノ珪酸塩ガラスから成る群より選択される1種以上であり、より好ましくは無アルカリガラスである。ガラスは一般的に耐候性に優れるが、ガラスにアルカリ成分が含有されている場合には、長期間に亘って外部環境に曝された状況で使用を続けると、表面において陽イオンが脱落し、いわゆるソーダ吹きの現象が生じ、構造的に粗となり、ガラスの透光性が悪化するおそれがある。無アルカリガラスとは、アルカリ成分(アルカリ金属酸化物)が実質的に含まれていないガラスのことであって、具体的には、アルカリ成分の重量比が1000ppm以下のガラスのことである。ガラスに含まれるアルカリ成分の重量比は、好ましくは500ppm以下であり、より好ましくは300ppm以下である。また、ガラスとして化学強化ガラス又は物理強化ガラスを使用することもできる。一実施形態(例えば、積層ガラス板を窓用ガラスに用いる場合)において、ガラス板はソーダライムガラス(ソーダガラス)で形成されたガラス板であることが好ましい。
ガラス板の厚みは任意である。ガラス板の厚みの下限は、好ましくは10μm以上、より好ましくは50μm以上、更に好ましくは100μm以上である。ガラス板の厚みの上限は、1.5cm以下が好ましく、1cm以下が好ましく、0.7cm以下が好ましく、0.5cm以下が好ましく、0.3cm以下が好ましく、好ましくは1000μm以下、より好ましくは500μm以下、更に好ましくは300μm以下である。ガラス板の厚みが大きいほど積層ガラス板の強度が上がる。一方、ガラス板の厚みが薄いほど、積層ガラス板の厚みにおける重量を軽減することができる。一実施形態においてガラス板の厚みは、透明樹脂成形体の厚みより小さいことが好ましい。これにより、積層ガラス板おける、ガラス板が占める割合が減少するため、積層ガラス板の軽量化を図ることができる。また、ガラスとして化学強化ガラスを使用する場合、その厚みは、300μm以上1000μm以下であることが好ましい。
ガラスの密度は、低いことが好ましい。これにより、ガラスの軽量化を図ることができ、ひいては積層ガラス板の軽量化を図ることができる。具体的には、ガラスの密度は2.6g/cm以下であることが好ましく、2.5g/cm以下であることがより好ましい。
このような特性を満たすガラス板は公知であり、任意の製造方法で得ることが可能である。
配向フィルム、透明樹脂成形体、及びガラス板を積層をする際には、公知の接着剤を用いることができる。接着剤の種類は任意であり、特に制限されない。
積層ガラスの構造は、上述する配向フィルム、透明樹脂成形体、及びガラス板が積層されている限り、任意である。想定される積層ガラスの好適な積層順序(構成)を下記に例示する。
(A)ガラス板/配向フィルム/透明樹脂成形体/配向フィルム/ガラス板
(B)ガラス板/配向フィルム/透明樹脂成形体/ガラス板
(C)ガラス板/配向フィルム/透明樹脂成形体/ガラス板/配向フィルム
(D)ガラス板/配向フィルム/透明樹脂成形体
(E)配向フィルム/ガラス板/透明樹脂成形体
(F)ガラス板/透明樹脂成形体/配向フィルム
配向フィルム、透明樹脂成形体、及び配向フィルムは、接着剤の他、それらの接着を促進するための機能層(易接着層)を介して積層されていても良い。
一実施形態において、積層ガラス板は、建築物の窓ガラスとして使用される。一実施形態において、積層ガラス板は、自動車、電車、船舶、及び飛行機等の乗り物の窓ガラス(フロントガラスを含む)として使用される。一実施形態において、積層ガラス板は、展示ケース又は額縁用のガラス板として使用される。積層ガラス板の形状、大きさは任意であり、特に制限されるものではなく、平面状または曲面状であってよい。
以下、実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明は、下記実施例によって制限を受けるものではなく、本発明の趣旨に適合し得る範囲で適宜変更を加えて実施することも可能であり、それらは、いずれも本発明の技術的範囲に含まれる。
<配向フィルムの作製>
配向フィルム1
固有粘度0.62dl/gのPET樹脂ペレットを135℃で6時間減圧乾燥(1Torr)した後、押出機に供給し、285℃で溶解した。このポリマーを、ステンレス焼結体の濾材(公称濾過精度10μm粒子95%カット)で濾過し、口金よりシート状にして押し出した後、静電印加キャスト法を用いて表面温度30℃のキャスティングドラムに巻きつけて冷却固化し、未延伸フィルムを作った。
上記未延伸フィルムをテンター延伸機に導き、フィルムの端部をクリップで把持しながら、温度125℃の熱風ゾーンに導き、幅方向に4.0倍に延伸した。次に、幅方向に延伸された幅を保ったまま、225℃で、30秒間処理し、さらに幅方向に3%の緩和処理を行い、フィルム厚み約100μmの一軸配向の配向フィルム1を得た。リタデーション値は10200nmであった。Rthは、13233nm、Re/Rth比は0.771であった。
配向フィルム2
未延伸フィルムの厚みを変更することにより、フィルムの厚みを約80μmとする以外は、配向フィルム1と同様にして一軸配向の配向フィルム2を得た。リタデーション値は8300nmであった。Rthは、10700nm、Re/Rth比は0.776であった。
配向フィルム3
未延伸フィルムの厚みを変更することにより、フィルムの厚みを約50μmとする以外は、配向フィルム1と同様にして一軸配向の配向フィルム3を得た。リタデーション値は5200nmであった。Rthは6600nm、Re/Rth比は0.788であった。
配向フィルム4
未延伸フィルムを、加熱されたロール群及び赤外線ヒーターを用いて105℃に加熱し、その後周速差のあるロール群で走行方向に2.0倍延伸した後、配向フィルム1と同様の方法で幅方向に4.0倍延伸した以外は配向フィルム1と同様にして、フィルム厚み約50μmの二軸配向の配向フィルム4を得た。リタデーション値は3200nmであった。Rthは7340nm、Re/Rth比は0.436であった。
配向フィルムのリタデーション(Re)は、次の通り測定した。即ち、二枚の偏光板を用いて、フィルムの配向主軸方向を求め、配向主軸方向が直交するように4cm×2cmの長方形を切り出し、測定用サンプルとした。このサンプルについて、直交する二軸の屈折率(Nx,Ny)、及び厚さ方向の屈折率(Nz)をアッベ屈折率計(アタゴ社製、NAR−4T)によって589nmの波長で求め、前記二軸の屈折率差の絶対値(|Nx−Ny|)を屈折率の異方性(△Nxy)として求めた。フィルムの厚みd(nm)は電気マイクロメータ(ファインリューフ社製、ミリトロン1245D)を用いて測定し、単位をnmに換算した。屈折率の異方性(△Nxy)とフィルムの厚みd(nm)の積(△Nxy×d)より、リタデーション(Re)を求めた。
また、リタデーションの測定と同様の方法でNx、Ny、Nzとフィルム厚みd(nm)を求め、(△Nxz×d)、(△Nyz×d)の平均値を算出して厚さ方向リタデーション(Rth)を求めた。
<透明樹脂成形体の作製>
樹脂として、熱変形温度140℃の住友ダウ(株)製のポリカーボネート樹脂「カリバー301−10」を用いた。この樹脂を押出機にて溶融混練し、フィードブロック及びダイの順に供給した。そして、ダイから押出した溶融樹脂を、対向配置した第1冷却ロールと第2冷却ロールとの間に挟みこんで成形及び冷却し、厚さ0.5mmを有する単層構成の樹脂板を得た。これを透明樹脂成形体として積層ガラス板の作成に用いた。
透明樹脂成形体のリタデーション(Re)は、KOBRA(21ADH、王子計測機器(株)製)を用いて、波長589nmにおけるリタデーション値を測定した。
<積層ガラス板の作製>
透明樹脂成形体の片方の面に粘着剤を介して、上記の配向フィルム1、2、3又は4を貼り合わせ、樹脂積層体を作成した。次に樹脂積層体の配向フィルムが積層されている面側に、粘着剤を介して、ガラス板(厚み5mm)を積層し、積層ガラスを作製した。比較対象として、配向フィルムを用いずに透明樹脂成形体に直接ガラス板を積層した積層ガラスを作製した。
<色斑の評価試験A>
積層ガラス板の平面に対して、一方の面側に太陽光の代替として自然光LED(CCS製、自然光LED EXLN-NW022050E11JW)を配置し、もう一方の面側から積層ガラス板の表面を、正面及び斜め方向から観察し、下記の評価基準に従って評価した。積層ガラス板は、ガラス板が透明樹脂成形体よりも視認側となるように配置した。
<評価基準>
◎: 色斑は観察されない。
○: 薄く色斑が観察されるが視認性に問題なし。
×: はっきりとした色斑が観察される。
評価結果を下記の表1に示す。
Figure 0006763370
表1に示される通り、配向フィルムを積層していない積層ガラスでははっきりとした色斑が観察されたが、配向フィルム1〜4のいずれかを積層することによってその色斑が解消されることが確認された。また、配向フィルム1又は2を用いた場合には、より顕著に色斑が解消されることが確認された。
<色斑の評価試験B>
積層ガラス板のガラス面に、ガラス面の法線方向に対し45度斜め方向から太陽光の代替として自然光LED(CCS製、自然光LED EXLN-NW022050E11JW)の光を照射し、その一部がガラス板表面で反射した状態で、積層ガラス板の平面に対し自然光LEDを配置した側と同一側から、積層ガラス板の表面を正面及び斜め方向から観察した以外は、上記色斑の評価試験1と同様に評価した。
評価結果を下記の表2に示す。
Figure 0006763370
表2に示される通り、積層ガラスのガラス面に斜め方向から太陽光が入射する場合も、配向フィルムが積層されていない積層ガラスの場合は、虹斑が観察されることが確認された。一方、配向フィルム1〜4のいずれかを積層することによって、その色斑が解消されることが確認された。また、配向フィルム1又は2を用いた場合には、より顕著に色斑が解消されることが確認された。
積層ガラス板は、例えば、一般建築物及び高層ビル等の窓材、屋根からの明かり採り、農業用温室の被覆材、自動車及び電車等の乗り物等の窓材等に好適に使用することができる。

Claims (6)

  1. 3000nm以上150000nm以下のリタデーションを有する配向フィルム、
    リタデーションが150nm以上である部分が存在し、厚みが5mm以下である、未延伸透明樹脂成形体、及び
    ガラス板、
    が積層した積層ガラス板。
  2. 透明樹脂成形体がアクリル樹脂、及びポリカーボネート樹脂からなる群より選択される少なくとも1種の樹脂で形成される、請求項1に記載の積層ガラス板。
  3. 配向フィルムがポリエステルフィルムである、請求項1又は2に記載の積層ガラス板。
  4. 建材用である、請求項1〜3のいずれかに記載の積層ガラス板。
  5. 乗り物用である、請求項1〜3のいずれかに記載の積層ガラス板。
  6. 3000nm以上150000nm以下のリタデーションを有する配向フィルム、
    リタデーションが150nm以上である部分が存在し、厚みが5mm以下である、未延伸透明樹脂成形体、及び
    ガラス板、
    が積層した窓ガラス。
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